
総合評価
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powered by ブクログタイトルから想像すると、オーダーメイドで殺人事件が何度も起きるのかな?って思って色んなタイプの殺人事件があるかと想像してました。 the 青春物語がでした。 中身が確かに【殺人】でしたが、すごく特別な事のようでいて、実はこんな人達は世の中に溢れていると思う。 最後まで面白かったです。 物語の進行に若さを感じる疾走感もあって、あっという間に読み終わりました。
0投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログ底辺に生き続けるものが思う絶望と、最上位カーストからどん底に突き落とされる者の絶望感は全く違うので、底辺に生きた自分にこんなにも簡単に絶望感に駆られる気持ちが分かるのかどうかはさておき、ただ理解はできると言おう。幼稚園児が簡単に一生のお願いと言う程度に中学2年生にとって死にたくなるほどの絶望感は驚くほど身近なのだ。何故ならば中二だから。 とまぁ饒舌になるくらい主人公の絶望感がこれでもかと描写されていて読んでて痛いのなんのってそれがまた良いのですよ。 そして実際には可愛くてイケてる女の子と見かけはイケてないかもだけど芸術の圧倒的な才能を持ってる男の子という一皮むけば勝ち組という二人の話だったのかと理解した時に読者の感じる絶望感が狂おしいまでに最高というかいやマゾかこれ。
0投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
簡単に言うならば「厨二病」を患っているカースト違いの男女の秘密の関係って感じの物語ですが、アンと徳川の関係性は共犯者という言葉がしっくりくるのかな?と思います。普通だったら交わらなかったであろうカーストの違う2人ですが、思春期という同じ時期を生きている子供なんだなと実感しました。やっぱり辻村さんは思春期の子達のドロっとした人間関係を描くのが上手だな…と思います。中学2年生位の時期の、不安定で周りに振り回されるリアルな心情がひしひしと伝わって来ました。
0投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ中学生のリアル 自分も世界も 気持ちの上では何度でも死んでるのに 外から見れば全く普通の中学生で 何事もなく可もなく不可もなく ただ普通に生活していて ただ普通に卒業していくだけ それが異常にリアル
1投稿日: 2025.12.21
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面白かった 思春期の心情や人間関係がよく描けていて、自分の中学時代と何度も重ねた 大人になってから思い返すと厨二病だなあとか思えるかもしれないけど、中学生の頃はその人なりに本気なんだと思った 解説が自分では考えつかない意見で興味深かった
0投稿日: 2025.12.09
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おもしろかった。結末どうなるんだ?の期待でどんどん読み進めて、おー、なるほどと。おもしろさで熱中できた、星4かなって思ってたら、最終盤であ、これは星5だ...となった。 解説の中にあった、 「金の魚の鱗のように光る川面のごとく、輝きに包まれる時」を、味わえた読書体験に、とても満足している。
3投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログ何度目かの読了。 大槻ケンヂさんの書評は読み終わってからにしてください。 書評読んでから読み返して。 いろいろ思うことや感動したとろがありますが、 ある意味推理小説的な部分があり、ある事が起きたら立ち止まって今までの事を整理してから読み進めることをお勧めします。 基本は中二病の少年・少女がどうやって生きづらい人生を乗り越えるか、放棄するかがテーマかな?
0投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログ断捨離のついでに再読! ・オーケンの後書きおもしろかった! ・最初読んでると厨二病すぎてキチ〜ってなる ・でも中学生の頃がすごく懐かしい。その時に生きていた狭い世界でのことが全てで、それが人間の価値だと思っている視野の狭さとか、自分でできる範囲のことをわかっていて、一種諦めていて高望みしない感じとか、本当に辛いことがあったらママに泣きつきたくなっちゃう感じとか、中学生だなあとおもうし、懐かしいな〜 ・あと最後の、オーケンが言う「多幸感」すばらしい。。❗️絵を見ていた女の子が好きだったのくだりもよい❗️ショーグンが闇落ちしてないのもよい!読了感があってよかった ・てか辻村美月は女の嫌なところを描くのがうますぎる!3人同士で派閥?がコロコロ変わってく感じとか、○○には言わないでね!ってみんな言い合ってたのに、あとから裏切って「私に内緒にしてたんだ」みたいになるのがリアルすぎる〜
0投稿日: 2025.11.29
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ここまで全力で中二病に突っ走る人は滅多にいないだろうし、登場人物の中でもアンは特別。 それっぽく見える徳川もアンが好きだから合わせていただけと感じる部分もあり…… 本題の中二病もだけれど、そんな状態からあっさり卒業する切替の早さもすごくて名前の由来になった赤毛のアンとどこか似てる。
0投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログやはり辻村先生の作品は1度読み始めると手が止まらない 所謂、世間的には厨二病と言われる男女の悩みや葛藤が読んでいて苦しかった 一挙手一投足で揚げ足を取られれば、完全に変化してしまう世界に対応すべく学生時代はなんて歪で面倒なんだろう もっと広い視野で見られたらと大人なら分かるのに、彼らの世界は学校のスクールカーストが全てで、現実逃避する事でしか自分たちを救えない でもそんな2人が2人に出会えて良かったなと
2投稿日: 2025.09.30
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イタイなぁ…最後まで読めるかな…と思いながら読み進め、気付けばお願いお願いと祈るようにページをめくり、絶望し、最後の展開に天を仰ぎ、そして2人のこれからを応援したくなるエピローグ。読後感に浸りました。 起承転結のお手本の様な小説。 とても好きです。 ネル、死体をバラバラにはしたんだろうけど、殺してないんじゃないかな…首輪見て、罪悪感から河瀬が嫌いって言ったところもあったんじゃないかな。
0投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ自分にもこんな時あったかな〜と振り返りながら読みました。 自分は特別、周りとは違うと、内々でぐるぐると煮やす。どこに導火線があるか分からない、ちょっと触れたら爆発しそうな不安定な年頃。 一言で言えば厨二病なのだろうけど、中学生時代は学校が生活の全てで、友人関係に悩み、自分の立ち位置とは何かを考えずにはいられない。 子供でもあり、大人になりつつもある、そんな難しい年頃の思考が混線する様子が鮮明に書かれていると思います。 スラスラ読めます。けど、必ず最後まで読み切ることが必須です。最後まで読むと作品の印象がガラリと変わります。
11投稿日: 2025.09.15
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自分の状況と一致するところがあり感情移入せずにはいられなかった(訳あって成人してから学生を始め、厨二病もぶり返してきた気がする) 「終わらせられなかった2人」はそれぞれ 勉強と美術を拠り所とし「余生」を生き始め 離れる期間があったからこそ また関係が生まれる未来があるように思う、大槻ケンヂ氏の解説にもあるように多幸感があるエンディング、とても好きでした
2投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ大好きな辻村深月さんの作品! ライトノベル感が強く、ティーンにオススメされていたので、はるか歳を重ねた私には向いてない、、、と思って避けていました。 読んでびっくり、というか、割と重め。これティーンにオススメなのか⁈なかなか刺激的。 思春期の学校内での揉め事、カースト制、あるいは教師と生徒の関係、、、 はるか昔の事でも私にも思い当たる事がたくさんあった。 ここまで辛い経験は無いが、大なり小なり似たような思いをして学生時代を過ごしてきた人は多いだろう。読んでてヒリヒリ、なんとも言えない感情で胸がいっぱいになった。私が中学生の頃は、こんなに冷静で大人びてなかっただろうな、、 辛さから逃げ出したい、ある意味、現実逃避の計画であり、そこはとても理解できる。ただ、だからと言って自分を殺す計画なんて、、、本当にこんな物語、よく考えられる。 結末がどうなるのかとても気になるし、祈るような気持ちで急いで読みました。 とても面白かったし、大満足!辻村深月さん、やっぱり好き!
