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バースデーカード
バースデーカード
吉田康弘/KADOKAWA
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総合評価

7件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    亡くなった母から誕生日に届くバースデーカード。 時にはうっとおしく思ったりしながらも段々と母の想いが分かるようになる。 20歳までと思わせておいて、話はそれ以降も続く。亡くなると段々と思い出すことが少なくなっていくと思うが、こうして節目に想いを届けるのもよいと感じた。

    0
    投稿日: 2025.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    泣くために読んだけれど、思い通り、大いに泣かされた。 『夏の庭』『セーラー服と機関銃』『ピンクレディ』…そして『アタック25』全てが心を潤してくれた。 親として、子どもの成長を見られないことはどんなにつらいか…子どもも同じだよね…のんちゃん、幸せになってね。 時々、視線が変わるのに違和感があったのと、正男宛てのカードも読みたかった…けど、良いお話でした。

    1
    投稿日: 2022.02.13
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    亡くなった母から20歳になるまで誕生日に届くバースデーカード。 幼い時は待ち遠しくて嬉しく、思春期には少しばかり鬱陶しい。そして大人に近づいた時期は、素直に母が恋しい。 まるで、生きている母と子の関係のようで。 手紙の中の母の思う様な自分になれているのか、自分と違う母を羨んで、卑屈になってしまう紀子の気持ちもよく分かる。10歳の自分を知る母は、どんな私に成長して欲しかったのだろう?聞きたくても、もう母はこの世にはいない。きっとその現実に寂しい思いをしてきたはず。 母の立場になって、死が目前に迫った時に二人の子供に何かを遺してあげたい、言葉を届けたいという気持ちは痛いほど分かる。きっと手紙を書きながら「この歳のこの子に会いたい、この目で成長を見たい」と思わない時は無かっただろう。楽しい時は一緒に喜び、苦しい時は1番に味方になって支えてあげたい、母としての当たり前の事をずっとしてあげたかっただろう。小さなバースデーカードに想いを綴りきれず、ママは辛かったろうな。

    5
    投稿日: 2021.02.27
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    よくある話ではあるが、親心の行き着く先は皆同じということだろう。親が子に願うことは子供の幸せ、伝えたいことは無限の愛、そしてもうひとつは読んで感じてほしい。感涙の素敵な一冊でした。 あらすじ(背表紙より) 引っ込み思案な小学3年生、紀子の母、芳恵が突然病に倒れた。芳恵は余命宣告を受けながらも、紀子の10才の誕生日に家族で出かけたピクニックで、毎年誕生日にバースデーカードを贈ると子どもたちに約束。そして1年後、父や弟と懸命に生きる紀子に、天国の芳恵からカードが届く…。20才になるまで1年に一度届く優しい母のメッセージに、時に笑い、怒り、涙しながら成長する紀子。世代を超え女性の胸を打つ母と娘の愛の物語。

    3
    投稿日: 2017.04.05
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    終盤とっても泣かされた。 何を伝えればいいかわからないときは黙るのがわたし。 でも、思いを正直に伝えるって大切なことなんだな。

    0
    投稿日: 2017.03.16
  • 天国から届く10枚の手紙

    この本は、映画『バースデーカード』のノベライズです。 幼い姉弟を残して病に倒れた優しい母が、子供たちが大人になるまで誕生日に手紙を贈ると約束する事から始まる話。 このバースデーカードと込められた母の愛情と共に成長していく引っ込み思案の主人公と家族の物語。 亡くなった人は思いを伝えることは出来ないけれど、こういう形で想いを伝えることが出来るんだなと 改めて感動しました。 母親役が宮﨑あおいさん、主人公が橋本愛さん、映画が素晴らしくて、小説でまた思い出してボロボロ 泣いている次第です。 母親の愛情や子供の成長を見届けられない無念さ、優しくて素晴らしい母親に引け目を感じてしまう 引っ込み思案の主人公が暖かい家族と共に成長する姿が本当に素晴らしいと思います。 小説だけでなく映画を合わせて見て欲しい。映画の感想も入っていますが素晴らしい作品です。 自分がこういう作品を見てボロボロ泣ける感受性があって良かったと思います。

    0
    投稿日: 2016.11.05
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    天国のお母さんから毎年届くバースデーカード。 まぁ、ありがちな設定よね~・・・と思ってたのに、うっかりじんわりきてしまった!w やば~、歳取ると涙もろくなって、いけないわ~ww お母さん役、宮﨑あおいちゃんで10/22から映画公開で~す♡

    0
    投稿日: 2016.10.12