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powered by ブクログ(2012/5/12) 新渡戸稲造の「我太平洋の橋とならん」からタイトルを取ったと著者。 小学校の時から日本固有の「空気」に違和感を持ち、高校時代にチャンスをつかみ 北京大学に特待生として呼ばれ、またまたたまたまメディアの生放送のチャンスに 日中どちらにも媚びないしっかり自分の意見を述べたことで一躍中国メディアに 引っ張りだこ、いまや中国で一番有名な日本人になった著者。 1984年生まれ。まだ三十前。 大前研一さんの中国研究で、外の目から見た中国は少しは理解しているつもりだったが、 中国語を完璧に学び、中国にどっぷりつかって、中から中国を、そして日本を見ている 著者の分析は興味深い。 また主張も本当にしっかりしている。中国メディアが、国民がひきつけられるわけだ。 興味深かったのは、 中国は自由がないというが、日本の空気のほうがよほど行動を拘束する 確かにそうだ。私も何かというと記者クラブや官僚のシステムを批判するが、 あのシステムはまさに空気が作っているものだ。 記者も個人個人は「小沢裁判は無罪が妥当」と言ってるらしいが、 いざ記事にすると「心象はクロ」「説明責任を」「国民の声は有罪」 とかになってしまう。 官僚もきっと一人一人は消費税増税反対なんじゃないのかな。 ビッグファイアウォールは確かにあるが、すべての情報を制御などできるわけがない 我々単純に、中国人は情報統制されていると思い込んでいる。 そんなことはできてないらしいし、やっても形だけらしい。 そんなことしたらそれこそ余計に国民感情に火をつける。 むしろ情報統制されているのは日本人かも。 官報複合体からの情報操作にまんまとはまって、思い込んで、 そうして出来上がる世論にもう一度踊らされる。 「社会保障維持のためには消費税増税やむなし」なんて、 年収二百万か三百万で頑張ってる若い世代や子育て世帯がいうわけがない。 過去の増税は所得税とバーターだったが、今度は違う。 ただむしり取って、借金返済といいながら、完了が自由に使える金を増やすだけ。 老人への医療と年金の厚遇を変えない限り、増税など無意味と思う。 ・・・話がそれた。中国人のほうがよほど海外の情報に接し、 真剣に内外の政治を考えているということだ。 3億人の「暇人」の扱いが鍵の中国政府 なんのことかわからなかった「暇人」大前さんの本でも出てきたことはないのでは? 大都市の公園で平日の昼日中から将棋を指し、酒を飲む人たちだそうだ。 最低限稼いで、余りある時間を楽しく過ごす人たち。 週に一度稼いだ日は皆にご馳走し、他の日は他の人にご馳走してもらうコミュニティを持つ人たち。 農村部から出てきて働く人とは違って、都市に家をもっているからこそできるらしい。 「金はないけど時間はある」 羨ましい! 自分も失業時代は「手当が切れたら生活できなくなる」という不安は大きかったが、 日々の暮らしは楽しかった。 子どもの受験が終わるまでは受験サポート中心で、就職活動が従の日々。 震災後は原発関係の情報を集めまくり、自分のブログで発表し、そのアクセス数に満足する日々。 これはこれで結構楽しかった。平日昼間に自由報道教会の記者会見を見て、メモを取り、発信する。 今は絶対できないものなぁ。 子育てが終わればそういう暮らしもいいなぁ。 マラソンを走り、ラグビーを応援し、大前さんを通じて学び、ネットを通じて情報の受発信をする。 憧れる。 また話がそれた。 そういう?暇人を労働力にすると、農村から来た人が職にあぶれ蜂起するかもしれないし、 暇人を刺激して運動をおこさせるようなことになると、無名ではあるが3億人、大変なことになる。 いまのままにしておくのがいい、ということらしい。 有名人は今の立場があるから、決して体制批判はしない。こわいのは名もなき暇人、というわけだ。 中国人は面子を大事にする。一か月分の稼ぎを使ってでも奢る時は奢る 客を招いたら自分が払う、というのだ。 割り勘文化がなく、年長者梶本の人が払う。 面子が通貨のよう。 まあこれは日本でも、何かいただいたら今度はこちらが、というのはある。 でも一か月分の稼ぎを使うようなことは私はできないなぁ。 「実」を取ってしまう。せこいかな。 中国人は合理的と思ったが、それ以上の何かがあるのでしょう。 この面子をつぶされたのが尖閣問題だったのでしょう。 自民政権時代であればこういうことが起こっても、 「船長の10日間拘置延長」なんてことはせずにとっとと国外退去させていたのに、 当時の某外務大臣は本気でかかってしまったから、中国政府が面子をつぶされ、怒ったわけだ。 中国政府は事なかれで行きたいところを、前原は真っ向から「自分が正しい、日本が正しい、中国が間違ってる」と子供のように攻めてきたからおかしくなった。 バカだねぇ。 今も「日本は三審制だ」などとほざいている。 三審制は推定無罪が前提の話。 判決確定までは無罪なのに、起訴されただけで党員資格停止しておいてこのセリフ。 自ら大臣を辞める原因になった罪には一切触れず、期ズレの罪を思い切りたたく。 何が大事なんだろ、この人、あるいはこの人たち。 とにかく相手を理解しないと、進むものも進まなくなる。 面子と体面、いっしょか?を大事にする中国。 日本の学生は世界に出でよ、就職前に二年間の猶予、一年は介護インターンシップ、一年は海外留学を 韓国には二年の徴兵制、中国も半年。平和憲法日本にはそれはないから、その代わりに、という案。 介護を通じて老人から学ぶ、というのだが、どうかね、これは。私は基本的に老人介護に否定的。 むしろ今大活躍で見直されている自衛隊に一年入り、被災地支援をしたほうがいいんじゃないかね。 というところで、なかなか知的刺激を与えてくれる本だった 震災によって日中の関係は10年進んだとも書いてある。 ページもそんなに厚くなく(192ページ)読みやすい。おすすめ。 われ日本海の橋とならん 内から見た中国、外から見た日本──そして世界 目次 はじめに 第1章 中国をめぐる7つの疑問 疑問 ① 中国に自由はあるのか? 疑問 ② 共産党の一党独裁は絶対なのか? 疑問 ③ 人々は民主化を求めているのか? 疑問 ④ ジャーナリズムは存在するのか? 疑問 ⑤ 本当に覇権主義国家なのか? 疑問 ⑥ 途上国なのか超大国なのか? 疑問 ⑦ 反日感情はどの程度なのか? 第2章 僕が中国を選んだ理由 環境は人をつくり、時代は人を変える 世界で勝負するには英語が必要! 中国政府の国費留学で北京大学へ 半年の猛勉強で中国人になる!? 北京大学の超エリートたちの勉強漬けの日々 「お前は日本を嫌っていたんじゃないのか?」 「加藤現象」はなぜ起きたのか? 