
総合評価
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powered by ブクログバカミスのように見えるが、面白い。 やはり『占星術殺人事件』から読むべきだったか……。御手洗潔のキャラがつかめなかった。
0投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ著者の前作(デビュー作)占星術殺人事件の続編。 前作同様かなり長い作品ですが楽しめました。 特に前作とは異なり探偵御手洗潔が今起きている事件の舞台に顔を出し関係者や警察官たちと交わす掛け合いが面白く電車の中でニヤリとしてしまいました。 連続殺人事件ながら読了後は爽やかな気分にさえなる良い結末でした。 また後書きが綾辻行人さんなのが個人的にはまた良かった。
0投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長い。全然読み進まない。屋敷の面白さや壮大さは伝わるが、なんとも分かりにくい。マジで理解できない。 探偵らしき人が全然出てこないし、来ても殺人は起きるし、もう残り5分の1やぞと思ってたら唐突な「読者に挑戦する」。わかるかー!!! まだらの紐くらいしか思いつかん、と思ったが挑戦失敗。 綾辻行人の館シリーズへと続いた作品だと思えば、偉大な功績と言える(えらそう)(すみません)。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログこんな風変わりな建物を建てるには理由があるはず⁈ ただ理由もトリックもなんにも暴けませんでした(当たり前か〜)
0投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ徘徊するゴーレム、夜中の叫び声、密室殺人。 そして読者への挑戦状!! これぞミステリーとワクワクが募る。 挑戦を受けてたとうと、いろいろ考えたけど、 トリックは想像も付かないものでした。 御手洗潔の登場を、まだかまだかと長いこと 待ったら、終盤に登場。 もうちょっと早く頼むよー。 でも面白かったです。 またミステリー熱が再燃しそう!
7投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
70点。 大変だった!!!長い!!!その割に展開に惹かれない!! 肝心の御手洗潔が出てくるまでが長く、3分の2ほどが終わってしまっている。閉ざされた吹雪の館で、人間ドラマ的なものも魅力があまりない。平坦な話なのに美しいわけでもない。 窓に現れた人形の顔とかも、解き明かされても釈然としない。そうなるんか?読者への挑戦が挟まっているけど解けるわけでもないし、フェアさを示すにもちょっと無理がある気がする。 ただ、ナイフをつららにして階段滑り台はマジでおもろい。発想好き。アクロバティックすぎだろ。そのために苦痛を強いて読むものなのか。島田荘司は2冊目だがそのイメージがついた。
1投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ占星術殺人事件で御手洗シリーズが気になって読み始めたから、御手洗が出てこなさすぎて正直しんどかった〜! つまらないとかじゃないんだけど、御手洗見たさに手にした本だったから、まさか300ページ以上も、名前すら登場しないとは思わず、、、。 すごく勝手だけどまだかな…とガッカリ気味の気持ちで読み進めてしまった。 名前が出たのは313ページ、描写が出たのは316ページでやっと喋ったのが317ページ、、、長かった…。 占星術殺人事件がおもしろくて、御手洗もキャラ立ってるし次も読もうと思って何気なく読み始めただけで、別に御手洗の大ファンとかでもないはずなのに、ここまでが長すぎて登場した時めちゃくちゃ嬉しかった…!!! なんていうか複雑な分図解もちゃんとあって親切ではあるけど、やっぱり文字で読むと説明的な内容が多くて、御手洗が出て来るまでは若干退屈だったかな…。 とはいえようやく御手洗が出てきてからはもうサクサクっと読み進められた。が!!!しかし!!! トリック……それは…コナンでも中々ないだろうという感じのもので、発想自体はめちゃくちゃ面白いし、なるほどね〜ともなるんだけど、ちょっっっと無理あるか……???ではある。 御手洗石岡コンビがまた見れて、人形師は占星術殺人事件で出てきたあの人か!ってなったのは嬉しかったけど、 たぶん前作を先に読まずに先にこっちを読んでたら評価もっと低かったかも…というのが正直な感想でした。
1投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ御手洗潔シリーズ第1作目。御手洗潔シリーズにハマればいつかは読む作品。奇想の源流はここにあり。途中で眠くなりましたが、最後まで読んでぜひトリックに目を見張ってください。
4投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ北海道の宗谷岬に建つ斜め屋敷(流氷舘)で起こる密室連続殺人 なんて大胆なトリック! これは一度読んだら忘れないやつだ! こういうのめっちゃ好き! 斜めなだけじゃなく館の造りも複雑で見取り図を何度も見て読むスタイル(好き) 読んでる間のわくわく感たまらない めっちゃ楽しかった!
17投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
御手洗シリーズ二冊目。これが占星術の続編なのかな?北海道にぽつりと建つ不可思議な斜めの屋敷で起こる密室犯罪。頼りの警察がいる中でも殺人は続き、そしてようやく御手洗自身の登場である。てか御手洗の登場シーンが少なすぎるし、いきなり大口叩いてテンション下がってるしこんなんだったっけ?てなった。殺人の動機はそれでまあいいと思うけど、もうちょい手間のかからない殺し方あったんじゃないかなあって正直に思っちゃった。あれだとリスクが大きすぎてリターンほとんど無いでしょ…。個人的には合わなかった。残念。
1投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ占星術殺人事件に続き島田荘司2作品目。占星術よりこっちの方が好き。 奇怪な間取りの洋館で起こる連続殺人、密室、謎の人形、窓に映る人の顔と、ミステリーっぽい要素がふんだんに詰め込まれている。 話や全体的な雰囲気は面白いし、トリックの理屈もわかるんだけど、他人にお勧めするほどではないかな。 めっちゃ評価されてるのがよくわからないのは多分私のセンスが悪いんだろう。
0投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ御手洗潔シリーズ第2作。占星術に続いて時間をおいて読了。 解決編が凄すぎました。散りばめられた手がかり(斜め屋敷、お面、三つの密室、完璧なアリバイ)と見事に回収する伏線。殆ど余す事無く使い切って明瞭に謎解きしてくれました。 勿論、島田荘司なので、"わざわざそんな大掛かりな事しなくても普通に殺せば良くね?"と笑っちゃうバカミスのギリギリ手前なのですが、御手洗の論理の鮮やかさに脱帽でした。 島田先生は死体をブツ切りにしたり、〇〇を止めるストッパーにしたりとやりたい放題やってくれます。 個人的には、トリックの謎解きに加えて犯行に至った動機が思わずホロっと来るものでした。あの犯人にこうゆう事があったから仕方ないよなぁと思わせる物でした。 叙述トリックでも日常の謎でも無い王道の本格・物理トリックです。1982年の作品と言う事で本作が出た当時のミステリ潮流からもっと新鮮だったんだろうなと想像します。解決編まで400頁近く有りますが、そこを持ち堪えて挫折せず読んで欲しい一冊です。
0投稿日: 2025.05.23
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解決編までは面白かった。 無理ある。 途中で着地で割れそう。天狗衝撃に耐えられるように固定されてない。真下方向に先が回転して落ちると思えない。 無理に感じる。そもそもそんなに衝撃でもなくないか? キャラはよかった。
