
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とてもユーモアのあふれる作品でした。探偵少女と何でも屋のコンビの掛け合いがリズミカルで妙に癖になります。 最後の話は偶然が味方していったように感じました。 また犯人側の主張も全く理解出来ないものでした。そして、監督の過去は読者側のミスリードを誘うものであったと感じました。 このことから、ある意味人間の内側について深く考えさせられました。この話を読んだ際になんとなく「薄いなぁ~」と思いました。何故私はこのような考えを持ったのだろうと自分自身の考えに対し、疑問を感じました。そしてよく考えてみた際に、監督の過去の悲壮さと犯人側の動機の高低差がすさまじいためであると感じました。人間何か不幸なことが起こってしまった際に、人の中に理解のできる理由を求めるものであると考えました。この犯人が吉岡さんの場合、復讐という意味で、監督のことを可哀想と思う気持ちは勿論ありますが、理解は出来ます。しかし犯人の動機は賭博がバレそうになったという何とも俗的なものでした。本人にとっては重いかもしれませんが、殺人と賭博法違反の二つでは印象も大分変わります。なぜそんなことのために、そのようなことを?と感じざるを得ません。そう考えるとやはり人間は(私だけかもしれませんが)内側に自分の共感できること・理解出来る事象の方を求めるような無意識下の思考を持っているのではないかと考えました。
0投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ勤め先をクビになりなんでも屋を始めた橘良太と両親が名探偵であり自身も探偵を名乗る美少女・有紗の一風変わったコンビが事件を解決していくユーモアミステリーで、有紗の小学生とは思えない推理力と行動力、脚力とヘタレ三十男の名(迷)ワトソンぶりのコミカルな組み合わせが面白かった。
0投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログ内容は複雑ではなく、ポップな感じで進んでいく。活動地域が、武蔵新城と溝の口だったので、楽しく読めた。 本より、ドラマなどの映像にした方が楽しめるような文脈だった。と思ったら、ディナー謎解きの作者でした!
0投稿日: 2024.08.28
powered by ブクログ仮説と実証 様々なケースの他殺体がどのように殺害されたのか、謎解きを探偵家庭の少女となんでもやの青年が謎を解くほどいていく解説書のような小説だ。想定外の仮説を立て少女が解き明かしていく様は楽しい。
1投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログアリサのキャラが最高。 地味にポンコツにうつるアリサのお父さんも憎めない。 アリサの目の付け所もさすがだが そこに振り回されつつフットワークの軽い良太との相性が絶妙。 読みやすいお話だと思う。
1投稿日: 2023.05.20
powered by ブクログ★馬鹿な大人より賢い子供のほうが信用できる(p.111) (一)地元で「なんでも屋」を立ち上げた良太くんは、名探偵を両親に持つアリスっぽいコスの小学四年生アリサのワトソン役として今日もお世話を任されるというかいいように使われるのであった。 (二)おとなしいお嬢様と、強気な名探偵の両面を持つアリサのわがままさと年相応の子どもっぽさに苦労させられる良太くんだが保護者愛が少しずつ増えていってるような気も。 (三)今回の表紙カバー絵もたまたまスカイエマさん。意識してみるとけっこうたくさんゲットできてたりします。 ■探偵少女についての簡単なメモ■(★は主要語) 【一行目】冒頭から無駄話をするようで恐縮だが、こんな話を聞いたことないかな? 【第一巻 第一話 名探偵、溝ノ口に現る】なんでも屋の良太は絵のモデルをさせられているとき殺人事件に遭遇しその後知り合った名探偵の娘アリサとともに捜査するハメにおちいる。 【第一巻 第二話 名探偵、南武線に迷う】アリサは「はじめてのおつかい」をさせられることになった。 【第一巻 第三話 名探偵、お屋敷で張り込む】浮気調査についていったアリサ。 【第一巻 第四話 名探偵、球場で足跡を探す】良太に草野球の助っ人を依頼した監督が矢で射殺された。 