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総合評価

158件)
3.5
19
60
54
12
4
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    塾の講師をしている舞原零央は、部屋の前で倒れていた譲原紗矢を助けたことから、不思議な同居生活をすることに。その生活が1ヶ月を過ぎたとき、紗矢は自らの秘密を語り始める。その秘密を聞き終えた零央は、自分の秘密についても語り始め・・・物語の主人公を変えながら物語がつながっていく展開の中にせつなさや人を愛することの尊さが伝わってくる本。(2011.3.20)

    0
    投稿日: 2011.07.02
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    ハラハラしたー、、! ど恋愛な小説ってあんま読まないんだけど、これは好みでした。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-730.html

    0
    投稿日: 2011.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    "吐息雪色"を読んで、気になったので まさかの後ろから前に戻って読むことに・・・ いくつかの短編で、色んな人からの視点で紡いであって 全てのストーリーは、最後の一話で集結する形で ホンワカした中にも、ちょっと切なさがある感じ 最初はちょっと微妙かなって思ったけど、今回も先に進むにつれて引き込まれた 伏線、徐々に明らかになる人間関係、そして物語の展開がそうさせてるのかな 今回もそれぞれのキャラがよかったけど 夏音と零央のキャラが全く読めない 特に夏音 夏音のストーリーはちょっと"P.S. I love you"を思い起こしてしまったけど、これはこれで結構好き ただ、人前と語り手の時とで喋り方が違うのがちょっとねー 人前のは作ってるとは言え、違いすぎて違和感取れないし、同じキャラだと思えなくなってしまった あと、結構主要なはずの朱利目線が少なすぎて、心情が読み取れず、最後がまさかの形で収まった・・・ にしも、風夏さん・・・吐息雪色の時とキャラ違くない・・・? でも、いいキャラしてた こっちの風夏さんの方が好きかも

    0
    投稿日: 2011.05.18
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    イラストとデザインがいい。「巧妙に張り巡らされた伏線」に期待したが、そこまででも……。せつない恋愛小説。

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    投稿日: 2011.05.12
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    表紙買い。内容も好きな感じのお話なんですが、登場人物の名前がなぜか頭にすっと入ってこなかった・・・。

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    投稿日: 2011.04.26
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    よかった! 知り合いに勧められ読んでみました。 はじめはなんだこのファンタジー... って思ったのに一気に引き込まれました!雨がちょっと好きになったかな♪

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    投稿日: 2011.04.09
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    偶然の「雨宿り」から始まる、切ないラヴ・ストーリー。 ある夜、舞原零央はアパートの前で倒れていた女、譲原紗矢を助ける。 帰る場所がないと語る彼女は居候を始め、次第に猜疑心に満ちた零央の心を解いていった。 やがて零央が紗矢に惹かれ始めた頃、彼女は黙していた秘密を語り始める。 その内容に驚く零央だったが、しかし、彼にも重大な秘密があって…。 巧妙に張り巡らされた伏線が、いくつも折り重なったエピソードで紐解かれる、新感覚の青春群像ストーリー。 その秘密というのが物事を根本から覆すことだったにも 関わらず最後のどんでん返しに持ってこなかったことが まず自分には新鮮だった。 物語の中腹から話はガラっと変わる。 登場人物も魅力的。結末も自分的には納得。

    0
    投稿日: 2011.03.26
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    若い人には、読みやすくっていいんじゃないかな。 いろいろな人が絡み合っていく話が自分は好きなので楽しんであっという間に読めました。 でも、結末から考えたらもっと朱里とも話が長くてもいいんじゃないかな。

    0
    投稿日: 2011.03.24
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    まだ読みかけ。すごく引き込まれる。 言い回しとか、とてもおもしろい。 *読み終えた感想* なんてめんどくさい未熟な青年たちだろうと思った。でも、なんとなく指摘されると自分にも当て嵌まって、苦い思いもする。 すらすら読めて面白いのに、とても悲しかったり、うれしかったりと忙しい。 久々にとても好きな本に出会えた。しばらくは同じ作者を漁りたい。

    0
    投稿日: 2011.03.22
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    切ない物語です。切ないけどなんだか温かいそんなお話でした それぞれがいろいろな柵を抱えている、でもあなたが好きなんです!

