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〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則
〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則
ケヴィン・ケリー、服部桂/NHK出版
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総合評価

101件)
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    タイトル通りではありますが、インターネット以降の未来予測が具体的に書かれています。ただし、具体的な商品やサービスというよりも、フレームワーク、考え方が12個に分けられています。

    4
    投稿日: 2024.09.06
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    第53回ビブリオバトルinいこまテーマ「ツナグ」で紹介された本です。チャンプ本。 2017.12.24

    0
    投稿日: 2024.09.05
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    ホール・アース・カタログ(かのスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学のスピーチで最後に話していた雑誌)やWIREDなど、世界的にきわめて影響力の高い雑誌の編集者を務めていたケリー氏が、未来へのガイドラインとして書いた本になります。副題にもあるように、未来を決める12の法則ということで、著者が考える「不可避」な動きを12の動詞で解説しています。「名詞」から「動詞」へというのも一つのキーメッセージで、これからのモノは固定的なモノではなく、常に変化していく、Flowingするモノになる、というのも本書内で記述されています。確かに、テスラの電気自動車を思い浮かべると、ソフトウェアが日々アップグレードされるので、見た目は変わらないように見えても、実は性能が日々変化しています。  本書を読んでたびたび感じたことを1つだけ。本書に記載されている12のキーワードが実現される世界は、仏教が考える世界観にきわめて近いのではないかという印象をたびたび感じました。IoTによって、すべての人やモノがつながる。そこでは各人が「いち」であると同時に「全体」でもある。”I”であると同時に”We”でもあるのです。これは従来の西洋哲学の世界観とは全く違います。つまり従来の西洋哲学は”I or You”であって、自己と他人は別のものであるという前提で近代科学も発展してきました。しかしケリー氏の描く次世代の世界は、自分が世界と融合しているという感覚を強く感じる世界だと思います。また、すべてのものがFLOWINGになる世界とはまさに仏教における「諸行無常」であります。そのため、本書を読んで、今起こっている情報通信革命は価値観をもひっくりかえす可能性があるのではないかと感じました(日本人はあまり抵抗なく受け入れられる気がしますが、欧米人にとっては強烈な変化かもしれません)。つまり単に技術革新だけが起こるだけでなく、意識革命、価値観革命も起こるかもしれない。そうなると、まさに18世紀にイギリスで起こった産業革命に匹敵する革命になりそうだと、個人的には感じました。

    0
    投稿日: 2023.04.28
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    インターネットの誕生と今日における爆発的な広がりを以外12の視点から述べている。読み応えがあり、なお、まだ誰も想像できない何かの誕生を予感させる。 1.BECOMING 2.COGNIFYING 3.FLOWING 4.SCREENING 5.ACCESSING 6.SHARING 7.FILTERING 8.REMIXING 9.INTERACTING 10.TRACKING 11.QUESTIONING 12.BEGINING

    0
    投稿日: 2023.02.05
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    考えさせられるお題提供という意味で読書の価値あり、テクノロジーの進化という観点では、目新しさは感じられず残念。 「インターネット社会で膨大な情報が我々の手中にあるのに、使いこなせていない」と、最近出会った人が発言していて、印象に残った。インターネットは、劇的に社会を変えたが、大きな変化は生活の利便性や娯楽分野であり、恒久平和や社会問題の解決に有効かと言えば、まだ可能性が残されている気がする。 本著に記されるようにAIの価値は、その追求により、人間を再定義する事にもある。働き方が変わり、旧式の単純労働の形が変わり、人間はどのように生きるべきか。農業でも工業でも、人に対するサービスでも、「生産」する事が労働で、「生産性」を高める事がマーケティングを含む企画業務とする付加価値至上主義は、間もなく終わるだろう。インターネットの次に来るもの。そこに氾濫する情報を生産性という価値観から切り離した世界に待つものを、私は見てみたい。

    2
    投稿日: 2022.02.12
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    ボリューム感、コンピュータ用語満載の難書、しかも、図表がほとんどなく、ガイダンスとして、あるのは、せいぜい、段落分けと箇条書きです。 原題は、"The Ineviable" 不可避:でこちらのほうがしっくりくる。 30年先の未来から現在を見たときに、こんな時代もあったと考える テクノロジーの原点として、今のIT技術を解説しています。 12の章立てからなっています。 1 Becoming なっていく 現在の技術はまだ始まったばかりだ。インターネットに関してははじまっていない。 2 Cognifying 認知化していく AIの話、ビッグデータ、アルゴリズムの改良によって惑星規模の知性が誕生する。 3 Flowing 流れていく 音楽をはじめ、本、画像、動画など、コピーできるものは流動化され、拡散されていく。 4 Screening 画面で見ていく 全世界の本、映画、動画などをあつめた、ユニバーサル図書館が誕生する。 5 Accessing 接続していく ブラットフォームはサービスの工場化し、所有よりアクセスすることに変化していく。 6 Sharing 共有していく 膨大なデータがシェアされると手に負えなくなって、選択をアシストするサービスが必要になる。 7 Filtering 選別していく データが指数的に増加していくので、選別の必要性がますます重要になる。 8 Remixing 再編成していく 本、動画などをいったん部品化して再編成したり、再利用できるようになる。 9 Interacting 相互作用していく VR,ARで、境目のないバーチャルな世界で体験ができるようになる。 10 Tracking 追跡していく 膨大なセンサーが、情報を収集していき、究極はライフストリームという個人ライブラリーが出現する。 11 Questioning 質問していく ウィキペディア、超スマートな回答がどこにでもある世界では、完璧な質問こそが求められる。 12 Beginning 始まっていく 地球規模の情報プラットフォームは、超知能と生み出すのか、人間にマシンが加わって複雑な相互依存にむかうのか。

    12
    投稿日: 2022.01.20
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    あらゆる事象がデータ化されあらゆる人が消費すると同時に生産する社会になり、価値は静的で所有するものから、常に流動的で形成途中で流れていく状態にアクセスしシェアするものになる、という内容は真新しさはないが納得感は高い。 新しい視点としては、 ・生活の全てのフェーズがデータ化され検索や参照ができる対象になる。 ・小説家が既にある言葉をリミックスして価値を生み出すように、音楽や動画も素材に分解されてリミックスされることになる。 ・感知できなかった定量データを測定して効果的なフィードバックができるようになると、望ましい行動につながる感覚自体を作り出すことができる(北側が常に振動するベルトを常時装着した人は「北」を感じるようになる) などが興味深かった。

    0
    投稿日: 2021.11.26
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    SF作家になった気分 ワクワクしながら読み進めることができます。Googleの凄さ、Facebookの価値を目の当たりにしている現在でも、ビジネスチャンスは無限にあるのではと思います。 もっとも印象に残ったのは、ピカソが「コンピュータは役に立たない…」という発言とアインシュタインの例。良い質問こそ、我々人間がコンピュータに勝り出来ること、何処かで聞いた言葉でしたが、腹落ちしました。(p381) 自分の思考力、創造力を鍛えて読み直すと、また違う次元で楽しめると思います。

    0
    投稿日: 2021.05.22
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    2016年の本。過去と現在を見ながらこれからの時代の話を書いていた。 2016年に書いたとしてはかなり合っていて、今読むと確かにそうなりつつあるなと感じるものがある。 ただ、2021年の今読んでしまうともうあまり目新しさはない気もしてしまった。読むタイミングが遅すぎたかもしれない。

    0
    投稿日: 2021.05.03
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    インターネットが使われるようになって約30年。Windows95が発売されて一般人にも使われるようになってからは、本書出版時(2015年)でまだ20年。この20年をリアルタイムで、しかもインターネットに比較的近い仕事に携われて経験できたことは、凄いことだった。著者も言うように、これから何千年先の人が振り返ったとき、初めて人類がネットワークでつながり始めたこの時代は、必ず記録されるだろう。 でも、まだ始まったばかり、これから加速度的に大きな変化が起きてくる。雑誌Wired創刊者の著者が、根底に流れるテクノロジーの大きな方向を12のキーワードで解説したのが本書。AI、全てがデジタル化にデータ化する、限りなくコピーされ続ける情報、所有からシェアへ、フィルタリングによる検索、コンテンツの自由な融合、新しいIFとしてのVR、トラッキングによるライフログ情報の集積、など。数十年の間には、揺り戻しや、国家などによる規制はあるだろうが、この大きなテクノロジーの流れには逆らえない。しかし、著者は未来について比較的楽観的だ。人類が初めて完全に繋がり、想像もつかない情報量が行きかうことにより、現在では想像もつかない新たな知が創造される。しかし、ずっと後から振り返ってみれば、そのとっかかりは現在に存在している。 課題満載の世の中ですが、テクノロジーによる未来を信じてみたくなる一冊です。

    0
    投稿日: 2021.04.06
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    1. 次の産業革命を起こした国が覇権を握るとメディアは報じており、その最先端として米国と中国が争っています。ここでそもそも何をしたら産業革命になるのか?という疑問を持ったのでヒントになるかと思い読んでみました。 2.インターネットが普及したことは革命的であった。それにより、不可避の未来がある。本書ではbegining,cognifying,flowing,screening,accessing,sharing,filetering,remixing,interacting,tracking,questioning,beginingの12個のキーワードを取り上げています。 人類はインターネットを活用し、テクノロジーを受け入れることを強制されています。これを活用できなくては取り残される人間となってしまいます。根本として、変化していくことを避けず、社会に適応していかなければならない。そのうえで、未来を見極める要素が何なのかを把握しなさいということです。本書では、その要素として12個上げています。 3.かなりの分量があったので、読み切るに時間がかかりました。しかし、理解できたのは40%くらいだと思っています。外国人の著者はどうしても回りくどい口調になってしまうため、要点をつかみづらく、苦戦してしまいます。その中で得た答えとして、人口知能(AI)を人間社会に役立てていけるかどうかが産業革命の要なのだと思いました。今は研究が盛んに行われており、実験段階ですが、自動化された世の中がかつてないほど人間の生活を楽にできればそれを生み出した国が勝つということになるでしょう。日本の場合、テクノロジーを受け入れる体制が海外より整備されないため、国内企業は政府の規制に阻まれることは予想されます。そうなると日本からGAFAMのような企業は生まれないでしょう。他方、より便利な方を消費者が好んでしまい、海外産に依存してしまう恐れもあります。 日本が産業革命によって覇権を握ることはないので残念ですが、IT企業が苦しくなっていくのが目に見えているので何かしら対策があればいいかなと思います。(現時点で自分は何も思いついていない)

    2
    投稿日: 2021.02.21
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    いわゆる未来予測に関する本で、 これまでの30年のテクノロジーの進歩から テクノロジーの持つ本質的な性質、 それがもたらす傾向を解き明かし、 これからの30年に起こる変化を予測した本。 2016年に刊行されたため、刊行当時から 考えると2021年は5年後の未来になるわけですが、 かなりのことが本書の予測した通りに 進んでいるのには驚きました。

    0
    投稿日: 2021.02.01
  • すでに多くの書物の参考文献となっている

    原題の「不可避」が示すとおり、インターネットの次に来るものではなく、すでに来ているものであり、科学の誕生とともに必然的に準備されていたプロセスを紹介している。 そもそも過去200年で最大の発明とされる科学の方法は、生み出した製品より100万倍も優れていた。 世界中の知識を一つのウェブにするためのこの運動は、日々新たな観測データを加え、その価値を高めている。 科学的なツールによって知識は指数関数的に増えていくが、多くの知らないものも発見し続け、疑問はさらに指数関数的に増えていく。 確信なぞますます持てなくなってきた。

    0
    投稿日: 2020.10.10
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    インターネットを活用した次なるサービス(ストリーミング配信やサブスクなど)について説明がなされていて、実際にそのサービスが台頭してきてるところに、著者の先見の目を感じた。

