
総合評価
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powered by ブクログパワードスーツに近未来兵器を使った戦争といったアイディアと軍隊組織の関係性の筆致力、凄い! 金持ちの一人息子で何となく軍人になった主人公が運よく生き延び軍人として成長していく物語でもある。 虐殺器官とかエヴァンゲリオン、ガンダムとか、あらゆる作品を彷彿とさせられました。 読みやすくて描いていることが意外とシンプルで面白い!
0投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログ兵士であり、市民であり、科学者でもある、アーサー・ジョージ・スミス軍曹に。そして、あらゆる時代において、少年たちを真の男に鍛え上げたすべての軍曹たちに。 映画やアニメを知ってから見るとデジャビュなのですが、その逆であることを知ると、すごい。
0投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ最初にやるべきことを、最初にやれるようにならなければ、何一つやり遂げられないぞ。 これだけではなく、色々と示唆に富んだ言葉がある。 軍隊はなるほど効果を最大限にすることを専らとする組織なのだと思わされる。 入隊から士官となるまでの成長の物語。
0投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地球連邦軍に志願した主人公ジョニーは、宇宙最強の部隊に配属される。本作では戦闘シーンはいくつかあるが、それだけでなく、ジョニーを含めた志願者の過酷な訓練や、兵士として、戦争、武力行使の意味とは何かを考えるなど、一人前の兵士の姿を本作は教えてくれる。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ地球外生命体との戦いを描いたSF小説。 映画のフルメタルジャケットのような、新米ヒヨッコ兵士が一人前の戦士となる物語。 厳しい訓練の扱き、仲間との絆、そして学生特有の社会を知らない夢みがちだった少年が一人前の戦士となっていく描写が印象的。 昨今のミリタリーSFの原点と言われる本作。 ミリタリーSFが好きな方は是非一度読んでみてほしい。
0投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ早川文庫で読んだSF第一号(のはず)。まだ小学生だったよな。機動歩兵(パワードスーツ)に興味があって読んだら、あとがきで右翼の話が出てきてびっくりしたっけ。けどそういうテーマがこういう完璧なエンターテインメントになっちゃうんだから、やっぱハインラインは最高のストーリーテラーだなあ。ハインラインの最高傑作はやっぱりこれでしょう。エースとのからみやデュボア中佐のとこなんていい話だ。”ハート・ブレイク・リッジ”とかもそうだけど、自分でやるのはやなくせに、こういう話に弱いんだよな俺。
0投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログ名作と呼ばれるSFの中、手に取った一冊。 今まで何故SFを敬遠していたのか自分でもわからない。 これは若者が社会に出て学び様々な人と出会い社会の中で生きていくための人の評価や考え方。これを織り交ぜて義務と権利とは何かという社会学的要素を含む内容に驚いた。 ある少女が、「暴力では何も解決しない・・・」。 この聞き馴染んだ言葉に対する解答・・・これは衝撃的だ。 嘗て日本人が持っていたであろう考え方と、多くの日本人が失ってしまった考え方なのかと思うと悲しい・・・。
0投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログその時代その時代に反動的な、 社会的に主流の考えをフィクションから壊してくれるような作品が好きです。 もともとSFというジャンルは現代の風刺をしやすい土壌だと思っていましたが、ハインラインはその中でも話題になりやすかったようです。 この作品も、戦争反対の流れが主流だった1950年代アメリカにあっては、多くの批判が集まったそうです。しかも、カテゴリーはティーンエージャー向けのラノベ扱いだったとか?野心的な試みです。 フィクションを通してとはいえ、戦争を肯定する発言、戦いを通して成長する主人公ジョニーの前向きな内省は、戦争も意外に悪くない?と思ってしまいそうになりました。 私は、この作中ではマイノリティーな反戦論者の一人です。 ただ、どういうシチュエーションならその考えが改まるのか?思考実験するのにちょうどいいストーリーテリングでした。 ちなみに、パワードスーツ、いわゆるモビルスーツですが、個人的には物語のモチーフくらいの役割でした。 物語の骨子がしっかりしていたからでしょうね。 いやー面白かった。
5投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ作品全体を通して、終盤の展開が特に印象的な本。 ミリタリーSF特有の軍隊やロボット描写については個人的にあまり得意ではないと感じる部分もあったが、全体として普通に楽しめる作品。 ミリタリーSFが好きな人におすすめの作品。