    0
    投稿日: 2011.03.19
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    詳しく書いたらネタバレになってしまうから書けないけど、良かったです。 綾崎さんの書く小説は、切ないけど優しくて好きです。 あとは吐息雪色を読みたいなあ。

    0
    投稿日: 2011.03.11
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    短編で、色んな人からの視点で紡いである小説。全てのストーリーは、最後の一話で集結する。 ホンワカした中にも、ちょっと切ない事情がある感じるだったかな。やっぱり読んでから時間経つと上手いこと感想が書けない…。 御伽噺のようだけど、小説くらいこれだけ上手いこといってもいいよね、と思った。

    0
    投稿日: 2011.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ワカマツカオリさんの絵に惹かれ、 話も面白そうだったので購入。 まさかの展開で見事に騙され?ました。 ちゃんと読んでれば矛盾に気づくのですが。。。 騙されたときのショックでかなり印象深い作品です。 それぐらいに衝撃もありますが、 面白く読めました。 他の作品も読みたいです。

    0
    投稿日: 2011.02.04
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    所々疑問に思った節があったが二人の秘密、行方が気になり一気に読めました。それにしても零央くんと夏音のキャラが何か憎めなくて良い。

    0
    投稿日: 2011.02.01
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    群像劇でありながら、出てくる登場人物はみんな個性があり、それぞれのストーリーを本書でしっかりと完結させています。 登場人物がお互いに何らかの部分で関わり合っていて、読むにつれてその関係像がしっかり浮かび上がってくるという点は秀逸と言わざるを得ない。 まだデビューしたての作者さんなので、これからも非常に期待です。

    0
    投稿日: 2011.01.12
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    某誌で広告見掛けてからずっと読みたくて、先日、満を持して購入。 期待以上でした。 人間関係が複雑に絡み合っていて、それが徐々に解き明かされて綺麗に収束していく様は圧巻でした。 恋愛小説としては甘さ控え目で胸苦しかったり、もどかしくなるような展開もあるのですが、実に爽やかに纏められていて好感触でした。 他の作品も読んで見たくなりました。 あと個人的に、男の人がおにゃのこの髪を拭いてやるのは反則だよね……。そこで盛大に萌え転がりました……。 イチオシはやっぱり紗矢と朱利。夏音と稜も切なくて良かったんですが、ラストの大人気ない朱利がたまらんかったです。

    1
    投稿日: 2011.01.02
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    雨の中でぶっ倒れているというベタな設定に苦笑い ラブファンタジーとでもいうのか。 でも、この本から花鳥風月シリーズはじまるんだよね。

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    投稿日: 2010.12.27
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    徐々に人間関係が解き明かされていく感覚が読書欲をそそる一冊。恋愛部分もあまり重く無くてさわやかな内容。この作者の他の作品も読んで見たい。

    0
    投稿日: 2010.12.25
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    伏線ありの恋愛小説。ハッピーエンドだし、いいよ♪って、書いてあるのに、1ヶ月もたたないのに、あらすじ読むまで、ケロッて忘れてたから、悲しい。

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    投稿日: 2010.10.05
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    登場人物の喋り方がヲタっぽくて違和感を感じたけれど、まぁまぁ面白かったかな。 蛇足だけれど、私の出身校がしれっと出てきた。

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    投稿日: 2010.09.04
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    当時読んだ感想です。 小さな「嘘」で始まる恋・・・そこに「雨」がきれいにマッチするんですね。 ホント、きれいな話。 ヒロインの子の過去はかなり見ててつらかったけど・・・。 でも嫌いじゃないです。この話。

    0
    投稿日: 2010.08.17
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    都合のよさが気にならない。 登場人物たちの心情がリアルで、揺れて揺れて揺れて。 なんとなく少女漫画のような気もする。 ただし、3章や4章あたりがいるのかどうのか。 他の物語で膨らませることもできたんじゃないか。

