
総合評価
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powered by ブクログ統計的因果推論の入りとしては良書だと思う。細かいところは、専門書を読んで正確に把握する必要があることは言うまでもないが。
0投稿日: 2018.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「原因と結果」の経済学 中室牧子、津川友介 私のおすすめ本ナンバーワン「学力の経済学」の中室牧子さんの2作目。 因果関係と相関関係を混同せずにビックデータを読みとこうというのもの。 メタボ検診を受ければ長生きできるか→検診だけでは長生きできない 男性医師は女性医師より優れているのか→ホスピタリストに限り男性医師よりも女性医師が担当した患者の方が0.4%も30日死亡率が低い。 認可保育園を増やせば母親は就業するのか→しない テレビを見せると子供の学力が下がるのか→下がらない 勉強ができる友人と付き合うと学力は上がるのか→上がらない 偏差値の高い学校に行けば収入は上がるのか→上がらない などなど。 個人的には星三つ。 私はデータから真実を見抜く思考法ではなく、信頼できるデータ分析者から新しい教育のデータの真実を教えて欲しかったからである。良い読者でない事は認める。
0投稿日: 2018.05.05
powered by ブクログ「統計的に意味のある」を抽出する社会実験手法を整理して、紹介した本。 「ランダム化比較実験」などについて知りたい人が読む本。 知っている人は読まなくていい本。 タイトルがおかしくて、経済学の話ではない。手法の話だと思う。 で、手法についてはだいたい知っていることだったから、★が少なくなりました。
0投稿日: 2018.05.05
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因果推論の入門書です。 因果関係と相関関係についてややこしいと感じましたが、全体的に分かりやすく、丁寧に解説してありました。 因果関係を確認する3つのチェックポイント。 1「まったくの偶然」ではないか 2「第3の変数」は存在していないか 3「逆の因果関係」は存在していないか 根拠のない通説が山ほど溢れる世の中ですが、因果関係があるかどうかを考える癖付けをして、正しい判断ができるようになりたいと思いました。
1投稿日: 2018.04.14
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因果関係推論をわかりやすい事例と共に概説。 一般通念とデータに基づく理解は大分違うことを知った。 女性のダイバーシティと仕事のダイバーシティの差など興味深かった。
0投稿日: 2018.04.04
powered by ブクログ以前読んだ『「学力」の経済学』とかぶる内容もあったような気が。そうは言っても、何度も読んでも良さそうな内容。人の予想を裏切ることだとしても、実際のデータがそうなのだったらそれが正しいって、なんかホームズみたい。
0投稿日: 2018.03.25
powered by ブクログ教育、医療、喫煙問題等々で政策を議論する際に、もっとエビデンスに基づく議論が行われるべきである。あまりに場当たり的な、思い込みによる政策が多く、しかも結果が定量的に評価される事は殆どない。 間接喫煙の防止が非常に緩い規制になってしまったのは、禁煙にすると客が減少するという思い込みがまかり通ったせいである。政治家はもっと勉強すべし!
0投稿日: 2018.03.12
powered by ブクログ数式がないので、誰でも簡単に理解できます。 Causal Inferenceが何かを理解する事は、 きっと今後の人生で役に立つと思います。 (Takuさん)
0投稿日: 2018.01.27
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統計学と経済学の最新の知見を凝縮した本(帯) メモ ✴︎キーワード ランダム化比較試験 自然実験 差の差分析 操作変数法 回帰不連続デザイン マッチング法 回帰分析 ✴︎因果関係か相関関係かを確認するポイント ①まったくの偶然ではないか ②第三の変数は存在していないか(交絡因子) ③逆の因果関係は存在していないか 時事問題や社会問題を考える時だけでなく、ビジネスにも有効だと思った。分かりやすい文言に捉われるのではなく、きちんと真実を見抜けるようになりたい。
0投稿日: 2018.01.15
powered by ブクログ因果推論について解説した本。相関関係があることと因果関係があることは別物、ということについて、数々の研究を取り上げて説明している。 読んでいくとよくわかると思うが、科学的根拠に基づいていないにも関わらず、政策決定者(や政策の意思決定に大きく関わる「世論」を形成する国民)の価値観や信念、時には感覚や経験に基づいて政策が決まることが往往にしてありうる。医療の世界ではもはや常識となっているが、同様に"Evidence-Based Policy"を強く進めていくことが必要と感じた。そのために、政策に関わる人(政治家や行政職など)はもちろん、多くの人がこの本の内容を理解し、実践していくことが重要と思った。
1投稿日: 2018.01.14
powered by ブクログ因果推論を用いた政策評価。 経済効率性が高く有用な手法であろうかと思うが、それを日本で実現するための制度をどう構築するのかが問題だろうなぁと思いつつ読んだ。 日本で実現されている「民主主義」のコストは、異様なまでに高くなっているのではないだろうか。 衆愚的好悪優先コスト無視体制はどこに向け進んでいるのか、暗澹たる気持ちになる今日この頃。
