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真綿荘の住人たち
真綿荘の住人たち
島本理生/文藝春秋
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総合評価

75件)
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    珍しく誰にも共感することができなくて、入り込むのに時間がかかった。 誰が何を幸せと思うかなんて人それぞれ、そうわかっているはずなのに、自分の考える幸せを押し付けて期待してしまう。

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真綿荘という下宿の住人たちの恋愛模様のお話。 北海道の大地でぬくぬくと見守られて育った裏表なさすぎて人を怒らせる大和君が上京してきて始まる物語。 各々の住人の過去が明かされていく中、うっすらうっすら関係が明かされる綿貫さんと晴雨さん。 晴雨さんの屈折した愛情と、手が伸ばせなかった綿貫さんの想いが繋がって良かった。   一押しは鯨ちゃんと荒野先輩。 ふたりは末永く幸せになってほしい。 あと大和君の成長っぷりも良い。そのままいい男になってくれ。

    1
    投稿日: 2025.04.10
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    下宿『真綿荘』に住まう人々。 下宿を営む小説家の綿貫さん。 綿貫さんの内縁の夫で画家の晴雨さん。 大学進学を機に北海道から上京してきた大和くん。 大和くんに恋する鯨ちゃん。 女子高生と付き合ってるアラサー女性の椿さん。 気遣いの出来る優しい鯨ちゃんと、鯨ちゃんを好きな荒野先輩が癒しでした。

    8
    投稿日: 2024.07.16
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    青少年のための手引き  北海道から東京に大学進学のために上京した大和君。 清潔な視線  椿さんと八重子ちゃんは恋人。 シスター  鯨ちゃんは大和君に恋する。荒野先輩は鯨ちゃんに恋する。 海へむかう魚たち  大和くんは大学の先輩絵麻さんと駆け落ちする。 押し入れの傍観者  晴雨(せう)さんと大家の綿貫さんの嵐の始まり。 真綿荘の恋人  綿貫さん目線の晴雨さんへの想い。 真綿荘の住人は、大和君、椿さん、鯨ちゃんに 晴雨さんと大家の綿貫さん。 それぞれの人物が主人公となり、話に出てくる。 大和君の存在が独特で、最初は何でも言っちゃう 天真爛漫タイプに思えてたんだけど、 だんだん真綿荘で生活していって、大人になってきて 最初の頃と違う大和君になっていくのがよかった。 そして、「大和」ではなく毎回表記が「大和君」と なっていることに、作者の意図を感じたよー(。-∀-) けっこう好きな作品だったなぁー!!

    4
    投稿日: 2023.02.13
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    島本理生さんの作品大好きなのになぜか10年間積んでいてやっと読むことができました。読み始めたら面白かった〜。ほっこり系かな?と思いきやそれぞれが抱えている恋愛はどれもままならなくて辛くなるものばかり。鯨ちゃんと荒野先輩の『シスター』がとってもよかった。連作短編の作り方はやっぱり大好きで、この章では脇役だった人が次は主人公になってたりとかどんな気持ちを抱えているかとかが綿密に描かれていて、良いなあと思いました。島本さんの文章やはり大好き。

    3
    投稿日: 2023.01.22
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    最近 好きな小説が基本 【生き方】がテーマで、この作品みたいに登場人物毎に主役が変わって一冊で色んな目線で読解力を使う感じの小説が好きです この本は【共感型】と言うより煩わしさ、歯痒さを全面に出して、読者に【あなたはどう思いますか?】と問いただされる感じでした。 色んな人がいて、色んな考え方があるのが当たり前 どう受け入れるか、共感出来ないなら放っといてあげれるか… 話は少し変わりますが…自分は同僚を【今年の漢字】みたいな形で漢字一文字で考えてます 基本人間 長所と短所は同じでそれが上手くいってれば長所、駄目なら短所になるからです ●社長【謎】人の考えない行動をおこせる>理解できない事してしまう ●部長【迷】人に気をつかう>個人個人で気の使い方を統一しないので絶対に不公平にする。常に迷ってるの誤魔化し迷う ●主任【子】少年の心を持ってる>上には可愛がられるが下からは好かれない ●自分【考】論理的に考える>常に考えすぎる、何時間でも考えて他の作業もしてるので話すと人によっては疲れる人と思われる ●社員【盗】抜け目を見つける天才>会社の物や、土産品など基本持ってく、どうどうとサボる ●社員【適】適当、それに見合った選択をする>執着、意欲全く無し、仕事がザツ。自分の都合悪いことは綺麗さっぱり忘れる などなど 数人あげるだけでも 結構理解できます。(会社ろくな奴居ないな…) ※んで結局 俺が何が言いたいかって言うと… 【LINEのアイコンやプロフィール欄のコメントで、その人の、人となりって ほぼ分かってしまうよね!】って事!!

    57
    投稿日: 2023.01.14
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    島本さんの著書は5冊目。 「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」 「よだかの片思い」「ファーストラブ」「クローバー」と楽しんできましたが、本作はどうも合わなくて中盤以降モヤモヤしたまま読了。 北海道から上京してきた大和君と住人が繰り広げる恋愛模様、そして人間模様。 みんなそれぞれにありますが、中盤以降あまり共感出来なくて読みながら一歩引いてる感覚が抜けませんでした。 個人的に「ドロドロ系」「駆け引き系」や複雑なのはどうも共感もしにくく、好みの問題なんだろうなぁと思いました。

    4
    投稿日: 2023.01.10
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    真綿荘に住む人達の様々な恋愛観、人間模様について描かれた物語。物語は明るい恋ではなく、暗く静かに進んで行くように感じた。理解し難い恋もあったが、その裏には悲しい過去も関係している。まだ恋愛経験の少ない歳の私にとっては、少し大人な恋の物語だったのかもしれない。

    1
    投稿日: 2022.04.06
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    登場人物それぞれ味わい深く、面白かったけど、もう少しそれぞれの背景が詳しく知りたかったような気もする。 綿貫さんと晴雨さんの関係は、ちょっと私には理解が難しいかなー。

    2
    投稿日: 2022.04.03
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    それぞれの住人の描写が鮮やかでとても面白かった。 しかし、綿貫さんと晴雨さんの関係だけは共感できずよくわからなかった。 特に最後がどうしてそこに落ち着いたのか、それこそ2人にしかわからない落ち着き所なのだなと思う。

    1
    投稿日: 2022.03.26
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    真綿荘の人たちは何かが少し違ったら、みんな幸せになれそうなのに… その少しの違いにもどかしさや歯痒さを感じてしまった。