1投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ徳川勝利の好きな子が小林アンって最後に分かって良かった。 ゲシュタルト崩壊:文字や図形などをちらっと見たとき、それが何の文字であるか、何の図形であるかを一瞬で判断できるのに、これを持続的に注視し続けることで、全体的な形態の印象、認知が低下してしまう知覚現象のこと。
0投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
辻村先生の小説は『かがみの孤城』しか読んだことがなく、読後感悪そうなものも書くんだ、と思いつつ読み進めたら、紛れもなく同じ作者だ、腑に落ちた。それが嫌だったという話ではなく、読後感に心が満たされるのはこの方ならではなのだろうな、と感動した。こんなに幸せな気持ちで読み終われるとは思わなかった。『時間』が果たされないにしても、きっとモヤモヤしたものが残されるだろうと思っていたのに、心が洗われるような心持ちで、衝動のままに感想を書いている。しばらくは余韻に浸っていたい。
2投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルから受ける印象はあまり良くなかったけど、読後感はとてもよかった。 ラノベ感あふれるタイトルとは違い、スクールカーストの嫌な感じが、密度高く塗り付けられる。 一線を越えそうで、越えなくて、やっぱり越えたところもあった感じがいい。 変にあっさり越えたり、一貫して越えなかったりすると、実際にはリアルでも逆に嘘くさく感じると思うから。 しかし徳川は、本当に猫を殺したんだろうか。 そうだとしたら、アンはどう気持ちを処理できたのか、腑に落ちない。
1投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログ病んで悩んで落ち込んで仕方なかった中学の時に出会って、読書にハマるきっかけとなった本。 あれから多分、約10年経って改めて読んでみたけど、本当に自分の人生を作ってくれた作品だなと思った。 動物が大好きだから、動物が殺されてしまう描写があって読んだの後悔しそうになったけど、それを受け入れて読み進められるぐらいストーリーが良かった。 今まで徳川みたいなのには出会えてない人生だけど、もし出会っていたらと思うと、怖い気持ちとワクワク、また違った人生だったんだろうなと期待の気持ちになる。 友達に薦めまくってたのはなんか間違いかもしれないけど、自分と同じようにこの本を人生の一冊としてる人がいることが嬉しい
1投稿日: 2025.07.25
powered by ブクログ厨二病真っ只中の中学生の時に読んでこんなにも刺さった本は無い辻村ワールドにどっぷりハマったきっかけでもあるこの本。初めて感情移入して読めた本だと思う。最後は徳川に恋に落ちてました笑本当に思い出したく無いくらい痛い思春期の恋愛なのだけどその歳なりに一生懸命生きていて誰もが通る自己嫌悪だとか社会とのずれ自分だけが外れてる感じとかその頃の私には特に共感できたな。今読めばバカらしく感じてしまうのかもしれないけれど。本当に人生の一冊です。
2投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ初めて辻村深月さんの本読んだ。 どんな本を書く人なのか何も知らない状態で読み進めていって、登場人物が中学生の男女だったから中学生特有の、思春期特有の、人間関係の面倒さやスクールカーストみたいなのがリアルに書かれていて、懐かしさを感じつつ、面倒さを思い出しにイライラしながら読んでた笑笑。自分もそうだったけど、思春期で周りのもの全てに怒りを感じてるアンの気持ちに共感しつつも、グロいものとか過激なものを好きな気持ちに気味悪さを感じて、これどういう結末なん?って常に思いながら読み進めていってた。周りに敏感で、常に自分がどう思われているのかが気になる女子・アンと、常に何を考えているのかわからない、自分の世界を保っている男子・徳川という対極なキャラクターの2人の会話や行動に子どもらしさもありつつ、真剣に殺人の計画を立てているのがおもしろかった。かわいかった。 結果的に2人の計画失敗したけど、まだ周囲の環境には不満はあるけど、それを受け入れながら幸せになっている結末を読んだ時に、今までは緊張とか不安みたいな割とマイナスな感情を抱いていたが、2人が幸せになってよかったぁ、みたいな安心感を抱いた。辻村さんが考えるストーリーは素敵だなって感じた。 また違う作品も読んでみたい!!
0投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログ描かれる14歳相応の苦悩や、踏み切れない不甲斐なさを恥ずべきものと片付けることは出来ず、エピローグにもあるようにあの日の自分と薄い壁一枚で生きていることに気付かされた。やるせなかった過去を、人に目を向けるきっかけへと昇華させた結末が好きでした。
0投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ私の青春だった。単純な言葉では表せない思春期の心情が深く描かれていて、読み終わった後2人の今後に思いを馳せるのも面白い。
2投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ少し歪な青春劇 強豪の部活が全国を狙うように、片思いに対角線を引くように何かしらに真っ直ぐに向かう中学生の1年間を爽やかに描き切ってた ただ僕はどうだろう、あそこまで綿密に仕立てたのにその終わり方か〜って思っちゃう 辻村深月のダークサイド、僕まだまだ中二病
11投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログアンや徳川ほどではなくても、自分でも今思い返すとイタイなと思う青春時代がある。 大人になっても、どんなにたくさんの記憶ができても、忘れられない、上書きされない記憶がある。 辻村深月さんの、学生の心情の描き方がとても好きです。懐かしさとともに、あの頃はもう戻らないのだなと少し切なくもなります。
3投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ闇辻村深月の本領が遺憾無く発揮されてる作品。 高校生の頃の俺がめちゃくちゃ好きな雰囲気の本で当時を懐かしく感じられた。 こういう作品は一見奇想天外な考え方だと思っても、意外にも自分も似たようなことをしていた事が後から分かったりするので、今後生きていく上での警鐘だと思って読んだ。
18投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログ2人の関係が深まって行くに連れ距離が離れていくのが学生時代を思い出しました なんか山梨の青少年化学センターも思い出しました
1投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログ昨今話題になることが増えている未成年の殺人。それを意図的にやろう、というかなり際どいテーマ。大丈夫なのかこれ?と思いながらの読書。 さらに中学生女子のスクールカースト描写が結構えげつないのでハラハラしっぱなしでした。怖すぎ。 ただ上記テーマや描写に比べると、オチは予定調和だったなぁという印象。まあそのまま突き抜けてしまったらそれこそアウトだし‥。寧ろあれだけ爽やかなラストに持って行ったことに驚くべきかもしれません笑
35投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ本当に最悪で最高な小説なんですよね、何回読み返したことか。自分にはセンスがあって他の人とは違うという意識、うっすらと他人を馬鹿にしていて自分の信念に陶酔してる感じ。痛くて苦しくてリアルで堪んないですね。至高の作品です。
1投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ学園ものミステリィと思いきや、ボーイミーツガールな青春小説でした。主人公達の事細かな心理描写が描かれていて、スクールカーストや家庭内の問題などが色々と絡まって、面白かったです。
2投稿日: 2025.04.28
powered by ブクログ生きているのが辛くて、でも自分から命を絶つのは怖くて、同級生に自分をころしてもらおうと一緒に計画を練る…イタイイタイ中二病のお話…だけど、思春期で、学校という狭い社会のなかで、自分の事しか見えてないこの年齢ならではの青春物語なのかな。 自分も中二病は患っていたから自分を見ているようで恥ずかしくもあり痛々しさも感じていたけど、思いのほかラストは爽やかでよかった。 ただ、猫のくだりのところはしんどかった。猫はあかん。
2投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
残酷で行動範囲が限られている中学生。顔・身長・服装でスクールカーストの全てが決まってしまうような環境を経験した読者は多いのではないだろうか。周囲の人間関係に過剰に敏感になり、神経をすり減らす日々の中で、だんだん他人を信用できなくなり、卑屈になっていく。価値観が違っていても、一緒な空間(学校)に閉じ込められていて、自分で生きる選択肢が限られている。 スクールカーストの最上位グループにいる主人公アン、そして彼女が殺人を依頼したカースト最下位の徳川、両方とも「中二病」という言葉に当てはめてみたくなる。アンの視点から物語は進んでいくのだが、やっぱり痛々しい。でも、バカだな~とか、イタイな~、などと無知な大人目線で片づけることはできない。彼女たちは本当に追い詰められていて、逃げられない環境で自分が持っている数少ない情報と人生経験をもとに、真剣に悩んでいるんだろう。自分だって少なからず味わった「イタイ」日々を反芻しながら読み進めた。 言葉の暴力や無視は当たり前、表面的な恰好やセンス、他人の目を気にする文化、そして「少年A」に代表される猟奇事件などなど、残酷な中学時代がフラッシュバックして、鳥肌が立った。心身が著しく発達する年齢である14歳は、とても不安定な時期であり、登場人物の心理が読めず、戦慄感に満ちた場面も多い。ただし、各登場人物の人間味に深く迫っていき、最後に爽やかな読後感も得られた。著者の人間観察力と優しさを感じることができた。 結末もある程度予想はしていたし、「二人にはこうなって欲しい」という願望もあった。半分予想通りとはいえ、選択肢の少ない環境に居た二人が、周囲との葛藤を耐え抜いて自分の人生を切り開いたこと、そして二人の関係も新たなステージに移っていくというフィナーレに感動した。ソウルメートになったわけだね。 この本は2月の寒い日に図書館で見つけ、毎週100ページずつ読んでいた。桜が満開の3/30に読了。卒業や入学といった人生の節目にピッタリのエンディングが、この日で良かった!