0投稿日: 2018.01.13
powered by ブクログ「因果推論」の入門の入門 普段混同しがちな「因果関係」と「相関関係」をわかりやすく解説してくれています。 「学力の経済学」からテーマを医療まで広げて、具体的な因果関係の証明方法について様々な手法を紹介しています。 因果関係を確認する3つのポイントとして (1)まったくの偶然ではないか (2)第3の変数は存在していないか (3)逆の因果関係は存在していないか としていて、その3つが存在しない証明として、反事実と比較する事としています。 本書では ランダム化比較試験 自然実験 差の差分析 操作変数法 回帰不連続デザイン マッチング法 回帰分析 といった手法を使って、さまざまな因果関係を解説しています。 んで、 ランダム化比較試験を用いた分析の結果、 メタボ検診を受けても長生きにはつながらない 自己負担割合を高くしても貧困層以外の健康状態は変わらない 自然実験を用いた分析の結果 女性医師が担当すると患者の死亡率が低くなる 出生時体重が重い赤ちゃんは健康状態が良い 差の差分析を用いた分析の結果 認可保育園を増やしても母親の就業率は上がらない 最低賃金を上げても雇用は減らない 操作変数法を用いた分析の結果 テレビを見ると偏差値が上がる 母親が大卒だと生まれてくる子供の健康状態がよい 回帰不連続デザインを用いた分析の結果 学力の高い友人に囲まれても自分の学力は上がらない 高齢者の医療費の自己負担割合が増えても死亡率は変わらない マッチング法を用いた分析の結果 偏差値の高い大学に行っても収入は上がらない といった驚きの結果を導き出しています。 「メタボ検診を受けても長生きにはつながらない」って、意味ないじゃーん! 「認可保育園を増やしても母親の就業率は上がらない」って本当かよって思います。 一方で、 「テレビを見ると偏差値が上がる」 については、実験結果が1940年から1950年の子供についてなので、現在の子供にそのまま適応は出来ないと思います。 また、教育ネタでは 「学力の高い友人に囲まれても自分の学力は上がらない」 「偏差値の高い大学に行っても収入は上がらない」 についてはその通りだよなって思います。 さて、このような分析結果だからどうだという事ではなく、本書の目的は、「根拠のない通説」に騙されないという事。 因果関係と相関関係の違いを理解して、本当に因果関係があるのかをちゃんと考える様にする事が大事と思います。 お勧め!
3投稿日: 2018.01.13
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データ分析を行う上で重要な「相関関係と因果関係の違い」を上手く説明できない方に是非おすすめしたい。因果関係を説明する3つのチェックポイント『「まったくの偶然」でないか』、『「第3の変数」は存在していないか』、『「逆の因果関係」は存在していないか』を基に、解釈のポイントを事例を用いながらわかりやすく説明している。著者が研究者だとアカデミックな表現ばかりの書籍も多いが、本書はビジネス向けの丁寧かつ易しい言葉で記述されている。データ分析の解釈を業務で取りまとめ報告するときに大変参考となる内容ばかりである。
0投稿日: 2018.01.03
powered by ブクログ2018年、一発目はこの本です。今年は忙しくなりそうですが、しっかり読書をしていきたいと思います。 p.186「本書でもたびたび、永田町・霞ヶ関で行われている政策的な議論を取り上げたが、残念なことに、現在の政策的な議論が因果関係を示唆するエビデンスに基づいて行われたものとはとうてい言いがたい。それどころか、選挙が近づくと、短期的に得票に結びつくような政策ばかりが議論され、これまで公約とされてきたことが覆ったり、突如として何の根拠もない政策が強引に推し進められたりして、結果として納税者である国民の利益が著しく損なわれているのを目にすることも多い。」 『「学力」の経済学』を読んで以来、根拠って大切だなと思う今日この頃です。限りある税金は効果的に使ってほしいものですが、アベノミクス、一部の人には効果があるようでも庶民には実感なし。さらに、実感がないくらいならましですが、大きな反動が来そうで怖いです。私たちがこういう本をしっかり読んで、選挙の時に、政策を見極めて投票できるようにならなければダメですね。そのためには、国会で中身のある議論をして欲しいです。
1投稿日: 2018.01.02
powered by ブクログ難しい事を極力分かりやすく説明してくれてる一冊。巷でだされてるデータを鵜呑みにしちゃいかんって事のようですね。 仕事でもデータ分析をする事があるが、それが偶然なのか因果関係があるかよく考えて行っていきたい
1投稿日: 2018.01.01
powered by ブクログ因果関係をどう突き止めるか、ということを解説してくれる入門の入門書。因果関係と相関関係は違う、と言うのはたびたび言われることではあるけれど、現実にはそれらを混同した議論をしてしまうことが間々ある。 たとえば「保育所を増やして母親の就業率を上げよう」というとき、それに賛同する人は「保育所が増えて、母親が養育に費やす時間が減り、就業率が上がる」と、感覚的に考えるだろう。けれども、それがほんとうに原因と結果の関係(因果関係)にあるのだろうかと一考する必要がある。因果関係を見誤れば、思い付きのプランで税金を無駄遣いすることになってしまう。このことからも因果推論の大切さがよく分かる。 と、本書はそういう真面目な話を抜きにしても面白い。因果推論の根本的な考え方は「反事実」を観察するということらしい。つまり「Aという事実のある世界」と「Aという事実のない世界」を比較する。そこで結果に差が無ければ、Aという事実は原因に関与していないと考える。すこしロマンチックに言うなら、因果関係を特定するためには、ひたすらifの世界を観察するしかないのだ。もちろん実際にはそんなことが出来るわけもない。だから学者さんたちは「もっともらしい値」を導く方法を考え、なんとか「反事実」の世界に近づこうとした。そう考えると、本書で紹介される因果推論の方法にも、なんとなく愛着が湧いてしまうではないか。 本来このようにロマンチックに読むような本ではないとは思うのだけど、このように楽しみながら読んだ。
