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僕は長い昼と長い夜を過ごす
僕は長い昼と長い夜を過ごす
小路 幸也/早川書房
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総合評価

65件)
4.1
17
29
11
1
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    再読。 もう一度読みたくて、図書館で読んだ後購入。 主人公が兄弟をとにかく愛して大事に思っているところが好き。 ストーリーもどんどん意外な事実が明らかになっていくので、気になってどんどん読み進めてしまう。多少、ご都合主義なような感じもしないでも無いけど。

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    まぁまぁ面白い。 しかし、主人公の特異体質があまり有効に描かれていないように思う。 本作はナタネの物語なのだろう。 暇つぶしにはちょっと長編な気がする。 悪くはないが、ページ数の割りに感動はない。 星は3.5くらいか。

    0
    投稿日: 2025.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    50時間起きて20時間寝る男、森田明二。札幌の刑務所に近いところに実家があり兄と妹がいる三人兄弟。実家はモリタ金属加工所を営んでいた。小さいころから父親の暴力に遭い母親は失踪、父親はその後、殺害されるという身の上。父親を殺害した犯人は見つかっておらずもう少しで時効を迎える。都内のゲーム開発会社に勤めていて、ひょんなことから2億円入りのゼロハリバートンを手にする。 そこから物語は札幌に舞台を変え、経営が苦しくなったモリタ金属加工所の再建と2億円を奪還しようとする者、強奪しようとする者にたいし、チームを組んで対応していく。 まあ、結構撒かれた伏線があって回収される度に「ああそうだったのか!」と思わされることがあり面白く読了した。

    0
    投稿日: 2023.08.29
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    50時間起きて20時間寝るという設定が生かされてないような…7回死んだ男みたいな感じかと思ったら全然違った 強奪屋とかゲームの思考でハードボイルド風にしたいのかもしれないけど、なんかうわっぺりでワラワラやってるだけのような…結末だけ作っていたようで、途中よく分からないまま終わってしまいました

    0
    投稿日: 2022.11.22
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    結局、色々と明かさないまま終了してしまった。 ボリュームある作品でそれはやってはいけないと思うのだが。 話自体はオーソドックス。

    0
    投稿日: 2022.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2億円を手にしてしまったことで随分と長い話になったもんだ。最後のナタネがメイジに出会った話は感動した。甘党になったのもあれがきっかけとは。

    0
    投稿日: 2022.08.22
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    50時間起きて20時間寝るという病に犯された 明二 病状を逆に使って どうにか生活を営んでる。 ある日 明二が事件に巻き込まれる。 それから ストーリーが激しく展開していく。ワクワク ドキドキが止まらない ところが 一転  思い切り泣かされてしまった。 他の作家の作で申し訳ないが スロウハイツの神様に似た 私の1番弱い所を突いた。 娘達にも読ませたと 思った。

    0
    投稿日: 2021.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一見ハードボイルドタッチ。それぞれが意外な成育歴を持ち、それが関連づいてチームを作る。それに対して攻撃側の人物像が雑というかはっきりしないかな。大部な割にサクサク読める。ワゴンシリーズなどにはないキャラ立ちがしている登場人物。ナタネ氏は超人的な切れ者。

    0
    投稿日: 2021.09.07
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    なんか設定やら色々トンデモな内容やったけど、きっと最後はハッピーエンドって雰囲気が漂ってて安心して読めた。 わたしもナタネさんに守られたい!

    0
    投稿日: 2020.11.14
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    非二十四時間睡眠覚醒症候群の主人公。 五十時間起きて二十時間眠る。 そんな、ゲーム制作会社に勤める男の子。とは言え、三十路ちょい。 ある時、そんな特異な体質から探偵まがいの素人に毛の生えた尾行を任される。 物語は進み、家庭環境の複雑さ、虐待ありきの父失踪、母蒸発。 小路幸也氏の王道、成長小説はぶれないね。 ミステリ的なトラックの上下はさて置き。 PTSDもありがちではあるが、高度経済成長期に下町ロケット宜しく、自分の倅に工場を継がせたい、その一心であったが無精子症。そこで、取り憑かれた親父は、戦友に、自らの八千代を残すために、我が妻を抱いて子を宿してくれと依頼する... 展開については言葉を放らぬが、読者に夢と希望を与えるのが小路幸也氏の手腕だな。 充実してる時に読むと鼻で笑うが、落ちてる時に触れると救われる。そんな一冊でした。

