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ディザインズ(1)
ディザインズ(1)
五十嵐大介/講談社
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総合評価

18件)
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8
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    五十嵐大介氏の作品『ディザインズ』の1巻を読了。久々に五十嵐大介氏の作品を読んだ。 この作品は・・・まだ1巻しか読んでないのですが。。。 世界観が繊細で好き。

    0
    投稿日: 2019.12.03
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    この漫画にあるような遺伝子操作が本当に可能で、本当にカエルと同じ皮膚を持った人間として生まれたら 一体どんなふうに世界を感じられるんだろうか 全てがデザインされて生まれた、完全なはずの生物 けれど結局 人間には完全な生命をデザインすることはできないことが徐々に分かってくる 海獣の子供とも繋がる イルカの能力を持った子供たちとか やはり描かれる 人間の愚かさとか。 前日譚にもなるような短編集のウムヴェルトを読む中で、"神から最も遠い存在になってしまった人間"というセリフをオクダが語ってる。アダムとイブの原罪によって、神の似姿として創造されたにもかかわらず完全さからとうの昔にこぼれてしまった不完全な人間は、創造されたそのとおりに完全なまま、全ての生命と共鳴して生きるその他の生物達に劣る。 いつもどおりアニミズム的、 けど命一つが軽すぎて読んでて気持ち悪くなるくらい 宇宙的な神話的展開はまだないけど 五十嵐さんの作品は結構根底的に 同じようなテーマ モチーフが溢れてる

    0
    投稿日: 2019.07.02
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    最近「しっぽの声」を読んだ身としては、多少厳しいところもあるのですが、 これまでの作者テイストとはちょっと違うのに、話の運びに引き込まれ、あ、やっぱこの人の話好きだなぁ、と思えました。次も楽しみです。ジャスミンとお屋敷がかわいい。

    0
    投稿日: 2018.05.27
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    とにかく絵がすき!物語は遺伝子操作を受けた少年少女たちの戦い。異形の美とゆうか人物造形がすごい。これからどう展開するのか楽しみ。

    0
    投稿日: 2017.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    五十嵐大介作品は初読。 人間の要素を遺伝子に混ぜて造られた動物たちの物語。 キャラクターも台詞回しも設定も筋書きも、作り込みが細かくて格好良い。 漫画としても、一枚絵の見せ方や、効果線の使い分け、液体や光の表現などが出色で、漫画であるからこそできることが詰め込まれている感じがする。

    0
    投稿日: 2017.04.01
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    命の観念とか倫理とか…に通じるようでいて、クーベルチュールお嬢様の、一人の女の子の、物語になりそうな予感。 静かな夜の森に、温かみを感じるようになる。

    1
    投稿日: 2017.02.07
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    五十嵐大介の新作はバイオサイエンスホラーだった。ファンタジー系の人だと思っていたので、ちょっと意外。 元の雑誌への掲載回数が少ないせいか、単行本になるのも年1回くらいしかないと思われ、第2巻もあと数か月は待たなければならないかと思うと、かなり待ち遠しい。

    1
    投稿日: 2016.12.30
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    かえると女の子が混ざるとすごい。なんかこう、機能美。 それに比べて豹の方はどうにもグロい。無理矢理押し込めた感じ。ヨーロッパの古い絵に出てくるモチーフに顔だけ美女の獣はいますが、それだってどうも生首貼り付けただけな感じがしてしまう。これは文化的な違いなんだろうか

    0
    投稿日: 2016.08.30
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    宇宙開発、戦闘用にデザインされた人と動物の融合個体『ヒューマナイズド・アニマル』。彼女たちのしなやかな肢体が躍動し、強化された聴覚、臭覚、触覚が世界を認識する。その自他の境界がわからなくなるような万物に溶け込んでゆく感覚…に陶然となります。異形の姿もグロテスクなはずなのに美しい。禍々しくも神々しくも感じます。自然との融合は五十嵐大介の一貫したテーマですね。今作はアクションシーンも多く、いつもよりエンタメしています。楽しくなりそうです。

