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教場 お試し特別版
教場 お試し特別版
長岡弘樹/小学館
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総合評価

266件)
3.4
24
86
109
23
1
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    2016年7月2日 警察学校に入学した生徒を主役にした連作短編集。 警察学校の裏事情のようなものが知れて良かった。時々警察学校でのいじめで自殺や死人が出ているが、この本を読んでなるほど、と思えた。この教育方針が正しいのかどうかはわからないが、とにかく警察学校は厳しいということがわかった。警察官は文字通り自分の命を懸けて人を助けるのだからある程度厳しくして篩をかけることも大切だが、限度があるように思った。 文体は読みやすくて良かったが、ストーリーは正直いまいちだった。連作短編集は各短編を上手く繋げないといけないがこの作品はあまりそれが出来ていなかった。各話自体は面白かったので残念。

    0
    投稿日: 2016.07.03
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    2013ミステリーベスト10の第1位 2014このミス第2位 小説読むの久しぶりです。 今年に入って一冊目かもしれない(恥 ブランクを取り戻す、リハビリに良い一冊でした。 このワクワク、ハラハラ、忘れかけていました。 警察学校の話なのですが、警察の方は皆、これを乗り越えているのですね。 教官と生徒、各章の全てが伏線。 冷厳な風間教官の魅力がたまりません。 一気読みでした。 続編が今年でたそうで、さっそく図書館に予約しました。 まだまだ回ってこないけど、楽しみにまちます。

    2
    投稿日: 2016.06.21
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    警察学校の小説。6人の学生を短編の主人公として厳しい警察学校の教育現場を背景に学生同士の諍いと心情、教官との繋がりを臨場感の溢れる筆致で描かれた作品。一読の価値あり。

    2
    投稿日: 2016.06.11
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     警察学校を舞台にそこで訓練を受ける様々な過去を持つ学生と特色ある教官・風間との交流を描いた作品。ミステリー仕立てになっていて、各話で主人公が異なりながら、それぞれの話がつながっている。なかなかの傑作。

    1
    投稿日: 2016.06.04
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    文句なしにおもしろい。背表紙にあった、既視感0は確か。ただ、なんだか少し物足りない。短編すぎるのか?できればもっともっと作りこまれたこの長編を読んでみたい。ただ短編だからこそ光るものというか、余韻も感じる。サクサク読めてよい読書体験でした。

    1
    投稿日: 2016.05.26
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    これはかなり面白かった!ジョーカーゲームがよぎる。設定とか似てるなぁ。 自分が警察官のスキルの欠片も無いことが明確になった気もするが、、だからこそ観察眼が優れている人に憧れてしまうのだろう。 警察学校は有望な人に絞るための篩でもあり、風間教官が語っているように、有望な人はマンツーマン指導をしても残す機能もあるのだな。 風間教官はどんな小さなことも見逃さない、そして判断も誤らない完璧な存在として描かれているが、エピローグで自嘲させてるあたり、最後に人間性も垣間見せて、作家のうまさを感じる。 風間教官の言葉で印象的だったのは、 『人を傷つけた経験のある者こそ、よく人を守れる(P254)。』 『一陣の風が吹いたようなーそんな言葉で形容したくなる筆跡で書かれた文字は、われよく謗りをとどめたり(P282〜)、』『われよく罪をとどめたり(P318)』。 どれも面白かったが、最後の、背水、は最後だけあって深い。優秀で物事を上手くこなすことより、挫折を経験して乗り越えた方が人として成長できるということか。警察学校だけの話じゃないな。 都築も最後に追い込まれて卒業できた感じ。ただ、他の人に比べると追い込まれ方が薄かったということか。風間教官は本当に満足していたか。都築が最後の敬礼で音が消えなかったことや、卒業文集に、われ罪をとどめることができた、「一陣の風」のように書き込んだところに影を感じた。総代をとったことより、総代をとる覚悟、これから罪をとどめる、という覚悟こそ欲しかったものなのでは。これからだぞ、ってことかな、きっと。 ただよく考えると、結局何らか能力の高い人が残ってることに気づく。去った学生は自分に勝てなかった人ばかり。そういう篩ってことなのね。 文集の最後の一文でその学生の度胸がわかる、というのは、エピソードで終わっている学生ほど、挫折を経て成長した者だと。なるほど、面白い視点。 林修の本で東大に楽々受かるような本当の一流の学生は、試験直前は余裕で涼しい顔してる、と。それに近いかも。 風間長官の穏やかさの背景には義眼になったこと以上の経験や挫折の裏打ちがあるのだろう。

