
総合評価
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powered by ブクログ一見殺人事件の小説なのかなぁ?と感じてハラハラして読み進めていたのですが、青春小説とも捉えられます。次々変わるストーリー展開も良かったし、ラストはなんだかじんわりとこみあげてくるものがありました。
2投稿日: 2023.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルで若干衝撃を受けるものの、凄く面白くてあっという間に読んでしまいました。 リア充女子の主人公の誰にも言えない密かな趣味と自殺願望。この、中二的な危うさとキリキリする心情がなんか懐かしい。 思春期に「死」に魅入られてハマってしまう心境。怖いけど惹かれるっていう気持ち。 こうゆうの書くのが本当上手い作家さんだと思う。 もちろんその世代の子たちにも響くだろうし、大人になって客観的に読んでも凄く面白く、共感できてしまう。 いけてるグループなのに、考えてることは誰よりも病んでる主人公が、唯一心を開いてしまうのが、いけてない昆虫系男子の男の子。 もうこの彼が本当いい! 気持ち悪いのに、かっこいい。 あることをきっかけにクラスのトップの女子軍からハブられていく彼女が耐えられたのは、いつか彼に「殺してもらえる」っていう支えがあったから。 なぜなら、主人公と彼はお互い死に魅入られて引き合わされ、主人公を彼が殺すというオーダーメイドした殺人の共謀者としてのみ繋がっていたから。 だけど、いつからかそれが強い絆になっていきます。 そしてラスト。 彼は本当に彼女を殺してしまうのか。 とにかく面白いです。 ラスト、エピローグが良すぎて読後の余韻に浸りました。
0投稿日: 2023.10.11
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自殺願望のある中学生とそれに加担しようとする同級生。自殺したいほどのエピソードを挿入する必要があることから自ずと重たい内容となるのは仕方ないとして重たい部分が長過ぎて読むのが辛かった。 詰まる所、読者の興味は自殺を決行するかしないかであって、途中飛ばして結末のみ見たくなる衝動を抑えつつ読んだ。深い思考を丁寧に描いており思い込みにハマっていく様は説得力がある。思慮の浅さ、客観的な思考にかけるところは中学だからとも言えるが、自殺未遂願望のある人は総じて私立が浅くなるものかもしれない。 自殺決行日の翌日以降についてもう少し読みたかった。自殺幇助の徳川の塩対応ぶりとそれでも頼っていく主人公に若干理解が追いつかない。 そもそも読み手は主人公に自殺を留まってほしいと思う人が大半だと思うので共感しにくいのではとも思う。
3投稿日: 2023.09.27
powered by ブクログこの小説が発売してすぐ、主人公と同じぐらいの年齢の時に読んだ。 大人になった今読み返すとなんだか恥ずかしくなるぐらいの厨二っぷりだと思うけど、当時はとても共感できた。すごく面白い作品でふと読み返したくなる。
0投稿日: 2023.09.26
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題名が物々しいし、読んでても、いわゆる危険思想、というか、中二病の域を出るか出ないかの微妙なラインの思想を持った二人の殺人計画だから、最初はこわいとか、くだらないとか客観的に読んでいた。ある意味、結末が全く読めなかったし、ハッピーエンドのビジョンはあまり見えなかった。 でも、最後、なるほどそう来たか、と感じた。二人の危うい関係に変わりはないんだけど、お互いをお互いに支え合っているという自覚を持つことで救われるというのは、現実的で、救いのある結末だったと思う。
1投稿日: 2023.09.10
powered by ブクログ14歳が生きる世界が瑞々しく描かれている。 自分が世界の中心にいるのに、世界を動かせないあの感覚。 中二病がリアルで、卑下された描写もなく、14歳と同じ目線で中二病を客観視できる
0投稿日: 2023.09.07
powered by ブクログ厨二病を扱った青春小説。とにかく主人公の女の子が「アイタタタ…」ってくらい痛い。特別に憧れて、特別になろうとする女の子は、大人になって読むと痛さがとても刺さる。読む年代によっては、共感できてしまうんだろう。思春期真っ只中の主人公たちの決してカラフルではない1年間のお話。辻村さんの描く女の子同士のやり取りの描写が、少し読むのを躊躇うくらいにはリアル。
1投稿日: 2023.08.25
powered by ブクログ話自体は嫌いな部類です! 主人公はイタすぎる厨二病ビンビンで、しかめ面になりながら読んでました 笑 しかし辻村さんが描く人物描写と言いますか、なんともリアルで…あの女子の関係性とか…うわぁと…引いちゃうくらいリアルでした。
3投稿日: 2023.08.23
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中学2年生の私、小林アン 猟奇的なものや人形の美しい死が好きで自分もそうなりたいと思っている。 赤毛のアンに憧れつけられた名前。かわいいのに世間知らずなママ、よくわかんないことで無視したりいつも通りになったりするグループの芹香とそこにくっついてる倖、芹香の彼氏の津島、元カレの河瀬、そして隣の席の昆虫(主人公グループがヒエラルキー上位だとした時の隠キャキモグループ)系であり学校の先生の息子である徳川(ショーグンJr.) ある日徳川がネズミ?を袋に入れ蹴り飛ばしているのを目撃。袋からは血が出ていた。それに惹かれ私も殺してほしいと頼むアン。 これは悲劇の物語である、から始まる徳川とのオーダーメイドの殺人が始まる。 後ほど追記、一旦スタート