【綾羅木有紗/あやらぎ・ありさ】→アリサ 【綾羅木慶子/あやらぎ・けいこ】アリサの母、孝三郎の妻。世界的に有名な名探偵。エジプトでナイル川をクルーズする豪華客船の船内で大富豪が銃殺されるという事件があり請われて出張中。続いてニューヨークの連続殺人や爬虫類館の事件も手がけたりカンヌで《猫》と呼ばれる怪盗を追いかけたりしている。 【綾羅木孝三郎★/あやらぎ・こうざぶろう】アリサの父。全国的に有名な名探偵。武蔵溝ノ口に篠宮家をしのぐ豪邸を構える。良太はその名を知らなかった。五十代と思われる。太っていて饅頭のような丸い顔は優しげ。小豆のような目にも愛嬌がある。岡山で落武者伝説に纏わる八つの連続殺人が起きるという予告状が届いたので行かねばならずアリサの世話を良太に依頼した。続いてスカイツリーの麓での殺人事件や獄門島のような事件や黒死館殺人のような事件に駆り出される。 【アリサ★】孝三郎、慶子の娘。十歳。自称「探偵」で「探偵になりたい女の子」ではない。不思議の国のアリスをモチーフにしたロリータ系ファッション。ツインテール。私立衿糸小学校四年。自称探偵。彼女のお世話と煙突掃除の仕事を比較するとどちらを選ぶか悩ましいところ。電車の運転席の後ろから運転手気分で前を眺めるのが好き。わりとよく泣く。子どもらしさとナマイキさが同居している。蹴りには自信あり。いろいろわがままな口はきくが良太のことはなぜか信頼しているようだ。 【飯田孝平/いいだ・こうへい】楓の木の下で良太たちの会話を盗み聞きしていた男。二十五歳居酒屋アルバイト。長嶺に逮捕された。 【岩代剛史/いわしろ・たけし】武蔵新城駅前の老舗だんご屋の若旦那。草野球チーム「新城ホッピーズ」のエース。 【浮気調査】たまに入ってくる依頼。私立探偵に頼んだほうがいいのではと思うがどうやら私立探偵は怖がられているようだ。 【オイルサーディン】二千個誤発注したら売れ残る。が、食事にはなる。 【大島/おおしま】怖い顔をした刑事。長嶺勇作の部下。 【奥野智美/おくの・ともみ】須崎家の家政婦。二十代半ばくらい。メイド服が似合う。正確に機械のように動く。 【俺】→良太 【剣崎英雄/けんざき・ひでお】草野球チーム「新城ホッピーズ」監督。五十五歳独身。 【子供】《子供を連れた大人は、基本、善人として認識される》p.126 【殺戮の館】また出てきた名前。一部で名作と言われているようだ。この著者の作品でよく語られる。 【篠宮一郎/しの・いちろう】栄作の息子、龍也の兄。小太り。栄作の連れ子なので龍也や花代と血のつながりはない。 【篠宮栄作/しのみや・えいさく】有名な画家らしい。武蔵溝ノ口に豪邸を構える。良太ですらその名を知っていた。 【篠宮龍也/しのみや・たつや】依頼人。男前で神経質そう。篠宮栄作の息子だが花代の連れ子なので血のつながりはないらしい。いちおう画家らしいが栄作と花代が結婚したときにはすでに絵を描いていたらしい。良太は裸で薔薇をくわえて窓辺に立った姿のモデルをやらされた。 【篠宮花代/しのみや・はなよ】龍也の実の母。 【白くま】鹿児島伝来のかき氷。その美味しさにがっついているとアレが来る。 【須崎瑛子/すざき・えいこ】依頼人。五十一歳。 【須崎建夫/すざき・たけお】江の夫。須崎興行の社長。浮気の疑いあり。 【須崎敏夫/すざき・としお】建夫と前妻の息子。三十三歳。知性の欠片もない。アリサをいやらしい目で見る。 【須崎光代/すざき・みつよ】瑛子の母。八十歳を超える。 【須崎理絵/すざき・りえ】瑛子と建夫の娘。二十歳。利発そう。国立大の学生。 【橘良太/たちばな・りょうた】→良太 【塚本潤子/つかもと・じゅんこ】溝ノ口在住の三十三歳。殺された。派手めな印象。 【中崎浩介/なかざき・こうすけ】旅行ライター。 【長嶺勇作★/ながみね・ゆうさく】神奈川県警溝ノ口署刑事。洒落た眼鏡をかけたインテリふうの男。良太の高校時代の同級生。良太は、こいつロリコンかもと疑っている。 【なんでも屋タチバナ】地元に戻った良太はなぜか人から頼られるようになっていったのでアパートの自室で立ち上げた店。なんでも屋というのは小説の設定としては作りやすそうでいい感じ。モットーは「犯罪以外はなんでも」。年中無休二十四時間営業。 【南武線】JRの路線。利便性の悪さで知られていたが最近快速電車が走るようになった。 