
総合評価
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powered by ブクログソウルドロップシリーズその1。 見る人によって姿形が異なるペーパーカットを巡るお話。ペーパーカットを追いかけてゆくのだが、全く手がかりもなく何処かに消えてしまう、というのが本筋。 ペーパーカットの周りの事象は吹っ飛んでいて理解不能であったり、いわゆる上遠野浩平作品だったな、という印象である。
0投稿日: 2022.04.28
powered by ブクログ上遠野浩平作品ということで買ってみた。 寺月恭一郎のかかわり、榊原弦のモーションデータなどブギーポップと世界を同じにしている。 台詞回しに上遠野浩平のすきなところがでていないのでちょっと残念。ちょっとあっさりすぎる。 命と等価の大切なものを奪われれば死ぬ そういうものを、正体不明の怪盗である主人公(?)ペイパーカットは興味本位に(?)盗んで行く。もう話がはてなすぎるのはしょうがない。 ペイパーカットは運命を見れるように感じる、これはオキシジェン的な能力なのか、謎。オキシジェンと仕事をしていた楢崎不二子がでてくるのも興味深い。Wikiをよむともっと深いつながりもある。 莫大な財産を元に事件の種をまき散らすって意味では 寺月恭一郎ってムンガドゥ3世的なポジションなんだろうか。
0投稿日: 2018.12.01ついにソウルドロップシリーズも!
祥伝社さんから刊行されているこの「ソウルドロップシリーズ」も電子化していただいてありがとうございます! これを機に、著者のファンで未読の方にも、 あるいは表紙やタイトルに惹かれて今まで気になっていた、という方にも 読んで頂けると嬉しいです。 予告状を出して「キャビネッセンス」を盗み、人の命を奪う「ペイパーカット」と呼ばれる怪人。 因縁を持ちペイパーカットを追うサーカムの保険調査員、伊佐俊一と千条雅人。 彼らを巡る事件と物語――その中で、 「人間とは何か?」 「何が人間なのか?」 という問いかけを独特の発想で重ねる作品群という部分こそ、このシリーズの魅力です。 朝、電車で同じ車両に乗り合わせた人に対して 「彼らが人間であるかどうか」という確認をして、 「そうである」という定義をするかどうか。 そんなことはいちいち誰も考えない。 ――であるならば、あなたはどんなときに、ある人物に対して 「彼が人間である」と認識を確定させているのか。 または自分自身を「人間である」と定義しているものが何なのか。 そういうことを扱った物語です。 死亡した人気歌手を巡り、様々な人間が 「彼らを彼らたらしめているもの」のために行動を起こす。 コンサート企画を運営するスタッフ。 みなもと雫の音楽とそれぞれの向き合い方をするミュージシャン。 トリビュートコンサートの中止を求めるフォーカード。 そして、ペイパーカットを様々な立場から追う追跡者。 彼らが何者なのか、どうして、何が彼らを彼らたらしめているのか。 時にペイパーカットの、時に彼を追跡する伊佐や奈緒瀬の立場から、 人間とキャビネッセンスとを追う不思議な作品です。 不思議な直感を持ちペイパーカットを追う伊佐俊一。 脳内に演算チップが移植されロボット探偵となった千条雅人。 東澱一族に脅威となる存在を排除するという命を受け事件に介入する東澱奈緒瀬。 3人の関係性も、シリーズを追いかける楽しみの一つです。
1投稿日: 2016.05.22