    0
    投稿日: 2010.08.11
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    雨の日に読みたい物語です。 切ないけれど、ほっとする。 自分の気持ちを大切にしよう、 相手の気持ちを大切にしよう、 と思わせてくれます。 複雑に絡む物語は次々に新しい事実をぽんぽんと出されて、読んでいてついページをめくりたくなってしまいます。 「夏の一冊教えてください!」-ブクログ談話室 http://booklog.jp/q/156

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    投稿日: 2010.08.07
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    文章の書き方が好きでした。 群像ストーリーなのでひとつひとつの話にほかの話が絡んでくるのですが、そこが上手く伏線になっていてとても面白かったです。読み終わったとき、切ないながらもほっとした気持ちになります。

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    投稿日: 2010.07.23
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    話が入り組んでいて、何度も予想を裏切られました。 嘘に嘘を重ねながらもお互いを想い惹かれている所が切なくて読んでいる方も悩んでしまって、一気に読んでしまいました。

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    投稿日: 2010.07.21
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    『新海誠系』のようなすれ違いの恋愛模様。 ただこれはハッピーエンド?を迎えるので一安心。 展開が意外だった。王道を行くのかと思ってはいたが当てが外れた。 今後どのような作品を作者が執筆するか期待がかかる。

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    投稿日: 2010.07.18
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    おもしろいし、すーっと読めた。 だけどやっぱり所詮は物語だなあ、思ってしまうところがある…

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    投稿日: 2010.07.17
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    メディアワークス文庫。なんか新しい〜と思って手に取った。 伏線の張り方がとても上手だと思った。 最後はなんか違和感を感じたが、何度も読み返すと納得。 個人的、夏音の話が好き。 この人の作品はこれからも買ってしまうだろう・・・

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    投稿日: 2010.07.05
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    何よりワカマツさんの美麗イラストです このイラストに助けられている感もちょっとありますが。 言ってしまえば「まぁよくある」系 それでもシチュエーション萌えで楽しめました

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    投稿日: 2010.06.26
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    雨の日に舞原零央のもとに転がりこんできた女。全てを失った紗矢。 表紙のワカマツカオリさんの絵がいい!

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    投稿日: 2010.06.24
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    面白かったのですが 少し設定とか詰め込み過ぎてるのと名前に現実味がないのとで 少し雰囲気が若過ぎて自分には合っていませんでした が、面白かったんだよ

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    投稿日: 2010.06.20
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    惚れた。久しぶりにこの本が大好きですと自信を持って言える本に出会えました。物語を読み進めていく上でかき乱されるような気持ちになることもありますが、それもああ、こうくるのか…!と安心感のある展開に行き届いています。この本が伝えたいテーマというものは本当にありふれた言葉かもしれない。ですが読み終えた後、そのたった一文がずっと心の中に残ります。

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    投稿日: 2010.06.19
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    メディアワークス文庫がやりたかったことが分かる一冊。 とても面白かったです。 基本的には短編ですが、その短編が他の短編に繋がっており、 また伏線も散らばれており、読了感は素晴らしいです。 ただ紗矢が最後に選んだ選択肢が個人的に納得いかない。 そこが面白いところというのは分かっているけど、 やはりもうひとつの選択肢を選んで欲しかったです。

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    投稿日: 2010.06.18
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    ある雨の日に、女が男のところに転がり込んでくるということだけをみれば、どうなんだろと思ったが、それぞれが、自分の生き方を自問自答しながらも、助けをもらいながら前に進んでいくピュアな小説だなと思いました。

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    投稿日: 2010.06.07
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    イラスト買い 雰囲気のある引き込まれながら読める本 好き嫌いなら断然好き 前作もそうだけど、少しひねり過ぎの感はある もう少し現実に近付いた捻りを期待

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    投稿日: 2010.06.02
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    『巧妙に張り巡らされた伏線が、いくつも折り重なったエピソードで紐解かれる、新感覚の青春群像ストーリー。』(裏表紙から引用) 全くこの通りだと思います。 登場人物の視点で語られるいくつもの物語が、結末に向けて一本に集約されていく。 でもひとつひとつの物語が確かな読みごたえがある話で、感情移入しやすい人はとっても楽しめる作品だと思います。 個人的には朽月夏音の物語が一番好きでした。 以下本文引用 『そうか。祈りは天に届いたのだ。 そう思っていた。 まだ、終わってなどいなかった。 この愛はまだ、続いてゆくことを許されていた。 私は光に照らされた優しい雨を浴びながら。 願わくは命尽きるまで、この恋が続くことだけを祈った。』