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    投稿日: 2020.09.26
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    世界がどこに向かっているのかの楽観的な見通し。これらが実現していく世界において,人間とは何か,生きることの意味とは何か,と考えざるを得ない。インターネットの次に来るのは人間の終わりかもしれない。

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    投稿日: 2020.09.22
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    インターネットはますます、利己的な遺伝子と同様にそのコピーを作り、増殖していく。それはもう不可避な事であり、インターネットと共に何ができるかを、ただ待つのではなく考えなければならない。 どんどん新しいものができていくけど、まだ最高にかっこいいものはできてない。これからがそれを探す時。

    0
    投稿日: 2020.08.23
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    若林恵「さよなら未来」からたどり着いた本書。しばらく積読だったのですがSTAYHOME読書でやっと取り掛かりました。こんないい本、さっさと読んどけよ、ですが自分にとってのタイミングはベストだったかも。緊急事態宣言後のNHK ETV特集でイアン・ブレマー、ユヴァル・ハラリ、ジャック・アタリへのインタビュー番組のエンディングで道傳愛子キャスターが語っていた「パンデミックに向き合うことはあるべき未来を私たち自身が手繰り寄せること」という言葉の「あるべき未来」がこの本に書かれている、と思いました。そういう時、ついついDXとかが変化の主役だ、とかいう話になってしまいますが、その先にある人間とテクノロジイーの関係性についての流れを12個の動詞で指し示しています。動詞というところがミソで「〈インターネット〉の次に来るもの」という題名への期待としては、それはどんな「もの」なのになっちゃうと思うのですが、それをゴールとしての名詞で示すのではなく、ベクトルとしての動詞ingで提示してあるところが素晴らしい。未来に獲得する「もの」でなく、現在もう始まっている「こと」という流れがこの本をアクティブにしています。BECOMING、COGNIFYNING、FLOWING、SCREENING、ACCESSING、SHARING、FILTERING、REMIXING、INTERACTING、TRACKING、QUESTIONING、BEGINNIG、方向わからなくなった時は、ここに戻って風を確認しよう。答探しではなく、良い質問をし続けよう。

    0
    投稿日: 2020.06.07
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    インターネットは現在の生活にはなくてはならないものとなった。現在インターネットなしでは生活ができない環境の中、今後のネット社会、進化するデジタルテクノロジーを使ってどのような将来になっていくのだろうかと言うことを書いているのが著者の話である。大変内容が奥深く示唆に飛んでおり普遍的な真理を非常に感じさせられる深い内容の本である。著者は今後のデジタルテクノロジーがもたらす世の中を12の傾向の動詞の名称になぞらえて語っている。私たちは今まさにデジタル革命の本質を読みとこうとしているこの本に置いて、このデジタルの環境が何を現しているのか、人類に何をもたらしているのか、深く考えられないでいる。内容的には今後の人々が生活するためにおいてデジタルテクノロジーと共生して未来をなお素晴らしいものにするために深い示唆を与える本でありました。この本の良いところはAI化された未来と言うものがよりリアルに具体化されていろんな生活を例えに出して描かれているので非常にわかりやすくイメージがされやすく今後の来たるべき未来がどのようにデジタルテクノロジーを通して全てが統合されていくのか予想されるものを考えながら私たちの生活とどのように共生させていくべきか機械でできたコンピューター(AI)と人間のどちらが偉いとかではなく、その使い方、人間としての今後の生き方、倫理基準などの判断の参考になると思います。

    0
    投稿日: 2020.05.10
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    ‪『インターネットの次に来るもの』‬ ‪1.個人のアテンション 益々重要視される。個人も企業も。 なぜならば、情報が増えすぎて、個人が本来見つけたい情報、コンテンツの価値が相対的に高くなってるから。 ‪2.コネクト→タグ→意味づけ‬ そのために自分が作成保存した情報も、外部情報にもタグづけが益々進む。 タグづけ→関連づけ→注釈リンクという具合に、便利になる。 ‪3.解答<質問推測‬ Google検査。解答を見つけるではなく、あなたの探し物、質問、これですか? そう、質問への重要度が増してくる。 ‪4.n分母の変化。‬ ‪大衆統計→自分自身‬ 僕は周りと比較して、、、ではなく、たとえば医療も益々カスタマイズが進む。 日常のセンサーデータで情報は蓄積されているのだから。 ‪著者マイノリティ・リポート アイデア出しの方。 税抜2,000円はお得すぎました。 ‪そうね!→会社自己に転換したくなる書籍。‬ ‪#マーケティング ‬

    5
    投稿日: 2020.02.09
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    原題はinevitable「不可避なもの」。 今後30年くらいのテクノロジーの変遷を12の方向性で切り分けて注目してみました、という程度の薄くて浅い概念的な内容であり、邦題の「インターネットの次に来るもの」はキャッチーだけれど正確ではない。

    0
    投稿日: 2020.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2016年の本ながら今でも有用。備忘録的に目次解説残しておきます。 1.Becoming 2.Cognifying 3.Flowing 4.Screening 5.Accessing 6.Sharing 7.Filtering 8.Remixing 9.Interacting 10.Tracking 11.Questioning 12.Beginning 1. Becoming 地球をテクノロジーが覆い、止まることのないアップデートが永遠続くという意味において、ネット化したデジタル世界は名詞(結果)ではなく動詞(プロセス)化する。テクノロジーは生命のように生態系を構成(=テクニウム空間)し、我々は目的地となるユートピア的な発想ではなく、明日が今日よりも良くなるというプロトピア(ある状態になっていくことを指す言葉)の世界観を持つ。その中では、新たに生み出される利便性と同じくらい新しい問題も起きてくる。 2. Cognifying ほんのちょっとであれAIによる認知機能を組み込むだけで、全てが従来とはまるで違うレベルの働きをするようになる。AIは無料化されコモンズ(=共有物)となり、この惑星を膜のように覆い(ネットワーク化されたAI超生命体、そしてスタンドアロンのAIとが共存する)、人間全ての文明からフィードバックを受けて自動修正され、強化され、新たなサービス価値を生む。それは「無料である」ということを超えた生成的な価値で、即時性、パーソナライズ、解釈(マニュアルとか)、信頼性、アクセス可能性(保管、アクセスの便利さ)、実体化(身体性)、発見可能性(レコメンドやレビュー)等が想定される。 ディープブルーがガルリ・カスタロフを最初に破ったのは1997年。その後に、カスタロフはデータベースツールを使うのがAIに許されるなら人間が使ってもいいはずだという考えから、人間の知性を拡張するマシン強化型プレーヤー(=ケンタウロス)による試合を考案した。これからは、ロボットやマシンと一緒に働くプロセスを最適化できたものが成功を掴む。つまり、われわれ人間の役割は、ロボットのために仕事を作り続けることだ。 3. Flowing デジタルであるということは、自由にコピーを繰り返されるということ。あらゆるサービスが他の領域に流れて合流していく。 4. Screening つまりは、本などに固定されること無く流動化して、空間の画面で読まれるようになるということ。 デジタル化によって人は本を読まなくなったというが、人々が「文字」を読む時間は1980年代と比べてほぼ3倍になっている。いわゆる「文章」を読むばかりでなく、MVの歌詞や映画のエンドロールやアバターのやり取りの吹き出しやラベルやオンラインの図形に出てくる言葉を解読するようになる。我々のこの新しい活動は読書(リーディング)というより「画面で読む(スクリーニング)」と呼ぶ方が正しいだろう。言葉を読むばかりか、イメージを読んだりすることさえ含まれる。 5. Accessing デジタルになると、すべての製品がサービス化してリアルタイムにアクセスされるようになる。まずその変化は音楽(Spotify等)から始まり、映画(Netflix等)、そして他の領域にも展開していく。所有の概念が変化する。 6. Sharing さらに、シェアによって所有という概念が時代遅れになる。これは、アドホクラシー(構造のない組織)、デジタル社会主義といったものを実現する、コラボレーションを可能にするソーシャルテクノロジーである。最貧層への医療提供や無料大学の教科書開発、珍しい病気の薬の開発資金調達にも使われる。現在の資本主義社会の人間があまり価値を置いていなかった、シェアやコラボレーション、オープン化、自由価格、透明化などに力がシフトしていく。また、資本主義においては、生産者と消費者は明確に分かれているものと考えられていたが、これからはトフラーの言うプロシューマー(生産者+消費者)といった概念が一般的になる。 7. Filtering コンテンツの増え過ぎにより見つけたいものが見つからなくなるため、フィルタリング機能がこれからますます重要になる。フィルタリング機能は、ゲートキーパー(親、権威、牧師、教師)、仲介者(出版社、音楽レーベル)、キュレーター、ブランド、政府、文化的環境、友人、われわれ、といったもので分類される。時間の奪い合いが始まっているわけだが、アテンションの時間は等しく24時間しかない。そのアテンションの先にお金が流れる。 8. Remixing Flowingされるようになると、サービス化した従来の産業やコンテンツが自由にリミックスして新しい形となる。音楽用語では、リミックスやマッシュアップ、サンプリング。さらには、分配、借用、変換、変異し、改良され、進化したものがリミックスだ。何らかの価値を持つ創造物はやがて明日には何か違うものになる。これから30年の間に生まれる最も重要な文化的作品や強力なメディアは最もリミックスされたものになる。 9. Interacting VRのような機能によってプレゼンスは解像度が上がり、コマ数がアップし、コントラストが増し、カラー表現の幅が広がり、音響が豊かになる。VRはプレゼンスとインタラクティブ。しかし、VRの真の凄さはインタラクティブにある。マイノリティリポートとかアイアンマンみたいに空間で手を動かすものではなく(=疲れる)、手話に近いものや、目で選んだり、ぶつぶつしゃべったりといった操作方法になる。ウェアラブル、BMI、各種センサーによってより多くの感覚を使うことになり、すべての体験の没入感が格段に増す。クアッドコプターの操縦などは正にそれ。ゲーミィフィケーションの手法で実際の生活でも参加者を好ましい方向に誘導できるようになる(ポイントが貯まる、スコアが出せる、レベルが上がる)。 10. Tracking 自分が何者であるか解き明かす非正規IDサービスなども出てくる。定量化された自己(Quantified self) を管理する時代に。そうした全てを追跡するセルフトラッキングは健康分野だけでなく、あらゆるサービスを向上させ、ライフストリームを記録し、現在のライフログを超えた電子版人生の物語を紡ぐ。 11. Questioning 問題を解決する以上に新たな良い疑問を生み出す。Wikipediaは社会の力についての新しい評価を生んだ(こんな辞書が成立するなどは誰しもが信じていなかった、不可能であると考えていた)。かつて不可能であったことが毎日現実になっていく。こういったテクノロジーは善いことにも使われるが、悪いことにも使われる。テクノロジーは新たな疑問、まだ誰も発していない疑問を発する。 12. Becoming そしてついには全てが統合され、次のデジタル環境(未来のインターネット)へと進化していく。インターネット2.0は、世の中の全てを検索できるようになり、過去の情報やフッテージを見ることができるようになる。さらには、行動を予測し、行動に応じたリコメンドをしてくれる。テクノロジーが生活に融け込み、常時存在している会話の一種のようなものになる。新しい考え方、完璧な検索や記憶、惑星規模の知的能力と新しい精神をもたらす。それが始まっている。

    0
    投稿日: 2020.01.14
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    テクノロジーが生活にどう作用するか考えたい人におすすめ。 【概要】 ●人工知能などのテクノロジーがこれから30年の間にどう作用するか、  不可避であるトレンドについて12の観点から提示 【感想】 ●アイデアを生み出すための予備知識が増えた。 ●特に、「FILTERING」「FLOWING」「COGNIFYING」の項目が参考になった。 ●AIで何ができるかを考えることも重要だが、AIで何ができないかを考えることも重要である。 ●「人間の経験」と「信用」は普遍的な価値であり、今後も変わることはないだろう。 信用が普遍的な価値であることは他の書物にも書かれていた。

