
総合評価
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powered by ブクログすごい人。叩かれることは多いはず。命の危険を感じたこともあるはず。それを乗り切って、長く週刊文春の編集長をやってきた人。相当、すごい人だと思う。
6投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近も何かと話題を提供し、今最も影響力を持つ媒体の編集長の仕事術ということだが、術の詳細は伏せられている。考えてみれば本当に結果を出している実績のある組織が具体的な方法論や蓄積されたノウハウを明かすわけがない。従って当たり障りのない範囲内で過去の回顧録を中心に編集方針や方向感を伝える情報に終始していて内容自体は大したことがなく、自己啓発でもないし未開陳の機密情報めいたものも書かれていない。 しかし、この当たり前に感じる内容こそどれほど難しいか。それは個人の生き方、ライフスタイルまでも規定し、確実に限られた特殊な人材にしか務まらないことがわかる。 エリートで構成された諜報的組織のようなイメージで語られることも見受けるが、本著を参考にすればその実態はスクープ記事職人であり、編集長はさしあたり親方か棟梁か現場監督のような立場であるようだ。編集部の規模は意外に大きくなく、50強の人数で社員は10人でそのほかは一年契約のフリーランスみたいな構成らしい。(うろ覚え) 仕事の厳しさについては直接触れていないものの間接的に窺えるダイハードな業務は機転やタフさがないとこなせないことが想像でき、自分のような斜に構えてわかったつもりになっている者は役立たずの無能扱いされ潰れるだろう。こういう世界では口より結果を出さないと居場所が無い。 なによりもゴシップを追っていてもゴシップに追われない強靭なメンタルが求められる。ゲス不倫のLINEの内容を手に入れて、「こんなものを公開する意義はあるのか?」と自我の緊急アラートがなり、存在意義が真空に近付いていくようなことでは全然駄目だ。 「一体なぜこんなことをしているのか」という疑問を持たず《論よりファクト》の底無しの信念の元、目的だけを遂行する、他の動機の一切合切を無視できる無神経さが必要である。 と、思うのだが、本著で説明している理由は、人に興味があるだとか人が好きだとか、業に関心があるだとかヒューマニズム的な調子のメッセージ性を帯びており、取り立てて義憤や正義感でやっているわけではないという趣旨は全体的に欺瞞に満ちていて胡散臭い。 文春側が社会正義的に断罪したいわけじゃなく、ただ真実を伝えたいのだとしても、情報提供者には復讐や義憤などの動機があるだろう。 その代わり展開される単に面白ければいい記事が当たればいいという主義主張は、特に理由が無くてもいいと同義である。しかし著者の言う人との関わりの価値観と矛盾しているし、このような仕事を継続するからには何かしらの意味を求めているはずだ。 やはり、スクープ記事で世の中が右往左往すること、大衆を扇動してそれが成功することに喜びを覚えはしないだろうか? 文春砲と謂うが確かにこの人はこういう事をしたと言っているだけで攻撃はしていない。 しかし単純な大前提として、何も問題行動の無い人物を追跡したりしないし記事にもならない。それ以前に標的にならない。つまり良いか悪いかは記事を出す前に決定しているので、そのことを我々は判断しないという論旨は詭弁である。 放火犯に燃料を提供――あるいは反対勢力に武器を供給しているのに、それ自体には目的や主体性はなく、真実を暴露してその処置は世間に任せるという趣旨の主張はどうしても発生してしまう責任を遠ざけておくための偽装に見える。 文春の情報が無ければ当然その話題も存在しない。考え方としては文春側がはっきりと問題であると主張し、それを受け取った側が良いか悪いか判断するという方が本当は適切なのではないだろうか?しかし、あまりにセンセーショナルなスクープを連発して絶対的な存在になったことからそれは難しくなっている。仮に反対意見があるとしてもそれは新たな燃料にすぎない。 別に文春が駄目だというわけではなく、このような弁解気味の本を書くべきじゃなかったと思う。あまり語りすぎると疑わしくなってくるのだ。出版意図は不明で弁解がテーマであるとしか思えない。別に弁解する必要はないのだが、なぜそうなったかは受け手の反応にあるような気もする。 そもそもなぜタレントのスキャンダルなどを批難や断罪しなければならないのだろうか?