表紙やタイトルから受ける印象と展開にズレがあるので一応、要試読。 ゆるふわ系男子が異世界で荒みながら学んでいくという弱肉強食的な世界観。こうした展開はなろう系では異色かもしれないけど、テンプレで神様からチートスキルを貰うよりもストーリー性があって個人的には好み。 ただ敵モンスのレベルが駆け足すぎて、急に高レベル戦闘になりがち。２巻の中盤でもはや最終回みたいな戦闘シーンだったり、読んでる側としては感情がついて行かずに置いてけぼり感が無きにしもあらず。 作画さんの絵は荒いけど丁寧で感情描写が良く伝わってくる。あとはコマ割りとか台詞回しなどの演出にはもう少し気を使ってほしい（この辺の指摘は編集さんの領分な気はするが）。 武器のデザインがＳＦ的で好みではあるけど、世界観にそぐわずに浮いてるのは残念。でも好き。 全体的にあと一歩という感じではあるけど、結局好きなので☆４。

「クラスごと異世界召喚+主人公が絶体絶命の危機に遭って強大な力を得つつも粗暴な性格に変貌してしまう」というタイプのなろう作品。原作未読。 構成・テンポ・コマ割り・作画・戦闘描写等はいずれも上手く描けていて、漫画としての完成度は非常に高い。各キャラクターの個性や魅力、デザイン等も良く、このあたりに批判できるような点は一切ない。 ストーリーは死にかけた主人公が吹っ切れて、強力な能力を獲得すると同時に闇落ちする、というハードなダークファンタジー……と思っていたがそれは1巻まで。 2巻以降は仲間が増えてコミカルなコメディ描写も増加、ダークファンタジーというよりはバトル物のラノベコミカライズ作品に近い雰囲気になっていく。シリアスとコメディのバランスが良く、ストーリーの程よい緩急になっている。あとギャグのセンスが地味に高い。 なろう作品らしく主人公最強設定ではあるものの、他作品みたく主人公が何でもあっさり解決する、冗長で緊張感のない物語ではない。苦戦する時は普通に苦戦するし、危機的描写の演出も上手く、展開の緩急や起承転結はしっかりしている。 設定や序盤の展開だけ見ればわりと典型的なろう作品だが、原作がいいのか担当編集の手腕がいいのか、意外にもなろう作品特有の「臭さ」は少ない。ステータス等のRPG要素もあるにはあるが、作中では殆ど出てこない。先述の通りバトル物ラノベコミカライズと同じノリで読めるのが個人的な評価点。 とまぁこんな感じで完成度の高く読みやすい作品なので、興味があるなら是非。

まぁ、原作のあるコミックの場合単純にコミックだけを評価とはいかないね。 こういった話ってどうしても、能力を数値化、明文化したがるよね。 確かに、すごさを表すにはイージーな方法かもしれないけど、大分見飽きた感はあるな。

ウェブコミック誌「コミックガルド」に連載されているRoGaの「ありふれた職業で世界最強」の第1巻です。白米良の同名ラノベのコミカライズです。最近流行りのなろう系作品の一つです。2019年7月からTVアニメが放送されています。アニメはいきなり異世界からスタートでよく分からないまま最強キャラになってましたが、コミック版では、一応、前半は異世界に召喚され云々カンヌンで、後半が一気に強くなってしまい、「俺、最強」な展開になっています。ヒロインはあの娘で確定だろうな。まさか、あっちの娘???

web小説のコミカライズ作品です。 原作と比較しても遜色ないレベルの作画です。 キャラたちがカッコよく可愛らしく描かれています。 戦いのシーンでも迫力のある描写が素晴らしいですね。