
総合評価
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powered by ブクログ出版社の校閲部を舞台に頑張る女の子のお仕事本。 主人公がズバズバ言う系の、それでいてちゃんと有能で、女の子としてのファッションや恋愛にも全力投球という、なんか最近読書してる中では逆に珍しい感じで楽しめた。 この小説は9年前ぐらいの小説なわけだが、こういう女の子が主人公のお仕事本って色々合った気がするし、この辺の時代のときはまだこれぐらい元気があったのかな~と思ってしまう。 「年末までに恋できてよかった~」とか最近の女性が主人公の本で読んだことない。こういう、推しとかでもなく、男に負けないとかでも生きづらい時代を生きるみたいなのではなく、あ~辛いけどいったるわ~!みたいな女性がもっと流行るとなんか元気になるんじゃないかしら。
0投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ本がどうやってできているかを理解したくて手始めに読んだ本。 ドラマを見てるかのようにすらすらと読めたけど、自分の目的に対しては少し内容が薄かったので、更に進んで探していきたい。
0投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ著者の本は初めて読む。物語の構成上、適切だったかよくわからないエピソードが多くて戸惑いつつも、主人公の我が道を行く破天荒さが気持ちよく、楽しく読んだ。彼女なりに校閲という仕事が腑に落ちた場面があるのだが、そこまでの人物像の描写とうまく結びついており、納得感のいくものであった。
0投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログ当時ドラマを観てて、今になって原作が気になり読了。 ドラマでは中途採用の設定だった悦子だけど、原作は新卒入社の2年目とのことで、ちょうど自分も社会人2年目だから色々比べて読んでしまった。私はまだ自分の業務にやっと慣れたレベルだから、悦子の堂々たる仕事ぶりは本当に凄い。でも絶対コレっていう好きな物と夢があって、そこに真っ直ぐ目指していく悦子の生き方はやっぱりカッコイイし、何だかんだと言いつつも目の前の仕事に全力で向き合って、成長していく姿に私も頑張ろうって思えた。校閲の仕事自体も凄く興味深くて面白かった。
0投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ主人公が高学歴の女性を馬鹿にする発言がどうしても受け入れられなかった。 全体的に主人公が好きになれない。 なぜか考えたが、あからさまに機嫌を態度や仕事ぶりに出すところや、言葉遣いが乱暴、目上の人にも失礼なところが苦手だと思った。 しかし、校閲さんの仕事がどういうものか分かったのは良かった。
0投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ舟を編むきっかけで、お仕事小説を調べていたところ、校閲ガールがでてきて図書館で借りました。 校閲というものの面白さを知れた。 悦子の思い切りのあるところ、面食いなところに一貫性があって読んでいる側は非常に楽しく読めました。現実にいたら怖いけど。貝塚に対しての会話も気持ちよく読めた笑。
0投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログ石原さとみさん主演で ドラマ化してたんだ。 ちょっと見てみたかったなぁ。 校閲の仕事スゴいですね。幅広さに驚きです。 文字や文章は勿論、時系列や服装、時代小説なら時代背景が正しいか調べたり、何から何まで細かくて大変そう。 角田光代さんの解説にもあったけど、タイトルの付け替えの提案まで!?そこまでですかー。 でも知識も増えるし面白そう!推しの作家さんの原稿をいち早く読めるのも羨ましい。 一冊の本が出来上がるまでに校閲さんが頑張って下さるから私たちは安心して本を手に取ることが出来るんですね。感謝感謝です。 校閲の仕事って堅苦しいイメージがあるけど 主人公悦子のキャラがそれを感じさせない。 心のつぶやきとかパンチ力のある突っ込みがとても面白い。 大御所作家や編集に対して そこまで言っちゃう!みたいな容赦ない言葉がスカッとさせてくれる。 小説内小説やちょっとした謎解きミステリーがあったりで面白おかしく校閲の仕事の大変さ、魅力を伝えてくれている。 悦子とアフロの恋の行方? 、 夢のファッション誌の編集になれるのか? 先の読めない展開に次作が楽しみです。 私的には校閲で頑張って欲しい。
26投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログテンポが良く、読み心地もかなりライト。 一方、表現に唸る、とかはなかったなーという印象。 角田先生の解説を読んで 確かにキャラ立ちや説明臭さ、話のブレ、等はまったく違和感なかったな、と改めて気づく。 これも作り手の強さではあるよな。 ドラマ見てはないけど、石原さとみははまり役な気がする。
0投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元々、ドラマが好きなのもあって読んでみました! 校閲部の仕事というのは、誤字を直すだけではなく、推理小説に出てくる移動時間の検証まで行うということに驚きました。 希望の配属にならなくても、頑張る主人公を応援したくなる1冊でした! とてもサクサク楽しく読める本だったので、続編も是非、読んでみたいです!
0投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ比喩と隠喩がスッキリ頭に入る。 頭が良くなる気がする。 出版業界や校閲という仕事について少しだけ知れた。 軽蔑には憧れが含まれている。 手の届く夢なんて夢じゃない。
0投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
癖のある登場人物が多く、最初「うぐっ!」と戸惑いましたが、読んでいるうちに悪気がない人達だとわかり、馴染んでいきました。 不勉強で校閲の仕事は誤字脱字を直すだけかと思っていましたが、推理小説に出てくる移動時間の整合性の検証なども手掛けると初めて知りました。
1投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログ主人公の女の子が我が強くてストレートな女性で、合コンですら男に媚びない!マウントを取られたら取り返す!自分の好きな物を貫く!でも無敵じゃなくてそれなりに落ち込むし怒るし困るし上手くいかない……主人公に感情移入できて楽しい本でした!
0投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログドラマやってたのは知っていて。でも作者が宮木あや子さんだったとは!花宵道中好きだったからまさかの再会。こういうのも書かれるのね。脳内石原さとみで再生されるけ読めて人生こうやってアグレッシブに生きたいなとテンポよくサクサク読めた。続編も読んでいこう。
0投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログ正直、軽い読み物と侮っていた。予想以上に面白い。校閲という仕事を題材にするに当たって如何に広汎に亘る取材と調査を著者が行ったのか、想像するに余りある。日本語学のみならずファッションから宗教、歴史まで一体如何程の抽斗を備えているのだろうか。それでいて筋は筋でちゃんと読ませる。文句無しの佳作である。
1投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログ読みやすくて面白くて一気に読めた。 やりたくない仕事はあるけど、必要のない仕事はないのかな? やりたいことへの熱意を持ち続けることと、今持ってる仕事を大切にすることの両立は難しいけれど、やっていかないといけないな、と感じた。
0投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログ誤字訂正の校正でなく、前後関係が語句の統一、そして作者の思い違いなどの社会考証までするという「校閲」という仕事についてのお仕事小説で有り、ライトノベル。読みやすい。
0投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログ女流官能小説家の宮木あや子さんの作品だが、その要素はまったくなく、とても魅力的な個性の持ち主である主人公の身のまわりで起こる様々な事象を描いた1冊。登場人物が皆、いちいち人間ぽくて良い。ほのぼのな読後感です。 続編があるらしいので、そちらも楽しみ。
10投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログ図書室。 初めて読んだ著者の本が『令和ブルガリアヨーグルト』だったことが尾を引いてしまった。第一印象というのはすごく大事だ。 少し前の時代のお話でもあるので、流行り廃りの面は置いておくとして、それでも主人公の他人に対する態度はあんまりだなと思うし、学歴なくて出版社のお仕事できていいなとも思う。私も校閲やってみたい。
0投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
河野悦子 景凡社に新卒入社し校閲部に配属されて二年目。 米岡光男 校閲部。マリエンヌ。 エリンギ 校閲部部長。 本郷大作 ミステリー小説の著者。「エロミス」と呼ばれる作品を書く大御所。 菅居恵理子 ハートウォーミング+不倫小説の著者。 貝塚 本郷担当の編集者。 今井 受付嬢。短大卒の縁故入社で、悦子よりも入社が一年早いだけだが実質的に若い女子社員の中で一番の権力者である。 藤岩 悦子の同期。テツパン。鉄のパンツをはいてそう。マリエンヌ。 是永是之 覆面作家。アフロでイケメン。本業はモデル。 四条真理恵 高校生のときに少女小説のレーベルでデビューし、二十五を過ぎたあたりから一般文芸へ移行した無冠の女王。 森尾 『C.C』に配属された悦子の同期。 フロイライン登紀子 OL雑誌『Lassy』エッセーを連載していた。 木崎加奈子 不動産屋。悦子が住む戸建ての一階で鯛焼き屋をしている。
0投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ主人公の性格が面白いし、話もすごく面白い!働くこと・社会の中で生きていくことの面白さを伝えてくれるような小説でした!