    1
    投稿日: 2016.05.15
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    希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期課程に入校した生徒たち。彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官・風間公親だった。半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境の中で、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。必要な人材を育てる前に、不必要な人材をはじきだすための篩。それが警察学校だ。(背表紙より)

    2
    投稿日: 2016.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校が舞台の連作短編。 教場でふるいにかけられる生徒たち。 残った者、脱落していった者、両方に感じる狂気。 このイヤ~な感じ、好きな人にはたまらないのだろうが、私は苦手なジャンル。 とはいえ、読めば読むほど風間教官の次の対応が気になって、最後まで読了。 それにしても、犯罪者レベルで学校を去った彼などは、その後の人生はどうなるのか?いや、彼はまだしも元々非の無かったはずのあの彼女は?などと考えるほどに、暗澹たる気持ちになる。

    1
    投稿日: 2016.05.12
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    評判通り、新鮮で面白い作品でした。警察学校ってこんなに事件が多いのと突っ込みながら読破(笑) あらすじ(背表紙より) 希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官・風間公親だった。半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境のなかで、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。週刊文春「二〇一三年ミステリーベスト10」国内部門第一位に輝き、本屋大賞にもノミネートされた“既視感ゼロ”の警察小説、待望の文庫化!

    1
    投稿日: 2016.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気に読みきってしまった。 何とも言えない後味の悪さ。 だけど、次の章を読むと、前の章で悲惨な目にあったものたちが、強く逞しく前に進み出している。 後味悪く、でも希望や救いを残している。 上手いと思ったし、素直にやられた感。

    1
    投稿日: 2016.04.30
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    これまでの警察小説ではあまりスポットを当てられなかった警察学校を舞台としたミステリということで、新鮮な読み心地がありました。印象としては警察モノというよりはスパルタ学園小説ですね。著者の作品に触れるのは初めてですが、あちこちに散りばめられた伏線の回収の仕方が非常に上手く、かなり綿密な構成力を持っておられるように見受けられました。 ところで警察小説の第一人者といえば横山秀夫さんであり、本作の帯にも推薦文を寄せていらっしゃいます。私見ですが、本作は文章の力強さという点に関しては横山作品に何ら引けを取らないと思います。しかし小説全体としてみると、やはり横山作品の水準にはまだ達していないと思いました。それが何かというと人間臭さです。風間を含めて、登場人物のもつ鬱屈に対する掘り下げ方が弱いように感じました。連作短編で各話ごとに主役を変える構成なので、分量的になかなか難しいとは思うのですが。

    1
    投稿日: 2016.04.23
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    既視感ゼロ背表紙の言葉に納得。今まで覗くのとのなかった世界を味わえる。 作者の特長なのだろうが、淡々とした中にもおどろおどろしい独特の雰囲気は好き嫌いが分かれるところか。 風間教官の冷酷な優しさ、嫌いじゃないな。

    1
    投稿日: 2016.04.21
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    ただの学生でもなく、警察官でもない、なんとも微妙な立ち位置にある警察学校の生徒達の物語。 警察学校という閉鎖的な舞台も相まって独特な雰囲気が漂う。 更に風間のキャラクター。 なんとも言えない薄気味悪さが癖になる。 近年では『ジョーカー・ゲーム』の結城中佐にハマった感じ。 続編を読むのが楽しみです。