    1
    投稿日: 2019.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【気になった場所】 テクノロジーの性質 =ある方向に向かうけれど他の方向には行かないという傾向がある 諸行無常 →どんなものでも存在し続けるにはメンテナンスが必要 AIの発展に寄与した要素 ・安価な並列計算 ・ビッグデータ ・アルゴリズムの改良 AIの存在によって人間性が定義できる 読書はソーシャルになる →その本への反応や注釈までシェアできるようになる 良くも悪くも生活は加速していき、唯一満足できる速度は「その場ですぐ」となる 所有からアクセスへの移行 →プラットフォームはサービスの工場であり、サービスは所有よりアクセスを好む 長期的な自己測定は、個人的な正常値を見出す

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    投稿日: 2019.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆マシーンラーニング、ブログと編集、シェア、クラウド倉庫 今後は、新しいシェアのやり方をみつけた会社が最ももうかるだろう。 科学でも失敗を共有すべきだ。 (著作)テクニウム

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    投稿日: 2019.08.16
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    ”原著タイトルは INEVITABLE。文中に何度もでてくる「不可避」な方向性のこと。 すべては〈なっていく〉(BECOMING)。 <キーフレーズ> ・12の動詞。現在進行系。連続した行動。  BECOMING  COGNIFYING  FLOWING  SCREENING  ACCESSING  SHARING  FILTERING  REMIXING  INTERACTING  TRACKING  QUESTIONING  BEGINNING ・メタレベルのトレンド=不可避 ・テクノロジーはむしろわれわれを「プロトピア」に向かわせる。 <抜き書き> はじめに: ・不可避なものを阻止しようとすれば、たいていはしっぺ返しに遭う。(略)  それより、目を見開いて警戒しながらも利用するほうがずっと上手くいく。私が本書を書いた意図は、デジタルによる変化のルーツを明らかにすることで、それを取り込めるようにするためだ。(p.10) ・テクノロジーによって、われわれが作るものはどれも、何かに〈なっていく〉プロセスの途中にある。あらゆるものは何か他のものになることで、可能性から現実へと撹拌される。(p11) BECOMING: ・テクノロジーはむしろわれわれを「プロトピア」に向かわせる。(略)  プロトピアは目的地というより、ある状態に〈なっていく〉ことを指す言葉だ。つまりプロセスだ。(p.21) ・インターネットに関してはまだ何も始まっていないのだ! インターネットはまだその始まりの始まりに過ぎない。それは何より〈なっていく〉ものなのだ。(p.39) 悪となった COGNIFYING: ・現在は、これまで電化されたものをコグニファイする段階だ。(略)これから起業する1万社の事業計画を予想するのはかんたんだ。それはただ、XにAI機能を付けるというものだ。オンラインの知能を加えることで良くなるものを、ただ探せばいいのだ。(p.47) ★AIを使って検索機能を改良しているのではなく、検索機能を使ってAIを改良しているのだ。(略)グーグルが毎日受けている30億回の検索要求の1つひとつがディープラーニングの先生役となってAIに繰り返し教えているのだ。(p.52)  ※ペイジの返事「僕らが本当に作っているのは、AIなんだよ」 ・何もかも接続された世界では、違った考え方をすることはイノベーションや富の源泉になる。(p.60) ・AIの到来による最大の恩恵は、それが人間性を定義することを手助けしてくれることだ。(p.67)  ※AIの意味するものの再定義。人間を人間たらしめるものはいったい何だろうか? ・人間にできてロボットができないこと(少なくとも当分の間は)の1つが、人間がしたいこととはそもそも何なのかを決めることだ。(p.77) ・それは不可避だ。ロボットたちには仕事を肩代わりしてもらい、本当に大切な仕事を頭に描くのを手助けしてもらおう。(p.81) FLOWING: ・コピーが無料になると、コピーできないモノを売らなくてはならない。では、コピーできないモノとは何なのか?  例えば、信用がそうだ。信用は大量に再生産はできない。信用を卸しで買うこともできない。(p.91) ・彼らが無料のものにお金を払うときに、本当は何を買っているのかと問いかけてみることだ。(p.92) ★熱心な視聴者やファンは心の中ではクリエーターにお金を払いたいと思っている。(略)そうすることで、自分が高く評価する人々とつながることができるからだ。(p.97)  ※オンラインサロン! ファンコミュニティ心理はこれ。 ★重要なのはコピーの数自体ではなく、1つのコピーが他のメディアによってリンクされ、操作され、注釈を付され、タグ付けされ、ハイライトにされ、ブックマークされ、翻訳され、活性化されたその数だ。(略)重要なのは、その作品がどれだけうまく〈流れていく〉かなのだ。(p.101) ・〈流れていく〉過程 4つの段階(p.108)  1.固定的/希少  2.無料/どこにでもある  3.流動的/共有される  4.オープン/〈なっていく〉 SCREENING: ・本という形式が、本当は紙の電話帳や、ハードウェアのカタログ本や、ペーパーバックのハウツー本に合っていたわけでは決してないことに、われわれはじきに気づくだろう。アップデートしたり検索したりという、紙や物語が得意ではなかった作業に関しては、スクリーンに表示されるデジタルの方がよっぽど向いている。こうした種類の本が求めていたのは、注を付け、マークして、下線を引き、ブックマークに登録し、まとめ、相互に参照し、ハイパーリンクを張り、シェアし、話題にすることだったのだ。(p124) ★しかしもっと重要なことは、スクリーンもわれわれを注視することだ。覗き込むと姿が映る井戸のように、スクリーンはわれわれが自分自身を探すために見つめる鏡のような存在になる。顔ではなく、自己像を探すのだ。(p139) ACCESSING: ★所有することは昔ほど重要ではなくなっている。その一方でアクセスすることは、かつてないほど重要になってきている。(p146)  ※所有からアクセスへ ・「エコシステム」とはなかなか良い言葉で、森の中の生物のように、ある種(プロダクト)が栄えるかどうかは他の種の成功にかかっているのだ。プラットフォームの持つ、この生態学的な深い相互依存こそが、所有を排して代わりにアクセスを推し進めているのだ。(p163) ・音楽もゲームも本も美術品もリアルに見えるゲーム世界も実際に所有したことはない。ユニバーサル・スタッフというサブスクリプション・サービスを利用しているだけだ。(略)デジタル・ネイティブはわれ先にと前へ進み、未知のものを探索していく。所有するよりアクセスすることで私はいつも柔軟で新鮮な気持ちでいられ、次に何が起ころうとも向かっていけるのだ。(p176-177:極端な未来シナリオとして)  ※直感的には違和感がある。すべてSubscriptionで満たされるのか。CDは?服は?家族は? ・・・一時的な所有(アクセス)でいいのか? SHARING: ・実際のところ、ウィキペディアやリナックス、オープンオフィスといったサービスの統治の核心部分をよく観察してみると、外からの印象と違い、集産主義の理想郷からはやや遠い。ウィキペディアには100万人単位の人々が書き込む一方で、少数の編集者(約1,500人)がほとんどの編集に責任を持っている。(略)  これは必ずしも和水コトではない。小規模の階層性によってダメになる共同体もあれば、恩恵を受けるタイプの共同体もある。(p201)  ※プラットフォーム(インフラとしての広場)…できるだけ階層性を排し、参入障壁を最小化し、権利と責任を平等に分配する  ※プロダクトの生産…時間軸ごとに構成された強力な指導者や階層が必要 ★もう何十年もわれわれは自分のアウトプット──写真、映像クリップ、考え抜かれたツイートの流れ──をシェアしてきた。つまり、その成功を共有してきたのだ。しかしこの10年ほどで、われわれの失敗を共有することで、もっと早く学べてより良い仕事ができることに気づくようになった。(p217:近い将来の私の1日)  ※奇妙に再帰的なやり方! グレーターワールド内 FILTERING: ・人間の目から見れば、フィルターはコンテンツに注目している。しかし逆にコンテンツ側から見ると、フィルターは人間の注意(アテンション)に注目している。コンテンツの幅が広がれば広がるほど、注意を向ける先はますます限られてくる。(p234) ★「情報に富んだ世界では、情報の潤沢さは何か他のものお欠乏を意味する──その希少性が何であれ、それは情報が消費することによって生じる。そして情報が消費するものとは明白で、それは情報の受け手のアテンションだ。つまり情報の潤沢さは、アテンションの貧困を生み出すことになる」(p234)  ※ハーバート・サイモンの言葉 ・大規模なフィルタリングを使うことで自分が誰であるかが形作られていき、自分自身という人間をパーソナライズしていくのだ。(p254) REMIXING: ・本当の持続的な経済成長は新しい資源から生まれるのではなく、すでに存在する資源を再構成することでその価値が上がり、それで達成されるのだという。成長はリミックスから生まれるのだ。(p256)  ※ニューヨーク大学の経済学者 ポール・ローマーの言葉 ・視覚リテラシーにとっての聖杯は、発見可能性だ(p268) ・こうした発見可能性に加えて、現在メディアの中で起きている革命的な動きといえば「巻き戻し可能性」だろう。(p269) ★組み替えることこそがイノベーションの──そして富の──唯一の源泉なのだ。「それは借り手によって違うものに変えられたか?」という問いから始めてみるのはどうだろう。リミックスやマッシュアップ、サンプリング、分配、借用によって、ただのコピーではなくオリジナルから何かが変わったかということだ。(p276?277)  ※例えば、悲壮ソナタ→This Night 。 ★何らかの価値を持つ創造はやがて、不可避的に何か別のものへと──ある違うバージョンへと──変わっていくということだ。(p277) INTERACTING: ・現在のVRの急速な進歩を駆り立てているのは、プレゼンスと相互作用(インタラクション)だ。(p285) TRACKING: ・遍在する監視は不可避だ。システムがトラッキングするのを止められないなら、関係性をもっと対称にするしかない。(p345) ・私がこれまで使ってきたシステム、匿名を基本にしたものはすべて失敗している。匿名だらけの共同体は自己崩壊するか、完全な QUESTIONING: ・何という勘違いだったのだろう。ウィキペディアの成功は、私の想像をはるかに超えるものだった。(略)正しいツールがあれば、協働コミュニティーは野心家の個人同士が同じ規模で競い合うより優れていたのだ。(p357) ★良い質問とは、ばかけたものでも答えが明白なものでもなく、知られていることと知られていないことの狭間にあるものだ。(p381) BEGINNING: ・こうした移行は〈なっていく〉プロセスの第一歩を踏み出したに過ぎない。つまり〈始まっていく〉のだ。(p389) ・もちろん、この〈始まっていく〉ことはまだ始まったばかりだ。(p391)  ※ちょっと狐につままれた感… <きっかけ> ビジネス書キュレーションサロン 第2回読書会の課題図書。”

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    投稿日: 2019.08.15
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    ・未来を決める12の法則 p.380 ・物は小さくなり重さあたりの価値は増加、物は各地に分散しそれを繋ぐネットワークが必要、リアルタイムで繋がる、クラウドにアクセスできる

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    投稿日: 2019.05.25
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    インターネットを起点とした、今後のテクノロジーの進む方向性が書かれている。 インターネットはだいぶ発達したように思えるが、まだまだ途上段階であり、今後個人の生体情報なども含めてさらに記録される情報が増大し、またそれを含めてあらゆる情報がネットワークを形成していく。 ネットに載せられた情報は無限にコピーされ、無料に近づいていく中で、個人の信用や、パーソナライズされた情報、プロダクトの価値が増していくという話が興味深かった。 個人的には、現代のテクノロジーの潮流をニュースなどから読み解くのが難しいため、世の中を俯瞰できるという意味でいい本だった。しかしながら自分の中ではまだまだ消化不良な部分が多く、実際の企業のニュースと照らし合わせながら何度も読んで理解を深める必要があると感じた。

