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ただ、それだけでよかったんです
ただ、それだけでよかったんです
松村涼哉、竹岡美穂/KADOKAWA
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総合評価

38件)
3.5
5
14
12
5
0
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    人間力テストという特殊な設定が入っていますが、いじめなどのシリアスな問題も扱ってて重いのですが、先が気になるような文章で一気に読みました。文体も堅苦しくなく読みやすかったのもあります。 人間力テスト、自殺した天才、悪魔と呼ばれた主人公、革命、キーワードだけでも気になりますね。 気になったら読まれて下さい。

    2
    投稿日: 2025.01.01
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    様々な思惑が過去と合わさって明らかになっていく様子、それに付随する語り部の気持ちが作る展開は虚しさが襲いかかってくるような話だった。

    1
    投稿日: 2022.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友達ってなんだろう? 終わり方は腑に落ちないというか、周りを取り巻く大人たちがどうしようもない人ばかり ただ、リアルな中学生の描写は凄く懐かしさを感じたし、普通の生活っていうのがありがたいことを感じさせられた。 昌也の姉と母が特に下衆。これはすごい不快だった。 ソーさんのソーは何だろう?

    0
    投稿日: 2021.12.19
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    ある中学校で一人の男子生徒Kが自殺した。 自殺の背景には"悪魔のような中学生"Sによる、Kを含めた4人の生徒への壮絶なイジメがあったという。だが、Kは人気者の天才少年で、Sはスクールカースト最下層の地味な生徒。 Kの姉が真相を追うが、その中学校では人間力テストなるものが行われていた。 う〜ん、なんかしっくりこなかった。

    0
    投稿日: 2021.11.11
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    優等生と目される中学生の自殺 真相を解明しようとする姉・・・・なんだが ラノベレーベルとしては思った以上の読了感

    0
    投稿日: 2018.10.16
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    何となく文章が頭に入ってきにくく読みにくかったがイジメの話は心が痛かった。それにしても人間力テストとは怖い。

    0
    投稿日: 2018.10.12
  • 幼い中学生の行動がそのまま本に

    作品上方のあらすじに「衝撃作」とか書いてありますが、それほどの衝撃は受けないでしょう。どちらかと言うと、どんどん期待から外れていく肩すかし感の方が遙かに大きい、そんな意味では衝撃。でも読み始めれば、結末は相当気になりますよ。 オトナの考えで読んではいけない小説なんですよ。子供の、中学生レベルの発想、行動に共感しながら読まなくては、どんどん乖離していきます。本当に最後の最後まで、幼い中学生の考えと行動、それが物語を突き動かしています。 物語の〆も本当にオトナはズルイです。

    0
    投稿日: 2018.07.09
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     読みながら期待していた方向から逸れ始めて、まじかまじかと思いながら楽しんだ作品。私の予想よりはるかに深いところまで落ちた主人公、菅原拓に大きな衝撃がありました。  菅原拓は悪魔ですという遺書を残して自殺したクラスメート。しかし菅原拓はクラスの最底辺で、むしろいじめられていた人物です。さらに自殺した人物は天才で、菅原に追い詰められるような人物ではありません。不可思議な事件の中で菅原は事件を語り始めます。  丁寧に重なるエピソードから別の物語と主人公の心情が浮かび上がる作品です。続編も読みたいと思います。

    0
    投稿日: 2018.06.30
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    人気者の男子中学生が、遺書を残して自殺した。 『虐めていた』彼が、『虐められていた』彼の彼女が 姉が、姉の友人が出たり。 そもそも4人全員を、誰にも知られないように いじめ続けるというのは不可能です。 なのに本人はいじめていた、という、謎。 一体どうやって、どうして。 彼の彼女の発言やら、他の生徒の発言やら そして…いじめていた本人の発言やら。 回想シーンも入っていて、何が真実で何が嘘なのか。 そして彼らが最終的に仕掛けていた、したかった事、に 納得しかない最後でした。 何をしてでも、渡したかったもの。 それは確かに、望んでいたもの、でした。 子供は、成人するまで、それに準ずるまで 親元を離れる事が出来ません。 それまでの日々は、幸せなのか、不幸なのか。 家族にとっても、それがどちらになるのか。 感情の持ち様、感じ様、は人それぞれ、です。