    0
    投稿日: 2020.02.03
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    面白かったし、泣かされました。 50時間起きて20時間寝るという特異な体を持った主人公のメイジが降りかかる災難に周りの人の協力を得ながら解決していきます。

    0
    投稿日: 2019.02.08
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    『どれほど過酷な状況でも、持ち前の機転と軽さでくぐり抜けてハッピーエンドになるように努力する主人公を想定して、考えろ。ストーリーを組み立てろ。君の考えたストーリーが、出した結論がハッピーエンドだと思え』 50時間起きて20時間眠る特殊体質のメイジ。そんな彼がゲームプランナーの傍、アルバイトで行なっている『監視』で2億円を手にしてしまい、裏世界の人々に命を狙われる。そんな中、ふとしたきっかけで謎の人物、ナタネと出会い、互いに協力し立ち向かう事になり…というお話。 睡眠障害を中心とした話ではなかったけど、ナタネさんがなぜメイジに危険を冒してまで協力してくれるのか?その疑問点が分かった時にこの小説が人間の心をサスペンスとして描いた温かみのある小説だという事に気付きます。 これだけは言いたい とにかくナタネがカッコよすぎる

    0
    投稿日: 2018.05.14
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    本作との出会いは市の広報誌の図書館の貸し出し書籍の案内! 50時間起きて20時間眠るという奇病の主人公メイジ! この設定で読みたいと思った! さて、本作の内容はというと、前述の奇特な設定の主人公が裏金二億円を拾ってしまう所から始まり、謎の助言者《ナタネ》さんと共に二億円を守りながら使い道を考えていく物語!メイジの兄妹や職場の同僚達を巻き込みながら物語は進行していく。 深読みしたくなる展開と家族の絆にホッとさせられるストーリー!

    0
    投稿日: 2018.04.23
  • 人ってイイよね

    タイトル買いでしたが、正解!面白くて一気読み。 話しはDV、裏金、殺人、病気と暗い過去を背負った主人公が、いい意味で抜けているので(地頭はいい)、過酷な状況をどう切り抜けるのかが気になって読むのをやめられない。しかも「病気」という設定がタイムリミット感を煽り、否が応にも話しを盛り上げる。でも一番の魅力は、主人公以上の存在感を示す謎の人物「ナタネ」さん。この人物が何者なのか、何故主人公を助けるのかがわかった時、なるほど人ってそういう事もあるよな、捨てたもんじゃないよなと正直、感動してしまう。 さすが小路作品、本当にうまい。

    6
    投稿日: 2017.03.10
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    少しミステリー的要素を持つ作品です。 小路作品らしいまっすぐな心、家族や友人との信頼と愛情、困難に負けず前向きに進む強さなどは健在。後半に明らかになるナタネさんの正体には、スマートな振る舞いとのギャップに涙腺が緩みそうになりました。 種苗屋という職業のネーミングセンスは抜群なので、森田家とは別のところでシリーズ化して欲しいな。

    0
    投稿日: 2016.12.19
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    個人的に好きです。怒涛の展開にビックリしたり、読みが当たっててやっぱり!って盛り上がったり、人との縁にほっこりしたり。時には自分にもギクリとくる言葉が連ねてあって、楽しく読み進めていました。 分厚いけど一気に読み切れる本です。

    0
    投稿日: 2016.09.16
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    主人公の体質が50時間起きて20時間眠るなのに上手くその設定が生かされてなかった 20時間寝て起きたら周りの状況が劇的に変わってるとかだったら面白かったのに特にそう言う事もなかった 結末もインパクトが弱いと思う

    0
    投稿日: 2016.07.31
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    タイトルに惹かれて買った本。 怒涛の展開と人情味溢れる人たちの話、というかんじ。 ミステリーを求める人には物足りないかも。