加藤嘉一の「ストライクゾーン」とは 胡錦濤国家主席との邂逅 僕が中国に留まる理由 第3章 日中関係をよくするために知ってほしいこと 日本だけが抱えるチャイナリスク 地下鉄で胸ぐらを掴まれる 中国が切ってきたカードの意味 現代中国が抱える意外なリスクとは? 反日デモとは「反・自分デモ」である チャイナリスクとジャパンリスクの関係 日中が乗り越えるべき2つの壁 第4章 中国の民意はクラウドと公園にある インターネット人口5億人の衝撃 街に溶け込むインターネット 検閲の「壁」をチャンスに変える中国人 ネット時代の「万里の長城」とは? なぜインターネットが脅威なのか? 「暇人」のエレガントな生活 すべてを諦めれば幸せになれる 陰の支配者は誰なのか? 「無関心」という名の生き方 お金よりも大切な「面子」とは? 面子は貨幣のように流通する 第5章 ポスト「2011」時代の日本人へ 「自分にできること」はなにか 日本に寄せられた共感と敬意 リーダーに求められること 四川大地震をチャンスに変えた中国 復興には競争原理を持ち込め 「我慢」で国難を乗り越えられるのか? 日本の若者よ、海外に出よう すべての大学生に2年間の猶予を いまこそ真の開国を! ページもそんなに厚くなく
0投稿日: 2024.06.27
powered by ブクログこの本を読むとものすごい努力家で、するどいコメンテーターのように感じるが、この本を出版した後に学歴詐称や、中国共産党の広告塔的な役割だった疑惑などが噴出した。 この本で独学で必死で覚えたと言っている中国語は、実は中国共産党が用意した3人の先生に付いて学んだらしい。恐るべし、中国共産党。 この本を読んでると中国って結構自由で悪くないのかな~と思うが、実際どうだかわからない。 結局のところ、中国は恐ろしい国だと思った次第でした。
0投稿日: 2020.12.25
powered by ブクログ中国でもっとも有名な日本人」加藤嘉一氏の著書刊行記念講演。いまもっとも熱く、激しく、人々のエネルギーがぶつかり合う国ですごした加藤氏から、内部に踏み込んだものしかわからない中国について語っていただきます。中国人とのつきあいかた、中国の政治のしくみ、ビジネスのやりかた、中国人の生活。そして、そこから見えてくる、世界の中で日本はどうやってサバイバルしていけばいいのかについても伺います。 終演後にサイン会開催。 当日会場にて、『われ日本海の橋とならん』をお買上のお客様、先着100名様に整理券を配布します。 加藤嘉一(かとう・よしかず) 英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト、北京大学研究員、慶応義塾大学SFC研究所上席所員、香港フェニックステレビコメンテーター。 1984年静岡県生まれ。2003年高校卒業後単身で北京大学留学。同大学国際関係学院大学院修士課程修了。年間300以上の取材を受け、200本以上のコラムを書く。香港系フェニックスニューメディア(鳳凰網)における自身のブログは2008年3月開設後、3カ月で500万、半年で1000万アクセス、現在5500万アクセスを突破。中国版ツイッター「新浪微博」のフォロワー数は約65万人。中国での著書に『中国的邏輯一位日本青年所看到的中国』、『从伊豆到北京有多遠』、『中国、我誤解イ尓了口馬?』、日本では『中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか』などを出版。2010年、中国の発展に貢献した人に贈られる「時代騎士賞」受賞。 日 時|2011年9月6日(火)19:00開演(18:30開場) 会 場|新宿・紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4階) 料 金|1,000円(全席指定・税込)
0投稿日: 2019.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現代中国を日本人の目から北京で定点観測的に叙述したエッセイ。若者へのメッセージにあふれる良書で、私の読後感も元気づけられるものであった。いくつか気になるところを挙げると…。①中国は、国家の安定的統一が核心的利益である。②インターネット人口は5億(驚異的な数)。③愛国と一致する反日は中国の建国神話を構成。が、日本への目線は二律背反で日中の経済的連環は重視。④反日=愛国は中国にとってもリスク。⑤語学習得の肝は、大量の雑談、辞書、新聞読破。暇人は時間という武器を持つが、彼らを生かさぬ殺さぬ姿勢は安定維持の目的。
0投稿日: 2017.01.16
powered by ブクログとにかく熱い本で、加藤嘉一さんのすごさがよく分かりました。短期間で中国語をマスターした勉強法はもちろん、あれだけ日中のことを中国語で論じられるのは見事としか言いようがない。北京に留学経験のある私には、加藤さんの視点から見た中国や北京大学の実情など、とても興味深かったです。
1投稿日: 2014.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中国で一番有名な日本人となった経緯と中国観について述べられている。 尖閣問題のテレビの生放送でのコメントのすばらしさをきっかけに出演依頼が殺到した。 中国語は人民日報の暗唱と積極的な会話。 中国に対する考えは同意できるところが多い。
0投稿日: 2014.03.23
powered by ブクログとても素晴らしい本で、日本では大げさに報道されることも多い中国の実情、そしてそこでの著者の活躍について驚きを感じながら読んだ。外国に対するメディアの情報はテレビやネット本問わず、ある程度政治的なバイアスがかかる。けれど、この本を読むといま中国を取り巻く空気を実感できるような感じがして、本の値段以上に内容の濃い読書体験だった。ただ、著者も言うように本当は、実際に若いうちに海外に出て、世界を体感するべきなのだろう。著者の人間性も含めて、自分にとってとても刺激的な本だった。
0投稿日: 2013.03.23
powered by ブクログちょっと前に著者の評価は別れ始めたがそれでも読んだ方がいいと思う。現地にいる人間の経験や日本人として外に出ることで得られるものなど良いこと言ってると思う。