0投稿日: 2023.08.19
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◾️record memo 生きてるうちに身体の一部を失うのは、きっととてつもなく痛く、狂おしいほど残酷だ。 目の前の体育館の光景が、映画でも観ているように感じられた。人のストーリーに紛れこんでいる私は、ここに居場所がない。 いい子すぎるところが玉にキズ、と二年では嫌っている子も多いけど、私は素直にかわいいと思っていた。 三人組の女子のうち、誰か一人が席を外したら、途端にこうなってしまう。 外されたときの教室や部活でも一人の気まずさを知っているから、きっとそうせざるを得なかった。だけど今は、たった数ヵ月のそんな気持ちが嘘のようだった。来年の今頃、私は多分、ここにいない。みんなが流されるコースから、降りる。 チャイムが鳴り、息がつまるような時間から解放される。 芹香は強く、何ごとに対しても躊躇いがない。恋愛も部活も、友達関係も、芸能人に騒ぐときも、どれだって全力投球だけど、一つ一つがイベントに過ぎず、結局いろいろ持ってる分、どれもそんなに大事じゃない。 だけど、私は早川さんのことなんて全然知らないにもかかわらず、あの眼帯の下に、普段通りの健康な目がきょとんと見開かれていたところで、許してあげようよって思った。芹香はできるから、きっとわからない。 一人の女の子から最大の武器になりうるものを奪い、へし折る。芹香はそういう、女の子だった。 世の中には、まだまだ知らないことがたくさんある。しかし、本の中に引用された私好みの本の題名や作家名を見て思うのは、自分は一生かかっても、こういうものを全部読み切ることができないんだろうっていう絶望の方だ。 確認する途中で思いきって「全消去」を選択すると、大きくて旧式なこんなデジカメでも生まれ変われるんだって思って、急に愛しくなった。 倖たちが観に行くという映画のタイトルは、私や徳川みたいな人間だったら絶対行かないなって思う邦画だった。 彼女をこうまで変えてしまう男の力って、何なのだろう。津島を手に入れて怖いものなしになった倖は、彼と別れてしまったらどうするつもりなんだろう。倖と津島に、すぐに別れて欲しくなる。 私に手を振り返してくれた河瀬の気持ちまで踏みにじられた気がして、自分の中の発言検閲システムがショート寸前だった。 私、この教室で空気女子になりたい。徳川にも芹香にも倖にもママにも、今の姿を、誰にも見られたくなかった。 私が思う、本の中の清潔な世界はどこにも存在しない。 もう、芹香たちの目なんて気にしなくてもいい。感性や感覚を変だって言われるのも、今だったら怖くない。 やり損ねた「悲劇の記憶」を、私たちはずっと抱えながら、これから先、その余生を死ぬまで生きるのだ。認めて、腹をくくって、諦めて。なるべく楽しく、精々、生きるのだ。
0投稿日: 2023.07.31
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スクールカースト上位の運動部に所属する小林アンと、文化部陰キャの冴えない徳川の殺人計画。 この2人が中二で、いわゆる中二病なのだけれど、胸中の描写がすごい。見ててドキドキして恥ずかしいしやめてくれ〜!となります。 結局、事件の実行もされずに「良い感じなの?どーなの?という2人の恋愛(未満)関係」のお話と言ってしまうこともできますが、、それだけでは括りきる事のできない中学生のあれこれが詰まっています。 この本に救われる若い子も多いのではないか、自分も中学生のとき出会ってたらアンと徳川により共感したと思います。 大槻ケンヂの解説もオーケンが炸裂してて楽しかった。
3投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログ主人公のアンは、母の考え方や友達や 副担任との人間関係に行きづらさを感 じる。 アンは、同世代が引き起こした殺人や 自殺に憧れを抱く。 隣の席にいる徳川にも、同じ世界観が あることに気づいて、しだいに興味を 持つが、昆虫系と決めつけていて、徳 川に対し、マウントを取るような態度 で接する。 アンは、学校生活で孤立してしまい、 徳川に殺して欲しいと頼む。 最初は、気持ち悪いストーリーかと思 っていたが、徳川に対する気持ちに変 化が出始める。 ラストは、良かった。
7投稿日: 2023.07.27
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描写とか内容とかは結構グロいのも痛々しいのもあるのに読了後はめちゃくちゃ清々しくてあったかい気持ちになる。 中高生特有の自分が特別で人と違うと思ってる痛さとか、現実から乖離した行動とってしまう危うさとか、自分の行動に責任持てない未熟さとか、誰もが経験して誰もがどこか共感できると思う。 カースト上位のアンと気味悪系男子の徳川の一見接点無さそうな2人が、死に対する価値観で繋がって共依存的な関係になっていく感じが見てはいけないもの見てる気がして面白かった。 今となってはそんなことぐらいで〜になる人間関係も、当時は世界の全てだったなぁって思い出した。 2人に幸あれ!!!!!!!