    0
    投稿日: 2016.03.04
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    文庫版が出た頃に買ってはいたものの、ずっと本棚の肥やしになってました。せっかくの長期休暇なので一気に読みました。 特殊な睡眠障害の主人公と、彼が日常を取り戻すための物語。 いろいろな謎と事件と思惑が、偶然だけども運命的に一堂に会し、まさに数奇な縁と伏線に感服です。読み終わってしまった、とティッシュ片手に一息つきました。 とんでもなくクセのある「ナタネさん」から、「特別にアンラッキーな星の下に生まれた人間」という的確な表現をされる主人公。どことなく「普通」と違うことが「普通」になっている環境を差し引きしても、逆境に飲まれず冷静に着実に役割を果たそうとする姿勢がまずカッコイイ。 ラストが怒涛の展開だったけれども種明かしタイムが呼んでいて気持ちよかった。 とりあえずナタネさん、箱ティッシュひと箱おかわりください、読み返したらまた涙腺にうるうるきました。メイジくんと彼を愛する人々に幸あれ。

    0
    投稿日: 2015.09.22
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    貰った 100ページまでは、時間がかかったが、以降はワクワクして読んでしまう。 後、100ページがワクワクする。小路幸也の小説だなぁ。

    0
    投稿日: 2015.05.01
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    読み始めてから、馴染み深い場所が舞台の物語だと知って驚いた!わかるわかるっていう親近感もあって楽しんだのもあったけど、物語自体もテンポがはやくて面白かった。主人公の身の回りで起きたいくつもの事件は、なかなか遭遇することはないような大きな出来事だけど、そこに関わっている人と人との関係は、身近に感じるものでした。暖かくて、小路ワールドだなあと思った(^^)

    0
    投稿日: 2014.12.10
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    この表紙も話しの雰囲気にぴったり。種苗屋を俳優が演じるとしたら、誰がいいかなぁ~♪厚めだけど、すっすと読めた。楽しかった。

    0
    投稿日: 2014.12.03
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    『東京バンドワゴン』シリーズの小路幸也さんの作品ということで、文章の質感はイメージ通りでした。 陽だまりのようで私は好きです。 ただ、内容としてはいささか間延びしてたかな。 面白かったけれどちょっと疲れました。

    0
    投稿日: 2014.04.23
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    五十時間起きて二十時間眠る主人公メイジが事件に巻き込まれる。 裏金を手に入れる・・・というのはファンタジーでいつトリックが暴かれるのかと思いきや、特に裏はなかったので拍子抜け。 家族の問題を中心としたほのぼのミステリーと知ってて読めば、もう少し楽しめたかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.10.14
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    小路作品、特に東京バンドワゴンの家族物語が好きな人は、亜流として読むのをお勧めします。ただ、現実世界とあまりにかけはなれた小説や、ご都合主義小説が嫌いな方には合わないと思います。 ってところまで書いておいて、こっからは… ネタバレ失礼します。 とってつけたような設定がたくさん タイトルにもなってる睡眠障害、いきなり拾ってしまう2億円、いきなりあらわれていきなりなじむ協力者、何故か主人公と恋仲になってしまう巻き込まれ女性、親から受けたツラい過去 はっきり言うて凡百の小説家がこの設定で小説書いたらきっと失敗作になると思う。せいぜいがタレント売り込むためのドラマ脚本が精一杯かな。でも小路作品になると、これがまたなんともエエ小説になったと思えるから不思議。 ラスト、「あかん、これ絶対強引や。ここで泣かせるためにこんな引っ張り方したんやな」と理性が訴えてるにも関わらず、感情が「エエやん。ここは小路さんのトラップに心地よく引っかかっておこうや」と日和見やがって落涙