0投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まぁまぁ面白かった。 島田荘司の御手洗潔シリーズの2作目。 流氷館で不可解な殺人が起こるという話。 設定が面白い。斜めに傾けられた屋敷っていうのがまず目を引く。 屋敷に招かれた客達の人間関係も面白かった。露骨に媚びたり、女同士の醜い争い、裏では陰口、そういう人間の汚いところというか、リアルな感じが描かれていて面白かった。 個人的にはトリックがイマイチだなって思った。氷柱を滑り台みたいに滑らせて殺すっていうのは現実離れし過ぎて楽しめなかった。あとは推理を披露する場面で幸三郎が自白をするシーンがあるけど個人的には御手洗に完璧に解決して欲しかったなって思った。 ただ昔の友人との約束を果たすために、人殺しのためだけに建てられた斜めの屋敷、しかも途方もない実験をしないと成立しない氷柱を使ったトリックを使うっていうのが動機の面で面白かったと思った。 まぁ面白かったなって感じ。
0投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さすがとしか言いようがない。北海道の寒さが実現させた凶器、最後に明かされる交換殺人。そのための館、折れた菊。そうだったのか!とハマる瞬間が最高です。占星術のときの人形師も出てくるし、滅茶苦茶面白かった。探偵はいつ出てくるんだ?全然出てこないぞ?とは思いました。
1投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ1982年刊行作品だが、トリックの奇抜さや主人公のキャラ設定とか、今読んでもなお面白過ぎた。また、この改訂完全版におけるラストの解説も込みで、本当に完全版だな、と思った。
0投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ☆4.0 これまた大技が出ました。 他の感想で「上手くいくとは思えない」的なものがあるけど、これは浪漫なのでいいんです。 そういうものなのです。 御手洗さんが出てくるまでだいぶありますが、出たら読み止める場所ないのでそこから一気読み推奨。
0投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ御手洗潔が登場するまでが長く、退屈な場面もあった。 しかし、御手洗潔が登場するとするすると夢中になって読んでしまった。 島田荘司先生の筆力に脱帽です。
8投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログ完敗しました トリックも動機も犯人も分からなかった 動機に関しては少しだけ不満だったけど この一冊が僕の大好きな館シリーズを生んだと 思うと感動しかない
0投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
建造物が難しすぎた…!!! もっと多面から立体的にみたいなぁと 個人的には感じたのであった。 ともあれ、トリックがまっっったく 1ミリも分からなかったので 「これって本当に人形がやったパターンかな…!!?」 と考えもしたのはご愛嬌(笑) 前作を読んでいないので (前作にも出てたっぽい)探偵役と助手がいたが、 これまた風変わりで幸三郎さんとの会話も 結構長かったので不思議だった… 果たして一体彼はどんな人なのだ、、、!? 前作も読んでみたいなぁと改めて感じた!
0投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログとある読書会でミステリ好きの人達が勧めてたので読んだ でも、とんだ期待外れだったかな トリックが成立する可能性の低さ 偶然性に頼った計画 そもそも斜め屋敷というギミックありきなわりに、作中でそれが登場する必然性、蓋然性がない もっと墓に確実性の高い方法あるでしょ そのトリックを成立させるだけなら建物全体がそうでなくとも、一部分がそうなっていても成り立つ そのトリックを築かせないカモフラージュとしても不十分に感じる そこまでして建築された建物なのに、トリックの成立する確率の低さに納得いかないのが一番引っかかるところ 御手洗潔シリーズを初読なので、御手洗潔というキャラクターがいまいち掴めない バカミス的な言動や行動もあるんだけど、バカミス方向に振り切れているわけではないあたりも中途半端なものを感じる やはり私はただ単にトリックや犯人当てというだけでなく、プラスアルファの要素があったり、またはストーリー重視のキャラクターミステリが好きなのだと再認識 うーんでもまぁシリーズ最初から読むと違うのだろうか?
5投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログ占星術殺人事件で度肝を抜かれ、異邦の騎士で心震わされこの斜め屋敷で三作目の島田荘司。 ここまで、楽しませてくれるかという感想。 前述の二作とは、全く違うトリック。見破れるわけがない。 見事なまでのフーダニットでした! 脱帽!
0投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログ前作の『占星術殺人事件』に衝撃を受けたから 期待して読んでみたら前作に引けを取らないトリックに震えた!犯人は何となくわかると思うけど、冒頭の謎解きから張られた伏線の数々に「島田さん天才!」と思わざるを得なかった
0投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ占星術レベルの期待をして読んだ。 古き良きトンデモ物理トリックで、名探偵コナンを見ているようだった。
0投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ密室殺人と言えば!で必ず挙がると聞いて、初読み 会話多めで、館内の配置や解説が難しい(斜めの時点で難解)けど、登場人物の狼狽っぷりはユーモアもあり、クスッと笑ってしまう。 探偵登場!からの怒涛の展開と事件の真相、そしてメタ要素もあり、すごいとしか表現できない。 斜め屋敷、1度訪れたら最後、忘れられないトリック 存分にミステリーを楽しめる作品
0投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログ北の果てにそびえ立つ斜め屋敷での密室殺人事件。ハラハラドキドキで読み終えました。解説パートにはもう釘づけでした。なるほど!と楽しませてもらいました。
42投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
トリック本当にどうやって考えてるのだろう。この屋敷でなきゃできないトリック 最初の絵も最後正体わかった時驚いた
0投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログ『占星術殺人事件』に続き、2作目。 前作ですっかりファンになってしまった御手洗潔の登場がだいぶ後だったので、前半はだらだらと読みつつ相変わらず見当がつかないトリック、犯人、動機に頭を悩ませていた。 「読者への挑戦」という言葉には本当にわくわくさせられる。(今回もあえなく完敗)誰が犯人でも動機が全く分からなかったので、解決編ではそんなことが…と驚いた。御手洗潔の奇人ぶりと名探偵ぶりに益々虜になる1冊だった。衝撃度は前作を上回らなかったけれど、図を見返しながら謎解きを楽しむことができた。
0投稿日: 2024.08.26
powered by ブクログ評判通り、めちゃくちゃ面白かったです! 犯人もトリックも全然読めなくて非常に驚かされました。 ただ序盤からじっくり時間をかけて考察していたら真相に気付いてしまっていた気がするのでこれから読む方は頭空っぽにしてどんどん読み進めることをオススメします!