    3
    投稿日: 2022.03.11
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    下宿の住人それぞれが何かしら抱えている話のオムニバス。 読むのに時間かかりすぎたからか、合わなかったからか、あまり入り込めなかった。 綿貫さんと晴雨さんは、どうしてそれでつながりを求めるのかよく分からなかった。 「救ってもらうためではなく、自分で自分を救うために好きであることを続ける。」

    1
    投稿日: 2022.01.17
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    真綿荘に下宿した事がないのに、登場人物と知り合いのような、食事の様子や部屋の中の環境が手に取るように想像できて読んでいて楽しかった。自分の大学生当時の上京したての記憶と、話のストーリーがマッチする部分があり、懐かしい気持ちになった。他人以上家族未満の生活も悪くないなと思いました。

    1
    投稿日: 2021.12.29
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    この本を読んで、色々な恋愛観を知ることができた。 読み進めるうちに、住人同士の関係がそれぞれの恋模様と共に浮きぼりになるところが面白かった。

    9
    投稿日: 2021.05.05
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    超絶に性格の悪い美女に駆け落ちを迫られる大和君、彼に片想い中だが先輩に告白されて揺れる鯨ちゃん、女子高生の恋人の一途な愛情表現に戸惑う男嫌いでクールな椿。 17年前ただ一度自分を抱いた男・晴雨(せう)を内縁の夫と呼ぶ大家小説家の綿貫さん。 一見どこにでもいそうな人々だが、1人1人の人物描写が巧みで「真綿荘」や彼らの生活を覗いている様な錯覚に陥り脳内映像と共に最後まで楽しく読めました。

    0
    投稿日: 2021.01.23
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    最近、読書というものがよくわからなくなってきている。 自分と価値観の違う登場人物や、納得できない結末に出会うことが多い。 しかし、読書というのは自分の知らないものに触れることが楽しいという面を持っているはずだ。 私は単純に自分と異なる価値観を受け入れることができない狭量な人間なのだろうか。 ブックオフで2015年文春文庫青春フェア限定カバーの『真綿荘の住人たち』を見つけて、迷うことなく購入した。 フェアをやっていた時は、読んだことのない作家ばかりで購入を躊躇していて、気づいたら書店から消えてしまっていた。 ちなみに2015年の限定カバーの本は5作品あり、宮本輝の『星々の悲しみ』は購入したのだが、柚木麻子の『終点のあの子』と本作品が気になっていた。 私にとって表紙はかなり重要で、読んだことのない作家の作品はジャケット買いの割合がかなり大きい。 表紙を見て、タイトルを見て、あらすじを読んで、買うかどうかを決める。 あらすじを読んで良さそうだと思っても、表紙が気に入らなければ買わないこともある。 表紙は作品全体のイメージを視覚的に表している気がして、そのイメージが合わないと作品も合わないような気がするのだ。 最近は表紙に騙されることも多いから、冒頭を読んだりすることも増えたが、温かい感じのイラストや写真であれば基本的には買いだ。 このフェアの本はかくたみほという方の写真が表紙になっていて、とても柔らかい雰囲気を醸し出している。 調べてみたら、このフェアに使われた写真に連なる作品が収められた写真集が出ているようで、今amazonで購入したくらい気に入っている。 限定カバーの『真綿荘の住人たち』の表紙も素敵な写真で、通常カバーもほのぼのとした雰囲気。 だからあらすじを読んで、宮原るりのマンガ『僕らはみんな河合荘』みたいな感じかと思っていた。 序盤は北海道から上京した大和君の物語から始まる。 春から大学生となる大和君の真綿荘での新生活は何が起こるのかとわくわくさせてくれる。 刊行は「真綿荘」の方が先だが、本当に「河合荘」みたいな感じだ。 空気の読めない大和君は、性格がきつく不倫までしている美人の先輩に振り回され、その中でだんだんと大人になっていく。 そんな大和君に恋する鯨ちゃんは荒野先輩に告白されて、自分の存在を見つめ直すきっかけを得る。 男嫌いの椿は、少し距離を置いて付き合っている女子高生に不意に救われる。 ほのぼのした物語ながら、登場人物には振り回されて楽しい。 6編から成っており、一人称・三人称の違いはあれど、真綿荘の住人たちの群像劇となっている。 一番気に入ったのは真綿荘の住人ではない荒野先輩で、「救ってもらうためではなく、自分で自分を救うために好きであることを続ける」という彼のさわやかさが好きだ。 鯨ちゃんとの結末にはちょっと引っかかるところもあったが、覚悟を決めた彼だからこそ救いがあってもいいのかと思った。 4編目まではこの通り温かい物語なのだが、「押入れの傍観者」という不穏なタイトルの章から状況が一変して見える。 一緒に住んでいる人間の、決して見てはいけない一面を見てしまった衝撃。 過去に自分を傷つけたことのある人間と共に住むことになったらどうするだろうか? 私なら耐えられない。 それを許すことはもちろん、許そうとする他人も受け入れられない。 私のすべてを奪う人がいるのなら、私はそんな人嫌いだ。 でも登場人物のある人は、「私を完璧に所有してくれる」から好きなのだと言う。 その理屈も、奪う側の気持ちもほとんど理解できなくて、物語の最後の最後で興をそがれた気持ちになってしまった。 でも、そういう価値観、全く自分と違う考え方の可能性に気づいて勉強にはなった。 ただ、現実にそんな人がいるのかと考えて、ふと思い当たる。 ダメ男が好きな女性の心理に似ているのか。 だらしない男に尽くして、自ら束縛されにいく人。 現実にいるなあ。 ああ、でもやっぱり彼女たちの行動に納得はできない。 島本理生は初めて読んだのだが、『ナラタージュ』が気になっていた。 生徒と先生の恋愛の話のようだが、また特殊な心理が描かれているのではないかとしばらく手を出せそうにない。