    0
    投稿日: 2013.09.30
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    表紙とタイトルに惹かれて手に取りました。 主人公は二十時間寝て五十時間起きるという特異体質の青年。 なかなか重い過去を抱えながらも強くしなやかに生きている印象です。 そんな彼が突然事件に巻き込まれて、日常が奪われてしまう…そんな話。 主人公の話し方がくどくてあんまり好きではなかったけれど、情報系の人間という背景を考えると納得。 お助けキャラとして登場するナタネさんは格好良くて好きでした。 単にかっこいいだけでは済まないところがよかった。 ただ、ヒロインとの関係には??って感じでした。 ヒロイン惚れっぽすぎだし、主人公もそれをスッと受け入れ過ぎだし。 しかもいつの間にかいい感じになっちゃってるし。 なんか…主人公相当イケメンなんだな、と思います。 内容はわりかし重めですが、軽めに書いてあるし、主人公自信がそんなに重く受け止めてないので読んでて暗くならずに済んでいいです。 途中でダレちゃっても最後まで読んだほうがいいです。 ちょっと驚く展開なので。 事件のたたみ方も派手じゃないところが逆によかったかもしれませんね。 盛り上がりに欠けると感じる人もいるかもしれませんが、僕はそんなに嫌いじゃなかったかな。 まあ、どうしてそんな展開になったか納得いくかと訊かれればそうでもないんですが。 珠玉の一冊!!ってほどではありませんが、軽めに読書を楽しみたい人には向いてるんじゃないかなと思います。 深く考えなくても流れで読んでいけるし、キャラクターもわかりやすいのでノベルゲームをやってる感覚で読めます。 それこそ、「逆転裁判」のテイストですね。

    0
    投稿日: 2013.07.07
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    手元に残したい一冊! 小路幸也さんの作品と出会えた一冊。 最初に出会ったのがこの作品だったのは、良かったのかも笑 その前に読み漁ってた作家さんは、誰が裏切るのかわからない、小難しい作風だったから。 温かい。誰かに支えられて生きているって心強い。 一冊の本を読んで、可笑しくて声出して笑って、感動して涙を流したのは本当に初めてだ。 一年振りに再読して、もう一カ所、涙が出た場面があった。 メイジがお母さんと「再会」した事を仕事仲間に言った時。 私も、自分の仲間にはすぐに連絡をして欲しかったんだ。

    1
    投稿日: 2013.06.19
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    面白かった。 50時間起きて20時間寝る特異体質のメイジ。 種苗屋を名乗るナタネ。 軽妙な語り口とキャラがいい。 ストーリーの展開は読みやすいけど、ナタネさんの存在だけで十分過ぎるほど魅力的。 メイジとナタネのこれからも見たい。 ふと本屋で見かけて買ったけどこれは大当たり。

    0
    投稿日: 2013.05.21
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    なんの予備知識もなく、ただタイトルだけでおもしろそうと手に取った本。でもそんなきっかけで読んだにしてはおもしろかった。厚さのわりにサクサク読めたし。世の中にはいろんな職業(!)があるんだなあと思うと同時に、やっぱりナタネさんがいいなあ。そして出会いって大切ね。しみじみと。

    0
    投稿日: 2013.05.09
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    20時間寝て50時間起きている睡眠障害の青年明二君が主人公のお話です。 話が進むとなたねさんという人が出てきます。 なたねさんがイケメン!個人的に草刈正雄さんを思い浮かべながら読んでますww

    0
    投稿日: 2013.03.31
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    “またごくりとコーヒーを飲んだ。ナタネさんは優雅に足を組んで、なんだか嬉しそうにしながらコーヒーカップを持って僕を見ている。麻衣子ちゃんはまだもぐもぐと何かを食べながら僕とナタネさんの顔を見比べている。なんだか食べるのが遅そうな女の子だ。いるよねそういう子。 端から見れば、ちょっと奇妙ではあるけど、平和な風景だと思う。 朝陽がきらきらと差し込んでくる高級ホテルのスイートルーム。 男が二人と女が一人、ルームサービスの朝食を囲んで和やかに、いや僕の心中は全然穏やかではないんだけど、会話を楽しんでいる、という図だ。 ナタネさんは年よりずっと若く見えるから、僕や麻衣子ちゃんの親には見えないだろう。だから、兄妹にでも思えるかもしれない。 兄妹。そうだ、偶然だけど、まるで僕ら兄妹と同じ構成だった。 今までそんな体験は一度もないけど、ケン兄と紗季と三人で旅行して、どこかのホテルに泊まったらこんなふうにできるんだろうか。”[P.228] 図書館で借りた単行本が好きで、手元においておきたくて、思わず。 “ケン兄が、笑った。 「お前、相変わらずそれか」 「いいじゃないか」 声が震えた。僕は涙脆いんだ。すぐに涙が出てくるんだ。そんなこと皆わかっているじゃないか。いやナタネさんと麻衣子ちゃんは知らないだろうけど。 「とても一億円も稼いだ男には見えないな」 ケン兄がそう言って、皆が笑った。僕も笑った。 いや実はそうなんだケン兄。 僕は稼いでいないんだ。拾ったお金なんだ。でも、それで皆が幸せになるのなら、喜んで使おうと思う。 それこそ、僕も覚悟は決めている。この先に何があっても、このプランをやり遂げるって。 まだ、先はとんでもなく長いはずだけど、長い時間を過ごすことには慣れているんだからきっと大丈夫だ。”[P.300]

