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失楽園(上)
失楽園(上)
渡辺淳一/講談社
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総合評価

15件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幸せの絶頂での心中はとても惹かれるものがある。 愛している気持ちに偽りはないが、それが永遠に続く自信はなく、そんな自身を受け入れたくもない。 であればいっそのこと偽りのない、愛の絶頂の瞬間に死ねたらな、と思う。

    1
    投稿日: 2024.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ……。 初っ端から情事のシーン!?? 濃厚な描写続きで、最初からお腹いっぱいになってしまいました。 回想で二人の出会いの話が出てきたと思えば、すぐにまた情事のシーン。 上巻はほぼ「逢って情事に至る」ということしか書いてない。 ・女性の方が性の快楽が強い ・俺が女を快楽に導いた ・けど、男は結局女の奴隷になり果てている。 etc 延々と性行為に関するあれこれしか書いてない。 時々、会社の人に会って仕事の話をしたりはするけど、それ以外は逢って情事。 彼女の父親の葬儀も終わってすぐに呼び出してやりまくる。 喪服でやるのがよかったらしく、次は赤い襦袢でやるんだと。 盛りのついたオスの事しか書いてない。

    1
    投稿日: 2024.03.10
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    不倫もの。日経新聞連載だったらしく「おじさんの妄想する不倫」って感じで、ぎりぎり読める官能小説。「女体の神秘を思う」「女は「やめて」と叫びながらも諦めたように…◯◯は熱く燃え…」こういう小説があるから女性の身体と性をいいように誤解する人がいるのでは…勝手に久木がムラムラしてやってるだけじゃないか、それを愛と開き直ってるだけじゃないかと思う… それはそれとして、不倫がテーマのものは、錦繍など生理的に受け付けない上に後ろめたさやこっそりしている感じが嫌いで全然読めないんだけど、逆にこれはすがすがしく、華厳の滝、夜桜の下の野天風呂、薪能、緋の襦袢、鯛の兜焼きと蕗の和物など、小道具として出てくるものがしっとりしていて美しく、読めるか読めないか、で言うとついついさっくり読んでしまいます。

    0
    投稿日: 2022.03.08
  • 禁断の恋…

    昔、役所広司と黒木瞳主演の 映画を観た記憶があり、かつ、 アニメ幽遊白書で妖狐蔵馬こと 南野秀一が教室内で女生徒と軽い 会話をしつつ、片手に持っていた本。 それが「失楽園」だった。 まぁ南野秀一の失楽園は、イギリス の17世紀の詩人、ジョン・ミルトン のものだったかもしれないが汗 単に僕が読み始めたきっかけが それだったという僕個人的な話し。 本題に入り、まぁまぁこれは何と 言ってよいものか、官能小説でも あり純愛小説だとも言えるのか。 禁断の恋愛とは、こういう具合に 堕ちていくという反面教師的な バイブルになりつつ、下巻へと 続いていく感じです。

    0
    投稿日: 2021.02.06
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    阿部定事件のif版といった趣。 親の葬式直後に無理やり呼び出して性交をしたりする精神的な鬼畜。閑職といいながら仕事もせずに高収入を得ている点については羨望。

    0
    投稿日: 2015.03.29
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    溺れるほど、自らの日常を破壊する程に堕ちていく二人。男女の恋愛における絶頂期には、このような状況が訪れる。しかし、それとは異なるのは、この恋愛が、世間一般からは許されぬ、不倫だからである。 学生時代、講義を受けず、朝から晩まで恋人と情事に耽り、このままで大丈夫だろうかと不安になる感覚。堕ちるだけ堕ちて、退廃的な自らの生活に少しだけナルシシズムを感じるような。それでも愛おしく、こんな時間が永遠に続くことを願い。しかし、それは過去の話で、自分は当時とは違う日常に身を置いている。 小説が齎す疑似体験により、この感覚を味わえるとすれば、この物語は、青春を想起するきっかけとなる。その一点だけでも、本著はオススメできるのである。