    1
    投稿日: 2016.07.09
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    豹の身体に人間の女の顔がくっついている。少女の足がカエルのような異形のフォルムを描く。 出し抜けに登場する彼女らの異形ぶりに驚きつつ、そのしなやかさと自然に与えられた絢爛たる美質に心奪われてしまう。 変わらない五十嵐節。おもしろい。 生物兵器たる彼らがなぜ少年少女の姿をしているのか、その運命はこれから描かれるのだろうが、見たいような見たくないような。 各地の紛争地帯で能力を見せつけるヒト化した動物たちの意味って。 五十嵐大介氏は戦争という事象をどう捉え、それをどう伝えようとしているのか。 『魔女』の頃から気になっているが、まだ明確な答えは見つけられない。 五十嵐大介のムック本も出ているけど読んでいない。やはり作品と対峙して、自ら読み取りたい。そんな意欲を燃やしてくれる作家だと思う。

    1
    投稿日: 2016.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    レビュー忘れてた。 大好きすぎる五十嵐さんの新作。 生物+ミリタリー+思想の配分が一番取っつきやすそう。 はー。全部のページがご褒美のようですわ。はぁ。

    0
    投稿日: 2016.06.12
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    "「あ それでキッチンにはどんなご用だったんですか? え……クーベルチュール……? チョコレートほしいの?」"[p.161] 表紙に惹かれて。 豹の身体に美しい女性の顔っていうインパクトすごい。 まだいろいろ明らかになってない感。楽しみ。 過去に読み切り「ウムヴェルト」が出ていて、関係があるというかその世界観を踏襲しているといった感じらしいのでメモ。 http://afternoon.moae.jp/news/1128

    1
    投稿日: 2016.06.03
  • デザインされた生命はどこへいく

    『リトル・フォレスト』や『海獣の子供』で知られる五十嵐大介は、 どの作品でも目の前の命と壮大な自然、地球という存在をリンクさせ、 生けるものの尊厳を描いてきた。 それは身近な農業という話題だったり、母なる海とのつながりであったり。 今回、描かれるのはたしかに生命の尊厳に関わることではなるのだが、 ハードSF的な世界のなかで生命/遺伝子の操作がテーマになっている。 HA(ヒューマナイズド・アニマル)と呼ばれる半人間は、 欲望にまみれた人間によって利用するためだけに”設計(デザイン)され””生産された” と言える。 人間の進化が行き着く果てにはいないかもしれないつくられた存在。 歴史の文脈に今後も出る予定がなかった特異点的がつくられていく。 神が想定も、望みもしていなかったかもしれないガンダムで言うニュータイプ的な存在は、大いなる自然の法則のなかでどんな生存競争のなかで生きていくのか。 軍事的利用、商業的利用、文化的利用…、理由はさまざまでも彼らはどこかで利用される存在なのかもしれない。 彼/彼女たちは2巻以降どんな動きを見せるのか。 戦いの構図はどうなるのか、人間という存在の醜悪さと希望を同時に感得してみたい。