    0
    投稿日: 2013.03.26
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    特異的な睡眠障害をもつ男が約2億円を手にする話。 テンポ良く楽しく読めた。 小路さんらしい、温かい人がいっぱいの世界。 落ち着きどころも嫌いじゃない。 しかし、ハヤカワ文庫、サイズがちっと大きくて困っただよ。 手持ちのブックカバーがどれも入らなかった。。

    0
    投稿日: 2013.03.24
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    とにかくナタネさんがかっこいい!2人の出会いはもしかして…って思ったらやっぱりでした(笑)でも、おもしろかったー( ´ ▽ ` )

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    投稿日: 2013.03.14
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    睡眠障害の主人公という設定は良い。ただそれを最後まで生かしきれなかったのがちょっと残念。テンポ良く読めるけどラストはもうちょっと捻ってほしかった。

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    投稿日: 2013.03.11
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    ナタネさんのキャラが好きです。ある意味ただの他人なのに、たった一つの出来事で自分以上に大事にしたくなると思う。凄いことだと思いました。虐待や犯罪など暗い内容な筈なのに暖かい気持ちで読めました

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    投稿日: 2013.03.08
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    良かった。 全てがハッピーエンドとは言えないかもしれないけど、それでも今良かったなと思える。 「人間は、どんなときに絶望という二文字に囚われるんだろう。 たぶん、この世に自分独りきりという気持ちになったときじゃないか。」 その通りだと思う。 私は自分独りきりで出来ることなんて何にもないと断言出来る。 心細くて堪えられないだろうとも思う。 主人公が孤独ではない物語が好きなのは、安心できるからだ。 自分を想ってくれる人がいるということは他の何にも代えられない幸福だと思う。 この物語の主人公はとても優しくて、家族のこと、上司のこと、同僚のことを大切にしている。 自分のことより彼らの幸福と安全を優先している。 そして主人公も同じように大切にされている。 危険を知って走ってきてくれる人がいる。 冗談みたいな困難な状況を前に一緒に悩んでくれる人がいる。 だから最後まで安心して読むことが出来た。とても心強い仲間がいたから。 もちろん物語も魅力的でドキドキさせてくれるし、登場人物も素敵。 特にナタネさんの格好良さは筆舌に尽くしがたい。素敵すぎる。 ナタネさんのような格好いい大人になりたい。絶対無理だけど。 人と人との繋がりは不思議だ。 運命なんてあるのかどうか知らない。 考えたいとも思わない。 だけど、ただの偶然だったとしても、「これは運命だ」と信じたくなる出会いはきっとある。 その出会いを大切にしなくちゃいけない。 私の手で守らなくちゃいけない。 この物語を読んでそう思った。

    9
    投稿日: 2013.02.21
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    表紙とタイトルに惹かれて購入。 一気読み。意外と優しいお話でした。ミステリー?サスペンス? 主人公がけっこう好みでした。(性格、話し方、病気、涙もろいところ等) ページ数は多めだけど、読みやすかったです。満足!

    0
    投稿日: 2013.01.04
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    もう少し最後すっきり終わって欲しかった!嘘を上手くつく為には真実を少し混ぜればいいという言葉がなるほどと思った。

    0
    投稿日: 2013.01.03
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    ナタネさんかっこよすぎる! 最後のベッドでの告白シーンがすばらしく感動的でした! 甘党ってとこにもきゅんとしました笑 もう、1行読むごとに感動って感じです!