0投稿日: 2024.10.16
powered by ブクログドラマが面白かったので。 石原さとみを当て書きにしたかと思わせる内容だった。 校閲という仕事について、とても軽いタッチで描かれていた。 章ごとにある研修メモがいい味を出している。 角田光代の解説にタイトルにバツ付けられたとあったのが印象的。
7投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ校閲を題材にしたお仕事もの短編集。 ジャンルがミステリーだったり恋愛だったりバラバラなんだけど、なんでも校閲に絡めて解決してたら胡散臭くなるからミステリーに統一されてなくて良かったと思う。 仕事で文章のてにをはを直されまくってる自分にはできない仕事だなー。
0投稿日: 2024.07.08
powered by ブクログドラマになってたなーとなんとなく読み始める。最近暗い本ばかりだったのでこれくらい砕けてるのもたまにはありかな?と思った。(文章が今時の本ぽいが)本来やりたかったこととは別の部署に配属となり、文句を言いながらも頑張っている。普通の会社なら新人がこんな口調無理では?とも思うが、本だからまぁありだろう。 (読書メーターからの転記)
1投稿日: 2024.06.03
powered by ブクログ2013年から連載開始との事でおそらく悦子は同年代なので、流行りや出てくる雑誌なども容易に想像出来て共感値が高かった。男女や性に関する描き方は多少ステレオタイプを感じるかな?ライトでコミカルなノリなので漫画的に読めるし、キャラも立っている。ドラマ化には大いに納得。 校閲に関する知識もちょこちょこ出てきて勉強になった。一日に校閲できるのは、ベテラン校閲者で25ページらしい。しかしこれからの時代、この仕事もAIで淘汰されてしまうのだろうか? あと、出てくる小説全部文体が違って「別の作者が書いたんだな」とわかるのが上手いなと思った。
0投稿日: 2024.06.01
powered by ブクログなんだか元気が出るストーリーでした。 例え、希望の部署で無くとも、異動のためであっても、手を抜かず仕事をこなす悦子はやっぱり素敵です。 憧れをもって生活するって幸せだなと思います。
0投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最高に面白い。トレンディドラマを見てるように情景が浮かぶ。お仕事コメディ小説。そりゃドラマ化する。 主人公は河野悦子(こうのえつこ)。 ファッション誌の編集者になることが夢。 しかし憧れの出版社に合格したものの、文芸書の校閲部に配属されてしまう。名前が河野悦子だからか!?と疑いながら、もくもくと原稿と格闘する日々。 一日でも早く、ファッション誌の編集部に移動したい。そのためには校閲の仕事を完璧にこなして、仕事のできるヤツと認められないといけない。 堅苦しい作家を説得したり、偉そうな先輩に言い返したり、作家のパーティーに出席する同僚を垢抜けさせたり、独創的な純文学に辟易したり、事実確認が大変な時代小説の担当になったり。 校閲者の仕事は大変だけど奥が深いなぁと勉強になった。そして悦子は、ある作家に恋をする。校閲者は編集者と違い、簡単に作家には近づけないはずだけど……。 予想外の展開だらけで、一気読み。めちゃくちゃエンターテインメント。次作も読みたい。
1投稿日: 2024.05.24
powered by ブクログ校閲に全く興味がなかった主人公、河野悦子がまさかの文芸の校閲部で働くことに。硬そうなイメージですけど、笑いあり恋ありと面白かったです。作家さんもすごいですけど、校閲の人はそれを上回りますよね…。世に出回る前に読めていいなぁと思いましたけど、校閲者は読んではダメなんですね。感情移入して読むと冷静に校閲できなくなり、ミスが生じやすくなるそうで。 せっかく読めても楽しめないのは悲しいですね。 悦子とイケメンアフロの恋の続き、楽しみです。
17投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログめちゃくちゃ読みやすくて面白かった。 主人公の悦子はやたらと口が悪くて決していい性格ではないのに別に鼻につくこともなく…むしろ誰に何思われてもいいくらいの物言いは読んでてスカッとする。 テンポもいいから悲観的にもならへんし… 相手がどれだけ大御所の作家でも部長でも(部長のことエリンギ呼ばわりしてるしな)他部署の目上の人でも態度が変わらんのもいいな。 実際にいたら友達になりたいかも。 そしてただただ失礼な小娘ってわけでもなくて仕事はちゃんと完璧にするし興味のあることややりたい事への情熱も凄いし魅力的な人間やと思う!出た大学は決して良くはなくても頭の回転も早くて記憶力ずば抜けてるし。 そういう悦子の校閲というお仕事ターンと、あとは作家さんとか編集との関わりやちょっとした事件と、個性豊かな周りのメンバーとの掛け合いと、そしてまさかの作家兼モデルとの恋愛と。色んな要素が短い中に詰め込まれてた。
1投稿日: 2024.03.13
powered by ブクログイッキ読み。 ドラマも好きだったけれど、原作のこちらもかなりおもしろい。原作とドラマとは雰囲気違うなと思ったけれど、原作の方が“毒”があって、私は結構好き。 ドラマとは違う悦子の言葉遣いに多少イラッとはするけれど、スカッともする。なぜか嫌な感じはしない。 ファッション誌の編集の仕事をしたいがために必死に校閲の仕事をする悦子だけど、エリンギが校閲に採用したのは正しかったよな―と思う。 続編を読むのも楽しみ!
