
総合評価
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powered by ブクログユーモラスな推理を行う軽いミステリーかと想像していたら思ったよりお堅い内容。主人公の属性が神父であることを意識して、神学や聖書の教えが推理をする際引き合いに出されることが多く、やや説教臭ささえある。ミステリーとして見ると、「使用されていない兇器」「木の無い場所に死体を隠すなら?」「その場の思い付きで犯行に及ぶ事件」「見えない人」などなど古典の域にあるテーマやトリックばかりで、本作の影響力の高さがうかがい知れる。古いホラー作品がそうであるように、現代の視点から見ると何故そんなものにそれほど驚くのだろう……と感じる場合もあるのだが、それは本書が「その後」のミステリ界隈を形成する礎になったからであって、エポックな作品だったのだと実感する。あと、ブラウン神父の「解答を先送りにする持って回ったしゃべり方」ってまさしく名探偵っぽくてくどいな~と思ったのだけど、たぶんここも後世に影響を与えた部分なのでしょうね。
4投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログ図書館にて 英国ものの翻訳なので、地の文は長いし難しい。 そしてブラウン神父はドラマから入ったので出番がもっとほしいなーと思っちゃう
0投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログブラウン神父が穏やかに淡々と謎を解いていくのも、トリック自体も面白い。けど、なんか読みにくい。 情景が浮かびにくくて飛ばしてるからかな。
0投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログこの手のクラシックミステリーは高校・大学時代に好きでずいぶん読んだのだが、ブラウン神父ものだけはなぜか読んでおらず、50歳を超えてからようやく初読。若い頃に読んでいればもう少し楽しめたかなという気もするが、それでも神父という奇抜な探偵像はなかなかユニーク。チェスタトン自体あまり読んだことがなかったので、ブラウン神父もの以外でもう一冊くらい読むか。
2投稿日: 2024.11.28
powered by ブクログ1910-1911年に発表された作品を集めた第一短編集。ヴァンダインやアガサクリスティ以前の探偵小説はおおむね読みにくいし、話が19世紀冒険小説風なものが多く、解決も唐突。読み進めるのに骨が折れる作品が多い。 この短編集もそうで、読んでいるうちに飽きてくる。それでも読み進めると最終2-3ページの真相説明で発想の面白さを味わうことができる(場合もある)。 読んでいて気づいたけど、この短編集以前に読んだことがある。まったく話を覚えてない回もあれば、既視感のある設定もあり、それでも自信がなかったが、『折れた剣』を読んで確信を持った。この作品は独特で意外性があり、似た作品ないと思う。 ()は発表順 青い十字架(1) 盗難事件の一種。途中の奇妙な行動の説明が、それはそうだろうけど、さすがにそこまでやると疑いの目を向けられないか? レベル 秘密の庭(2) 殺人事件。探偵小説らしい話だが、ガストンルルーの黄色い部屋のような古臭さを感じる。青い十字架で出てきたヴァランタンが主人公。ブラウン神父が真相をわかったのと同じタイミングで犯人はわかるが、よくまとまっている。突っ込みどころはあるが、楽しめた。読んだことがある気がする。 奇妙な足音(3) 盗難事件。読んだことがある気がするが、細かいとこ点で記憶と違っていた。 飛ぶ星(11) かなり無理な話の展開。20ページくらいの作品だが、何度も途中で放り出しそうになった。そのひとつにイギリスの道化師の演目を知らないので話が理解できないということもあると思う。これもクライマックス読んだ記憶がある。 見えない男(6) 殺人事件。好意的にみてよくまとまっている。トリックは、これよりも洗練された形で他の小説で見た気がするが、この小説のは いくらなんでも という感はある。 イズレイル・ガウの誉れ(9) 失踪事件というか怪奇小説。ここまでの中で最も読むのに骨が折れた。真相も辻褄は会うが、強引すぎる感がある。 ここで折り返しだが、以外にも後半の作品は、読みやすいし 話に無理はあるが支離滅裂さはない。 