1投稿日: 2017.12.30
powered by ブクログ概要: 相関と因果関係は違う; エビデンスのレベル; 因果推論のための分析方法 (差の差, 操作変数法, 回帰不連続デザイン, プロペンシティスコアマッチング, 交絡要因を考慮した重回帰分析, ランダム化比較試験) 感想: とくに前半(webで公開されている)は幅広い人が読む価値がある。非常によい本。
0投稿日: 2017.12.29
powered by ブクログ因果関係を確認するチェックポイント ・全くの偶然でないか ・第3の変数はないか ・逆の因果関係はないか 因果関係を証明するための手法(エビデンスが低い順) 回帰分析 自然実験と疑似実験:制度の変更、自然災害、紛争など予想できなかった変化を利用 - 差の差分析:前後比較と介入の有無など - 操作変数法:結果には直接影響を与えないが原因には影響を与える操作を用いる - 回帰不連続デザイン:連続変数の分割点の前後を比較する - マッチング法:結果に影響を与える要因の値が同じものを対照群と介入群で比較する ランダム化比較試験 メタアナリシス 本書で紹介されている証明されていること: メタボ検診と長生きとの間には因果関係がない。乳がん、大腸がん、子宮頸がんなどの健診には生存率を上げるエビデンスがある。 医療費の自己負担率を減らすと受診回数が増えるが、健康状態や死亡率は変わらない。 出生時の体重が重い方が、成長後の成績・学歴・収入・健康状態が良好になる。 恐ろしいと感じさせることで正しい行動をとることを学ばせる手法は、逆に犯罪に関わる確率を高める。 幼児期にテレビを見ることによって、小学校に入学した後のテストはわずかながら高くなる。 入学する大学の選択は、卒業後の賃金に影響を与えない。
0投稿日: 2017.12.26
powered by ブクログあらゆる経済現象を紐解く資料における統計の罠が良くわかった。因果があるのか、単に相関があるだけなのかを注意してデータを読み解く必要がある。
0投稿日: 2017.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本書は「はじめに」でも記載されている通り、因果推論の根底にある考え方を徹底的にわかりやすく説明するために執筆された、因果推論の「入門の入門」である。 これまで因果関係と相関関係という言葉を同じように使ってきたが、明らかに因果関係が証明されているもの以外に取り組んでも期待した結果が得られないため、今後はノウハウ本や講演会などでは、その方法が因果関係に基づいているかを見極めて、取り入れる必要がある。 ・済学では、「2つのことがらのうち、どちらかが原因で、どちらかが結果である」状態を、因果関係があるという。つまり、体力があるという「原因」によって、学力が高いといいう「結果」がもたらされたのであれば、この関係は因果関係だと言える。一方で、「2つのことがらに関係があるものの、その2つは原因と結果の関係にないもの」のことを相関関係があるという。相関関係の場合、「一見すると原因のように早えるもの」が再び起きても、期待しているような「結果」は得られない。因果関係と相関関係をきちんと見分けることが重要なのである。因果関係と相関関係を混同してしまうと、誤った判断のもとになってしまう。 ・因果関係が存在しないことの何が問題なのか、と思う人もいるだろう。メタボ健診を受けないより受けたほうが、テレビばかり見るよりほどほどにしたほうが、偏差値の低い大学よりは高い大学に行くほうがましだろう、と考える人もいるのではないか。しかし、私たちが何か行動を起こすときには、けっこうなお金や時間かかかることが多いということを忘れてはならない。因果関係があるように早えるが、実はそうではない通説を信じて行動してしまうと、期待したような効果が得られないだけではなく、お金や時間まで無駄にしてしまう。そのお金や時間をきちんと因果関係に基づいたことに用いれば、よい結果が得られる確率ははるかに高くなるだろう。 ・因果関係なのか相関関係なのかを正しく見分けるための方法論を「因果推論」と呼ぶ。日常生活の中でも、因果関係と相関関係の違いを理解し、「本当に因果関係があるか」を考えるトレーニングをしておけぱ、思い込みや根拠のない通説にとらわれることなく、正しい判断ができるだろう。 ・2つの変数の関係が因果関係なのか、相関関係なのかを確認するために、次の3つのことを疑ってかかることをおすすめしたい。その3つとは、 1.「まったくの偶然」ではないか 2.「第3の変数」は存在していないか 3.「逆の因果関係」は存在していないか である。 この3つが存在しないということを、どのように証明すればよいのか。その方法が、現実と「反事実」を比較することだ。反事実とは「仮に〇〇をしなかったらどうなっていたか」という、実際には起こらなかった「たら・れば」のシナリオのことを指す。現実に起こったシナリオを「事実」というのに対して、事実と反対のことを思い浮かべるという意味で、「反事実」という。 ・因果関係の存在を証明するためには、原因が起こったという「事実」における結果と、原因が起こらなかったという「反事実」における結果を比較しなけれほならない。ただし、「だいたい同じ」を「比較可能」と呼ぶことはできない。 ・素晴らしい偉業を達成した人のサクセスストーリーは、事実の部分だけしかとらえておらず、反事実はわからない。それにもかかわらず、事実の部分だけを見て、あたかも因果関係があるかのように錯覚し、やみくもにテレビを見るのを禁止したり、やたらに健診を受けたりしたら、偉業を達成するどころか、ただ単にお金や時間のムダ遣いになってしまう力もしれない。 ・因果関係を明らかにするための方法は1つではない。しかし、それらの方法に通底している目標は、「比較可能なグループを作り出し、反事実をもっともらしい値で置き換える」ということなのである。 ・経済学で使用するエビデンスという言葉は、因果関係を示唆する根拠のことである。このため、経済学者は、単なるグラフやチャート、アンケートの結果などはもちろんのこと、単に相関関係を示したのにすぎない分析のことをエビデンスと呼ぶことはない。 ・エビデンスが高い順は以下の通りです。それぞれの詳細の説明は省力する。 1.因果推論の理想形「ランダム化比較試験」 2.たまたま起きた実験のような状況を利用する「自然実験」 3.トレンドを取り除く「差の差分析」 4.第3の変数を利用する「操作変数法」 5.ジャンプに注目する「回帰不連続デザイン」 6.似た者同士の組み合わせを作る「マッチング法」 7.すでに手元にデータがあるときによく用いられる「回帰分析」 ・貧困アクションラボは「ランダム化比較試験の専門機関」とも言うべきもので、ランダム化比較試験を用いた研究ばかりしているという徹底ぶりだ。彼らは「政治的流行に左右されやすい政策を、エビデンスに基づくものにする」という目標を掲げ、ランダム化比較試験を「政策評価の理想形」と呼ばれるまでにその地位を押し上げることに成功した。経済学では、因果推論に基づいて政策の効果測定を行う研究領域のことを「政策評価」と呼んでおり、近年その体系化が急速に進展している。
3投稿日: 2017.12.16
powered by ブクログ「因果関係」と「相関関係」をわかりやすく説明していて、新しい視点を得ることができる一冊。根拠なく思い込んでいたことが多々あって、考えさせられました。
0投稿日: 2017.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ビジネスの現場で「もっともらしいが本当は間違っている根拠のない通説」をベースに判断をしてしまっているケースに出会うことが多々ある。 本書で「因果推論」の考えかたを、数式などを一切使わずにやさしく解説しており、「原因と結果」の関係にあるのかどうかを正しく見抜くためのスキルを身につけることができた。
0投稿日: 2017.12.09
powered by ブクログ本書は統計学の本として非常に有名な「統計学が最強の学問である」よりも、基本事項がわかりやすく簡潔に記述されている。本書を読んでから「統計学が最強の学問である」を読むと、統計学のベースとなる考え方がより理解できるはずだ。
0投稿日: 2017.11.29
powered by ブクログ先日読了した「データ分析の力」で参考図書として挙げられていた一冊であり、ほぼ同等のレベルで因果関係を正しく測定するための学問的手法と、その具体例・応用例が解説されている。 基本的な考え方として、因果関係を測定するためには、事象Aが発生したという「事実」に対して、事象Aが発生しなかったらという「反事実」を仮想的に作り出し、両者を比較しなければならないというテーゼが示される。本書がわかりやすいのは、因果関係測定においてもっとも重要な「反事実」という概念を明示した上で、実際には起こり得ない「反事実」をどうもっともらしい値で置き換えられるかというレベル感(=因果関係測定のエビデンスレベル)により、様々な手法がある、ということが具体的な手法と共に解説されるからである。 手法としては、前掲書と重複するものも当然あるが、 ・結果には直接影響を与えないが、原因に影響を与えることで、結果に間接的な影響を与える第三の因子に着目する操作変数法 ・介入群によく似たペアを対照群の中から抽出することで、疑似的なABテストを行うマッチング法 も含めて、多様な手法が解説される。 前掲書と含めてセットで読むことで学習効果が高まり、データ分析に興味のある人にとって十分楽しく読む価値のある一冊。
0投稿日: 2017.11.19
powered by ブクログ初歩的なデータ分析の視点が非常にわかりやすく紹介されている点は良かった。また、常識とは反する学術的成果の成果紹介も楽しい。 が、なんか抑制的に書かれているところと、安易に一般化しちゃっているところの差が激しいような印象。著者の差かな、と思うのだけど、いくつかつっこみどころはある。
0投稿日: 2017.10.15
powered by ブクログデータから世の中で言われていることの事実を見抜く方法やマーケティングにおいて有効となるデータの解析方法を因果推論を用いて、多くのデータとともに解析した一冊。 教育と医療の分野において根拠のない通説を、多くの研究から得られたデータを用いて解析するとともに差の差分析やランダム化比較試験など研究から得られた分析法を用いて明かしていくところが非常に勉強になり、また知識も得ることができました。 また、条件などは図解を用いて解説されており、理解も捗りました。 世の中で正しいとされている通説やそこから派生した政策など事実を用いると間違いであるというものがあるということが本書で理解することができました。 因果関係と相関関係を意識して世間の流れに向き合っていくことが大切だと感じた一冊でした。
0投稿日: 2017.10.14