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    投稿日: 2010.05.06
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    このお話を読む前は雨は嫌いでしたが、なんだか雨が好きになった気がします。 登場人物の中では夏音が一番好きです。あの独特の喋り方がいいです。

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    投稿日: 2010.05.01
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    雨が繋いだ物語。 ワカマツカオリさんのイラストに惹かれて読んでしまいました。 うーん、なんかちょっとしんどかったですね。 伏線は上手く絡み合ってるとは思うんですが、登場人物が恋に落ちる理由が苦しい。 「結局は顔が可愛かったらいいの? お金のある男の方がいいの?」 って思っちゃいましたねー。 10年越しの想いとか、演出さえ頑張ればもっと冴える要素がいっぱいあるのにって勿体なく思いました。 子供ができないとか途中で生々しい話が来るのも興ざめでした>< ボクには合わなかったんですね…残念。

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    投稿日: 2010.04.18
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    確かに伏線は面白いが、文章力のなさと無理矢理感が否めない。これで受賞というのが残念。あと、地の文にスピッツの歌詞を多用しているのがファンとしては好感持てなかった。

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    投稿日: 2010.04.15
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    思っていた以上に楽しめた。 特に、200ページあたりから後半にかけて詠み進めていくにつれ、キャラクターの心情が非常に深く感じるところがあり大変感動した

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    投稿日: 2010.04.09
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    読み返したい1冊。 「来るか?超展開!!」とか思って読んでた自分が恥ずかしいです 勘違いから生まれた恋よりもちょっぴり複雑で、登場人物一人一人の感情の動きも読んでいてとても楽しかったです。 嫌いなキャラクターのいない作品でした。

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    投稿日: 2010.04.03
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    10/02/28 読了。 アパートの前で倒れていた女性と同居生活を送ることになった青年の話、 亡くなった兄に恋心を抱き続ける妹の話、など 雨に纏わる物語6本による連作短編集。 最初の同居生活のお話の最後に「えー!?」となって この先こいつらどうするんだと思ってたら、次は全然違う人の話になって (一応人間関係的には繋がりのある人の話ではあったのですけれど) 肩透かしな気分になったりもしましたが、そこはそれ。 最後はどっちも頑張れ的な変な応援をしているような感じでした。 何はともあれ、この後の皆様が幸せであって欲しいなと思った一冊です。

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    投稿日: 2010.04.02
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    ダブルヒーローで私はいつも希望カップリングができないんです。 この作品でもそうでした。 そうか、やっぱりそっちとるのか。と、妙に落ち着きながら読みました。

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    投稿日: 2010.03.29
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    雨と嘘がテーマの5人の若者の物語。 各章でそれぞれが主人公になるのだけど、そのまっすぐな思いと裏腹にストーリーが流れて行き、ちょっとした嘘で思ってもなかった展開に進むのに吸い込まれてしまった。全体もうまく絡み合って、結末がどうなるのか楽しみながら読めた。 ただ、登場人物の名前が懲りすぎて、マンガ風な印象を与えるのが残念だった。

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    投稿日: 2010.03.16
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    うーんうーん あんまり面白くない‥かな 期待してたのと趣が大分ちがいました 中学のとき好きだった男の子に10年ぶりに会いに行って 振られたら死ぬ覚悟で でも1ヶ月いっしょに暮らしたひとは人違い‥ ってひどい話だなぁ! わたしだったら、 好きだったひとがひとちがいだったら 今が好きなのか 過去(思い出)が好きなのか わけわかんくて困って、より自分を好きな方選んじゃったりするかもなぁ‥