15投稿日: 2024.08.07
powered by ブクログ御手洗いつ出てくんねんって感じがすごい。 トリッキーな建物はイメージがしづらく、トリックを言われてもそんなん分かるかいって思ってしまった。 言われれば想像はつくが果たしてそんな上手くいくのか?と思わざるを得ない。
0投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん、トリックも動機も「はぁ?」って感じであんまり好きではなかった。 何でこれ評価されてるのかが分からない…
0投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ実は島田荘司さんは初読み。 摩訶不思議な建物に仕掛けられた、とんでもない仕掛けにしっかりとやられました。 読者への挑戦状なんて、自分には全く無理で、後半の驚きの連続さすがです
0投稿日: 2024.06.26
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御手洗シリーズ第2冊目 御手洗がなかなか出てこない。 登場が待ち遠しかった。 登場したと想ったら、結構すぐ謎解きになり鮮やかに解決。
1投稿日: 2024.06.25
powered by ブクログ奇想天外なトリック。小説だなーと思わないでもないけど、作者の発想に頭をぶち抜かれた! あと、何気ない会話に登場人物の個性が滲み出る文体。すきすきすー。
6投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログ犯人は何となくわかったけど、このトリックは解けないなあ。個人的には占星術のほうがより衝撃的だった気がするけど、これはこれで壮大というか大掛かりな仕掛けで面白かった!
0投稿日: 2024.06.10
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前作占星術程の驚きはなかったけど、動機とか、最後の花壇の形とか、知ってから鳥肌‼️っていう箇所はいくつかあった。御手洗潔シリーズ、制覇したい。
0投稿日: 2024.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
占星術~があわなかったので、斜め屋敷も読み飛ばしになるかな……と思っていたのですが、こちらはしっかり読めました! つまり作者とか文体じゃなかったんだなあ。多分会話文でひたすら進む系だったのが占星術とはあわなかったのかな。 犯人はなんとなく察しがつきました。 変な動きをしているところがあったので……。 それを踏まえても面白さには変わりないですが。 しかしこのために建てた屋敷なんですよね。 お金持ちってすごい……。
0投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
斜めであることに絶対意味があるんだろうなとは思ってたけど、想像以上にスケールのでかいトリックで驚いた。図9見た時は声出た。 でもそこ以外はあんまりのめり込めなかったと言うか、肝の部分以外がふわっとしてたのが残念。糸の件とかちゃんと意味を持たせて欲しかったかな。まあ、こっちの方がリアルなのかもしれないけど。 再読はなしかな。
4投稿日: 2024.06.04
powered by ブクログ最北端に建つ斜め屋敷での殺人。 ミステリー好きにはとても興味を惹く舞台。 登場人物は癖が強過ぎ問題(笑) そして探偵役がなかなか出て来ない。 2/3読み進めたところでやっと出てきた(笑) 筆者から読者への挑戦を受けたが 過去一想像もできないトリックなので、 是非読んで解いてみてほしい。 今回初めて島田荘司さんの作品を読んだが、 自分の読解力がなさ過ぎるせいで 少し読みづらさを感じた。 例えばこれは誰視点なのか、 このセリフは誰が発したものなのか 混乱することがしばし・・・。 まあ、事件には関係なさそうな会話は 一旦深く考えずにすることで解決(笑) 御手洗潔シリーズ1作目の「占星術殺人事件」も 面白いと聞くのでそちらも読んでみたい。
14投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログ斜めに建てられた塔は、必ず何か意味があるとは思ってたけど、まさかこういう事とは…驚きでした。 そしてどこか横溝正史の『獄門島』みがあり、意外な真相も新鮮でした。
0投稿日: 2024.04.21
powered by ブクログ文字通り奇妙な屋敷を舞台での殺人事件を描いた長編。御手洗潔シリーズの3作目にあたるらしい。古き良きというか閉鎖された建物、限られた容疑者、ポンコツな警察という設定。トリックが肝な作品なので詳述は避けるが大胆とだけ記す。 何かで読んだけどコレを読んで綾辻先生が館シリーズを書いたとしたら記念碑的作品といえよう。
5投稿日: 2024.04.05
powered by ブクログ御手洗潔シリーズ2作目。 あまりにも奇想天外過ぎる大バカトリックにめちゃくちゃ笑わしてもらった! こういうの大好き!
17投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
たまたま本屋で借りました。 名作と言われているみたいですがちょっと自分には合いませんでした。 読み進めてたら何か古臭いなと思って調べてみたら40年も前の作品なんですね。 つららを滑り台みたいに滑らせて殺すとか無理やろ
1投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログ1982年の作品の改訂完全版です。 もの凄いトリックの応酬でした。 謎と伏線が多いので、ノートにメモをするか、付箋を貼ることをおすすめします。 最後には全ての謎がスッキリ解けます。 解説にも書かれていますが、綾辻行人さんの「館シリーズ」に登場する探偵役の島田潔の名前の由来は、島田荘司と御手洗潔です。 これぞ、本格ミステリな作品でした。
1投稿日: 2024.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズものだったのか…しまった!笑! 推理小説のおすすめとしてあがってきたので内容未読にて。 うーん、どうやらこの御手洗くんがポイントなのね。 いやいや、御手洗くん登場まで長すぎないか?! 屋敷の構造がなかなか覚えられなくてイマイチ解決編読んでも うーん…っと。 1人の人間を殺すために建てた館ってのはなかなかの猟奇執念でよかったけど、そ、そんなうまく刺さるのか氷柱凶器!!! 構想は面白いけど。 日下くんはなんとなく、あ、こいつ死んでねぇなと思いましたが。 全体的にはなんてゆうか御手洗くん登場までが長くてそこからのテンポがいいから(まぁ解決中心だから仕方ないか)余計になっっっげぇな!という印象。 順番逆になるけどシリーズ一作目読んでみなくちや。
2投稿日: 2024.01.01
powered by ブクログこんなトリックもあるんだ! とても斬新で、忘れられない作品になりました。 このトリック、一度はやってみたい…
8投稿日: 2023.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
トリックが面白かった。傾斜を使ったトリック、というネタバレを事前に別作品で知ってしまっていたのだが、しかしそんなことを知っていてもなお全くトリックはわからず、真相が明かされてようやく「ああなるほど」と理解できた。多少ネタバレされようとも関係ないんだな、と思う。 御手洗潔が登場するまでが鬼のように長く、警察官たちが右往左往している様を読むのはやや苦痛だった。状況を整理するために必要だったというのはわかるのだが。 それと英子とクミのやりとりが本当にだるかった。時代ゆえという部分もあるのかもしれないが、典型的な女のいがみあいは読むに堪えなかった。あまりにもテンプレすぎて、1980年代の男性がイメージする女性間関係ってこんなだったのか……?と残念に思った。あの人間関係、この作品に必要だったか……? それでも「読者への挑戦状」は心が躍るし、解決へ至るまでの論理展開はとてもよかった。占星術殺人事件の方が全体としては好きだった。
2投稿日: 2023.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
名探偵出るのが遅すぎてまだかまだかと待ち構えていてやっと御手洗登場!とおもったらあっという間に謎解きが終わった。 密室が毎回より強固になっていて全然わからなかった。館自体が動くとか大掛かりな仕掛けと思ったら本当にただ斜めな館だった。それ故にフェアだったと思う。
3投稿日: 2023.08.31
powered by ブクログ北の果ての高台に建つ「斜め屋敷」と呼ばれる西洋館で起こる連続殺人事件。斜塔 からくり玩具 天狗の部屋 吼えるような男の悲鳴 動き出すゴーレム 踊る死体 刺さったナイフ 絡まる糸 間取り 解決出来ぬ刑事を翻弄するかのように登場する、名探偵 御手洗潔。敵を欺くにはまず味方から・・・全てはそれだけの為に建てられた、傾いた屋敷。その手法に見取り図から読み取れるか否か?