    0
    投稿日: 2018.04.27
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    前半は、菅原拓の自己陶酔気味に辟易しながら、最近のライトノベルに出てくる登場人物ってこういう書き方をされているんだなあと思った。まさに厨二病。 竹岡美穂さんのイラスト目当てで手に取ったので、文学少女のイメージで読むとともかく菅原拓にイライラして仕方ない。 表紙の男の子の絵が好きなのに、正体はこんな酷いキャラなんて。あと琴海も同じく自己弁護ばかりなのでイライラ。 大人になった今読むと、感情移入もできずにただただ苛立つ。前半は読んでいるときにともかく苦痛しか感じない。 「サツガイ」、そして黒いページが始まるところから面白くなってくる。 読めばわかるが、明らかにそこからこの物語は前半と後半に分かれている。見事に騙された。 読み終えて、久しぶりに読んで良かったと思えた。もちろん、粗はある。オチも若干強引だ。けれども、やはり読んで良かった。 あまり多くは語らないが、イジメだけではなく家族病理に興味がある人にも読んで欲しい。 正直、前半は作者の文章力を疑ったし、これで大賞なの?と思ってしまった。「天才」「欠落」という熟語を多用するばかりで、具体的なエピソードに欠ける。もはやその言葉を記号としてしか使ってない。 ブランコに乗りながらや部屋で一人語りする姉の描写もリアリティがなさ過ぎる。病んでるだろ。 しかし、すべてその書き方で良かったのだと後半でわかる。 そして菅原拓も石川琴海、岸谷昌也こそリアルな中学生だった。グループLINEの中身も完璧。 ラスト近くの大どんでん返しは『プシュケの涙』をふと思い出した。作者は影響されているのかな。 自殺の原因を調べるあたりもそう。 プシュケ好きな人も読んでいいかもしれない。

    1
    投稿日: 2017.08.01
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    あぁ……幸せになってしまうのか……お前も……。    あんな綺麗でかっこいい美人さんに抱かれて……。    革命は面白かった。 よくやった。 褒めてやる。   せいぜい美人なお姉さんとイチャイチャしてろよ。     あー、ガキんちょってのはクソだし、大人はもちろんクソだし、いじめってクソだわ、社会なんてクソすぎるし、あー人類滅びないかな。 

    0
    投稿日: 2017.05.15
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    何となく存在する他者評価を実際に数値化したら、そりゃ歪が出てくるわな。 拓へタレ。昌也プライド高すぎ。 計画どうりには行かなかったということか。 周囲の大人が頼れなさすぎる。 フィクションにしてもあり得ないと思って感情移入ができなかった。 絶対的な優等生と劣等生のケンカというオチはテンプレ過ぎる気がするのだが。 後、多少腐ってるような気がしなくもない。 余談だが自分の学校でも年に何回か人間力テストみたいな似たようなものはある。 でもクラスメイトの顔と名前を覚えていなから辛い。 適当に書いてごめんね。 さすがに数値化して公表はないが……。

    0
    投稿日: 2017.03.18
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    ここまで仕組まれ、考え込まれたミステリーを読んだのは初めてだ。 全てが予想を裏切ってきた。 狂おしいほどに完璧な物語。 感動してしまった。 あと、1つ付け加えるなら、菅原は、球磨川禊の一歩手前までいき、球磨川禊にならなかったような人物だった。

    0
    投稿日: 2016.12.11
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    個人的点数 78点 第22回電撃小説大賞、大賞受賞作 ある学校で1人の中学生が4人の同級生をいじめ、うち一人を自殺に追いやる事件が起きた。残された遺書には「菅原拓は悪魔です。誰も彼の言うことを信じてはいけない。」と書き記されていた。なぜいじめは起こったのか、事件の真相は何なのか、菅原拓が始めた革命とはなんだったのか… 内容はライトノベル特有のファンタジー系や超能力系ではなく、ある学校で行われたいじめが、なぜ、どのようにして起こってしまったのかを解き明かしていく物語です。 いじめをテーマにしているので全体的に重苦しい展開が多いですが、ライトノベルらしく読みやすくてすらすらと読むことができました。 終盤で菅原拓がいじめの真相を話していくところは個人的にどんどん謎が解けていく感じがして面白く一気に読み切っていしまいました。 一方で一番の最後のタイトル回収する場面で少し共感できないというか、少し疑問に思ってしまった部分があったのでそこをもっと共感できたら良かっただけに残念でした。(終わりよければすべてよしとも言いますし) 総評としておもしろかったのですが、これが大賞受賞という肩書を持ってしまうと少し物足りないと感じてしまいました。 菅原拓にとっての幸せとはなんだったのか。 菅原拓は幸せになれたのか。 そもそも幸せとはなんなのか。 いろいろと考えさせられる作品でした。 2016.11.17   読了