    0
    投稿日: 2020.10.07
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    『家族とも友人とも恋人ともちがう。けれど、赤の他人とも言いきれない。ゆるやかだが濃密な関係のもと、下宿人たちは食事をし、今日も同じ屋根の下で眠りにつく。(三浦しをん「本屋さんで待ちあわせ 〈真綿荘の住人たち〉」より抜粋)』 『下宿』と聞いてどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?木造の古いアパート、すべてがレトロな雰囲気、そして個性豊かな住人たち。私の勝手なある意味ステレオタイプのイメージですが、こんな光景が浮かびます。恐らくそれは昭和を代表するマンガ家たちが若手時代に暮らしたという伝説の”トキワ荘”のイメージがこびりついているからかもしれません。このレビューを読んでくださっている皆さんも、マンガに詳しい方はもちろんのこと、あまり興味がないという方でも名前ぐらいは聞いたことがあるはずの”トキワ荘”。そんな伝説の”トキワ荘”があった椎名町のすぐ隣に江古田という街があります。『八百屋や居酒屋やカフェやパチンコ屋とにぎやかで、だけど妙に親近感の湧く軒並み』、そんな街にひっそりと佇む『真綿荘』。この物語はそんな『真綿荘』に暮らす住人たちの日々の営みを綴る物語です。 『もし俺が第一志望の東京の大学に受かったら、マキちゃん、俺と付き合ってください』と『薄暗くなりかけた教室』で熱意を込めて告白するのは大和葉介。『次の瞬間、櫻井マキは真顔で答えた「いや、ふつうに無理だから」』とあっけなくノックアウト。『たとえ東大に合格したってエッチしていいと思えるほどにも大和のこと、好きじゃないし』と駄目押しし、『金輪際、私を性欲の対象として見るなよ』と言い捨てて立ち去る櫻井マキ。『C判定止まりの大学合格に向けた闘志を新たに燃やし始めた』大和は数ヶ月後『郵便屋さんが大和君の家のポスト』に投函した『合格通知』を受け取ります。そして『大急ぎで櫻井マキの家を訪ねて交際を迫り、今度はローファーの踵で蹴られんばかりの勢いで拒絶されたことは言うまでもない』というオチ。やむなく家に帰った大和は母親と東京での住まいについて話します。下宿を勧める母に『下宿なんて、俺、嫌だよ。門限とか色々と面倒臭そうだし』と渋る大和。『大丈夫。朝夕食付きの上に、うるさい規則は一切なし。お風呂は共同だけど、トイレは各部屋についてる』と母親が目星をつけた物件の説明を受ける大和は『ボロいアパートでいいからやっぱり一人暮らしのほうが』と粘ります。それに対し『あんた、どうせろくに勉強もせずに女の子連れ込む計画でしょう。そんな下心丸出しに…』と上手を行く母親に一言も反論できない大和。『アパートの下見すら一度もすることができないまま』、『荷物は上京二日前に東京へと送られ』ます。そして『品川駅へ着くと、あまりの混雑ぶりにめまいがした』という大都市・東京へとやってきた大和。『ようやく乗り換えた電車が江古田駅に到着したとき、彼は世界一周の旅を終えたような気持ちだった』と『人通りの多い商店街』を歩きます。『ようやく目的のアパートを見つけた』大和の目の前に建つ『由緒正しい木造二階建てのアパート』。『ブロック塀に、「真綿荘」という表札が出て』います。『ほっとしたのもつかの間、大和君の中で急激に緊張がこみ上げてきた』という瞬間。『あれ、お客さんですか?誰にご用ですか?』と『チェックのプリーツスカートを穿いた女子高生』に声をかけられると『直立不動のまま、絶句』する大和。『とっさに三つの選択肢が浮かんだ。”大家さんを呼んできてください”、”名前を教えてください”、”今、彼氏はー”』という大和の頭の中。しかし『男と付き合ったことありますか?』と『童貞の大和君は、第四の選択肢を導き出してしまった』という情けない展開。それに『ありません』と『彼がひるむほどの即答』をした女子高生。そんなズッコケな第一歩ながらも、大和の『真綿荘』での下宿生活がスタートしました。 6つの短編から構成されるこの作品。視点が短編毎に切り替わりながら展開していく連作短編の形式をとっています。そして、この切り替えに島本さんならではの一工夫が入ります。それは最初の〈青少年のための手引き〉の記述から登場する『大和君』という表現の仕方です。『大和君は思った』、『大和君は、一歩、前へと踏み出した』、そして『一夜をともにするということを、大和君はまだ知らない』といった感じで何か大和君を主人公にしたドラマのナレーションの語りかのようなその表現。一方で他の登場人物の視点になると『「それでも椿ちゃんが好きだったから、一緒に暮らすことにしたの?」その問いに、私はゆっくりと目を閉じた』というように、その人物に第一人称が普通に移動します。主に6人の人物が登場するこの作品にあって、冒頭から最後まで登場し続けるのは大和葉介のみです。それにも関わらず彼だけがふわっと第三者的に描写される不思議感。そして、そんな独特な描き方は後述する様にこの作品から受ける印象にも大きく影響を与えていきます。 『古い木造の二階建てアパート』を舞台にした作品というと、私の場合、辻村深月さんの「スロウハイツの神様」や三浦しをんさんの「木暮荘物語」が思い浮かびます。いずれも私の頭の中に深く刻まれた”トキワ荘”の雰囲気感の土台の上に独自の世界観を展開する物語です。恐らく辻村さんも、三浦さんも”トキワ荘”の呪縛からは逃れられないのだと思いますし、読者の期待を考えるとそうなるのだとも思います。そんな私がこの作品の一編目で驚いたのは、えっ?これ、島本さんの作品なの?という少しはっちゃけた世界でした。前述した大和と櫻井マキとのシーンもそうですし、『真綿荘』に到着直後の八重子とのすっとぼけた会話なども意外感が満載です。しかし、この感じで最後まで突っ走るのかと思ったら、二編目の〈清潔な視線〉になって一気に島本さんのいつもの感じが戻ってきます。そもそもこの短編のタイトルからして何か嫌な引っ掛かりを感じますが、さらに『愛されなくてもいい。でも、なんらかの形で必要とはされたい。体は死んでいても、淋しさを感じる心の機能はまだ生きているから』とか『それは自分の手首を切り続ける人と、ほとんど行為の本質は同じだった。もっと、絶望しなきゃ。もっと頭を冷やさなきゃ。凍り付いて感情が動かなくなるくらいに』と書かれると、これはもう島本さんの重厚な作品世界にどっぷりと浸かるしかなくなります。それは、男嫌いで女子高生と付き合う椿や内縁の夫と一つ屋根の下で暮らしているはずが何か訳ありな大家の綿貫といった、『真綿荘』に暮らす訳ありな人々を設定した以上避けられないものだとも思います。そんな彼らに共通するのは、『過去と現在と未来のように、別物のふりをして、実は一瞬の中にすべてある』という考え方からくる衝動が引き起こすものでもあります。しかし、不思議なのはそんな重厚な作品世界が展開するはずが、作品から受ける印象は最後まで重厚になりきらない点です。島本さんの作品から受ける、ただひたすらに重苦しい世界、それが作品全体を覆いきらず、どこかしらはっちゃけた雰囲気がずっと残った印象を受けるのがこの作品。それが大和の描かれ方だと思いました。前述したように、大和だけが、視点が切り替わってもそれは大和を見る第三者視点での描かれ方であって、大和自身の中に深い闇があったとしてもそれが第一人称として描かれることはありません。『大和君の正直さや無邪気さにはひかれるんです。人のことを素直に誉められるところにも。大和君はすごくニュートラルな人ですよね』と鯨ちゃんが語る大和の印象は読者がこの作品から受ける大和の印象と寸分違わないものだと思います。そして、島本さんはこの作品では『二つの物語が絡み合っています』と語ります。その一つが『純朴にして超鈍感な青年、大和君を中心とした青春物語』というこの作品の”光”の世界、そこに島本さんらしいドロドロとした”闇”の世界が絶妙に絡み合って展開していくのがこの作品なのだと思いました。そんな”光”と”闇”は、”光”を感じる文庫本に対して、”闇”を感じる単行本というように表紙のデザインの極端な違いにも感じられるものでもあります。そんな”光”と”闇”という相反する側面を合わせ持ったのがこの作品の一番の魅力。とても上手く構成された作品だと思いました。 『大学に入ったら絶対に一年以内に可愛くて普通の彼女をつくるのだ、と心に誓った』大和。一方で『愛されなくてもいい。でも、なんらかの形で必要とはされたい』と願う椿。一つ同じ屋根の下に暮らしていても、それぞれが抱く異性の捉え方、他者の感じ方、そして人間関係に対する考え方は当然異なります。そんな色んな人達が集う『真綿荘』を舞台にした物語は、住人たち一人ひとりの顔が目に浮かぶような人の生活の息吹が感じられる物語でした。 「真綿荘の住人たち」、それは『古い木造の二階建てアパート』を舞台にした印象的な物語の一つとして私の中に強く刻まれた、そんな作品でした。