11投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ本作は、アニメ監督の富野由悠季が『機動戦士ガンダム』を構想する際に、本作の「パワードスーツ」に着想を得たことであまりにも有名である。しかし本作は、裕福な家庭で育ち、成績優秀だが特段将来について考えてもいない高校生の主人公ジュアン・リコ(ジョニー)が、出来心で軍隊に志願し、入隊後兵士として成長していく姿を描いた青春小説であることを忘れてはならないと思う。そうでないと、本作で示される社会観・国家観を含む、本作の白眉とも言える思想的・哲学的要素を十分に味わうことができないからだ。 作中で主人公ジョニーが通う高校の歴史・道徳哲学の教師デュボアは、女生徒からの「わたしの母は暴力ではなにも解決しないと言っています」との発言に対して、「暴力は、むきだしの力は、ほかのどんな要素と比べても、より多くの歴史上の問題に決着をつけてきたのであり、それに反する意見は最悪の希望的観測にすぎない。この基本的な真理を忘れた種族は、常にみずからの命と自由でその代償を支払うことになったのだ」と答える。戦争という暴力行為が歴史的には大半の問題に対して「決着をつけてきた」という事実と向き合えというのは若者(もちろん、若者に限らないが)に対するかなり強烈な洗礼であり、こうした考え方をめぐり当時かなりの論争を巻き起こしたというのも納得がいく。また、本作の中では、2年間の兵役を経験した者だけが参政権を与えられ、かつ公職に就くことが許される「市民」となることができる(また、兵役の期間中には投票権が無い)という社会像が描かれる。理不尽な経験に耐え、命をかけて国家を守るという経験を積んだ者のみが政治的決定権を与えられるというハインラインの政治思想はさまざまな反応を呼ぶであろうが、個人的には非常に興味深いものであった。これはいわゆるノブレスオブリージュの考え方であろうが、作中でも示されている、権力には責任が伴う、という考え方には一考の余地があるのではないかと思う。 ハインライン作品は基本的に筋立てはシンプルであるのに、それに比して内容にボリュームがあり過ぎる(時には冗長に感じることも多い)のはなぜかと考えることが多かったが、ハインラインは、作品で示すあらゆるSF的(時には思想的)要素をいちいち精密に説明しないと気が済まない人なのだろう、と本作を読んで感じた。だからこそ、人によっては本作のパワードスーツのみに惹かれたり、哲学的要素に惹かれたりするのであろう。この点は物語に集中するという意味では作品のバランスを損なっている部分があると思うが、再読の度に新たな面白さに気づくことができる、というメリットもあるように思う。とはいえ、個人的にはジョニーが訓練期間を終えた作品中盤くらいからはとても楽しめたのだが。 それにしても、ハインラインは少ないギミックでSF作品を成り立たせるという点においては天才的に上手いと思う。本作でもSF的ギミックとしてはパワードスーツ、バグ、市民権くらいではないかと思うのだが、それだけで十分に面白いSF作品に仕立て上げてしまうのだから凄い。本作も、1959年という時代にこれだけの精度でSF世界を展開し、後の数多のミリタリーSF作品に影響を与えているという点で偉大な作品であることは間違いない。
0投稿日: 2024.11.29
powered by ブクログバグと戦う戦士となったジョニーの軍隊生活の話。 ハインラインって本当にすごい作家だと思う。「夏への扉」とか「異星の客」と同じ作家と思えない。 ジョニーの軍隊生活が淡々と描かれるので、何かドキドキさせられるわけじゃないんだけど、でも面白かったです。
0投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログ米大統領選挙も近付いていますが、この本は、投票に行かない理由を与えてくれたものですww(半ばこじつけですが) 軍歴を経た者のみに参政権が与えられる世界。その国のために命をかけて行動したものだけが、政治に参加できる権利があるということなのでしょう。 兵役が必要とは思いませんが、国のために行動したこともないし、投票する権利や政治批判する権利はないかなとか思って、ここ何年も選挙には行っていません(*/∀\*) 有名フレーズ 「暴力こそが歴史上、他の何にもましてより多くの問題を解決してきた」
22投稿日: 2024.07.20
powered by ブクログハインラインの有名作のひとつ、本作はミリタリーsfの枠に収まらないぐらい人間の道徳についても書かれていた。そのなかでも暴力と人々の間にある世界のあり方についてデュポン先生が言及されていたのが印象的で、デュポン先生の論理も一理あるなと納得させられた。こういった娯楽小説の中で人々に考えさせるのがハインラインの上手いところだなとつくづく思う。
1投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログ―「お嬢さん、きみがまちがって”道徳的本能“と呼んだものは、年長者たちによってきみの中に植え付けられてきた、きみ個人の生存よりも大きな強制力をもつ生存があるという真理なのだ。」 ―「わたしはようやく自分の調子が悪い理由に気づいたのだ」「わたしは信念にもとづいて行動しなければならなかった。自分は男であると証明しなければならなかった。ただ生産して消費するエコノミックアニマルではなく……男であると」 ―その名は輝く、その名は輝く、ロジャー・ヤング!