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    投稿日: 2010.03.06
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    人物の心情の表現が巧み。感情豊かに書かれていて、とても好きだなと思いました。ただ一つの物語じゃなくて繋がっているのも楽しい。ただ、本当に個人的な理由で申し訳ないんですが、物語の結末が好きじゃありませんでした。これほどまでに赤裸々に愛を主張しておいて納得し難い。し難いですが思わせぶりな表現ではあるけど、それでもやっぱり胸にぐっとくるものがありました。 『自分にとっては運命の人でも、相手にとって自分が運命の人かというと、そうではないかもしれない』 正論ではあるけどこのことは人を切なくさせる。だから納得し難いのか。単に零央の話が好きだったからかもしれませんが。誰かと語り合いたいようなそんな話。ですがこれ以上書くとネタバレになるのでやめておきます。

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    投稿日: 2010.03.02
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    雨の日に、職も金も家族も失った美女が居候になる。 突拍子もない設定でどんなメロドラマと思いきや、切ない雰囲気の恋愛短編。 各章主人公を分けた連作形式で単発ではなく、複雑に絡み合っていく登場人物たちの関係が終盤に解くと一本の糸になっていくサプライズもあり。 映画やドラマで観たことある!とデジャヴを覚える展開や、リアルと非現実混在の濃い設定・性格の人物たちに、劇がかり過ぎ、やりすぎ感の否めないと思うけど、直球に愛を訴える人物たちは恥ずかしくも清々しい。 愛した血縁の無い兄に先立たれた夏音の話、創作にありそうな話だけどやっぱりこういうの反則、弱いです。現実感は無いけど、夏音の才女で淡々とした印象に反して愛する人を「それがすべて、それ以外はない」と平然と言ってのけるギャップは惹かれる。

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    投稿日: 2010.02.28
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    切なくて。でも、さらりと心に入ってくる。そんな恋愛小説でした。 いくつかの物語が繋がっていて、最後にはほぼハッピーエンドです。 夏音の話と、朱利の話がお気に入りかな

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    投稿日: 2010.02.12
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    基本は大事な人を見つけたり、改めて発見したり、確認する話・・・かな。恋愛がテーマといえばいいのか。 登場人物が多くいるんだけど、それぞれがつながっているのがだんだん明らかになる。そんな、群像劇風の面白さがある連作。 登場人物の背景がいちいち暗いんだけど、1つ1つの短編がほっこりあったかくなるって意味では、安心して読めると思います。

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    投稿日: 2010.02.12
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    300ページちょっとの本なのだが、なかなか先に進めず。10日かかってやっと半分くらいまで読みましたが、なんだか興味を引かれない。登場人物に共感できない。挫折しそうです。挫折しそうでしたが、なんとか読了。偶然の「雨宿り」から始まる、切ないラヴ・ストーリー、とのことだが読んでみて思ったのはこれ、全然偶然じゃないよ、ってことでしょうか。あと、登場人物の女性陣がみんな目に見える形の不幸を抱えてて、似たり寄ったりというか・・・。やっぱり共感はできなかったです。でも、読み終わってみれば、それほどつまらない本でもなかった。

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    投稿日: 2010.02.10
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    零央はアパートの前で倒れていた紗矢を助け、帰る場所がないと言う彼女を居候させることに。一ヵ月後、彼女は零央に自分の事情を明かすが、彼にも秘密があり…という話。 途中、零央の高校時代の先輩である双子の姉妹のそれぞれの恋愛を描いた短編も挟んで、通して一つのストーリーになっている。 ストーリーの仕掛けや、登場人物たちの個性や悩みは、ところどころ「それはない」と思いながらも興味深く読めて面白かった。 ラストはほっとできたけど、2人の心理描写がもう少し細やかならばもっとよかったのになあ、と思う。

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    投稿日: 2010.02.09
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    偶然の「雨宿り」から始まる、切ないラヴ・ストーリー。ある夜、舞原零央はアパートの前で倒れていた女、譲原紗矢を助ける。帰る場所がないと語る彼女は居候を始め、次第に猜疑心に満ちた零央の心を解いていった。やがて零央が紗矢に惹かれ始めた頃、彼女は黙していた秘密を語り始める。その内容に驚く零央だったが、しかし、彼にも重大な秘密があって…。巧妙に張り巡らされた伏線が、いくつも折り重なったエピソードで紐解かれる、新感覚の青春群像ストーリー。第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作。 《ブックデータベース より》 《2010年2月5日 読了》