    56
    投稿日: 2020.08.25
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    真綿荘の住人達と言うのだから、誰!が主人公ってわけではないのかもしれないけど、やはり誰かではあって欲しかったところ。面白くなりそうでいて、さっとかわされてしまうのが意図的だとしたら脱帽なんだけど。

    5
    投稿日: 2020.05.30
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    一見、爽やかな日常を送ってるように見える住人達。でも彼らの心の中はいつも誰かを想って、悩んで…。平然と振る舞いながらも、それぞれ秘密を抱えている。島本さんの本はやっぱり人間らしくて、情景も素敵でした。でも、養子縁組が何回考え直しても謎。

    0
    投稿日: 2020.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    東京・江古田の下宿、真綿荘。 縁あってともに住まう人たちの人間模様に、 どこか優しさと諦めを感じながらの読書となりました。 描写だとか比喩だとか、 そしてキャラクターのつくり込み具合だとかを確かめる、 そんな分析の目で眺めもしつつ、 でも、フィクションをしっかり楽しむ自分も確かに居て、 豊潤な時間を過ごせる読書でした。 いろいろな素材が、自然とひとつの作品のなかで調和する、 そういうような出来あがり方を感じもしました。 各章でいろいろと、 見透かされたり見破られたりしている、 管理人の綿貫女史が主人公の最後の章が、 いちばん好きだったかなあ。 ぐっと核心部分をそらさず、かといって重くなりすぎず話が進んでいきます。 それはきっと、それまでの章での物語性が積み重なって柔らかくもしています。 最初の章で主人公だった大和君が、 途中再度また主人公として恋愛の逃避行につきあわされるという、 旨味あるエンタメがあって、 また、心の在り様がすてきで、 大柄ながらいわゆる乙女である鯨ちゃんの切ないエンタメがあり、 はたまた、同性同士の恋があります。 バランスと緩急。 表面的な描き方のところは無いと思ったけれど、 たとえば適度に浅かったり、ズドンと深かったり、という山と谷がある。 横の流れのスピード感にだってアクセルの踏みこみ具合がある。 そして、それらを作り上げている言葉、文章表現の技を発揮するのに怠けていない。 ということで、今回学べたのは、総括すると、 文芸へのその踏みこみ方の度合いだと思いました。 真似しよう、というか、僕も心がけよう、と。 最後に、これは!という文を。 <女っていうのはつねに注目されてないと気がすまないんだ。 男がかまってやらないってだけで、 どんな悪徳だって仕方なかったって言い張るんだから、おそろしいもんだよ。> 僕はこれ、一個人の問題じゃなくて…というのがわかるのに大分かかったほうだけど、 著者はさすがですな。ずいぶん若い頃でしょう。 ていうか、ですよ。 これを読んで、やっと「そっか、そうだよね?!」と思えました。 このあたりの自分のなかで確信までいってなかったところが、くっきりしました。 (……くわばらくわばら) 読みやすいうえに、満足感もあり、 物語世界に愛おしさを感じて、やっぱり読了すると名残惜しい、 そんな作品です。

    1
    投稿日: 2019.11.28
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    読み始めは、いつもの島本理生さんより明るめだな、『クローバー』みたいな雰囲気かなあと思ったらしっかり島本理生さんワールドで、とても好きでした。こんな物語が読みたかったな、という作品を島本さんはいつも与えてくれます。島本さんが描く、簡単に言葉に当てはめられない関係は、いつも読み応えがあって不思議な気持ちにしてくれます。

    0
    投稿日: 2019.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真綿荘という建物が舞台の短編連作。 それぞれの登場人物たちの抱えるコンプレックスと秘密。それぞれ事情ありそうな憂く雑な心象を少しずつ紐解かれていく感じ。 大和君の天真爛漫さや無邪気さが見せる無遠慮さに傷つけられた人って鯨ちゃんだけでなく人知れずいたのだろうなと思ってしまった。 鯨ちゃんの人柄といいエピソードと言いとても分かるものだったので、彼女自身を求めてくれる男性が現れたことは良かった。 先輩も若干面倒そうな人だけれど、お互い素直な純粋な人たちなので末永くお幸せにと思う。 他の二カップルは、理解しがたい面もあるけれど。お互いのカップルがお互い蔵族嫌悪的なところも見え隠れする。 自分自身も他人も分かり合えないけれど求め合う。 島本さんのお話はまだそれほど読んでいないけどどれも引き込まれる乾いた土に水がしみ込んでいくような感。 あの建物に引き込まれる人は抱えているなにかが重いな。と感じる。 だからこそこっそりと隠しながら普通の人ですって顔(普通には見えないけれど)で生活できるのかな。