    4
    投稿日: 2016.04.18
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    警察学校のことを「教場」というのでしょうか。。 映画化もされる、とのことで読んでみました。 確かに映画化するとヒットするのかなー、と。 連作ですが、一気に読まなかったので、イマイチ登場人物を忘れてしまったり。。 くらーい気持ちになりますが、読みやすいは読みやすいです。

    0
    投稿日: 2016.04.03
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    警察学校を題材にした小説 6話あり、各々は警察学校に同期入所した警官を主人公にした短編ミステリーだが、それぞれが繋がっていて、警察学校卒業までが描かれる。 この本では、挫折や修羅場を経験した者の方が良い警官になれるという。挫折を繰り返す様な者は、警察学校という篩にかけられはじかれ、挫折を克服したものだけが卒業できるとすれば、確かそうなのかもしれない。

    0
    投稿日: 2016.04.02
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    警察小説は好きなんだけど、横山秀夫とはちょっと趣きの違う感じで、これは警察学校の話。余りの厳しさにどこまでが本当なのか?と言う疑問もあるけど、一つ一つの章はあまり読後感は良くない。ミステリー感もあまり。 警察学校を篩と言う表現はなかなか面白い。

    0
    投稿日: 2016.03.29
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    横山秀夫さんが好き。 その推薦文があり、購入。 ・ ・ ・ 2を買うか文庫本を待つか…悩む。 傍聞きも読んでみよかな。

    0
    投稿日: 2016.03.22
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    警察学校のふるい落としで退校するシステムと 風間教官以上に、仲間同士の足の引っ張り合いばかりで 読んでいてものすごく不愉快になってしまった。

    0
    投稿日: 2016.03.22
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    楽しく、ワクワクする内容の話ではない。 閉鎖環境での、人のいやらしさ 人より前に出て行こうとする考え…

    0
    投稿日: 2016.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校を舞台にしたミステリー。 警察官を目指す訓練生に起こる様々な葛藤と警察学校の厳しい日常が描かれているが、ミスをしたら即退校という厳しさが伝わってきて読みごたえがあった。教官の風間のキャラクターも緊迫感を増す要素になっていた。

    0
    投稿日: 2016.03.21
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    1回ぐらいの失敗で 全てがダメになる社会ってなんか悲しい。 要はどう這い上がるかが重要。 警察官になりたいという理由は 沢山あれどなりたい警察官に なれなかったからといって GAMEOVERじゃない。

    0
    投稿日: 2016.03.17
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    警察が舞台になった小説は数あれど、警察学校が舞台になった小説はかなり珍しいのでは? 内容自体は、推理物というよりも、人情物に近いかもしれない。

    0
    投稿日: 2016.03.14
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    話題になっていたのて、初めてこの人の作品を買ってみた。確かに、こんな設定は読んだこと無かったので、新鮮だが。うーむ。あまり共感できないとこもあった。

    0
    投稿日: 2016.03.14
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    ②をもうすぐ読む予定なんでおさらいで再読。ほとんど忘れてた。 身近に警察官はいないが、ホンマかいな!?って思えるところがある。まぁフィクションなんだろうけど。

    2
    投稿日: 2016.03.06
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    面白い。 確かに面白いが各章は後味の悪いものが続く。 本当に警察学校ではこんなことが行われているのだろうか。 人間と人間の嫌な関係を描いた作品。 その中で風間教官の厳しさの中に垣間見せる愛情はほっとさせるものがあった。 続編もあるようなので読んでみようと思う。

    0
    投稿日: 2016.03.02
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    2016.03.01 警察学校を舞台にした短編集 横山秀夫の短編集に雰囲気がにてる気が。 クオリティはやっぱり横山の方が圧上だけど

    0
    投稿日: 2016.03.01
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    警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒の、半年間にわたる過酷な訓練。外出不可という特殊な環境での厳格な規律にがんじがらめになりながら、警察官を目指す。憧れや期待だけではなれない厳しいふるいに耐えられるか、、、。