1投稿日: 2024.02.04
powered by ブクログドラマから。 開いた瞬間思ったのは、なんて読みやすい文書!! という感動。 ドラマはだいぶ設定変えて来ているんだなぁというのに最初は慣れなかった。 悦子は新卒入社だし。森尾は同期だし。受付嬢は勿論セシルでは無いし(笑)何より藤岩さんが校閲じゃなくて編集者で悦子の同期なこと!(笑)あと是永のキャラが完全違う。 最初はドラマとの間違い探しのような感じがしたが、読んでいけば小説の世界にすぐに入り込めました。 ただ、ドラマから入ると、話が散らかったまましっくり終わらないんだなっという印象が出ました。勿論、ドラマで起こるような事が起こるのだけど、ドラマはそれにだいぶ加筆しているしドラマらしい盛り上がりとちゃんとした一話完結を用意しているけど、小説では「あくまで自分は校閲の人間」というスタンスな悦子がいるため物語は動かない。 続きを読めばもう少しわかるのだろうか? とりあえず入りやすい文章なので初心者さんにもおすすめ。続きも期待します。
3投稿日: 2024.01.28
powered by ブクログドラマが面白かったので読んでみた 原作の方が細かいストーリーがあってより面白かった。先にドラマ見てたから悦子のオシャレさがイメージしやすかった
0投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログ校閲って聞いたことあるけど詳しく知らないなと思って読んでみた一冊。 はじめは悦子にあまり好感を抱けず… 演技のようだけど人に対する言葉遣いが悪い、上司にタメ口、女で東大とかマジ引く、など… でも1章読み終わる頃には慣れてきたのか特に気にならずさくさく読めた。 ファッション誌に異動するという目標のために今目の前にある仕事を完璧にこなす。その仕事への向き合い方は素晴らしいの一言! 揺るぎない目標があるから、読み手としても悦子の仕事ぶりには信頼が置けた。 校閲の仕事については、誤字脱字や文法をチェックするだけにとどまらず本当に多岐にわたっていることがストーリーを追うだけでわかった。 小説だけでなく雑誌も、たくさんの人の目が入ってようやく届けられたものだと思うと見方が変わってくるなぁ。
2投稿日: 2023.12.10
powered by ブクログドラマがあったな〜と思って続編とともに購入 こんなセクシーなかんじだったけ?とおもいつつ読み進めた 結構読みやすかったです
0投稿日: 2023.11.22
powered by ブクログ読みやすい本だった。 人によって考え方や価値観が違うこと、押し付けても変わらないが、自分での気づきは行動まで至るのだと納得させられる。 またちゃんと行動を起こせば報われるとは限らないが、結果は出て次につながると思った。
2投稿日: 2023.08.05
powered by ブクログAudibleにて。 うーん、なんか第1話からただの校閲してる会社員が作家とご飯行くことになるとか、そういうあり得なすぎる展開に全然入り込めなかったなぁ。 だし、ファッション誌に行きたいっていう理由もなんだか安直な気がして。 フィクションすぎて面白くなかったです。
0投稿日: 2023.07.03
powered by ブクログAudible にて 石原さとみさん主演ドラマ 校閲ガールの原作 校閲は彼女の望む仕事ではないのにも関わらず 目の前の仕事への向き合いかたには敬服する 口は悪いが記憶力の良さ お洒落に手を抜かないところ 恋など…目標に向かって全力で突っ走る彼女に元気をもらえる作品です
3投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログドラマ化する前に読んだ時(何年前かは考えたくない)は、表紙のイラストの女の子が動いてる姿を想像して楽しく読める本だなあと思いました。 今読み返すと石原さとみちゃんと菅田くんで再生されてそれもまた楽しかったです! えっちゃんの仕事に取り組む姿勢はかっこいいし、パワフルさにも憧れる! すごくテンポよく読めて、今日もこの本の登場人物頑張ってそうだし、私も頑張ろうと思える本です。
0投稿日: 2023.06.13
powered by ブクログこういう、裏方の仕事で努力している人たちのストーリーは好きです。ただ、ドキュメンタリーやヒューマン小説というより、もはやコメディですね!笑
1投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログドラマを観ていたので原作を読んでみた。 読書好きには出版社勤務は憧れではないか。 校閲という言葉は聞いたことあるけど、事実確認をしたりしてなかなか大変な仕事ですね。
1投稿日: 2023.02.09
powered by ブクログ主人公が思ったことをずばずば言うところがスカッとして面白かった。 やりたい事と違う仕事にアサインされたとき、モチベーションが上がらない事って誰しもあるけれど、とりあえず向き合っているとふと意味を見い出せる場面に遭遇することあるよな、と思った。続きを読みたい。
0投稿日: 2022.12.17
powered by ブクログあなたは、今の仕事がやりたくて今働く会社に入ったのでしょうか? なかなかに胸を突く質問から入った本日のレビュー。さて、そんな質問にあなたはどう答えるでしょうか? 昨今、日本という国の地盤沈下が叫ばれてもいます。日本という国が世界の頂点に本当に昇り詰めるのではないかと多くの人が信じたとされる80年代後半。そんな時代を遥か彼方に見やる今の現実を生きる私たちは、そんなことを聞いてもそれはおとぎ話のようにしか感じられません。 そんな中で私たちの働き方も揺らぎ出しています。かつて世界の頂点に昇り詰めていくその時代には世界から羨望の目を持って見られた日本の独特な会社組織のあり方。今や、”24時間たたかえますか?”という栄養ドリンクの宣伝文句がパワハラに認定されかねないとはなんとも時代も変わったものです。この国では、多くの方は大学や専門学校を卒業後に会社を選びます。しかし、欧米諸国では会社ではなく、仕事内容を選びます。日本では希望した会社に入れれば就活成功!となりますが、欧米諸国では、より自分の希望に沿った働き口を目指して転職を繰り返します。会社に勤めるといってもその意味合いに大きな違いがあることが分かります。 そもそも日本では、その会社で実際にどんな仕事をすることになるのかは入ってみなければわかりません。私も、そしてあなたもこの国で生きる限り”会社で働く”ということはそういうものと思って生きているはずです。でも、よく考えると何か変です。私たちは憲法第22条第1項によって職業選択の自由という権利を有しています。しかし、実際にはその仕事内容を差配するのは会社の人事部です。この国では憲法の保障があるにもかかわらず現実にはやりたいと思う仕事内容を自分の意思で決めることができないのです。欧米諸国の方がこの事実を知った時、そんな見せかけだけの自由しかないこの国のことをどのように感じるでしょうか? さて、ここに学生時代に、ある『ファッション雑誌』に憧れ『気合と根性』でその雑誌を発行する出版社に入社した一人の女性が主人公となる物語があります。かつて憧れた『ファッション雑誌の編集者』を夢見たその女性。しかし、その女性は『こんなはずじゃなかった』という今を生きています。『社内でもぶっちぎりで地味な、社員ですら具体的な生態を把握していない部署である校閲部』に配属された今を思うその女性は、『釈然としないままに』『真面目かつ完璧に仕事をこな』す日々を送ります。 この作品は、そんな女性が、希望しない『校閲部』で鬱屈とした日々を送る物語。そんな日々の中でも、めげずくじけずに仕事に取り組む中で、さまざまな出会いを経験する物語。そしてそれは、そんな女性が 『初めて、仕事が楽しいって思ったの』という気づきの瞬間を見る物語です。 『誰の原稿?』と、『隣の机で似たような作業をしていた米岡が顔をあげて尋ねた』ことに、『本郷大作』と応えたのは、主人公の河野悦子(こうの えつこ)。そんな悦子に『あー、エロミス。なあに、ムラムラしちゃったの?』と言う米岡に『うるせえガラスルーペぶつけんぞ』と返す悦子はコーヒーを淹れに席を立ちました。『ファッション雑誌の校閲班の様子を眺め』、『せめてあっちに行きたい。なんで自分はひとりで文芸の、しかもまったく得意でないミステリーの校閲をしているのか』と思う悦子。