    0
    投稿日: 2019.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは、、 私は今までずっとナラタージュが大好きで、ナラタージュが出た当初高校生だったんだけど、その頃から私の心に留まり続けて、こんなに読んだあとその世界観から抜け出せなくなる小説はない、と思ってたんだけど、、 綿貫さんに共感しまくった。 完璧に所有されたいという気持ちが自分の中で物凄くしっくりきてしまった。 最後は感動して涙こぼしながら読んだ。 映画のようなドラマチックな描写。 その流れは絶対婚姻届でしょ、と普通ならなるところ、この2人にとっては養子縁組の書類。 この世で一番頑丈で強固な束縛。 ちょっとこう言ってはなんだけど、羨ましい。 実際養子縁組って現実的ではないんだけど、、。 晴雨さんの不器用さが愛おしい。 君の夢を叶えよう なんてめちゃくちゃ言われたい笑 そして1人1人の登場人物がみんな愛くるしい。 久しぶりにいい小説に出会えた。

    0
    投稿日: 2018.10.29
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    真綿荘という下宿の5人の住人と1人の管理者の話。物語は各章ごとに中心となる人物がおり、進んで行く。 恋愛が中心だが、いわゆる普通の人とはすこし変わっている人が登場人物なので、苦悩・葛藤がそこに入り込んでくる。 表現方法が文学的にしようとしているが、その言葉遣いは必要なのかと思うわざとらしい点が多少目についた印象がある。 個人的には「もやのかかっていた違和感は、そんな風に言葉にされてしまうと、ひどく月並みで自分がとても卑屈な人間に思えた」という文章が好きだった。 他人におすすめするか、といわれれば微妙だが、興味をもっている人がいたら、読んでもいいんじゃない、と言える程度にはおもしろかった。

    0
    投稿日: 2016.09.28
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    真綿荘という下宿に住む男女。 そこに住む人たちの様々な恋愛とか、歩んできた過去とか。 私は独り暮らしとか、こういった下宿とかしたことないから、ちょっと羨ましかったり。 年代を越えた人たちとの繋がりって、意外と少ないよね。 2016.6.26

    0
    投稿日: 2016.06.26
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    鯨ちゃん。どんな子なのかな? 名前がいいですね。 こんな下宿があって、そこに住んでいたら、それはいろいろなことが起こることでしょう。

    3
    投稿日: 2016.04.23
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    大好きな「ナラタージュ」には遠く及ばなかったけど、一つの下宿に住む住人達それぞれのストーリーで悪くはない。 でも、つい胸を締め付けるような切なさを島本さんには期待してしまうので、その期待には今一つ答えてくれなかったかな。

    0
    投稿日: 2016.04.14
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    みんな自由だけど、芯がないというか奔放で苛々した。 綿貫さんとせうさんがハッピーエンドな理由もよくわからないし。

    0
    投稿日: 2015.12.01
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    最初はちょっととんちんかんな感じだった大和君が、だんだん色んなことに気づいて大人になっていく様子がおもしろかった。絵麻との逃避行は、一大転換点だったんだろなー。 大和君に恋する鯨ちゃんもかわいらしい。 綿貫さん&真島さんカップルは思いが通じ合っているようでそうでない、お互いずれた一方通行な感じがとても変。変な人たち、だけで終わってしまった。 この2人の物語を、物語の一部にしてしまうのはかなり無理があるように感じた。もっと長く読むことができれば、興味を持てたかもしれない。

    0
    投稿日: 2015.09.17
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    東京・江古田にある下宿、真綿荘に住む5人それぞれの恋の物語。 性格の悪い美人に振り回される大和くん。彼に片想いをするも、大学の先輩に告白されて揺れる鯨ちゃん。 とある過去から男嫌いになり、今は女子高生の八重子と付き合っている椿。 真綿荘の大家で小説家の綿貫さんは、「内縁の夫」と呼ぶ画家の晴雨さんと離れられずにいる。 “普通の恋”なんていうものは無いのだと思う。この小説に出てくる人たちの恋も、みんな変だし、きっかけも普通じゃなかったりするし、理解に苦しむ恋もある。 普通じゃないのが当たり前なのだ。なんて、パラドックスに陥りそうだけど(笑)、実際そうなのだと思う。 とくに大家の綿貫さんと晴雨さんの関係は、すぐに理解しろと言われてもとても難しい。 それぞれの恋がひとつの短編になって進んでいく短編集で、何となく謎を残しつつ、最終章ですべての謎が明かされる。 みんなそれぞれコンプレックスを抱えているから自信がないところもあって、その欠けた部分が愛おしく思えた。 とくに鯨ちゃんが好き。なぜか安心できて悩みを打ち明けてしまう彼女のような人っている、と思った。コンプレックスが強いからこそ、他人のこともめったに否定しない人。 ちなみに表紙はこの写真のものではなくて、2015年夏の青春フェアのスペシャルカバーのものを購入。他のも可愛らしいのばかりだった。

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    投稿日: 2015.08.19
  • 普通はつまらない??

    何度も挫折しかけてしまいました。 最後、なんとかまとめた感があったけど途中がなんとも退屈で、変わった人がたくさん出てくる。 多分、作者はこの変わった人たちを描きたかったのだろうけど、私にはちょっと難しかった。 変わった人がたくさん出てくる中で、いわゆる普通の人がとてもつまらない人であるかのように描かれて、気持ちはわからないでもないけれど、 疑問が残った。

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    投稿日: 2015.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「救ってもらうためではなく、自分を自分で救うために好きであることを続ける。そういう恋があってもいいと思うのは、いま自分がここにいてもいいと思うのと同じ…」と「女子は口に出したりすることよりも、空白の方が百万倍重要…」そんな言葉が残った。でも最後の章は私には何となく理解できなくて複雑な気持ちに…

    0
    投稿日: 2015.06.03
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    何度も挫折しかけた本。 最後、なんとかまとめた感があったけど途中がなんとも退屈で、変わった人がたくさん出てくる。 多分、作者はこの変わった人たちを描きたかったのだろうけど、私には理解できなかった。 変わった人がたくさん出てくる中で、いわゆる普通の人がとてもつまらない人であるかのように描かれて、それもまた疑問だった。

    0
    投稿日: 2015.01.12
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    下宿の人たちのお話。人物のいろいろな恋愛模様を描いている。百合系のお話もあったりしてびっくりしました。女性受けするお話なのではないでしょうか⁇

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    投稿日: 2014.12.22
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    【レトロな下宿で青春と恋の始まり、のはずが……】真綿荘に集う人々の恋はどれもままならない。性別も年も想いもばらばらだけど、一つ屋根の下。そんな奇妙で切なくて暖かい下宿物語。