21投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
良かった!! いい大人で中学時代なんて遠い昔だけど、こんなことあったなぁと懐かしみながら読み進められた。アンがいじめられてる描写は読んでて辛かったけど、読む手を止めるほどではなかった。 徳川が「ロッカー」と一言言うシーン、印象に残ってる。 近づいたり離れたりするアンと徳川がどんな結末を迎えるのか、気になって最後は徹夜して一気に読んでしまった。 もがいて足掻いて、大人から見たらそんなことと思うようなことにも真剣に悩んだアン。最後は友達に徳川と交流があることを隠すことなく踏み切ったアン。 この結末だからかもしれないけど、自分の世界で手一杯なアンと徳川がとても愛おしく、この先の未来が明るいものであるようにと願ってしまう。 自分の子どもはまだ幼いけど、危険を犯さない、危険に晒されないのは大前提に、このアンバランスな思春期を大いに悩んで乗り越えていって欲しいなんてことも考えた。 秋葉原の写真スタジオのシーン 首を絞められているところなのに、なんだか身体が文字の海をふわふわとたゆたっているような不思議な心地だった。えぐくなり過ぎない描写だったのと、単純に自分が眠かったからなのか…写真を撮っている時、徳川はどんな気持ちだったんだろう。 以下は恋愛脳の自分の感想 アンの絵をノートに何枚も書いてたところ、感動しちゃった。賞を取った絵のモチーフにもなってるし、アンのことめちゃくちゃ好きじゃん…! 第三者(えっちゃん)から間接的に聞かされる好意っていいよね… 河原で会う前からアンのことを好きだった徳川、そのことを念頭に置いてまた読み返してみたい。 あと難しいだろうけど徳川視点の話も読んでみたいと思った。
3投稿日: 2025.03.18
powered by ブクログ1人の目線(アンの目線)で話が進むこの本は個人的にはとても読みやすかった。 いろんな人の視点へとどんどん移り変わる本も好きだけど、やっぱり読んでて疲れるところがあるので今回はとても気楽に読めた。 殺人をオーダーメイドする。 自分ならどう演出したいとか、ちょっと考えちゃったよね(笑) 「被害者」と「加害者」の距離感も結構好き 2人の間に何かが芽生えそうで芽生えなくて、芽生えそうで…みたいな展開で先が気になり 最後の方は一気に読了。 辻村美月、やっぱりおもしろかった 湊かなえみたいな感じも好きだけど、 終わり方が胸糞悪くない点では 読み終わりがすっきり*
1投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分の中学時代を目の前に突き付けられているようでした。アンみたいな上位グループにはいなかったけれど、いつ友達から外されるか分からない危うさの中で生きる苦しみは今でも分かります。 アンと一緒に重苦しい幕をかき分けて進んでいってるみたいな気がして、実行する日が決まった時はちょっと安心しました。 徳川はどう選択する??と思っていたら、まさかの展開。 実は最初から死んじゃってた、を期待してましたが本当にそうだったのか。 最後の明るい兆しが納得いかなかったです。 徳川がやったことは市川雄太と同じですよね。そこがもう許せない。 辻村作品の中では『ぼくのメジャースプーン』がベスト3に入るので、この作品は相反する位置にある気がして好きじゃないです。
4投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログ最初から最後まで息付く暇もなく夢中で読み切った❣️どこか冷めた中学生が猟奇的な同級生に殺人をオーダーメードする話。2人の関係性が複雑に変化していく様子にドキドキ。殺人は実行されるのか?にハラハラ。最初から最後まできのぬけない1冊でした。
5投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長い積読期間を経て読んでみた。 退屈な世の中に絶望し、歴史に残る形で殺されたい中学生、アン。 そんなアンが殺人をオーダーする相手は、”昆虫系”のグループに属するクラスでは目立たない徳川。 アンと徳川は、世に衝撃を与える事件を作り上げるために、放課後あれやこれやと方法を模索しながら、”悲劇の記憶”を書き綴っていく。 とにかくとにかく中二病!! 周りの人間をセンスがないと見下し、自分のセンスは疑うことなく、死に近づくことに強い憧れを感じてしまうアンがとにかく痛い! グロ界隈?のことをわかった感じで語り、リアルが充実している人間をバカにしている徳川も痛い! とにかく痛い! …まあ痛いんだけど、ひたむきに本気で死と向き合っているアンの内情描写は、読んでいて小馬鹿にできないくらい真剣さが伝わってきて、苦しさすら感じました。
12投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログ面白かった。内容全く知らずに読みましたが、なるほど、そういう展開かと。辻村さんらしい、人の感情の表現がとてもわかりやすくて伝わりやすく、きっとこの世代の子達はこういう世界観やヒエラルキーだったり、環境、教師との関わり、悩み葛藤の中を生きてるんだろうなと、自分の記憶も掘り起こしながら、理解して読み進めました。 結局私自身、中学の記憶はあまりにも遠い過去過ぎてほぼもうありませんが…あまり書くとネタバレ的になってしまいますが、、、まー、要はそういう事なんでしょう、記憶はどんどん薄れるし新たな出会いや状況によって常に上書きがされていくわけで、特に中高時代、その時は今その時が人生の全てだと本当に思ってしまう、ある意味ちょっと損な時期なのかもしれません。いわゆる思春期がそれにあたるのかなと。私自身、高校の時、そんな感覚が確かにあった事を思い出します。大人になって今思えば、その時が全てと思わず、ゆっくり時間をかけて解決していけることもたくさんあるわけです。まー、大人は大人なりのまた違った悩みに苦しむ事も多々ありますが。だからきっと自分ひとりで悩みを抱え込まず、気楽に話せる人や心を許せる誰か、そんな人が身近にいる事がとても重要なんだろうなと、改めて感じた次第です。
66投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログ終始暗め、序盤展開があまり見えず読み進めるのがしんどくなる時もあったが、中盤から面白くなってきた。辻村さんの小説はこれで3冊目だが、描く登場人物に共感できるので、基本的に読みやすい。大人になり、出会ってからの展開が気になる、
2投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログ後からだんだん面白くなってくる。タイトル回収が素晴らしい。読む前と読んだ後で表紙の見方変わるの凄い。読んでて友達作りとか周りの空気を読むのが苦手だった自分の中学時代を思い出した。どの登場人物の気持ちもすごく分かる気がする。徳川というキャラがとても好き。良いキャラをしてる。