『紀尾井町に本社ビルを持つ、週刊誌と女性ファッション雑誌が主力の総合出版社』である景凡社に『新卒入社し校閲部に配属されて二年目の悦子』は、『景凡社のOL雑誌「Lassy」に載っていた「エディターズバッグ」に一目ぼれし』、『ファッション雑誌の編集者になるしかない』と思い就職活動に臨みました。そして、『「かわの」ではなく「こうの」と読む』悦子の苗字を見て、『人事部が「名前が校閲っぽい」というだけで配属を決めたらしい』という結果、『校閲部』に配属された悦子は、『こんなはずじゃなかった』という今を思います。部長に『まあ、まずは真面目に仕事をすることが重要だよ』と言われ、『釈然としないまま今も校閲部で真面目かつ完璧に仕事をこなしている』悦子は、それを『いつかLassy編集部に異動するため』と思います。そんな『悦子がここ数日担当している』のが、『「エロミス」と呼ばれる作品を書く大御所』の本郷大作の小説でした。『普通の本格ミステリー書いて』いたものの、『生き残れないからってエロ路線に転向し』たという本郷。そんな本郷は、『前回の校閲と同じ人で』と今回の校閲に悦子を指名してきました。『作家と直接のやりとりを行わないし名前も出ない』こともあり、それを不思議に思う悦子。そんな悦子は、『初校時に作成した物語のカレンダーとJR時刻表を見返しながら』文字を追っていく中に、『あ』と気づく瞬間を見ます。『主人公の移動時間がおかしい』。『何かトリックの伏線なのかとざっと読み返すが、伏線らしき箇所は見当たらない』という中、『すべて二〜三時間の誤差があ』ることを特定します。そんな悦子が見つけたこの誤差にまさかのミステリーな物語が始まりました…という最初の短編〈第一話 校閲ガール!?〉。悦子の人となりを見る中に、おなじみの登場人物が短い物語の中に勢揃いする好編でした。 “ファッション誌の編集者になるはずだったのに、どうして私が校閲に!?出版社が舞台のお仕事エンタメ”と内容紹介にうたわれるこの作品。五つの短編と短いエピローグが連作短編を構成しています。そんな物語の主人公は景凡社という出版社で『校閲部』に勤務する入社二年目の女性社員という設定です。碧野圭さんの「書店ガール」、五十嵐貴久さんの「編集ガール」という作品を引用して、“私も書籍まわりの○○ガールというのを出したいと思ったけれど、あと知っているのが校閲しかなかった”と語る宮木あや子さん。私は、600冊の小説ばかりを読んできましたが、そんな小説がどのように出来るのかはよくわかっていません。本が出来るまでを作家さんの視点から見た作品に、額賀澪さん「拝啓、本が売れません」がありますが、編集者さんの存在は登場しますが、『校閲部』の存在は希薄です。では、校閲とは何をする”お仕事”なのでしょうか?この作品の各短編には、「大辞泉」、「大辞林」、そして「広辞苑」といった辞書にそれがどのように解説されているかの引用が掲載されています。巻末で〈解説〉の角田光代さんも引用されている「大辞泉」の記述を見てみましょう。 『文書や原稿などの誤りや不備な点を調べ、検討し、訂正したり校正したりすること』。 なるほど、おおよそ私たちがイメージする通りの解答がそこにあります。この作品では、そんな校閲を”お仕事”にする人たちの姿が極めてコミカルに描かれていきます。そう、この作品は出版社の『校閲部』を舞台にした”お仕事小説”と言えます。出版社を舞台した小説と言えば、新しい辞書「大渡海」の刊行に向けて”俺はどうしたって、辞書を作りたい。俺の持てる情熱と時間のすべてを注ぎ込んでも悔いのないもの。それが辞書だ”と語る荒木の下に奔走する編集部の面々の姿を描く三浦しをんさん「舟を編む」が思い浮かびます。同じく三浦さんには、”社史編纂室がどう遠慮がちに言っても「左遷先」以外のなにものでもない”という部門に配属された面々が社史の編纂に邁進する「星間商事株式会社社史編纂室」という隠れた名作もあります。私たちは、○○さんの作品ということでそれぞれの小説を考えがちですが、作家さん一人の存在だけで小説が私たちの手元に届くはずがありません。三浦さんのこれらの作品でもそんな出版社の舞台裏を見ることができるわけですが、この宮木さんの作品では、ご本人が、”あと知っているのが校閲しかなかった”という、作家さんから見ても極めてマイナーな”お仕事”、私たち読者から見たら、その存在自体知ることすらない”お仕事”を垣間見れるのがなかなかに興味を掻き立ててくれます。 そんな『校閲部』は、出版社の中でこんな風に位置付けられて紹介されます。 『社内でもぶっちぎりで地味な、社員ですら具体的な生態を把握していない部署である校閲部』 あなたの会社にも、それがどのような会社であっても、派手な部門が存在する一方で、地味な部門も存在するはずです。出版社の中で地味と認識される『校閲部』。そんな部門の”お仕事”について、幾つか興味深い記述が登場しますので、それを抜き出してイメージを描いてみたいと思います。まず、校閲作業自体は『校正刷り』のゲラというものに、要点を書き記していくようです。 『ふたつ目の「血を流して」に傍線を引いたあとトルの二文字とクエスチョンマークを書き込み、「柔」と「か」の間に「?」と入れ、校正メモの「や」の欄にページ数を書き留める』。 社内文書の校正で似たようなことは誰でも多かれ少なかれ経験されたことがあると思いますが、『校閲部』は、これ専門の”お仕事”ですので、 『通常、仕事に慣れた校閲者が一日で完璧にできるのは二十五ページほどだとされている』。 そんな風にひたすらに原稿に向き合うのは慣れない身にはギョッとしそうです。 『校閲者が小説にのめり込んでしまうと誤植などを大量に見落とし、事実確認もおろそかになる』。 『近づきたくても、どれだけ愛しくても、校閲者は「原稿」に過度の愛情を注いではならない』。 読書をするのとは全く違う感覚で読み進める必要がある『校閲部』の”お仕事”。字句の訂正等だけでなく、記述の事実確認等も”お仕事”のうちで、実際この作品中には、そこに記されたまさかの事象を元に物語が展開するものもあります。そして、えっ!そうなの?と思うのが、 『編集者と違って校閲担当者は普通、作家と顔を合わせたりしない』。 作家と会うことがない、原稿というものを通してのみ作家と繋がる…確かに地味な”お仕事”であることがわかります。また、 『読者と校閲の間には編集部がある。読者と関るのは編集で、校閲からは読者の顔が見えない』。 こちらも淋しい気がします。本を読む私たちと繋がることもない。作家さんとも読者とも繋がれない、中間の”お仕事”。トンネルをイメージすると、入口も出口も見えない、まさしくトンネルの真ん中でのみ”お仕事”をされる、それが校閲という”お仕事”であることがわかります。もちろん、これはあらゆる職業に言えることであって、例えばそんな出版社にも必ず存在するであろう管理部門で働く人にとっても、作家さんや読者、そして原稿にさえ繋がる口は持ち合わせません。しかし、そんなそれぞれの持ち場の総合体として一つの組織が存在し、それぞれの部門の頑張りをもって一つの会社が成り立っていく、この作品で言えば一冊の本が出来上がっていくとも言えます。そんな意味でもこの世に出版されている数多の”お仕事小説”の中でもこの作品は、そんな出版の限りなく裏舞台を描いた極めてレアな”お仕事小説”と言えると思います。”お仕事小説”が大好きなあなたには決して見逃してはならない一冊ですね(笑)。 さて、そんな『社内でもぶっちぎりで地味』な”お仕事”に日々取り組むのが主人公の河野悦子です。自身が学生時代に読んだ『OL雑誌「Lassy」』がきっかけで『ファッション雑誌の編集者になるしかない』と意気込んだその先に、同誌を刊行する景凡社に就職はできたものの、まさかの『校閲部』に配属され、さらに『なんで自分はひとりで文芸の、しかもまったく得意でないミステリーの校閲をしているのか』という疑問だらけの日々に鬱屈とした日々を送る悦子。不本意な人事配置に悩む主人公を描いた作品と言えば、大崎梢さん「プリティが多すぎる」が挙げられます。こちらもまさかの”中学生女子”を対象とした雑誌の編集部に配属された主人公・新見佳孝の苦悩が描かれていました。大崎さんの作品、そしてこの作品に共通するのは、そんな不本意な人事配置に苦悩する主人公を全体としてコミカルに描いていく点です。大崎さんの作品では、”中学生女子”対象の雑誌ということでの内容のカッ飛び感が、この作品では、悦子自体のキャラのカッ飛び感が物語を勢いよく引っ張っていくことで、作品が暗くなることが決してありません。