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    投稿日: 2014.09.09
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    題名、表紙の絵、冒頭の大和くんの話・・・から受ける印象は、とっても楽し気なものなのに、それとはちょっと違った内容だった。 大和くんは好感が持てて好きだったけど、綿貫さんと晴雨さんの過去は理解しがたくて興ざめした。

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    投稿日: 2014.09.08
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    真綿荘の住人たちの物語。 ほんわかしたものだけでなく、ドロドロしたものもあるごく普通の日常なのが良かった。

    0
    投稿日: 2014.07.13
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    真綿荘の下宿人たちそれぞれにまつわる短篇集。なんかしっくりこないとか、なんか気持ち悪いなとか、うまくいかないもんだな~とか、そうなっちゃうのか~と納得しかねるような印象の話が多くて、まあでも実際の人生っていうのは、けっこうそういうものだよね、と思ったり。 そういう点ではなるほどすごい小説なのかもしれないけれど、読み終わるとちょっと心が重たくなる感じでした。

    0
    投稿日: 2014.04.24
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    三浦しをんさんが紹介してたんだー。本屋さんで待ち合わせ読んだのに覚えてなかったや。再読したいなー 島本理生さんは個人的に当たり外れが激しくて。どれもいい作品なんだけど、読後によかった!って思えるものとドロドロしたものが残るものがあって。これははじめドロドロの方かなーと思ったんだけど読み終わってみたらそうでもなかった。いろいろ経験したからかな? 無数の わたし がでてくる話。下宿の住人のひとりひとりが自分であって自分じゃない いくつでもひとは考えて行きているし、いくつになっても中身はそんなに変わらない。違うのは経験だけで、意味のない経験はなくて、ひとつひとつの経験が個人を、個性を、作ってる。 下宿やりたいなー。

    0
    投稿日: 2014.04.04
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    三浦しをんの「本屋さんで待ちあわせ」で紹介されていた本。この本は誰目線で読むかでも感想が違ってくるし、甘さと切なさと狂喜、苦しみなどいろんな視点で読める本。軽くて重たい本だった。 残念なのは、大分の地名がでて(^o^)と思ったのに、関東からくるのに博多経由で来ると書いてたり、快速で別府入りなんてあり得ないこと!!地元民としては残念感強い…

    0
    投稿日: 2013.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    北海道から上京してきた大学生の大和君。 彼の下宿先「真綿荘」に住まう人々のお話。 真っ直ぐに育ってきた大和くんに、大昔の自分を重ねて、恥ずかしく痛々しい気持ちになった。 ビッグサイズの鯨ちゃんの、素晴らしい女性らしさとモテモテ具合に、気分が上がる。 椿さんと八重子ちゃんに幸あれ! そして、大家の綿貫さんと晴雨さんの謎の関係。その決着のつき方が「養子縁組」とは。 うん、面白かった。 恋愛ものでも、この位、グログロしてる方が好きなのかもしれない。 最終的に少し大人になった大和くんと、荒野先輩と付き合いだした鯨ちゃんにホッとした。

    0
    投稿日: 2013.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    設定があまりにも島本さんらしくなくて驚いたけど読み進めれば進むほど、ああやっぱり島本さんだと思った。 島本さんにしては登場人物が多い話だし、最初の方は登場人物が複数学生で進んでいくから、わりとさわやかっぽく読めなくはないけど、どんどんどんどん人間の深いところに引きずり込まれていって最終的に綿貫さんの話に収束していく感じは、やっぱり一筋縄にさらっと終われなくて何かもにゃっとしつつもいろいろと考えてしまった。 誰のはなししてるんだろうなあと思った次の真綿荘の恋人で、最初に綿貫さんのフルネームが明かされる流れは、やられたなあと思った。 鯨ちゃんは最初から最後まで唯一の救いでいてくれてありがとうの気持ち。島本さんらしくないとはいえ、タイトルや設定から考える中でいちばん妥当にきもちよく読めたので、鯨ちゃんまわりのおはなしがいちばんすきでした。

    1
    投稿日: 2013.10.14
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    綿貫さんのことを、わかるような気もするし理解不能な気もする。しかし、晴雨のことはわかる。 この不思議な男女の繋がりは、物語の最後に予想もしなかったところへ昇華した。 タイトルからは本当に読めない内容の本だったが、どんどんのめりこんでいったなあ…。 複数の下宿人たちの目線で、互いのことが明らかにされていくごとに、物語はあっけらかんとした明るさを少しずつ失い、救いようのない暗さに沈んでいく。 人の思いは…本当に人それぞれだ。他人のことを理解しようなんて、金輪際思わないでおこう…そんな気持ちになっていた。 読後感なかなかに微妙。

    0
    投稿日: 2013.10.10
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    登場人物のそれぞれが抱える未熟さや歪みを鮮やかに描いていて気に入った。「鮮やかに」ってのは、色を使った描写が多いというそのまんまの意味もあるけれど、詳細な描写が多い。時にはラノベのように描写が諄く感じることもあるけれども。

    0
    投稿日: 2013.08.24
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    「真綿荘の住人たち」島本理生◆それぞれわけありの恋愛事情を抱えた真綿荘の住人たち。普段は自分のことで手一杯ですが、たまに誰かに寄り添おうとしてみたり。一人一人がマイペースに奮闘する姿が微笑ましく、下宿内のドロドロ劇でないところが良い。健気で誰にでも優しい鯨ちゃんが可愛らしい。

    0
    投稿日: 2013.08.01
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    妹者が送ってくれた本。 北海道から江古田の下宿にやってきた大和くんと、その周りの人の十人十色の恋のお話。 読みながら涙ぐむ失態を数回犯しw 不器用ながら皆恋をするのだな…とニヤニヤもした。

    0
    投稿日: 2013.07.06
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    人の育ってきた環境や恋愛事情なんて予想出来ないようなことばっかりで、でも世間は一括りにしようとする。押し付けられた幸福で全ての人を当てはめるなんて不可能で、この小説はその枠からはみ出た人達の話だ。

    0
    投稿日: 2013.06.13
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    ほのぼのとした話かと思えばそうでもなく。真綿荘に住む五人の人間や外側の人間が関わりながら日々を過ごす話なのだけど、その内容がわりかし生々しくて。幼くて空気が読めないひと、異性が嫌いだから同性の恋人がいるひと、コンプレックスが大きいあまり小心者なひと、嫉妬深くて勘違いしたまま時間の止まったひと、一般的な人間の言葉に当てはめることができずにひとを振り回してしまうひと。複雑に絡み合って、作用してる。久しぶりにこの手の島本理生に触れた。なんだか満足している。やっぱり島本理生は、痛々しい話がいい。