    0
    投稿日: 2012.12.27
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    ハードカバーの買ってあるけど、つい…買っちまったぜ(-"-;) でもすごい満足! 友達に勧めるか

    0
    投稿日: 2012.12.19
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    最初、頭にはゴールデンスランバーがあった。 いきなり何かに巻き込まれて逃げる、というストーリーはドキドキして苦手なこともあるんだけれども、これは必死な中にも心の余裕があったり余計な焦りでハラハラさせるあざとさがなくて良かった。 解説の通りこんなメンターの活躍があるなら他の作品も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2012.12.06
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    大好きな作家さんの本だったので大学生協で見つけてすぐ購入を決めました。 テンポもよくて読みやすいので厚さのわりにすらすら読める。 長い昼と長い夜を過ごすことがもう少し物語の鍵になるといいかなと思ったけど、ナタネさんはかっこいいし主人公はぶれない安定の優しさを持ってるしみんなそれぞれ魅力的だった。 二億円をてにしたとき自分だったらどう使うんだろう。

    1
    投稿日: 2012.11.22
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    50時間起きてて、20時間眠るという睡眠障害を持つ主人公が事件に巻き込まれて行く内容。 ナタネさんが素敵です。 全体的にライトノベル感覚でした。驚きの結末迄は行かないし、追われて居る逼迫感や激しいアクションもほぼ有りませんでしたが、結構読んでて次はどうするの?それで大丈夫?っていうドキドキ感は有りました。なんか、心配みたいな。 最後は感動でした。 そこだけはまさかな感じですが、他は予想できる結末でした。それでも、最後の最後迄楽しめました。 最後の最後迄ナタネさんが素敵でした。

    0
    投稿日: 2012.11.15
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    設定に惹かれたのだけど、むしろ、寝てる間のことが解説形式で進むのでテンポが良くなることに効果が発揮されてた? 文量ある割にサクサク読めて良かった。 登場人物たちが色々抱えてる割にあっけらかんとしてるからなのもあるかな。 人によっては違和感かも知れないけど、語り手のパーソナリティの反映かもしれないし、本文にもあったような”人間的に成熟してる”ひとたちなのかもしれない。 主人公含め、みんな他人に気持ちが向いてて温かい。 サクサク進んできた分、最終章に持ってかれたなぁ 大団円のなかにほんの少しのもやもやを残すのは作者の特徴なのか。 小路幸也初めて読んだけど、好きになってしまったよ。

    2
    投稿日: 2012.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    睡眠障害というにはひどすぎる症状の主人公メイジの実家は 札幌の東区東苗穂3条1丁目、札幌刑務所のすぐ傍なのです 実は,わたしが社会人となって一番最初に7年間働いた会社が 東苗穂3条1丁目だったのですよ そして、5年程、住所こそ伏古ですが、札幌刑務所の近くの アパートに住んでいたのです  だから、なんだか小説に出てくる札幌の風景が いつもに増して、懐かしかったのです 小路さんも東苗穂にお住まいになっていたらしく、 そこを舞台にしたと紀伊國屋書店札幌本店のPOPに書いていたので、 それがきっかけでこの文庫を買ったのかな 内容は、小路さんらしく、心根のやさしい親切な人が たくさん出てきて、ハラハラするような事態も ああ、よかったと結構安心して読めちゃうんだけども ストーリーの進み方が、意外性もあり、楽しくって 読みはじめたら、途中でやめるのに苦労しました

    1
    投稿日: 2012.10.23
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    主人公の睡眠の病気がメインかと思ったら、そうでもなかった。 静かな語り口調なのに、 温かみ、不思議さ、びっくり度、 全ての点でバランスがとれていた。 ナタネさんとリロー(フフフ( ̄▽ ̄))が かっこよかった。

    0
    投稿日: 2012.10.20
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    兄弟愛、友情、メンター(優れた助言者)、そして軽いミステリー。 小路さんらしい作品です。 でもミステリー・サスペンスを期待して読むと中途半端でしょう。ご都合主義と言うか、そんなに上手く行かないでしょうと言う所が多々ありますから。やはり暖かな愛情物語と見た方が良さそうです。 そういう意味では50時間起きて20時間眠るという主人公の特異性は、ミステリーと言う側面では有った方が話が進めやすかったのかもしれませんが、必須では無いですね。『キサトア』でも双子が交互に眠るという一種の睡眠障害を描きましたが、小路さんには何か睡眠に対する思いがあるのかもしれません。 暖かくなれる本でした。