4投稿日: 2023.07.17
powered by ブクログ自分の中学時代を思い出して思いを馳せるような場面が何回もあるような本だった。 あの絶妙にカーストができる感じ、今となっては懐かしいな、、、 中学生とか高校生ってほんとに世界が狭くて、クラスの中とか部活の中で少しでも居場所がなくなったら一気に絶望する感じもなつかしい 良くも悪くも人間関係濃かったなー、、
1投稿日: 2023.07.16
powered by ブクログ多感な中学生時代は、人間らしく尖っている。色んな側面があっての人間なのに、それが受け入れられなくて、それがその人の全てと敏感に嫌だと拒絶して、結果、人なしに生きていけないのに、自分の居場所すら失う事もある。そんな繊細さと、鋭く尖った感情。だからこそ、そこを知った者同士の、分かり合える感覚は、毒々しくもあり、爽快でもある。
3投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログ自分も通ってきた中学時代を思い出す。中学生の心情がリアルすぎる。大人と子供の間に何故かできてしまう見えない壁にもがき苦しむ様子、なぜか敵を作りたくなる感覚…全てが上手くいかなくなって永遠続くと思われそうなその地獄にいつ光が差して開放されたのだろう。いつ大人になったのだろう。 思い返すと恥と化してしまうようなことばかりだけどその壮絶な中学時代の思い出を共有した気分。
3投稿日: 2023.05.27
powered by ブクログ男子校の出なのでここに書かれていたような悩みとはある意味無縁であった。これがどこまでリアルなのかは分からないが、心理描写としてはとてもリアルに感じられた。 死にある種の美を感じて死を求める感情というのはなんとなく分かるし、実際これで自ら命を絶った人もいるのであろう。悩んでいる人の救いになるかは微妙な本だが、ほかに悩んでいる人がいることは知れる本だと思う。 それまでのきつさがある分、終盤の展開は嫌いではない。
3投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログ中学生三年の時に読んだので、中学生特有のイタさにとても共感できた。 自分は他の人とは違うと思ったり、この世界が生きづらいと感じることとか。 親に対して思ってたこととか主人公とドンピシャだった
4投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ中学生ならではの悩み、葛藤が描かれていて自分の中学生の頃を思い出した。芹香みたいなのいたな。 3.3
3投稿日: 2023.04.18
powered by ブクログ中学生の頃に初めて読んだ辻村先生の作品。 中高生の頃、「特別になりたい」「私は他の人とは違う」そんな気持ちを抱えた事のある人にならきっと刺さる一冊。 少し歪で、イタくて、でもそれを上回る純愛の話なのでは?と思った。
6投稿日: 2023.04.13
powered by ブクログ感動して読み終えた。 正直、終盤までは「この作品は好みじゃないな」と思っていた。 スクールカーストが前面に押し出されていて、暗いし、辛いし、イタイタしいし、グロいし。 猟奇的なことに傾倒している中二病の、本物の中学2年生の2人が主人公。 自分を殺してほしいアンは、「昆虫系」と揶揄されるイケてない男子:徳川に依頼する。徳川は「少年A」になるのか⁈ どういう結末で締めくくるの?という興味で読み進めた。 筋書きには無関係だが「スロウハイツの神様」のチヨダ・コーキが引き合いに出てきてほっこり
17投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログ猟奇的なものや死に関心がある少女と書かれていたので、サイコパスな思考回路を持った少女の話かと思っていたけど、多分これはかなり重度の中二病というだけで、普通の中学生だと思う。 主人公の年齢特有の人間関係の煩わしさや、親の干渉に疲れて、現実から逃げ出したいだけのように感じてしまい、あまり惹かれなかった。 ただ中学生を巡る描写はとても上手く、あの時期の多感な心情をうまく表しているなと思った。
2投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログ辻村さんの本、そんなに読んできた訳じゃないけど、こういうのも書くんだ!!って思った。 しかも舞台が長野。知ってる名前出てきて親近感。笑 スクールカースト、ヒエラルキー。 ああ、どの学年にも、いたいたこんな女子たち。って思いながら。こういう子達ほんとに嫌い。笑 内容が内容なだけに、共感する部分は多くなかったけど、ストーリーが面白くてどんどん読み進めちゃった。結末はどっちになるんだろうって全然想像つかないまま読んでたけど、思ってたラストとちょっと違った!でもこれまた面白いというかスッキリ?してて良かった。そして途中の展開?が衝撃すぎて…お前何してくれてるんだ…ってなりました~ とりあえず辻村さんはハズレなし!だと思ってます
2投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログブラックだけど、ピュッアピュアな恋愛小説 主人公の思春期特有の考え方や、親や異性への接し方がリアルだった。 すごく面白かった。
1投稿日: 2023.03.11
powered by ブクログいやー。わかるー!!!!! 昨日まであんなにバチバチだった友達がいつのまにか仲直りしてて、自分の愚痴を言ってる。あるよねーー。あの時なんで誰かと仲間になるためにみんな1人を攻撃するんだろう。周りに振り回される人間がしんどいっちゅーねん!
2投稿日: 2023.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中2特有の闇を抱えた期間。 スクールカーストを気にし、陽キャ、陰キャで ラベリングをし、自分の存在価値を もがきながら見出したいと思う期間。 この作品の主人公のもっと根深いところは 共感はできなかった。 中2の闇を過激に描きながらストーリーを展開して いく。うっとなるところも多々あった。 ニュースで出てくる少年A。 心理を少しだけど、いや、ほんのわずかだけど 読み解けそうかもと思った。
1投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログ何回読んでもアンと徳川の厨二病こじらせた青春恋愛小説。 すごく好きです。ムズムズする当時の自分も きっとこんな厨二病こじらせてたんだろうな〜 誰にでもある黒歴史だけどそれが愛おしい。
