
総合評価
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powered by ブクログ性的マイノリティ当事者にとって日本社会には安心安全な場所(safe space)があまりにも無い。生き延びるためのセーフスペースを自分たちの力で作っていく(作っていくしかない)切実な物語だと思う。ただ、1巻第3話ラストの絵の表現が、萩尾望都『残酷な神が支配する』とまるで同じなのが気になった。苦しみを表現するために表現がたまたま似ることはあるだろう。しかし、『残酷~』で重要なモチーフとして出てきたある手のポーズが、『しまなみ~』でも唐突に使われていたので、これは『残酷~』の影響がかなり強いのではないかと思った。もし優れた先人の作品を「オマージュ」して「引用」しているならば、巻末にちゃんとそう書いてほしい。取材した人々の名は書かれているのに、『残酷~』については書かれていなかった。書いてくれれば、『しまなみ~』に救われる人がいるかもしれないのと同様に、『残酷~』に救われる人がいるかもしれないのに。とにかく、良心ある人への敬意を...忘れないでほしいと思う、良心ある創作者ならば。
0投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゲイの主人公 それを否定するのも肯定するのも身が割かれる思い。 そんな中出会ったのは、空き家解体&リフォームの慈善団体。そこにはマイノリティの人もいて、主人公は居場所を見つける。 無意識の差別は誰もがしてしまっていると思う 難しい
0投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログ少年ノート、隠の王の鎌谷さんのLGBTを題材にしたコミックス まず私は隠の王の時点当時、画力、表現力の高さに加えて強弱のハッキリした筆致や絵柄に衝撃を受けて大好きだったんだけど、つまり内容はさておき画面の説得力という点で誰でもすんなり没入できるんじゃないかと思う 本作は性的少数者にスポットが充てられていて、ほぼ全ジャンルのセクマイが出てくるんだけど、内容、登場人物の心情やリアリティがすごい 教本として掲載、使用していいレベルだと思う 知らなかったんだけど鎌谷さん自身Xジェンダーの人なんですね 全然知らなかった それもあってか、無関係か分からないけど、ともかくマイノリティの心理描写や当事者を取り囲む人の無理解、誤解、歩み寄りに見せかけた無意識の差別、などが赤裸々に描かれていて「あ〜〜〜」となる 何より絵が最高 最高だから読んで、というより他ない 4巻が滅茶苦茶楽しみです
0投稿日: 2018.06.27
powered by ブクログ感情表現がいい意味でとても漫画的というか、芸術的で綺麗。 みんなと一緒でいることが何よりも重要な学校という場所で生きているからこそ、自分のセクシャリティのあり方に深く苦悩するたすく。 年齢を重ねて、ある程度割り切ろうとしながらも無理解や善意を取り繕った行為に苦しむ猫集会の大人たち。 一度読んだだけでは深く理解しきれないけれど、綺麗な形にむりやり纏めようとしないストーリーの展開が素敵でした。
0投稿日: 2018.02.11
powered by ブクログ自分のことなのだけれども、自分の中で消化するには時間がかかる。それはセクシュアリティだけの話ではないと思う。その繊細な感じがよく書かれていて、惹かれるものがあった。
0投稿日: 2017.11.30
powered by ブクログすごくセンシティブな内容に正面から向かっているマンガ。 高校生という「無神経」な年頃に生じたこの問題は、作中にもあるように、時間でしか解決出来ない事なのかもしれない。 とか、真面目に考えてしまいました。面白い!