powered by ブクログ「命とそれと同等のものを頂く」とかって予告状を送りつけつつ、人を殺して(しかも外傷を一切残さず)非常にくだらないもの(飴玉とかストラップとか)を盗んでいくペイパーカットとそれを追いかける保険屋の話。 ペイパーカットは見る人によって姿が違うらしい。その場において不自然でない人間に見えるとか。そこにペイパーカットがいなかったと証明できないならば、それこそペイパーカットがそこにいた証明となる。上遠野らしい設定。 保険屋の二人も非常に良い。片方は元警官で以前目に傷を負って、光を直視できない素敵な兄ちゃん。もう片方はロボット探偵。肉体は人間だけど、チップを埋め込まれているロボ。 このロボット探偵がカッコいい。ロボットだから、常に周りを分析的に見る。データがそろったところでスイッチが入って〈論理回路〉が起動するんだ。したら良心制御(リミッター)が解除されて口調も変わる、行動も変わる。事件解決を最優先させ、相棒が危ないってことを分かっていながら放っておくんだ。 まあ、データがそろう前に一人でぶつぶつと呟いて論理的に考えていたから、起動した〈論理回路〉ってのがどんな役割を持つのかいまいち不明なんだけどね。結局、真相に気づいた瞬間に起動してるし。意味ないじゃん。 ただ、そのロボット探偵の生きていた頃の人格がたまに現れて意味深なことを呟いたり、ペイパーカットの目的がわからないままだったり、みなもと雫がどういう存在だったのかもわからないままだったり。 伏線張られまくってるから、続編が出るのかしら、と。 04.09.05
0投稿日: 2013.01.01
powered by ブクログ「生命と同等の価値のあるものを盗む」怪盗?殺人鬼?ペイパーカットのはなし。寺月恭一郎とか榊原弦とか、ブギーポップシリーズの登場人物の名前がちょいちょい登場するのはまぁいつもの上遠野作品だから良いんだけど、みなもと雫って誰なんだろ。霧間誠一てきな、冒頭で引用する要員なのかな? どんな人なのかあんまりわかんなかった。 ペイパーカットはエコーズの仲間なのか。町中をふらふらしながら何かを集める宇宙人っていうと、前川知大さんの「散歩する侵略者」を思い出すなー。 初登場時には峰不二子っぽかったのに、後半にいくにつれてどんどん普通の乙女になっていくナオセさんがたまらん。 殺し屋の甥とか、ナオセが電話してた相手とか、イマジネータの信奉者っぽいお姉さんとか、たぶんどっかでスピンオフが書かれるんだろうなぁ……。
0投稿日: 2012.05.27
powered by ブクログ上遠野さんの作品を久々に読ませていただきました。 ああ、やっぱりこの人の描くお話はなんかいいですね。 ちょっぴり小難しくて意味不明なようでいて、 ほんのり共感できる、そんな思想を語り聞かせてくれる彼の話をまた読み始めようと思いました。
0投稿日: 2012.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジャケがずっと気になっていた作品。 シリーズの最初であると分かっていたけれど 説明のなさに、ちょっと置いてきぼり感がありました。 読み終えた今でも まだスッキリとはしていませんが。 ロボット探偵とペイパーカット... とりあえずは読み進めます。
0投稿日: 2012.04.10
powered by ブクログ怪盗か、殺し屋か。“ペイパーカット”の目的は!? 天才女性歌手の追悼ライブで何かが起きる? <生命と同等の価値のある物を盗む>奇妙な予告状が届いた高級ホテルの一室で、強大な権力を持つ老人の影武者が殺害された。そして、厳重な警備の中、なぜかキャンディがひとつ失くなっていた。サーカム保険の調査員(オプ)伊佐俊一と千条雅人は、“ペイパーカット”の仕業と認定。傍目にはどうでもいいとしか思えない物を盗み、同時にその人の命を奪う。謎の怪盗を追う二人は、同じ予告状が届いた巨大ホールへ向かう。五日後に開かれる天才女性歌手の追悼ライブで怪盗が何を起こすのか!?