    0
    投稿日: 2016.02.28
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    恨み、隠匿、劣等感…、人間の持つ陰がじっくりあぶり出された作品。認めたくない自分の陰によく似た話が1つは見つかるほど、色んなケースが描かれてます。とても暗いんだけど、どこかこういう事もあるかもねと納得させられました。

    0
    投稿日: 2016.02.26
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    警察官という特殊な職業人を養成する警察学校は、必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩の場だった。冷徹な白髪教官・風間が生徒の資質を見抜くありさまを淡々と描く警察小説。 独特かつ、異様な雰囲気が何とも言えない。肉体的には修羅場のような地獄であり、精神的には常時張り詰めた空気感という環境が生徒を苦しめる。篩にかけるとは、言い得て妙だ。

    0
    投稿日: 2016.02.18
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    ふつうだ… 警察学校が舞台のものは初めて読んだ。 他の警察小説で、警察学校時代の事が触れられた時にイメージが湧きやすくなった。 連作短編とはいえ繋がりも大してなく、パターンもほぼ同じ 微妙な説教臭さも感じる 何でここまで売り出されたかな?暇つぶしには悪くないけど、もっと面白い本は他にある。

    0
    投稿日: 2016.02.11
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    一話完結で読み易かった。 個人的にはミステリーの要素を感じて読みました。 今後は、各人が現場に出て、活躍する姿を見てみたいと思いました。

    0
    投稿日: 2016.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者の作品を読むのは初。 ハードカバーが発売された頃も、本屋ではだいぶ目立つ売り方をされていたので気にはなっていた。 1つ1つのエピソードは、緊張感があり、次にどうなるのかとワクワクできる。 ただ、どの話もほぼ同じパターン(2人の生徒と担任)で展開するので、徐々に「あー、またか。」の思いが強くなる。 一冊の本として考えると、終盤に特に大きな盛り上がりを見せるわけでもなく、あっさりとした終わり方に不満。 (五章くらいから薄々そうじゃないかと予感していたが、そうあってほしくないという希望をもって読み進めたため、より悲しい気持ちに。) 短編集として考えると、おもしろい…のか。 一章ごとに切り取って考えれば、ドキドキできる気がする。たぶん。 つーかこれ、連載されてたものから単行本化するときに加筆・修正してるのかな。 エピローグとかは、書きおろしか。 うーん、売り出し方にしても、出版社も編集者もこの仕事に納得してやってるんだろうか。疑問。 そして、今、帯を見ていて気づいたんだけど、続編「教場2」が発売されるらしい。 こちらも短編連載の形式だとしたら、あまり読む気はしない。 と、いうか、そのタイトルは仮題じゃなくて決定したものなのか?が気になる…。

    0
    投稿日: 2016.02.05
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    あれ⁉︎もう終わりですか? なんだよ、全部が見ぬかれる‼︎新感覚ミステリーとか言うから、ドキドキしながら読んでたのにあっさり終わって拍子抜けしてしまったよ。 これだけ前半面白いとさ、気付いてなかった伏線回収されて〜みたいなクライマックスの盛り上がり期待するじゃん。そういうのないです。 短編集として読むぶんには面白いです‼︎ 2回は読まない

    2
    投稿日: 2016.02.04
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    警察学校をリアルに描いた作品である。かなり緊迫感を持って読み進められるが、「警察官」を目指している者たちが人を蹴落とす感じは なんだか受け入れられない。ミステリーという感じでもない。

    0
    投稿日: 2016.01.31
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    警察学校内で起きる色々な事件。 かなり特質な学校内で、自分の目指す 警察官になる為人間の汚さが出てしまう。警察官は清くあるのが当たり前と 思いながら、警察学校で起きる事件は 有り得ないほど醜い。

    0
    投稿日: 2016.01.31
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    厳しい規律の警察学校、まるで軍隊のような?がんじがらめの状態が描かれていると思いきや‥‥常に観察されている感じ。警察官に相応しい人間かどうかを。AとBどちらの立場の人が警察官としてふさわしいのかを見定められる。う~ん、ちょっと怖い。