0投稿日: 2017.09.10
powered by ブクログLGBTQの本棚から 第1回 あなたの周りの見えない「誰そ彼」 水先案内人:林くん 今日紹介するのは「しまなみ誰そ彼」という漫画です。 書店に並ぶたくさんの本の中でこの漫画の帯の文が心に響きました。 1巻が 『「お前ホモなの?」 その言葉に僕が、死んだ。』 2巻が 『「女装をする、僕」は何者なのか、僕にもわからない。』 なかなかにセンセーショナルですよね。 そんな帯からもわかるように、この漫画はLGBTをテーマにしています。 LGBTという言葉をご存知ですか? 「L(レズビアン),G(ゲイ),B(バイセクシャル),T(トランスジェンダー)」の各頭文字をとった、セクシャルマイノリティー(性的少数者)を表す言葉です。 僕もLGBTの当事者で、T(トランスジェンダー)にあたります。 「談話室」という誰でも好きな時に好きなだけ利用できるスペースを舞台に、様々なセクシャリティの登場人物がぶつかったり、支え合ったり、助け合ったりする物語ですが、そんな内容のマンガを描くだけでも難しいのに、このマンガがすごいのは 「セクシャルマイノリティの心情がありありと描かれている」 ところです。 マジョリティ(異性愛者)にはわからない、マイノリティの葛藤・苦しみ・悲しみ……思わず涙してしまう場面もありました。 LGBTの人は(LGBTだけでは区分できないのですが、ここの話はまた今度……)少なからずどこかで悩んだりした経験があると思います。 もちろん何も悩まなかったという人もいないわけではないですが……。 ”普通”に生きていくために自分を殺してきた人もいれば、自分に正直に生きてきた人もいます。 どうしようもない気持ちを怒りにして表現したこともあるでしょうし、世界に一人取り残されたような孤独感を味わったこともあるでしょう。 そんな気持ちが鮮明に描かれているんです。 例えば冒頭のシーンで主人公が「お前、”そうなん”?」とクラスメイトにカマホモ疑惑をかけられ、それに対して「バカじゃねーの ホモなんて。」「きもいわそんなの。」と自ら否定する言葉を発します。 ここまであからさまに指摘されることはなくても、自分のことを隠すためにわざと自分を否定する言葉を言わなければならないシーンに出くわしてしまうことは意外とあります。 LGBTであることを知られることは、当事者にとっては大きなリスクです。それを避けるために自らを否定する言葉を発することで、心を傷つけ、時には殺してしまうこともあるんです。 ※オカマ・ホモといった言葉は差別用語なので言わないようにしてくださいね 自分の性的指向に悩んでいる人にも、LGBTの人にも、そうしてそれ以外の人にも、色々な立場の人に読んでもらいたい1冊です。 最初のあたりではマジョリティの中でのマイノリティの存在が問題になりますが、もちろんマジョリティのなかだけで問題が起きるわけではありません。 当事者同士、カミングアウト(自分から他者に自分の性的指向等について伝えること)済みの理解者との間でも様々なトラブルが起きます。 同じセクシャルマイノリティでもわかりあえるところとそうでないところがあります。これは皆さんも同じですよね? 2巻では女装男子(セクシャリティは未確定)の子のために主人公が奔走しますが、善意での行為が相手を傷つけてしまいます。相手のことを思って、相手のことを理解しようとしてもすれ違ってしまうのは、マイノリティもマジョリティも関係ないんです。 うーん。 あとわかりやすいのは、本人の許可なくその人の性的指向等を他人に伝えてしまう 「アウティング」 という行為でしょうか? 最近だと、俳優の成宮寛貴さんがアウティングの被害にあっていましたね。 些細なことに思うかもしれませんが、本人にとっては死んでしまおうと思うほどのショックを受けかねない行為なのでこれは絶対にしないでください。 実際去年、アウティングされて弁護士志望の男性が自殺してしまった事件もありました。 カミングアウトはある意味で信頼の証ですから、カミングアウトされたら、せめて否定だけはしない、そうして他の人には言わない、であげてください。 あまり内容を書いてしまうと読む楽しみがなくなってしまうのでこのあたりで締めます! 一読の価値のあるマンガだと胸を張ってオススメできる作品なのでぜひ読んでみてください。 2017年04月18日
0投稿日: 2017.06.22