狂った形(5) 殺人事件。素直に読んでいれば犯人はすぐわかる。アリバイ工作のトリックも素直なのですぐわかる。少し意外だったのは犯行に及んだそのタイミング。今までの6作品に比べてはるかに読みやすいし、のちの推理小説に比較的近い展開。 サラディン公の罪(10) 分類わけが難しい。執事の行動が伏線となって最後にちゃんと回収されている。 神の鉄槌(4) 殺人事件。ブラウン神父の面白さが少しわかってきた気がする。宗教に対する人の態度に関する描写(鍛冶屋は経験なキリスト教徒に見えるが、ブラウン神父からするとキリスト教徒ではない。傲慢で人を許すことを知らない)が味わい深い。 アポロの眼(8) 殺人事件。現代的な事件。全体的に犯人が捕まらない話が多いか、この作品もそう。読んだ記憶がある。 折れた剣(7) 分類不可。証拠も何もないが、展開が意外すぎる。真相を知った後 木を隠すなら森。森がないなら作ってしまえ。のセリフに納得。 三つの兇器(12) 殺人事件。
0投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログ1911年発表、100年以上前の作品。それを考えると多少の読みにくさはあっても現代に通じる推理、トリックが素晴らしいと思う。こういう作品たちが今のミステリの骨組みとなっているんだな、と別の感慨に耽てしまう(笑)。短編集ですが短い話の謎たちはスッキリ綺麗に解決し読後感も良い。一つ言うならば相棒フランボウの活躍がもっと見たかった…!穏やかと見せかけてシビアなブラウン神父と良いコンビだと思います。
0投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログ奇想天外なトリック、痛烈な諷刺とユーモアで、名だたるミステリのひとつブラウン神父シリーズ短編集がリニューアル。ブラウン神父初登場の「青い十字架」、大胆なトリックの「見えない男」、有名な警句で知られる「折れた剣」など全12編を収録する第一集。原書名原タイトルはThe innocence of Father Brown。 青い十字架/秘密の庭/奇妙な足音/飛ぶ星/見えない男/イズレイル・ガウの誉れ/狂った形/サラディン公の罪/神の鉄槌/アポロの眼/折れた剣/三つの兇器 言い回しが長く色々で、同じ人物を示す表現がたくさんあり、名前や特徴を全てを把握しながら読み進めなければなので、読みにくかった。トリック解決が単にブラウン神父のさらりとした解説のみ。変装名人の怪盗から探偵になり、ブラウン神父のパートナーとなるフランボウが魅力的な人物のようだが、活躍があまり感じられない。推理小説の祖的な作品なので仕方ないのか。
1投稿日: 2024.02.26
powered by ブクログイギリスの作家G・K・チェスタトンの連作ミステリ短篇集『ブラウン神父の童心【新版】(原題:The Innocence of Father Brown)』を読みました。 ここのところ、イギリスの作家の作品が続いていますね。 -----story------------- 奇想天外なトリック、痛烈な諷刺とユーモアで、ミステリ史上に燦然と輝くシリーズの第一集。 小柄で不器用、団子のように丸く間の抜けた顔。 とても頭が切れるとは思われない風貌のブラウン神父が真相を口にすると、世界の風景は一変する! ブラウン神父初登場の「青い十字架」のほか、大胆なトリックの「見えない男」、あまりに有名な警句で知られる「折れた剣」等12編を収める。 解説=戸川安宣 ----------------------- 1911年(明治44年)に発表された作品で、ブラウン神父というカトリックの司祭が、様々な事件に巻き込まれて、その謎を解くブラウン神父シリーズの第1作です……『東西ミステリーベスト100』では海外篇の8位にランクインしている作品です。 ■青い十字架(The Blue Cross) ■秘密の庭(The Secret Garden) ■奇妙な足音(The Queer Feet) ■飛ぶ星(The Flying Stars) ■見えない男(The Invisible Man) ■イズレイル・ガウの誉れ(The Honour of Israel Gow) ■狂った形(The Wrong Shape) ■サラディン公の罪(The Sins of Prince Saradine) ■神の鉄槌(The Hammer of God) ■アポロの眼(The Eye of Apollo) ■折れた剣(The Sign of the Broken Sword) ■三つの兇器(The Three Tools of Death) ■解説 記念すべきブラウン神父譚の第一短編集 戸川安宣 ブラウン神父というカトリックの司祭が、様々な事件に巻き込まれ、その謎を解くという物語……ブラウン神父は、見た目は地味で気弱な人物ですが、鋭い観察力と豊富な知識、そして人間の心理に通じた洞察力を持っており、事件の背後に隠された真実を見抜き、時には犯人にも慈悲を示します、、、 古典的ミステリの中で名作と呼ばれているシリーズですが……少し読み辛さがあり、気持ちが作品に入り込めなかったですね。 そんな中でイチバン印象に残ったのは、、、 4人もの人間が監視していた建物の中で男が殺害され、恋敵が犯人ではないかと疑われるが、監視していた4人は怪しい人物は見ていないと全員口をそろえて証言するという不可思議な事件の謎にブラウン神父が迫る『見えない男』ですね……大胆だけど、納得できるトリックでした。 その他では、 同じ足音なのに、時にはゆっくり歩き、時には忙しく走っているという奇妙な足音から、ブラウン神父は足音の主が何をしようとしているのかを見破り、盗難事件を阻止する『奇妙な足音』、 死因は転落死なのに、ナイフ、ロープ、ピストルという3つの凶器が殺害現場に散らばっており、ブラウン神父を呼んだ人物が犯行を自供した……という事件の真相をブラウン神父が解き明かす『三つの兇器』、 が印象に残りましたね……何だろうなー 面白い作品もあったのですが、物足りなさの方が強かったなぁ 期待し過ぎていたのかも。
0投稿日: 2024.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
見た目は冴えないが、悪や犯罪に対して鋭い観察力・深い洞察力を持ったブラウン神父が事件を解決していく連作12篇。収録作は以下のとおり。 青い十字架 秘密の庭 奇妙な足音 飛ぶ星 見えない男 イズレイル・ガウの誉れ 狂った形 サラディン公の罪 神の鉄槌 アポロの眼 折れた剣 三つの兇器 思い込みや“心理的に見えない人”が解決の鍵となる「奇妙な足音」と「見えない男」がおもしろかった。名探偵が真相をなかなか明かさない点は古今東西共通らしい。まだ色々と定まっていなかった為か、ブラウン神父の容姿以外の設定がブレブレだった。
0投稿日: 2023.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
青い十字架 実は最初に読んだのは小学生の頃だ。この話だつまたかどうかは忘れたが、実は僕はブラウン神父と15年も前に出会っている。その時どう思ったのかは忘れたから、実質的には今回が初めてと言えよう。ブラウン神父の話でありながら名刑事ヴァランタン目線で話が始まり、おかしな2人の神父の謎を追うことになる。ブラウン神父が主人公とわかっていながらも、神父の活躍と奇怪なイタズラの数々とがどう繋がるのかわからないのがこの話の面白さ。格言めいてこの話をまとめるなら「後ろぐらい奴は事を荒立てない」といったところか。 あの台詞はここに出てくるのか!しかも言ったのはヴァランタンかい!しかもあれは刑事から見た愚痴なようなものだったか。意外や意外。実物を読んでみないとわからへんもんやなぁ。 秘密の庭 そんなことある!?準レギュラーかと思ってた奴を犯人にする!?トリックは確かにああなるほどという感じ。でもこれでチェスタトンの性格がよくわかった。 奇妙な足音 確かにこれは名作!青山先生イチオシの作品なことだけはある。足音を聞くだけで犯罪を防ぐブラウン神父の推理力は見事だし、給仕と貴族の2役をやってのけるフランボウも見事。作品が作品ならルパンやその孫ですらやったであろう手口だ。これは面白い! 飛ぶ星 急いで読んだから上手いこと話が入ってこなかった。残念。明示されたわけではないがブラントがフランボウだったのか。如何にして盗んだか、が主眼なわけだが大胆不敵さという点ではさすがは名怪盗といったところか。 見えない男 今ではど定番とも言えるクイズの大元はここにあったのか。