0投稿日: 2013.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(カバー折り返しより) --------------------------------- 人の波がぶつかりあい時代のエネルギーが炸裂する。アジアでいちばん激しく生命力があふれた国、中国。中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語ります。 そこから見えてくるのは、中国、日本、世界の現在。日本は、そして日本人は、これからいったいどこへ向かえばいいのか。 私たちの課題も見えてきます。 --------------------------------- 高校卒業後に国費で北京大学に留学し、2005年の反日デモに関するテレビ出演から一躍"中国でもっとも有名な日本人"となった著者による、中国のいまを解釈する1冊。 面白かった! 実際の中国で起きている現象の解説がそれぞれ非常に納得的で、中国のロジックがよく分かります。 また、著者自身について書いている部分が凄く面白いし感化させられる。ランナーとしてのストイックな一面と、外国語習得のための努力に脱帽です。 以下、面白かったトピック ・日本の「空気」としてのタブー ・民主的手続きがないからこその、中国政治の成果主義 ・広大な国土に13億人が暮らす多民族国家を統治するという至上命題 ・日本の対中外交のカード「反日感情」 ・面子が貨幣のように流通する ・面子とプライドを賭けた復興施策 こういう若くして頭角を現す評者が出てくると、頼もしいですね ちょっと眉唾っぽい感じもするのですが、個人的には応援したいと思います
0投稿日: 2012.11.25
powered by ブクログ中国に対する考えが変わります。いかに自分が知らず、中国に偏見を持っていたかを痛感しました。表紙のデザインが素敵で、手に取りたいと思う一冊でした。
0投稿日: 2012.11.23
powered by ブクログ何かと対立構造になりがちな中国について、客観的な立場から書かれており、内容も日本では得られないものが多く非常に興味深かった。現在も領土問題やエネルギー資源などで関係が悪化しているが、その根底に流れる考え方や風土に少しふれられた気がする。 と同時に、日本がこれからどうしていくべきか?日本の教育はこのままでいいのか?など、日本に対する危機感が募る一冊でした。
0投稿日: 2012.10.26
powered by ブクログ加藤さんが中国通となったきっかけはとてもドラマチックだと思う。セミナーにも参加したが、中国の今をエネルギッシュに、でも判りやすく語る姿は、現地で様々なものを見聞して来た人だから出せる説得力があった。応援したい。
0投稿日: 2012.10.06
powered by ブクログだから僕は声を大にして言いたい。 ここで変わらずして、いつ変わるのか。 ここで動かずして、いつ動くのか。 ここで立ち上がらずして、いつ立ち上がるのか。
0投稿日: 2012.09.18
powered by ブクログ「中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか」と同時並行で読了。 「中国人は・・」はタイトルと内容が合致せず 出版社のあざとさを感じた (元々は中国版がオリジナルで 我看中国人・・が本当のタイトル) 「われ日本海」も内容的にはあまり変わらない。がときどき ハッとさせられる個所が出てくる 「中国には日本のような選挙はありませんが、はたしてそれで日本は 幸せになりましたか」との問いにはドキッとさせられる あくまでも形式にこだわる日本と自分と家族が幸せであれば体制であれ政治であれ他はどうでも構わない中国人の違いを見事に表している。 そのベースが「無関心」 である中国人を個人のメリットに直接 結びつかない反日に向かわせている原因 というかそんな一般的中国人に生産性の無い活動をさせるのは「個人のメリットを享受できない層」 であり それが都市部の失業者なのである。 筆者の言う「暇人」層と 一致してはいないのだが中国政府はこの層をどうするかが社会の安定にとって最も重要だととの考えには同意する。 中国社会をウォッチする本 だと思っていると半分くらいは 立志伝や若者への海外修行への啓蒙だったりするので 立志編は別々の本で著して欲しい。
0投稿日: 2012.08.25
powered by ブクログ意欲的なタイトルで、週刊誌のコラムをちょこちょこ見てたことから購入。北京大に留学し、8年間にわたる中国生活で「中国で最も有名な日本人」となったそう。知らなかったのは、中国の個人主義の集大成の「暇人」の存在だ。一日中、公園で寝ていたりする人たち。政治やオリンピックには全く無関心だが、根底にあるのは中国独特の半径5メートルのことを重んじる個人主義から生まれる「無関心」と説明している。そう言ったふわふわと空気にまん延する雰囲気はなかなか知れるものではない。 中国の反日感情という日本が抱える「チャイナリスク」は、中国では同じく「ジャパンリスク」ともなり得る。著者は「中国は日本と敵対することのメリットはない」と言い切る。感情的な好悪を乗り越えた連帯が必要で、そのためには、外国に対する日本のイメージそのものを払拭する必要があるのではないか。著者は第5章でとにかく「海外に出よ」と主張する。よく言われるところだが、日本の課題で簡単に解決できるのがまさに「海外に対するステレオタイプな拒否感」にあるからではないか。
0投稿日: 2012.08.24
powered by ブクログ「今、中国で最も有名な日本人」の加藤嘉一氏の著書。これほどまでに中国国内事情に精通し、日本人としての誇りを持ち、冷静な分析と今後の対中姿勢を明確に示すことが出来る日本人が他にいるであろうか。「われ日本間の橋とならん」は彼の本で初めて読んだ本だが、彼のストイックなまでの成長意欲と現実に向き合う姿勢に、中国関連書籍の枠を超え、一人の人間としての生き様に触れることができ、自らを奮い立たせる最高の参考書である。
1投稿日: 2012.08.04
powered by ブクログ私は筆者と同じ年(1984生まれ)で、しかも同じ北京に住んでいます。一番の感想は、「熱すぎて、恥ずかしい!」(悪い意味ではなく) まず題名が恥ずかしいし、倒置法がたくさんでてくるし、帯にある筆者の写真の顔が何故か濡れているのもちょっと恥ずかしい(これは本の内容とは関係ないけれど)! 私の実感として、同じ世代の人たちは、熱苦しい、真面目な話を真っ正面からされると、「うっ」としてしまいます。だから、ストレートに自分の熱意をぶつけてくる感じを持っている人が、同じ27歳の人に居ると思うと、嬉しいです。 内容も全体的にとても分かりやすかったのですが、特に印象に残ったのは、第四章の「暇人」についての考察です。 私もがんばろうと思い、さっそく中国語辞書を片手にとってみましたが、いつまで続くか分かりません(笑)自分との戦いです。リポビタンD的に、やる気がなくなったらこの本を読み返そうと思います。
2投稿日: 2012.07.29
powered by ブクログ中国を理解するのによい本。著者の活動力には圧倒されるが、中国の現実に対する見方は的確と思える。 巨大複雑な国家を崩壊させないように最大限の努力をしている政体、面子を重視する国民性。歴史の影響下にある隣国としてどう付き合うべきかという意見も、参考になる。 しかし、この本を読んで、酒が飲めない人間には困難な国だとの思いを新たにさせられた。