powered by ブクログ人工知能が手軽に利用できるようになった今、相関関係と因果関係をしっかり理解しようねという内容。 人工知能を使ってデータに相関関係が見られると、法則発見的に雑に使いがちであるが、実際には時系列的には反対の話や、たまたまデータが相関しているように見えるデータセットだったりするだけだということが紹介されている。 先日NHKのAIを使った番組で、因果関係の扱いが非常に雑な番組が炎上していたが、スタッフがこの本を読んでいたら番組の構成は変わっていたのではないかと思った。
0投稿日: 2017.08.19
powered by ブクログ因果推論のガイド本。 この種の本にしては文献情報が充実している。 研究法のお勉強にも適している。
0投稿日: 2017.08.17
powered by ブクログ因果関係なのか相関関係なのか。それを見分ける力が自分には不足しています。 一つ疑問としては、重回帰分析がどれだけ信憑性があるかということてわす。
0投稿日: 2017.08.15
powered by ブクログ「健康保険の自己負担を上げると、医者に行かなくなって重症患者が増えるのか(結果的にお金が余計にかかるのか)」といった様々な疑問に、実験結果を通じて答えられるよ、という内容。 わかりやすさを重視していると思うので、あまり知見がなくても読める。グラフが多く、実験結果を直感的に把握しやすい。その分、深い説明は省略され「ここおかしいんじゃないの、こういう要因もあるんじゃないの」という疑問は残ってしまう。 「まわりの生徒の偏差値が高いと、自分も刺激を受けて頭がよくなるか」については、教師の水準や授業の進めやすさなど、もっといろいろな要因があると思う。それらを含めての結果であれば、納得しがたい。 経験上だが、授業はクラスの生徒の真ん中や、やや理解度の低い方に合わせる。できる生徒は待ちが発生する。逆に生徒の理解度がある程度そろっていれば、生徒全体の待ちはあまり発生しない。その分、習熟度、理解度は上がると思う。
0投稿日: 2017.07.15
powered by ブクログPDCAを回すことにも活かせる。 得られる結果に対して、その原因が何なのか、どうすればそれが原因と言えるのかを書いたような本。 a/bテストをしている人間からすれば、そりゃそうだろと思うけど、原因と結果が数値化されないことの方が 世の中多いんだろうな。 そして数値化されることの価値はとても高いんだと実感できた
0投稿日: 2017.07.04
powered by ブクログ相関と因果の錯誤はビジネスや研究の場でも度々起こる。更に厄介なのは決定係数R2でさも客観的に立証できてしまう点だ。本書では実例を基に指摘と排除手法を概説している。統計的な数式は用いず「ランダム化比較試験」「操作変数法」「回帰不連続デザイン」など専門用語も登場するが平かつ丁寧に解説されており、万人向けの内容になっている。 全体的には内容が冗長的で回りくどいのと、トピックの寄せ集め感が強く纏まり感に欠けるのはいただけなかったが、研究結果の紹介は思い込みや常識と異なる結果で興味深いものであった。
0投稿日: 2017.05.16
powered by ブクログ因果関係を証明するには反事実が必要 交絡因子がない、ただの偶然ではない、因果が逆ではないことを証明する 方法は ランダム化比較試験 偶然を利用する自然実験 トレンドを取り除く差の差分析 原因のみに作用する操作変数法 ジャンプに注目する回帰不連続デザイン マッチング法 全てのパラメータが揃って重回帰分析できればそれでも良い
0投稿日: 2017.05.07
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因果関係か相関関係か。 全くの偶然ではないか、第3の変数(交絡因子)が存在していないか、逆の因果関係(原因と結果が逆方向ではないか)。 反事実を証明できればいいが、実験できなければ不可能。 回帰分析で交絡因子の影響を取り除く=重回帰分析 事前実験と類似実験=偶然の出来事で生じた数値を活かす ランダム化比較試験=対象をランダムに割り当てて実験する。 メタアナリシス=複数のランダム化実験を結果を統合する。メタとは、高次の、という意味。 統計的に有意=95%以上の確率で。表が4~5回連続で出る程度の確率。 健診に長生きとの因果関係はない。特定の検診は別。国立がん研究センターの「科学的根拠に基づくがん検診推進」 ホスピタリスト=外来患者を診療せず入院患者に専念する。ランダムに割り当てられる。内科医は女性のほうが基本治療に忠実なため長生きできる。 出生時体重は重いほうが健康状態はいい。小さく産んで大きく育てるは母体のため。 胎児起源説「オリジンズ」 認可保育所を増やしても母親の就業率は上がらない。祖父母、民間保育所の代替えになるだけ。 なだらかに最低賃金を上げても雇用は減らない。企業は価格を上げる。 母親が大卒だと子供の健康状態はいい。(健康に気を使う) 無理して高偏差値の学校に行っても学力に差はない。 高齢者の医療費の自己負担を増やしても死亡率は変わらないが、病院に行く回数は減る。 女性取締役を法令で無理やり増やすと企業価値が減る。 A/Bテスト=広告の文字を変更する、写真を変える、など。女性の写真と、簡素な広告、が効果がある。 ルービンの因果推論モデル。「因果推論」 政策評価、疫学に応用された。 分析の内的妥当性と外的妥当性。 再読記録ーーーーー 因果関係をチェックするポイント=全くの偶然ではないか、第三因子はないか、逆の因果関係ではないか。 反事実における結果が必要=原因がなかった場合に結果がないこと。 回帰分析<自然実験と疑似実験<ランダム化比較試験<メタアナリシスの順。 チョコレートの消費量とノーベル賞の受賞者数は、裕福度合いが第三因子になっている。 医療費を高くすると受診を控える。貧困層以外の健康状態は変わらない。 外生的なショックを利用して、ランダム化比較試験を行ったような状況を利用する。 