1投稿日: 2024.01.26
powered by ブクログ言わずと知れたSFの名著。主人公は勢いで軍隊に入り、さまざまなことを経験しながら軍人として成長していく。 ガンダムの元となったといわれる「パワードスーツ」が出てくるので、ガンダム好きな人には大興奮の作品かもしれない。 SF小説なんだけど、組織論や哲学の本という側面も非常に強いと思う。統率に関して、過激ながら現実的な描写が多く(そんな理想論ばかりでは社会は回らんよねって話し)、いろいろと考えさせられる内容。 名著といわれるのはわかるし、1959年の本だということを考えれば先見の明えぐいなと思うけど、SF小説に大衆娯楽を期待している自分には少し合わなかったかな。 読了感は非常にいいんだけど、これがjuvenile(青少年向け)というのが驚き。
0投稿日: 2023.12.02
powered by ブクログ戦闘表記や戦術が細かく記述されており、躍動感が凄い物語であった それが故に、取っつきにくいのかなと思うところもある 中学生の時に読んでいたら間違えなく布陣や戦術を実証しようとしていただろう それだけ中二心を刺激する内容だった しばらくはバグとの戦争の結末がどうなったか夢想する日々が続きそうだ
1投稿日: 2023.11.23
powered by ブクログ第72回アワヒニビブリオバトル「【往路】お正月だよ!ビブリオバトル」第7ゲームで紹介された本です。チャンプ本。 2021.01.02
0投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログ宇宙の“バグ”との戦いを描いた物語であるが、その中身は壮大な戦争論だったと思う。しかも、かなり極端な方へ振り切った。 でも、出会って良かった作品なのは間違いない。
2投稿日: 2022.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いきなりの戦闘シーンから時系列を遡っていく。 展開といい、内容といい1959年に書かれたものとは思えない内容でした。 戦争を実行する軍隊とは何か、というところを掘り下げており、興味深くお仕事に通じるところが多数あり、若い時に読めば良かったな笑
0投稿日: 2022.07.28
powered by ブクログ新訳版読了。夏への扉は読みにくくて飛ばし読みだったけど、本作は面白くて引き込まれた。バグの描写とか読んでて、映画のスターシップトルーパーズ思い出したので調べたら、一応映画の原作だったのね。戦争に対する考え方は現実的で共感できる。士官も含め全員が戦闘のプロというのは実際には難しいと思うがそうあって欲しいという気持ちはわかる。実際には敵はバグのではなく同じ人間でそうであっても一度争えば勝つしか無いのだけど。
0投稿日: 2022.05.17
powered by ブクログ新訳版ではなく昭和54年発行(六刷)のものを読みました。検索したらなかったので新訳版で登録。字が小さく、訳が分かりにくいところもあって読むのに時間がかかったけど面白かった。私がタイトルから想像した内容とはかなり違い、組織とは何かを考えさせてくれる仕事に役立つ内容だった。
0投稿日: 2021.08.13
powered by ブクログ1960年のヒューゴー賞受賞作品。若き軍人の成長・昇進物語、の宇宙版といった印象。しかし文章の大半が軍隊での訓練と、軍国主義的な講釈で進み、ハインラインの思想書にも思える。パワードスーツの設定をはじめとするミリタリーSFな世界観はガンダムの着想元になったらしく、確かに読んでいて男の子の心をくすぐるものがあった。新兵から士官学校に至るまでの訓練の描写は、「愛と青春の旅だち」なども思い出させる。色々と後世への影響が大きい作品なのだろう。1997年の映画化は知っていたが、80年代に日本でもOVAとして映像化されているとのこと。製作はサンライズ、ガンダム好きとしては見るしかないかも??