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    投稿日: 2019.05.15
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    「人工知能のための哲学塾」の感想のところでも書いたけど,この本も大学の頃を思い出させてくれる本。著者のケヴィン・ケリーは初めて読んだ洋書。収穫逓増の法則とか書かれてたのを思い出す。 著者のこれからの社会を見つめる視線は先端をいっているのに,楽観論でもなく悲観論でもなく,まっすぐさを強く感じる。実際にそうなるかはわからないけれど,書かれていることは信じられる。なんとなく進もうとして,よくわからなくなったときに立ち戻りたくなるような本だ。

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    投稿日: 2019.01.27
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    これほど骨太な本を読んだのは久し振りだったから年始から中々の体力が持ってかれた。。 昨今のテクノロジー進化の流れから、未来を決める12の法則を見出しており、それはあらゆる先進的なテクノロジー企業が持つ優位性を分析するのにも役立つ。 抽象的思考もここまで究めると未来予測の領域まで行くんだなーと感心。もっと『本質って何ですか』って自分に問い続けていかないといけないなーと痛感。

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    投稿日: 2019.01.20
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    インターネットによってもたらされる今後の変化について述べている。 デジタルでものが簡単にコピーできるようになることで、アナログよりも一定程度の品質を安定して供給することができるようになった。しかし一方で、アナログのオリジナルが価値を高めることにもなった。 人口が少ない村では、隣の人が何をしているかというのが把握される監視社会だった。今でもトラッキングによって個人情報を企業が把握している形にはなるが、トラッキングとの違いは自身の知らない人が自分のことを把握しているという点で違い、そこに違和感を覚える。

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    投稿日: 2019.01.12
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    Becoming Cognifying Accessing Flowing Screening Filtering Sharing Interacting Tracking Remixing Questioning Beginning

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    投稿日: 2018.12.23
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    近代のテクノロジートレンドを 12こに分けて解説している 少し長すぎることを除いて 非常にためになる本だった 特に所有権の購入からアクセス権の定額利用へ の所は印象的 所有は維持などのコストがかかるが アクセスはかからない レンタルが増え、短期利用が増える LIFESHIFTも合わせて読むと 将来について考えるいいヒントになると思う

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    投稿日: 2018.12.15
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    最も重要なトレンドが、「COGNIFYING」(認知化していく)です。これは動詞で、「ものごとをより賢くする」という意味の造語です。 イノベーションは非常に非効率な作業だからです。たくさんの失敗がなければ、イノベーションは実現できません。芸術やアート、人間関係も非効率なものです。 人間にAIをプラスしたケンタウルス 二つ目のトレンドは「INTERACITING」(インタラクティング・相互作用する)です。 インタラクションにおいて重要なテクノロジーは「バーチャルリアリティー」(VR)です VRによる経験はこれよりも深いものです。必ずしも考える対象ではなく、感じることができる“経験のインターネット”と呼べるものでしょう。 未来では“経験”が新たな通貨となり得るのです。私たちは誰かの経験を買ったり、あるいは経験をダウンロードして共有できたりするようになるのです。 3つ目のトレンドは「TRACKING(追跡)」です。 未来では、それがさらに進み、基本的に私たちの生活のほとんどがトラッキングされるようになるでしょう。そして、VRの世界は最もトラッキングされやすい環境だといえます。というのも、VR上に自分の分身としてのアバターをつくるためには、リアルな世界での自分の表情、手や指の動きといった全てをトラッキングしてもらう必要があるからです。 Fitbitなどのさまざまなフィットネスデバイスが存在し、テクノロジーによって心拍数や脳波、皮膚の反応を記録 「コベイランス」(相互監視)です。つまり、情報を対称にするのです。

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    投稿日: 2018.11.24
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    ●本書は、これからインターネット技術がどのように進展していくのかを10個のキーワードから説明していく。 ●すさまじい勢いで進化し続けるインターネット技術により、私たちの生活は一変してきた。しかし、その変化はまだまだ続きそうだ。個人的には、読書の在り方、ユニバーサル図書館の可能性についての話が非常に興味深かった。

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    投稿日: 2018.11.10
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    ・いまこの瞬間に始めるべきだ。いまこそが、未来の人々が振り返って、「あの頃に生きて戻れれば!」と言うときなのだ ・コミュニケーションテクノロジーはすべてをオンデマンドで動かそうとする力が働いている。そしてオンデマンドには、所有よりもアクセスへと向かう力が働いているのだ ・インタークラウドを動かす何百万ものサーバーの中で走る何億行ものコードがフィルターにフィルターを重ねることで、われわら自身を蒸留してその特異な部分を抽出し、個性を最適化してくれる ・テクノロジーの未来は、かなりの部分、新しいインタラクションをどう発見していくかにかかっている。これから30年の間に、きちんとインタラクションしないものは、故障していると見なされるようになるだろう

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    投稿日: 2018.11.04
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    【由来】 ・お師さんから 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・市の図書館、4冊に66人待ち(2017/2/19) 【目次】

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    投稿日: 2018.10.28
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    「俺たちのインターネットはこれからだ」という本。"電子書籍を買うときに30秒後に読まない本は買わなくて良い、というのは確かにそうだなと思った

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    投稿日: 2018.10.07
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    インターネットの次にくる世界を順に追って書いた本。 大きな枠組みで流れが出てくる。 読み応えがあった。

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    投稿日: 2018.10.06
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    テクノロジーで我々の生活は激変すると思われるが普遍的な幸福もあるはずなのでそれを見つけ、自分の軸を確かにしたいです。

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    投稿日: 2018.09.28
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    シンプルな話なんだが、ひたすら長い。 2106年には新しい概念だったんだろうけど、すでにこの諸説がスタンダードになっているモノゴトのスピードの速さに改めて驚く。 ゆっくり生きていきたいんだけどね。

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    投稿日: 2018.09.16
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    やはり外国人の著者のものは難しい becoming cognifying flowing screening accessing sharing filtering remixing interacting tracking questioning beginning 全てが今も繋がっており、そのことが今までは考えられなかったこと。 そこから、想像もしないことが生まれてくる。

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    投稿日: 2018.08.28
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    THE INEVITABLE: Understanding the 12 Technological Forces That will Shape Our Future https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000817042016.html

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    投稿日: 2018.08.16
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    前向きで、よくわかんないところもあったけど大体論理的だと思ったしワクワクする本でした。 自分が本を書くときもこんなワクワクする本を書きたい。 未来はやってくるものじゃなく掴むもので、今生きている自分は精一杯毎日を楽しみたいといきたいと思う。

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    投稿日: 2018.05.29
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    このネット社会で今後どのようになるのかあまり考えてなかった。 所有ではなくアクセスとは、なるほどと思う。 今となってはクラウドなどがあるため所有する必要もあまりなくなり、欲しい時に手に入れられるという世の中になってきた。 なので欲しい本があっても積読する必要もあまりなく、読みたい時に電子図書で読めばいい時代。 また、動画や映像にも脚注や目次が出来る時代ご時期に来ると思うので、これは早く欲しいと思った。

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    投稿日: 2018.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    インターネットによって、今起こりつつあることをベースにこれから展開する方向性を示す。 平易な表現ではあるが、内容が濃いせいか読むのに骨が折れた。最新の事象が記載されていることから、知らない言葉も多く、調べながら読み進める必要があった。

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    投稿日: 2018.05.22
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    なんとなくおもしろそうかなーと思って買い、中身が難しすぎて一度読むのをやめている本。12の項目からインターネットの次に流行るものをという話だけど、、、 実は本社のラウンジにも展示してある本。

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    投稿日: 2018.04.15
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    ワトソンは医療系に特化しているからワトソンってネーミングなのか! あと、Googleがはなっから検索サービスではなくAIを作っていると知った。Google先生の爆誕まだー?

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    投稿日: 2018.03.22
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    Becoming, Cognifying, Flowing, Screening, Accessing, Sharing, Filtering, Remixing, Interacting, Tracking, Questioning, Beginning

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    投稿日: 2018.03.12
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    “インターネットの次”に何が来るのかという予言的な内容というよりは、これまでのインターネットの歴史と生活の変化をまとめ、今まさに急速に成長し今後考えられている機能をまとめた感じ。それなりに分厚く読み応えのある本だが、目新しい情報はあまりなかった印象。

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    投稿日: 2018.02.08
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    「まえがき」がまだるっこしくて読むのを躊躇(ちゅうちょ)したが、本文に入るやいなや独創性あふれる視点と文体に引きずり込まれた。「プロダクトよりもプロセスが重要だ」という指摘はツイッターを見れば明らかだ。 https://sessendo.blogspot.jp/2017/12/12.html

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    投稿日: 2017.12.31
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    ネット時代が引き起こした様々な変化、我々にとっては革命的変化であるが、まだまだ始まりにすぎず、これからのさらなる変化を動詞+ingでうまく表現している。 「BECOMING」どんどん新しいものになっていく。「COGNIFYING」AIなどの認知・学習。「FLOWING」何でもコピーされ無料になって共有される。「SCREENING」社会はスクリーンだらけになる。「ACCESSING」 所有権からアクセス権へ。「SHARING」シェアしてコラボする。しかもボランタリー。「FILTERING」選択肢が無数の時代、選択してあげることが価値。「REMIXING」組み合わせが容易になり、新しいものが生まれる。「INTERACTING」 VRなど。双方向でないものは故障とみなされる。「TRACKING」買い物、移動、健康情報など、なんでもトラッキングされる。する方・される方の双方にメリットはあるか。「QUESTIONING」質問すること、課題を構築することが重要。「BEGINNING」今が何かの始まりのとき。数年後にあの時代は良かった、まさに始まる時期だったと思うだろう。

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    投稿日: 2017.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    <インターネット>の次に来るものというタイトルは、未来のテクノロジーといった意味合い。具体的にこのような未来が予想されるという内容ではなく、コンピュータ登場から現在までのトレンドを12のキーワード(生成する、認知する、流れる、スクリーンに映す、アクセスする、共有する、フィルターをかける、リミックスする、相互対話する、追跡する、質問する、始める)として提示し、これを解説したものになっている。 コンピュータの黎明期では、パソコン通信、インターネット、スマホ、AI、IoTといった展開は、実現するものとしては思い描けなかったように、30年後の未来にどのようなテクノロジーが利用される社会になっているのかはイメージできない、または信じられないものだと同意すれば、底流にあるトレンドを押さえておくことしかできないことが分かるし、トレンドを理解することの面白さも感じられる。 17-119

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    投稿日: 2017.10.28
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    ネット社会がどんどん広がるよ〜。その流れから降りることは誰も出来ないぞ。という内容。ちょっと先にはこうなるんじゃないかという内容も書いてあるが、あまりにもデジタルに偏っていて、ネット以外の世界を無視しすぎているように感じた。

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    投稿日: 2017.10.01
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    2017/9/25 007.3||ケ (4階総記) 今から34年後(2050年)のわたしたちの生活はどうなっているのか。未来世界のアドバイザーである著者が、近未来の1日を12章のストーリーで語っています。 過去、現在、未来へと移り変わるテクノロジーの変化を観察していくと、一定の法則性が見つかるて…!?