4投稿日: 2023.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすくてスラスラ読めました!内容は重いんだけど、それでも読み終えたときは爽やかな気持ちになった。袋小路の中にいるようなふたりのこれから歩いていく先を、希望に満ち溢れて書いてくれたので、過程がどれだけ重くても気分が沈まない作品です。 思春期のころ、学校に居場所がないと思っていた。仲のいい友達もいたけど、なんとなく息苦しくて、学校っていう場所が自分の肌に合わないのを感じていた。 そんな時期を思い出しました。多分こういう息苦しさみたいなのを感じやすい年齢なんじゃないかな~と思います。 辻村先生の心理描写、学生やまだ「青い」価値観・思想を鋭く描写してくれるのが好きです。引き込まれるし、浸れる。通り過ぎた感情なら懐かしく思うことができる。 思春期の時、少し何かがあるともう自分が立っている足場がすべて崩れ落ちてしまっているような気持ちに襲われて、死んじゃおうかなと思ったことが何度もあります。何度も何度も。でもだからって電車にひかれちゃおうとか首をつっちゃおうみたいな確実性のあることはしなくて、ただ漠然と「終わりにしたい」ような感じ。終わりにしたいし、終わりにできる。先生も親も友達もだれも気付いていないけど、私はそれをすることができる。「死ぬこともできる」が「生きるための力」になっていたなぁということを思い出しました。 アンちゃんは麗しい女の子で私のような小市民からすると「カースト上位でもそんなふうに思うんだぁ」みたいな感想を抱いてしまうんですけど、みんな必死なんだよねあの時期。 思春期グループ特有の、小さいことでうまくいかなくなったり仲が修復したり、そういうのが生々しく描かれていて胸が詰まる思いです。中学生って学校にしか居場所がないような気持になりがちだから、そういうのが本当に大事件なんですよね。本当はそんなことなくても、気づけないくらいに視野が狭い。その視野の狭さを切々と描写される。 アンちゃんはもちろんなんですけど、徳川の「別に相手が悪意を持って行っているわけでもない軽いいじりが心に刺さってしまう」描写が個人的にわかるわかると深くうなずいてしまいました。別に相手が悪いわけじゃないんですよ、でも陽キャには陰キャの気持ちは絶対にわからないと思う。なんでもないことが致命傷になる、ずっと覚えている側からすると徳川に話きこうか?と話しかけたくなりました。シンプルに不審者だな…… ラスト、アンちゃん目線で語られていたからいままで表面的にしか見えていなかった徳川の、彼なりの事情が見えてきて泣けてしまった。 タイトルが物騒だし内容も重いけど、間違いなく青春の物語です。アンちゃんと徳川の関係性が好きだし、徳川の想いを知ってから彼目線の話も読みたいなぁと思いました。 あと、スロウハイツの神様のファンとしてはチヨダコーキの作品が作中に出てきたのがうれしかった。やっぱり、コウちゃんの作品はこれくらいの年齢の子のバイブルなんだなぁ。
1投稿日: 2023.02.13
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芹香や倖のような子に心当たりがあるし、アンの周りを見下しているようなところも中二病ならではという感じ。 中学生のもやもややいざこざがリアルに描かれていると思う。 中学生の時、えっちゃんのような子たちのグループだったけど、喧嘩や無視や嫌がらせがないわけではなかった。 私は無視をするような子とは合わないと思い、そのまま疎遠になったので、アンたちがまた仲良くしているのが私とは違うなって思った。 喧嘩に巻き込まれて迷惑を被ったのは私なのに、なぜか悪者にされて…みたいなことは私も経験がある。思い出して嫌になった。 アンは自分の死を今までにないセンセーショナルな『事件』にして、ある種の作品を作りたがっていた。単に死にたがりの子とはわけが違う。本人もそう強く思っている。 でも、私は、どうせやれっこないと思いながら読んでいた。 終盤、期日も決まって、アンがとうとう本当の意味で覚悟を決めて、具体的な方法も決まって、どうするんだろう、本当にやってしまうんだろうかという雰囲気が漂った。 その後のまとめ方は見事だったなあ。 芹香と倖とぬるっと仲直りしていたのがなんとなく気持ち悪かったけど、そういう子たちもいるんだろうね。 徳川がノートに描いていたアンの絵に痺れた。 そういえば徳川が賞をとった『アリア』という絵も、アンはサクちゃんだと思っていたけど、私は最初からアンだと気づいていたし、サクちゃんと徳川が並んで歩いていた時も、サクちゃんとデキているのはショーグンの方だとわかった。 アンの目線で誤解して書かれているのに、読者にはきちんとわかるように描写がされているのはすごいなと思う。
2投稿日: 2023.02.06
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まあまあ長いけど全く気にならない。中学生の時の世界観が綺麗に反映されてるなと思う。終わり方が1番好きなところ。ただ夢見てる中学生で終わるんじゃなくて、大人になってその夢を絵にする徳川が最高にかっこいい。画集はもちろん見たことないけど、全ての絵が想像つく。 表紙も好きなところ。読む前と読んだ後で見方全然変わる。
1投稿日: 2023.02.04
powered by ブクログいつの時代も中2は面倒臭い年頃で、作中にも『若さは恥の記憶の連続で…』とあるが、その時は必死に守らなければならないものがあったんだと、当時のことをこの作品は思い返させてもくれる。 カースト、ヒエラルキーと言った言葉が並ぶが、これはきっと生涯永遠と続く。問題は意識するかしないか。 生活水準を他人と比べてみたり、周りの目に振り回されたりと忙しないが、一生懸命に対応するって大変だよね。でも、人ってかわいいよねって感じた作品でした。
16投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログ続きが気になって、あの頃の気持ちが理解できて、読み進めて、最後の最後予想しないぐらいの読了後の多幸感
2投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルに惹かれて。表紙のアンがきれい。最後までちゃんと読んですごい好きになりました。読後感いい!気持ちいい!普通に、いや普通じゃないけど、中二病だけど、二人の中学生によるひと時の青春だった。よくよく考えれば「オーダーメイド殺人クラブ」って放課後のクラブ活動みたいな感じもするしね。傍からみたら「悲劇の記憶」というか後の「黒歴史」になりそうだけど(笑)、二人にとっては大事な青春かな。
3投稿日: 2023.01.09
powered by ブクログ中学生女子ならではの息苦しさ、「特別な自分」と「特別な関わり」の中に安心を求める様子に、辛いながらも共感を持った。どんどんアンの状況が悪くなって暗く重い状態が続く中、徳川との絆が深まっていく様子が、見事に描写されていて目が話せなかった。最後はアンも徳川も暗闇から出てこられたような清々しさが描かれて、安心と微笑ましい気持ちで読み終えることができた。徳川目線のストーリーもぜひ読みたい!