0投稿日: 2021.07.17
powered by ブクログヒューゴ賞受賞作 1959年S34 発表 地球連邦軍に志願しパワードスーツ装着した 精鋭機動歩兵隊に配属される若者が成長し士官を目指す物語。発表時にはリバタリアン作家の軍事教練小説と批判も。機動戦士ガンダムの地球連邦軍の設定モビルスーツは本作の影響を大いに受けたようです。
0投稿日: 2021.06.17
powered by ブクログ1959年。ミリタリーSF。主人公ジョニー・リコが兵士になり、職業軍人になるため士官学校に行き、最後は部隊を指揮するようになる。バグ相手の戦闘シーンは兵士目線でかかれて迫力があるが、ハインラインの政治思想を教官や上官が代弁するところには、考えさせるものがある。マルクス、プラトン、アメリカ独立宣言などが批判的にあつかわれている。作品世界は退役軍人にしか選挙権がない地球連邦の話。主権とは〝戦力〟であり、行動によって犠牲をささげたものしか、政治に関わることはできないとする。読んでみると、政治を考える材料にはなる。
0投稿日: 2021.06.12
powered by ブクログ読んだのはスタジオぬえ表紙の旧版です。 ガンダムの元ネタ的目的で読んだが、アメリカンなジョックス的ストーリーで中々面白かった。
0投稿日: 2021.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んだのが4年も前だからあまり中身に関して詳しいことは覚えてない。 とりあえずグダグダで途中で飽きる、最後の伏線で自分の上司(軍曹)が出てくるのも微妙。 パワードスーツに関する所は面白かったし、好きな作者なので忖度して星3つ
0投稿日: 2021.02.23
powered by ブクログ典型的な男の子の成長譚 徹底的にマッチョな世界観に貫かれた物語 作者の本心かはともかく、多くの素朴なアメリカ人の若者に共通する考え方ではないだろうか 訓練シーンとかはアメリカの典型的な戦争映画の原型のよう そしてその現実的で強固な理論は反論がなかなか難しい 軍事国家の論理とは実際こういうものかと思う
0投稿日: 2021.02.13
powered by ブクログ映画「スターシップトゥルーパーズ」の原作。しかしあれと本作は別物だ。異星のバグどもとの派手な戦いを求めると肩透かしをくらう。メインは軍隊に入隊した少年の成長を描いた物語となる。が、これが意外に面白い。新人機動歩兵が訓練キャンプでしごかれ、やがて士官候補生となり…。と言った割と分かりやすい内容となっている。反面、60年代当時のアメリカ軍国主義を皮肉ったものでもある、かもしれない。
3投稿日: 2020.08.17
powered by ブクログやっと、読みました。機動戦士ガンダムのモビルスーツの元ネタになったパワードスーツが登場する、SF小説。 哲学、政治、軍隊組織等についての濃厚な授業を受けているがごとく、作者が提示する社会と現代の社会との違いや、理想とするべき哲学はなにか等、深く考えさせられた作品だった。物語として、さらっと読んでも面白いし、随所でカタルシスを感じることができる娯楽作品の側面もあり、名作と言われる所以がよくわかった。 『夏への扉』とともに、時々読み返したい作品だ。
2投稿日: 2020.04.25
powered by ブクログ旧訳で読んだのは中学生の頃だったか。。。民主主義が崩壊した後の世界観がマッチョ過ぎw。昨今のミリタリーものとは格が違いすぎるっしょ!仔犬の躾に例えられる罰の与え方なんかは、いまの御時世だと妙に説得力がある。もっと戦闘シーンがテンコ盛りと記憶していたが、意外と少なめだった。リコが訓練を通じて認識していくハインラインが描く世界観がメインに語られていると感じた。30数年振りに読むと、こんなに印象が違うのか。面白かった。
0投稿日: 2018.12.25