不本意な人事配置に苦悩する主人公…というような設定をシリアスに描くと作品が重くなりすぎてしまうのを絶妙に緩和する効果がそこにあると思います。そして、この作品では五つの短編+エピローグで構成される連作短編が絶妙に展開されていきます。〈第一話 校閲ガール!?〉では、プチミステリーのような内容が綴られます。しかし、各短編この繰り返しかと思う読者の予想に反して、物語は悦子の恋模様を描いたり、同僚のファッションにまつわる物語が展開したりとなかなかに多彩で、読み終えるまで、一体次は何が登場するのか?と読者の想像を掻き立て続けてくれます。ここでは、敢えて各短編の概要説明も入れないことにしました。これから読まれる方には、あんな話、こんな話と基本的には『校閲部』を舞台に展開していく物語の数々にも是非ご期待ください。 そして、そんな物語の中心に流れるのは、やはり”お仕事小説”の側面です。不本意な人事配置に悩む主人公の悦子、そんな悦子が『こういうことなのかな』という気づきを得る瞬間の到来。不本意な人事配置はあなたにも他人事ではないでしょう。誰にだっていつ何時訪れるかわからないその瞬間に何を思うのか。この物語で、主人公・悦子が気づく瞬間。それが、 『初めて、仕事が楽しいって思ったの』。 どんな感情がその感覚を導き出すのか。そんな感覚の先に何が待っているのか。納得感のあるその結末に、”お仕事小説”ならではの読み味を感じながら本を閉じました。 『こんなはずじゃなかった、と研修後配属された部署に一歩足を踏み入れて思った』という物語の始まり。この作品には、出版社の中でも『ぶっちぎりで地味な』『校閲部』に勤務する二年目社員、河野悦子がとんがったキャラクター全開の中に極めてコミカルに”お仕事”の日々が描かれていました。『どうしてこんなことに。男は血に染まった自分の手のひらを見つめた…』と冒頭に描かれる文章をはじめ、各章に校閲の見本とするための”小説内小説”が登場するなど、非常に凝った作りのこの作品。宮木あや子さんの代表作としてシリーズ化もされているこの作品。 今まで全く知らなかった校閲という”お仕事”の存在、そんな”お仕事”に就かれている人たちの存在。自身が手にする一冊の本が、いかに多くの人たちの努力の結晶として存在しているかを知る機会を与えてくれた、本を愛する人には是非知っていただきたい、そんな作品でした。
152投稿日: 2022.11.26
powered by ブクログ'22年9月1日、Amazon audibleで、聴き終えました。初めての、作家さんです。 また、やってしまった(ᗒᗩᗕ)オッサンに似合わない小説を、楽しんで聴いてしまいました。なんか、恥ずかしい…でも、好きなんだから、仕方ない⟵(๑¯◡¯๑) 連ドラになったそうですが…そちらは観てません。主人公を、誰がやったのかな?聴きながら、「北川景子さん?」なんて、イメージしてました。北川さんが、半分キレながら演じる主人公…楽しそうです ね! 編集者のかれとの言い合いに、思わず笑ってしまいましたが…アフロヘアーとの恋愛は、僕にはちょっと軽やかすぎかな┐( ̄ヘ ̄)┌ 楽しく、聴けました。次の巻も、行ってみます!
4投稿日: 2022.09.01
powered by ブクログ出版社の校閲部に所属する主人公の女性が、憧れのファッション誌の編集者になることを夢に、日々奮闘する…という内容の連作短編集です。 校閲の仕事内容が想像以上に多岐にわたっていることに驚き、読み進める度に興味が湧いてきます。 小説を通してとはいえ、未知の職業について想像を巡らせる…という楽しい時間を過ごすことが出来ました。 ただ、入社して間もない主人公の言葉遣いには少し抵抗を感じます。 それでも、相手に関係なく思ったことを口にするその言葉は時に痛快で、爽快感すら覚えてしまう、そんな楽しさがありました。
1投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログ星3.5 Audibleで聞きました。 仕事を通しての人間関係を描いた小説です。 長さは5時間25分です ずっと楽しい気分で聴ける小説でした。 明るく前向きな主人公に元気をもらえる話なので、楽しみながら読めると思います。
1投稿日: 2022.08.15
powered by ブクログドラマが好きだったので原作を読んでみた。少しドラマと異なる印象。主人公がより荒々しい感じ。それはそれで楽しめたが。ドラマとは分けて読んだ方がしっくりくるかも。
0投稿日: 2022.08.01
powered by ブクログ何事にも全力な悦子の姿を見てるのは気持ちがよかった。 大好きなドラマの原作で、ドラマと若干設定が違ったりするのが面白かった。原作から劣ったドラマ化ではなく、原作の良さを引き出して尚且つ原作では描かれなかったその先も描いたドラマ化だったんだと分かり、一ファンとして嬉しかった。 またドラマ見たくなっちゃったな〜ゲオ行こうかな
1投稿日: 2022.06.28
powered by ブクログ今こうして1冊の本を楽しく読ませてもらえているのは、たくさんの人達が大変な思いをして作りあげてくださったお陰なのだなぁと改めて実感しました。校閲、そして出版社という仕事を興味深く読ませてもらいました。 米岡のキャラクターがとても好きです(*´꒳`*)
2投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログファッション誌の編集者を夢見ていたが、校閲部に配属された、文芸書が苦手な悦子。担当する原稿や周囲ではたびたび、ちょっとした事件が…! 『ダ・ヴィンチ』『ダ・ヴィンチ電子ナビ』掲載に書き下ろしを加えて単行本化。 今さら感がありますが、面白かった。
0投稿日: 2022.05.16
powered by ブクログ軽く読めていい。頭の中で石原さとみさんが忙しなく動き回った。ドラマは見たことないけどTikTokで流れてきて知ってるくらいだけどあのシーンだ。あれもあのシーン…となったので忠実に再現してるんだなと感動した。そして石原さとみさんピッタリ。 テンポ良くて主人公の口悪いけど仕事できて欲しいもの迅速に取りに行く姿勢は清々しくて好き。 スカッとする
0投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログ宮木あや子さんの作品を初めて読んだ。気楽に楽しめる小説が読みたいなと思い、ドラマにもなっていた為、面白いのは間違いないだろうと選択★ あっという間に楽しく読めた。一人一人のキャラも立っていて小説内で自由自在に動き回っていた。校閲という職を知らなかったが、ストーリーの中で難しくなく理解できた。いやぁー、やっぱり小説って面白いなぁぁ!!楽しみながら世界が広がる。 続きや、その他の作品も読んでみたい
0投稿日: 2022.02.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
以前読んだ「花宵道中」から打って変わって現代の、しかもファッション誌に憧れる良妻賢母育成女子大出身の子が主人公でとてもびっくり。声を出して笑ってしまうユニークさと、主人公の仕事への想いが素敵だった。
1投稿日: 2022.02.12
powered by ブクログ軽く読める。校閲のくわしいお仕事ぶりもわかって、その点ではかなり楽しめた。 校閲部を抜け出したくてわざと悪態をついていると冒頭にあったけど、主人公の性格そのままだと思う。少なくとも、あえてわざと悪態をついているようには見えない(笑)そんな主人公に正直あまり共感はできないんだけど、周りに人が集まるんだから、主人公のような裏表のない人間は信頼されうるんだろうな。 全体的には、コメディなのかミステリーなのか主人公の成長物語なのか、まとまらない印象を少し受けた。
0投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログ★面白い!テンポの良い文章は一気読みさせる。悦子さんの性格が良い。物言いが容赦なくスカッとする。校閲部にいるのは不本意なのだが、仕事は一生懸命だ。クールなようで色々とお節介をやいている。米岡さん、森尾さん、加奈子さん等周りの人達との会話シーン最高。
3投稿日: 2022.01.21
powered by ブクログおもしろかった!河野悦子の毒舌混じった発言やツッコミに笑いながらも読んでると元気をもらえます。初めは犬猿の仲だった藤岩さんと、境遇や価値観も違うのに少しずつ親しくなっていく友情関係が良かったです!