5投稿日: 2023.01.05
powered by ブクログクラスで上位グループに属する中学二年生の小林アンは、些細なことで無視されたり仲良くなったりを繰り返す友人たちの関係や、学校生活や家庭に苛立つ日々を送っている。 その一方で、死や猟奇的なことに興味を持ち、クラスで冴えない男子徳川になぜか惹かれ、彼に「私を、殺してくれない?」と持ち掛ける。 アンと徳川、二人で極秘の殺人事件が練られていく。 中学生の頃の複雑な胸の内と、教室内で湧き起こる生徒の間での噂話のようなものが中二の目線でひたすら書き綴られていて、その力量が凄いと思った。 重苦しい空気が続くしイライラする場面もあったけれど、結末は長いトンネルから抜け出せたようで、スッキリと爽やかな気持ちになれて、最後まで読んでほんとうに良かったと思った。 若い頃特有の黒歴史みたいなものって、誰にでもあるのかもしれない。 そう思うと、少しは前向きになれるような気がする。 子供たちを包むような、とても優しくて温かい作品だと思った。
36投稿日: 2022.12.29
powered by ブクログスクールカースト、特別になりたい気持ち等、辻村深月さんが描き出す学校という空間で起きる物語。 辻村さんは爽やかな青春も得意とするはずなのにこんなにも負の感情の物語も描くとは。自分を殺してほしい少女、依頼された少年、二人の行く末は…?
3投稿日: 2022.12.18
powered by ブクログとても良かった……!辻村さんの描く10代の少年少女の醜さと美しさが同居している感じ大好き。徳川くんが一言だけ「ロッカー」って呟いたシーンが一番印象に残ってます。序盤から展開が怒涛でハラハラしながらそれでも最後はどこか爽やかに終わらせてくれるのがすごい。猫の件も捉え方が変わると一気に違って見えた。ちょっと救われた。 物語がずっとアン側の視点で進んでいたから私も取りこぼしていたけど、徳川くん側の気持ちを知った上で読んでいくとまた違った気持ちで読めそう。 辻村さんの小説、読んでいる体感は秒なんだけど気づくと2,3時間経ってたりするからすごい…引き込まれる文章を書かれる方だなと改めて思いました。
2投稿日: 2022.11.25
powered by ブクログ中学時代のあるある。突然の無視やカースト制度の様な見下し。色々思い出した~。徳川やアンの揺れ動く気持ちの描写が良かった。
3投稿日: 2022.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても分厚かったので最後まで読み切れるか心配だったけどおもしろくて夢中になって読んだ。 女子のドロドロした関係がすごくリアルで 自分の中学時代を思い出した。3人で仲良くとかあの時は無理だね笑 すごい残酷な描写もあった。 アンの母だったら自分は嫌だなーと思った。 徳川にも事情があったのはまったく想像つかなかった。 事件を起こすだろうなと思っていたけどまさかの展開だった。でも、これで良かったとも思った。 最後の徳川はすごく良かった。そしてまた二人の関係が続くといいなと思った。
6投稿日: 2022.11.19
powered by ブクログ一気読みだった。自殺願望、歯車の合わない友人、スクールカースト。まるで中学時代が蘇るような錯覚を覚える。こんなにも人の気持ちの機微が言葉で表現できるなんて。 最後の清々しいまでの読後感は、途中までては思いつかなかった。 凄い作家さんだ。
5投稿日: 2022.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
好き嫌いが分かれるかもしれないけど、 私はすごく好きな作品だった。 主人公も周りも中二病でとにかくイタイけど、 クラス内でのヒエラルキー、スクールカースト、女子同士独特の関係性、規律への反抗心で 真っ直ぐすぎる年齢故にぶつかって傷付いて、 悲劇の記憶って 若さは恥の記憶と書いていたがその通りだと思った。 自分の中学生時代もそうだったっけ? 大人になってからはもう全然思い出しもしないような、些細なことでも、当時はものすごく辛かったり、傷ついたり泣いたりしてた。当時はそこが自分にとっての世界の全てだったしそこで全て完結してた。 何でもいいから、依存するもの、支えになるものが欲しかったんだと思う。 みんなそうやって「中二」の時代を駆け抜けて、大人になっていく。 これは誰もが一度は経験する話、そして自分自身に当てはまるストーリーだと思った。 それぐらい描写がすごくリアルだった。 これは悲劇の記憶である。とあるがその通り。 こんなイタイ記憶は確かに悲劇かもしれないけど、 素直になれない淡い初恋ストーリーでもある。 いろんな意味で深くって、読み終えた後には気持ちがほっこりするような優しい記憶。 徳川が臨床少女がアンになった姿を描いていたシーンが感動した。
5投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ中学生独特の感情?ヒエラルキー。 こういうお話なーーんか読んでしまうんだよな… なんだろうこの10代前半特有のいざこざ!!! モヤモヤが積もるのに、 読む手が止まらない〜〜!! 辻村さんの作品もっと読みたいのに いかんせん、長編が多いので。笑
3投稿日: 2022.09.02
powered by ブクログ面白い。 こんなにも中学生独特の心情を綴れることに尊敬の念しかない。こっちまで中学に戻された気分。 ごちゃまぜになった複雑な感情を味わえる。
3投稿日: 2022.08.25
powered by ブクログリア充の女子生徒と昆虫系男子による、センセーショナルな少年殺人事件を起こそうとする計画のお話 自分が中学生のときを振り返り、思い当たる部分が多すぎ 読んでいて身悶えする程に痛々しく、またそれが全て自分に返ってくるという仕掛けになっているわけですね…… 「完全自殺マニュアル」とか女子高生コンクリート詰め殺人事件のルポとか読んでたなぁ…… あと、自分の将来に関しても悲観的で、20代後半あたりには死んでるんじゃないか?とも思っていたりねー 若気の至りです 辻村深月さんは朝井リョウさんと似たような方向でありつつ違った角度でこっち側の人間を刺しにくるよなぁ 中学生のクラス内でのヒエラルキー、友人との関係性の不安定さ、規律への反抗心、臆病な自尊心と尊大な羞恥心なんかを描いた小説は他にもあるし 殺人計画とかを取り扱ったものもある この小説のすごいところは、その殺人計画の対象と動機というところもあるけど やはり、ラストのオチまでの盛り上げ方なんだと思う 猟奇的殺人事件の記録を読んでいたと思っていたが、実際は中二病同士のアレな物語というオチは辻村深月っぽいと思ってしまった まぁ、だからこそ辻村深月は安心して読めるとも言えるんですけどね 辻村深月作品は今まで4、5冊読んでいるけど、どれも自分の中での評価が高い 機会があったら他のも手をだしてみる
3投稿日: 2022.08.25
powered by ブクログ子どもの世界だけじゃなく、いい歳した大人達も似たような意地悪を会社でもしてくる。 だから辛さは凄く分かる。 前半は厨二病的できつかったけど、後半からは結構普通に一気に読めた。
1投稿日: 2022.08.24
powered by ブクログ中学生らしさがとても繊細に描かれていて、すごく面白かったです。少し苦しくなる描写も多かったですが、結末が気になる展開で一気に読み進められました!