例えば今盛り上がっているN氏の性的暴行疑惑や関連するフジテレビの女性アナウンサー接待疑惑などは自分には遠い世界の出来事であり、問題が解決してもなんら影響を及ぼさない。特に興味も無いテレビ局とタレントが消えるだけだ。 テレビ局とタレントが修正されたとして生活が良くなるわけではないし、こうした話題で盛り上がること自体が改善とはほど遠い気がする。 いつも思うがどうして文春などが記事にする前に当事者同士で決着しないのだろう?大体、不正発覚と更正プロセスの起点が週刊誌になっている時点で記事を書かれた対象は解決すべき問題だと端から思っていないし、ほとんどの問題において社会や組織は根本的に解決する能力や機能を有していないことを示している。いわばスクープは無視し続けた不正や悪事に対し強制執行がなされた結果であり、その段階に達しているのに根本的な原因について論争して、そうやって糾弾し続けなければ問題自体が消滅してしまうなんておかしな話だ。まだインターネット空間だけで現実ではあまり観測されないが、まるで多勢を犠牲にして災厄を鎮めるような儀式のようである。自分の人生をその出来事に充当する犠牲者が増えないと最初の犠牲者は救われないとでもいうようなことではプロセスとして破綻している。 本書を参考に考察した文春のスクープとは事件を摘発するような範疇のことではなく過去の出来事があるタイミングで――たいていGOサインが出た時だろう――情報の壁をすり抜け大海に流出する、納税義務みたいに納得の行く説明はできないけどなぜかそうなっている、そういう自然災害的な性質のものである。だから人徳云々は関係なしに相手も降参するしかないのだと思う。 華氏451度という全体主義社会をテーマにしたディストピア小説にこんなセリフがある。 《聞いたでしょう、怪物どもが怪物の話をするのを。ああもう他人のことや子供のことや自分たちのことを、あんなふうにぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。だんなのことや戦争のことも、あんな調子でしゃべりまくって。ここで聞いても信じられませんよ!》 これは編集された情報を搾取し続け、与えられた思考の方を選択した多数派の人々の無謬性に違和感を覚え徐々に疏外されて少数派になって行く主人公の吐くセリフであるが、この小説に出てくる本を燃やす組織は現在においてなんであるか?それは作中の言論や思想の自由を弾圧する組織ではなく文春やむしろ本を執筆する者かもしれない。たとえば文春のスクープを元に動画を作り収益を得ている者は確実に該当するだろう。 最近読んだAIと子供の将来についての本が、AIでなんでも可能になる、AIに付いていけない者は落ちこぼれるとの趣旨で、あまりに目茶苦茶な論法が展開されていてひどすぎる内容だったのだが、感想を見ればためになったなどと高評価な意見が多かった。論理展開や文脈に関わらずなにか説得力ありげな人物がこれはこうであると強く主張すれば人々は信じてしまうしそれが多数派ということだ。その本の場合、事実はともかくAIで未来はバラ色になる説側が多数派を装いAIに賛同しなければ利益を得られず少数派の底辺になってしまうぞと不安を煽り、少数派になりたくない人々はその主張に賛意を示して安心するわけである。 結局、人々は自分にとって都合が良いか悪いかで判断する。理想はともかく編集長のいうフルスイングとはこの多数派の意向と一致させることだ。それは多数派が喜ぶ情報を注入して利益を得ている業者的と言えるのではないだろうか。 本書内でも公言しているが反権力ではなくむしろ権力と密接で、なぜか高く評価しているらしい安倍晋三に不利な情報は決して出てこないし、探さない。多数派は喜ばないしスキャンダルとして価値がないとみているからだ。予備的な価値は文春が事前に決めているし、安倍晋三界隈のようにネタの規準にはしっかり限界がある。 こう見ると決して純粋に面白い事だけを追及している状態とは呼べないだろう。 世間一般では文藝春秋の看板はもはや週刊文春であるが、文藝春秋社の新入社員の間では週刊文春編集部への配属は服役だとか刑期だとか言われているらしく、他の部署がしょぼくて存在感の無いわりに社内では等閑視されているようだ。 文学界のリーダー的な意識が支配する由緒ある文藝春秋社内では、低俗なゴシップを扱う週刊文春は高尚ではなく二流扱いとなり、なるべく関与したくないと思われているのではないか。 例えば、自分の子供が「将来週刊文春の記者になる!」なとど言い出したら大半の親は「こいつ、血迷ったか」と不審になるだろう。ほぼ誰もがその実力を認めながら誰もやりたがらない仕事が週刊文春の記者である。