0投稿日: 2011.05.07
powered by ブクログいちおう言っておくが私は上遠野さんのファンです。でも何を話しているのかさっぱり分からないです(-_-;)
0投稿日: 2011.04.10
powered by ブクログまず謎の怪人がいる。 同作者の他作品での登場人物や名前が出る。 後日談が事件と関係の薄い人視点で語られる。 しかも命と同等の価値の物を奪う怪人、ロボット探偵&怪人のせいで弱視になったグラサンイケメンのコンビ、政界の超大物の孫娘、と中二臭さ全開の設定。 そして意味不明な後書き。 などなど、ブギーポップシリーズを読んだことのある人なら「この人は相変わらずだなぁ〜。良くも悪くも」と思うであろう本作品。 読み終わった直後の感想は、普通。 というか、淡々と進みすぎて山場がない。 続き物前提で書いているせいか、この一冊自体が起承転結の起となってしまっている感じ。 正直、人物設定の説明だけの為に話が書かれている気がした。 まあこの作者は後付け設定していって面白くなる場合もあるので、続編に期待しましょうかね。 でもこの人の新シリーズは読む度に新鮮な驚きがあったのに、今回は無かったな〜。私は少し物足りないと感じました。以上。
0投稿日: 2010.12.11
powered by ブクログ上遠野浩平の描く、ライトノベルより高い年齢層に向けた新シリーズ。超常現象はペイパーカット現象と「ロボット探偵」程度で、異能力バトルのようなものは一切ないので上遠野作品初心者にも安心。
0投稿日: 2010.12.09
powered by ブクログちょこっとしか読んでないけど、ストーリー構成も言葉のチョイスも イマイチしっくり来なくて 苦手かな
0投稿日: 2010.07.20
powered by ブクログいつかブギーポップが出てこないかと内心思っている。 でもこちらのシリーズの方が好きだったりする。 おっさん万歳。
0投稿日: 2010.06.12
powered by ブクログ伊佐さんのかっこよさに撃沈した。何かああいうタイプ好きなんだよなぁと思いつつ、死と幸いを思い思いに振りまくペイパーカットが気になりました。 それにしても此の話で一番いい奴に見えるのは偕ちゃんですね!
0投稿日: 2010.04.19
powered by ブクログ友人から借りたものです。よくよく考えたら一度読んだ気もするけどもう一度読みなおしました。 面白かったです。ですがとても続きが気になります。 シリーズ物らしいので読んでみたい気もしますが、多分読まないだろうなぁと思っている。 確かに、人には生命と同じように大切なものがあるんじゃないかと思いました。それが他人にはどうでも良かったり、もしかしたら自分にとってもどうでも良かったりして、それでもなくなったら人は死んでしまう。それは正直突飛ですがそういった”もの”自体はありそうですね。 余談だけど私はあとがきを読むのが好きです。面白かった。
0投稿日: 2010.03.30
powered by ブクログソウルドロップシリーズ1冊目 久しぶりの上遠野だったので 他の作品とどっかで繋がってたのかどうかとかは よく分かりませんでしたが とりあえず普通に上遠野らしい小説でした H21.1.16読了
0投稿日: 2009.01.16
powered by ブクログ飴屋さん最高v link作品でした…。そうとわかってたら、ソウ思って読んだのに。竜シリーズとは逆の意味で時間を無駄にした。ちっ…
0投稿日: 2008.01.08
powered by ブクログ読みやすかった。 ほんとに上遠野さんが書いた文章かと思うほどに読みやすかった。 たぶん、この文章と私はうまいことマッチしたのでしょう。 とりたてて洗練されているとかそいうわけじゃないんだけど。 あと、挿絵がないのが気に入った!!