    0
    投稿日: 2016.12.07
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    個人的点数 78点 第22回電撃小説大賞、大賞受賞作 ある学校で1人の中学生が4人の同級生をいじめ、うち一人を自殺に追いやる事件が起きた。残された遺書には「菅原拓は悪魔です。誰も彼の言うことを信じてはいけない。」と書き記されていた。なぜいじめは起こったのか、事件の真相は何なのか、菅原拓が始めた革命とはなんだったのか… 内容はライトノベル特有のファンタジー系や超能力系ではなく、ある学校で行われたいじめが、なぜ、どのようにして起こってしまったのかを解き明かしていく物語です。 いじめをテーマにしているので全体的に重苦しい展開が多いですが、ライトノベルらしく読みやすくてすらすらと読むことができました。 終盤で菅原拓がいじめの真相を話していくところは個人的にどんどん謎が解けていく感じがして面白く一気に読み切っていしまいました。 一方で一番の最後のタイトル回収する場面で少し共感できないというか、少し疑問に思ってしまった部分があったのでそこをもっと共感できたら良かっただけに残念でした。(終わりよければすべてよしとも言いますし) 総評としておもしろかったのですが、これが大賞受賞という肩書を持ってしまうと少し物足りないと感じてしまいました。 菅原拓にとっての幸せとはなんだったのか。 菅原拓は幸せになれたのか。 そもそも幸せとはなんなのか。 いろいろと考えさせられる作品でした。 2016.11.17   読了

    0
    投稿日: 2016.11.18
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    面白かった。作者の言いたいこともなんとなくわかるし、理解もできる。しかし、Kの自殺の真相など、物語終盤のどんでん返しがなんか腑に落ちない。伏線というか、本当にぽっと出てきたような感がある。それが没入感を妨げて、プラマイゼロという感じ。ラノベだと中学生大活躍だけど、実際はこれくらいに愚かで愚かだったよね、という話だと考えている。

    0
    投稿日: 2016.10.04
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    今までの電撃文庫のライトノベルとはかなり異なった作風のモノ。いじめや教育論がテーマなので、後味はかなり重い。主人公を含めた全ての登場人物が「人間らしい」言動を取っていて、その黒さに鳥肌が立った。 ただ、少しストーリーに粗があり、簡単に先が予想出来てしまったのが残念。

    0
    投稿日: 2016.09.25
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    衝撃の、問題の、問題作。言葉が出ない。光の入らない部屋の中で時間も分からず世界から拒絶されているみたいな感覚。間違いなく面白い。 菅原拓は悪魔なのか。何が正義なのか。人間力テストという名前からして異様なものが、中学校という同年代の者だけを集めた施設の中で行われ、締め付けは加速し無言の圧力は増し自縄自縛でがんじがらめで希望もなく世界には絶望しかなく。救いのない世の中に現れたそれは希望なのだろうか。 ライトノベルレーベルで出ているが、現役中学生が読んだら現実に戻ってこれないのでは。ダイブ感がすごい。

    0
    投稿日: 2016.05.14
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    面白かったが、この設定ならばもう少し活かせばもっと面白くなるのでは、と思った。この学校の他の人物の話も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2016.05.01
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    献本で頂いた本。 電撃文庫はファンタジーなイメージがあるので少し想像してたのと違った。 いじめがテーマな話。 全体的に重くて面白くはなかったけどスラスラ読めたかな。 読んでてイメージしたのは4年ほど前にあった「大津市中2いじめ自殺事件」だけどこれはあえてかな? 当時も全く関係のない外野が根拠の無い情報を元に大きく騒いでいた印象はあるけど、本作もそんな感じ。 ただ、疑問に思ったとしても被害者と加害者の意見が一致してしまえば周りにはどうしようもないと思うのは自分だけかな? 個人的に思ったのがキャラが軽いなという点。 Kの姉が意味ありげに別れた話が出るのに特に深掘りもされず、 協力者の「さやぽん」もソーさんこと校長もよく分からなかったなあ。 校長がウザいという印象は物凄く持ちましたが。 1冊はいらないけど、 もう少しこの後どうなるのか読んでみたかったです。