女性医師が担当すると死亡率が低くなる。 疑似実験=差の差分析、操作変数法、回帰不連続デザイン、マッチング法。 年が違うと広告の有無は正しく測定できない=景気がtoshiによって違う=差の差分析。 認可保育所を増やしても就業率はあがらない。私的保育サービスを代替しただけ。 最低賃金の上昇が雇用に与えた影響=州ごとに最低賃金が違うことを利用した自然実験。最低賃金を上げても雇用には影響しない。差の差分析。 操作変数法 結果には直接影響を与えないが、原因に影響を与えることで間接的に結果に影響を与える。広告料の割引があれば広告を出すお店が増える可能性がある。 テレビを見るから学力が低くなる、か学力の引き子どもは良くテレビを見ている、か。貧困家庭では、テレビを見ると成績が上がる効果がある。 教育は株式や債券よりも利回りが良く次の世代まで影響する。 回帰不連続デザイン 友人の学力と自分の学力の間に因果関係があるか。連続した学力の子どもが、進学した学校によって違いがでるか。ほとんど関係はなかった。 高齢者の医療費の自己負担割合が増えても、死亡率は変わらない。外来受診は減る。 マッチング法 同じような店舗を比較する。よく似た対照群を選ぶ。何を似たものとするか=共変数はなにか。いくつかの共変量をひとまとめにするプロペンシティスコアマッチング。 偏差値の高い大学に入っても収入は上がらない。 簡素で情報が少ないDMのほうが顧客を増やす効果があった。 交絡因子の影響を取り除く重回帰分析。 内的妥当性と外的妥当性。同じ集団で同じ結果が再現されるか、アメリカの結果が日本でも同じか。 因果推論のステップ=原因は何か、結果は何か、反事実はどうか、比較可能なグループか確かめる。 メキシコのプログレッサ計画。ランダム化比較試験で政策効果を示した。マサチューセッツ工科大学の貧困アクションラボ。
0投稿日: 2017.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
○エビデンスには階層がある。 ・「メタアナリシス」「ランダム化比較試験」「自然実験と擬似実験」「回帰分析」の順にエビデンスレベルが高い。 ○メタアナリシス ・複数の研究結果を一つにまとめて全体としてどのような関係があるのかを明らかにする研究手法(例:国立がん研究センターによる受動喫煙と肺がんリスクの関係調査) ○ランダム化比較試験 ・大笑を介入群と対照群にランダムに振り分け比較可能にすること(例:デンマークの保健指導と死亡率の関係、ランド医療保険実験(医療費の自己負担割合と外来受診回数、健康状態の関係))。 ・ビジネスではA/Bテストとして用いられる例もある。 ○自然実験 ・対象が自然災害などの外生的なショックによって介入群と対照群に自然に分かれてしまった状況を利用して因果関係を検証する方法。(例:ホスピタリストの男女差と30日以内死亡率の関係、双子を用いた出生児体重と健康状態・学歴等の関係) ○擬似実験 ・「差の差分析」「操作変数法」「回帰不連続デザイン」「マッチング法」など。 ・「差の差分析」が成立するためには、「介入群と対照群において介入前のトレンドが同一であること」「介入が行われている間に別の変化が発生していないこと」の2つの前提条件が必要。(例:保育所定員率と母親の就業率の関係(各都道府県の介入前の母親の就業率の差と、県別の保育所定員率が増加した都道府県とそうでない都道府県の母親の就業率の差)、最低賃金の上昇と雇用率の関係(2つの州の介入前の雇用率の差と、介入後の雇用率の差)) ・操作変数とは、結果には直接影響を与えないが、原因に影響を与えることで間接的に結果に影響を与えるような第3の変数。操作変数と結果両方に影響を与える第4の変数が存在しないことが条件。(例:1948年から52年にテレビを所有していたかどうかを操作変数として、テレビの視聴時間と子供の学力の関係を調査した例、17歳時点で住んでいた自宅から大学までの距離を操作変数として母親の学歴と子供の健康状態の関係を調査した例) ・回帰不連続デザインとは、恣意的に決定されたカットオフ値の両サイドで、介入群と対照群が分かれる状況を利用して因果関係を推定する方法。回帰不連続デザインが成立するための前提条件は、連続変数のカットオフ値の周辺で、結果に影響を与えるような他のイベントが起きていないこと。(例:友人の学力と自分の学力の間の関係について、大学受験を目指す生徒のための特別な公立高校に僅差で合格した高校生と僅差で落ちた高校生(合格ラインの点数をカットオフ値としている)の生徒の学力の差の検証、高齢者の自己負担割合が低下する70歳0歳と69歳11ヶ月の死亡率のジャンプの検証) ・マッチング法は、介入群によく似たペアを対照群の中から選び出すことによって2つのグループを比較可能にする方法。複数の共変量をひとまとめにする「プロペンシティ・スコア・マッチング」(介入群に割りつけられる確率=結果をもたらす確率を点数化し、2つのグループ間で全ての共変量において似たような値をとるようにする)という手法も用いられる。ただし、前提条件として、結果に影響を与えるような全ての共変量が数値化されたデータとして存在すること、全ての共変量がプロペンシティ・スコアの計算に用いられていること、の2つが存在する。(例:同じ大学合否結果だが異なる偏差値の大学に進学した2人をマッチングすることによる、大学の偏差値と収入の検証) ・重回帰分析を行えば、交絡因子の影響を除いて関係を評価することができる。他方で、中間変数と呼ばれる因果関係の中間に位置する第3の変数を取り除くと、本来の影響を過小評価する可能性がある。 ○「統計的に有意である」とは、単なる偶然として説明できる確率が、コインを5回投げて全て表になる程度の確率の稀さであること。 ○分析にも限界はある。 ・ランダム化比較試験は相当な費用がかかる。 ・外的妥当性の問題がある(例:アメリカ人のデータを日本人にそのまま使えるとは限らない)。 ・倫理的な問題から実施的ないケースが多い(例:喫煙と肺がんの因果関係)。 ・ランダム化の失敗が起こり得る(実験の最中に対照群から介入群に移動する可能性)。 ・実際に社会全体に拡張して導入すると効果が小さくなる場合もある(例:治験)。 ○因果関係が存在するかを確認するためには、「まったくの偶然でない」「交絡因子が存在していない」「逆の因果関係が存在していない」ことを満たすことを証明できれば良い。 ○因果推論のステップとしては、原因を明確に定義すること、結果を明確に定義すること、因果関係を確認すること(上記3点を満たすか検討)、反事実を作り出す(尤もらしい値で置き換える)こと、比較可能になるように調整すること。