9投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログただの殺人ごっこかと思えば、色んなことを考えさせられました。 私は殺人ごっこはしていないけれど、そういや自分にもそんな時期があったよなと、なんだかあの時の自分を思い出すような感覚で、誰しもそういう時期を経て生きている、それが人生だよなとも思いました。 そういう時期の中身は人それぞれだと思います。 本書ではオーダーメイドの殺人でした。 うわー、この感情分かるとかこの状況分かるとか何回思ったことやら。 運動部は立場が上で文化部は立場が下とか、自分で勝手にヒエラルキーを作っていた事とか、全て経験したことが書かれていてやっぱり辻村さんは凄いなと思いました。 今だと文化部だからとか運動部だからとかそういう考えを持つ時点でバカバカしいと思えるし、風見鶏みたいにコロコロ変わる人間関係に一喜一憂してもしょうがない、皆んな1人になりたくないからその場しのぎでやっていることだとか、自分なりの考えを持つ事が出来るけれど、中学生の自分にはそんな事は出来なかったと思います。 バカバカしさに気づきもしなかった当時の登場人物たちも年を経てちゃんと生きている事にとても人生のリアルさを感じました。 うーーん、感想を伝えるのが難しい! だけど、ただの殺人ごっこではないんだよなー。 辻村さんの作品って自分と照らし合わせて読まざるを得ないというか、自分と向き合わざるを得ないというか、とにかく今まで考えもしなかったことを考えるようになるんですよね。 それがとても楽しくて、辻村深月さん大好きです。
2投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログ読んでいるとヒリヒリする。 でも、懐かしく、「あの頃」の精一杯をも感じさせる。 中学時代、今考えると意味不明な女子のヒエラルキー。どこかの派閥に入っていないと不安で、まわりにどう見られるかばかり気にする日々。 死に対しても、恐怖より美化した意識が働く気がする。 心理描写が丁寧すぎて、リアリティがあり、正直、読み始めてすぐ心が折れた。 負の感情?をまともにくらい、辛くて、読むのを一旦辞めようと思った。 が、ブクログのレビューを読むと、高評価な作品だし、最後まで読むように、とあったので、再チャレンジ。 確かに、読み終えて安堵。 ラスト、ヒリヒリがむず痒くなるのも、辻村氏の手腕。 誰にも知られない黒歴史ではあるが、共に作ってしまった2人。 2人が笑いあって過ごせていたらいいな。
1投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アンと徳川の秘密の計画が進むのをハラハラしながら読めた。 多感な時期で、容姿や学力、運動神経、友達関係などの面での悩みが尽きなかったけど、そんなときに、死ぬという選択肢があることを思い出すと、少し苦しみが和らいだ。そうやって脆い自分を守るために、簡単に死に手を出してしまう時期があった。私もかつてのA候補だった。 今は、死ぬなんて極論を言ってないで、現実的な解決策を探れるようになった。自分中心の思考から脱却して、少しは物事を俯瞰で見れるようになったのかもしれない。それでも、ふとした時に私の中のアンが顔を出す。死ねば、ドラマチックに人生を締めくくることができると。そういう時は、小説の中のアンの言葉を思い出したい。 P366 「これは悲劇の記憶である。」 起こらなかったよ、と私は、それを書いたあの子に呼びかける。自分の世界で手一杯で、人のことが見えず、人の話を聞かない、考えることと人をバカにすることだけ一人前で、隣にいる男子一人が抱えた事情にも気持ちにも気づけなかった、中2の小林アンに、教える。 P371 私は余生を生きている。死にきれない、完璧な夜を超えて。あの日、死ねずにここに残った。たくさんの少年Aも少女Aが命を削り、寿命を振り切る陰で、どれだけの私や徳川がいるだろう。事件も自殺も断念して、生き残ってしまった落ちこぼれのかつてのA候補たち。きっと、私だけじゃない。 あの日、私は確かにやるつもりで、少女Aと私を隔てるものはあんなにも薄かった。近づいていた。やり損ねた悲劇の記憶を、私たちはずっと抱えながら、これから先、その余生を死ぬまで生きるのだ。認めて、腹を括って、諦めて。なるべく楽しく、精々、生きるのだ。
2投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログ学校と家庭が世界の中心の中二女子が、スクールカースト下位の地味系男子と共謀して、唯一無二のオーダーメイド型殺人事件を計画する。 学校内での人間模様や主人公の心情描写が鮮明に描かれていて、後半は一気に読み進めた。 比較的初期の辻村作品ながら、今まで読んだことがなかった。前半はこれまでの作品とは毛色が違う印象を持っていたが、最終的な予想を裏切る展開は辻村作品の真骨頂という感じだった。
2投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログハブきハブかれ、、、のような小・中学生ならではの苦しさが手に取るようにわかって読み進めるのがちょっとしんどかったー、 大人になってしまえば小さな世界だったなと思えるけど、当時はクラスが自分の世界の全てだったからなあ
2投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログ予備知識なく、借りてきたのでタイトルからミステリーだと思い込んで途中まで読んでいて 物語に乗り遅れてしまった感じ 中2の美人なクラスカースト上位「リア充」女子の一人だったアンちゃん 終始このアンちゃんの視線で 社会、学校、家族が語られます それはそれは、中2らしい偏りがあります 中2って 何ていろいろ考える事があって大変なんでしょう クラスの立ち位置とか部活での対応とか 450ページほどある、まあまあ長編です その4/5くらいが揺れて揺れて切ない少女の気持ちでぱんぱん そしてラストに 未来が見えてきて あんなに思い悩んだ一年はなんだったんだろうと ちょっと視野を広げてみれば どうにかなるんだよっていう応援小説なのかな この年代で読んでしまうと 現実的すぎて辛いのかもしれない
85投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログくだらない、めんどくさい、おかしいと思いながらも周りに合わせて悪口を言ったり言われたり、仲間外れにされたり、狭い世界の中で必死にもがいて生きてきた学生時代を思い出した。 ダークであり、暖かいストーリーで、ダサくて完璧じゃないアンちゃんと徳川が好きになった
1投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログどの描写も、無駄なものはない、という感じ。 中学生のアンバランスさがすごくリアルで、どんどん読まずにはいられない、と言う感じ。 ママの描写とか、友達のママの視線とか、もう、痒くなるくらい、リアルだった。
2投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログこれを読んだ時は多分高校生。生きてる意味ってなんだろ、私も殺してもらえる友達のようななんともいえない人がほしいなって読んでて思った。生きてる意味なんてわからないし、あの時から何回もいなくなりたいとか思ったことあるけど、少しは楽になった気がする本。
1投稿日: 2024.11.14
powered by ブクログ閉鎖的で狭い環境の中なのにここが世界の全てと思って自分を曲げながらも必死に生きてたあの中2の頃を思い出す、最後は涙が出た
1投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アンが死に向かっていく話でそれを受け入れて読んでいたつもりだった。しかし、最後にアンが死ななくなって初めて自分もホッとしていて、死んで欲しくないと思っていてたことを自覚した。最後の終わり方がめっちゃ好き。実際、中学の教室は閉鎖的な空間だったと思うし、カースト上位には嫌われないように立ち回っていたことを思い出す。本当に狭い世界だったけどそれが世界の全てのように思えていたから怖い。
2投稿日: 2024.10.12
powered by ブクログこんな中学生すごい…! “中二病”の想像力全開で進んでいく物語に圧倒された。 中学生のころ読みたかった!