    0
    投稿日: 2016.04.29
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    電撃文庫大賞受賞作と言うことで楽しみにして読み始めた。中学校におけるいじめや自殺という重たい内容を取り扱っていたため、こちらも多少重たい気持ちにもなりつつ読んだ。しかし、帯に書かれていた刺激的な宣伝惹句にたがわず、僕一人の革命の内容が明らかになるにつれ、この本のスタートからずっと語られていたことがこのラストに向けて作り込まれていたことに気づき、そのどんでん返しぶりは結構衝撃的で面白かった。 ただし、最後の結末に向けたシーンはありきたりで、天才少年の自殺の理由もしっくりこない。ここのラスト部分がこの小説の評価を落とした。それ以外は面白く読めた。

    0
    投稿日: 2016.04.12
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    イジメと人間力テストなるものへの批判。 文章力はそこそこあるが、ストーリー構成とかキャラ立てとか、大賞レベルの作品ではない。。。と思う。

    0
    投稿日: 2016.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    クラスの人気者が、地味なクラスメイトにいじめられて自殺してしまった。 人気者達4人が地味なクラスメイト一人に、誰にも気付かれずいじめられていた。 自殺した岸谷昌也の姉がいじめの真相究明に動き出す。 遺書に「菅原拓は悪魔です」と名指しされた少年は本当に悪魔なのか… いじめの残酷な真相と次々明らかになる周囲の全ての人物の裏の顔 イヤミス? 思春期ならではの残酷さと、人間関係の重さで歯止めが効かない中学生達が悲しい

    0
    投稿日: 2016.04.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

     『2016年 2月 10日 初版 発行』版、読了。  第22回電撃小説大賞の大賞受賞作です。  読み応え十分な内容でした。 現代テーマとして「自殺」「モンスターペアレント」「インターネット」そして未成年でもある中学生というコミュニティをからめた物語として、筆致もよく、文体も非常に読みやすくて没頭して読みふけりました。  昨今でよく見かける「異世界モノ」でも「ワケあり美少女との恋愛模様」なども一切なく、ひたすら『謎』に迫りながら、人間の「表」と「裏」を描いた内容に感じました。  本作が受賞作ということで、今後、作者がどのような物語を披露していくのか楽しみです。  ただ、本作の続編、あるいはシリーズ化は不必要かなと。この一冊だけで十分に完成された物語だと感じました。

    0
    投稿日: 2016.03.31
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    2時間ほどで読了。  CMで流れていたので何の気なしに手にとった。いじめで自殺した一人の少年を巡るお話。ラノベ特有の気になる表現は殆どなかったので気楽に読めた。読んでいるときにふと岐阜県可児市の事件を思い浮かべてしまって、色々考えながら読んでいた。作中では非常に気分の悪いシーンが幾つかあって胸の中で舌打ちしながら読んでいたけれど、物語の中盤で段々展開が分かってきたので、後半は答え合わせのような感じだった。  さて、自分が学生のときにもやはりいじめはあって、自分自身が被害者になったこともあるし、誰かがターゲットになっているときに傍観を決め込んでいたこともある。いじめは色々と難しい。人間関係、成績、後ろに控えている家族のことを考えると関わり合いたくなかったし、被害者になったときは誰に言えばいいのか、助けを求めたらいいのか分からなかったのが正直なところだ。この作品はそういったいじめの嫌なところを上手に(と書くのはなんだか腹が立つけど)書かれている。  いじめから抜け出すときのアドバイスのひとつに「逃げていいんだよ」という言葉があって、私もその言葉には強く共感しているけれど、この言葉があまり役に立たないとも思う。「だってそんなことできるわけないし、いろんな人、特に家族が許してくれないに決まってる」って思いこんでしまうから。当時の自分の境遇を思い出すと、そんな強さがあったらとっくにやってんだよ、と思ってた。だからこの作品はその点にかけてとても生々しい。がんじがらめになっていて逃げだせないのを読むのがキツい。  去年『ソロモンの偽証』を読んだけど、あの作品はいじめを解剖した話だった。生徒たちの行動に胸を打たれたし、読んでいて涙を流すこともあった。とてもいい作品だった。  この作品はいじめを理解する話だ。だから不快だし、共感してしまう自分に腹が立つ。ある程度フィクション化されてるとはいえ、正しい姿だ。    もやもやする部分が残るが、読んで損はしない作品だった。