0投稿日: 2012.07.25
powered by ブクログ社会に作られ、ただやり過ごしていた「中国」という先入観を追い払ってくれ、興味を持たせてくれる本。さっそく中国人の友達に聞いてみたくなった。
0投稿日: 2012.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
加藤さんのような人は、日本の文化圏ではやっぱり息苦しくなってしまうんだろうなあと感じた。日本では、足並み揃えてという文化が根強いので、能力のある人はどんどん海外に出ていくのだとうなと思う。ただ、出て行った後、加藤さんが「日本のために」と思って活動してくれているのは嬉しい。 なかなかこんなにバイタリティと使命感みたいなものを持つ人っていないと思う。とっても貴重な人だなって感じる。これからの加藤さんがどういう風なことをしていくのか楽しみ。
0投稿日: 2012.06.20
powered by ブクログ「中国でもっとも有名な日本人」である加藤氏の著書。ダイアモンドのコラムを読んで気になって借りてみた。 中国という国を知る意味で、短期間でほぼ中国人となった加藤氏の視点は非常に参考になり、大人の目線でのいわゆる日本らしさが希薄であるため、極めてニュートラルな位置からの評論なのではないかと思った。 もっと世界に目を開いてがんばらないと、と思うと同時に、ムスメの世代はもっと進んだ世界になるので、置いていかれないよう教育と動機づけを行なって行きたいと感じた。
0投稿日: 2012.06.08
powered by ブクログ著者は高校から北京大学へと進学、大変な努力家で活力に満ち溢れ様々な経験を数多くこなしている若者。かつて新渡戸稲造がアメリカとの架け橋となろうとしたように、中国と日本との架け橋とならん、との思いから日々の活動の様子や思いなどを書かれた著。 彼のような人物が更なる経験と研鑽を積み、日本の中枢でリーダーシップを発揮いただけることを期待し応援していますし、日本が彼のような人間をリーダーにできる国で有って欲しいと切に願います。
0投稿日: 2012.06.01
powered by ブクログ中国に興味を持ち始めるきっかけを作ってくれた本。 共著を除き、加藤嘉一さんの日本での2部目の本で、本人の生い立ち〜現在、中国と日本の架け橋になっていきたいという意気込みを綴っている本です。 政治情勢、中国人の特徴というところにも触れていることは触れていますが、それは本人著の別の本に任せています。 彼のようなVitality溢れる日本人がこれからの日本には必要だと強く思います。
0投稿日: 2012.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中国で一番有名な日本人とのフレコミの加藤嘉一の本。 ストイックで頭がよくて、何よりとんがっていて。そんな彼の良さがよく出ている本だと思う。読み終わったのが前すぎて印象が消えていってしまったが、『北朝鮮スーパーエリート・・・』の本よりかは圧倒的にいい本だったので、それだけは備忘でつけておく。
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログこの人は凄すぎますね。 この向上心 自分に全くない部分だけに うらやましいというか妬ましいというか。 そっちが先に出てしまいます。 そして何よりも中国という別の世界のことを 教えてくれるのはありがたい。 でもさすがにバイアスがかなりありそうな感じですけど
0投稿日: 2012.04.01
powered by ブクログわれ日本海の橋とならん 中国で一番有名な日本人、加藤嘉一の書いた本 友人から薦められて読んだ、面白い 歳も一つ下と、近い世代の人がこれだけ頑張っていると 自分も何かをやろうと刺激をもらえる 中国語の勉強法も参考になった 中国に行ったからこそ見えた世界、そこでチャンスをものにし、 自分の考えを発信する 日本とは違う環境で、そこに順応しながら活躍しつつ、日本を忘れない 見習うべき点が沢山あった 被災地の方の話し 全国のみなさんのおかげで食料も毛布も間に合うようになってきた。仮設住宅の建設も始まった。とてもありがたいことで感謝しています。でも、我々が本当にほしいのは「ビジョン」なんです。政府がしっかりとしたビジョンを示し、どう復興への道筋をつけてくれるのか。未来が見えない限り、住民の不安は消えません。 勉強法 毎日飽きることなく辞書をめくること 毎日一人芝居 毎日新聞を読み込む その他にも、中国到着したころには、 売店の中年女性と世間話で朝5時間、昼3時間、警備員と1時間話し、 警備員から新聞をもらい全ページ音読しながら読み尽くす 中国語ラジオを聴きながら就寝、 とちょっと変わった方法だけど、おもしろそうな勉強法だ 語学はやっぱり話したりしないと身に付かないと思うから、少し参考にしよう 中国メディアに登場するときの4つの観点 日本人であること ここが中国であること 政府、インテリ層にとって価値ある提言であること 大衆に伝わる言葉であること いつも最高のパフォーマンスを発揮する自分の姿が目標 ひとつだけ確かなことは、なにがあっても立ち止まってはいけない、走り続けなきゃいけない、ということだ。 答えは自分で出すものではなく、歴史が教えてくれるものなのだから 日中両国民の「心の壁」を取り除くこと 心の壁がなくなったとき、日中関係は本当の新時代を迎える。 優越感、劣等感を捨て、違いを乗り越えること お兄さん、たしかに俺たちは金もない。たいした仕事もない。でもな、、、 俺たちには「時間」がある。 彼らの思想は、無関心という言葉に集約される 自分が幸せならそれでいい 空気を読むことなどしない 個人主義、実力主義、成果主義 成長の3ステップ 自立すること 自信をつかむこと 自由を手にすること そのために海外にでよう 貴重な一日をどう過ごすか。 外交と教育 外と交わる中で、ひとを育てること グローバリゼーションは日本人にとっての宿題なんだ。 僕たち若者が立ち上がらなくてどうする。 僕たち自身の未来なんだぞ。 国を変えていくのは僕たちなんだ。 自覚を持とう。 全てはそこから始まる。 目をかっぴらこう 心を開こう 外を見よう 大局を見ろ 大志を抱け 大地を行け
0投稿日: 2012.03.25
powered by ブクログ中国の現状を知る一番の日本人の書いた本。彼の努力に感心すると共に、一体どこから彼のそのハングリー精神は来るのだろうかと思った。同い年なので負けずに頑張らなきゃなと思いました。だから、英語の勉強頑張るぞ!