2投稿日: 2021.12.29
powered by ブクログお仕事小説なのはもちろんのこと、ミステリー、恋愛など様々な要素が絡み合っていて面白かった。 主人公のファッション好きに共感しつつ、彼女のようにズバズバ切り込めたら楽しいだろうな〜と思う。
1投稿日: 2021.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
校閲という仕事が面白いのか この人が描いてくれる世界が面白いのか 校閲という仕事があるということは知っているけど 校閲という仕事の広さや 面白さは 時々読む作家さんのコメントで聞いたことはあったけど こうやって 校閲の仕事をしてくれている人を 中心にして物語が展開していく 多分 実際に校閲の仕事をしてくれている人には ないような仕事もあるのかと思います でもあるからこそ面白い。 文章を読む仕事ではなく 読んだ文章を 読んで意味に矛盾がないように 当たり前になるように 腑に落ちるように 読むのではない 読んでしまっては校閲なんてできない 読書ではない読み方 わからないことを 素直にわからないということ 文字に表れたことを受け取る力 ここに書いて文章を公開しているこの文章は 編集もなければ、校閲もない 書き手、もしかしているかも知れない読み手が直接繋がる世界 こういう世界が広がることって どんな未来がやってくるのだろう
1投稿日: 2021.11.11
powered by ブクログ原作本を楽しんで読んだはずなのに、ドラマ化されたとは知っていたが見逃してしまっている。今、GYAOで無料配信されているのを知り飛びついた。”悦ちゃん”を演じる石原さとみさん、藤岩役に江口のりこさん、折原幸人に菅田君らと推しの俳優陣が顔を揃えていた。詳しいストーリーは忘れていたが、原作にない思い切った展開も含まれているらしく、ドラマ化されたのも結構面白い。4話までしか配信されていずに、先を観たいと近隣のレンタル店を探したが置いてなくとても残念だ。 悦ちゃんの超絶な思い切り言動が羨ましい。現実ではありえないだろうが、架空の世界でやってもらうと胸のすく思いだ。藤岩さんが、両親に「オシャレに現を抜かす暇があれば勉強しなさい」と、言われて育ったというセリフが思い当たる。実は私もそうだった。小さい頃はファッションセンスのある人に憧れ、長じてからは流行を追いかける勇気がなかった。今は自分らしいこだわり方で普段着を選んでいる。
9投稿日: 2021.09.22
powered by ブクログ本好きなら一度はあこがれる職業、校閲さん そのお仕事の一端が垣間見られて面白かった この作家さんのモデルあの人では・・・と思い当たるような人もいて、責めるなぁと笑 表紙イラストはちょっと可愛すぎ ドラマの強くてハイパーおしゃれな河野悦子が合ってたな 「ア・ラ・モード」「トルネード」も読了
3投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログドラマが好きだったのでずっと読みたかった作品。 実際にはドラマと設定が全然違ってたけど、ドラマ知ってるからかキャラクタのイメージはしやすかった。 場面の移り変わりが少しわかりづらい感じがしたかな。 コーエツの口の悪い感じは割と好き。
0投稿日: 2021.08.01
powered by ブクログ石原さとみ主演でドラマ化されているのを思い出したので、面白いのかなと思って読んでみた。 正直、自分の好みの作風ではなかった。 ちょっと良くした携帯小説みたいな感じ。 校閲という仕事をテーマにしたのは面白いと思う。 登場人物たちの会話は軽いテンポでなんとなく安っぽい。 主人公が思ったことをズバッというセリフも、読む人によっては痛快なのかもしれないけど、なんか理屈っぽいオタクみたいな話し方で好きになれなかった。 主人公は作者の理想の女性像なのかな。(美人でそこそこモテる、男にも負けないサバサバ系みたいなコテコテの設定の女性) 校閲ごときが〜とか、編集者様が〜とか、卑屈な感じもちょっとな…。 最後まで読むのが辛かったです。
0投稿日: 2021.07.01
powered by ブクログテーマは面白かった。一話の校閲だから気づいたミステリは面白かったが、他は校閲だから、ではなく、校閲の仕事をしている悦子の話、という感じで凡庸。
1投稿日: 2021.06.05
powered by ブクログ「啓示を受けた」この一言を言わんがために一冊書かれたのか、というくらいのクライマックス。現代っこというべきか都会っ子というべきか、軽快なキャラ設定が心地よい雰囲気をつくり、悪人が全く出てこないキャラ配置が、爽快なストーリーにしあげている。けっきょくえつこを好きになる。
0投稿日: 2021.05.17
powered by ブクログ口は悪いが的を得た表現が面白い。 強すぎる押し付けの正義感がないのも、この本の魅力だなと思いました。 続きも読みたいと思います。 にしても、是永さんの本は想像が難しい(笑)
2投稿日: 2021.04.22
powered by ブクログドラマは観ていないけれど、話題になっていたのでタイトルは聞いたことがあった。 職業柄、校正は馴染みがあっても、校閲はなんとなくしか知らなかったが、これは大変な仕事だなと正直思った。 最初から最後まで、コミカルにテンポ良く話が進み、あっという間に読了。 しかしただ「軽い」だけの小説ではなかった。 「文体」はなかなか変えようと思っても難しい、個性が現れるものだけど、この小説の中でいくつもの違った作家の文章が現れ、それぞれが全く違ったテイストで、著者の引き出しの多さを垣間見た気がする。 ラノベに分類されるものだと思うが、著者の純文学もまた読んでみたいと感じた。
0投稿日: 2021.03.29
powered by ブクログドラマから。悦子を石原さとみに置き換えて読んで面白かった。中高生の時に読んだ女性ファッション誌のときめきの描写に凄い共感。(自分語りですが)テスト前日に佐藤健特集のnon-noが読みたすぎて買いに行ったの思い出しました笑笑 2021.03.14
0投稿日: 2021.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ファッション誌にあこがれて出版社に入社したものの、校閲部に配属されたギャルの物語。短編集で、一話あたりのページ数も手頃で読みやすい
0投稿日: 2021.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりにサクサク読める面白い本に出会えた。 悦子の仕事ぶりはなんだかんだ言いながらちゃんとしていると思う。 米岡に自分のミスをしっかり謝罪したシーンでは普段とは異なる言葉遣いで彼女は社会人なんだと感じた。
3投稿日: 2021.01.31
powered by ブクログ意に反して出版社の校閲部に配属されたファッション好き女子を主人公とするお仕事小説。 サクサク読めるし、校閲の仕事や出版社の雰囲気を垣間見ることができ、まずまずの面白さであったが、主人公がちょっとムカつくキャラで、他の登場人物も癖がありすぎ(特に、東大卒の藤岩さんはあまりにステレオタイプで、東大卒でもこんなのはいないだろと思ってしまった)、あまり感情移入できなかった。
0投稿日: 2021.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマ化されたということもあり、いつものように脳内では石原さとみさんと菅田将暉さんらが登場していました。 悦子の仕事ぶりは素晴らしい!そして、(ファッション誌への)情熱ゆえか、若さゆえか、暴走してしまうところも愛おしい。 校閲担当と作家が直接対面することは稀だ、というのは、その仕事の内容によるところも大きいんだろうなと思いました。 自分の文章に赤を入れてもらえるのは助かるけれど、「そんなに言う!?」と思うこともあるだろうし、真っ赤っかにされたらその相手の顔は見たくないかも・・・。 そんな、校閲。なくてはならない校閲。縁の下の力持ちの校閲。 今日も私が楽しく本を読めるのは、校閲の皆さんのおかげです。
0投稿日: 2020.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ダヴィンチ編集部編「本をめぐる物語」で1話を読んで以来続きがあるなら読んでみたいと思っていた作品。 キャラクター同士の掛け合いが読んでいて楽しい。 1話を読んだ限りではもう少しミステリー寄りかなと期待していたのでそこのところは少々食い足りない。 かといってお仕事小説としても少々食い足りず…。 続きがあるようなので読んでいけば満足感を得られるのかな? に、しても本にまつわるお仕事小説の主人公にはなんで女性ばかりなんやろ?