2投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログ御手洗潔シリーズ2作目。 北の地の不思議な館で繰り広げられる連続殺人。 主人公が後半にならないと出てこないことに少し驚いた。 それ以上に驚いたのが今作のメイントリック。そんな馬鹿な…と言いたくならんでもないが、全く思いつかないよう奇抜なものだった。 そのトリックを成り立たせるために部屋の配置などがかなり複雑になっているので、見取り図の存在はかなりありがたかった。
1投稿日: 2023.08.23
powered by ブクログ島田さんの作品は文体的に読み進めるのが苦手な部類に入ります笑 ですが読み終わるとしっかり面白かったな、新本格ミステリーを読めたなと満足できるので遅読になりつつのんびりと読んでます。 見取り図好きとしては3D見取り図が挿入されていたのでワクワクしながら読み進めました。
2投稿日: 2023.07.28
powered by ブクログいわゆる館系?の古典ミステリ。 そして「占星術殺人事件」に次ぐ御手洗潔シリーズ2作目。 前作に比べるとリアルタイム事件なこともあって、個人的には読み易くなっている印象。 ストーリーとしては、敢えて傾けて造られた塔と屋敷に招待され集まった人々。そこで殺人事件が起きて…という流れ。 若干建物内のイメージ・空間把握が難しい部分はあるかも、、
1投稿日: 2023.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
⚪︎全394p ⚪︎密室殺人 ⚪︎クローズドサークルに近い ⚪︎御手洗潔シリーズ第2作 ⚫︎個人的な面白さとしては、異邦の騎士>占星術>斜め屋敷の順 ⚫︎2時間サスペンスを見たような読了感 ⚫︎いつも犯人を外す自分が珍しく犯人が当てられたほどストレートな犯人 ⚫︎屋敷が回転するんじゃ?と途中で某登場人物のような発想をしてしまい、ともに一蹴されたような気分になる ⚫︎犯人は誰だ!!?と先を読み進めるのが楽しみになるというよりかは、この人が犯人じゃないといいなぁ…と思うような穏やかな没入感
1投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログ特殊設定ミステリーばかり読んでたから、なんだか一般的に有名な本が読みたくなって、選んだ。 館シリーズにインスパイアを与えた作品?で良いのかな? トリック自体は突拍子もないけど、全ての伏線が鮮やかに回収され、犯人を指す様は素晴らしかったです。 伏線さえ読み解ければ、トリックを自分で推理できるのも良いね。
1投稿日: 2023.07.04
powered by ブクログ御手洗いつ出てくんねん!とツッコミながらなんとか読了。 なんとなくトリックにコナンを感じた。 一作目から継続して、重厚なミステリ感があり良かった!
1投稿日: 2023.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
★2.5くらい。 占星術程の衝撃はないもののまぁこれはこれで。 後半御手洗が出てくるまではよくある陸の孤島ものだな〜って感じだったけど御手洗登場して一気に解決編に差し掛かってからは面白かった。 人を殺すために作った館でつららを滑らせるっていうトリックは大胆でユニークな発想だけど確実性がまるでないからそこはいまいちかな… いくら館が傾いてて何度も実験したとはいえただ滑らせただけのつららナイフが人の身体に深々と突き刺さるとは到底思えない…せいぜい軽く怪我するくらいだと思うなぁ…^^; 相倉が菊岡のことパパって呼んだのは何だったん…?パパ活とは違うし愛人がパパなんて呼ぶかな…?しかも菊岡の死体が出た咄嗟の場面でもその呼び方が出るってことは普段からそう呼んでないと出なくない…? でもまぁ誰も気にしてなかったから単に相倉が2人の時はそう呼んでて、菊岡的には周囲にバレてるとはいえ露骨すぎるからそう呼ぶなって言ってただけのことかな。何かどうでもいいけど気になった。
1投稿日: 2023.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
北海道稚内の流氷館での殺人事件 この作家さんは2冊目(御手洗シリーズ2作目) .最初の人形のバラバラ事件で 体をすぐ回収したところ .2番の殺人で部屋に入る時 花瓶を落として割ったところから 犯人は「浜本」と予想 犯人の犯行動機は 悲しくて理解できるところもあった 友との約束等.. 建物が菊の花に見える作りは 綺麗だなと思った この小説の舞台の時代 戦争に行って戻ってきた人達が 社会を立て直し続けてきた頃から見て (..黙々と立て直してくれたからこそ) ..今は何て恵まれているのだろうと 心底思う 小説の中にもそういうエッセンスが出てきて.. 自分より先まで生きる世代の人達にも.. ミステリー楽しめる世界だといいなぁと思った 名作と言われるだけあって 面白かった
2投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なぜ斜め屋敷という設定なのか、どのようなトリックであったのかが最後にはしっかりと明かされている点が良かったです。 筆者の文章には謎の説得力があるのでしょうか、正直無理があるトリックでもなぜか納得をしてしまいました。笑 個人的には図書館での喧嘩のシーンで御手洗が発する空気が読めていない発言と、トリックの種明かしをしている時の登場人物達の反応が大好きです。
1投稿日: 2023.04.09
powered by ブクログ『占星術殺人事件』に続く御手洗潔シリーズの第2作目。 著者曰く、この作品を読んだ綾辻行人氏が「こんな作品を書いていいんだ」と勇気づけられ、それで『十角館の殺人』を書いてデビューしたそうな。 (島田荘司. "本格ミステリの原点に立ち返った新連載『ローズマリーのあまき香り』島田荘司さんロング・インタビュー". ダ・ヴィンチWEB . 2022/1/7) "不可能"を"可能"にする、ある意味力業とも言えるこの大トリック。 度肝を抜かれると言っても過言では無いだろう。 是非ご一読あれ。
3投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
屋敷が傾いていた理由にここまで納得させられるとは思わないなあ、、 御手洗が登場してからの疾走感がすごい。 読み終えてからの興奮が止まない。ぞわぞわする。 綾辻行人の解説も楽しいし、いいところばかりだ。