4投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
序盤までは、厨二病主人公にイラっとくることがあったが、終盤に向けてとても面白い展開になって行き、手が止まらなかった。モノローグでの、アンと徳川の成長が見えた部分はエモかった。
5投稿日: 2022.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これも有給消化期間に読み始めた積読本の中から手に取ったハードカバー。 ブクログの「紙の本」で検索すると、文庫しか出でこない! だいぶ時間経ってるからかなあ。 帯は、 ------------------------- どうしても「事件」が必要なの——。 私を、殺してくれない? 「リア充」女子と「昆虫系」男子、 中学二年生ふたりが互いの闇を重ね、 共鳴する、「悲劇」の計画。 ------------------------- 思春期特有の痛々しさとか、自意識とか、 他者とは違う自分を探したり、 それなのに同じ箱(教室)にはめこまれて、 同調圧力や、ルールに縛られる。 自己否定や、変身願望、あらゆる感情がぐるぐるして、 コントロールが効かなくなるのが、思春期、青春でしょうか。 途中、リア充の主人公 小林アンが、同じグループの女子からいじめを受ける場面がありますが、読んでいて心が苦しくなりました。 作家の人って、すごいです。 私だったら、書けない。 自分が嫌な気持ちになるのわかってて 辛くなるのわかってるからこそ、書けない。 たまに通勤電車で、 通学途中の男女を見かけますが、 携帯電話を鏡代わりにして、 前髪を直してる子が、かなりの確率でいます。 そーゆーのを見て、 「ああ、学生の時は私も色々見た目を気にしてたなあ」 と懐かしい気持ちになりました。 テレビや雑誌を見て、 とにかくかわいい自分になりたい理想と 現実のギャップに絶望してました。笑 いつの時代も見た目が良い子がヒエラルキーの上の方にいますからね。 ふと、学校って意味あるのかなあ、と思ってしまう。 アンや徳川のように、どう考えても学校の空気やヒエラルキーになじめずにいるのに、そのまま三年間じっとさせることに意味があるのかなあ、と。 私も、なぜか「目立つから」「気に入らないから」という理由でいじめられたことがありますが、学校の先生は何もしてくれなかったし、解決に至らず、ただただ地味に目立たないようにして、卒業を待った過去があります。 何十年も同じスタイル(学校)で、本当に正解なのかな、という疑問が、この本を読んで浮かんできました。 という、物語の筋と関係ないことはさておき、 最後に成長したアンが徳川と再会するんですが… 黒歴史を共有し合った二人の再会と、 再度の二人のやり取りで、 ああ、良かった、と思いました。 当時の自分を否定することなく、 決して迎合するわけでもなく、 粛々と生きていく。 とにかく結末が気になり、この本も一気読みでした。
2投稿日: 2022.08.15
powered by ブクログ辻村深月さんは『太陽の坐る場所』以来の2作目。 前回、共感度が低かったので、ちょっと構えながらの拝読。 あまり読む時間も取れず、400p越えの大作ってこともありかなり時間がかかってしまった。 普段はミステリーばっか読んでるのと、タイトルがタイトルなので、『早く殺人を…』と危ない思想になってたけど、まぁなかなか殺人しないです。 というよりオーダーメイドの殺人を… いや、やめておこう。 そんなこんなで、最初は読み感が重かったけど、後半になるにつれどんどんスピードアップ。 最後は加速された速度を保ったままゴールインって感じ。 ラストもとてもいい感じでした。 前に読んだ『太陽〜』も学生時代を舞台にしたものだったけど、今回もそれに近い設定。 ただ、前回と違い『しっかり中二病』がより露骨になっていて、恥ずかしながら共感部分もあった。 中二病といえば、サバイバルナイフやバタフライナイフに影響され、友達が100均で買ったという果物ナイフに「おおー、それいいな!」ってなって、真似してカバンに仕込ませておいたら、親に見つかって『キレたら刺す人間』と認定されたらしく、めっさ怒られた忌まわしき記憶…。 そんな恥ずい過去を思い出して、懐かしんで、やっぱり恥ずかしくなる。 そんなきっかけになる本です。(笑) 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ 下記の紹介にもあるけど、これ青春小説なのか? イタイタ恥ず恥ず中二病共感作品だろ。
1投稿日: 2022.08.04
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いきなり形勢逆転する女子のヒエラルキー、「リア充」と「非リア」の格差、味方の裏切り…学生時代あるあるだと思う。学校が世界のすべてだから、理不尽なことでも人生の終わりって思うんだよね。アンと徳川はヤバい、イタイ、キモイと思えるのは、そこを乗り越えて自分が大人になれたからなんだろうなぁと思った。
2投稿日: 2022.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みながら色々こっ恥ずかしい気持ちにさせてくる作品。 いや、内容自体はすごく面白くてぐいぐい読ませてくるんですけども。 主人公や、主人公が自分を殺してほしいと依頼するクラスメイトの男子の、この年齢特有の自意識過剰さにニヤニヤしたり、過去の自分のなにがしかが思い起こされてぐぬぬ…ってなったり。 大人になった今となってはすっかり忘れてしまった(というより忘れてしまいたい)、ザ・厨2病の心情をリアルかつ繊細に書ききる作者はすごいです。 辻村さんらしく、ラストは爽やかで明るい未来を想像させてくれるところもいい感じでした。