0投稿日: 2012.03.23
powered by ブクログ興味深かった。 意外に中国は巷で言われているような自由度の低い国じゃないことがわかった。 中国語をやることを決めた。
0投稿日: 2012.03.23
powered by ブクログ本書は『加藤現象』を引き起こし、今や中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語ります。中国と言う『隣人』の理解のきっかけになればと思います。 僕がこの本を読むきっかけになったのは爆笑問題がホストを務める『爆笑学問』という番組を見たことでした。自らのことを『生まれつきのKY(自分の名前が加藤嘉一なので)』という筆者が日本社会の『息苦しさ』から貧困の中、『世界に出たい』一心で英語を実につけ北京大学に留学すると、今度は半年の猛勉強で『中国人』になり、ネイティブにほぼ近いといわれる中国語を実につけ、中国人の『反日デモ』に関するコメントがきっかけで『加藤現象』とまで言われるようになった彼が日本と中国に対する提言や、中国内部の市井の人などの生態をウォッチングして生まれたのが本書であると考えます。 『英語が出来なくて他の外国語が抜群に出来る人を私は知らない』とある本になかれているのを以前読んだことがありますが、彼が中国語を半年でマスターできたのは本人の必死の努力のほかに、高校時代に貿易会社の書類の翻訳のアルバイトが出来るくらいまでの英語力があったからでしょう。僕はこの本から中国のエリート大学生が文字通りがむしゃらになって朝から勉強するということや、いまや5億人とも言われ、グーグルやフェイスブック、さらにはツイッターにいたるまでを『国によってアクセスが制限されているならば自分で作ればいい』といわんばかりにそれらの中国版を作ってしまう彼らのたくましさには本当に驚きました。喫茶店などでも手軽にインターネットに接続できる、などの点は日本よりも進んでいるのかもしれません。 個人的な話になりますが、僕が中国に興味を持ったのは現在は駿台予備校で教鞭をとられている宮下典男先生の授業を受けたことがきっかけでしたが、たとえば『面子主義』などの中国人独特のものなど、まさかそこで教わったことがこういう形で役に立つとは思いませんでした。この本をきっかけとして中国という『隣人』に少しでも関心と理解を持っていただければと思っております。
0投稿日: 2012.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
7冊目。加藤嘉一による中国文化論。この人を中国語の授業で知って以来尊敬してやまない。特に勉強や生き方のストイックさ。圧倒的に恵まれているのに、横並び意識からリスクを取れない日本人として、自分が恥ずかしい。
0投稿日: 2012.03.14
powered by ブクログ加藤嘉一「われ日本海の橋とならん」ダイヤモンド社 1,575円 読み終わったところです。現在中国で最も有名な日本人(Twitter follower65万人)。「加藤嘉一のストライクゾーン」を読んで、彼がどのようなスタンスを意識しながら、難しい日中関係の中で時事問題を論じ続けることができるのかを理解できました。
0投稿日: 2012.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これを読んで中国・日本についての認識が少し変わった。 内容は「中国解説+自叙伝+啓蒙」という感じで、 読みにくい、自慢っぽい、説教臭い と感じる人もいるかもしれないが一読の価値はありです。 中国のイメージは言論の自由がないというものだったが、 あるタブーだけを除けば基本的に自由らしい。 また、ある地域がその人の生活圏、縄張りなら、 その人の面子をたてるために貧困層が富裕層に飯をおごるのが当然だ。 というのも驚きだった。 中国人にとっての面子はすごくウェイトが重く、 みんなの前で叱るなんてことをしたら返って逆効果なんだとか。 インターネット人口は5憶であり、日米総人口を足した数くらいいる。 その辺の小さなカフェでもどこでもインターネットに接続できる環境が整備されていて日本よりも進んでいるらしい。 そして国家主席が日本のにちゃんねるのようなもので人民の声を聞き交流しているのだとか。 色々ためになる内容が多かった。 そして改めて自分は無学すぎるということを痛感した。 まだ消化しきれていない感じがするので、また読みなおそう。
0投稿日: 2012.03.09
powered by ブクログ・制度による自由と意識としての自由 ・擬似的な政権交代。国内世論を見たスピード感のあるトライアンドエラー ・インターネットの影響 ・戦略的途上国を脱却できるか(日本は何をすべきか) ・共産党の正当性のための反日 ・国民(若者)にとっての反日≒反自分 ・日中ともに相手に対する劣等感と優越感の壁を持つ ・暇人の存在(地方、地元、時間あり。知識としての関心と生き方としての無関心) ・面子経済学 ・日本人の公的意識→統制がとれる、変化できない ・語学習得 1.辞書を毎日めくる 2.英語での一人芝居(1人2役)をする 3.英字新聞を読む ・自分をコントロールした発言 1.日本人であること 2.中国にいること 3.政府・有識者への建設的提言であること(政府要人が読む) 4.平易であること
0投稿日: 2012.02.12
powered by ブクログいろいろ批判する向きもあるようですが、加藤嘉一という人物はとても魅力的だなぁと思います。 中国事情の解説というよりも、自叙伝に近い。 彼の中国観は日本人から見た中国観を相対化することが出来ます。そのexperienceだけでも、読んだ甲斐があったなと。
0投稿日: 2012.02.10
powered by ブクログ週プレで中国で一番有名な日本人として紹介されていた加藤嘉一の新著。かなり自信のある文章で見方を変えれば自慢話なのだが、こういう気持ちでいないと中国では生活できないんだろうと実感、なんでも加藤氏は日本ではそうとう空気が読めなくて苦労したとのこと。日本人(特に若者)は一読の価値あり。
0投稿日: 2012.02.08
powered by ブクログ中国について無知だった私には、とても為になりました。 なによりも分かりやすい! 政治本やテレビニュースを見るだけでは窺い知ることのできない中国の“今”を、少しだけ教えてもらえた気がします。 著者の熱意に感化されて、隣国中国にとても興味が湧いてきました。 また、語学習得方法についても興味深かったです。 真似はなかなかできそうにないですけれど…。
0投稿日: 2012.01.28
powered by ブクログ中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語ります。これからの日本を考える上で、中国を知ることがもっと重要になってくる。未来を生きる若者にとっての必読書。
0投稿日: 2012.01.20
powered by ブクログ日本の若者は加藤嘉一に挑発されている! 第5章の、大学生の2年間のギャップイヤー推進は興味深い。1年目は老人介護施設でインターンして、2年目はそれで得たお金を使って留学するというもの。
0投稿日: 2012.01.15