【長谷川】綾羅木家の家政婦。 【ブリン】四千個誤発注してもTwitterでつぶやけばなんとか売れる。 【ブンバイ】分倍河原の喫茶店。 【便利屋】便利屋当人にとっては《ちぇ、便利屋って便利じゃねえな!》p.165 【水沢夏希/みずさわ・なつき】塚本潤子の同居人。二十九歳。同じ店の後輩。 【武蔵小杉】再開発で高層ビルとか建ち最近ブイブイ言わせており溝ノ口や新城を下に見ているとか。草野球チーム「武蔵小杉マテンローズ」がある。 【武蔵新城】神奈川県のJR駅。良太の地元。草野球チーム「新城ホッピーズ」がある。 【武蔵溝ノ口】神奈川県のJR駅。通称は「ノクチ」。吉祥寺をジョージと呼ぶ感じのレトロな若者言葉か? 草野球チーム「溝ノ口ホルモンズ」がある。 【村上可南子/むらかみ・かなこ】篠宮栄作の弟子で、篠宮さんちの家政婦もしている。 【山下昭二/やました・しょうじ】依頼人。溝ノ口の商店街で金物屋を営む。草野球チーム「溝ノ口ホルモンズ」監督。矢で射殺された。 【吉岡哲司/よしおか・てつじ】溝ノ口の商店街の青果店の若旦那。草野球チーム「溝ノ口ホルモンズ」俊足強打の一番バッター。 【ラブホ理論】一度部屋に入った男女はだいたい二時間くらいで出てくるという、良太の理論。 【良太★/りょうた】橘良太。主人公の「俺」。「なんでも屋タチバナ」を立ち上げた。意外に仕事は来ているようだ!三十一歳独身趣味ナシ。「おじさん」でなく「おにいさん」であることにこだわる。
0投稿日: 2023.02.17
powered by ブクログ良太と有紗の掛け合いが最高!仕事で少しだけ溝ノ口を調べたことがあるけど、それでもなかなかローカルな情報が多くて「?」なところも。溝ノ口をよく知ってる人ならより楽しめると思う。他も読んでみたいな〜!
0投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本作は「不思議の国のアリス」を彷彿とさせる小4の少女と殺生以外は何でも引き受ける31才の便利屋のコンビが溝ノ口周辺で活躍。以前にドラマで見たが(本田望結と田中圭)、あれはほぼオリジナルの話だったのかな。ちょっとシリアスみあったきがするし(ベースは「名探偵、お屋敷で張り込む」だったのかな)。 印象に残ったのは「名探偵、球場で足跡を探す」。あれは鯉ヶ窪学園シリーズを思い起こさせる。また読もう。ここまでの歳の差コンビは新鮮。二作目はまだ手元にないので。いつか、また。
0投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
4つの事件を少女アリサとなんでも屋の橘が解決していく話。どれもライトな感じでサラッと読める。トリックはあまりオオ!と思わされるような意外性はなく、少し殺人に至った動機とか事件と犯人を結びつける根拠とか弱く感じた…。軽く隙間時間に読むのにいいかな?と思った一冊。 ☆2.8
0投稿日: 2023.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
4話構成の小説 推理小説でしたがあんまりパッとしないまま読み終えました。 小学4年生の少女と30歳のなんでも屋の男のコンビで事件を解決していく物語。 事件はありがちな感じがしましたが、動機等がイマイチ分かりづらかったです。 推理小説が好きな人は一度読んでみてください。
0投稿日: 2022.07.24
powered by ブクログ探偵とワトソンの組み合わせパターンは多々あるけど10歳の少女となんでも屋の組み合わせは斬新。 東川篤哉さんらしい軽快な地の文で読みやすく再読ってことも相まって一気読み。 私にはこのライトさが読書リズムに必要な時も多いのです。
0投稿日: 2022.07.24
powered by ブクログ図書館で。 こんなラノベかアニメみたいな小学生居るかよ、とは思うけれどもまぁうん。小説だしな。 個人的には発注ミスを個人の責任にするような会社は辞めて正解だとは思う。チェーン店なら店間移動とかも可能性はあるんだろうけどまぁそこがメインじゃないんだろうな、うん。
0投稿日: 2022.04.21