powered by ブクログのめり込むと傷つきそうになる。 感情表現?が美しくてみいってしまうのでそこも含めてみんなにおすすめしたい。 たすくが制服のワイシャツの下にTシャツを着ているのとかそういう細かいところが妙にツボに入る
0投稿日: 2016.11.20
powered by ブクログ同性愛者の日常と苦悩なんてのは繊細であるがゆえに興味の外ですね。こちらは女性マンガ家らしいタッチが気になる
0投稿日: 2016.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゲイであることに悩む青少年の性と生の話。大地と早輝が素敵で、純粋に良いなと思った。たすくにも大地と早輝のような相手が早く現れるといいな。
0投稿日: 2016.10.11
powered by ブクログBLや百合といったファンタジーではなく、リアルなLGBTを描くのはすごく価値のあること。 進むにつれて同人寄りのものにならないかが心配。 オタクの需要なんか考えず、社会に訴えることを重要視して描いて欲しい。 今後が楽しみ。
0投稿日: 2016.09.01
powered by ブクログ東京レインボーウィークのLGBTを知る100冊、レインボープライドブース出展を後から知って慌てて買って読んでみたけど……うーん………… そういう売り方するからにはやっぱ昨今のLGBTムーブメントの文脈に沿ったものなんだろうけどなんだかリアリティがない… 鎌谷先生は隠の王とても好きで読んでてどういう作風なのかは知ってるしファンタジックな書き方は先生の個性だと思うんだけどそれが題材に合ってない気がするのが一つ。 しかしそれ以上にセクシュアルマイノリティの書き方自体になんかリアリティがないんだよなあ… 本当に感覚的な部分だけど、私の感覚ではもっと深刻ではなくて日常の一部でしかないんだけど、でも不意打ちで致命的な一撃を食らわされるみたいな感じで、そういうのをもっと描いて欲しいし、すでに書いてる人がいるんだから過度な期待ではないでしょうという…… やはり描き方が大げさな気がする。 鎌谷先生は隠の王でも少年ノートでも少年同士の親密な関係を描いてたし同人でBLをやっていた記憶があるけど、今回の作品を書くに至ったきっかけが知りたいなあ… あとがきに書いてある東小雪さんとひろこさんからの影響なのかな? そして東京レインボープライドにブース出展してたけどコミック関連のブース出るの初めてだと思うんですけど…………深くはつっこむまい。 しかし、LGBTってくくりで描かれたマンガって私が知る限りはこれが初めてなのでその価値はすごく大きいと思います。今後の展開に期待。
0投稿日: 2016.05.13秘密に押しつぶされないために
携帯に「ホモ動画」が入っているのをクラスメイトに見つかってしまった、主人公のたすく。みんなに軽蔑されてしまうかも知れないという恐怖と、それを避けるために「バカじゃねーのホモなんて。きもいわそんなの」と自分の気持ちとは裏腹な言葉を言わなければならない状況に、自殺さえ頭をよぎります。 そんな時、「誰かさん」と呼ばれる謎の女性がオーナーを務める談話室に出会います。「なんでも話して。聞かないけど。」と語る彼女。たすくは自分の秘密が明らかになってしまう恐怖を彼女に告白していきます。 ミステリアスな「誰かさん」だけでなく、談話室にはチャイコフスキーを流す外国人の「チャイコさん」や、レズビアンであることをカミングアウトしてくれる女性など、様々なキャラクターが集います。今後物語はどう動いていくのか。まだまだ1巻は序盤に過ぎませんが、これからの展開が楽しみな作品です。
1投稿日: 2016.03.30
powered by ブクログ壁を壊そうと思っても一歩踏み出すのは大変なエネルギーがいる。まずは釘一本から、っていう表現が素晴らしいと思った。
0投稿日: 2016.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゲイである自分を認められなくて苦しむ主人公が出会った不思議な女性&人々。LGBTを扱っているんだけど、それだけじゃなくて、安らげる場所を作り出していくお話。 主人公が好きな同級生ははたしてどちら側なんだろう…(まだ接触はないけど)両想いであってほしい。。ただのBLだったらくっつくんだろうけど、どうだろ…?