6投稿日: 2022.07.05
powered by ブクログ世界があまりにも小さく、目に見える範囲だけが、世界と人生から見れば、ほんの数ミリの瞬間なのにそれが生きる上の全てだと思い込んでいたあの時代 それでも、特別の存在と認められたくて、足掻いている 苦しい時期だね。
1投稿日: 2022.07.02
powered by ブクログ中学生特有の、ちょっとしたはずみで簡単に変わってしまう関係性、死を特別視してしまう感じとかが巧く描き出されていて、さすが辻村深月さんの作品、という感じだった。 全てが終わった後に、これは死を羨望した2人の厨二病な初恋なんだ、とわからせることもすごいし、そこに至るまでに中だるみを一切感じさせないところもすごいなと思った。 中学生の、残酷とも思えるほどの自分本位な人間関係や他人をジャッジする姿をリアルに描いてあるので、そういったのが苦手な人は好きになれないかも?(私は全然大好き)
2投稿日: 2022.06.12
powered by ブクログもっと前に読んでおきたかった 感想も全然違ったものになってただろう 誰かに自分が他人とは違う特別な存在だと認めて欲しいといぅ願望を この年頃には抱いてしまう 周りからハズレる怖さと恥ずかしさの言い訳かな 今の学校の人間関係ヒエラルキー怖いよ 自分の居場所を作るのに、あんなに気を遣わなくちゃいけないなんて〜
1投稿日: 2022.06.10
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小林アン(こばやしあん) 雪島南中学二年生。クラスでも上位の女子グループに所属。バスケ部。雪島第二小出身。 アンの母 家庭的で美人。おしゃれ。 徳川勝利(とくがわしょうり) アンのクラスメート。 青白い顔。美術部。全国規模のコンクールで金賞受賞。ショーグンJr.。 徳川先生(とくがわせんせい) 勝利の父親。強面の 三年の学年主任。担当教科は英語。ショーグン。 斉藤芹香(さいとうせりか) アンの友人。クラスの女子のリーダー。 津島 野球部。芹香と付き合いだした。 成沢倖(さち) クラスメート。 塚田 バスケ部。芹香とあまり仲は良くない。 田代 同じクラスの男子。昆虫系の長。昆虫王。バカでかい。 増田 同じクラスの女子。プラスバンド部。 佐方 アンたちの副担任。二十代。体育教師。デブ。一番若い男性教師。 櫻田美代 音楽専科の教師。 徳川先生の恋人。一番若い女性教師。 中村 アンたちのクラスの担任。五十過ぎ。 笠原 学級委員。 日比野。 クラスメート。昆虫系。宇宙人。 河瀬良哉 テニス部。アンと付き合ってた。 花崎江都子 美術部。雪島第二小出身。太ってるからあだ名はおかあさん。 宝井 バスケ部顧問。 早川 雪島第一小出身。 小島あかね 四組。ソフトボール部。 尾上 クラスメート。宝塚の話を始めると止まらない。 名取 色が白いことと胸が大きいことが自慢。 新島珠子 女子の体育主任。
0投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログなさそうで誰もが一度は考えることを書いた作品。 ラストはやっぱりねと思ったが、そこからの最後のページまでがよかった。
1投稿日: 2022.05.29
powered by ブクログ途中、女子同士のいざこざが苦しくなって読むのをやめようかと思ったけど、焦点はそこではなく、もっと大きな所にあった。アンと徳川のその後の人生を読んでみたい!
2投稿日: 2022.04.23
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中学生の友達のいざこざってこんなに面倒くさかったっけって思ったり、中学生が考える『死ぬこと』が大学生の私から見ると厨二病っぽくて可愛らしく見えた。 最後アンと徳川のエピソードが、初めはそんな展開には絶対にならないと思っていたからキュンキュンした。
1投稿日: 2022.04.14
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外見が美しくカースト上位の少女が、カースト下位である男の子に自分のことを殺して欲しいと頼むお話だった。リアリティーないじめの描写や先生の教育姿勢、発言はページを読む手が止まらなかった。 私的には女の子には計画通り綺麗に死んで欲しくて、その後世の中のニュースや家族や周りの友人などの反応を徳川目線で回想して欲しかった。
1投稿日: 2022.04.08
powered by ブクログ痛々しいオーダーメイド殺人計画の行き着く先がただただ気になり、特に後半はもうハラハラしっ放しで一気読み。脆くて不安定極まりない思春期少女の繊細な心理描写はさすが。「中二病同士の初恋はかくもまわりくどい、という物語」と端的に言い表した大槻ケンヂの解説も良かった。
10投稿日: 2022.04.07
powered by ブクログダークな方の辻村深月作品かと思いきや、それだけじゃないってとこに、やられました。 そして、自分のバカーー!どうして途中で気になって先にラストを読んでしまうのか…。 もう、この癖をやめないと。。。 文庫の解説の大槻ケンヂさんがまたよい。 私はしっかり厨二病を患っていたのだなぁと恥ずかしい気持ちになりました。 中2の時だけじゃなくて、大学生ぐらいまで…。 青春、いいなー、拗らせてる中でのキュンってたまらん!!