    0
    投稿日: 2016.03.29
  • あまりに無慈悲なハードコア・バイオSF

    人化動物(ヒューマナイズド・アニマル)という、動物の身体能力と人間の知性を融合させたキメラ生物たちの話。 登場人物に遺伝子操作の倫理や感傷は皆無で、ビジネスとして戦闘に特化した生物が描かれています。 たとえば足が極端に短いブタを作って、「大人になると自分で歩けなくなるから効率的に太っていいわね」なんて具合です。 表紙のように「人頭」の動物も出ますが、五十嵐大介先生の超がつくほど写実的な描写にはただならぬ説得力を感じます。 そもそもこのテーマですが、「ヒューマナイズドマウス」とか「キメラ臓器移植」等と検索するととんでもなくえげつない……が、同時に合理的な将来性もある話題に遭遇します。 つまり単なる思いつきの空想科学ではなく、ある部分では近未来に起こりうる現実の話題が含まれています。 よくぞこんなにもドス黒く人類の光と闇と利権が入り混じったテーマを選んだなと思います。 ただ、唐突に挿入されるコマの動物や昆虫の異様なリアルさを見ると、愛ゆえの選択なのかなとも感じます。 五十嵐氏の作品と言うと、すさまじいインパクトがあるもののぶっちゃけ観念的でとっつきにくいものも多いのですが、本作については「アクションもの」としても楽しめる内容です。 隔号連載中というのもあるのか、各話で必ず「見せ場」のようなアクションシーンがあります。 ただ淡々としたセリフにも数多くの示唆や暗示があり、とんでもなく高密度な内容なのでそういう作品が好きな方にもおすすめです。 個人的には、もはや魔法のような戦闘をこなしながら、自分が数秒でボコボコにした「弱い先生」を思い出すシーンが心に残りました。 ちなみに毎号買っているアフタヌーン本誌で連載をすべて読んでいたので、購入はちょっと迷いました。 しかし、「あれ、なんでここセリフ変えたんだろ」と思ったら……うおぅ、という感じで数十ページに及ぶ加筆がありました。 こんなに買ってよかったと思った単行本もなかなか無いですね。 なお第一話のみ「モアイ」公式サイトで試し読みがあるので、ここで違いを確認してみるのも面白いでしょう。 ただ一点、連載前に発表された前日譚のような読切「ウムヴェルト」が収録されていないのは残念。 これはオクダやまだ幼い頃のクーベルチュールの話で、「なぜカエルなのか」や人化動物の真の目的も語られています。 ひょっとしたら後々どこかで収録されるかもしれませんが、気になる方はアフタヌーン2014年6月号でどうぞ。 * (追記)上記読み切りは、その名も「ウムヴェルト」という3月発売の短編集に収録されるとのこと。(安心)

    3
    投稿日: 2016.03.05
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    まだまだわからないが、傑作の予感は間違いなし。 また死ねなくなった。 願わくば「ペトラ・ゲニタリクス」の衝撃の再来となってくれ。

    2
    投稿日: 2016.03.02
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    読んだ時興奮が止まらなかった短篇「ウムヴェルト」。 本作でオクダがまだ多くを語っていないのでそれが序章だったのかどうかわからないけど.... (でも彼女は人口喉頭を使っているし容姿はそのままのように思える) 待ちに待った五十嵐先生の新作が少なくともその「ウムヴェルト」の流れを汲んだ作品であったことは個人的にとても喜ばしいです。 そして本作がとても読みやすいし流れを把握しやすいのにはちょっと驚かされました。 (弐瓶先生が「シドニア」を連載しだした時の感覚にちょっと似ているかも...) 「魔女」や「海獣」のような難解さが薄れるのはファンとしてはちょっと悲しいけれど一気に本作で先生の知名度が上がるような気がします。 もう超高密度の2時間の短篇映画化とかしてくれたら嬉しすぎる。 ...アニメ「ピンポン」のような作品だったらもう言うことありません。 はい。もちろん続きに大期待です。

    1
    投稿日: 2016.02.26
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    想像を超える世界観!美しすぎるイラスト。イラストというか絵画!!事前に聞いていた蛙だけにとどまらず、出るわ出るわのアニマル。ビジュアルだけじゃなく、その動物の本能を介して何重にも世界が描かれる。ミリタリー要素や政治的駆け引きも加わりエンタメ感バリバリのハラハラする世界規模の動物モノ漫画(笑)謎だらけだけど説明し過ぎず、でも読んでくうちに、こうゆうのもあるのかもなと思わせる説得力がある。広げ切るどころか中身が溢れ出している風呂敷に手をかけた所、というような1巻。好きすぎる五十嵐大介。

    2
    投稿日: 2016.02.23
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    面白い。 ミシェル・ウェルベックのような世界観。 これから起こり得るかもしれない近未来のSF。

    0
    投稿日: 2016.02.23