    0
    投稿日: 2016.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校が舞台なので、今までにない感じではあった。話がわりとぶつ切りなので、後でつながったりするのかな?と思ったけど、そうでもなかった。

    0
    投稿日: 2016.01.23
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    鬼教官のもと、候補生が育って旅立っていく、成長ものの 警察学校編。 書籍の帯に、既視感ゼロと書いてあったので期待して読み始めたが、テレビドラマ等で似たような話をたくさん見聞きしているためか、既視感ありすぎ。 様々な出来事が、それ以降に発生する事件の伏線となっているが、その仕掛けがわかりやすく、再度まで迷うことなく導いてくれる。 しかし、登場してくる学生がみな陰湿でねじれている。また、教官も、彼らを一人前の警官に育てるためという理由はあるにせよ、あまりにも陰険で底意地が悪い。そのレベルは、作者が警察官にもっているイメージを反映したものなのだろうか? すらすらと読むことはできるが、あまり読後感もよくなかった。

    0
    投稿日: 2016.01.22
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    警察学校を舞台にしたミステリー。 風間教官が事件を解決する「探偵役」なのだが、なぜ真相にたどり着いたのかは明確に語られない。なんなら解決せず終わることも。 でも、特殊環境下での心理描写が面白い。風間教官のキャラもカッコいい。

    0
    投稿日: 2016.01.21
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    警察学校という空間でのサバイバル小説。抜群におもしろい。 試練を受ける者たちの緊張感と、それを乗り越えた人間の成長を描く連作ミステリ。伏線の張り方、生徒の心理描写が巧い。時々ゾワッともさせてくれる(第三話「蟻穴」)ところも嬉しい。 特殊な環境で、生徒たちは果たして生き残れる(卒業できる)のか。最初は鬼教官だと思っていた風間公親は、名探偵のような働きをする魅力的な人物であった。

    0
    投稿日: 2016.01.17
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    警察学校を舞台にしたミステリー小説。主人公となる学生が章ごとに変わり、それらが少しずつ関連している構成は面白いと思いました。一方で何か物足りなさも感じました。各章の話が短くて、登場人物に深く感情移入できなかったことかもしれません。もう少しボリュームを増やしたら、凄く魅力的な小説になりそう。2月に発売予定の続編は読みたいと思っています。

    0
    投稿日: 2016.01.15
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    警察官になるべく厳しい訓練学校の授業に臨む生徒たち。そんな彼らの前に現れたのは、人と同じ血が流れていることを疑いたくなるような冷酷教官。そんな上官の仕打ちに対し、狂気とも呼べる執念を胸に食らいついていく生徒達。そんな構図のスパルタストーリー……なのかと思って買ってみたら違った。カバー裏の文章を読んで勝手に勘違いしてごめんなさい……。 傍聞きでこの人の作品に触れたことがあったので、安心して最後まで読み進めることができた。相変わらずシンプルでいて緻密なお話だらけ。個人的には5話が好きです。

    0
    投稿日: 2016.01.14
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    以前に読んだ「傍聞き」が、あまりにも大袈裟な書き方をしていたのであまり良い印象がない作家ではあるが、やはり今回もその様な感じがした。 高評価って本当なのかと疑ってしまう。

    0
    投稿日: 2016.01.13
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    勿論綿密な取材によって書かれたフィクションなのだろうと思うけれど、そのうちどこまでがリアルに存在する出来事なのだろうか、と気になるくらいエグイ内容だと感じた。自分なら到底持たないだろうと思う。そういう意味で作品としては凄いと思うけれど、読後感hちょっと複雑だった。

    0
    投稿日: 2016.01.12
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    横山秀夫の教場を読みました。 警察学校は警察官としての適性のない人間を選別する篩である、というテーマの警察学校を舞台としたミステリーでした。 何でも見通してしまう風間教官の下、生徒たちは過酷な訓練と授業に耐えていくのでした。 ミステリーとしてはおもしろく読みましたが、登場人物たちの体温が感じられないのがちょっと残念でした。