    0
    投稿日: 2013.05.27
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    鯨ちゃんを応援したくなる。荒野先輩、すてきな人だった。 晴雨さんと綿貫さんの関係は不思議というか、特殊すぎて少し混乱。ラストの2人には驚いた。

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    投稿日: 2013.05.25
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    恋愛小説なのだけど、登場人物が皆、自分の気持ちばかり押し付けてくるように感じた。 愛している人を自分より大切に思う気持ちは無いのかな。。 空気清浄機のようと書かれた、八重子も、恋人自体より、恋人の側にいる事が大切なだけ。唯一、絵麻だけが真っ直ぐで好感がもてた。全体的によく分からない本だった。

    1
    投稿日: 2013.05.16
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    大和くんは今までの島本作品にはなかった感じの天然KYぶりがよかったし、最後少し男っぽくなるとこもいい。 鯨ちゃんは心変わり早っ!と思ったけど、荒野先輩とはうまくいってほしいって思ったからよかった。 綿貫さんと晴雨さんの関係はキライじゃないけど、でもどこをどうやったらそうなる!?って感じで理解はできなかった(笑) でも全体的に、楽しめた。

    0
    投稿日: 2013.05.14
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    一癖も二癖もある住人たち。 類は友を呼ぶ…とはちょっと違うけれど、そんな住人たちだからこそ漂う真綿荘の雰囲気。 下宿したくなるような、ならないような。 鯨ちゃんは唯一の良心。

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    投稿日: 2013.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読後5分後のメモ いわゆる壊れてる蛇口のごとくではないんですが、結構涙もろいので、本を読んで泣いてしまうことはそれなりにありそういうときは一人で本の世界にはいりこんで床でのたうったりしながらわーわー泣いて、 それでこの激しく動いた気持ち、物語、を誰かに聞いて欲しくなってしかたなくなり ブクログを発見してからは、ああとりあえず書くとこがあってよかった!!と本当に思います。 そんなわけで涙と鼻水を流しながらさいごの数十ページめくりすぐにぐすぐすいいながらブクログあけました うう、夾竹桃… 夾竹桃のくだりからもう胸が苦しくて… 完成に登場人物にはいりこんでしまって泣き出したら止まらなくなりました。 かなって、よかった…本当によかった…ありがとう神様というか島本理生…この人を幸せにしてくれて… もういま真綿荘のひとたちで心がいっぱいです。

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    投稿日: 2013.04.03
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    真綿荘の住人が帯に書いてある通りに愛おしく思える。 住人達にかかわる人たちも。 最初、大和君に対して見所のない青年だと思い(ごめんなさい。そんなことありませんでした!)、挫折しかけました。 椿さんと八重子ちゃんの関係はとてもまぶしく思えます。 あこがれます。 鯨ちゃんと荒野先輩(ときどき大和君、にくめないやつだ!)にいじらしくなったり(主に荒野先輩に)、憎々しく思ったり(大和君だけに、あっ!前言撤回)。 綿貫さんと晴雨さんの見方はひとそれぞれあると思う。 でも私は最後に出した晴雨さんの決断が、 ふたりにっとて良ければそれでいい。 ここの住人はだからみんな愛おしく思えた。

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    投稿日: 2013.03.30
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    真綿荘に住む人たちの話。 お風呂が共同でご飯を一緒に食べる。 微妙な距離感。 それぞれの見方があって それぞれの思いがある。 でもみんな真面目だ。 綿貫さんと晴雨さんだけは理解しがたいけど。。

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    投稿日: 2013.03.24
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    2013/03/16 鯨ちゃんが唯一まともで、とても癒された。 それにしても、島本理生の作品の登場人物は絶対レイプされるなぁ。 ラストがとてもしっくりきたので、それは良かったのだけど。

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    投稿日: 2013.03.16
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    潔癖でレズビアンな椿、太め素朴でしっかりな女子な小春、よくわからない色気を携えた大家の綿貫さん、綿貫が内縁の夫と称する、まるで肉体労働者のような外見の画家、晴雨。そんな一見して普通じゃないラインナップの住人が暮らす下宿に送り込まれたふっつーの男子、大和くん。(編集中)

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    投稿日: 2013.03.16
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    いろんな人がいる。いろんな感じ方、こだわり方がある。同じことが起きても、人によって、その後の影響の出方が違うんだ。私には理解できないこともある。でも、それを全部含めて、いろんな人がいて、世の中。生きている長い年月の中のどこかで出会った人、深く関わった人、楽しい時間を一緒にたくさん過ごした人、そういう人たちとも距離をおくことがある。それでいい。また会うかも。とにかく自分はそこにいる。 個人的に鯨ちゃんが憧れの女性。私にはないものを持っている。ずっと昔からコンプレックスだった。人を包み込むような包容力が私にはない。小学校のクラスの女の子で鯨ちゃんのような子がいた。年齢には関係ない。どうしたらなれるんだろう、自分には何が足りないんだろうと考えていた。 でも、今はこれでいいかと思う。これが自分。白い石は白くて、紫の石は紫だ。そんな風なもんだと思うようになった。

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    投稿日: 2013.03.12
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    久しぶりの島本理生作品。 改めてこの人はジメジメと切なさを混ぜた、梅雨のような恋愛を書くのが好きなんだなぁと感じた。 なので序盤の大和君の子供っぷりはとても新鮮で、こういう男子いるなぁとか、異性ながら共感する部分もあって、痛々しくも微笑ましかった。 真綿荘の住人たちの恋愛模様は様々で、登場人物たちの過去からして恋愛の形は異形なものが多いのだけれど、こんな恋愛があってもいいなぁと思える部分がそれぞれあった。 さらにどの人物も前に進んでいるので、そのしっかりしたハッピーエンド感のおかげであまり暗くなりすぎず読める。 私的には可もなく不可もなくな作品。 晴雨さんよりも綿貫さんにアクの強さを感じた。

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    投稿日: 2013.03.04
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    島本さんらしい作品だと思いました。 不器用で普通とは言えない登場人物ばかりですが、彼らがゆるゆると人生を歩んでいく様が一冊を通して描かれていく様が素敵です。 天然の空気清浄機・八重子と、エスコート能力に長けている須磨さんがすきです。