powered by ブクログ日本で生まれ育ち、中国で生活しているからこそ知っている情報。現在の中国の現状をどちらにも偏りのない見方で分かりやすく伝えてくれる本だと思いました。一番興味深かったのは、中国が国家として個人として日本をどう捉えているのかというところでした。対中関係は、今後より一層重要になるでしょうし、日本として日本人として隣国中国とどう向き合っていくかのヒントになるのではないでしょうか。
1投稿日: 2012.01.08
powered by ブクログ今の中国を感じることができた。たくさん中国に対して誤解していることもあり、中国の事情を知りたい人、海外に出たい人にはオススメ。 妻の母親が来日する前に読んでおけば、喧嘩の回数が減ったのに(^-^)/
0投稿日: 2012.01.06
powered by ブクログ自分と同い年でこのような生き方をしている人がいるということがショック。中国に関して色眼鏡で見ることの多い自分だが、見方が変わった。やはり生で行かないとわからないことがたくさんある。
0投稿日: 2012.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私は著者と同じ1984年生まれの27歳である。 まさか、自分が浪人生活で必死に勉強したり、だらだら大学生活を送っている間に北京大学に留学し、中国で一番有名な日本人になっているほどの実績を残しているとは。正直驚いたし、軽く嫉妬もしている。 ただ、本書を通じて、中国に対して抱いていた誤解も解けたし、大学生の勉強に対する熱心さ、政治に対する意識の高さも知ることができ、大いに刺激を受けた。 著者は日本の若者に対して、日本をよくしたければむしろ日本を飛び出せといっているが、これには共感する。私も飛び出す決意を新たにした。
0投稿日: 2011.12.11
powered by ブクログ勉強に対する集中力は感嘆。ちょっと偏っている感じもするが、北京大学入学時の勉強方法は参考になる。明治の頃の日本人のよう。◆◆大学生に2年間のモラトリアムで、介護とインターンをやるというアイデアはいいと思う。徴兵よりずっといい。
0投稿日: 2011.12.08
powered by ブクログ中国政治中枢、さらに胡錦涛国家主席とコネクションをもち、メディアで絶大な支持を誇り、現北京大学研究員の日本人である著者が、内側から見た中国の実情を赤裸々に語る。 まずイメージとして、中国は一党独裁国家で情報統制、言論弾圧などを露骨に行う、自由のない国家であると予断する日本人が少なくないと思われる。しかし、著者によれば中国最大のタブーである天安門事件と共産党による支持に疑問を持つようなこと(具体的には民主化、人権問題、宗教、民族問題、選挙など)にさえ触れなければ、あとは原則自由であるという。名目上自由ではあるが、暗黙の了解としてのタブーが空気として支配しているより日本より、境界領域がはっきりしており、そのサンクチュアリさえ犯さなければあとは自由である中国のほうがある面では自由ではないかと読者に問いかけている。 尖閣諸島問題に端を発した一連の中国当局の対応で、「核心的利益」という言葉がよく聞こえるようになった。核心的利益とは「国家の本質的な利益、すなわちもっとも優先されるべき国益」である。 具体的には次の3つ ①基本制度と国家安全の維持 ②国家主権と領土保全 ③経済社会の持続的で安定した発展 なぜ中国指導者たちは、日本の反感を買うとわかっていながら、あえて「核心的利益」について言及したのだろうか?その答えはいたってシンプルで国内の統一を守るためであると著者はいう。 極めて広大な土地の上に13億人という超大規模な人口を抱え、さらに多くの民族が共存しているという類例のない国家であるからこそ、分裂による不安定化こそ最も重要で避けなければならないイシューなのだ。 他にもさまざまな視点から中国の問題とその真意が率直に綴られている。これから先、戦略的互恵関係を築いていくことは必須である。相互理解のためにも入門書として本書は大変読み応えのある良書であるのでおすすめだ。
0投稿日: 2011.12.05
powered by ブクログ「中国は何となく嫌い」と思っていたり,海外に出る必要を感じていない今の若者・学生にぜひ読んでほしい。
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログ中国で一番有名な日本人と言われる加藤 嘉一さんの処女作。つい、この間やっていたNHKの番組の内容とほぼ一緒だったので、さくっと読み終わるw 中国に好意的な興味を持つ人、中国にネガティブな印象を持つ人でだいぶ読後の感想は異なると思うが、今のところ前者である僕には面白かったです。 ただ、このまま今の感想を自分の中に定着させていいものかどうかは、ちょっと冷静になって感じないといけないかも…。そこら辺を気をつけてもう少し、別の視点のものも読んでみようと思った次第 (2011.11.10読了)
0投稿日: 2011.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とりあえずすごく中国に行きたくなりました!(笑)内側から見た中国と一般的に日本で言われている中国像の違いに関することが多く、例えば日中問題の原因はどちらかというと”反日教育”ではなく”愛国教育”から結果として生まれる反日感情であるということや、中国の独特のIT市場を生み出している通称”グレードファイヤウォール”の存在、等々、とても興味深く読むことができます!
0投稿日: 2011.11.02
powered by ブクログ中国をステレオタイプでしか捉えられない人には、ぜひ読んでもらいたい一冊。そして、せっかく中国にいながら、日本人としか付き合わない人にも。
0投稿日: 2011.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
後輩に薦められて読んだ本。 中国への基本的な疑問に対する答えがよくまとまっていて非常に読みやすく、面白かった。 地震が起きた後、秩序を重んじ冷静でいられた日本人。 これは両刃の剣であると筆者は言っています。冷静な日本人=変化したくない日本人なのだと。 この視点はなかったなー。長所が浮かび上がる時こそ、クリティカルになって、そこに隠された短所にも目を向けなければならない。 なんか明日からの仕事で使えそうな視点です。
0投稿日: 2011.10.26
powered by ブクログ日本人(私よりも若い世代)から見た中国が赤裸々に語られていて、非常に参考になった。中国人は徹底した個人主義であるということを理解しつつ、日本人として彼らとどうビジネスをすべきか・・・やはり難しい・・・・
0投稿日: 2011.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「中国で一番有名な日本人」の本.なんと年下.文章から著者のエネルギーが凄い伝わってくる.内容としては中国の説明を中国人のマインドも含めて具体例も挙げながら説明している.そのため何が問題かとか中国の現状とかがとても分かりやすい.自国や他国を評価する際にこういった幅広い考え方を自分に取り込めるのはとても重要だと思っているが,かなりインプットしやすい本だなと思った.自分も何かしなきゃ!とモチベーションを持たせてくれる本でもあります.