    0
    投稿日: 2016.03.11
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    あんまり語るとネタバレになりそうなのだけど。 「クズでどうしようもない」彼に与えられた救いには、ほぼ全く脈絡がなく唐突な印象だった。それだけが残念。

    0
    投稿日: 2016.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    天才が自殺した。 悪魔は自嘲した。 天才の姉は、天才の母は、天才の彼女は、天才の親友は、天才のクラスメイトは何をした? 人間力システムに囚われた彼ら彼女らの中にある闇とは? 悪魔の起こす革命とは? そして、真実は何だ? …まさに悪魔の発想だ。 言われてみれば確かに実現は可能かもしれないが、今まで考えたこともなかった。 人間心理を逆手に取った、完璧である天才と失うものがない悪魔の二人だからこそできたと言えるだろう。 世界観がリアルに近いせいか、上記の凄さが読了直後にはわからなかったが、これが近未来的な舞台で映画「サマーウォーズ」のようにネットの世界も巻き込んだ展開となっていたらさぞ大きな物語になっていたのではと思う。 レビューを書いた後でふと、タイトルを思い出した。 それ、が何を指すのかはわかっていたつもりになっていけれど、悪魔の覚悟を想像するうちに胸が締め付けられた。

    0
    投稿日: 2016.02.28
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    娘から借りて読んだライトノベルズ。 久々の青春ストリー。 校内のイジメと家庭内不和を結び付けて、一人の生徒の自殺の背景を謎解く・・・ 現代の教育社会と家庭環境を如実に問題提起している。 とても、考えさせられる1冊でした。

    0
    投稿日: 2016.02.28
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    第22回電撃小説大賞受賞作。 近年のライトノベルではあまり聞かない青春ミステリ系の作品だった(といっても熱心な読者ではないので勝手なイメージだけど……)。 色々な意味でナイーヴさを強く感じる。登場人物であったり、著者の持っていそうなものであったり。 正直、かなり荒削りな部分が目立つ読後感ではあるのだが、登場人物の造形や一気に読ませる勢いのように、良いところも沢山あるので、次作にも期待したい。

    0
    投稿日: 2016.02.26
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    久しぶりに一気に読んでしまった作品でした。 個人的にはハラハラとハテナが続いて、とても楽しめたと思います。 以下、内容に触れます。ご注意。 ***** 煮えきらないと言うか、必ずしもハッピーエンドと言えない曖昧な終わり方なので、賛否が別れるところですが、個人的には好きな部類です。 視点が変わるとお話がまるで変わってしまうという手法にも、ドキドキというかもやもやさせられました(誉め言葉です) この流れが好きな人は、『その女アレックス』辺りも楽しめるのではないかと思いました。

    0
    投稿日: 2016.02.25
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    人間力テストという、コミュニケーションを評価するシステム。 それを採用した中学校で菅原拓が悪魔と呼ばれる事になった自殺事件。 自殺事件に発展したイジメの実態と原因を探る物語。 菅原拓の人物像を想像するのがとても面白い小説だった。イジメの隠されていた様々な歪みに立ち向かう菅原拓に最後の最後で応援したくなった。 読み返すときは、今度は菅原拓を最初から応援したい。

    1
    投稿日: 2016.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    献本で頂きました。 ラノベというか,いじめをテーマにした小説。電撃文庫って,こういう本も出すのか。 確かに,この結末は予測できなかった。 「人間力テスト」という格付け制度が原因に見えるが,文章の中で言われているとおり,あくまで元からある問題を増幅させるものでしかない。 特にSNSを使ったいじめなんか現在の問題。 しかし,誰も幸せにならない…。 重いのでなかなか他人には紹介しにくい本かな。