powered by ブクログスタジオぬえによるカバーイラストには馴染みのあるパワードスーツが描かれています。1980年代のロボットアニメに夢中になった自分はそれを見るだけでワクワクし、本書を読んでパワードスーツのくだりに来るとブックカバーを外して、またイラストを眺め返したりをしていました。 パワードスーツとその出典は知っていましたが、本書を読むのは今回が始めて。「老人と宇宙」の解説に、これは21世紀版「宇宙の戦士」とコメントされていたことから「いつか読む本リスト」に加えていました。 SFの醍醐味は、その世界観、虚構世界の構成、設定、ロジックを味わうところにあると思っているのですが、間違いなくユニークで興味のそそられると同時に、本書の後に登場する多くのSFの礎なんだと思うことが多くありました。 そして、新兵の目を通した世界や周囲の人々(軍人)を語ることで、民間人には知り得ない軍隊組織の裏設定をわかりやすく伝えてくれる小説とも本書は言えます。解説にもありますが、現代の事象をSFの世界に置き換えて描くのが作者の手法ということも納得がいくものでした。
0投稿日: 2018.08.27
powered by ブクログ良い訳本だった。よくあるような違和感のある訳がなく、訓練のされ方とか、戦場でのやりとりとか、とても自然に感じられるものばかりだった。中身は、まとめてしまえば、異星人からの侵略を受けている地球である兵士が軍に入隊するところからオールドマンになって出動するところまでの経験や成長の物語、と、ありふれた感じになってしまうけれど、細部に至るまで違和感なく描かれていて、途切れ途切れではあるけれど最後まで一気に読んでしまいたくなる楽しさだった。 180807
0投稿日: 2018.08.08
powered by ブクログSFもの、特に宇宙戦争や未来の戦争描写ではほぼ必須とも言えるパワードスーツの原点となる作品だというので読んでみた。 これは未来における若者が軍人として成長する物語。元々あこがれはあったが、その場の流れで志願することとなってしまったというのがきっかけ。しかしながら訓練と実践を無事にくぐり抜け生き残り、一人前になる。アメリカの軍や軍人ってこんな感じなんだろうか。日本の自衛隊ってどうなのかな。 パワードスーツの原点という意味では、ふーんこれがそうなんだというだけ。それを中心に描いているわけではないし、それが話の展開に関係するわけではない。ただ、昨今のゲームやアニメで、女性が無駄に肌を露出した格好してるのを考えれば、非常に現実的だし、あとがきにもあるが、関節部分をどうするかが難しいというのは納得。
0投稿日: 2018.08.04
powered by ブクログガンダム‥! 主人公がいい。ぼっちゃんで真面目で甘々な善人だから、描かれているのが戦争なのに、若者の成長物語みたいなノリですごく好きです。
0投稿日: 2017.12.31
powered by ブクログある戦争を一兵士の成長という小窓から覗くという画期的な作品、あるいはある若者が成長していく様を宇宙という広大な世界の中に描いた作品、あるいはその両方であって、宇宙を題材に取ったある種の大河作品。いかようにも読めるだろうが、定型詩でもない散文なのに小気味良さを感じさせるのはなぜだろうか。 最初に読んだのは8年近く前であったと思うが、その時に引っかかった部分と全く同じ部分に引っかかったのには驚いた。「父親も軍隊に参加したかった」という辺りであるが、この辺りの軍隊描写を冷笑的に読むのも面白いかもしれない。
0投稿日: 2017.12.29旧作改めて、今だ輝きはおとろえず
表紙を見るとガンダムみたいなバリバリの対戦もののように見えますが、中身はチョット違ったハードなSFです。 宇宙兵士となった若者が成長する過程を描いた物語です。 時々、リーダーのこころがまえなどがちりばめらておりハッとする瞬間が♪ じっくりよみましょう。
0投稿日: 2017.09.28
powered by ブクログ本気で入隊するつもりはなかった主人公が地球連邦軍に入隊し、機動歩兵部隊でパワードスーツ身を包みバグと呼ばれる異星人と戦っていくことになる、ジュブナイル。 「ガンダムのルーツを新訳で」という安彦良和氏の帯が付いていた。
0投稿日: 2017.06.26
powered by ブクログ1人の兵士が学生の頃から、軍に入るきっかけ、何が起こって現在どうあるのか、までを彼の語りで描いた話。哲学的な部分も多々あるし、具体的な絵面が浮かばなくて「?」となった場面もあって、読むのに少し時間がかかった。けれど、ラストちょっと感動。
0投稿日: 2017.02.26