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    投稿日: 2013.02.24
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    爽やかな真綿荘の住人たちの恋愛物語と思ったら大間違い。この裏切り感が面白かった。 登場人物は北海道から上京してきた大和君、大きな体がコンプレックスの鯨ちゃん、レズの椿、大家で小説家の千鶴、千鶴が内縁の夫と呼んでいる画家の晴雨。 千鶴と晴雨の過去は衝撃的。 ラストは理解しがたいけど、妙にしっくりきた。 普段感じない感情がわいてきた気がする。

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    投稿日: 2013.02.23
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    晴雨さんって理解できないし、よくこんなキャラ思い付いたな、と。千鶴さんの気持ちもわからないし。読解力・想像力や感性色んなものが衰えてきたのかな?久々になんか若いなっていう感じで読んだ。この作家さんは初めて読んだけど、嫌いじゃない感じ。

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    投稿日: 2013.02.07
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    大和君みたいに素直な所が、女心を傷つけてる。やっぱり女心わかんねー笑、 ただ、なんか真錦荘よかった。しかも江古田っていうのが素晴らしいよ。

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    投稿日: 2013.02.06
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    島本理生さんの小説にしては、さらっと読めて、爽やかな(?)読後感でした。 爽やかというのも、また少し違うけれど・・・綺麗にオチがついたというか。 北海道から上京し、江古田にある真綿荘に下宿する事になった大和君。 このシチュエーションに、「お!?」と思っていたら、解説が瀧波ユカリさんだったので、思わず笑ってしまいました。 作中、明らかに猛禽と思われる女子も登場するし、本編とは関係ない所で、ちょっとニヤリとしてしまいました。

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    投稿日: 2013.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    東京・江古田、美人で訳あり風な大家が営む真綿荘。ひとつ屋根の下で始まる恋と青春、のはずが・・・!? まず温かほのぼの系を予想するとキツイ作品。勘違い、コンプレックス、性的倒錯、トラウマ、不倫、駆け落ち。サブキャラまで含めてもマトモな人間がほとんどいない。もう鯨ちゃんが清涼剤に思えてならない。

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    投稿日: 2013.02.01
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    面白かったけど、なんだか素直に面白い!と云えないこの感じなに? それぞれの背景が重いせいか、所々理解出来ない部分があったせいか。 空気の読めない大和くんがほっとした。 ラストはあれでいいのか?と思うけど想像通りのラストだったら、それはそれでなんか違ったかも。

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    投稿日: 2013.01.30
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    住人たちそれぞれの生き様が時系列にそって描かれていて、一気に読めました。 綿貫さんのお話は、ちょっと泣けました。 ラストはえっ⁉と思ったけど、綿貫さんの性格を考えると、納得の結果。 トラウマを抱えた女性ばかりの下宿の中だからこそ、 よく言えばピュア、悪く言えばちょっとKYな感じな大和くんが癒し。 個人的には、荒野先輩のキャラが好き。

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    投稿日: 2013.01.29
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    不器用な人達のお話。 それぞれの抱える背景がいちいち重い。 だからこそ、大和君の空気の読めなさが切ない。

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    投稿日: 2013.01.29
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    群像劇だったからなのか、それを狙ってなのかはわからないけど、ちょっと島本さんっぽくないような…。と、読みながら思ったけど、根っこの根っこはやっぱり島本さんだなと感じた。

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    投稿日: 2013.01.18
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    新しいものを読めと言われたから読んでみたシリーズ第3弾。 真綿荘という下宿を舞台にしたオムニバス的な作品。 なんていうか、人間って不器用だなあと思わせるそんな作品でした。 幼さゆえの不器用さ 傷ついた心を持てあます不器用さ 卑屈になってしまった不器用さ かたくなに自己中心的になってしまった不器用さ そんなものが描かれています。 文体がとても清潔なのに、なぜかどろっとした生々しさというかいやらしさ、いや、いやらしさという言い方は違うかな。下世話に言うとエロい。 そんな感じの文体がなかなか面白かった。 それぞれ登場人物たちがどこか変わっているように見せて人間のもつどこかにある何かを拡大して描いている感じがしました。 そんな感じ。

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    投稿日: 2013.01.17
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    大和君の空気読めない所が かわいいなぁ。個人的には八重子 が好きです。最後の晴雨さんの 行動にはびっくり。綿貫さん、 よかったねー。

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    投稿日: 2013.01.17
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    初・島本理生さん。 興味深いという意味では面白い作品だと思いますが、好きかと問われれば・・・。 レスビアンだったり、奇妙な内縁関係だったり、片思いの連鎖だったり、古い下宿屋・真綿荘の住人の恋愛関係が連作短編として描かれます。 それぞれの想いは純粋で、ただそれが普通の形では無いだけなのですが、それが幾つも重なって行くと、どこかドロドロとした感じになってしまい。。。どうもそういうドロドロの恋愛物は苦手と言うか、そそられないテーマなのです。 ただ、鯨ちゃんの造形には救われました。

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    投稿日: 2013.01.17
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    88点。不器用な人々の、それぞれの想いの描き方がうまい。人はそれぞれの過去があり、それを踏まえた考え方があり、決してそれを説明するわけではないのだけれど、察しあって、察しきれなくて、言葉にして、でも全ては伝わらなくて、自分の気持ちを見ないように考えないようにして、でも溢れてしまう感じに、共感を、した。

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    投稿日: 2013.01.16
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    ―――寄り添えなくても一緒にいたい――― 著者の作品を久しぶりに読んで、どういう作品を書く人か一気に思い出した。 ほの暗い過去にとらわれて身動きの取れない状態から始まり、それは改善されるどころかズブズブと底なし沼に消えていくようだ。 真綿荘という下宿先に暮らす若者たち、それぞれの、一生懸命な恋愛。 …と言うと身もふたもないが、全体を見れば、可愛いものも、爽やかなものもあるけれど、最後にとっておきのドロドロが隠されていて、それはやはり著者の得意とするところ、という印象。 「破天荒」と「常識」がないまぜになっているような、なんとも歯がゆい読後感だった。

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    投稿日: 2013.01.16
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    真綿荘というレトロな下宿を舞台にした、 その住人たちの恋・人生を描いた短編集。 北海道から出てきた空気が読めない大学生。 女子高生と恋愛関係にある面倒見の良い女性。 ふくよかな体型にコンプレックスのある性格の良い大学生。 独占欲の強い下宿の大家さん。 大家さんの内縁の夫らしき画家。 それぞれちょっと変わった人たちですね。 それにしても、島本さんが書く男性像って、 同じ男性から見てもやはりダメな奴らばかりだなー。 ただの群像劇かと思ってたので、ラスト2つはびっくり。 けど、全く共感もできないし面白いとも思えなかった。 これは女性が読むものかもな。

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    投稿日: 2013.01.13