    0
    投稿日: 2016.01.12
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    確かに「既視感ゼロ」ではあるけれど、それは舞台がそうであるだけであって、その舞台を存分に活用できているかと言われると疑問。1つ1つの話にはそれなりの面白さがあるけれど、それが警察学校である必然性はないのでは? 警察学校がこんなにも陰湿であって欲しくないと言う思いもあって、ストーリーに入りにくかった。また、教官の鋭すぎる先読みも現実離れしてるように感じた。

    1
    投稿日: 2016.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校を舞台にした連作短編ミステリです。胸に複雑な想いを抱えながら日々の厳しい鍛錬に励む学生たちと、冷徹な教官の心理戦をシンプルに描いています。 話の意外性だとかその出来そのものよりも、舞台が警察学校でありながらこの腹黒い連中はなんだろう、という何とも落ち着かない気持ちがしてしまいました。そりゃ警察官がイコール善人、聖人であるとはいいません。けれども、これから警察官を志す人間が話の構成上とはいえこんなねじ曲がった性格の人間ばかりだとちょっとなあと現実的に思ったのでした。その性根が直されるというほどの展開もなかったので…。 どうしてもそれが引っかかって、楽しみ切れませんでした。

    0
    投稿日: 2016.01.10
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    警察学校内での、教官と生徒たちとの、過酷な訓練と授業を描いた、確かに”既視感ゼロ”といえる連作短編集。 外部にはほとんど知られていない、警察学校の規律と訓練。 情報小説的に読んでもいいかも。

    4
    投稿日: 2016.01.10
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    必要か、必要でないのか。 適しているのか、適していないのか。 続けるべきか、やめるべきか。 迷ってもいいのか、即断すべきか。 時間はあるのか、あっても無駄なのか。 挑戦してもいいのか、無駄なのか。 自分の道は、どう決めればいいのか。 自分で決めても、いいものだろうか。

    0
    投稿日: 2016.01.09
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    6つのからなる短編集。それぞれのストーリーが時間軸に沿って描かれており、少しずつ繋がりがあります。 いわゆる読後嫌な気分になるイヤミスのストーリーが多かったです。

    0
    投稿日: 2016.01.07
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    2014年「このミス」第2位、初めての長岡弘樹。 ある県警の警察学校初任科クラスを舞台に、冷徹な教官との対峙や厳しい規則と訓練、人間関係と葛藤を連作短編集の形で描いています。 警察小説、ではなく警察学校小説ですね。 一遍一遍は良く出来てると思うのですが、エピローグがちょっとボンヤりな感じ?正直、もう一山欲しかったです(^_^;)

    0
    投稿日: 2016.01.06
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    警察学校の話。 閉ざされた世界は陰湿だ。 警察官だって人間だものね。 こういう育て方が良いのかはわからないけど 強くなって欲しいものです。

    0
    投稿日: 2016.01.06
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    警察学校での日常(?)を描いた小説。警察官になるのって大変なんだな。駐車場のパレットに挟まれるシーンの描写が少しわかりづらかった。

    0
    投稿日: 2016.01.05
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    2016年1月3日 箱根駅伝取材先で 帯に釣られて購入。 最後の落ちが気に入らず。 自分は好きではないかな。

    0
    投稿日: 2016.01.04
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    評価されてるほど面白くない。あまり極端な世界で生きていないから、ついていけなかったエピソードも。修羅場みたいな経験を潜り抜けてきた人に度胸が備わっていることは確か。

    0
    投稿日: 2016.01.02
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    警察学校を舞台にした一冊。教官の風間公親は、学生の些細なミスも見抜いてしまう。 必要な人材を育てる前に不要な人材を篩にかけるシステムと言うのが警察学校の実体だとか。組織と言うのを見ると減点主義で成り立っているのかと思ってしまう。最初は生徒も情熱を持って入校するのだろうが現実は酔っぱらいの介護など泥臭い仕事がほとんど。 どんな仕事も忍耐が第一なんだなと思ってしまう一冊。