読んでるうちにもしやと思ったがやはりほうだった。盲点に突けこんだ答えがチェスタトンは得意なのかもしれない。当たり前のように思っているからこそ思いつかないことを当たり前だよって教えてくれるような。 イズレイル・ガウの誉れ ミッシングリンク的なエピソード。事件の大筋を追うのは難しいが頭蓋骨を奪った理由くらいならわかった。「歯医者」のワードでそれに行き着くのはちょっと自分の成長を感じる。ふへへ。 狂った形 いつになく読みづらかった。なんでやろ。謎としては密室トリックになるのかな? サラディン公の罪 お手軽な入れ替えトリックって感じ。ブラウン神父の話はどうにも頭に入っててきづらい。洋物は大体そうやけどそれにしても少ししんどい。冷静なブラウン神父目線で進むから感情が上手いこと入ってこないんだろうか。読者と同じようにびっくりしてくれる存在の大事さがわかる。 神の鉄槌 時代を感じる。人の力で到底不可能な殺し方にちゃんと着目するのがブラウン神父だけってところに物理学が未発達な時代性を感じる。重力を使うことは情景さえしっかり頭に思い浮かべられていれば簡単に思い付くだろう。 アポロの眼 かなり読みやすかった。やっぱり人が死ぬ話は読みやすい。犯人ははっきりしてるが何かトラブル発生。その顛末は?というお話。謎を解くというよりもその成り行きを楽しむタイプのミステリー。 折れた剣 ミステリーを読んだことない人でも一度は聞いたことがあるであろうあの台詞が満を持して遂に登場。だいぶ序盤からあの台詞は出てくるがその台詞が恐るべき結末へと繋がっていく。名将が起こす最期の乱心。果たしてその真意は?結末はあまりにもおぞましい。 三つの兇器 さっさと殺人事件が起こるからかなり読みやすい。死体は1つなのに兇器がぽろぽろ。容疑者もぽろぽろ。さて真相は?ホームズにでも出てきそうな慈悲のエピソード。でもさすが神父。裁くのは法ではなく神。すべての現象が逆転して見えてしまうところは面白い。 10数年振りに再会したブラウン神父。あのときは知らなかった人柄を漸く知ることができた。作風は想像以上に読みにくかった。僕がもっと成長したらそのときは楽しく読めるのかな。話の中にはあのあまりにも有名な台詞や、盲点の話でよく使われるエピソードなんかが入っている。ホームズ然り、ミステリー関係ないところでその話題が出てくるってことがどれだけブラウン神父が後世に影響を与えているかの証明だと思う。
0投稿日: 2023.11.07
powered by ブクログ「人間というものは、善良な生活なら一定の水準を保つことができるかもしれぬが、悪事の一定水準を保つなんてことはむりな相談なんだよ」 2019/6/5読了 ブラウン神父なんて、読むのは小学生以来ではないか。思い立って〈創元推理文庫〉のシリーズ5巻をまとめ買いした。 引用は「賢い人は葉をどこに隠す? 森の中に隠す」で有名な『折れた剣』ではなく、相棒フランボウが改悛する契機になった『飛ぶ星』より。
0投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログ修飾が多いが物語の骨格はシンプルでわかりやすいし謎に魅力がある。完成度が高い。トリックがシンプルなのもわかりやすくていい。 探偵のブラウン神父に魅力はない。フランボウの方がいい。
1投稿日: 2023.08.18
powered by ブクログ「賢い人間なら小石をどこに隠すかな?」 いやはや、相棒ファンとしてはこの一文を探すためにだいぶ読む羽目になりました。「浜辺でしょう」「では浜辺がないときはどうするかな?」と続くとは思ってなかったけど。 この一文がこれほど有名になったのは、ブラウン神父の中でも「折れた剣」が群を抜いた傑作だったからでしょうね。 物語自体は世の中のミステリーの中でも一際面白い。最初出てきた刑事と犯罪者、絶対刑事が相棒になると思ったけど、逆パターンある? 事件も1つ1つ凝っているし、罪人たちの懺悔を聞いているうちに犯罪に詳しくなったという設定も秀逸。 さらにコナンファンであれば、最初のエピソード「青い十字架」の、「犯人は創造的な芸術家だが、刑事は批評家にすぎぬのさ」というセリフで即座に心を掴まれるでしょう。 ただ残念なのが、訳が絶望的に古い点。20年ぐらい前だったら普通なんだろうけど、今の新訳に慣れた身としては非常に読みにくいし、それゆえ中身が入ってこない。新たな翻訳が望まれるところです。