1投稿日: 2024.09.26
powered by ブクログ中学生という些細な出来事で友達との人間関係が激変してしまう中で生きることに絶望する主人公が自分と似た感覚を持つ同級生の男子に「自分自身の殺害予告」を依頼するというなかなかお目にかからない物語が展開され、思春期特有の残酷な描写や自信の境遇に悩む主人公の内面は読んでて吐き気がするぐらい苦しいものだったが、それを遥かに上回る面白さがあった。辻村深月先生は少年少女の繊細で残酷な心理描写が上手すぎる…
3投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログ中学生という、 何に対しても敏感で、少しのきっかけで容易に人間関係がコロコロ変わる環境の中を生きる年代の子の 情緒の移り変わりについて考えさせられる小説でした。 大人になってしまえば、そんな大した事で、と思える出来事も、多感な時期の子には命をかけるほどの一大事なわけで、そんな窮屈な世界で生きる子たちの苦しさがとてもよく伝わってきました。 最後は明るく終わって本当に良かった.... これも極端なパターンですが、一種の青春なのかな。
3投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログ中学生の心理描写がこんなにうまいのはなぜ? 陰湿な重たいテーマだったんで、最後どう着地するんだろと思いながら読んでた。 たぶん辻村さん多く読んでる人には予測できてたのかな? 常に大きな出来事や事件があるわけじゃ無いけど読むのが止められなかった!
1投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログ①キャラクター・世界観 ☆☆☆☆ キャラクターや世界観は現実によくある話かもしれない。だが、それを小説に落とし込める作家さんは意外にも少ないと思う。辻村さんは、毎回テーマや世界観を含め、観点が秀逸。 主人公の小林は、もしかしたら現代ではありふれているかもしれない、死について関心がある女子中学生で、「自分が死んだら、周囲はどう思うのだろうか」みたいな空想は自分もしたことがあり、共感を覚えた。主人公の周りで起こる思春期特有の女子中学生のいじめ?もしくは仲間はずれはリアリティがあって、それが感情の描写を際立たせていたと思う。 一方、もう1人の主人公の徳川は、主人公と対をなす存在だが、心情描写は少ないのでそこを想像しながら読むと面白いかもしれない。または、読み返すと発見があるかも。 ②ストーリー・プロット ☆☆☆☆☆ 辻村さんの本ではよくあるのだが、一気に解釈が変わるミステリーやハプニングを最後まで取っておいてくれるため、ワクワク・ハラハラしながら読めることは間違いない。また、後味もスッキリとしたもののため、本を読んでモヤモヤしたくない人には特におすすめ。 (回収されない伏線や、無駄に読者に考察させるような本ではないということ) ③文体・表現 ☆☆☆☆☆ 文句なし。 ②と③どちらも星5のため、一瞬で読める。 ④没入感・集中度 ☆☆☆☆☆ 上と同じ。ただ、好みもあるかもしれない。 ⑤テーマ・メッセージ ☆☆☆☆ やや暗い話かもしれないが、 中高生が読めば元気付けられる内容で、 大人が読めば自身の過去を良い意味で肯定できたり、振り返ることができたり、お子さんがいる人は子供の立場や気持ち、情緒の成長について考えられるかもしれない。 ⑥読後感・満足感 ☆☆☆☆ やはり気持ちよく読める部分、山場を8合目くらいまで残してあるので、後はジェットコースター式に気持ちよく読み終えることができる。星4.5位はある。 ※備考 読み終わってからやや日が経った感想になってしまった。
1投稿日: 2024.09.12
powered by ブクログ2024.8.20 44 中2の心理。最後やってほしいと思いつつ、やらなくてよかったなと思いつつ。辻村深月だなと思った。樋口毅宏ならやってた。
2投稿日: 2024.08.23
powered by ブクログ思春期特有のリアルな人物描写が印象的 中学生時代を振り返るとなんて狭い世界で生きていたんだろうと思うけど、当時の私はそれが世界の全てだと思って過ごしていたなあと懐かしく思った 厨二病と言われればそれはそうなんだけど、2人が切実で愛おしく思えてくる 2人の未来が明るいといいな
2投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
苦しかった小学生時代を思い出した。死に興味を持つとことか、自分は他の人と違うと思いたいとことか過去の自分と重なって大人になった自分からするとイタくて恥ずかしくて読むのが辛かったけど、最後まで読んで良かった。大袈裟かもしれないけど救われた気がする。 動物や人を殺すことに抵抗がなく、現実に興味がないように見える徳川も本当は現実が辛くて、どうにかなってほしくて事件を起こそうとしていて、でもアンを殺してしまったらこれから1人きりで生きていかなければならない。そんな恐怖を感じてアンを殺すことができなかった徳川を愛しく思う。
6投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログ最初は何でこんな設定にしたんだろ、ってずっとわかりませんでした。相変わらず細かい出来事が積み重なり、ハラハラもしました。どうやって救われるのだろうとも、ずっとずっと続きました。私も職場でいろいろあっても、なんとか救われたい。
37投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログ私にとって重苦しい状況が続く思春期の2人。本当に殺人は決行されるのか。最後はどうなるかはらはらした。あとは読んでみてください。
2投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ中学生の時の息苦しさを思い出した。大人になったから読める本かなー ラストは意外だったけど、読み応えがあった。
5投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほんの些細なことで仲間外れにして無視したり、これまたほんの些細なことで仲直りして元に戻ったり、それだけのことなのに一喜一憂したり。 芹香みたいな我儘な人間いたなぁと懐かしみ。自然と縁は切れたけど、今思えばなんであんな疲れる子とつるんでいたのか。 そして倖みたいに、都合よく中立を保ちながら、いざとなれば強い方の肩を持つし簡単に裏切る、ある意味世渡り上手な人間も懐かしい。 アンの、特に目立つ才能なんかないけど、私だけは特別なのだと誰か有力な大人に指名されたい、そんな気持ちもとてもよくわかる。 そんな面倒臭い友人らに振り回されながら、私を殺して欲しいと依頼して奇妙な関係になるアンと徳川が面白い。理想の死に方を追求してこっそり会ったり、撮影会をしたり、ちょっと悪い秘密を共有して戯れる楽しさ。 ラストが完全なハッピーエンドになるのは少し意外だったが、その後この2人はどんな関係になるのか?気になるところ。 殺人決行日以降、卒業までほぼ口を聞かなかったのが、進学を機にノートを返しに家に訪れる徳川が律儀であり、ただ返しに来たのかわからないがアンに会いたい気持ちもあったのではないかと思うと可愛い。 などと、アンの友達関係のややこしさにとても共感を覚えるのと、徳川との秘密の関係も面白いし共感できるし、なんとも親近感のある1冊だった。 (現実は徳川ほど親密になることはないが)
17投稿日: 2024.08.02
powered by ブクログ自分が中高生の時、狭い世界で生きているからこそ些細な出来事で一喜一憂していた。 人間関係に悩み、逃げ場がなく、もがき苦しんだ記憶もあれば、あっという間に何事もなかったように解決もしてた。 人生の中で誰もが逃げたい、消えたい、死にたいと思う。 未熟な頭だからこそ、派手なことをして目立ってやりたいとも思う。 体育館で校長先生の長い話を聞きながら、天井の電気が降って来たら大変なことになるだろうなとか、くだらないことを考えるもの思春期の頃。 大人になって苦しいことがたくさんあっても、中高生の狭い世界と違って逃げ道をたくさん知っている。 未熟な学生時代に戻りたいような、狭い人間関係で苦しみ逃げ道が分からないあの頃には戻りたくないような、色んな感情が込み上げて来た。