そう考えると極力出さないよう抑えていながらも自慢と自負が見え隠れする内容にはそのあたりの思惑と苛立ちが滲み出ているような感じもする。他のゴシップ媒体のように妄想を並び立てているわけではなく、数々の実績を残し、ファクト第一主義の信念があるなら別に意思表明の必要はないと思うのだがなにか後ろ暗さを繕っているように感じる。 ベッキーのセンテンススプリング発言は意図せずこうした文春の持つ隠れた業者性、欺瞞、自己撞着、後ろめたい低俗性への揶揄を暗示していて、内心はプライドを刺激され半ばキレたのではないだろうか?だから報復的にお前は間違っていると反省文の提出を提案したのではないか。 別に文春を否定したいのではない。かといって社会的に要求された存在とも絶対的な正義とも必要悪とも思わない。文春に狙われるので悪事をしない、不貞をしないなどとなるわけはない。 重要な法案をこっそり通すためにスクープ記事がでるなどとよく噂されるが、政治家、官僚、警察、財界などの権力中枢と意外なほど連携していて、それは可能であることを暗示している。文藝春秋は戦争に協力した理由で過去解散しているが、小林秀雄の本を参照に本書を読むと結局戦前と体質や手法は変わっていないことがわかる。 世間を賑わす文春のスクープ記事というのは、ハンターが埋蔵金を見付けるとか獲物を仕留めるといったような偶発性に頼るものではない。シナリオ通りの出来レースとは言えないが、出すネタと出さないネタを選んでいるしかなり仕込みに近い。 そもそも出来事は全て過去のことで、予定調和的な構造の中に予め収められていてそれがある種必然的に公開されているだけだ。新聞やTVなどの大手マスコミはその構造自体を構成するフレームであるので構造の外ヘは出られない。 文春が良いか悪いか、存在の是非ではなく、単にこの情報流出過程のサプライチェーンがあるというだけの話である。 例えるならば、TVや新聞は巨大ショッピングセンターで、文春は一本釣りのマグロ漁師に一見見えるが、魚屋だ。養殖の生簀の中に他と違った突然変異した魚が泳いでいる。それを生簀を管理する養殖業者が発見し文春という魚屋に市場を通さず直接持ちこみ、文春は珍しくて貴重な生きの良いネタが取れましたと店頭に出す。このシンプルで感知され難い専門性に特化した流通経路が突出した文春のスクープを生んでいる。注意したいのは文春はあくまで魚を売っているだけであり、料理はしないことだ。 論よりファクトというが、ファクトを料理するのは世間であり、最終的にはファクトなんかどうにもならずどちらの論を取るかという判断になる。ファクトを元に判断が下されるといった例は少ない。素材そのままなんてとてもじゃないが食べられない。 なぜ大手マスコミを使わないかと言うと、ジャーナリズム的に結束していないことになっているからだ。だから抜け穴的に文春にネタが持ち込まれるのだろう。ビルや家を建てようと工務店に依頼するのと同じように、政治・財界関係者やマスコミ、警察関係者などが文春にネタを握らせ暗にゴシップ記事作成を発註するのである。 しかしこの関係性の構築こそハードルが高く困難であり普通の媒体ではできない。老舗ブランドと他媒体では面倒くさがってやらないことまでする気概のある職人という特質が合わさってこそ成せる業績だ。編集長や個々の能力もあるだろうがそれが文春一強の主な理由だろう。本文にあるように仕事自体きついからほとんど一年契約や請負なのだろうし、普通に考えると編集部の入れ替わりは激しく個人の能力だけが理由とは考えづらい。仮に個人の能力の割合が大きい場合、それは属人的と言え、若い世代は職人的作業を嫌うし鍵を握る人物の退場とともに勢いも無くなると思われるが、何度も言うがそういう仕組みになっているので、量や質は落ちるかもしれないが人事の変動によってスクープが無くなる心配はしなくていいだろう。 相対的に低評価になっているTVや新聞、他のマスメディアも文春と同じような部門を作れば、勢力の均衡、既存の情報流出チェーンの崩壊とともに一大ジャーナリズム時代の到来が訪れるだろう。それこそがほんとうの脅威、真の変革であるが、決してそんなことは起きないと本書を読んで感じた。成し遂げるには基本的にこの本に書いてあることを真似すればいいだけだが、やはり特殊で難しいのだ。だからどの媒体も文春以上にはなれず後ろを付いていくしかない。
0投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログ文春の報道は好きになれないが、仕事に対する考え方や意識の持ち方などはビジネスマンに有用だと思った。マネージャー層にオススメ。