0投稿日: 2020.04.30
powered by ブクログいつも読んでる本がどうやって作られていくのか 知ることができて本好きにとってはすごく興味深い 悦子がすこしずつ職場に馴染んでいく姿や、与えられた場所で精一杯頑張る姿には元気が貰える 頑張ることに疲れちゃった日に読みたい本
0投稿日: 2020.04.11
powered by ブクログ著者の著作、初見。角田さんの解説にもあるが、かなりチャレンジングな内容。校閲の仕事を赤裸々にしつつ、各章で小説内小説を描くのは、かなり難しい手法である(成功例も失敗例も多々あり)。本作は成功例の部類に入るだろう。キャラ立ちが極端過ぎてテレビドラマ向き...ってドラマになってたのね...。勿論、見てない...(テレビ見ないんですよね)。キャリアコーン初期を考える上で、一皮むける経験を追体験するにはお手頃な一冊。
7投稿日: 2020.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマのイメージで悦子が頭の中を動いた。 根気のいる仕事。きちんとした軸がある悦子は、口が悪くても失敗も時々しても魅力がある。
2投稿日: 2020.01.24
powered by ブクログ校閲は望んでいた仕事でなくとも、いつか大好きなファッション誌に関わることを信じて、真面目に取り組む主人公。性格がサバサバしているので、周りの人との会話が面白かった。あぁいう風に仕事場でふるまえるのちょっと羨ましい…笑
4投稿日: 2020.01.22
powered by ブクログファッション誌に関わりたくて出版社に入ったのに、校閲部に配属され悶々とした日々を送る河野悦子。 でも、彼女の仕事ぶりは不本意な部署にいるとは思えない熱心ぶり。 そんな主人公の周りで起こる、仕事ドラマ。 個性豊かな脇役たちと、軽妙な文章で一球のエンターテイメントに仕上がっている作品。しかも、ただ面白いだけでなく、校閲の世界も魅力的にみせてくる。 続編も読みたいなぁ。
1投稿日: 2019.10.19
powered by ブクログファッション雑誌の編集者になるために景凡社に入社したのに、まさかの文芸書の校閲に配属された河野のお話。 テンポがよく、1日でさくっと読めた。 仕事って配属がうまくされなかったり、不満もいっぱいあって、そういうものなんだけど、河野のように、どこかそこが楽しくなるっていうのはすごくいいな、と思う。 仕事に少し前向きになれる本。
1投稿日: 2019.10.07
powered by ブクログ憧れの出版社に勤めたものの、希望の編集部ではなく校閲に配属された河野悦子。日々様々な文章の校閲をしながら、なぜか大物作家のトラブルに巻き込まれたり、覆面作家兼モデルに一目惚れしたりする。あらすじを読んだときは面白そうと感じたのに、読み終わっての感想は…。短いのに時間がかかったのは、私には合わない本だった。
0投稿日: 2019.08.25
powered by ブクログファッション誌志望で出版社に入ったが、文芸の仕事をやらされることになった女性の話。彼女の歯に衣着せぬ物言いは人によってはたぶん清々しいもの。ドラマやってたけどドラマ映えしそうな感じだなあ
0投稿日: 2019.05.29
powered by ブクログファッション誌の編集者になりたくて出版社に就職したが,その記憶力を買われて配属されたのは校閲部。処遇に不満を抱えつつも希望部署への転属を叶えるべく頑張るイマドキの女の子。恐妻で頑固な大作家の原稿にも,昔から心酔していたファッションの大家の原稿にも,臆せず朱を入れる。やるときゃやる。
0投稿日: 2019.03.26
powered by ブクログ「校閲」、この意味を知っている人がどれほどいるのか?「校閲」、この漢字を間違わずに書ける人がどれほどいるのか?と思うほどに、出版会社のマニアックな仕事、それが校閲である。しかし、この仕事に携わるには並の知識と忍耐力、調査検索力では勤まらない。主人公はファッション誌に憧れ入社するも、希望とは異なる校閲業務に配属される。しかし、その能力は凄まじい。 TVドラマ化され話題となった原作本。
0投稿日: 2019.03.03
powered by ブクログ読もうと思ったきっかけはいくつかあって、 ・ある東大生の滑らない話。校閲したってくだりが面白かったから。 ・社内イベントのワークショップで使用した発表資料のまとめをやってみたとき。他人が書いた文章を滑らかにするってすごいなってやりながら思った。 ・書かれてあること、聞いた情報に対して切り口を変えて疑いをかけていくこと(事実確認の延長?)は仕事上の色んな場面で役立ちそう。 そんなことを感じることが多かったので、「校閲ってすごいな」→「校閲ガール読んでみよう!」って購入した。 シリーズ化してあるけど、無難に初回本にした。 本書の感想とか ・ドラマ見ていなかったけど、悦子=石原さとみとして読み進めちゃうし、もうそうとしか思えないようなドラマ感が文章にもあった。 ・ポップ。ノリが軽くて楽に読める。 ・校閲に興味があっただけで、世界観とか登場人物のキャラクターに共感は期待してなかったから、この辺りの共感とか興味が持てたらもっと楽しめたと思う。 ・出版業界関係者が読むとこの本はどう感じるんだろうね。 ・ネット広告系の会社で働いてて営業配属だったとき、自分が入稿した案件の制作が終わって出来上がりが戻ってきたらA3用紙に印刷して上司先輩チームメンバーに回して修正してもらってたっけ。懐かしいな。そして原稿確認と修正、広告主の確認が終わったらこれを校了と呼んでたっけ。そんな社風もなんか変わったなぁとしみじみ。 ・悦子が言うに校閲≒見た目をきれいにする(≒ファッション!?)らしい。ファッションに関連を持たせるのは置いておいて、見た目をきれいにするということについて、仕事で近頃気にしていることと似ているなと思った。パワポの資料とか類似スライドはグラフやテキストを同じ位置とサイズで統一しないとみる人に申し訳ない気持ちになったりとか。統一されているとすごく綺麗になったきがしたりとか。(このへんは彼女のいる彼氏でも「キレイとかカッコイイは1ptの差でできている」って咲が言っていたが印象強く残っている。) レビュー長めに書いちゃったな。文体とか意識しないで書いちちゃったな。このレビューも悦子が校閲してくれたらいいのに。
0投稿日: 2019.03.01
powered by ブクログ軽いテンポで話が進み、コメディドラマを見ている気分。「好きなものは好き」というブレない信念を持ちながらも自分なりに校閲の仕事にやりがいを見出す悦子のキャラクターが魅力的だった。
0投稿日: 2019.02.09
powered by ブクログ面白かった! 校閲というあまり陽の当たらない職業と、幼いころからファッション誌を読み続け、ファッションに目がない主人公とのギャップが何とも言えず、またラブコメ+ミステリ仕立てのストーリーにも引き込まれる。 若干、周りのキャラが個性的過ぎて逆にメリハリが失なわれているきらいもあるが、ア・ラ・モード、トルネードも読む。角田光代の解説も良い。
0投稿日: 2019.02.07
powered by ブクログ・石原さとみさん主演でドラマ化された作品です。ファッション誌の編集者になりたいのになぜか校閲に配属されてしまいます。周りの人とのコミカルな掛け合いが面白いです。
1投稿日: 2019.01.19
powered by ブクログ憧れのファッション雑誌の編集者になろうと出版社に就職した主人公の河野悦子は、名前がそれっぽいと、もう一つある理由で文芸の校閲部門に配属されます。その校閲の仕事を通じて物語が展開します。主人公が生き生きとしていて発言がとても面白くて、とても楽しく読み進められます。5つのエピソードがうまく繋がっていて、ミステリーもあり、恋のお話もあり、小説内小説もあり、楽しめます。
1投稿日: 2018.10.06