2投稿日: 2024.08.01
powered by ブクログ中学生らしく心境の移り変わりがとても良く表現されていた。きっと中学生の時に読んだらすごく面白く感じたんだと思う。
1投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログああもう大好き 一生忘れられない神本!! わたしはまだアンと徳川の恋愛について書かれた本としてしか捉えられなかったけど笑
2投稿日: 2024.07.25
powered by ブクログ死ぬ事だけが希望、、、 考えて考えてもきっと答えは出ないけど、 登場人物の心模様がチクチクと感じる作品でした。
0投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ私が最も利用している古本屋が、閉店しそうな雰囲気を出している。 行くたびに棚がスカスカになり、ついには空いた棚が解体され始めた(TT) 宣告されるのが怖くて、店員には聞けない… 本作品の中でも、主人公が通っていた書店が閉店するという描写がある。 その理由は、「新しく出来たレンタルビデオ店に入った本屋に押されて」だ。 この作品が発表されたのは2009年。 2024年の現在、レンタルビデオの時代は終焉に向かっている。 時の流れを感じるなぁ。 この本は、その閉店しそうな古本屋で購入した一冊です。 もう、この表紙とタイトルから想像するように、中二病全開で、イタくて恥ずかしくてヒリヒリする展開。 途中で放棄したくなりながら、(グロい描写が多い)でも絶対に読み続けるだろうと分かる。 なんで辻村さんは、中学生の気持ちをこんなリアルに表現できるんだろう。 そして、なんて優しさに溢れた文章なんだろう。 読み始めた時には想像しなかった、温かな気持ちでラストを迎えた自分に少し驚いた。 また大好きな一冊が増えました。
76投稿日: 2024.07.20
powered by ブクログ厨二病同士の痛切な青春の記憶。 物語に登場するいじめ行為の数々やそれを取り巻くクラスの環境、鬱陶しい教師、直接的ではないにしろ学生時代に誰もが1度は経験したことがあるのではないだろうか。 無視され避けられても何かのタイミングでほんの一瞬希望を感じてしまえば絶望は簡単に薄まる。単純で中途半端な現実の繰り返し。 そんな世界の中で主人公たちは殺人計画という名のもとに逢瀬を重ねる。 必要最低限の会話で綴られる2人のシーンはたどたどしくむず痒さを感じて好きだった。 オーダーメイド殺人が実行されるかされないかは何となく予想が着いたので2人の関係性や感情の変化に着目して読んでいたのだが、最後に2人で本気で挑んだ青春が確かにあったと思い出させてくれたことが嬉しかった。そして、これからを想起させるセリフも良かった。 死の計画が主人公たちをこの世に繋ぎ止めてくれたんだと思った。
1投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ①2024/06/22 “中学生になった気分に” 辻村深月著『オーダーメイド殺人クラブ』 他の人とは違う存在でありたい中学二年生の主人公・アンが、一目置いてる同級生・徳川に殺害を依頼し実行へと向かう物語。 アンが厨二病を拗らせているところだったり、いじめが起きている時の空気感だったりから、まるで自分がそのクラスに入り混んでいるような錯覚に陥った。大人になった私が思う中学校は、まさに雪島南中学校そのものである、
0投稿日: 2024.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「これは、実はコメディなんじゃないか?」 この言葉は、解説の方が言っていたことだ。 けど私は、あまり共感できなかった。 私にとってこの物語は痛かった。 学校というコミュニティの狭さと、親のつくった鳥籠のなかで、ただ生きることしかできないということへのやるせなさ。 私は、それを身を以て知っているし、今現在、体験している。 だから痛い。今も尚、私はその現状に立ち向かわなければいけない。逃げ出せない。 でも、逃げ出そうと、主人公たちが藻搔いてくれるのは、私にとって救いだった。 死のうと、それを実行しようとしている事実が、私を少しでも救ってくれた。そう感じました。
6投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログ少しグロい。殺せよと思ってしまったごめんなさい。最後は後味よく終わり、よかった。中学2年生特有の思春期の難しさが、とても表現されている。厨二病のおはなし
0投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログ結末どうまとめるのか気になって読み進めた。 なるほどそうまとめますか。って感じで。でも良かったです。
0投稿日: 2024.06.02
powered by ブクログまるで自分の、そして娘の中二病時期を見せつけられているようで、とても辛かった。 その時期を理解してあげられなかった母親としても、辛かった。 ちなみにこの本は、娘から奨められたので、仕返し?...とすら、感じてしまった。 でも、違ったね。 中二病を乗り越えて、いろんなことに折り合いをつけられる、大人になったんだね。 私も、きみも。
0投稿日: 2024.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
解説の大槻ケンヂさんの「中二病同士の初恋」という表現に、 読後、それだぁ~と大納得。作中あまりにも重たい空気だったけれども 思い返してみれば結局そういうことなんだよな、とても良い表現。 女子中学生たちの一瞬で移り変わる人間関係や 学生時代に訪れる猛烈な反抗期があまりにもリアルで、 アンがどんどんと自殺に本気になっていく気持ちが痛いほどわかってしまった。 アンは自分が特別で、周りの女の子たちとは違うと思っていたんだろうけど、 恋人や友達とのイザコザに巻き込まれ学校で泣いちゃってる私、とか、 先生に親しく話しかけられて気に入られてる俺、とか、 きっとみんなが自分を何かしら「特別」だと思っている。 アンも徳川も、結局は健全な中学生の一人だったんだ。 (徳川に関しては、一歩間違えると危なかったけど…) 河原でアンに出会った時、徳川は一体何を思ったのだろう。 『悲劇の記憶』ノートの残り何十ページのイラストを、 徳川は一体どんな気持ちで描き続けたのだろう。 猛烈に徳川視点の本作を読んでみたい。
1投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログとにかく厨二病なお話。小学生よりもいろんなことが見えたり感じられたり敏感になっているけれど、生きている世界は狭く、それが世界の全てのように感じてしまう中学生という難しい年頃。 大人と子どもの中間故の息苦しさ。 そこから殺して欲しい、まで行き着いてしまうとは人間の考えを侮れない。 最初のネズミの死体の描写がグロテスクで、こんな話がずっと続くのか…最後まで読めるかな…と不安になったけれど最後の伏線回収は徳川とアンのこれからの人生を応援したくなりました。 一方で、教育の大事さを考えた。徳川が思いとどまらなければ決行されていたかもしれない事件。知能が発達しているけれど経験値が圧倒的に少ないが故にまだまだ判断力の乏しい少年少女に、倫理観ある行動を学ばせることの重要さが説かれていたようにも思えます。