0投稿日: 2023.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
島田荘司再読中。 犯罪のための館、の元祖本。 一気読みできる、謎から謎の展開で、特に最初の花壇の謎が好きだ! 綾辻行人さんの解説、熱い。
0投稿日: 2023.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
菊岡殺しのトリックの図を見たとき、初めは笑ってしまったが、屋敷を傾けると綺麗に滑るぞと分かって違う意味の笑顔になった。 全くもって奇々怪々の建物に頭が痛くなっていたが、最後に一つの道筋をつけてもらえて、ツルッとした快感(収納がうまくジャストフィットしたときの快感と似ている)を味わえた気がする。 とんでもトリックにも、とんでもトリックの良さがあるってことが改めて分かった。
0投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログ御手洗潔シリーズ しっかりと推理する材料はあるのに全然調理ができない そんな感じ、難しいですな 言われればなるほどねと理解できるが、自力で推理は厳しいですな 斜め屋敷本体にトリックを解く鍵があることは一目瞭然だが... 動機はありそうもない、密室トリックで一見は不可能犯罪に見えるなか次々と事件が起きる 当の御手洗ときたら登場早々、奇々怪々な発言で頭がぶっ飛んでるときた それまでも伏線だとはね... エピローグ付近、特に犯人の過去編はしんみり来て良かった
0投稿日: 2023.01.05
powered by ブクログ「島田荘司」の長篇ミステリ小説『斜め屋敷の犯罪』を読みました。 『東西ミステリーベスト100』の日本編で第21位となっている作品、、、 「島田荘司」作品は初めて読みます… 久しぶりの本格ミステリ作品ですね。 -----story------------- 空前絶後の密室トリック! 「御手洗潔」、第二の事件!! これを読まずして「本格ミステリ」を語るなかれ! 北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館――通称「斜め屋敷」。 雪降る聖夜にこの奇妙な館でパーティが開かれたが、翌日、密室状態の部屋で招待客の死体が発見された。 人々が恐慌を来す中、さらに続く惨劇。 「御手洗潔」は謎をどう解くのか!? 日本ミステリー界を変えた傑作が、大幅加筆の改訂完全版となって登場! 解説=「綾辻行人」 ----------------------- 1982年(昭和57年)に発表された作品で、「島田荘司」の代表作b>『占星術殺人事件』(残念ながら未読)に続く「御手洗潔」シリーズの第2作、、、 傾けて建てられた西洋館で起こる連続密室殺人をテーマとした作品で、のちの「綾辻行人」による「異形建築もの」(館シリーズ)の先駆的傑作と呼ばれているようですね… 2008年(平成20年)2月に講談社ノベルスより刊行された『斜め屋敷の犯罪 改訂完全版』を、さらに加筆・修正した講談社文庫の『改訂完全版 斜め屋敷の犯罪』で読みました。 ■プロローグ ■第一幕 ・第一場 流氷館の玄関 ・第二場 流氷館のサロン ・第三場 塔 ・第四場 一号室 ・第五場 サロン ・第六場 図書室 ■第二幕 ・第一場 サロン ・第二場 十四号室、菊岡栄吉の部屋 ・第三場 九号室、金井夫婦の部屋 ・第四場 再びサロン ・第五場 塔の幸三郎の部屋 ・第六場 サロン ・第七場 図書室 ・第八場 サロン ・第九場 天狗の部屋 ・第十場 サロン ■第三幕 ・第一場 サロン ・第二場 天狗の部屋 ・第三場 十五号室、刑事たちの部屋 ・第四場 サロン ・第五場 図書室 ・第六場 サロン ■幕あい ■終幕 ・第一場 サロン西の階段の一階の踊り場、 すなわち十二号室のドア付近 ・第二場 十四号室 ・第三場 天狗の部屋 ・第四場 サロン ・第五場 丘 ■エピローグ ■解説 綾辻行人 宗谷岬のはずれのオホーツク海を見下ろす高台に建てられた「流氷館」は、3階建ての西洋館と円筒形の塔がわざと傾けられており、それゆえ土地の人からは「斜め屋敷」と呼ばれていた… この館で開かれたクリスマス・パーティーに、館のオーナーで、ハマー・ディーゼル会長の「浜本幸三郎」と末娘の「英子」、取引先のキクオカ・ベアリング社長の「菊岡栄吉」とその秘書兼愛人の「相倉クミ」、同社重役の「金井道男」と妻の「初江」、「菊岡」のおかかえ運転手の「上田一哉」、「英子」の甥の「浜本嘉彦」、医大生の「日下瞬」とその友人の「戸飼正樹」、執事の「早川康平」とその妻で家政婦の「千賀子」、コックの「梶原春男」が集まった、、、 その夜中の1時過ぎ、3階の1号室で「相倉クミ」が叫び声を上げる… 窓の外で、青黒い皮膚をした少し髭のある頬に火傷のような傷跡のある顔が彼女の部屋を覗き込んでいたというのだ。 しかし、「幸三郎」や「英子」たちが夢でも見たのだろうと片づけてしまった… その翌朝、「菊岡」の運転手の「上田」が朝食に起きてこなかった、、、 「上田」の泊まっている1階の11号室だけドアが館の外に面しており、「日下」が外を回って起こしに行くが返事がなく、部屋には中から鍵がかかっていた… 全員が館の外に出て11号室に向かう途中、骨董品室にあるはずの「ゴーレム」という等身大の人形が、手足と首をバラバラにされて雪の上に横たわっていた。 その後、11号室のドアを体当たりで破ると、中では運転手の「上田」が、心臓の上から登山ナイフを深々と突き立てられて殺されていた… すぐに警察が呼ばれ、関係者の事情聴取が行われるが、関係者全員に死亡推定時刻の0時から0時半までの間のアリバイはなく、ただの運転手に過ぎない「上田」を殺す動機を持ちそうな者に誰も思い至らなかった、、、 また、密室の謎も解けないままであった… さらに刑事たちが館に泊まり込んだその翌朝、地下の14号室の「菊岡社長」が背中に登山ナイフを深々と突き立てられて殺されているのが見つかった。 この部屋には中から3つの鍵がかけられており、地下のため窓もなく、「上田」の部屋よりもさらに厳重な密室だった… 解決の糸口がまったくつかめない警察は、東京に応援を要請すると、占い師の「御手洗潔」とその助手の「石岡和己」がやってくる、、、 到着した早々、「御手洗」は「ゴーレム」が犯人だと指摘し、人形に服を着せ帽子も被せて、あきれ返る一同を前にしてこれ以上誰も死ぬことはないと宣言する… にもかかわらず、密室の13号室で登山ナイフを心臓の上から突き立てられた医大生の「日下」が、瀕死の状態で発見される。 