0投稿日: 2007.11.26
powered by ブクログブギーポップの小ネタが毎度ちらほらと登場するので著作ファンには嬉しい部分あり。ミステリー、というほどミステリーでもなくどっちかというとファンタジーのような感じ。強面の方の主人公が好き。笑
0投稿日: 2007.08.31
powered by ブクログ部分的に、それってアリかな?と思うところがなくもないけれど、全体としてはさすが上遠野! という感じの作品。ブギーポップがお好きな方には、お勧めです。
0投稿日: 2006.12.06
powered by ブクログ「生命と同等の価値のある物を盗む」謎の怪盗“ペイパーカット”を追うこれまた謎の調査員2人。事件は解決しましたが、一番知りたかった謎は謎のままでした。
0投稿日: 2006.11.24
powered by ブクログノベルス。 一世を風靡した、かのブギーポップシリーズの作者が描く、怪盗(?)を追う刑事ものと分類できますか。ちょっと違うかな。定義しにくいな。 世界軸がブギーポップと多少被るところがあるので、二重に楽しめます。 ただ、まだ物語としては始まったばかりなので★4つ。 今後が楽しみな作品です。
0投稿日: 2006.11.21
powered by ブクログキャビネッセンスと呼ばれる生命と同価値のものを盗む怪盗・ペイパーカットを追い伊佐と千堂は奇妙な事件に巻き込まれていく。ブギーポップシリーズとも絡み合う上遠野氏作品。
0投稿日: 2006.09.07
powered by ブクログ見る者によって、全く姿が異なってしまう、摩訶不思議なヒトデナシ。それは、ターゲットの魂と同価値のターゲットにとって大切なモノを奪う怪盗だった。そんな人外の怪盗と、それを追う2人の調査員による話。……ライトノベルと分類に困ります。(2005)
0投稿日: 2006.06.18
powered by ブクログ生命と等しく価値のあるもの「キャビネッセンス」を盗む怪盗ペイパーカット。盗まれた者に訪れるのは死。 ブギーポップやしずるさんシリーズと、ひょっとしたらリンクした世界なのか、と思わせる記述がいくつかありました。ブギーポップは未読ですが。 プロローグというか顔見せ感がかなり強かったです。一冊かけて、このこはこういうキャラなんだよ、と丁寧に解説されてるよーな。ので、二巻読んでみないと確定した判断はできないですねー、おもしろいのかおもしろくないのか。 メインにマトモな人が一人もいないあたり、シリアスなだけに不安ですが。 ばらばらな糸が絡み合う瞬間に期待です。
0投稿日: 2006.05.19
powered by ブクログ本屋で、どうしても目をひいて仕方なかったので購入。 シリーズもの。1作目で構築された世界観が肌に合えば2作目はもっと楽しいはず。 全体に流れる空気はSF基調ですが、なかなかどうして。ぐいぐいと引き込まれてしまいました。
0投稿日: 2006.04.30
powered by ブクログ主役?の二人が何故かやたら好きでした。 ブギー・ポップとのリンクを臭わせる一品。 続刊が出ると噂には聞いているのですが。
0投稿日: 2005.10.05
powered by ブクログペイパーカットという謎の怪盗を追いかける保険屋二人と、政治を簡単に動かせる力を持つ人物の孫娘を中心としたミステリーです。 上遠野浩平お得意のパターンというところですね。人物描画を主体として、正体不明の事件や人物が登場し、いつの間にか終盤に入って、後日談の後に、結果が出される。 面白いです。非常に。千条と伊佐のコンビもいいし、東澱奈緒瀬もいい感じ。これは続き作らないのかな?
0投稿日: 2005.09.11
powered by ブクログ他の上遠野作品とリンクしているらしい。うむ。ブギーポップシリーズ全部読んでいないしなあ。ペイパーカットについてあやふやな印象で終わってしまった。といっても観る人によってあやふやな印象を持たせるのが「ペイパーカット」なんだっけ。。うむ。
0投稿日: 2005.05.23
powered by ブクログ推理小説のカテゴリに入れていいのかな、これ。暇つぶしに買ってみたのですが、よくわからないうちに終わってしまった…。軸になっている事件に関する話は面白かったけど、登場人物の設定が判りづらかったです。基本的にはライトノベルス系っぽい。
0投稿日: 2004.10.16
powered by ブクログ読み終わったけど、正直微妙……。最近の数作に感じる違和感と同じ感覚がするんだけど、単におなかいっぱいいっぱいなだけかも知れない。
0投稿日: 2004.10.07