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    投稿日: 2010.02.05
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    大好きなイラストレーターさんが表紙を書いていたので、読んでみました。 個々の話ですが、最終的には繋がっているのし、とてもテンポよく読めました。 次の作品も期待したいと思います。

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    投稿日: 2010.02.04
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    この本は、とてもストレートな恋愛もので私にはここまですると思うようなところもありましたが、共感できるところもあったので。とても面白いです。

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    投稿日: 2010.02.01
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    100131読了。 20代半ばの男女の青春群像もの。 おもしろかったです。 ひとつひとつのお話も、ストーリー全体もきれいにまとまっています。 さわやかでいい話。

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    投稿日: 2010.01.31
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    7人の男女のそれぞれの恋愛模様が交差した物語。それぞれ抱えているものは深刻なんだけれど、不思議とドロドロというわけではない。なんか何処か爽やかでなので新鮮な感じがした。夏音好き。

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    投稿日: 2010.01.31
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    電撃小説大賞の中の受賞作。メディアワークス文庫 の第二弾でデビュー。 基本的にはド直球の恋愛小説。自分のような人間には ややまっすぐ過ぎて少々ツラい部分もあったス。 所々の台詞や内容には共感もあるんですが、やはり 丸呑みするほど人間が綺麗じゃないんですよね、自分は...。 でも、この結末で良かったと思えるくらいの心情は 持ち合わせていたようです。この展開上、一番の ハッピーエンドですものね。 登場人物が繋がって行く様はちょっとやり過ぎな感も あってエピソード自体が宙ぶらりんになっている印象の 残る双子姉妹の姉の方のストーリーが結構グっと来ます。 個人的にはこの話がメインでも良かったかも。

    0
    投稿日: 2010.01.29
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    “「……雨、止まないですね」 「そうだな……。雨は嫌いじゃないんだけど……。ちょっと、いくらなんでもこの土砂降りじゃ、傘いるよな」 私は思わず笑ってしまった。 「雨が好きだなんて、変わっていますね」 「……雨を見ていると落ち着くんだ。あと、真っ直ぐに延びた線路とかさ。見ているだけで、なんだか無性に落ち着く」 「線路?電車じゃなくてですか?」 「うん、線路。冬に雪が積もっててさ、そこを電車が走り抜けた後に残る、迷いがないみたいな真っ直ぐな線を、高架の上から眺めるのが好きなんだ。俺、死ぬ時は、線路の上で死にたい。馬鹿みたいって思うかもしれないけど」 少しだけはにかんだように笑って傘を取ると、舞原零央は帰っていった。 変わった人だなと、そう思った。雨が好きだなんて言う人に、私は人生で初めて出会った。線路の上で死にたいなんて言う人にも。 もう少し、雨の話を彼に聞いてみたかったのだけれど。 次の日には梅雨が明け、私はその機会を逸してしまった。 ワカマツさんの絵に惹かれて。 伏線は沢山と。あれ?と引っかかる部分が後に解き明かされていく感覚が楽しい。 視点を変えることによって、以外なところで繋がっている登場人物たちというのも面白い。 ただ少し、内容が薄かったというか、もう少し、紗矢と朱利のやりとりとか多くてもいいんじゃないかなと思った。 登場人物たちの奇妙な関係にはほんと、驚かされたとしかいいようがない。 読み終わったあと、ほっとするような。 あっさりはしていないけどすうっと馴染んでいく、後味が良い、雨の似合う本。 “「私が買った切符は、零央君と一緒ですよ。これからどうしようか、乗ってから考えようと思っていました。だから買ったのは最寄りの駅までの切符です。私には行くあてなんてないですから」 零央は少しだけ考えて、それから一度空を仰いだ。 大きく息を吸い込んで、私を見つめる。 「さっき、好きな人が出来たって言っていたよな」 「はい。言いました」 「それって、結論が出たってことだよな?」 朱利さんと零央君と。 私が迷っていたのは事実だ。 だけど、そう。だけど……。”

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    投稿日: 2010.01.28