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    投稿日: 2017.09.25
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    The Inevitable(不可避) 最新のテクノロジーに作用する傾向をメタレベルの変化を表す動詞で表現し、今後30年間に起きるプロダクト、サービスを提示。 1.Becoming;今日(2016)は発明にとって最適な時 2.Cognifying;Robot(AI)と人間の関係 3.Flowing;仕事、インフラは液化、流動化 4.Screening;全て、スクリーンで 5.Accessing;所有からアクセスへ 6.Sharing; 7.Filtering;フィルタリングにより自分自身をパーソナライズ 8.Remixing; 9.Interacting;我々のインタラクションがパスワード 10.Tracking;IoT、マシンリーダブルな情報、AI 11.Questioning;質問していくことは答えることより力強い 12.Beginning;強い/弱いシンギュラリティ ネット化したデジタル社会は名詞(結果)ではなく、動詞(プロセス)として生成し、世界中が利用して人工知能(AI) を強化することでそれが電気のようなサービス価値を生じ、自由にコピーを繰り返し流れ、本などに固定されることなく、流動化して画面で読まれるようになり、全ての製品がサービス化してリアルタイムにアクセスされシェアされることで所有という概念が時代遅れになりコンテンツが増えすぎてフィルターしないと見つからなくなり、サービス化した従来の産業やコンテンツが自由にリミックスして新しい形となりVRのような機能によって高いプレゼンスとインタラクションを実現して効果的に扱えるようになり、そうした全てを追跡する機能がサービスを向上させライフログを促し、問題を解決する以上に新たな良い疑問を生み出し、そしてついに全てが統合され彼がホロスと呼ぶ次のデジタル環境へと進化していくという展開。

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    投稿日: 2017.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

     かなり面白かった。重要なのは、これからハードなものにソフトが埋め込まれ、ソフトがどんどん向上していく、ということ。それはコードがプログラマーによって書き換えられる過程も含まれるが、多くは我々が検索エンジンを使ってその精度を向上させているように、我々が使用することによる学習+我々が今Facebookでやってるような消費者から生産者へのシフトが重要。これによりパーソナライズも進む。  その中で今のありとあらゆる製品(机とか本とか)のような「完成」という概念がなくなり、常にアップデートされ続ける「BECOMING」な時代が来る。  特にこの議論が本に適用されている部分が面白かった。 ○現状 ・本は同じ版であればコンテンツが同じと分かっているから、他の人と議論ができる。 ・本は完成しているから、頼りがい・権威がある。 例:聖書や憲法 ・本の内容を勝手にいじることはできない。 ○将来 ・知ってる内容をカットしたり、新語に意味を付けたり、パーソナライズできる。 ・ネットワークの中に組み込まれて、Wikipediaのように注を付けたり、リンクをつけて単語や文からを他の本に飛べるようになる。 ・稀覯本のように他者のコメントを参照できる。 ・音楽のプレイリストのように、好みの本や文章を言い回しを集めれるようになる。  こんな未来は素敵だなと思った。特にテクノロジーの進化によって今の味気ないKindleとかではなく、ペラペラのスクリーンを100Pぐらい重ねて閉じた「新たな本」はホンマに待ち遠しい。

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    投稿日: 2017.08.31
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    インターネットなどメディアの急速な発展、テクノロジーについての学術的な本(東浩紀のようなケレン味しかない浮ついた言説でなく、ちゃんと筋の通った真面目なもの)を以前から読みたいと思っていたところ、書店で本書を見つけ、分量の割には2千円と割安なので衝動買いした。  これに出会ったのはとてもラッキーだったと思う。学術的な本ではなく、一般向け読み物だが、的確に現在のテクノロジーとその方向性をとらえているように見えるし、とても丁寧に論理的に言説が展開されている。自分があまりよく知らなかったテクノロジーの現状や、新鮮な見解もあり、啓発されるところが大きかった。  邦訳タイトル「<インターネット>の次に来るもの」は訳者が決めたのか出版社が決めたのか知らないが、あまり適当ではない。これだとまるでインターネットの時代が終焉して、次に来るかもしれないウェアラブル端末からユビキタス環境などにしぼって書いているのかなと誤解させてしまう。それなら「現在のインターネット等のテクノロジー状況の先にあるもの」の方が的確だろう。ちなみに原題は「The Inevitable」で、「不可避な運命」である。  テクノロジーの進展によってたとえばスマホが一挙に普及し、人々は常時これをのぞき込みながら歩くようになる——こうした事態について、そのことが「問題が多く、反対だ」などの意見もあるだろうが、それにも関わらず事態の進展は「不可避だ」というのが、著者ケヴィン・ケリーの基本的な考え方だ。  そしてテクノロジーの進展がもたらす様々な事態は、たとえば倫理面で「よくない」点も多々あるかもしれないが、プラスとマイナスを計算すると、プラスの方がいくらか勝っていると考えているようで、楽天的ではある。  新しい状況の到来が「不可避」である以上、マイナス面については、その都度議論し対策を考えていくしかない。  ロボット技術の普及によって職を奪われる危険性があるから、その普及を阻止しようとするのではなく、その新しい状況の先にはこれまでは存在しなかった新たな職(ビジネス)が生まれるのであり、アタマを切り替えてそこを模索するべきだ、と本書は提案する。  不可避な事態への企業側(既得権者)の抵抗は、後から見れば非常に馬鹿げたものにも見える場合があるだろう。  インターネットによって、音楽や映像などのコンテンツはどんどん無料で複製可能なものとしてストリームを流れるものとなってきたが、たとえば日本の映像界のCPRMのようなコピーガードは、最終的にはむなしく、後から見れば非常に馬鹿げていてユーザーを怒らせるだけの下手な抵抗だったと結論づけられるだろう。  特に私が関心を持つ音楽については、真っ先に無料化と凄まじい流通加速の波に襲われた。利益を損ねられて怒っていても仕方がない。Spotifyのようなストリーミングサービスが新たなビジネスの中心となってきている一方で、コンテンツ作成者であるアーティストにとっては、CDを売り上げて得られる利益に比べるとストリーミングに乗っけられた場合の利益は比べものにならないほど低く、確かに生活がかかっている場合は極めて深刻な問題だ。  けれども「不可避な流れ」に懸命に抵抗しようとして、音源をCDでしか市販しないという保守的姿勢にしがみついている日本のクリエイターの状況は、やはり古すぎて、先が無いと言わざるを得ない。  著者が言うには、今後音源はほぼ無料に近い形で流通し続け、ミュージシャンたちはライブで収益を確保するようになるだろう、いや既にそうなってきている。また、最近興隆してきたクラウドファンディングのような形が活発に利用されるだろう。  もっとも今のところクラウドファンディングはスペシャルな企画に使うしかない状況なので、このような「おひねり」システムが更に充実されるべきだと思う。  とにかく日本産業は工業製品製造の分野だけ一時世界レベルになっただけで、以降のテクノロジーには文化的にはまったく追いついていけていないから、他国の状況をよく観察していなければならない。  本書には他にもGoogleやFacebookに秘められた学習するAI、情報を取捨選択する「フィルター」の重要性、いたずらばかりですぐにダメになると予想されていたWikipediaの驚くべき成功、などなど、興味深いトピックがたくさんある。  インターネットでの「匿名性」については、なかなか共感できることが書かれていた。匿名は内部告発のような道義的・社会的に善に該当する場合もあるが、Twitterなど匿名性の高いSNSでは「いじめ」などが多発しており、責任の不在は最悪の事態を招く。 「広範な匿名性の利用は、詮索好きの国家に対する解毒剤だとする危険な考えもある。・・・そうではない。プライバシーは信頼によってしか得られないし、信頼を得るには一貫したアイデンティティーが必要なのだ。つまり、信頼と責任こそが物事を良くしていく。すべての微量元素のように、匿名性は完全になくしてはいけないし、それは可能な限りゼロの状態に近づけるべきなのだ。」(P349)  翻ってみれば日本では「パソコン通信」の頃から自分の実名を出すのは危険だから避けるべきだと言われており、2ちゃんねるやニコニコ動画など、匿名性によって陰湿きわまりない誹謗中傷あるいは犯罪的な言動、非礼とけだものじみた攻撃性がまかりとおっている。  時代は多少かわってきて、日本では流行らないと思われていたFacebookもかなり浸透したし、Twitterでもプロフィールに実名を出す人が増えてきた。私が属する古い世代は、いまだに匿名性に隠れて陰湿な憂さ晴らしをするのをやめて、「言動の責任」を明確にするべきだ。その部分が、日本文化では非常に甘く、世界に遅れまくっている。    本書はたいへん流暢に書かれていて面白く読めるが、書かれている内容は実に豊富で、ここに挙げた以外の観点でも、熟考すべき問題がたくさん示唆されている。  本書で提起された諸問題をさらに深く考え、時代を把握していくことが必要だ。

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    投稿日: 2017.08.19
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    VRやIoTなどどんどんIT化している昨今、そのスピードは加速度的に上がっており、かつて描いていたことがかなり多く現実化している。 そんな中今後数十年後どのような世界になっているか予想している本で、今世の中がどうなっているかも知らなかったので現状も知ることができ面白かった。

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    投稿日: 2017.08.01
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    インターネットなどのテクノロジーがいち技術を超えて、ネイチャーと化していく未来。未来予測は数あれど、この本に書かれた未来は確実にやってくる。 人間中心設計からAI中心設計に変わっていくのは興味深い。色んな情報が機械で解かれるために設計され、結果システムはブラックボックス化する。そうなった時のデザイナーの役割はどう変わっていくんだろう。いっそ本質が融けて、機械と人間の間を取り持つ「演出家」になるのかも。

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    投稿日: 2017.07.10
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    ★科学道100 / 未来のはじまり 【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=11601123

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    投稿日: 2017.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    インターネットの先にくる未来について、 12のキーワードからその方向性を詳述したもの。 <メモ:あとがきより> ・ネット化したデジタル世界は名詞ではなく動詞(プロセス)として生成される(BECOMING) ・世界中が利用して人工知能を強化することでそれが電気のようなサービス価値を生じる(COGNIFYING) ・自由にコピーを展開し、流れていく(FLOWING) ・本などに固定されることなく流動化して画面で読まれるようになる(SCREENING) ・全ての製品がサービス化してリアルタイムにアクセスされる(ACCESSING) ・シェアされることで所有という概念が時代遅れに(SHARING) ・コンテンツが増えすぎてフィルターしないと見つからなくなる(FILTERING) ・サービス化した従来の産業やコンテンツが自由にリミックスして新しい形となる(REMIXING) ・VRのような機能によって高いプレゼンスとインタラクションを実現して効果的に扱えるようになる(INTERACTING) ・全てを追跡する機能がサービスを向上させライフログ化する(TRACKING) ・問題を解決する以上に新たな良い疑問を生み出す(QUESTIONING) ・そしてついには全てが統合され次のデジタル環境へ進化する(BEGINING)

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    投稿日: 2017.05.28
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    ・消費者が突然こうして生産に関わりだすのは驚き。それは馬車と同様に遠い昔に滅んでいる。 ・所有することは昔ほど重要ではなくなっている。その一方でアクセスすることは、かつてないほど重要になってきている。 ・プロダクトは所有を促すものだが、サービスは所有する気をくじく-というのも所有という特権を伴う排他性、コントロール、責任といった足かせがサービスにはないから。 ・自分にぴったりの五つ星の映画は一生に見切れないほどある。カッコいいウェブサイトも見て回る時間が足りないほどある。自分が好きだとわかっているものがもっと手元に届いてほしい。レコメンドエンジンとしてのフィルターが必要。

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    投稿日: 2017.05.05
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    現実の事象から概念上の整理をした上で今後の展望をまとめる。 この思考こそが人間によるものか。 ◯XにAIを掛け合わせる ◯情報量、流通速度、編集 ◯インターフェース ◯リアルタイムとオンデマンド、分散化とプラットフォーム ◯シェア自体の価値 ◯行動履歴と優先化 ◯リミックスによる質問の生成?

