
総合評価
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powered by ブクログ持統天皇はインパクト強い人だけに色々な作品で主役を張ってるが、今作の彼女は特にあくどい。しかも自分で自分のことを神仏だと思っている。 やたらと気取った大和言葉表記が多いのが鼻につくけど、プロットはまあまあ面白い。皁妙の正体はよく考えたなぁと。途中近親相姦(兄✕妹)描写があってちょっとドキドキ。ちなみにいくら万葉の時代といえど同母兄妹で関係するのは禁忌です。
0投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログこの作家の特徴なんでしょう、文章の粘質さみたいなものは。これについては、読者の好き嫌いの問題になるでしょう。 内容としては結構面白いのですが、結末が意外にあっさりしていて肩透かしを食らわされたな、というのが正直なところです。
0投稿日: 2022.05.30
powered by ブクログほとんど知らない時代の話なのに分かりやすい背景に引き込まれる文章。 そして、全てに仮名があるのでどんな読み方だっけと考えずに読めるのでサクサク進む事ができる。 夢を解くために常陸国からやってきて、讃良皇女の少女時代まで遡る。 女の執念と強さも感じられる話だった。 百人一首にある 白妙の 衣干すてす… にその解釈ができるとは想像力もすごく人なのだなぁと他の作品も読んでみたい。
0投稿日: 2021.03.05
powered by ブクログ★5なんて足りない。個人的に10以上付けたいくらい大好きです。 讃良の強烈な怖さに脱帽です。 ただ、この時代に全然興味がない人は(ある人でも難しい)、個人名称が大層難しく、巻き戻して読み直しても誰だったのか分からなくなること間違いないので、wikiとかまとめサイトなどで相関図や名前一覧を見たり、(この本にもあったかな?)とにかく、この人誰だっけ?と絶対になるので用意してから読んだ方が良いと思います。 元々、聖徳太子没後から壬申の乱までの時代が大好きで、大海と讃良が好きなので、ワクワクしながら読みました。 紙で購入しましたが、電子でも買おうかな。
2投稿日: 2019.02.26
powered by ブクログ西暦700年代初頭の古代が舞台。持統天皇の心の内に入ることができる白妙を借り、夫や息子を含めた周りの邪魔者を排除し、天皇に上り詰めていく過程をたどる。歴史上の人物や物事をうまく織り込み登場させながら、フィクションの面白さが存分に生きた小説。 この著者の作品はハッピーエンドや報われたり悪が挫かれる終わり方にならない。途中からそれが読めてしまい、読み終えてみたらやはり。
0投稿日: 2018.11.15
powered by ブクログ世にも恐ろしい物語。 たしかに、大和言葉が多く、一部人名が教科書的な書かれ方をされていないため、最初はとっつきにくいが、徐々に物語のパワーに押され、数時間で読み切ってしまった笑。 圧倒的な情報量と古代史の暗部を描いた内容は圧巻の一言!最後はものすごい無惨な結末だが、不思議とさわやかさが残った。 とりあえず、 天智天皇=中大兄皇子=葛城皇子=近江朝 天武天皇=大海人皇子=飛鳥浄御原朝 額田王=比売朝臣 と、頭に入れてから読むとわかりやすい。 です。
2投稿日: 2018.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ごめんなさい。ぜんぜん合わなかったです。文も人物の造形も好きになれず。歌についても、定説と違う解釈を出すなら、もっと飛躍させてほしかった。え、この程度の解釈で話進めちゃうの?感が。
0投稿日: 2017.09.09
powered by ブクログ私の中で夭逝の惜しまれる作家ナンバーワンでした。本作はラストが衝撃的で、読み終わった後もしばらく現実に戻れませんでした。最初はふりがなだらけの文章と難しい名前の登場人物で読みにくいかと思ってましたが、すぐに話に引き込まれ、ほぼ一気に読んでしまいました。ふりがなの分、本の厚さのわりに文字量は少ないのですね。きっと。読みながら「もはや無用のゴミ扱い」の昔覚えた語呂合わせが頭の中にずっとありました。考えた人はすごいです。