0投稿日: 2017.04.30
powered by ブクログ研究している者でさえとても間違えやすい、因果関係と相関関係について。 因果関係を吟味するための因果推論の方法について、具体的に、とてもわかりやすく書かれています。 自分もときどき確認するようにしよう。
0投稿日: 2017.04.30
powered by ブクログエビデンスの考え方、見方についてわかりやすく整理されていて勉強になった。今後は、それぞれの具体的な手続きについて学んでいきたい。
0投稿日: 2017.04.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
医療費の自己負担割合が引き下げられると、高齢者は病院に行く回数が増えるものの、それによって死亡率や健康状態に影響が出ることはないということになる。(p.141)
1投稿日: 2017.04.15
powered by ブクログ「経済学」とあるが「社会科学」全般の話と思う。因果関係について学ぶために、好著。研究者入門でもいいし、ビジネス学んでる人にもぜひ理解して欲しい一冊。
0投稿日: 2017.04.09
powered by ブクログ良い本。「効果的な○○教授法」という話が大好きなこの業界だが、因果関係について真剣に受け止められている感がない。しかし、効果とは要は「因果効果」の話なので、因果関係とは切っても切り離せないはずだ。こういう議論がもう少し浸透してほしい。
0投稿日: 2017.04.04
powered by ブクログ「原因と結果」の経済学 中室牧子、津川友介著 社会に生かせる統計の手法 2017/4/1付日本経済新聞 朝刊 本書は、社会科学の実証分析において最も重要な役割を果たす「因果関係」の検証方法をわかりやすく解説した啓蒙書である。著者はそれぞれ教育経済学、医療経済学の専門家で、この分野における様々な研究を使用して、因果関係を検証する統計的な手法を、数式やテクニカルな用語をあまり用いず、身近な問題を取り上げて説明している。 具体的には「メタボ健診を受けていれば長生きできる」「男性医師は女性医師より優れている」「認可保育所を増やせば母親は就業する」「テレビを見せると子どもの学力は下がる」といった普段は特に疑問を抱かず受け入れている通説に対して、関係はあっても、原因と結果の関係にはない。つまり相関関係はあっても、因果関係は成立していないことを明らかにしている。 因果関係の検証方法として「ランダム化比較試験」「自然実験」「疑似実験」(差の差分析、操作変数法、回帰不連続デザイン、マッチング法)といった分析手法が紹介される。これらの方法は因果関係のチェックで必要な(1)「まったくの偶然」ではないか、(2)「第3の変数」は存在していないか、(3)「逆の因果関係」は存在していないか、という3つの条件を完全あるいは部分的に満たしている。 実験的な手法を使用しない政策評価分析は信頼性に欠けるという認識で経済学者の見解は一致している。そのなかでも「ランダム化比較試験」が因果関係を明らかにするという点では最も理想的である。しかしながら、費用、倫理、厳密な実験の実施や現実の問題への適用で問題は残り、観察データを用いた「自然実験」「疑似実験」の手法を、与えられた状況に応じて適宜分析に使用するよう本書は提唱している。 最近は、実証的な証拠に基づく政策を推進する必要性が強調されるが、そのためには統計の整備に加えて、本書で紹介された研究手法による分析を蓄積する必要がある。特に医療や教育は私たちの生活の質を大きく左右する重要な政策であり、政党やイデオロギーに左右されないデータや証拠に基づく議論が必要不可欠である。本書は政策論議の深化に必要な有益な指針を提供する。 (ダイヤモンド社・1600円) ▼中室氏は慶応大准教授。著書に『「学力」の経済学』。津川氏は米ハーバード公衆衛生大学院リサーチアソシエイト。 《評》学習院大学教授 乾 友彦
2投稿日: 2017.04.02
powered by ブクログデータを解析することにより、両者に因果関係があるのか、それとも相関関係があるのか、これを導き出すのに様々な手法があり、その手法を解説した本。広告を出したおかげで売上が上がったと証明するのは意外と大変だ。
1投稿日: 2017.03.27
powered by ブクログ「因果推論」に関する絶好の入門書。アタマが固まりかけているボブには目から鱗。是非とも活用したいと心底思っている。 政策の分野でエビデンスが叫ばれて久しい(とボブが思ってるだけ?)。因果関係か相関関係か…無頓着に考えていた自分がいる。以後、気を付けますm(_ _)m 「おわりに」より。 ---以下、引用--- 経済学がこだわる「因果関係」を示唆するエビデンス。それを生み出すために体系化された「因果推論」。それらが、データ氾濫時代を生きる読者の皆さんの助けとなったならば、著者として望外の喜びである。 ---以上、引用--- 頑張ります…