8投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初はだらだら読んでたけどタイトルの伏線が回収されてからは読む手が止まらなくなった。 女子の怖くてかつ中学生の少し幼稚な人間関係がリアル。厨二病らしさも最高。 展開とか細かい伏線は多少わかったけど徳川の恋愛が大っぴらにならないのはよかった。徳川の『殺さない、殺したくない』が切実すぎて刺さった。スクールカーストを気にして話さなかった2人だけど最後に『友達』って言えるようになってたのはいいな。 全部知ってからもう一回読みたくなる。
0投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログGWで少し時間ができたので本を読もうと本棚から手に取った辻村深月さん。 この私が分厚い小説を1日で読めてしまったことに驚き。 最近は原田マハさんを読んだり、仕事柄教育書を読んだりすることが多く、辻村深月さんのゾッとするミステリアスな表現に懐かしさと心臓をギュッと掴まれる怖さを思い出す。しかし、その表現で掴まれた心臓は「心を掴まれる」にも相当するのだろうと思う。それくらい、一気に読んでしまった。 これは、誰でも思ったことがあるのではないかという「死ね」と「殺したい」をとても軽く、そしてどこまでも重く、捉えた中学生の話。 共感する気持ちも多かったが、引く気持ちも多かった。気持ち悪いと思えた私は、この2つのキーワードを軽く見ていたんだと思う。だからこそ、簡単に口にしてはいけないと思う。
1投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログ題名が剣呑な感じなのですが、最初からしばらくはザ・中二病、な展開。これからどうなるんだろう、となり、異質なものへの憧れと潔癖な部分と。それも思春期ならでは、なのか。そして、最後に向けての潔癖と絶望感の狭間、そこからのラスト、と前半はこの思春期らしさがデジャヴ感がありすぎてしんどい、けど後半はノンストップ。これが大人が書ける、ってのがすごいですね。。ラストがハッピーなのがまた良いですね。
1投稿日: 2024.04.17
powered by ブクログ鬱屈とした人生を最高の形で終いたい中学生の女の子のお話。 彼女は自分を終わらせたい。美しく終わらせたい。それを叶えてくれるクラスメイトの存在に気付いた。スクールカーストの最下層にいる彼を見つけた。 彼女の家庭やクラスで様々な問題が起こる。 彼女は全てにイラつき否定する。 これらに復讐する為に死を選ぶ。 しかし、自殺ではない。殺人される。 彼女の計画の過程で起こる事件が思春期独特のものと片付けられない思考が表現されていて読み応えがありました。
11投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中2って難しいお年頃、って一言で言うのは簡単だけれど、実際は様々な要因が絡みあっていて、当事者も心のコントロールが出来ないのだろう。主人公の心も複雑で、なんとも私には理解できない部分が多かった。明後日、中学の入学式を迎える娘が、中2になった時、こんな感じだったらどうしよう、って怯えながら読み進めた。終盤はハラハラしながらも最後はホッとした。全体を通して、読んでいて寿命が縮みそうだった。
37投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中盤まで主人公や周りの人間に共感できなかった。周りの目や学校内でのヒエラルキーを気にするところ、自分と異なる感性をセンスが無いと言いこき下ろすところなど、典型的な中二病だと思ってしまった。 しかし、終盤は主人公が過去を振り返ってちゃんと成長しており、安心しました。
6投稿日: 2024.04.03
powered by ブクログ中学生時代って今思い返せばすごく世界が狭くて、とっても窮屈だった。 この作品を読んでるとその時と重なって気持ちが沈んでしまうこともあったけど、読み終わったあとでなぜがその時の自分が少し救われた気がしました。 女性なら共感できる部分はたくさんあるのではないかと思います。 読むきっかけは些細なところからでしたが、読んでよかったなと思える作品でした。
2投稿日: 2024.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今自分のいる環境が世界の全てであると感じてしまう中学2年生。 1番難しい年代を美しく描いていました。 スクールカーストなどから起こる無視やハブを読んでいる私までもが辛くなるような、読んでいる内容の景色がそのまま映し出されている、文章で読んでいるのに映像で見ている感覚でした。 胸が痛くなる部分もありましたが素敵な作品でした。 辻村さんの作品はどのジャンルも私好みで好きです。
6投稿日: 2024.03.28
powered by ブクログ最初はネットの試し読み、みたいなもので数ページ読んだのですが、面白くてそのまま全部読むことに。 序盤、中盤、終盤ずっと面白く、ページを捲る手が止まらなかった。 学生(しかも中学生)が主人公の物語には、それまで興味を持たなかったけれど、こんなにも面白いとは。 ミステリーっぽい内容もあり、青春ものといってもいい内容でもあり、登場人物の描写もみんな実にリアル。 最後の終わり方も、私はとても好きだった。 叶わないと思うけれど、私はアンと徳川のその後の(東京での)ストーリーも読みたい。
2投稿日: 2024.03.25
powered by ブクログ中2って、まだ狭い世界で生きていて、でもそれが全てって信じていて、大人になるとくだらなく思える様な事に本気で向き合っていて、面倒くさい。
2投稿日: 2024.03.14
powered by ブクログ殺されることで世間の記憶に残る事件の当事者になりたい中2のアンちゃんと、学校のヒエラルキーの中で底辺にいるけどプライドの高いクラスメイトの徳川くん。辛気くさい展開が続いて、ラストは駆け抜ける。 解説の「中二病同士の初恋はかくもまわりくどい、という物語」の一言が秀逸! いじめ、とは少し違うけど、学校でのイヤなことは、時間が経てばなんとかなるよね。
3投稿日: 2024.02.22
powered by ブクログすごく中学生だなぁ…という感想。昔の自分を思い出しつつ、ここまでではなかったもののこういう部分あったかもしれない…と懐かしく思えた。そう思われることに中学生の主人公は屈辱を覚えそうだけど笑 高校生でも小学生でもない、中学生ならではの感情がよく描かれていると思う。ある意味こういう感情を大人になってからではなく中学生のときに経験しておくべきなんだよなぁ
1投稿日: 2024.02.14
powered by ブクログ裏表紙に「青春小説」と書いてありました。 その紹介で合っているのか…?と思いつつ読み進めましたが、最終的にはピッタリだなと思いました。 こんな読了感を味わえるとは。 徳川の見た目に対する描写がちゃんと時々出てくるから彼が「昆虫系」だと思い出せますが つい、まだ周りがその良さに気付いていないだけの少年に補正されてしまいました。 親の不完全さに気付いてイライラするけど、結局頼りたくて、守って欲しい。 コロコロ変わる友情ごっこに振り回されてうんざりするけど、そこから抜け出す勇気もない。 思春期丸出しだけど、その渦中にいる本人たちは真剣に目の前の問題に絶望している。 少し大人になって、相手にもまぁ色々あったんだよなと思えるようになるのも含めて あの年代の心情がリアルに描かれていたと思いました。
3投稿日: 2024.01.18