壁には「私は、浜本幸三郎に復讐する。近いうちあなたは自分の最も大事なもの、すなわち生命を失う。」と記された紙がピンで留められていた… これらの事実が提示された後、「読者への挑戦状」が挿入され、読者も密室殺人のトリックや犯人捜しを試みる趣向となっているのですが、、、 論理的に謎を解き明かすことはできなかったですね… 伏線が張られておりフェアな仕掛けなのかもしれませんが、真相を知って唖然としていしまうこと間違いなしの想像を絶するアクロバティックで大掛かりな仕掛けは、誰も判んないと思います。 斜め屋敷の犯罪 雪上の足跡を消すトリックくらいは納得感がありますが、その他のトリック… 特に2件目の密室殺人のトリックは、この方法を用いる必然性もないし(もっと安価で簡単な方法があるんじゃないの… と思わずにはいられない)、現実味がないでねぇ、、、 書評でも賛否両論があるようですね… でも、ありそうにないけど、説明を聞くと本当にあってもおかしくないこともないなぁ、という感じが「島田荘司」らしさなのかもしれないな っと、自分を納得させたのでした。 好き/嫌いがはっきり分かれる作品でしょうね… 私は意外と好きかも。 以下、主な登場人物です。 《流氷館の住人》 「浜本幸三郎」 ハマー・ディーゼル会長、流氷館の主人。68歳。 「浜本英子」 幸三郎の末娘。23歳。 「早川康平」 住み込み運転手兼執事。50歳。 「千賀子」 その妻、家政婦。44歳。 「梶原春男」 住み込みのコック。27歳。 《招待客》 「菊岡栄吉」 キクオカ・ベアリング社長。65歳。 「相倉クミ」 菊岡の秘書兼愛人。22歳。 「上田一哉」 菊岡のおかかえ運転手。30歳。 「金井道男」 キクオカ・ベアリング重役。47歳。 「初江」 その妻。38歳。 「日下瞬」 慈恵医大生。26歳。 「戸飼正樹」 東大生。24歳。 「浜本嘉彦」 慶応大学1年生、幸三郎の兄の孫。19歳。 《警察官など》 「牛越佐武郎」 札幌署部長刑事。 「尾崎」 同、刑事。 「大熊」 稚内署警部補。 「阿南」 同、巡査。 「御手洗潔」 占星術師。 「石岡和己」 その友人。
0投稿日: 2022.12.12
powered by ブクログ北海道の最北端 宗谷邸に傾いて建つ館,斜め屋敷。雪降る聖夜に、風変わりな密室殺人事件が次々と起こる。被害者は殺害されてから三十分後に悲鳴を上げ、踊っている。同時刻、空中を飛んで、女の子の部屋を覗く男が目撃されていた。次々と起こる密室殺人事件に、警察もお手上げ状態。探偵 御手洗潔は恐るべき密室殺人の謎を解き明かせるのか。 御手洗潔シリーズ第二弾。異形建築物の先駆者的な存在であり、綾辻行人さんの「館」シリーズにも大きな影響を与えた作品。 前作の「占星術殺人事件」も衝撃でしたが、こちらもなかなか。雪の上の足跡、密室殺人、死体は踊り、聞こえないはずの悲鳴が聞こえたと思えば、窓から覗く男が目撃され、挙げ句の果てに空まで飛ぶ。 犯行のトリックも衝撃的。(個人的には前作"占星術殺人事件"より本作のが好きかも) トリックに少しくらい無理があってもいいんです。いかにドキドキワクワクさせてくれるか、が大事なんです。今までいろんな殺人に遭遇してきました(?)が、本作の密室殺人のトリックは結構お気に入りかもしれません。 本作ではなかなか登場しない探偵の御手洗潔。登場してからのインパクト。世界観が一変する。本作でも相変わらず気分を浮き沈みが激しい。その狂人っぷりが愛おしい。御手洗潔シリーズおすすめです。みなさん興味があれば、ぜひ手に取ってみてくださいね。
9投稿日: 2022.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
半分以上すぎても御手洗くん出てこないやんけー!と思ってたら、最後にさっそうと現れて変人ぶりを露呈し、事件を解決していった・・・。
0投稿日: 2022.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
メイントリックが図と共に明らかになった時、ベッドの上で2分ほど呻き回った。トリックが分かったと同時に館が傾いている理由も明らかに!素晴らしい芋づる。 御手洗の無茶苦茶な振る舞いでみなが辟易しているのがめちゃくちゃ面白かった。 が、決める所はビシッと決める御手洗、魅力的な探偵である。 そしてなんといっても「読者への挑戦」!あの一文を読むと、ああこの作品をここまで読んできてよかったなと、幸福な気持ちで心が満たされてゆく。 どう頭を捻り倒しても意味の分からない不可解な状況の数々で大いに翻弄された後、「あなたは真実を突き止めるだけの材料は十分に手に入れている」と「読者への挑戦」を突きつけられると、「イヤイヤイヤムリムリ」と脳震盪を起こすほど首を横に振り、ほぼ悪あがきに近いが、数日中ずーーーっと脳を回転させ挑戦を受けるのである。そうやって筆者に弄ばれている、推理小説でしか得られないこの読書体験が、最高に堪らない。 改訂完全版講談社文庫の表紙がとても素敵だった。 また、改訂前の講談社文庫の表紙も非常に不穏で好きだった。あの画角は、終盤の丘から流氷館を見下げた絵なんだろうな。
1投稿日: 2022.09.29
powered by ブクログ御手洗潔がなかなか登場しない。しかし、登場してからのインパクトたるや。トリックも大胆でロマンを感じる。
1投稿日: 2022.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さすが島田荘司!! 面白いー!!御手洗登場してからは一気読み!!! 犯人自体は怪しさ満載だったので、なんとなく予想はつくんだけど、家の図解を見ててもトリックには思い至らなかったなぁ。 まぁ、細かいこと言うと、横向きで寝てたらどうするのかとか、その時誰か階段通ってたらすぐバレるやんとか、屋上で寒い中雪下ろししてたら身体冷え切って鼻真っ赤になってるやろとか、色々ツッコミたかったけど、そんなことどうでも良くなる。 屋敷自体が殺人のために作られたってもうそれだけでやられたーって感じ。 斜めに理由があったんだと。 こういうしっかり考えられたミステリーはほんと、読んでよかったと思える。 楽しい読書でした!