1投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ下世話な話メインだと思ったら熱い話が多く別の方向ではあったが楽しめた。 また、自分の仕事とのやりがいや熱量の部分のマインドの蓄積も出来た。 思った以上の傑作。
0投稿日: 2024.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
深い付き合いをしなければ、本当の情報は取れない。 SNSの普及で、人間関係がストックからフローに変わってしまった。
0投稿日: 2022.02.04
powered by ブクログ週刊文春の内側が知りたいと思って読むと違うかもしれない。ヒットメーカーが自らありのままに仕事を語る本と捉えると面白い。 ビジネス用語は全然出ない。でも本質。自分の頭を使って仕事をしてきた人の、経験に裏打ちされたその人が最大に輝くノウハウ。それが分かる。 他人のふんどしで仕事をせず、自分を背負って仕事すると楽しいんだなと再認識できた。明日からも頑張ろうと思える。
0投稿日: 2021.12.29
powered by ブクログ2021年63冊目。満足度★★★☆☆ マスコミという特殊性や「週刊文春」の内情を知ることができるという面もあるが、同じ「仕事」をやる上での「共通性」も感じた。長く本棚に置いておくというよりは一度読めば良いだろう。
0投稿日: 2021.12.07
powered by ブクログ「2016年の週刊文春」があまりに面白かったので読んでみたが、ネタがもろ被りで新鮮味がなく、前掲書がすべてを包含した上に本書より数倍出来が良いので、まあ読まなくても良かったかな。
0投稿日: 2021.09.11
powered by ブクログ面白かった。編集長の「number」在籍時代の話が面白かった。というか「number」って文藝春秋の発行だったんだ。裁判の話があって、文春側が勝った話が多かったが負けた時の話が知りたかった。いくらぐらい賠償金を支払うんだろう?
0投稿日: 2021.06.26
powered by ブクログ我々がするのはあくまで「ファクト」の提示である。 メディアの武器は、論よりファクト。それこそが報道機関による権力との戦い方である。 「世の中の人が興味を持っている人物や事件」について「建前やきれいごとではない本音の情報」を「なるべく本質に迫るような内容」で「わかりやすく」、ときに「おもしろく」提供していくこと。それが週刊文春の仕事だ。
0投稿日: 2021.05.21
powered by ブクログ文春の記事の生産体制から、スクープという目的に特化した組織と評価指標の作り方。 自分たちの本質的価値であるコンテンツを軸に360度で収益化する体制を作り上げていくのはメディア運営として汎用的な内容も多く仕事に活かせる。 文春特有のと言うよりは、本来他の雑誌メディアでも近しい運営を行うべきとは思うが権力や親会社からの圧力で記事が潰されてしまうかどうか、裁判に対する向き合い方など、全ての「やらなければいけない事を絶対にやる」という意識を感じる。
0投稿日: 2020.06.18
powered by ブクログきっと仕事のできる人なんだろう でもなんだろう、そもそもスキャンダルとか必要なの?そんな人の人生まで変えて と思っている私には、なんか自分のやっていることを「人間ってもっとチャーミングなもんなんだよね。それを知らせないと」みたいな言葉で正当化しているのが、居心地悪かった
0投稿日: 2019.12.29
powered by ブクログ「週刊文春」編集長の仕事術 著:新谷 学 週刊文春がやっていることは、極めてシンプルである。毎週いいネタをバンバン取ってきて、「フルスイング」する。スクープを連発して部数を伸ばし、世の中の注目を集める。いいものを作るために全身全霊を捧げる、という「正攻法」でここまえてやってきている。 著者は何より人間が好きだという。人間が織りなす数々のドラマは本当におもしい。毎週「人間が主役」の週刊文春をつくることは、本当におもしろい。そのおもしろさを伝えたい。それぞれのバッターボックスで「フルスイングしてみようか」という気持ちになってくれたら著者として最高にうれしい。 本書は以下の6章から成っている。 ①すべてのビジネスは「人」から始まる ②予定調和はおもしろさの敵である ③難攻不落の相手から「yes」を引き出す ④ヒットを生み続けるチームはこう作る ⑤リスクを恐れず壁を突破する ⑥「売れない」時代のマーケティング 著者が大切にしてきたこと。