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    投稿日: 2017.04.23
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    少し先の未来を観る眼が養われる感覚に没入できる現代の必読書。ってくらい面白かった。 未来について。 我々がどう思おうとも世界はBECOMING。不可避的にそうなっていく。 あらゆるパターンはAIや機械学習によってCOGNIFYING。認知化され我々はどんどん賢くなり、 あらゆる情報はデジタル化されコピーが可能になりFLOWING。我々を流れていく。 私たちはそれら総てをSCREENING、画面で見ていくことになり、 欲しいときに欲しいモノへいつでもACCESSING。アクセスするようになる。 近代に支配された所有するという概念よりもSHARING。分け与えるほうが物理的にも地球環境的にもそして人間的にもメリットがあり、 未知の好みはそれぞれの個性でFILTERING。不要なものをフィルタしパーソナライズされ届けられる。 新しい価値はヒップホップばりにREMIXING。すでに存在する資源の組み合わせで再編成され、 感覚とフィジカルはあらゆるレベルでINTERACTING。双方向に影響を与え合い、 我々の行動は監視を望まずともTRACKING。追跡可能なデータに可視化される。 AIの進歩により検索と回答の精度の高まる世の中においてQUESTIONING。人間の問いそのものが非常に重要になる。 そしてそれはまだBEGINNING。 始まったばかりの序章に過ぎないのである。 魅惑的な現在進行形ワードのみのスカしたインデックスをヒップに繋げて文章にしてみるだけでもわくわくの面白い未来のイメージが脳に浮かび上がる。 チャンスはいつでもいくらでも平等にある気がする!

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    投稿日: 2017.03.23
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    テクノロジーがもたらす終わらない不満足 プロトピア(ある状態になっていくこと) シンギュラリティ(技術的特異点) イコールそこから先は未知の領域が広がる境界を指す言葉 グローバル経済全体がアトム(物質)から手に入れられないビットへ移行している これから30年の間に生まれる最も重要な文化的作品や最も強力なメディアは、最もリミックスされたもの 日常生活のゲーム化 インタラクションでないものは壊れていると思うようになる 虚栄がプライバシーを凌駕 かつて不可能だと思ったことが毎日のように可能になっていく YouTube、ウィキペディア、グーグルマップ、、 質問する力

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    投稿日: 2017.03.08
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    ◇cognifying AIと人間のチーム化 「ケンタウロス化」 チェスの名人がケンタウロス化して戦う新たな知能… ◇flowing ・マクルーハンいわく 新しいメディアの初期の形はそれが代替した古いメディアを模倣する。 PCの場合、デスクトップ、フォルダ。 ・コピーが超潤沢にあるときそれは無価値になる。コピーできないものは希少化して価値が生まれる。 コピーできないものは何か? 例えば信用。ブランディングってそれだよね。 ・無料よりよい8つの生成的なもの。 即時性、パーソナライズ、解釈(ソフトは無料ですがマニュアルは1万ドルです)、信頼性、アクセウ可能性、実態化、支援者、発見可能性 ◇accessing ・uberは車を一台も持っていない、FBはコンテンツを一つも作っていない、KUは本を所有していない。つまり所有ではなくaccessであると。 ・所有権の購入からaccess権のサブスクリプションへ。 ◇sharing ・ブラックダックオープンハブ、 ・99デザインズ、トップコーダー、スレッドレス、コンテストの代行 ◇filtering ・ハーバートサイモン「情報の潤沢さは何か他のものの欠乏を意味する」情報の潤沢さはアテンションの貧困を生み出すのだ。 ・IMF 2002年白書、コモディティの価格は過去140年にわたって毎年1%下がる傾向にある。 ・全てがゼロに向かう中で唯一コストが増加しているのは人間の経験。これはコピーできない。それ以外のものは全てコモディティ化しfilterをかけられるようになる。 ◇Tracking ドイツのウドバヒター、デジタルコンパス腰のベルトに北を振動させ、1週間もしないうちに北を知覚。合成された知覚。

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    投稿日: 2017.02.26
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    難解な部分もあったが、非常に面白い内容でした。 やはり技術は哲学であり、未来は技術の総合であるもの だと思います。 人工知能・仮想現実、拡張現実、ロボット、ブロックチェーン、 Iot、シンギャラリティーそれぞれの技術には哲学・ 思想があり、社会性があって、それらが未来へ収斂し 発散していくものだと思います。 ”シャアしていくことは、いまでもやりすぎだと思う人もい るが、まだ始まったばかりだ。所有からアクセスへのシフト は、まだほとんど始まってもいない。流れていくこともスト リーミングも、ぼつぼつと始まりだした程度だ。すでにトラ ッキングされすぎていると思うかもしれないが、これから数 十年の間に数千倍はトラッキングされるようになるだろう。 こうした機能はいま生まれたばかりの高品質のコグニフ ァイングによって加速され、やがて現在最もスマートに 見えるものでさえ愚かにみえてしまうだろう。どれもま だ最終系ではない。こうした移行はなっていくプロセス の第一歩を踏み出したに過ぎない。つまり始まっていく のだ。” ”より流れていき、よりシェアし、よりスクリーンで読 み、よりリミックスし、よりフィルタリングし、よりコ グニファイし、より質問し、よりなっていく。我々は始 まっていくそのとば口にいるのだ。” 1.Becoming 2.Cognifing 3.Flowing 4.Screening 5.Accessing 6.Sharing 7.Filtering 8.Remixing 9.Interacting 10.Tracking 11.Questioning 12.Beginning

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    投稿日: 2017.02.26
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    現在のテクノロジーが今後どうなっていくのかを、12のカテゴリーに分けて予測していく本。カテゴリーが全て「〜していく」という形であることもポイント。全体を通してテクノロジーの未来に割とポジティブな感じだけど、どうなるか分からないからこそ可能性を見出していくべきというような姿勢が、個人的に好きだなあって。編集者の松島さんが、この分野に関してはこれを読んでおけばしばらくは大丈夫、的なことを言ってた。

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    投稿日: 2017.02.17
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    すべての世界は進み続ける。これからの世界はどうなるか、それらに対するアプローチ方法が説明されている。読み応えのある内容。

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    投稿日: 2017.02.13
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    これから進むであろう技術革新について、12の視点で書かれている。 個人的にはTRACKINGが一番気になる。

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    投稿日: 2017.02.12
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    タイトルからして、インターネットの次の技術を占うものかと誤解していたが、今後の社会変革を招くテクノロジーのトレンドが述べられており、非常に想像力を拡げてくれる。12の"~ing"が出て来るが、最も面白く感じたのは"Questioning"。あと、これだけ多くの情報が"Flowing"している中、"Filtering"は不可欠な技術。どの章も旨くまとまっているし、このように違う章同士の関連も考えると凄く面白くなる。

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    投稿日: 2017.02.06
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    「インターネットの次に来るもの」読了。自分が生きている間に、ITの進化をどこまで見ることができるだろうか。千年前の日本は平安時代。この間の科学技術の進歩は著しいが、次の千年はもっとすごいだろう。でも、人間のなかみ、ソフトの部分ですけど、は、そんなに変わってないように思う。千年で変わってないんだから、次の千年も大して変わらんかも。

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    投稿日: 2017.02.06
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    インターネットの次にくるものを12のキーワードを使って解説した良書。 シェアリングやフィルタリングなどは、すごく納得感があった。 ただ、これから起こるであろう技術革新の話にワクワクする一方、AIなどにただ従うだけの人間にはなりたくないなぁと感じた。AIとともに歩んでいけるように自分も成長していきたい。

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    投稿日: 2017.02.04
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    名詞は動詞になっていく。情報はコピーされ、アンバンドルされ、リミックスされたがる。個々の動きは占えなくても全体としてみると明らかに不可避の流れがあり、人類は総体として新しい性質を身につける。だいぶ冗長だった

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    投稿日: 2017.02.01
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    認識する、シェアする、リミックスする、など個人のサービス需要形態の形でまとめられている。それぞれに深い技術的な紹介と考察があり、読み応えがある。 終盤の、質問に関する記述がとても心を打つ。並行して読んでいたケリーマクニゴル氏の著書に挙げられていた「自分の能力を見せるためだけの質問」とはまったく反対の、素晴らしいものだ。 トラッキングやフィルタリングなど暗い気持ちにもなるが、明るい希望も随所に感じた。無理矢理ひねり出した記述でなく実現することを祈る。 技術面では、私がまだまだ知らないことが多く、勉強になると同時に、その不足も痛感した。 丁装がとても美しい。

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    投稿日: 2017.01.21
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    50年先のテクノロジーメガトレンドはどこへ向かうのか。本書にある12のキーワードはヒントを教えてくれるが、具体的なサービスレベルまで落とし込んだイノベーションがどんなものなのか?本当にイノベーションは生まれるのか?までは教えてくれない。 一般論として、顧客とは自分が何を欲しいのかを本質的には分かっておらず、また聞くことも意味をなさないことを当時のsteve jobsのiphoneの発表から思い出す。本書にでてくるキーワードのひとつ、”パーソナライゼーション”に関しては、自分の中で特にこれまで刺さる製品やサービスに出会ったことがなく、この分野に関しては、iphoneを超えるイノベーションが生まれるのか興味深い。

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    投稿日: 2017.01.18
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    コグニファイとフローイング、アクセッシングがよかった。ちょっと冗長だった部分が気になる。翻訳上しょうがないのかもしれない。

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    投稿日: 2017.01.16
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    インターネット黎明期を振り返りつつ、これからの未来を予測している本。当時はあり得ないと思われていたことが今や当たり前になっていて、AIを始めとする様々な技術が生まれている今こそが最大のチャンスだと訴えている。

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    投稿日: 2017.01.15
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    年末年始の長い休みに何を読もうかと、有楽町の三省堂をぶらついていたら若いビジネスマンが、同僚にこの本をすすめていました。 内容は、今後30年間で、どのような製品やサービスが生まれるか、12項目書かれています。 自分の仕事が将来AI(人工知能)にとってかわられる、というテーマが盛んに語られています。 この本の中に「残る仕事は人間がやりたい仕事」という一文がありました。同感です。 私の仕事は、将来、AIにとってかわられます。 現在も、社長がやりたい仕事ではないので、私が代行しているわけです。 言い換えると、まだAIが完成していないから、私が代行しているわけです。 ということは、AIが私の仕事をやってくれるのならば、私はやりたい仕事ができる、ということ…。 楽観的すぎますか?

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    投稿日: 2017.01.12
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    インターネットの次に来る具体的なものが書かれているかと思ったが、どちらかと言うと概念的なものが多かった。 が、この概念こそが今後大切になるものであることも理解できだと思った。

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    投稿日: 2016.12.30
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    ‪テクノロジーがもたらす未来とは?というテーマに対する全12章の緻密な考察。抽象的な話も実際のサービスや技術をベースにして展開されるので取っつきやすい。コピーできない生成的な価値、スクリーン、所有→アクセスといった辺りが身近なこともあって印象に残った。やはり肝はクラウドなのかな。‬

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    投稿日: 2016.12.23
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    ページ数多いうえに1ページにしめる文字数が多すぎて、読み切るのにかなり時間がかかってしまった。どこかに書いてあったような気がするけど、著者はページ数の多い本が好きらしい。 正直、タイトルからしてインターネットの次にくる具体的なものが書かれていると思ったのだけど、書いてあるのはどういう振る舞いをするものが注目されるかということだけで、そんなに具体的だとは思わなかった。長々と書いてあったけど、訳者のあとがきだけ見れば、それなりに分かるような気がする。うまくまとめてくれて本当によかった。 とにかく、人工知能やARやIoTなど、最近よくいわれることが次にくるということなんじゃないかと思う。 気になったのは、バクスターというロボットぐらい。ロボットのおかげで製造業が復活するかもしれないとのことだ。プログラミングは不要らしいけど、ロボットに教えることができる人材は必要だと思うけど。 後、これからはうまく質問できる能力が求められるというのはなるほどと思った。コンピュータがちゃんとした答えを返してくれる質問ができるようにならないといけないだろうし、自分も質問力を向上したい。

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    投稿日: 2016.12.10
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    とても興味深いテーマの1冊です。現代の生活に欠かせないインターネットという情報媒体。これが近い将来フロッピーディスクのようにもう過去のものとなってしまうのか!必見です。あのWIREDの創刊編集長が執筆した本なのでクオリティは折り紙付きです。