3投稿日: 2022.09.17
powered by ブクログ全くトリックが分からなかったので、読者への挑戦状をスルーしてそのまま答え合わせに行きました笑 御手洗さん、相変わらずの奇人っぷりでほんと面白かったです
2投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ犯人は予想できたけど、トリックは検討もつかなかった。 解決編で一気に、フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットが明かされていくのが爽快だった。
1投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログ再読。トリックが壮大すぎて唖然とします。本格ミステリ好きさん向け。御手洗登場シーンからは一気読み必至。
1投稿日: 2022.08.09
powered by ブクログなんだか爽やかな気持ちになってしまった。 「占星術殺人事件」より好きかも。御手洗が全部良いところ持ってく笑 しかし娘さんのその後が気になる。。
1投稿日: 2022.06.29
powered by ブクログ舞台の館の構造が複雑すぎて読むのに苦労した。 台詞回しによるものか、何なのか分からないが、古めのミステリーにありがちな不気味な雰囲気によって、終盤に行くにつれ緊張感が高まる。 探偵の出し方、見せ方も上手く、解決編の盛り上がりが良かった。 ただトリックがあまり好みじゃなかったので星3。
0投稿日: 2022.05.28
powered by ブクログハウダニットかホワイダニットが好きな人なら楽しめると思う。 フーダニットが好きだと、犯人が怪しい行動を取りまくるので、あまり楽しめないかもしれない。
1投稿日: 2022.05.06
powered by ブクログ解決編を読んで、思わず「うわー」と思った。大胆。斜め屋敷とはこのためだったのかと感動すら覚えた。また綾辻行人さんの解説にあったとおり、綾辻行人さんにかなり影響を与えた一冊であるということがわかり、後のミステリ界に多大な影響を与えた一冊であることが伺えた。
1投稿日: 2022.04.26
powered by ブクログ屋敷の間取り図に付箋必須! 御手洗潔シリーズ第2弾^ ^ 「異形建築もの」の代表作で、綾辻さんがこの作品のインパクトが自身の「館シリーズ」の着想なのではないかと解説している。 北海道の最北端に建つ「流氷館」 この館は、わざと傾いて建築されている。 クリスマスパーティが催され、招待客と住人合わせて13人が集まる。 翌日、1人の死体が密室で発見される。 警察が数々の謎にお手上げ状態。 そこで、御手洗潔が協力する事に…。 面白いのは言うまでもありませんっ(≧∇≦) 「読者への挑戦」あります。 ミステリーの館系、それなりに読ませて頂いておりますが、中でも上位に君臨するくらいこのトリックは奇抜すぎます! よく思いつくなぁ〜。 特に御手洗潔のキャラがいい。 探偵あるあるの、空気読めない発言の数々とか。 自分がトリックを解くと、皆も理解していると思って、聞かないと説明しない所とかw シリーズ全部読みたい(*´˘`*)♥
27投稿日: 2022.04.20
powered by ブクログ硝子の塔の殺人を読んでいたら、この本が読みたくなって再読。 再読だけど、トリックの内容とか全く覚えてなくて、英子とクミのことだけなんか覚えていた(笑) そうだそうだ、こういう話だった! スケールがでかい。
1投稿日: 2022.04.13
powered by ブクログとんでもないトリックに脱帽。登場人物も実に個性的で、書き分けが見事だった。途中何度も建物の構造の記述で混乱するが、同じくらい警察が混乱してくれたので安心しながら読んだ。不可解な出来事がいくつもおこり、モヤモヤしながら読むも最後の伏線回収は見事だった。作品全体を包み込む荒涼な印象が、とても好き。
5投稿日: 2022.04.12
powered by ブクログ綾辻行人さんの「館」シリーズの原点で、解説も綾辻行人さん。 北海道の北の果て、斜めに建てられた奇妙な屋敷、続く密室殺人、妙な死体、窓からのぞく男、バラバラにされた人形、夜中にすすり泣く女……舞台が良い。 トリックが、現実にいけるかはさておいて、その仕掛けのスケールにやられました。こんなことを考えつけるなんて。読み終えた後、表紙を改めて見ました。 犯人については、この人なんだろうと思いつつ、トリックは全然わからず、動機も最後まで読んでそういえばそれらしきことを、ちょっと言ってたしな、と。個人的には動機の方も、斜め上でした。
1投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログ★3.5くらい トリックに唖然。大胆なトリックとはこうゆうものか…これまで読んだ中でもトップクラスに「ほぇ〜」となった。
1投稿日: 2022.03.04
powered by ブクログ御手洗シリーズ2作目。吹雪の中傾いて建てられた屋敷で起こる殺人事件。警察が色々調べるが密室の謎は解けぬまま次の被害者が……!! 御手洗は後半に登場するんだけど、そこからは一気読み!最高に面白かった!!このトリックめちゃくちゃ好き!綾辻さんの解説も豪華
2投稿日: 2022.02.18
powered by ブクログ御手洗さんの登場が待ち遠しく、まだかまだかと思いながら読んでいた。 石岡くんをはじめ、周りの登場人物からの御手洗さんに対する評価が辛辣過ぎて笑ってしまった。 解説が綾辻行人さんだったので嬉しかった。 御手洗潔の挨拶と異邦の騎士をまとめて読むつもりなので、今から楽しみ。
0投稿日: 2022.02.14
powered by ブクログ館ミステリーとしては、綾辻行人の''館シリーズ''が有名ですが、島田荘司の本作は館物としては原点とも言える小説です。 本作の巻末、解説は綾辻行人で本作を読んで自身の館ミステリー初作''十角館''の主人公の名前を島田潔(島田荘司の島田と本作登場人物の御手洗潔の潔)とした事や、館シリーズを志向した事も本作の影響だと書いてます。 冒頭で館物の見取り図が掲載されているが、とても見にくいです。隠し部屋や扉等が何処にでも有りそうで全体を詳らかにしていないこの見取り図は楽しみな反面、どうとでも後付け出来そうな感じがして若干テンションが下がりました。 さて、館の場所は北海道宗谷岬で樺太が見える海岸沿いに斜めに建つ館''流氷館'が有る。主人は、会社社長の浜本幸三郎、この日クリスマスパーティで知り合いを招いていたが、深夜に取引先の運転手上田が密室で刺殺され、翌日深夜には上田の雇い主の社長菊岡栄吉が同様に密室で刺殺されていた。 次々と密室で殺害が行われるが、気にかかるのは各部屋にある小さな換気口だ。作中でも事件後の部屋で必ず話題に上がる事からもこの20センチ四方の穴が鍵なのだろうと想像するが、カラクリはサッパリ分からず… 犯人と殺害手口が明らかになったが、殺害トリックには唖然の一言です。現実味が無さ過ぎてこれってアニメ? このオモチャの様なトリックを考えた著者に脱帽…
0投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでみて、ハウダニット85%、ホワイダニット10%、フーダニット5%の印象です。 まさに、"館"の殺人。 表紙の絵を見て、「あぁ、そうだったん・・・。」でした。 さすが、館シリーズのきっかけになったとも云われる作品ですね。 ただ、個人的にはもっと人の想いが積み重なった果ての、殺人に至る「何故」を読むのが好きなので★はひとつマイナスです。 箸休めしたら金田一シリーズを読もうかな。
16投稿日: 2021.10.20