powered by ブクログ便利屋タチバナの橘良太は地元の富豪、綾羅木氏から娘のお守りを依頼される。迷探偵の父親と名探偵の母親を持つ少女の名は有紗。お淑やかで賢い有紗だったが、その真の姿は生意気で行動力のある探偵少女だった!地元川崎で起きる様々な事件を有紗と良太がドタバタしつつもホームズとワトソンのように解決する。 作者らしくユーモア溢れる楽しい作品。おしゃまでお転婆で賢い有紗が可愛いし、ダメな青年だけど憎めない良太とのコンビも面白い。 続編楽しみ。
0投稿日: 2021.11.03
powered by ブクログ+++ 名探偵は小学生! ? 天才探偵少女とヘタレ三十男の迷コンビが難事件に挑む! 東川篤哉、最新ユーモア・ミステリ! 就職先のスーパーを誤発注した大量のオイルサーディーンとともにクビになり、 地元で「なんでも屋タチバナ」を始めた、俺、橘良太。 三十一歳、独身、趣味は ナシ、特技は寝ること。そんな平凡な三十男の俺にある日、子守り依頼が舞い込んだ。 報酬につられて出かけた豪邸で待ちかまえていたのは、ロリータ服の美少女。 わずか十歳にして自らを探偵と信じる無垢で無謀な少女、綾羅木有紗だった――。 「ねぇ、おじさん、あたしのこと、ナメてんじゃないの?」 なんでも屋の良太の前に現れた、探偵を名乗る十歳の美少女•有紗。 有紗に殺人鬼の濡れ衣を着せられた良太は、事件を一緒に調べることになって……。 天才探偵少女とヘタレ三十男の迷コンビが難事件に挑む、 東川篤哉、最新ユーモア・ミステリ! +++ 両親ともに名(?)探偵の10歳の少女・綾羅木有紗と、冴えない三十男の橘良太という凸凹コンビの探偵物語である。「4」と「千」を見間違えたせいで、スーパーをクビになり、成り行きでナンデモ屋になった良太のもとに舞い込む依頼がきっかけで、事件に巻き込まれ、依頼者の娘として知り合ったアリサに引きずりまわされる格好で、いつの間にか探偵助手のようになっているのである。舞台は南武線・武蔵新城、溝の口辺り。絶妙なローカル加減で、舞台設定も人物設定も面白い。事件も、子どもが首を突っ込むにしては結構シビアで、日常の謎でありながら、殺人事件もじゃんじゃん起こる。すでにコンビで活動している体になっているので、次が愉しみなシリーズである。
0投稿日: 2021.09.03
powered by ブクログテンポよく軽く読めるし、良い作品だと思います。 アリサが泣く、蹴りかますとかエンタメとしてアリ。ミステリー読むぞ~じゃなくてライトな作品読むときによし。満足です!!
0投稿日: 2021.01.01
powered by ブクログライトな「軽妙洒脱」さは他作品にも通じるが、加えてコメディ独特のテンポの良さが冒頭から感じられた。解説に出てくる「エンタメとしてのミステリの力」の一つの形だなという印象。 星3.5くらい。
2投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログディナーの後では ドラマで 見ていたのですが。 東川さんの 本は 初です。 テンポがよく 途中に 横溝作品。アガサクリスティー作品。 をちりばめて ちょっと ひとり 微笑んでしまいました。続編も ぜひ 読んでみたいです。
0投稿日: 2019.10.17
powered by ブクログ途中で断念。同じ作者の別シリーズが好きで面白かったので読んでみましたが…キャラが好きになれない。有紗もあざとすぎるし、良太も推理出来ないくせにとか思ってしまいました。つまらないわけではなく、わたしの期待がものすごく大きかったというか…ドラマ化されてたのでそれも期待大になった要因かも。残念。
1投稿日: 2019.06.13
powered by ブクログ短編4作の物語。 なんとなく謎解きのお嬢様のような性格が 小学生になって名探偵コナンのように 事件をずばっと解決していく という感じで思っていたのですが そうでもなかった。 さらっと読める本でした。 溝ノ口あたりの地形を理解していれば もう少し楽しめたのなぁ~ ドラマになっていることを 全くしらなかったけど ドラマはどうだったんだろう? とちょっと気になったね。
1投稿日: 2018.02.20
powered by ブクログパッと読めてしまう。 トリックもシンプルで、そこまで無理やり感がないのが良かった。 逆にそういう意味では、物足りなさ感もあるのだが…
1投稿日: 2018.01.11新キャラクター登場!溝の口を舞台に始まる異色コンビ?の活躍