これからも大切にしていきたいことを体系的にまとめていったら結果として体系的な優れた現場視点での仕事術本が出来上がりましたというような見事な作品。 アカデミックな視点ではなく、現場レベルから生まれた一冊。普段必要だから使っていた雷の呪文が他人がみたらそれギガデインやで。それ魔王にめっちゃきくやつやで。と知らず知らずに最強の呪文を自分で覚えてしかるときに唱えて効果を出している感じ。 本書ではさらりと書いてある「修羅場」。 少し深堀するとおそらく夢に出てきて一生脳裏から離れないような瞬間も多いと思うほどおぞましいものもあると思う。それを乗り越えて糧にいくたくましさは生まれ持っての能力とそれだけではなく培った能力の賜物でもあると思う。 生きている業界は違えどもそれだから多くの気づきと衝撃を与えてくれた。
0投稿日: 2019.06.16
powered by ブクログ昨今、文春砲なるスクープで話題をかっさらうのがお馴染みとなっている週刊誌の 編集長の仕事へのポリシーが書かれた一冊。 本人が書かれているのでどこまで自分に対してもファクト主義なのかは わからないが、週刊誌のスクープに取り組む姿勢はやはり他誌とは一線を画す 考えを突き通してるとは感じる内容。 マスゴミと言われるメデイアも多くなってきている中で ポリシーを貫き、取材相手とも渡り合うことは興味深い。
0投稿日: 2019.06.12
powered by ブクログ週刊誌記者、編集者の働き方が気になっていて、この本は去年頭くらい?週刊文春がまさにノリノリだった時に発刊されて気になっていました。実際に今の働き方に当てはめるのは難しい箇所もありつつ、根底にある関係者を大切にする姿勢はどんな仕事にも共通しそう。にしてもすごいなーという印象。若いうちだったら経験してみたかった。
0投稿日: 2019.03.08
powered by ブクログ文春砲と言われるスクープ記事に、私は興味があったりなかったりだが、これをやってる中の人はどんな人で、何を考えているのか、その点には興味があった。 記事を書く上での基本的な方針から、編集部としてのチームプレイと編集長としての姿勢等々。そのあたりももちろんおもしろかったが、一番最後の「売れない」時代のマーケティングの章が非常に興味深かった。こちらはまだ発展途上で試行錯誤をしているのだが、その経緯が書かれていて、ネット時代に紙メディアがどう取り組むのか、マスコミやメディア関係じゃなくても参考になるのではないだろうか。 それ以上に、しばしば出てくるフルスイングという言葉。全力を出して、真摯に、真剣に取り組めということだが、その姿勢がクリティカルヒットとなる文春砲を生み出すというわけだ。私自身、最近フルスイングで物事にあたっていないなぁと反省した次第でありました。
1投稿日: 2019.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
凄い人が共通しているのは肩書で人と付き合わないということ。世の中の空気を知るためには思い切ってバットを振る。 人間関係はギブアンドテイクの積み重ね。相手に自分のために、この人はこんなことまでしてくれたと伝わるまで尽くすのだ。
0投稿日: 2019.01.03
powered by ブクログ●2017/05/29 蔦屋家電 ★この人と仕事がしたいという人を見つける ★デキる人ほど、レスポンスが早い(社交辞令の約束はしない)
0投稿日: 2018.10.24
powered by ブクログ週刊文春の編集長が、仕事のノウハウを述べたもの。大手雑誌編集長だけあって、大きな組織を切り盛りし、維持発展させている努力は並々ならぬものがあり、仕事に対する熱意や仕事術には参考となることが多い。ただし、結局は、スキャンダルを追いかけることに熱心なだけであって、社会に何の役に立っているかは大いに疑問。政治家にしろ芸能人にしろ、大物の足を引っ張ることにしか生きがいを感じていない組織はおかしい。世界や日本、社会をよくするためにどうするのかといったビジョンは全くなく、逆にそのような社会のために頑張っている人や組織をいかに潰そうかと考えているようでならない。週刊文春のように、くだらないことしかしていない組織にお金を出し続ける人はいないだろうから、衰退していくのも目に見えているのではないか。 「(スキルやノウハウと無縁)世の中で起こっている様々な出来事、あるいは話題の人々を「面白がる」気持ちがスキルやノウハウよりも大切だ。