    0
    投稿日: 2015.12.31
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    警察学校を舞台にした『傍聞き』のような連作ミステリー。どこか謎めいた警察学校教官の風間公親が生徒たちを指導しながら、彼らの本質を暴くといったストーリー。エピローグで風間の謎の正体が明らかになる… 長岡弘樹の作品は考えられた伏線とプロットには驚かされるのだが、どうにも登場人物の姿が見えて来ない。『傍聞き』のような短編であれば、それも気にはならないのだが、連作となると非常に気になる。主人公の風間公親は横山秀夫の『臨場』の倉石に匹敵する魅力的な主人公となり得るはずなのに…勿体無い。

    5
    投稿日: 2015.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2015/12/28 喜久屋書店北神戸店にて購入。 2019/10/26〜10/29 2年半ぶりの長岡作品。警察小説多々あれど、警察学校を舞台に繰り広げられるには、横山秀夫さんの帯によると初めてらしい。ある意味極限環境ともいえる状況で繰り広げられる長岡作品らしい人間模様が描かれた連作短編は見事。もうすぐ教官の風間が主役の教場0が文庫化される。なぜこのような人格になったのか、読むのがとても楽しみ。

    0
    投稿日: 2015.12.28
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    帯にある横山秀夫の名前の印象が強く ガチな事件小説かと思いきや 以外にも繊細で 心静かに読み進んだ。 「警察学校というハードな舞台に 一人一人の感受性をリアルにもりこんだ人間ドラマ」 というべきか。 帯や 裏表紙のプロット解説(売り出し方❓)に違和感・・

    2
    投稿日: 2015.12.23
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    警察学校のスリリングな毎日をオムニバス形式で描いた作品ですが、息詰まるやりとりに毎回ため息が出ます。 女子も含む生徒は当然、警察官を志願する者として厳しく選別されていきます。彼らを指導する風間教官の人柄や指導力の高さが光ります。この小説は今後も続きがあるのだろうと期待します。

    2
    投稿日: 2015.12.20
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    警察学校を舞台にした短編集。 ドロドロとした人間関係を描いていて、少し怖い。 作者はよく、警察学校の状況を調べて描いてあるなと感心した。警察の新しい一面を知ることができる本だと思う。

    2
    投稿日: 2015.12.20
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    警察学校で実際にこんな事件は起こらないだろうけど、こんな事をこんなふうに教えているのは事実なんだと思う。職質の仕方とか、部屋で人が亡くなっていた時の注意とか、なるほど〜と思いましたね。

    2
    投稿日: 2015.12.19
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    201512/都合いい展開もあるものの、面白く一気読み!各章の結末には賛否両論ぽいけど、物語としてこっちのほうが好み。外伝的なカンジで風間の過去編とか読んでみたいなー。

    0
    投稿日: 2015.12.19
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    警察学校を舞台に、その教官・風間を狂言回しに語られる、半年間の訓練生活。 優秀な警察官になれるかどうかの篩の上で、同期の絆もなく己のためには他人を蹴り落としてでも篩から落ちまいとする面々。 どの話も将来に向かった晴れやかさとは程遠く、暗く湿って、色々な意味で執念深さや業の深さを感じさせる。 見込みのない者は有無を言わさず辞めさせ、見込みのある者は個別に抱き込んでまでして育てるシステムの中で、鋭い観察眼と的確な判断力、人を見抜く眼力を持つ風間が見せる非情さと、垣間見える愛情。 『会社生活の半分は、最初についた上司によって決まる』とは、かつて研修の時に聞いた今でも印象深い言葉だけれど、なるほど、警察でもそういうことが言えそうだな。

    3
    投稿日: 2015.12.19
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    警察学校が舞台の連作短編集。 汗と涙の青春グラフィティ的なものを想像していたのだが、なんかちょっと違うのだった。

    0
    投稿日: 2015.12.14
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    希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官・風間公親だった。半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律外出不可という環境のなかで、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが警察学校だ。

    0
    投稿日: 2015.12.12