0投稿日: 2016.03.17
powered by ブクログBLが友達にばれて、それを隠そうとするのが辛くて、談話室の人々に助けられたりするはなし。そもそもBLってところにgっとくる。百合も出てくるのにgっとry
0投稿日: 2016.02.19
powered by ブクログ感動してなのか何なのか、3回ぐらい泣いた。なんでだろう…… 心のつかみ方がサイコーに巧い……これ、多分小説で書かれても泣けないんだろうなと思う。鎌谷先生が漫画で描くから泣けたんだろうな。
0投稿日: 2016.01.21
powered by ブクログ難しい問題を題材として扱ってきたなぁ。高校生ぐらいの子が同性を好きになる。ちょっとしたきっかけから周りにからかわれるが、違う違うと言い続けなければならないその心境。顔で笑って心で泣いてる。自分を否定してるわけだしね。ビアンのカップル、彼女たちにもまだまだ壁がある。何も知らない親に先手をうたれるのも辛いよね。古い家屋を解体する作業も含めて、登場人物たちは己の壁を打ち壊して前に進んでいくのか、進まざるをえないのか。謎な人がいるけど、彼らもいろんな悩みを抱えてるのかな。誰かさんのとこに集まるぐらいだしね。
0投稿日: 2016.01.17
powered by ブクログ新たな傑作が生まれた予感!スメルズライクグリーンスピリットが好きな方なら共感するんじゃないかな。BLではなくLGBT。だからゲイであることをすぐ受け入れられないで悩んで葛藤する思春期の少年のリアルがそこにある。軸になるのは主人公の高校生とクラスメイトになるのだろうけど談話室に集まる人々それぞれの性や生き方の群像劇でもある。今回はまだたすくが自分の性癖を受け入れるところまで。BLでは当たり前のことが非常に重くて心にずっしりくる。泣けた。
0投稿日: 2016.01.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ぶっしのぶっしん」で知った鎌谷悠希さん。 尾道を舞台に自分の「性」」を見つめる物語。 鎌谷ワールドはそのまま、非日常として捉えられがちな性的マイノリティに関することを「日常」として描いています。
0投稿日: 2016.01.13
powered by ブクログストレートの人間が自分を解って貰う為に「実は性交渉の時に縛って貰うのが好きなんです」とか一々言うだろうか。それと同じくらい、周囲に判って貰う為に一々言うか言わないかで悩まなければならないのだ。同性愛者である事を言うか言わないか、そう言う低いラインでマイノリティの人は闘っているんだなぁ…性癖や恋愛対象を職場や学校で公にする必要はない、何故必要に駆られるか、それはその人が誰かを愛したり好きになったりするからだ。その想いは純粋だからだ。 BLとは違い、物語はゆっくり進む。主人公の少年を表現するのに周囲の登場人物の状態を見せる、と言う手法で、BLの描き方ではない。行間と言うかコマの空白を読む雰囲気で表現する手法でもあるので、1巻5話分でこの流れはかなりゆったりしている様にも思える。 主人公のたすくが好きだと自覚した同級生の男子とどういう風に関係性を築けるかが落としどころになると思う。BLだと(こんなだろうな)ってある程度予測を立てながら読むが、一般誌なので、BLで行える予想の範囲内じゃない事を祈る。
1投稿日: 2015.12.28
powered by ブクログ鎌谷悠希の最新作。これは凄い!Gファンタジーで描いていた頃も才能の一端を垣間見せていたけど、「少年ノート」でいよいよその才能が開花し、そして本作品にまで繋がった。過疎地の空き家問題と、LGBTという2つの難しいテーマを見事に融合させ、魅力的な「場」と「空気」を表現する手法は見事としか言いようがない。第1巻にして名作となることが決定したも同然であり、とにかく続きを早く読みたい。
0投稿日: 2015.12.27