powered by ブクログ2016年9月15日読了。友人とともに軍に志願し起動歩兵となったリコだが、激化するバグズ戦争の中、当初の軽い気持ちは否応なく変化していくことになる…。「パワードスーツ」という概念を広めた作品、映画『スターシップ・トゥルーパーズ』の原作でもあり読んでみた。作中でも滔々と語られる軍隊・戦争・教育に関する著者の思想・意見については微妙なものがあるが「ま、架空世界を舞台にしたフィクションなんだからさ」と割り切ってしまってよいものか?臨戦中の軍事行動・通信の様にはさすがのリアリティがある。人間の動作がどうパワードスーツに伝わって増幅されるか、について数ページを割いての説明があるが、後続の作品が「パワードスーツ」というだけでこの説明をしないで済まされているのは間違い無く本書のおかげなのだろう。最初に物事を発明する、というのはすごいことだ。
0投稿日: 2016.09.15
powered by ブクログ『夏への扉』に続き、ハインライン作品二作目。ガンダムシリーズのルーツということで手に取った次第。読んで納得。確かに、これはガンダムだ!軍隊とは、ホント特別なルールの下で運営?されているんだなぁ、と。で、敵のバグとは一体なんであったのか・・?ニュータイプなのかな??笑
0投稿日: 2016.06.14
powered by ブクログ本書のキモはパワードスーツ。1977年の文庫化の際に宮武一貴のデザインで加藤直之がイラストを書いたのが『機動戦士ガンダム』を皮切りに日本のアニメに大きな影響を与えた。内田昌之による新訳ではその加藤直之がふたたび表紙絵を描き、さらには解説でそのころの思い出を語っている。 よって、解説でハインライン作品の政治的位置づけなどはさっぱり論じられることはない。軍国主義と批判された本書を、中国の軍事的脅威を前にして安保「戦争」法案の成立に揺れる日本でいまいちど読むことの意味も。 およそ半世紀ぶりの新訳とはいえ、長年流通した訳題は容易には変えられないのだろうが、矢野徹がつけた『宇宙の戦士』という訳題はちょっとカッコつけすぎ。映画化されたときの邦題はそのまま『スターシップ・トゥルーパーズ』。 「戦士」というと、戦いを生業とする武者とか武士とか、ちょっと英雄的なニュアンスが漂う。トゥルーパーは英国陸軍だと兵卒の身分、米軍だと「入隊した兵士」程度の意味らしい。また騎兵の訳もあり、そこから転じて騎馬警官や戦車兵を示したりする。しかしスターシップ・トゥルーパーズという場合には宇宙船に積み込まれて投下される、階級下位の兵卒たちという感じになるんじゃないか。要するに使い捨ての雑兵である。 「ぼく」ジョニー・リコは実業家の裕福な家庭に育つが、親友や同級生のかわいい女の子に影響されて、本気で入隊する気もないまま、父への反発もあって軍に入隊してしまう。軍役を勤めあげると市民権が得られるのだ。特別な技能もない「ぼく」は機動歩兵部隊に配属され、厳しい訓練を受ける。旧訳では「おれ」だったけど、世間知らずのリコには「ぼく」のほうがふさわしい。訓練に耐えられないヤツは除隊すればいい。ただ市民権は永遠に得られないだけだ。訓練に耐え、兵士になるのは5分の1。「ぼく」は何とか兵士になる。 機動歩兵=モービル・インファントリーは、強化防護服(新訳ではもはや訳さずに「パワードスーツ」で通している)を身につけて、最前線で戦う兵士である。宇宙の海兵隊というイメージだったのではないかと思う。最前線で戦う兵士は消耗品であるが、それ故の強い誇りを持つ。その使い捨てぶり、雑兵ぶりを強調するとハリイ・ハリスンの『宇宙兵ブルース』になるし、ジョー・ホールドマン『終わりなき戦い』では兵士が摩耗していく様が描かれた。その後、現在でもミリタリーSFは特にハヤカワ文庫では活況だが、評者はあまり読んだことがないので、どうなっているのかはよく知らない。 しかしハインラインは前向きだ。訓練の描写だけでおよそ半分にまで達するが、彼が描きたかったのは「一人前の男になる」話だったからだろう。 「ぼく」が訓練を受けている間に宇宙戦争は本格化する。敵はバグ。蟻や蜂のような社会を形成する巨大な蜘蛛状の異星生物である。「ぼく」の初めての出陣で軍は敵の母星に攻撃を仕掛け、壊滅的な敗北を喫する。 バグの社会について「全体的な共産主義が、進化によってそれに適応した連中によって活用された場合、どれほど効果的になりうるか」と描写されている。米ソ冷戦期に書かれた小説であり、露骨にバグは共産主義者のことだなどともいわれた。ショスタコーヴィチのCDジャケットに明るく健康的な絵画が使われているものがあった。