    0
    投稿日: 2012.09.26
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    20時間寝て50時間起きるという、奇異な設定と綺麗な表紙にやられました。 最初の方はその病気を活かしたのほほんとしたお話かな~と思いました。 しかし、話の筋である主人公と追う側のかけひきが進むにつれ、本の厚さを全く感じない、久しぶりに疾走感を感じるお話! 話が進む度に急展開さは加速度を増し、又、内容も厚くなる為飽きを全く感じない面白い、良い展開だった。 小路さんは、こんな重たそうな内容でもやはり軽く、読みやすく出来るんだなって再確認したや。

    1
    投稿日: 2012.09.21
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    タイトルに惹かれ購入。 読んで正解。面白かったです。 睡眠障害の主人公メイジがその体質を生かして行っていた{監視}のアルバイト。いつもと同じはずが思わぬ事件に巻き込まれていく。 メイジを取り巻く人々は皆個性的で魅力的。 特に序盤から終始支え助けてくれるナタネは、謎に満ちているけれど有能でぶれる事無く助けてくれる。彼は一体何者? この答えが、ラストに出てきて、納得。うーむ。  メイジの生い立ちなど重い話もサラッと書かれていて、読後感はいいですよー。何があっても、自分が諦めなきゃ大丈夫、って思える。 「ピンチの時こそ落ち着いて」ナタネがメイジに示した色んな事はそのままアタシにもすんなり入ってきました。 メイジと同じで涙腺弱いあたしは、ハラハラしつつ要所要所で泣きながら読みました。 手を出さずに迷っていた作者の違う本も読んでみます。

    0
    投稿日: 2012.09.04
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    先の展開はある程度読めてしまうんだけれど、それでもドキドキしたり感動したりしてしまう。 やっぱり小路幸也さんの作品好きだなぁ。

    0
    投稿日: 2012.08.27
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    これは久しぶりに青春を感じた。 荒唐無稽な設定ながら、読んでて腑に落ちると言うか… 読める展開やのに、何故か感動で涙したのは 筆者の筆力なんやろうなぁ。

    0
    投稿日: 2012.08.22
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    ハメられた。これはハマった。 頭良い主人公だから話の先も見えてて予定調和のように進むのに、土壇場で急にテンポの上がるストーリーで、息つく暇が、本から離れるタイミングが掴めない。「プランニング」っていう推理法もずっとわくわくしどおし。いいなあいいなあ

    0
    投稿日: 2012.08.12
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    久々にレビュー。 文体が軽くて好みです。会話も多くサクサク読めます。ミステリーとしてはまあまあかなぁ… 小路作品、他の作品も読んでみたくなりました。

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    投稿日: 2012.08.09
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    確かに主人公の「僕」は50時間起きて、20時間眠るという特異体質ではあるのですが、そのことが2億円事件にどれだけの影響を及ぼすのかと言えば、さほど深刻なものではなく。 また「僕」自身がどこかのほほんとしているので、大金が絡んでいるわりには物語はひょうひょうと進み、相棒の「ナタネさん」も、冷静沈着、何事もそつなくこなす頼れる存在なので、読んでいるこちらには、危機感のようなものがさっぱり伝わって来ません。 ふんわりほのぼの、のほほんと読むには良い作品かもしれませんが、ミステリーとして読むとやや物足りない感じを覚えました。

    0
    投稿日: 2012.08.01
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    50時間の昼と20時間の夜を繰り返す睡眠障害のメイジが、突然2億円を手にする。裏金を育てる種苗屋のナタネさんと、金の使い道と奪還屋から逃げる策を練る。 ナタネさん何でこんなに良い人なんだろうって思ってたら、まんまと引っ掛かった。ミステリーかと思いきや、ミステリアスなホームドラマ。

    0
    投稿日: 2012.07.30
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    とてもおもしろかったです! 分厚いので時間かかるかと思いきや、さくさく読めました。 家族を大事にするところや、周りの人との人間関係とかに心が暖かくなりました。メイジくんの人柄の良さもよかった。 なによりナタネさん格好よすぎる。 あとドーナツが食べたいです。とても甘いやつを。