powered by ブクログ辻村深月のエッセイ「図書室で暮らしたい」を読んで、中学時代に辻村深月も友達に無視された期間があって、そういうのもあって中学時代はあんまり書くのが進まなかったけど、、みたいな自己解説よんで、気になっていてもたってもいられなくなってブックオフいって買った。 読んでみて、とても良かった。 中二病の2人の、イタい日々。でも本人たちは本気で死にたくて殺したくて。 日常の小さないろんなことに傷ついて、傷ついて、でも平気なふりして、誰かを傷つけて後悔して、また傷つけられて。 みんながみんな必死で思春期を生きてる、小さい教室で一人一人が悩みを抱えながら、小さい社会でやっていってるのが中学生。 その感覚をすごく思い出した。 痛くてしんどいけど、可愛くて愛しくて。アンも徳川も可愛かった。幼いというか、子どもで、でも子どもなりに必死で。ママに対してや友達、担任に対して、死のうと思うほど悩むよね。振り返ればそんなことないけど、その時は必死なんだよな。 これは最後どうなっちゃうの?って思いながら読み進めたけど、さすが辻村深月。ありがとうだった。 中2以降の日々がありえないくらいダイジェストで説明されて、だからこそ、あの一年たらずの日々が2人にとって本当に濃密だったことがめっちゃ伝わってきて泣きそうになった。季節と年月は過ぎて行くのに、あの1年の熱さは消えない気がした。 この小さな教室で、その先には違う世界が広がっていることに気づけなくて、本当に命を経ってしまう少年Aや少女Aがいる。 中2病っていうか、ただ繊細で傷つきやすい、感銘を受けやすくて純粋ででもあまのじゃくで、何か他の人と違うものを好きになりたくて、でも何者にもなれなくて、な子どもたち。自分も含めて、全中二病だった人に読んで欲しい。
3投稿日: 2024.01.17
powered by ブクログ思春期の友達や親への感情が細かく書かれていて自分もこんなこと考えてたなって懐かしくなった。主人公の思考の未熟さが読んでて痛いって思うことが多々あった。でも、みんな置かれた環境の中で頑張ってちゃんと学校行って偉いなって大人視点で読める自分もいた。最後の章の為の物語だったように思う。
0投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログ題名からしてもっと軽い話かと思ったら、100ページ程読んで、もうやめようかと思うような重くて気持ち悪くてイヤな気分になる話だった。 ところが読み進めて行くうちに、沼にハマっていくみたいに止まることができず、長い話にもかかわらず一気に読んでしまった。 最後はさすがに殺しておしまいではないだろう、じゃあこの長い話が無駄にならないように、作者はどうケリをつけるのかと思っていたら、そこは辻村深月さすがだなと思うと同時に、でも丸く収めるにはあのような結末になるんだろうなと思った(偉そうだけど…) 共感するのとも違うけど、人には言えない闇を抱えた少年少女は、前代未聞のオリジナルな事件を起こして、人に認めてもらいたかったんだろうと思う。 長いのに全く飽きない、読み応えがあるすごい話だった。
3投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ主人公は学校生活に悩む中学2年生「小林アン」。 冴えない昆虫系の同級生「徳川勝利」に頼んで、 派手に殺してもらおうとする痛くて危ない物語。 中学生の恋愛脳、カースト制、幼さの残るやり取り の応酬に読んでて「イタイイタイ…!」となるのは、 自身にも似たような経験があるから故でしょうか。 古傷を抉られる思いで400ページ以上読み、最後の最後、本著者の真骨頂的な展開に辿り着きました。 蛇足を2つほど。 ・P180のアドレスの先頭に、あの先生の名前が! 徳川然り、秋山先生然り、見た目は頼りないが一芸 に秀でたキャラの描き方が素晴らしいです。 ・徳川のあだ名は、かの有名な戦国武将にちなんで 「ショーグン.Jr」でしたが、今年観てた大河ドラマ「どうする家康」の最終回の日に丁度良く読了と なりました。本書と関係ないですが笑
12投稿日: 2023.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中二病の少年少女の物語。私の中にも中二病の少女は確実に存在していて、懐かしいような気持ちで読んだ。思春期の心の危うさが見事に表現されていたと思う。 話はラスト数ページで急展開。結局恋愛物語になるのかと、でもそのまとめ方がさすが辻村深月さんだなと思った。どんな最後になるのかすごく期待したので、幸せすぎる終わり方にちょっと拍子抜けした感はあったかな。
2投稿日: 2023.12.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
娘に勧められて 浅はかで拙く、不安定で思い込みが強い 狭い世界が全てだと思っている頃 理解して読み進めたつもりだけど…ハマれず ラストが鬱屈では無く希望として描かれていて個人的には救われました あの頃読んだら違ったのかなぁ
0投稿日: 2023.12.01
powered by ブクログわたしの好きなタイプの作品だったが、あまりにも結末が綺麗で拍子抜けした。現実はこんなに綺麗にまとまらない、小説だからこそこんな風に綺麗に描けるだけ。
0投稿日: 2023.11.24
powered by ブクログ『中2病』…と言ってしまえば簡単すぎてしまう。学校という狭い世界の中でのことをうんざりしつつも通過しなければならない気の毒な時期。そんな世界がよくわかるお話し。いや、これだけでわかったつもりになるなよ、おばさん!と、言われてしまいそうだけどね。 でも、読後は『青春だなぁ』『純粋だなぁ』という感想が湧き上がってきた。不思議な読後感です。
17投稿日: 2023.11.10
powered by ブクログ一見殺人事件の小説なのかなぁ?と感じてハラハラして読み進めていたのですが、青春小説とも捉えられます。次々変わるストーリー展開も良かったし、ラストはなんだかじんわりとこみあげてくるものがありました。
2投稿日: 2023.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルで若干衝撃を受けるものの、凄く面白くてあっという間に読んでしまいました。 リア充女子の主人公の誰にも言えない密かな趣味と自殺願望。この、中二的な危うさとキリキリする心情がなんか懐かしい。 思春期に「死」に魅入られてハマってしまう心境。怖いけど惹かれるっていう気持ち。 こうゆうの書くのが本当上手い作家さんだと思う。 もちろんその世代の子たちにも響くだろうし、大人になって客観的に読んでも凄く面白く、共感できてしまう。 いけてるグループなのに、考えてることは誰よりも病んでる主人公が、唯一心を開いてしまうのが、いけてない昆虫系男子の男の子。 もうこの彼が本当いい! 気持ち悪いのに、かっこいい。 あることをきっかけにクラスのトップの女子軍からハブられていく彼女が耐えられたのは、いつか彼に「殺してもらえる」っていう支えがあったから。 なぜなら、主人公と彼はお互い死に魅入られて引き合わされ、主人公を彼が殺すというオーダーメイドした殺人の共謀者としてのみ繋がっていたから。 だけど、いつからかそれが強い絆になっていきます。 そしてラスト。 彼は本当に彼女を殺してしまうのか。 とにかく面白いです。 ラスト、エピローグが良すぎて読後の余韻に浸りました。
0投稿日: 2023.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自殺願望のある中学生とそれに加担しようとする同級生。自殺したいほどのエピソードを挿入する必要があることから自ずと重たい内容となるのは仕方ないとして重たい部分が長過ぎて読むのが辛かった。 詰まる所、読者の興味は自殺を決行するかしないかであって、途中飛ばして結末のみ見たくなる衝動を抑えつつ読んだ。深い思考を丁寧に描いており思い込みにハマっていく様は説得力がある。思慮の浅さ、客観的な思考にかけるところは中学だからとも言えるが、自殺未遂願望のある人は総じて私立が浅くなるものかもしれない。 自殺決行日の翌日以降についてもう少し読みたかった。自殺幇助の徳川の塩対応ぶりとそれでも頼っていく主人公に若干理解が追いつかない。 そもそも読み手は主人公に自殺を留まってほしいと思う人が大半だと思うので共感しにくいのではとも思う。
3投稿日: 2023.09.27
powered by ブクログこの小説が発売してすぐ、主人公と同じぐらいの年齢の時に読んだ。 大人になった今読み返すとなんだか恥ずかしくなるぐらいの厨二っぷりだと思うけど、当時はとても共感できた。すごく面白い作品でふと読み返したくなる。
0投稿日: 2023.09.26