powered by ブクログ『御手洗潔シリーズ』の2作目。 前作の『占星術殺人事件』に比べて導入部分などは、 非常に読みやすかったのでスルスルと読み進めながら、 展開図と睨めっこし、いよいよ読者への挑戦状。 トリックはそれこそ想像の斜め上をいく、エキセントリックな内容で、 現実的であるかの前に、この発想自体が素晴らしくて思わず声が漏れた。 御手洗潔が後半から出てくるのだが、やはり登場するだけでワクワクしてしまう。 強烈な個性と圧倒的な推理力、そして明かされる驚愕の謎。 面白かった。 館ものの中でも全て余すところなく、ここまでしっかりと設定や状況を使っているのは初めてかも。
10投稿日: 2021.09.26
powered by ブクログ初、島田荘司。 「ロシア幽霊軍艦事件」「魔人の遊戯」がお薦めということだが、本屋さんで表紙が気に入って(!?)これを一番に。ほんとはデビュー作「占星術殺人事件」が無かったので。 まさに本格推理だった。楽しんだ♪こういうのも私、好き。 『北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。...』(帯) 表紙とマッチして、びょうびょうと寒風吹きすさぶ北の果ての謎めいた館。 江戸川乱歩を読むような、ポーを髣髴させるような。 「モルグ街殺人」を、「まだらの紐」を思い出させど、それは違うのだ。 途中まで読んできて前に戻って「あれ?」と頭をひねり、推理し、犯人の検討をつけるも、やっぱりわからなくて、名探偵の御手洗潔氏に密室の謎解き、あっと驚く殺害方法を解いてもらい、犯人の動機に触れる。 プロローグに添えてあるボードレールの詩が実にいい。 『我は雨国(あまぐに)の王者と似たり。富みたれど不能なり、若くして老衰者なり。 狩の獲物も、愛鷹も、おばしまの下に来て、植えて死ぬ民草も、何ものも、この王を慰めず。』 かくして、憂鬱と辟易と無聊は謎のお城(館)を築く。ここにも出てくるがドイツ、バイエルンのルードヴィッヒ二世の作った「ノィシュヴァンシュタイン城」を観光した時の狂気じみたお城は忘れられない。 実を言うと、トリックで「えーっ!」って思ったところもあるが(古典的な作品でもこれは多い)、探偵御手洗氏のキャラクターの面白さと、地の文の寂寥感が覆ってあまりある。
2投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログ本格ミステリならではの雰囲気が最高。 大胆な犯行方法に仰天。 どんでん返しの派手さはないが、大好きな作品。
1投稿日: 2021.08.12
powered by ブクログ御手洗潔シリーズ 北海道は最果ての地に傾いて立つ通称「斜め屋敷」で起きた連続殺人、と聞いただけでワクワクする。 奇天烈な屋敷の構造に何度も何度も図面を見て四苦八苦するのもまた楽しい。 御手洗潔シリーズといいながら、本人が登場するのが残すところ3分の1にっなってからというのも珍しい。 犯人と凶器は想像どおりだったけど、その使い方には度肝を抜かれた。そうか!そう言う事だったのか!とある意味気持ちいい。 いよいよ次は「異邦の騎士」へと進みます。
2投稿日: 2021.07.24
powered by ブクログハウダニットの名作!驚かされました。 解説は綾辻行人さん。館シリーズはこの作品から受けた絶大なインパクトがあってこその着想だったのではないか、と振り返られています。 39年前の本なので、人物の描き方など少し古く感じるところもありますが、とても読みやすく他の作品も読んでみようと思いました。
1投稿日: 2021.07.19
powered by ブクログ面白かった! 傾いて建てられた館で起こった密室殺人。 建物が複雑なため、読んでて混乱しちゃったりして見取り図を何度も見返した。 読んでいて全くトリックは分からず、またアリバイや動機も合わせて不思議な事件。 どうやったんだろうと頭をひねりながら読み進めた。 御手洗潔は後半にようやく登場するのだけれど、登場早々笑わせてもらった! ナイト・ロウブの件といい、所々でクスッと笑えるネタを交ぜてあるのが好き。 占星術殺人事件同様、犯人はとても情があって憎めないなぁ。 むしろ好感が持てるくらい。 読了感も良く、また他の御手洗シリーズを読みたいと思った。
11投稿日: 2021.05.05
powered by ブクログ御手洗潔シリーズ。評価は3だが実際は3.5くらいか。 前半は冗長と言えばそれまでだが、御手洗の登場を心待ちにしながら、読むだけであればスラスラと読めてしまうものである。(しかしなかなかその情報量を捌くことは難しい) そして御手洗が登場してからは瞬く間で、比較的分厚い本書もそれほど時間をかけず読み終えた。 さてトリックの方は突飛なものもあり、いや挑戦されても自力で解ける者がいるだろうか…と首を傾げた。 とは言え逆に読者に易々とトリックを見抜かれるようでは推理小説としてどうかとも思うが…その辺りのせめぎ合いはなかなかに考えものである。 私個人としては種明かしもなるほどなと、謎も丸っと回収されて最後まで楽しく読むことができた。 しかし同シリーズの異邦の騎士や占星術と比べるとやや劣ると言わざるを得ない。が、一読に値する作品。
1投稿日: 2021.05.05
powered by ブクログ古い小説というのもあり、あまり楽しめなかった。トリックも文字だけで想像するのが難しく、雰囲気だけでも味わおうと思ったが言葉遣いが気になりすぎてなかなか没入できず。名探偵が後半しか出てこないというのは新しいと思ったが、そのせいで彼の為人が全く掴めなかったのも楽しめなかった要因の1つ。
1投稿日: 2021.05.01
powered by ブクログ流氷館のパーティーで起きた連続密室殺人。この謎に挑むのは御手洗潔。流氷館という奇妙な建物に奇想をこめようとしたのか、真っ当な推理小説にしようとしたのか、御手洗潔ものとしては少し物足りないが、推理小説としてはよく出来ている。御手洗潔を期待するならハズレかもしれない
1投稿日: 2021.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
犯人はなんとなく分かったけど(明らかに1番怪しい)、肝心のトリックはやっぱり分からなかった、、 階段が怪しいな?これも可動式なのかな?など考えたけど、なるほど屋敷が斜めになってるのはそういうことか…!! 見取り図はあったから確かにヒントは全部与えられてたな。悔しい。 全体的には占星術殺人事件の方が好きだったけど、御手洗くんが解説するだけじゃなく、犯人の意図を読んで誘き出そうとしたのが凄い! 日下くんもナイス。
1投稿日: 2021.04.22
powered by ブクログ陸の孤島、奇妙な館、集う客人、密室殺人、人形、数々の奇妙な現象、名探偵の登場とミステリ好きには素晴らしいとしか言いようがない展開。 またその犯罪のトリックを含む解決編が見事。フェアでありながら、見破ることもできず、かといって落胆することもない。 個人的に本格ミステリの中では完璧に近い作品。
0投稿日: 2020.12.10
powered by ブクログ難しい…描写が入り組んでて状況を描くのが難しい。故に読者への挑戦を経て解答を得てもなんかスッキリしない…。
0投稿日: 2020.10.19
powered by ブクログ犯人は何となく分かったけど トリックが凄すぎて全然分からなかった。 御手洗が中々出てこなくてモヤモヤしたけど、出てきてからは怒涛の展開で面白かった。 やっぱり私はミステリー、推理小説が好きだ!!と実感できた一冊。面白い!!
0投稿日: 2020.10.11
powered by ブクログ御手洗がなかなか出てこない。 出てきたら相変わらずのキャラクターで笑ってしまった。 もう少し御手洗節を堪能したかったのが本音。 あと、トリックが凄すぎて笑える。 こんなの思いつくわけないじゃん!
1投稿日: 2019.12.15
powered by ブクログ本格探偵小説であり、「占星術殺人事件」に続く著者2作目の作品という。トリックは理解できるが、仕掛けが壮大すぎて、実現可能かどうかは疑わしい。登場人物のキャラや人間関係は面白く、ドラマとしても楽しめる。
0投稿日: 2019.05.04