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    投稿日: 2016.12.09
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    今、次々と現実となる未来を端的に(それにしては分厚いが・・・)著した一冊。 インターネットが発達したことによってもたらされる新しい技術、AI、IoTなど現在のバズワードもちりばめて説明されている。そして、それは未来に続き、成長し続けている。 本書は、以下の12章から成り立っている。 1.BECOMING、2.COGNIFYING 3.FLOWING、4.SCREENING 5.ACCESSING、6.SHARING 7.FILTERING、8.REMIXING 9.INTERACTING、10.TRACKING 11.QUESTIONING、12.BEGINNING 特徴的なのは、今なお起こりつつある未来と言うことですべて-ING、進行形となっていることである。 ただ内容が少しマニアックで、ワイアード誌を好んで読む人たちがターゲットに感じられた。要は、あまり一般受けする内容ではない気がした。 読むためには、最新のテクノロジー情勢を前提としている部分が多々あると思われる。 読まれる方は覚悟して読んだ方がいいでしょう。

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    投稿日: 2016.11.28
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    Webとインターネットに関わる仕事をする身としてはとても示唆に富む内容だった。むかし、コペルで読んだような、ワクワクする身内の姿を想像させてくれる。 部分的には無理があるんじゃないかと思うような論もあるが、概ね、今のテクノロジーの延長線上になにが起きるかをベースにしており、共感しやすい。また、今流行っているテクノロジーを俯瞰する本としてもよい。 インターネットに関わる人には今後なにをするかを考えるにあたっての参考になるし、そうでない人も今のテクノロジーを俯瞰したり、未来の姿を想像する読み物としてもお勧めできると思う。

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    投稿日: 2016.11.23
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    読み応えたっぷりの本。多くの人が漠然と不案を感じている未来を、ジャーナリストが描いた。当たらずも遠からずではなく、かなりの確率で当たりそうな予感。映画バックトゥザフューチャーのように20年、30年後の答え合わせが楽しみ。

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    投稿日: 2016.11.17
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    今後30年で、形のある自動車や靴といったものは、手に触れることのできない動詞へと変化していく、 人間の歴史の中で、何かを始めるのに今ほど最高の時は無い。今こそが、未来の人々が振り返って、あの頃に行き、戻れれば!と言う時なのだ。まだ遅くは無い。 今後数年でロボット運転の車やトラックが当たり前になりロボットを使った手術が日常的に行われるようになる。誰もがパーソナルロボットを使えるようになる、ロボットや麻疹と一緒に働くプロセスを最適化できたものが成功をつかむ。 インターネットを自動車、2025年までには、高級な自動運転車のネット接続速度は家庭のそれを上回る。 スマートフォンアプリ、vine、動画、 最高にかっこいいものはまだ発明されて以来、人間の歴史の中で、これ程始めるのに最高の時はない店

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    投稿日: 2016.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ITの未来について、門外漢の自分にとっては、 抽象的で難しく感じられましたが・・・ 訳者あとがきでうまく12の法則がまとめられていたので、 抜粋させて頂きます。 1.Becoming・・・ネットかしたデジタル世界は名詞(結果)ではなく動詞(プロセス)として生成 2.Cognifying・・・世界中が利用して人工知能(AI)を強化することでそれが電気のようなサービス価値を生じ 3.Flowing・・・自由にコピーを繰り返して流れ 4.Screening・・・本などに固定されることなく流動化して画面で読まれるようになり 5.Accessing・・・すべての製品がサービス化してリアルタイムにアクセスされ 6.Sharing・・・シェアされることえ所有という概念が時代遅れになり 7.Filtering・・・コンテンツが増えすぎてフィルターしないと見つからなくなり 8.Remixing・・・サービス化した従来の産業やコンテンツが自由にリミックスして新しい形となり 9.Interacting・・・VRのような機能によって高いプレゼンスとインタラクションを実現して効果的に扱えるようになり 10.Tracking・・・そうしたすべてを追跡するライフログ化を促し 11.Questioning・・・問題を解決する以上に新たな良い疑問を生み出し 12.Beginning・・・そしてついにはすべてが統合されホロスと呼ぶ次のデジタル環境(未来の<インターネット>)へと進化していく 以上です。 個人的には、長いスパンで見るとインターネットによって生活の利便性がよくなっているし、 これからも想像できないようなイノベーションがあったりするのだと思いますが、 個人の人生の長さで考えると、 いつかは(たぶん退職したあたり)、この情報量が嫌になったり、 「そもそも自分ってなんだ」という原点回帰を行うようになるのでは(今でもやっているかもしれませんが)、と思いますが。

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    投稿日: 2016.11.13
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    未来を12個の動詞で表現。 Becoming cognifying flowing screening accessing sharing filtering remixing interacting tracking questioning beginning なる、認知、フロー、アクセス、シェア共有、フィルタ、リミックス、インタラクティブ相互作用、トラッキング追跡、質問課題、始まり始まる。 今は未来へのターニングポイント。

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    投稿日: 2016.11.06
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    WIREDの編集長だったケヴィン・ケリーさんのテクノロジーの見立て本。非常に共感できる部分と、詩的過ぎて正直読んでいられない部分と、とても評価しづらい書籍です(笑) 思ったのはインターネットの最先端を走っている方々はそんなに見ている未来は変わらないし、ケヴィンさんによる予見を参考にするよりも、自らの感性に従っていく形でそんなに間違っていないのかなという自信が大切かなということ。まだまだテクノロジーは楽しくなるし、やることはたくさんw(2016.10中旬ごろ読了)

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    投稿日: 2016.11.05
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    WIREDの創刊者、編集長を務め、アメリカのインターネット分野では著名なケヴィン・ケリー氏が描いた、デジタル・テクノロジーの未来予測。 原題「The Inevitable(=不可避)」とはテクノロジーが持つ本質的な、不可避な変化を指していて、この不可避な変化の「慣性」が次の30年を指し示すだろうという趣旨で、12の分野に分けて未来予測をしているもの。 中身は、最新のサービス事例なんかを取り上げつつ、その傾向を考察し、そこから将来の暮らしを想像してみる、というもの。 多少予備知識がないと読みづらいとは思うけど、総じて楽しく読ませていただきました。 (懐かしのセカンドライフが出てきて、ポジティブに捉えられていたくだりはなんだか意外でした) しかし、テクノロジーの本を読むってコト自体に「なんだかなぁ」って思う瞬間があります。 特にこの本は、本がデジタル化され、「ユニバーサル図書館」に収容され、リンクが貼られ…なんて夢を語っているのに、読者は400ページのテキストを淡々と読み続けるしかないという。。 文中の引用「未来はすでにここにある。まだ均等に分配されていないだけだ」という文を見ながら、どうにも腑に落ちない感覚を味わっておりました。

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    投稿日: 2016.10.16
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    ケヴィン・ケリー氏によって書かれた本の翻訳本で、今年に出版されたものですが、書かれた内容は、昨年(2015)頃の内容に基づいて書かれていると思います。 私がモデムを買ってきて、ネットスケープを駆使して、一般電話回線でインターネットに初めて触れたのが、平成6年頃です。20年と少し前ですが、この間の変化は大きく、私の生活を根本的に変えてしまいました。インターネットに至るまでには、それらに似たシステムが多く紹介され、いずれも普及しなかったので、当時、「これが大本命、今度は凄いよ!」を紹介されても、斜に構えていたのが私でした。 今回は本物だったのですね。それだけでも大きな変化なのですが、この本では近未来(少なくとも2030年迄)に起きるであろう変化を具体的に述べています。各章で解説した後に、具体的な生活はこうなっている、と描かれていますが、凄い、というより、少し気味が悪い感じもしました。 そのような世界が当たり前になっている時、私の年齢は、65歳近くです、私の両親が「マウス」操作を習得するのに時間を要したように、私もその環境になれるのに苦労するのでしょうか。 この本を読みながら、ここで書かれている内容は、米国発の映画(マトリックス、ターミネータ、トータルリコール等)で一部紹介されていたようですね。映画にさりげなく使われている技術が10年後に現れてくることがある、と以前聞いたことがありますが、正にそのような感じですね。 ここで書かれている事(12の変化が起きる)は、間違えなく起きて、20年前の私が現在を想像できなかったように、20年後は大きく変わっていることになるでしょう。起きることは全て自分にとって意味のある事、と信じて、自分の生活が充実して、夢をより実現できるように、これからの新しい変化を楽しみたいと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・常に流れているということは、単に「物事が変化していく」以上の意味をもつ。つまり、流れの原動力であるプロセスの方が、そこから生み出される結果よりも重要である。(p11) ・われわれの足の拡張として、再定義する終わりのないプロセスが続く。使い捨ての足カバー、歩くごとに変形するサンダル、靴の代わりに動く床など(p12) ・プロトピアとは、目的地というより、ある状態に「なっていく」ことを指す言葉である、つまり、プロセスである(p21) ・会社がサポート用のフォーラムページを作れば、熱心な顧客たちが他の顧客にアドバイスやサポートをしてくれる(p33) ・いまここですぐに、2016年から始めるのがベストである。歴史上、何かを発明するのにこんなに良いときはない(p40) ・今のスマートフォンのカメラは、何層ものガラスの代わりに、アルゴリズムと計算と知性によって、物理的なレンズがいままで持っていた仕事を代替(コグニファイ)された(p48) ・最近になっておきた3つのブレークスルーが、AIの扉を放った、1)」安価な並列計算、2)ビックデータ、3)アルゴリズムの改良(p55) ・AIを作るのは、宇宙船を組み立てるようなもの、巨大なエンジンと大量の燃料が必要、学習のアルゴリズムと、ビックデータである(p55) ・200年前には、アメリカでは70%の労働者が農場で働いていたが、現在ではその仕事は1%となった。今世紀が終わるまでに、現在の70%がオートメーションに置き換えるだろう。人工的な認知、安価なセンサー、機械学習、偏在するスマート機能が中心となる(p68) ・以前の工業用ロボットは周囲を気遣うことができなかったので、ロボットと人間を物理的に切り離さなければならなかった(p71) ・知的ロボット:バクスターの異なる点は、1)周囲を配慮できる、2)誰でも訓練できる、一連の動きをなぞってやるのみ、3)安価である(p72) ・マシンと競争するのではなく、マシンと共同して行う競争となる。あなたの将来の給料は、ロボットといかに協調して働けるかにかかっている(p81) ・コンピュータの第一段階は、オフィスの真似をした。第二段階は、オフィスの真似をやめて、ウェブの原理により体系化された、現在は第三段階に移行中。ブラウザやページは重要ではなく、流れとストリーミングが重要(p87) ・以前の仕事は、まとめて行うバッチ方式、第二段階は、日々の単位に変化した、第三段階では、1日単位から「リアルタイム」となった(p87) ・ソーシャルメディアは、以前はテキスト、次世代は映像とサウンド、更には、動画や音声をリアルタイムで共有することになる(p104) ・リンクとタグは、過去50年で最も重要な発明かもしれない、これらが、ユニバーサル図書館をスクリーンで読むことを可能にし、教化している(p130) ・ウィキペディアが上手く機能しているのは、クリックするだけで間違いを除去でき、間違ったことを書くよりも、それを訂正するほうが簡単だから。新しく作られたものの評価は、評論家が決めるのではなく、それが世の中の他のものとどれだけリンクしているかで決まる(p138) ・所有権の購入から、アクセス権の定額利用(サブスクリプション)への転換は、これまでのやり方をひっくり返す。あるサービスにアクセスすることは、その顧客にとって物を買った時以上に深く関わりを持つことになる。乗り換えが難しくなる(p150) ・ブロックチェーンは、お金だけでなく、他の多くのシステムを脱中央集権化するものすごい発明である(p160) ・クラウドがあれば、組織はコンピュータを持つ苦労をすることなくその利点を享受できる(p171) ・大規模な停電が起きた際などには、P2Pのメッシュによる電話システムは唯一稼働できるシステムだろう(p173) ・われわれが、非物質化、分散化、リアルタイム化、クラウド化をいっぺんに進めていくと、アクセスは所有にとって代わり続けるだろう(p174) ・フェイスブックは14億を超える市民が、情報の共同体の中で自由に自分の生活をシェアしている。それを国とすれば地球上で最大の国。この国の経済は、無給の労働で支えられている(p191) ・ロボットがわれわれの今の仕事を奪ったらいったい何が残るかを知りたいなら、経験に注目するといい。我々はテクノロジーを使ってコモディティーを作り、自分自身がコモディティにならないように、経験を生み出すだろう(p253) ・何度も読まれる本を書いたという事実は、作家にとっては最大の賛辞となる。再読して初めて分かるような筋書きや皮肉を込めたりした(p270) ・ライトフィールド投影では、VR画像は、半透明のバイザーにまるで、ホログラムのように投影される。こうすればゴーグルを使うことなく、投影されたリアリティが日常の視野に重ねて表示される。これは、AR(拡張現実)と呼ばれる(p286) ・肌の上まできたウェアラブルがさらに身近になる唯一の方法は、肌の下、つまり、頭にジャックインする。コンピュータと頭を直接つなぐということだ(p298) ・人間の一生のうちに社会に破壊的変化を起こす最初の技術プラットフォームが、パソコン。モバイルがその次のプラットフォームで、これは数十年のうちに全てを変えてしまった。次のプラットフォームが、VRであり、いま訪れようとしている(p306) ・未来のVRは、部屋の隅の小さな光源から目に直接、3D映像が投影されるために、顔の前に何もつける必要がない(p307) ・2007年にグーグルが一つの質問に答える場合のコストを計算すると、0.3セントであったが、回答ページに配置した広告から27セントを稼いでいるので、十分に回答を無料にできる(p375) ・ネット化したデジタル世界は名詞(結果)ではなく、動詞(プロセス)として生成し(1章:Becoming)、世界中が利用してAIを強化することで、それが電気のようなサービス価値を生じ(cognifying)、自由にコピーを繰り返し流れ(Flowing)、本などに固定されることなく流動化して画面で読まれるようになり(Screening)、全ての製品がサービス化してリアルタイムにアクセスされ(Accessing)シェアされることで所有という概念が時代遅れになり(Sharing)、コンテンツが増えすぎてフィルターしないと見つからなくなり(Filtering)、サービス化した従来の産業等がリミックスして新しい形となり(Remixing)、VRのような機能によって効果的に扱えるようになり(Interacting)、全てを追跡する機能がサービスを向上させ(Tracking)、問題を解決する以上の良い疑問を生み出し(Questioning)、すべてが統合され「ホロス」と呼ばれるデジタル環境へと進化する(Beginning)(p399) 2016年10月9日作成