1投稿日: 2017.03.23
powered by ブクログメタボ健診を受けていれば長生きできるか テレビを見せるとこどもの国学力は下がるか 偏差値の高い大学へ行けば収入があがるか 因果関係か相関関係か。 原因と結果に影響を与える交絡因子の存在 最低賃金と雇用の間に因果関係があるかの話も興味深かったです。
1投稿日: 2017.03.21
powered by ブクログ世の中、ビッグデータ時代である。莫大かつ多種のデータがあればあるほど、風が吹けば桶屋が儲かる的な「あのデータとこのデータとはこんな密接な関係が!」と言った発見が増えてきたり、発見することが富に直結するかのような認識が増えている。が、そこでちょっと待った!「相関と因果とはちがーう!相関から慎重に因果関係を抜け出せたもののみが真に価値のあることなんですよ」という事を切実に訴えているのが、この本である。 こういったことを総じて因果推論と言うらしいが、この因果推論の一般的な原理とその手法、手法を駆使して相関から因果まで消化できたさまざまな事例(テレビばかり見ていると学力は下がるのか?メタボ検診を受けていると長生きできるのか?認可保育所を増やせば母親の就業数は増えるのか?など)をこの本では紹介してくれていてとても参考になるし、これからデータドリブン企業に脱皮しようという類の会社の社員には正しいデータドリブンマインドを獲得すると言う意味でみんな読んだほうがよいと思える本だった。 しかし、直感に反する因果関係を是認するとはとても難しい。(逆に直感に反しないただの相関関係を否定することも難しい)ただ、それを証明し啓発し続けることが科学者のなすべきことであるし、これを著作や教育を通じて行い続けている筆者先生方におかれましては本当にお疲れ様です。政府や大企業などオーバーヘッドがものすごいことをやっている主体者たちは科学者の冷静な意見を必ず聞くようにしたほうがよいとこの本を読むと痛感します。
0投稿日: 2017.03.16
powered by ブクログ数式が無いので素早く読める。とはいってもロジック脳をかなり使う読書にはなる。 副流煙と心筋梗塞、自己負担率と死亡率、偏差値と収入、女性役職比率と企業価値など、相関を超えて因果関係の有無を追求する方法について、どういう手法が、今、用いられ活用されているのかというのを掴むために良さそうだ。
0投稿日: 2017.03.12
powered by ブクログ単なる相関関係があるだけのことを因果関係として語る情報が特に増えてきているのが気になっていたが、そういえば学術的にどういうことなのか知らなかった。なんちゃって本ではなく、経済学・統計学の初歩的な部分の説明がされていてなかなか勉強になった。これからは情報を自分の頭で判断することが必須。そのひとつのリテラシーとして重要なひとつだと思う。
0投稿日: 2017.03.11
powered by ブクログ世界は様々な風評や噂であふれている。政治や経済もその効果に関して政治屋たちが政争の道具にしている。因果関係と相関関係に立ち返ってそれらの事象を曇りのない目で耳で判断すべきだ。目から鱗が落ちる!まさにこの本がそうである。あらゆる事象を冷静にその関係性を分析すれば有象無象の偏向した考えの陥穽に陥ることなく、明快なスッキリした考えで進むことができるのだ。改めて、自分の軽薄さも浮き彫りになった。この書籍に感謝である。
0投稿日: 2017.03.10
powered by ブクログわかりやすくて良い本だった。学部の一年生に読ませる教材としても良さそう。国民全員が読んだらいいのになと思います。
0投稿日: 2017.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「テレビを見せると学力は下がるのか」「いい大学にいけば収入はあがるか」などよく言われている俗説が本当かどうかを科学的に分析し、「原因と結果」(因果推論)の見方を教えてくれる本。「学力」の経済学の著者が書いているということもあり、値段やページ数も手ごろだったんで購入。 まずはある2つの変数の動きが因果関係と思っているときは以下の3点を疑うことがポイント 全くの偶然ではないか 第三の変数は存在していないか 逆の因果関係ではないか 3つが存在せずに因果関係が存在していることを示すには「反事実(仮に~をしなかったらどうなっているか)」を比較することが大事。 →比較可能なグループを比較し、その時点で統計的有意差(偶然では起こりにくい差)がでれば因果関係があるといえる その手法として下記のようなものが一般的 ランダム化比較実験(最も確実だがコスト的、倫理的、政治的に難しいこともある) 自然実験(偶然作り出された比較可能グループ。ランダム化に近い) 差の差(介入群と対照群で介入前後の差をとろうとするもの) 操作変数法(原因のみに影響を与える変数を操作する) 回帰不連続デザイン(境界値に注目する) マッチング法(対象以外の変数がよく似た2つのサンプルを比較) いろいろな学術書を読んでいると「相関関係と因果関係は違う」ということはよく出てくる考え方であり、中には知っていることもあったのだが、 しっかりと体系だっている 専門的な内容でありながら内容がコンパクトで素人でも比較的読みやすい 具体例が身近かつ有用であり非常にわかりやすい という点で非常に価値は高いと思う。 専門的かつわかりやすい本を書ける人は(特に学者では)非常に少ないので貴重な本。
0投稿日: 2017.03.05
powered by ブクログ中室氏の前著より良心的になっているものの、考え方の紹介であって各論は軽く触れるのみ。不完全なデータから得たい情報を得るための切り取り方などは面白かった。ただ、考え方の紹介であれば類書によいものはあるように思われる…
0投稿日: 2017.02.21