0投稿日: 2011.10.17
powered by ブクログ本屋で立ち読みしたけど、あんまし面白くなかった。 金払ってまで読む本じゃない。 本屋さんに悪いので、いいところで買おうと思ったけど、途中で読むのもやめてしまった。 なんだろう、架け橋になってないっていうか、もっと中国の内部事情とかそういうのがなかったからかも。 若い人の自己啓発にはいいんじゃない。がんばれーみたいな。そういう意味でもあんまり面白くないけど。
0投稿日: 2011.10.10
powered by ブクログ高校の先輩の本。自分と同じ環境を通じてもここまで意識の違いが生まれることにかなり衝撃。内容自体はわかりやすくてとっても良書。
0投稿日: 2011.09.30
powered by ブクログ巷では中国が騒がれてるけど実際中国ってどうなの?っていう思い出この本を読んだ。正直、加藤嘉一さんのことは見たことも聞いたこともなかった。 しかしこの本を読んだだけで加藤さんのファンになってしまった。 年齢も自分とそんなに変わらない人が、こんなすごいことを中国でやっているんだと衝撃を受けた。 この本1冊で、自分のモチベーションも上がり、中国の過去と現在も知ることができて良かった。
1投稿日: 2011.09.28
powered by ブクログ中国の本音がわかる一冊。 とくに『反日』の認識について。その背景には巨大な人口、多くの民族を持つ中国特有のリスクがあった。普段私たちが見ているテレビが発信している情報のみを認識することは非常に危険だと思った。 また、著者のこれまでの生き様がすごい。その熱意に私自身エネルギーをもらった。 私たちはもっと中国に対する正しい認識を持たなければならない。そして、日本人としての誇りを持って海外に挑戦すべきと思った。
0投稿日: 2011.09.26
powered by ブクログ同世代の人達に、ぜひ読んでもらいたい本。 著者の行動力や努力に脱帽。 2.3歳しか違わないとは思えない知識の多さと、世界に対する考えの深さに焦りを覚える。 こんなんじゃ、いけない。 今の自分の生活や認識の甘さを痛感する。 朝5時起きで勉強し、夜は遅くまで部活の練習に明け暮れたあの日の頑張りを、今なぜ続けられないのだろう。お金をもらっているプロフェッショナルなのに。今の仕事が本当にやりたいコトではないから努力が継続できないのなら、なぜそこにメスを入れる努力をしないのか、はたまた勇気がないのか。 意識を高く持とう。 9日間の休暇で休みボケした頭に喝を入れるのには、タイミングピッタリの本だった。
0投稿日: 2011.09.25
powered by ブクログ尖閣問題が勃発したときにちょうど上海にいたので、当時の事を思い出しながら読みました。日中関係を中国から見つめる視点にはなるほどなーと思わせられる点が多い。いい意味でどっちつかずで気持ちがいい。これからどんどんこういう若者が増えていくんだろうし、本当に、優秀な若い人たちは海外に出るべし!だと思う。こういうハングリーな人間に育つということ自体が今の日本では難しいのかもしれないけど・・。
0投稿日: 2011.09.21
powered by ブクログ「インターネットがあり、英語さえできればもはや国家など関係がない。」中国におけるインターネット利用者の数(5億人!)とそのメディアとしての重要性についての部分。また加藤定義の「暇人」と彼らの分析をしている部分がとても面白かった。 何人かがアマゾンのレビューで書いているように、若干筆者の俺俺、という自我が箇所箇所で見えて来て、すこしざらざらする部分はある。ただ、それも若いからまっすぐすぎて、そのひたむきさとがつがつした感じの一方で、一人前の大人の男として発信していくというが全面に出てしまっていて、分かりやすい“貧困からの成功”などのサクセスストーリーを求めている人たちにとっては、彼の経験談はあまりに隙がなさすぎて気に入らないのだろう。私は割と素直に、中国の懐の中に入り込んだ人の意見として非常に面白く読んだ。フリーライターの「構成」の人が入ってくれているようで(つまり加藤本人がカタカタ文章をタイピングしたわけではないのだろう)、文章も非常に分かりやすくてすらすらと2時間くらいで読めた。
0投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログこれは非常に良書。今月は良い本に巡り合う確立が高い!最近、色んなメディアで見かける加藤嘉一さんの処女作。中国に関する7つの疑問を提起し、それに関する考えを書いているのが1章。立ち読みでもいいので、ここだけは読んでおく価値はあるはず(特に中国に関して極端な固定観念を抱いている人は)。 面白いのは中国について書かれているだけでなく、加藤さん自身についても書かれている点。どうして中国に渡ったのか。どのようにしてネイティブと寸分違わぬ中国語を身につけたのか(語学を学んでいる人は必読)。20代の若者らしい視点で書かれているので読みやすい。まぁダイヤモンド社が出してる時点で読み易いのは当たり前か。 最後の章では、ポスト「2011」時代の日本人へ、という形で提言がされている。若者に関する提言もあり、「全ての大学生に2年間の猶予を」という提言は面白かった。1年をインターン(介護問題が今後課題になるはずなので介護業界で)でお金を貯めて、海外に1年行くというものだ。大学から中国に進まれた著者だからこそ若いうちに海外で切磋琢磨する意義を説くのだろう。感化されやすい自分だからか、読み終わった後は非常にモチベーションを上げられた。これを貸してくれた友人には本当に感謝!