世の中の空気を肌で感じ、あらゆるモノゴトに敏感になること。それが、すべての原点である」p5 「取材源の秘匿は何よりも厳しい掟」p24 「苦手な人と立て続けに会っていると、自分のテンションも落ちてくる。疲れてしまう。やはり、会って元気が出る人と会いたいものだ」p39 「バットは振らなければ絶対ボールには当たらない」p44 「おもしろいことに、肩書きが外れても人間同士の関係を維持するタイプの人の方が、その組織の中で圧倒的に出世しているということである」p49 「組織というのは大きくなるほど「結果が読めない」ものに対して臆病になるのが普通だろう。売上が立つのかどうかわからないものに投資することを嫌う」p72 「「マルコポーロ」は95年2月号で「ナチのガス室はなかった」という記事を掲載した。程なくしてイスラエル大使館から抗議が来た。ユダヤ人団体による広告引上げキャンペーンなどがあり、結局雑誌は廃業してしまった」p167 「リーダーの首は組織を守るためにある」p185
0投稿日: 2018.10.21
powered by ブクログ不倫や過去を暴露して文春砲と称されるスクープを連発している週刊文春に対しては正直あまり良いイメージはない。 しかしこの本を読んでみるとなるほどと思える部分も多い。 考えてみたら文春の記事を読んだことが一度もない。 興味がないから、好きになれないからと言って避けるのではなく、今度、もし気になる記事があったらまずは読んでみようと思います。
0投稿日: 2018.08.22
powered by ブクログスクープを連発して、週刊誌の先頭を走り続ける文春の編集長。一昔前のテレビディレクターのように、イケイケな感じの人かと思いましたが、仕事の進め方はいい意味でとても、普通な感じでした。 とはいえ、自分が目をつけられたり、書かれたりするのは本当にいやです。そして、新谷編集長自身も感じているように、叩いていいとなったら徹底的にたたきまくる世の中になってしまったことも同感です。 お金を出して文春を買うことはありませんが、ギリギリの線で仕事をしつづけるリーダーのあり方を学ぶには、とてもいい本だと思います。
0投稿日: 2017.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
P209 なぜ冤罪が多いのか?➡元警察庁長官「白くなる捜査をしていないから」 松本清張「週刊紙は生体解剖だ」➡切れば血が出る、失敗したら生命にも関わる。
0投稿日: 2017.09.19
powered by ブクログ人間対人間でとことん付き合う 直接会う 時には図々しさも必要 出会いを大切に、こまめに会う 人を紹介する トップが関心を持っている相手、好意を持って相手は誰か見極める 相手の褒められたいポイントをしっかり踏まえて話を進める 敬意は表しても迎合するな 折に触れてこちらから積極的にアプローチをすることが大切 ひとつの事象でもいろいろなアプローチがある 実現できたらおもしろいなと思ったらまずやってtwみる 大切なのはどうなるではなくどうする 何のために働いているのかを常に考える 目指すゴールが明確だと目の前の仕事に取り組む姿勢も変わってくる
0投稿日: 2017.08.06
powered by ブクログなるほどな、と思わされることばかりが記されている。 本来は黒子であるべき人物が表立って、 このようなノウハウ本を出版することには批判もありそうだが、 逆にそれを開陳してくれるのはありがたいかぎり。 もっとも、“そうはいっても真似できないよね”というような、 自負があるようにも思えてならないが・・・
0投稿日: 2017.06.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「仕事術」ということで、読んでみました。 おそらく多忙であろう週刊文春の編集長さんが、サクサクと仕事をこなすワザを学べるかな、という期待で。 私もあれこれ優先順位をつけて、効率よく、かつ、質の高い仕事をしたいと思いまして。 前半は、共感することだらけでした。面白くなければ、いい仕事はできないと私も思います。結局、スキルやノウハウじゃないんですよね。 そして私も「会ったら元気になる存在」であり続けたいと思います。そして信用は大切に。 最後に、大変失礼ながら、週刊誌の記者さん、編集者さんに対して、私は偏見を持っていたと思います。読者の求める記事が興味本位、その興味をあおるのが週刊誌、と思っていました。 「これは伝えなければならない」という信念をもってお仕事をされていらっしゃったことがよく分かる1冊でした。これから週刊誌の記事の見方が変わると思います。