    1
    投稿日: 2014.12.30
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    あの名作を再読。 性の規制緩和とか、今読んでも爆笑表現が満載。 上巻の最後、栃木から帰れなかった日。 お昼前に東京について、そのまま仕事にもいかずに ダラダラと部屋で過ごして、何となく夜の10時になってしまうという 一日がいつの間にか終わる感覚、ここは好きだ。

    2
    投稿日: 2014.01.13
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    もう行き場が無くて、互いにすがるだけで、そうしておかないと闇に落ちてしまうことが分かっていて――――、それなのに求めてしまう。だからこそ求めてしまう男女の話。不倫経験はないけれど、理性が吹っ飛ぶ時の感覚をわたしは知ってる。幸せの傍らに確固とした切なさや痛みがあるのを、冷静に見ているのに、なのに、止められない時っていうのは、結局自分本位。なんだよね… さて、行き着く先は。

    1
    投稿日: 2013.04.13
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    2012/08/28 役所広司と黒木ひとみが出演してるくらいしか知らなかったので,なんとなく手に取った.そして,深みにはまってゆく...通勤電車で. ・その経過を確認することで満足し,納得する. ・軽恋愛,軽音楽と同じように重くしない. ・そのハンディキャップを埋めるために,男はこれらの付加価値でカバーしていくしかない. ・動物が高等になればなるほど,性のバリエーションは複雑多岐に ・徒然草,十月は小春の天気 ・お臀

    0
    投稿日: 2012.08.28
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    そういえば、ドラマも映画も見たこと無かったな、と思い、ブックオフで100円(上下で200円!)で購入。 超面白かったです。これを読んで不倫に走った人がたくさんいるんだろうなぁと思ったのと、これを黒木瞳が演じたと思うとかなり興奮してしまう作品! 終わりも「え~~~」って感じでした。読み終わったらちょっと「高校教師」のドラマを思い出しましたね。 今すぐこの作家の作品を他に読みたいとは思わないけど、面白かったことは間違い無し!

    0
    投稿日: 2009.11.23
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    タイトル借りした本でしたが、とにかく当たりだったんじゃないかなぁ!と。 あまり癖のない文体で読みやすかったです。面白かったし。

    0
    投稿日: 2009.05.11
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    こんな世界があるのか。肉体的にここまでのめぐり合わせになると、もうどうしようもないんだね。ここまでくると、絶対愛なのかわからないけど。精神の前に肉体がくるって、人間である動物としては、この上ないものだけど、ちょっと絶対愛とは違う気がする。ここまでマッチしてしまうと、お互いが乗り越えるべき困難や理解をはじめから超越してるもんな。着実に離れられなくなっていく、ふたりが下巻でもみどころ。はやく読みたい。

    0
    投稿日: 2008.06.09
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    お互い家庭を持つ身である久木と凛子。そのはかなくも切ない不倫を描いた不朽の名作。 エロスを描いた文学作品興奮します。 「久木は凛子の浴衣をむしりとり全裸にする。」ああエロス。 ただし電車などの公共の場では読みづらい・・・。それだけが難点です。早く映像でも見たい。 もちろん想像できるのが本のよいことです。

    0
    投稿日: 2008.03.15
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    内容(「BOOK」データベースより) 凛子と久木はお互いに家庭を持つ身でありながら、真剣に深く愛し合ってゆく。 己れの心に従い、育んだ“絶対愛”を純粋に貫こうとする二人。その行きつく先にあるものは…。 人間が「楽園」から追放された理由である“性愛=エロス”を徹底的に求め合う男女を描き、人間とは何かを問うた、渡辺文学の最高傑作。

    0
    投稿日: 2007.04.08
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    大人の恋愛って どんなものなの?って興味津々で 購入。 これは・・大人の恋愛というより・・ 行き場のない恋愛・・ こんな恋愛は・・したくない・・

    0
    投稿日: 2004.09.27