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    投稿日: 2016.10.09
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    前作と同様、テクノロジーの変化の方向性を示した本。 前回のように多様性とか、抽象的なコトバでの表現ではなく、cognifying, flowingといった言葉を使いつつ、具体的には、AI、クラウド・オープン化など、各章がテクノロジートレンドを説明した内容になっている。 (少なくとも3章までは)

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    投稿日: 2016.10.02
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    別にインターネットを否定する訳ではない。10年後のネット社会がどういった方向に進んでいくのか、12のカテゴリ別に考察してる。ネット世界は、誰かが指導して進んでいる訳ではないので1年先でも予測不能である。先読みの先導役として考えたほうが良いかもしれない。

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    投稿日: 2016.09.25
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    原題は”The Inevitable” - 世の中が後戻りができない形で変わることはもはや決まってしまったことだ。そういうメッセージである。 邦題に示されている通り、本書ではこれから来るべき未来における12の傾向が提示される。それらは全てプロセスであるという意味で、すべて動詞の進行形になっている。乱暴にそれらをまとめてみるとこんな感じだろうか。 ●BECOMING: 今の時代は常に新しいものになりつつある時代だ。われわれは皆そのプロセスの中にいる。振り返ってみると今まさにそういう時代であり、それは少し前からそういう時代だった。インターネットやそれによって実現されたサービスってみんなそうだよね。 ●COGNIFYING: AI、とにかくAI。ビッグデータでディープラーニング。それに必要なCPUもメモリもどんどん増える。AIによって思いもつかなかったことができるようになるよね。 ●FLOWING: ビットの時代、何でもコピーされてストリーミングされる。無料になって、コモディティ化されて、共有されて、オープンになる。そうなると色んなことの前提が変わってくるよね。 ●SCREENING: 世の中スクリーンだらけになる。1年間で1人1枚くらいのペースでスクリーンは増えている。そのスクリーンは逆に自分たちを覗き込んでいる。VRグラスやら壁やらがネットでつながったスクリーンで埋め尽くされると世の中変わるよね。 ●ACCESSING: 所有することからアクセスすることに価値観の転換が起きている。物事がリアルタイムでオンデマンドになる。だからクラウドになるのは必然だよね。 ●SHARING: SNSなんかそう。WikipediaやLinuxもそう。シェアしてコラボする。新しい経済原理。 ●FILTERING: 大量のデータ。だからフィルタリングが受け取る方からも出す方からも重要になる。アテンションがますます希少なものになる。FacebookやGoogleのすごさはコモディティ化したアテンションをフィルタリングする巨大なインフラというところにある。だから儲かって成長してるんだよね。 ●REMIXING: 既存の組み合わせから新しいものが生まれる。組み合わせるのが楽になるとどんどん新しいものが生まれるよね。 ●INTERACTING: VRだ。それもインタラクションのあるやつ。そもそも何かアクションに対して反応がないっていうUXはなくなってくのかもね。 ●TRACKING: ほとんどの情報が記録されていく。すごい勢いでデータが貯められていく。IoTってのもある意味そういうものだ。プライバシーにも新しい概念と規則が必要になる。いずれにせよますますトラッキングされることは不可避になっていくよ。 ●QUESTIONING: 答えはすぐに得られるようになる。これからは質問することが重要になる。そして、良い質問がいくつも生まれていくのだ。 ●BEGINNING: そして今が何かの始まりのときだ。多くのデータとネットワーク。何かが相転移を起こす。今こそが後から振り返ったときにまさにここが始まりの時代だと言われる時代なのかもしれない。 新しいことが避けがたく起こりつつある。それらはこれらを組み合わせて推し進めた結果としての何かだ。何かが起こるのは不可避だ。ただし、その何かは起きてみるまで正確にはどういうものであるのかわからない。常にそれはわれわれの想像の域を超えていくものであるから。ただし、その傾向や要素を認識することはできる。そういうメッセージの本だ。 次のビル・ゲイツの言葉を思い出す。 「私たちはいつも、今後2年で起こる変化を過大評価し、今後10年で起こる変化を過小評価してしまう。無為に過ごしてはいけない。」 ”We always overestimate the change that will occur in the next two years and underestimate the change that will occur in the next ten. Don’t let yourself be lulled into inaction.” 今後10年で何かが起きることはわかる。しかし、何が起きるかは、10年前に今起きていることがわからなかったのと同じようにわからない。それでもその何かに備えなければならない。いずれにせよ、それは不可避 - Inevitable - であるのだから。そういうことが書かれた本だ。

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    投稿日: 2016.09.12
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    カリフォルニア未来楽観主義者の王様とも呼ばれる(私が呼んでる)ケビンケリーのテクニウムの次の一冊。テクニウムが渾身の一冊だったのでそれと比較しちゃうとまあ、あれです。Becoming, Cognifying, Flowing, Screening, Accessing, Sharing, Filtering, Remixing, Interacting, Tracking, Questioning, Beginningという観点から未来を語るんですが、いくつかの章では読んだことある内容が多く感じられます。まあ、これは、まとめて未来を想定するというこの本の特質上仕方がないことかとは思います。Questioningのところの質問のほうが大事、あたりで受けたインスピレーションはやっぱケビン節。あとperpetual betaももう普通だよねみたいな話もよかったです。

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    投稿日: 2016.08.31
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    今、読むべき1冊。インターネットをはじめとする現代の科学技術に、あたかも自然科学のような法則性を見出して、今後の行く末を大局的な見地から提言する。行く末を表すための「12の動詞」が用意され、読者がそれを直感的に理解することができる。筆者が長年IT系の雑誌の編集に携わっていためか、本書で語られる未来予想図は夢に満ち溢れており、ある種のSF小説を読んでいたような爽快感があった。

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    投稿日: 2016.08.25
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    商用インターネットが始まって20年余り。20年前に今のようなネットの活用をごく自然に行うようになっているなんて、想像もできなかった。デジタルテクノロジーを避けて生きることは人類にはもはやできず、どのように利用しながら(組み込まれながら)生きていくのか、著者の深い造詣から書かれた12の章は、この時代を真剣に生きようとする人間の目を強烈に目覚めさせてくれることうけ合い。

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    投稿日: 2016.08.21
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    テクノロジーはプロダクトからプロセスになる。すなわち名詞(もの)から動詞(サービス)へ変わっていき、更にそのサービスは現在進行形で変化していくと説き、今後進行するテクノロジーが起こす12の方向性を語る好著です。ただしタイトルでやや煽っているようなインターネットに取って代わる別のものが来るというより、更に技術が進化することで訪れる新しい世界を展望している。12の方向性はそれぞれ関連していて、自分の解釈では次の通りです。 BECOMING 技術に進歩により新しいことが起こる COGNIFYING 人工知能が様々な分野に普及する FLOWING 全てがデジタル化され流動性が高くなる SCREENING 何処にでもスクリーンが存在して何かを表示している ACCESSING 所有からアクセス権へ移行する SHARING 共有の文化が広がる FILTERING 選ぶあるいは選ばれる REMIXING 再構成や再利用が活発になる INTERACTING センサーなどにより多くの感覚を使用しての対話が可能になる TRACKING 全てをデジタル化して記録する QUESTIONING 知識が増えると疑問も増える BEGINNING インターネットテクノロジーの進化によって新しい世界が始まる

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    投稿日: 2016.08.13
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    「ホール・アース・カタログ」の発行に携わり、「WIRED」の初代編集長も務めた著者が、インターネットに続く今後30年間の様々なテクノロジー(IoT、ロボティクス、AI、VR/AR、ブロックチェーン等)を、現在進行形の”潮流”と捉えて、12の現在分詞で表現する。 12の現在分詞は、 ・Becoming ・Cognifying ・Flowing ・Screening ・Accessing ・Sharing ・Filtering ・Remixing ・Interacting ・Tracking ・Questioning ・Beginning であり、当然ながらこの個々の現在分詞は相互依存性を持つ。例えば、Sharingの具体的な動きであるオープンソース/コラボレーション型のワークスタイルは、その仕事の対象物が固定的ではなくインターネット上でFlowingであるから成立するし、そうしたFlowingされたコンテンツへはAccessingが必要となる。 ローレンス・レッシグがサイバー空間に流れる規制についてかつて「CODE」で語ったように、アーキテクチャー(=プログラミングされたCODEに基づく)による規制は我々の行動を知らず知らずのうちに規定していく。そして現在は「CODE」が執筆された1999年よりも、テクノロジーのウェイトは更に重くなり、アーキテクチャの変化は、法律・市場・慣習といった他の3要素を従属させながら止まらずに進んでいくようにも見える。重要なのは、本書の最終章がBegginingであることに明らかであるが、こうした変化がまだ始まりに過ぎないけれども、止まることがないこと、様々な問題点や批判はあるけれどもそれは技術の進展の歴史において常に繰り返されてきたことであり決してこの進歩を徒に止めてはならないことという点にある。

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    投稿日: 2016.08.12