0投稿日: 2017.06.04女の業を感じさせる物語
この物語の語り部は、白妙という夢解きです。 夢解きとは、夢をこの世のことに合わせて読み解くことです。白妙が夢の中に引き込まれていくように、読者も白妙の物語に引き込まれていくような感じでした。 飛鳥時代の風俗がよく表現されており、ルビも大和言葉で書かれています。歴史小説のような感覚で読んだら、???小説のような読後感を味わいました。結末を知らないで、ゆっくり味わってほしい本です。
2投稿日: 2016.09.30
powered by ブクログ読み応えのある本だった。歴史、ミステリー、ホラー一つに定まらない内容を散漫にする事なく一気に読ませてくれる。ただ歴史オタとも言える私でも 冒頭の部分でやや腰が引けてしまうほど 当時の官職名、言葉使い、人名が忠実に再現されている。持統天皇については 永井路子「茜さす」「美貌の女帝」有名所では里中真智子「天上の虹」などである程度のイメージがあったけれどこの本では彼女の政治家としての部分ではなく どこまでも「女」としての情念の凄まじさについて書かれている。とても面白い本だけれど誰にでも薦めるとは言えない本かな
0投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こわかった!!もうその一言。 ・・・・百人一首のあの歌・・オソロシイ。 昔あの歌に惹かれて天の香久山まで登ったんですが、この小説後は感じ方が 変わりそうです。((笑)) ちなみに地元で売っている「白妙の衣」をイメージした「鵜野讃良」という和菓子 が好きなんですが・・今後うををを!と思いそうです。 古語をちりばめた文体に最初は読みにくかったんですが、慣れてくると世界観が はっきりしてきてよかったです・・。 ネタバレになりますが、後半のクライマックス。 寝所で横たわる讃良が「お前を見つけたぞ」的な表情するのが・・オソロシイ。 読み終わった後、トラウマになりそうでした。トラウマになりそうなときは 同時に里中満智子先生の「天上の虹」の最終巻をお読みになるのをオススメします。 歴史ホラーとしては面白いですが、バッドエンドすぎて・・★4つ。
0投稿日: 2016.08.24
powered by ブクログ人物の特定に手間取った。わかってきたら一気に読了。飛鳥の空気感が伝わってくるような文体。それだけに怖い。
0投稿日: 2016.02.06
powered by ブクログかつて鹿島神宮の阿礼乎止売であった白妙は、夢解きの名手であった。兄で同じく阿礼乎止古であった黒妙が勤めを行っている新益京に、御名部皇女の夢解きの為に常陸国日枝郷から呼ばれる。 その夢を解くうちに、彼女は讃良皇女の心に滑り込んでしまい、やがて、夢に纏わる秘密を知ってしまうが、太上天皇となっている持統天皇に感づかれてしまい…。 坂東眞砂子作品らしい、仄暗い物語展開だったと思います。 散りばめられた夢のヒントと歴史的事象、宗教観、持統天皇の心の襞を織り交ぜ、ひとつの恐ろしいラストへ導く手腕はさすが。 春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天香山 この歌に、こんな顛末を付けてしまうとは… 恐ろしくもエンターテイメント性の高い物語です。
0投稿日: 2015.06.10
powered by ブクログ想像でしかありえない世界ではあるけれど、当時の権力争いでは暗殺なども当たり前であったのかもしれないと思えてしまう。 いつの世にも身分の高い人程数多の試練やストレスをうけ、身の危険に晒されているのだろうなあ。 改めて史実と持統天皇、稗田阿礼について調べたくなった。
0投稿日: 2015.05.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルに惹かれ購入。好きな時代を生きる好きな人物たちが次々と登場し、親しみを覚えながら少しも早くと読み進めると…なんとも恐ろしさに身のすくむ結末。 〝春過ぎて夏来たるらし白妙の…〟を、こう読み解くとは。現代からみればファンタジックにも思える部分こそ古代史の魅力のひとつであると思ってはいたが、まさかの読後感に衝撃を引きずっている。
0投稿日: 2015.02.21