「橘良太」と「綾羅木有紗(アリサ)」が武蔵小杉周辺で起こる事件を解決する中編ミステリーです。 男性と女性(少女)のコンビで東川篤哉作品といえば、『謎解きはディナーの後で』が有名ですが、 この作品はダメダメ男性と猫かぶり少女の設定です。 ただ、ミステリーでありながらユーモア要素が非常に多いのも本作品の特徴です。 そのため、凄惨な事件だけど重くならないので次から次へとページが進みます。 なお、1話だいたい80ページくらいで4話から構成されている中編のため 大がかりなトリックなどはありませんが、 ユーモア盛りだくさんの会話にトリックを解くヒントが隠されているなど、 ただ読んで笑っていては見落としてしまうことがあります。 凄惨な事件を軽く読みたい!など新しいミステリーに触れてみたい方は是非一読してください。
20投稿日: 2017.09.15短編小説4本
同名ドラマがなかなか面白かったので興味があった作品をようやく読む。 四つの短編集で、助手の橘の視点で話が進む。ドラマは面白くなるようかなり工夫した事がうかがえる。お馬鹿な橘が仕事で缶詰24個の発注を2千個と思い込みクビになった結果、何でも屋になる。 世界的に有名な探偵を母に、どこか抜けてる(知名度も低い)探偵を父に持つ10歳のアリサの子守を依頼された所、父親に内緒で事件現場へ橘とアリサが乗り込み推理する。と言う話でしたね。 私個人的には第2話の電車が出るミステリーが一番面白いと思いました。図とかないので解けない。 長編ミステリー&閉ざされた設定か好きなのでドラマの方が好きだったな。因みにドラマの内容は原作にほどほど無い。つまりドラマを見てからでもネタバレにならない別物ってことですね。 アリサの猫かぶり&素の差が凄いわ。 作者が好き、ユーモアミステリー短編好きな人向け。私のように本格ミステリーや長編が好きな人は物足りないと感じるかと。
1投稿日: 2017.06.11
powered by ブクログ誤発注した大量のオイルサーディンとともに、勤め先のスーパーをクビになり、地元で『なんでも屋タチバナ』を始めた、俺、橘良太。三十一歳、独身、趣味はナシ、特技は寝ること。すこぶる平凡な俺が、なんと殺人鬼の濡れ衣を着せられてしまう!そんな折、俺の前にわずか十歳にして自らを探偵と信じる無垢で無謀な美少女・綾羅木有紗が現れた―。殺人鬼の疑いを晴らすため、俺はしぶしぶ有紗と事件を調べはじめるが…。溝ノ口で事件のあるところに、天才美少女探偵あり!爆笑必至のユーモア・ミステリー。
0投稿日: 2017.04.09面白い
おすすめです!とにかく取っ付きやすい本です。 事件をテーマにしているのにあまりシリアスにならず 展開も速いのでサクサク読めます。 続編があるなら読みたいものです。
3投稿日: 2017.03.30
powered by ブクログ相も変わらず,役者達は変われども,ミステリィ世界への皮肉を込めたスパイスミステリィ.所詮謎解きはゲームあるいは娯楽だといわんばかりに,謎解き役を10歳の少女に担わせる.アイロニーもここまで行けば笑いに至る.その笑いの種類で読み手のミステリィに対する立ち位置が判る.
1投稿日: 2016.11.20
powered by ブクログなんとなく、その昔、溝の口限定(川崎市限定だったかもしれないけど)ヒーローってコンセプトのアニメがあったのを思い出した。全然神奈川県民ではないけれど、仕事でときどき南武線沿線に行くことはあるので、ここ10年で小杉に一気にぶち抜かれた感のある溝の口の悲哀を感じなくもないw 昔のガード下の雰囲気も良かったけどね。 南武線ゲームとか、地元愛あるとそこそこクスリとできる。 ちなみに南武線に新駅が出来たことを最近まで知らなかった。 アリサの両親が毎回どこで活躍しているかもネタのうち?
1投稿日: 2016.10.22
powered by ブクログ東川篤哉のご当地探偵物シリーズ。 平塚におんな探偵“ライオン”がいるならば、溝ノ口には幼女探偵“アリス”がいる。 ちびっ子探偵の推理をなんでも屋のおっさんが代弁する形式。あれ……どこかで見たことあるような……ウッ頭が……。 短編が四つ。短編しか書かなくなってしまって私は悲しい。 いつかまた長編が読めることを願って。
1投稿日: 2016.10.19