ははあ、社会主義リアリズムの絵画だなと思って見ると、実はアメリカの画家の絵画だった、ということがあった。社会主義リアリズムと保守的なアメリカ文化というのは実はすごく近いのではないか。 バグとの戦闘に明け暮れる「ぼく」は職業軍人の道へ進み、士官学校に入る。そこでの教育、とりわけ「歴史・道徳哲学」の授業ではハインラインの「社会かくあるべし」論が展開される。軍務を勤めあげたものだけが市民権を得て、投票権を手にする。『宇宙の戦士』における人類の社会は「すべての投票者と公職者が、自発的に困難な職務に当たることで個人の利益よりも集団の繁栄を尊重することを実践してきた」のだという。「自発的」なんてものが本当にあるのかとちょっと疑問符をつけてやれば、これは蟻や蜂の社会とどう違うというのだろうか。「ぼく」が戦う理由は「機動歩兵だからだ」というのはカッコいいのだが、思考停止状態に陥っているだけでしかない。それだからこそヴァーホーヴェン監督は映画『スターシップ・トゥルーパーズ』においてハインラインの理念を素直になぞるだけでこれをカリカチュアにしてしまうことができたのだ。 翻って考えると、他の作品ではリベラルだったり共産主義的だったりするハインラインがこの世界の倫理を本気でよいものとして描いたのか、ディストピアとして描いたのか、だんだんわからなくなってきたりもする。 とはいえ、考えさせられるところは多々ある。敵が攻めてきたら反撃するしかないというのは、平和主義への変わらぬ反論である。これを書いている最中、パリで連続テロ事件が起こった。背後にある貧困や格差に対策をというのは正論だが、いま銃を乱射しているテロリストに対しては、射殺をもって対峙するしかない。しかし、最近読んだある政治学者の指摘、「中国に対峙する国は中国と似てくる」というテーゼがリアルに迫ってくる。 ハインラインはバグに対峙する国家を示してみせたのだとすると、けだし慧眼であったといえる。
2投稿日: 2016.02.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
SFの巨匠ハインライン、1959年発表の名作の新訳版。ハインラインを読むのは「夏への扉」に次いで二冊目。さすがに良く出来ている作品と思いますが、主人公の戦士としての成長を描いた極めてオーソドックスでマッチョな戦争もの、私の好みではありませんでした。
0投稿日: 2015.12.01
powered by ブクログファーストガンダムのモチーフの一つとしての知識しかなかったが、新訳版発売とのことで読んでみた。 人類が宇宙に進出し、国家に代わり地球連邦が治める未来世界の志願兵の成長が一人称で綴られる。 冷戦時代の1959年発行とのことでその背景を匂わせる描写もあるが古臭さは感じない。徐々に熱さを増す主人公や緊張感のあるバグとの戦いに引き込まれた。 賛否あると思うが、共同体に対し真に身命を賭せる者のみが主権を持つ社会というのは非常に興味深い。
0投稿日: 2015.11.20
powered by ブクログ新訳版、買ってしまった。 表紙のイラスト、初期の版の口絵見開きイラストが、今風のアニメチックな絵になった。残念ながら、スーツの重量感が感じられず。旧版の加藤さんの絵は、今もってしても偉大。 もっと残念なのは、挿し絵が無くなったこと。何故?1000円もするのに! キャプテンフューチャーの新版は、イラスト満載なのに!! 冒頭のスキニープラネットへの戦闘降下、襲撃、撤収のシーンは、何度読んでも、本当にワクワクする。ホント、旧版でも、何度読んだことか! 訳が変わって、やや硬派感が薄れたようには思うけど。このシーンだけでいいので、現在の技術でアニメ化して欲しい。 さて、ここからが、読むのたいへんだ。じっくり読もう。 読み終わった。これで5、6回読んだだろうか?(もっとかも?) 現在の蔵書のうちでは、最も読み返したタイトルの一つだろう。初めて手に取ってから30年の月日が流れた。その時々に色々考えただろうが、やっぱり、超一級のエンターテインメントとして優れているからこそ、何度読んでも面白い!思想も主義も、その時々で感じ方は違っていたのだ。 新訳の違和感も、全て読み終わった後は気にならなかった。ただ、やっぱり、この新訳版から手に取った少年、青年達に、あの素晴らしい挿絵と出会う機会がうしなわれたのが、とっても残念!!
0投稿日: 2015.10.30