    0
    投稿日: 2012.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ごめんなさい。 この小説が好きな方には申し訳ないけれど、私はあんまり好きになれなかった…。 上手いネット小説を読んでいた気分。 全て予定調和。騙された爽快感というよりも、あーやっぱり…というある種の落胆を感じた。 主人公の特性が面白いのに、活かされているようには思えず。 期待外れで、ざんねん。 とある人物について、ここ(ブクログ)の感想に「質の良いストーカー」とあり、まさにその通りだと感じた。 キャラクターとしてはかっこいいはずなのだが…ちょっと気持ち悪く思えてしまった。 ただ、解説で少し救われた。 そういう見方もあるなぁ。

    0
    投稿日: 2012.07.25
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    07/19/2012 読了。 平沢下戸さんのイラストにひかれて購入。 前半はゆっくり読んでいましたが、後半からラストに向けては、 一気読みでした。 メイジ君がこてっと寝てしまうので、その間のことはさらっと 書かれていますが、物語上困ることはありませんでした。 優しい人達の物語だと思います。 ナタネさんが好きだなぁ・・・。

    0
    投稿日: 2012.07.20
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    困ったことに巻き込まれる、主人公(不幸体質なのに前向きないいやつ)と、その成長を助ける名脇役(ひたすら、かっこいい!)みたいな、少年マンガっぽさが好き。 結構、大変な目にあってるのですけど、メイジには、ナタネさんの格好良さを超えて欲しかった… って、やっぱムリだな(笑) ドーナッツ、たくさん買ってきましょ♪

    0
    投稿日: 2012.07.16
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    毎度の事ながら表紙買い。 小路幸也作品初だったんですが、表情に読みやすかったです。 特異体質(睡眠障害?)の裏や家族・友人そして協力者がみんなちゃんとキャラが立っていてよかったです。ただ対立する奪還屋の方は逆にインパクトがなく・・・。 ストーリーはサクサク進んでいくのでストレスなく読むことができました。みんなの主人公に協力する理由などは感動しました。 主人公の仕事柄のプランニング能力や協力者ナタネさんの仕事能力は「凄すぎる」の一言。 ナタネさんとりあえず、格好よすぎる

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    投稿日: 2012.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とりあえず小路さんなので、買った1冊 読み始めたら思った以上に面白かったです 大金、ゲーム制作、ハッカー、特殊体質とちょっと中2心をくすぐられるキーワードがゴロゴロしていて、結構悲惨なエピソードも混ざっているはずなのに、暗くならないあたりが小路さんらしいなぁと。 時間と対立勢力との戦いってあたりは、バンドワゴンシリーズのサチの嫁入り過去編の雰囲気に近かったかも。とにかくテンポがよかった 一言いうならば、リローはすごくて、しかもすごくいいやつだった

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    投稿日: 2012.07.02
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    久しぶりに大ヒット!表紙とこの大きさに惹かれて読み始めた。作者の著書は初めて。わかっていたような気がするのに、やっぱり驚かされて。ナタネさんがすっごくカッコいいので、なんか有りかな?と思い、騙されてしまいました。全然違うっ!と言われるかもしれないが、読後感はジェフリーディーバーのようです。面白かった。

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    投稿日: 2012.06.27
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    50時間起きて、20時間眠るという特異体質の主人公。 面白かったです。 ナタネさんというキャラクターがとにかく素晴らしい。 主人公の特異体質をもう少し生かせる展開だったらよかったのになと思います。 知恵と友情と、家族の物語。

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    投稿日: 2012.06.25
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    伊坂幸太郎のような、東野圭吾のような作品だけどやっぱり小路幸也の作品だった。 とらえどろがなくて、でもフワフワと、優しくてちょっと綺麗過ぎるんだけどそこがまた良い。 ナタネさんみたいな人がいたら惚れるだろーなー

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    投稿日: 2012.06.20
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    〈僕〉森田明二は50時間起きて20時間眠るというサイクルを持った特異体質。ゲームプランナーという仕事とは別に、その体質を活かして〈監視〉のバイトをしている。その監視中に、約二億円という大金を手にしてしまったことから、事件に巻き込まれる……というお話。 読みやすく、主人公メイジに感情移入しやすかった。また、次々に出てきては解かれる謎やナタネさんのキャラクターが面白い。 ややご都合主義な結末や、色々盛り込み過ぎな感はあるが。

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    投稿日: 2012.06.13