0投稿日: 2017.06.21
powered by ブクログ今や文春は新潮と並び日本の政治を動かすメディアになっていて、すねに傷を持つ人間はいつスクープされるか戦々恐々としているのでないだろうか。本書はその文春の編集長を務めた新谷さんが、人とどのような関係を築くか、リーダーとして何をすべきでなにをすべきでないか、部下をどのように掌握するかを語った本。一般の会社の上司が読んでも役に立つ本だ。ただ、先のベッキーの事件などはあそこまで必要に追い詰める必要があったのだろうかという疑問は残る。政治家の色恋沙汰にしても、昔はこれほどとりあげたりしなかった。ちゃんと政治家として勤めていれば、私的なことには目をつぶっていたのではないだろうか。今なら籠森さんの事件での安倍夫人や政府の関わり方をもっと執拗に暴いてもらいたいものだ。
0投稿日: 2017.05.17
powered by ブクログ綺麗ごとばかりになりつつある今、この考え方は潔い。人は面白いもので、見えているものとは違う一面がある場合もあると提示すると。東洋経済の記事の並べ方などに関しては著者のいう通りだなぁ。
0投稿日: 2017.04.30
powered by ブクログ花田さん以来の有名週刊文春編集長の仕事術。 前半部分の情報人脈、企画発想、依頼交渉の部分は読み応えあり。 考え方として参考になる。
0投稿日: 2017.04.25
powered by ブクログ20170419 仕事術という内容なのだが章立てにストーリー性があるため、読み物としても面白い。仕事の参考になる事も多いと思う。
0投稿日: 2017.04.19
powered by ブクログ清諾合わせて人間は面白い、という価値観には合意するが、現在の日本での各種報道反応へのを見ていると、面白い、で済ませるほどの度量はないように思われる。読者側のモラルだなぁと痛感する。仕事への姿勢、イノベーティブな姿勢には学ぶことが多い、楽しめる仕事を我々もしていきたい。
0投稿日: 2017.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「 SNSが普及したことで、人間関係も「ストック」ではなくて「フロー」になっているように思う。多くの人とつながっているように見えるが、個々の人間関係はものすごく浅い。だから、いざというときに力になってくれる人が実はあまりいないのではないか。やはり基本は会うことだ。それが難しいときは電話で話す。今では原始的と思われるような関係性をいちばん大切にしている。」 新谷学さんの『「週刊文春」編集長の仕事術』という本からです。 新谷さんは1989年に文藝春秋に入社、「Number」、「マルコポーロ」、「週刊文春」の記者、編集などを経て、2012年より「週刊文春」編集長に就任。 本書は長年出版業界に在する新谷さんならではの仕事術を余すことなく書かれたものです。 週刊文春といえば、数々のスクープ記事を連発し、それは「文春砲」とも呼ばれ、政治家や芸能人の行く末を左右することもしばしばです。 そんなヒット連発の週刊文春編集長の仕事術は、とても興味深いものでした。 そんな中でもやはり基本で且つとても大切なのは人との関係です。雑誌となると生きた情報を得なければなりませんが、生きた情報をもたらしてくれるのは、やはり人です。 人との関係性を有意義にするために新谷さんが大切にしている考え方が冒頭の言葉になります。 これはとても共感ができます。 私は雑誌の編集者ではないので、情報収集が目的ではありませんが、メールでなく直接話すことでお互いの信頼感が増幅するものと思うからです。 なので、この言葉はとても共感できました。 それ以外にも「なるほど」と思わせること満載です。 ぜひ読んでみてください。
0投稿日: 2017.04.12
powered by ブクログおもしろかった。スクープを連発している週刊文春のめざすビジョンであったり、仕事の仕方であったり。実際に記事になったスクープがどのようにしてできたのか、実名をだせるものは実名を出して書かれている。ちょっと週刊文春を見る目が変わった。
0投稿日: 2017.04.06
powered by ブクログ「熱い」1冊です。週刊文春は売れている反面、批判の矢面に立つことも多くなってきたので毛嫌いしている人も多いかもしれない。でもこの編集長の姿勢はどんな仕事にも通じる。
0投稿日: 2017.03.26