powered by ブクログわたしは、校正や校閲の仕事をしているうえにファッションも好きなので、「うんうん」と思いながら読み進めていたらあっという間に終わった。 悦子のキャラクターは強烈だけど、石原さとみがドラマで主演をしていたことは知っていたので、悦子の台詞は見事に脳内再生できた。キュートな石原さとみがこんな台詞を、しかもオシャレな服を着て言っているのか。ドラマを観なきゃ。 小説を読んだうえでドラマを観たいと思ったのは初めてだ。
3投稿日: 2018.09.26
powered by ブクログファッション誌をバイブルとし、有り金全てを服につぎ込む、ある種のファッションモンスターの主人公。そんな彼女が働くのが、出版社の校閲部門という裏方地味な仕事だから面白い。そんな彼女の成長の物語。 ちょっと展開が強引なところがあるようにも感じたが、軽い文体で進むので読みやすい。キャラの引き立たせ方が非常にうまく、登場人物は総じてダメダメなのに、どこか憎めないのが面白い。毒舌を通り越した口の悪さにも注目。
1投稿日: 2018.07.22
powered by ブクログ校閲者の牟田都子さんをイメージして読んだら、だいぶ違った。けど、これはこれで出版社や校閲のことが垣間見れて面白かった。
1投稿日: 2018.07.09
powered by ブクログドラマが良かったから原作を読んだらこっちもおもしろかった。 もし出版社に入社出来たら校閲やってみたい。難しそうだけど楽しそう。
2投稿日: 2018.07.04
powered by ブクログもう、ドラマのままのキャストを想像しながら読んだ。ドラマとは藤岩さんや森尾の設定が違ったが、問題なく読めた。悦子は毒舌だけど、ファッション大好きという点ではブレていないし、嫌いにはなれない。むしろハッキリしていて、好きかも。 この本を読んで校閲という仕事の大変さと、大切さを知る事が出来た。 幸人がアフロだったとは… 42
1投稿日: 2018.06.23
powered by ブクログ主人公の河野悦子に最初はあまり好感が持てなかった。 見た目が派手で口も悪いし。 しかしファッション誌への異動を願いつつも、地味な校閲部に配属されても腐らず、目の前にある自分の校閲の仕事にはキッチリこなし、更に自分なりの考えをもって行動できる(越権行為と評されたりもしたけど)。 それに校閲という仕事を通して少しずつ成長していく。 報われたとしみじみ感じているシーンなんかは、それだけ懸命に向かい合っていたんだなと感じたし、あれだけ馬鹿にしていた藤岩に対しても「すごいね」と素直に認められる。 読了後には一貫したポリシーがあってカッコイイ女じゃない!と好感さえもてた。 続編もあるようなのでそちらも読んでみたい。
2投稿日: 2018.06.21
powered by ブクログ仕事の面白さは、真面目に取り組んでいくからこそ見えてくるのでしょうね。何だかんだ言ってたゃんと仕事している主人公の姿に、イイぞ!と思いました。
2投稿日: 2018.03.20
powered by ブクログテンポのいい作品で頑張ってる事を楽しんでるって感じ。 地味な仕事に配属され、それでもそこでへこたれる事なく、いつか自分のしたい仕事に配属される事を夢見て元気に働くそんなイメージが感じられた。 艶っぽい花宵道中とは全然違う作品になっている
2投稿日: 2018.02.25
powered by ブクログThis is the story about the main character's work whose name is Kouno Etsuko and her job is proofing manuscripts in a publishing company. We can enjoy her characteristics that she says what she thinks directory.(えりりんさん)
1投稿日: 2018.02.23
powered by ブクログ校閲ではなく、憧れの雑誌『Lassy』の編集部に異動する!そんな思いで日々、原稿と格闘している河野悦子。 しかし、真面目な悦子は時刻表が合わなければ著者に聞き、「リニアモーター牛」が出てくる純文学にも鉛筆を走らせる。悦子は憧れの編集部に異動できるのか?校閲の面白さに目覚めるのか? お仕事やプライベートに悩みながらも頑張る悦子にエールをおくりたくなります。 『まず、真面目に仕事をすることが重要だよ』。 自分が好きなややりたい事と出きる事はちがうんだよなぁ。好きな事だからこそこだわりが強すぎて悪い結果になったり、自分の失敗で冷遇されても腐らずに自分がだめだったと目の前の仕事に取り組む悦子が凄いです。 そして、後半で編集部の藤岩さんに素直に「すごいねぇ。」と言える悦子こそ、「すごいねぇ。」と思います。仕事もプライベートも自分の常識で判断しちゃいけない、 「報われた。」と思える仕事が出来た悦子は本当に幸せだなぁ。と、普段忘れがちな事を教えてくれる本。
0投稿日: 2018.02.11
powered by ブクログ登場人物が個性的で面白いが ストーリーがとても細かく丁寧なので展開がけっこう遅め。 早く楽しみたいがため、進行がゆっくりなので☆3つ。 悦子の研修メモは面白い。
1投稿日: 2018.01.24
powered by ブクログドラマを見ていたので、その印象で読んでしまったが、原作は原作で面白くて続きが読みたくなる。解説の角田光代さんの表現がとてもしっくりきて良い。
1投稿日: 2017.12.26
powered by ブクログ図書館で。 なんて言うのか…好感の持てない主人公だなぁなんて思いながら読み始めました。お口が悪い、悪すぎる。良くこれで就職できたものだ…と思ったらナルホド、面接の時に拾われたのね、と最後まで読んで納得。 ゆとりゆとり言う先輩も不快だしなんか好感もてる人物が出てこないなぁと思ってましたが最後まで読むとまあ、この人達はこれはこれで頑張ってるのかもなぁ…となる不思議。そこは作者の持っていき方のうまさなんだろうな。 人に好かれようと思って無い人は強いな、と思いました。暴言を吐いて人様に眉を顰められても本当の事を言って何が悪い、と胸を張れる人は強い。全然羨ましいとは思わないけれどもすごいなぁ、とは思う。主人公に対してはそんな思いを持ちました。 校閲ってやり始めたらとことん、直したくなりそうだなぁ。そういう意味で、そのジャンルに興味の無い人や内容に過度に干渉しない人が向いているというのは納得できる気がする。それにしても彼女、入社二年にしては仕事早いしスキルがある感じですね。確かに向いているのかも。アフロのイケメンとの恋も面白いですが個人的にはダサ乙女の最後、サヨナラホームランみたいな発言が愉快でした。
1投稿日: 2017.12.21
powered by ブクログ宮木あや子すげえ、というのが正直な感想。 ちゃらちゃらした文体で書いてるかと思えば、間に挿入されるいろいろな作家の文章がそれっぽくて驚く。 清水義範ばりの「パスティーシュ」もいけるんじゃないのか。 解説で角田光代さんも書いていたけど、そのそれぞれの作家の「成長」ぶりも書き分けるところ、ただ者じゃない。 内容は、、、とっても楽しい。 口が悪いのが気になるけど、こんな風に生きられたらサイコー、と元気をもらえる本。
1投稿日: 2017.12.04
powered by ブクログおもしろい。おもしろいんだけど・・・校閲って、こーんな楽しく軽い感じでできる仕事じゃないんじゃあ・・・? さすがに校閲の中でも、得意分野での専門知識とかによって担当するものが分かれたりはするんだろうけど・・・とか考えるけど、本とはどんな仕事なのかわからない(^_^;) 縁の下の力持ち、なんだろうな。 たしかに、小説好きな人には、小説の校閲は向かないだろうなぁ~~、とは思うけどwww
0投稿日: 2017.12.02