0投稿日: 2011.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Youtubeでたまたま中国関連の映像を見ていた時に 当時26才の彼が中国大陸13億人が最も注目する 日本コラムニストとして紹介されていたことが 最初に著者を知るキッカケとなりました。 彼が中国で留学をはじめた当時は 言語が話せずに滞在して頼れる友人もいない中 経済的にも決して豊かといえない状況にあったようです。 しかし、そこでめげずに様々な困難に打ち勝って 8年、人並み以上の努力によって 今の加藤嘉一さんを築き上げたんだなと 彼の能力や熱意に脱帽しました。
0投稿日: 2011.09.08
powered by ブクログとても刺激を受けた。加藤氏はTVで何度か観た事があり強い印象が残っていた。周りに迎合せず、ブレない軸を持ち、走り続ける様はまさにランナー。 "環境は人を作り、時代は人を変える" 熱い想いが詰まった本に出会った。
0投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログ中国で一番有名な日本人(らしい)加藤嘉一氏の本。 その加藤氏、見た目中国人っぽい。。。(すんません。。。) 胡錦濤国家主席とも面識があるようで。 それなりにすごい人なんやなと。 でも自分でも言ってるけどかなり変わり者っぽいですね。 内から見た中国と外から見た中国。 内から見た日本と外から見た日本。 日本頑張れ! と。
0投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログ著者の自叙伝。 内向きの日本人を奮起させるのに十分の内容。 やはり中に入ってみないと分からない。メディアが言っていることだけを判断基準にするのは危険。特にネットが浸透した中国を初めとする各国を見ると、これからますますネットが重要性を増すのは間違いないところ。
0投稿日: 2011.09.01
powered by ブクログ北京大学留学中に著者と会ったことがあるが、当時からとてもすごい人だと思っていた。そんな彼の留学に対する提言などが印象的。確かに若者の方が捨てるものも少ないし、もっと世界に出て行く必要があると思う。そしてそれこそがこれからの日本に必要な力だと思う。
0投稿日: 2011.08.29
powered by ブクログ日本での偏見報道じゃなくてホントの中国が知りたかったので購入。中国人が何を大事にしてるのか?譲れないものがなんなのか?がとてもよく分かった!加藤さんはすごいヒトだ
0投稿日: 2011.08.19
powered by ブクログこの本は凄い…! はじめて、じっくりと中国について書かれた本を読んだ。 読んでみようと思ったのは、著者がただの日本の研究家でも中国の方でもなく、”中国でもっとも有名な日本人”であることに惹かれて。きっと自然な言葉で書いてくれてるだろうと思った。 期待以上の1冊だった。 まず、この著者がすごい…!中国で加藤現象を起こすという人はいったいいかなる人物かと思ったが、何の不思議もない。この人であれば、中国でなくてもどんな業界でもブームを起こすに違いない。 1984年生まれ、、、歳は私の2つ下。同世代にこんな方がいるんだ! そう確信できるほど、著者の信念、行動力は(いったいどうやって培われたのかこの本だけでは十分理解できずもっと知りたいが)すごい。この人から見たら、どうして他の人はできるのにやらないんだとお考えになるんだろうけど、普通は(なんて陳腐だけど)そのエネルギーがない。 文章も、比喩とエピソードを使ってぐいぐい引き込まれる内容。 第一章の中国をめぐる7つの疑問では、 私のような中国についてにわか知識しかない人間が抱く疑問に対して、本質的な見解を述べられている。 各見解を通して、最も本質的に受け取ったのは、以下の部分。 広大な国土に13億以上の民が暮らす多民族国家を統治することが、どれだけ困難であるか。きっと日本の政治家には想像もつかない話だろう。僕だって、それを完ぺきに理解しているとは言い難い。いまも昔も、中国の指導者がもっとも恐れているのは国内の分裂なのである。 (P42) これを頭において、他の疑問への見解を読むとなんとなく腹に落ちる気がする。 政治への関心、日本を遥かに越える勤勉な層、多様な生き方も、日本との政治問題も。 それから、その他にこれは本質的だと感じたのは、面子の考え方について。 彼らには面子がある。見下されること、バカにされること、恥をかかされることをいちばん嫌う。中国に進出する日本人ビジネスマンはここがわからず、信頼関係の構築に失敗するのだ。 (P148) もちろん日本でも面子の考え方はあって、 ビジネスでも面子を常に気にし合って仕事をしているつもりだが、もっとハッキリした面子の経済。 面子経済学、という言葉が出てきた時になるほど!と思った。 終盤に、東日本大震災の話を挙げて日本人の”空気”について書かれてる。 計画停電が発表され、JR・私鉄各線の運行が軒並みストップしたり運行本数を減らしているにもかかわらず、東京の会社員は徒歩や自転車などに頼ってでも定時に出勤してたからだ。いつ余震が襲ってくるかもわからないのに、愛する家族を家に残して、会社に出て行ったからだ。 (P169) これは、なんだろう。震災後のしばらくを振り返ってみて、はっきり感覚が思い当たる。 連帯感、責任感、義務感…、会社への帰属意識。 確かに、そこに”空気”は存在した。 この日本人の空気だけど、日本人特有のものなのだろうか。 天安門事件に触れちゃいけない中国人のタブーも同じような空気ではないか。 私にはまだ違いがよく分からない… が、著者は違うと感じているような印象 いずれにしてもこの著者は圧倒されるほど魅力的で、大変尊敬できる人物に思えたので、(日本での出版は初ということであるが)ぜひまたこの方の本を読みたい。
0投稿日: 2011.08.19
powered by ブクログ中国を知る手始めには偉い人が書いた小難しい本よりコレ。 「暇人」の国家が望む社会的な位置づけ。個人主義の裏には「無関心」。彼じゃなくては書けないことが多々ある。 読みやすく伝わりやすい一冊。
0投稿日: 2011.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東日本大震災が起こった時、私は中国に居て、その時は連日中国のニュース番組でも日本の地震についてとりあげられていました。 私は中国で有名な日本人である加藤さんの存在を知らずに、その時はただニュースを見ていました。 今加藤さんの本を読んで思う事は、加藤さんのような人が存在している事のありがたさを中国人に知ってほしいという事です。 加藤さんは自分の事を「ランナー」と呼んでいます。 彼は走り続け、何色に染まる事なく自分で居る事が重要だと感じています。「ランナー」とは違うが私にもどことなく加藤さんと同じような価値観で自分の存在を認識している部分があると思いました。 この本の中で加藤さんが日本と中国について素晴らしい考え方をもっている事を知る事が出来たのですが、その中でも一番素敵だと思った事は、”中国に対するちっぽけな優越感を捨てよう。劣等感も捨てよう。そして「遠い」を乗り越えよう。”という言葉で、同じ事を私も中国人に伝えたいと思い、”日中両国民の「心の壁」を取り除くことは、僕の使命だ。”という思いを自信をもって言えるように私もなりたいです。
0投稿日: 2011.08.03
powered by ブクログ今日買って2時間足らずで読了。 中国との付き合いは難しいところもあるけど、やっぱりアジア系で日本と似てるかも。 「暇人」が気になる。。。
0投稿日: 2011.07.31
powered by ブクログ始めの50ページを読んだだけで、今まで知らなかった中国が見えてくる。 7つの興味深い疑問を通して、具体的に、そして、歴史的に時系列でわかりやすく解説してある。 もちろんこれが唯一の正解というわけではないが、やはり、日本のメディアを通した一面的な見方だけでは、本質など全く見れていないということがわかった。
0投稿日: 2011.07.30
powered by ブクログ・中国のダブルスタンダード ・中国の暇人の謎 ・チャイナリスク、ジャパンリスク ・3・11で時計の針は10年進んだ。余命20年が10年に。復興は最大のチャンス。 外国に出て初めて、自分は日本人だと感じるのはその通りだと思った
0投稿日: 2011.07.24