0投稿日: 2023.05.24
powered by ブクログ外国ミステリはそれなりに読んできましたが、情景描写が私にはかなり読みづらかった。また短編ごとに視点が変わり、そこも読みづらさのひとつかなと感じます。 古典ミステリとしては有名なので、ミステリ好きの方には一度は読んでおくことをオススメしますが、外国のミステリをまだ読んだことがない方は、オススメしにくい作品です
1投稿日: 2023.01.30
powered by ブクログドラマがとても面白かったので、原作を読んでみることにした。ドラマの脚本が時代設定や登場人物も含めて、いい感じに変えられていることがよく分かった。正直、ドラマほどの面白みは感じなかった。
1投稿日: 2023.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典、往年の名作を知ると読みの視野が広がる。 純文学系の古典、名作にも手を伸ばしたいところだが、主なテリトリーであるミステリで手一杯である事情はさておき。 ということで、ブラウン神父シリーズ第一作目、『ブラウン神父の童心』。 ぼんやりとした丸顔で小男のブラウン神父と、犯罪界に名を馳せていたがブラウン神父との幾度かの邂逅を経て改心し相棒となったフランボウのコンビが各地で巡り合う事件を解決していく。 チェスタトンは初読。なるほどこういう作風ね。 う~ん、何か入り込めない。 あくまでも個人的な感覚だが、文化的地理的違いによりあまり思い浮かべられない細かな情景描写が多いなと思うのと、3人称語りということもあるのだろうが、一話一話の入りが毎回違う雰囲気がして一話毎につんのめる感じ。 連作感が薄いというか、ぶつ切りにされているというか。 それでも、一冊読み終える頃にはブラウン神父の全てを見透かす目、罪人の心に宿る微かな光に情を寄せるはからいがしっかり印象付きました。 フランボウはもっと活きてもいいと思うのだけどな。
23投稿日: 2022.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
円顔の小柄な老神父、ブラウン神父。 亡くなった人に寄り添うため、教会関係者に呼ばれて、事件現場の端に居ると思ったら、あっという間に事実を暴く13篇。 なんて書くと、殺伐とした印象だけれど、ブラウン神父はどこまでも穏やかに真実を指摘する。 稀代の怪盗、フランボウをいつの間にか改心させて相棒にしてるし。 何事も力押しなフランボウとそれを諌めつつ淡々と謎を解くブラウン神父のコンビも楽しい。 それにブラウン神父が赴く館、屋敷が素敵だった。 精美を誇る古庭を見晴らすベランダ、怪奇とさえいえる美しさの熱帯植物がところせましと繁茂しているガラスの温室、竹か強い熱帯産の籐で出来た河面の細長い家、陽ざしをいっぱいに受けた田園の上に豪雨を降らす暗雲となって腰を据えているかに見える教会。 ドラマなら映像でみられるのかな。 青い十字架 奇行を繰り返す男の謎 秘密の庭 警視総監の自宅に現れた首を切断された死体 奇妙な足音 会員制レストランに響く奇妙な足音の秘密 飛ぶ星 クリスマスの晩に消えたダイヤモンド 見えない男 3人が見張る部屋から消えた犯人 イズレイル・ガウの誉れ 失踪した古城の主と首無し死体 狂った形 東洋通の芸術家の不審な死 サラディン公の罪 僻地で隠遁生活を送る公爵の結末 神の鉄槌 小さなハンマーで撲殺された男 アポロの眼 新興宗教の祈りの最中に起きた転落事故 折れた剣 英雄の将軍の真実 三つの兇器 死を感じさせない朗らかな男の死の真相
6投稿日: 2022.09.28
powered by ブクログトリックもキャラも非常に面白いのだが…。なぜだか合わない。このもってまわった表現が。わざわざ遠回りするような。「ジェゼベルの死」もそうだった。読みにくいのだ。これわもう、これまでの読書体験による癖のようなものだろう。楽しめなかった。残念。
1投稿日: 2022.04.06
powered by ブクログみんな大好きブラウン神父、と評判なので試しに読んでみた。 ブラウン神父というキャラクターは非常に好感が持てる。ポワロやホームズと違って穏やかで腰が低く、推理をもったいぶり方も哲学的でおもしろい。 自分の時代背景に対する知識が浅いのもあってか、自分が謎解きをするというよりはブラウン神父の語りをなぞるという楽しみ方しかできなかった。 有名な「折れた剣」はさすがにおもしろかった。