    0
    投稿日: 2016.02.22
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    設定と展開は面白く、だけどなんかしっくりこなかった。種明かしがうまくない、し、結末がスッキリしない。特に校長先生はネットで遊ぶ前にやれることもっとあったのではと思ってしまった…

    0
    投稿日: 2016.02.20
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    ブクログの献本で頂き、読み始めたら確かに続きが気になって、空いた時間に読んでいたらあっという間に読みきってしまった。 最初の出だしから、これは何かあるぞ?と思わせておいて、先に進むにつれ、要所要所で、え?っと思わせられる。 そしてラスト。う~ん、正直ここまで読んでラストは私的にはちょっと物足りなかった。 あと少し捻りが欲しかったかなと。 それまで上手に読者を翻弄していたので、ラストもうちょっと!と感じた。 それは昌也というキャラクターが掴みきれてなかったせいかも。 あんなに天才少年と言われていたのに、蓋を開けてみたら普通の中学生で。 天才少年と普通の中学生な部分が入り交じっていて、どちらが本当の昌也か分からずに、モヤモヤっとしたラストを迎えた気がした。 その反対に拓の方は筋が通ったキャラクターだった。 タイトルは、拓のそのままの願いだったんだろうなぁ。 でも昌也が生きていたとして、拓の言うようになったのかは疑問が残る。 そんな簡単なものなのかな。 何にせよ、これが電撃文庫大賞。 毛色が違うのは確かです。

    0
    投稿日: 2016.02.20
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    献本企画でブクログさんからいただきました! 久々のラノベ!と盛り上がったものの、読み進むうちに思ったのは、ラノベっぽくない…ということ。ただ、読んでほしい層は間違いなく中高生なんだろうけど。 「人間関係」が大きなテーマになっている、学校のクラスと、その家庭のドラマの話。人気者の少年の自殺が物語の始まりで、そこからその真相を突き止めていく…というストーリーです。 読み終わるまでは結末に想像を巡らし(要は私が結末を当てられなかっただけ)、読み終わってからは要所要所を読みに戻り、良い作品だと思います。一気読みして2時間で読んでしまった。。 萌え的要素はほぼナシですが、個人的には「謎めいたお姉さん」的な立ち位置のキャラクターは好きです。ちょっとご都合主義的な感はあるけど、読んでいる途中の危惧と比べたら、意外にも読後感は良いです。

    0
    投稿日: 2016.02.18
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    ミステリーのようだけど、やはり群像劇なのだろうか。あまりジャンル分けに意味は無いが、この不思議な読後感を含めて反芻したくなる作品。物語の構造はよく出来ていて、カタルシスほどではないが意外性もあり、読む程に先が気になる。正直、釈然としない部分はあるし、筆力に発展余地を感じるが、逆に、深掘りしすぎないことでこの内容を読ませている、すなわち個性になっている感もある。スクールカーストを「革命」しようとする主人公の動きと語りは、幼くはあるが自分にも心当たりがあり、中学生という時代の厳しさを思い出す。 余談だけど。やはり本作が電撃大賞を取ったことは驚き。とはいえ、過去もチャレンジングな作品が大賞を取ることは多い気がしていて、でも生き残るのは大賞作以外が多い気もしていて、難しいところだよなぁ。本作も、続編の出しようが無い気がするので、今後の著者の展開も気になる。

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    投稿日: 2016.02.17
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    今年の電撃小説大賞は一味ちがった。 昨今の「ラノベ」と呼ばれる小説群とは明らかに 一線を画す内容であるのだが、これの読者層のことを 考えると、やはりこれは「ラノベ」なのだろうと思う。 たまに、こういうのがやってくるから、やめられない。

    0
    投稿日: 2016.02.14
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    電撃大賞だから読むということはなく、あらすじで気になってラノベだとか電撃大賞とかの知識はないまま読んでみた。 その期待通り、真相が気になって途中でやめられないくらい惹きつけられた。 ただそれだけで。 起こした事件も真相も大きなものではあるけれど、根っこの部分の純粋な望み。なんでこうなったのだろうというせつなさ。 イジメや友情や承認欲求、そして家庭環境。色々詰め込まれて所々考えさせられるのだけれど、どちらかというとエンターテイメントだったな、と思う。(ラノベがそういうものなのかな? とても面白かった。

    0
    投稿日: 2016.02.14