1投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログG.Kチェスタートン(1911年M44年) ブラウン神父シリーズ初読み。世界三大探偵はホームズ、ポアロとブラウン神父らしいとも。 小柄で団子鼻でパッとしない神父さんと天下の盗賊から足を洗った長身イケメン探偵の凸凹コンビが深い洞察で難解な事件を解決してゆきます。ゆるーい設定BBCドラマシーズンは大好きでよく観てます。
1投稿日: 2021.04.30
powered by ブクログ内容はさておき、翻訳にメリハリがなく、読むのが全然楽しくない。機械翻訳を少し手直ししたような感じで、つまりは著者の意図を伝えようという気がないように感じられた。
0投稿日: 2021.02.23
powered by ブクログこりゃあダメだ。 情景描写ばかりで、しかも一文が長くダラダラと続く。 我慢して第一話を最後まで読んだが、結末も「だからどうした!」だった。 で、第二話以降は未読。
0投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログ中々面白かった! 有名だそうだけど、今まで知らなかったので読んでみました。 文章が思っていたよりも独特で風景描写とか綺麗だなと感じました。 トリックも中々思いつかないようなものも多く面白かったです。
1投稿日: 2020.04.21
powered by ブクログThe Innocence of Father Brown ブラウン神父もの第一作 シャーロックホームズのライヴァルとのことだが、物語のわかりやすさや冒険感などはコナンドイルの方が強い。 ブラウン神父ものは、謎が出てきてそれが解決されるという意味ではきちんとした探偵小説だが、それ以外の部分で他の探偵小説との違いを強く感じた。読んでいると、どことなく幻想的で不思議な雰囲気になった。また、「神の鉄槌」はブラウンものでも比較的わかりやすい推理もので最後の結末もかっこよくて印象的だった。
0投稿日: 2019.10.22独特の熱意で改悛を説く姿は喜劇と言っても良い面白さ
今年に入って復刻版が次々出たので電子書籍で再読したいと思っていたがいつの間にか9月に…数日前GYAO!で無料のドラマ「ブラウン神父の事件簿」を偶然見つけてマイブーム再燃となる。いつも蝙蝠傘をもった小柄なお人よしのブラウン神父が数々の事件を解決する短編集である。推理小説というよりは日々人々の懺悔を聞いている神父であるがゆえに人間の心の闇を見抜いてしまうという展開が多い。一話目「青い十字架」の泥棒フランボウ追跡劇と独特の熱意で改悛を説く姿は喜劇と言っても良い面白さ。ブラウン神父はポアロやホームズより水戸黄門に近い雰囲気だといつも感じる。
0投稿日: 2017.09.27
powered by ブクログ作家名も題名も既知のものだったので蔵書リストをチェックしたが見当たらないので購入。 読んだ覚えあったけど、ふつーにおもしろい! 隙間時間に手に取りやすくて良いんだよなー。
0投稿日: 2017.08.03
powered by ブクログ傑作と謳われる短編集だが、 ミステリとしては古くささが否めない。 驚かされる様な話は一編も無かった。 批判と皮肉に満ちた独特の文章が、 段々と味わい深いものになってくる。 そこに面白さを見出せれば、 それなりに楽しめる作品。 古典作品はどれもそうだが、 現代の作品を数多く読む前に、 特に学生の内に読んでおくと良いのだろう。
0投稿日: 2017.05.27
powered by ブクログチビで地味なブラウン神父が、超能力並みの推理力で一瞬にして謎を解いていく物語。謎がわかったぞ!という感動をまったく読者に与えない。ブラウン神父は最初からすべてお見通しでした、私は愚かなので最後まで読んでやっと理解しました、と自分の卑小さを自覚することはできる。相棒のフランボウは、第一話でこそ天才的泥棒として活躍したが、のちの話ではワトソン君的な相槌要員になっていて残念。チェスタトンの「木曜日の男」の哲学さが良かったので、こちらも読んでみたがいまいち。
1投稿日: 2017.04.27