1投稿日: 2022.04.04
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やっぱりすごかったなー。 『悲劇』とはなんなのか… 自分の中学時代、高校時代を振り返ってももちろん、ヒエルラルキーはあって、上位にいたり、それを否定したり…きっつい思い出はある。決してあの青春は振り返りたくもないんだけど。 結局のところ、芹香やサチとは仲良くなりたくない。 徳川も普通の男子だったのかもね。 それが悲劇だとしても悲劇が起こらなくて良かった。
3投稿日: 2022.03.30
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大好きな辻村先生の本だから期待を膨らませて読んでましたが中々世界に入り込めなかった。 中学2年の思考や自我が定まらないグダグダな感じが前半。 しかし中盤から後半にかけてはグイグイ引き込まれて一気に読了しました。 流石、辻村先生。 心の繊細な表現が凄い。 些細な事でハブられて、ヒエラルキー、リア充、彼氏がいるって事が凄いとか今なら笑える。 でも、あの頃はそれが全てだった。 そんな中、リア充でヒエラルキーもトップの方だったアンが、植物系男子の徳川に殺して欲しいと頼む。 死にたい理由は良く分からなかった。 親も友達も学校も何だか面倒くさい。 死んで世間を騒がしてみたい。 これが噂の中二病か。 何も定まらない、風に飛ばされ続ける葉っぱな様な思春期独自の精神状態を見事に描いていたと思う。 イキがって猫も殺したと言う徳川がアンは殺せないと言った。 その代わりに音楽教師を殺すと。 父親の子供を身籠った彼女を殺すと。 妹が泣いて嫌がる彼女を妹の為に殺すと。 ずっと家族の事で悩んでいた徳川。 徳川もどうにか毎日をやり過ごしていたのだ。 誰もが少年A少女A候補。 誰もが少年A少女Aになり得る。
2投稿日: 2022.03.25
powered by ブクログ読む人の年齢によっては好みが別れる小説かもしれません。 十代、二十代の人が見れば「そんなこと考えたこともあったなー」と感じられるかもしれませんし、 逆にそれ以上の年代になると現実味がない話に見えるかもしれません。
1投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後救済されて安心した ハラハラドキドキだった 徳川めっちゃ好き!!! 中学生のリアルが書かれてて読んでるだけであの頃を思い出した
0投稿日: 2022.02.26
powered by ブクログ自分の思春期を思い出して、心の傷が疼いたり、共感したり、反発したり、イライラしたり。途中、あまりの中二病感にキツくなったけど、 でも、最後の終わり方に救われたので、よかった。
0投稿日: 2022.02.25
powered by ブクログ自分にもこんな時期があったなぁと、恥ずかしくなる内容でした。 イジメの加害者と被害者がグルグル廻るのも、すべてが敵に見えて息苦しい感覚も、全部が全部懐かしかった。 何も成していないのに、何者かになりたい。 自分は他人とは違うと自意識過剰に信じて、劣っていたり負けていたりする部分があると許せなくて。 死ぬことで"少女A"になり、価値を付ける。 そんな発想に至るなんてまさに中二というか、なんというか。 "中二"を抜けた彼/彼女が、闇を抜け前を向いて歩いていくことができてよかったと思う。 そして、徳川の想いを知った後にもう一度読むと、恋愛小説に見えてくるから不思議。 メガネがあるのに普段かけないのって、そうすればアンと隣になれるから?河瀬を悪く言ったのは、アンを好きだったから?『臨床少女』は、アンに絵をプレゼントするために徳川が買ったの?とか。 関係ないけど、まさかここでチヨダ・コーキの名前を見ることになるとは思わなくて、驚いた。あの事件らしきものがさらっと出てきたときは『ん?もしかして?』とドキドキし、実際に名前が出てきて『やっぱりかー!』と感服。 本当に、辻村深月さんは優しくて読者思い。 「嫌なことがあったり、自分を不幸だと感じるときほど、世界が美しく見えるのは、何故だろうか。」 「私は、徳川に殺してもらえる」 「殺してもらえるから、大丈夫!絶対、大丈夫」 #読書記録 #読書メモ #読書記録2022 #辻村深月 #オーダーメイド殺人クラブ #読書好きな人と繋がりたい
6投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中学生、いじめ、人間関係、殺人。 重いテーマが続き、楽しく読めなかった。 私には向いてなかった…と言った感じ。 ちょっと期待はずれだったかな。
0投稿日: 2022.02.12
powered by ブクログ読んだのは結構昔です。ツナグが最初で、しばらくたって本屋に並んでたのが気になって読みました。 ゴシックな世界観が気に入ってました。ヒロインは赤毛のアン好きのお母さんの血を別の形で受けついでたんだな…と納得した記憶が。 ちなみにこの後澁澤滝彦の本を買いました。
1投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まさに中二病。グロくて、途中やめそうになったけど、最後は晴れやかでよかった! あそこまで書かないとジュニアの少年A性が出ないから、必要だったのかもしれない。 程度はあるにせよ、この位の時期は死について考え、憧れももつものだろう。その心情を深く書き、最後は晴れやかさで終わらせたこの作品は学生にこそ読んでほしいと思った。自分だけではなく誰もが悩みをもっている、いっときの感情を越えればまた平穏な日々がやってくる。これを読書課題に出したら賛否両論ありそうですが。。。 チヨダコーキが少し出てきたので、スロウハイツにでてきた事件につながるかと思ったがさすがにそこまではつながりませんでしたね。でも中二病を表すにはぴったりでした。 ジュニアはアンを殺すつもりはなく闇にいるアンを助けたかったのだと思うが、本当にネロを殺したのだろうか?最後は晴れやかになったので、よしっという気分になったがジュニアの狂人性はちょっと受け付けないのでマイナスで。興味はあるけど一歩踏み出せない、というところでとどめてほしかった。。 グロいけどグロくない乙一さん作品が読みたくなりました。
0投稿日: 2022.01.31
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すごく良かった……。 やっぱり辻村さんの作品は心情描写が細かくて惹き込まれる…。 中学生の勝手なところとか、気にしやすいところとかがリアルだなあと思った。 殺さないんだろうな…と思って読み進めたけど、個人的にすごく好きな結末だった。 徳川の心の中がわかったあと、徳川はあそこでどんなことを思ってたんだろう…とかいろいろ思いを馳せられて楽しめた。 もっと辻村さんの作品を読みたくなった。
0投稿日: 2022.01.27
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泣けた。 やっぱり辻村さんはすごい。 なんだってこんなにも中学生の心理を上手に描けるのか。 理不尽ないじめとか、ヒエラルキーとか、体裁ばっかり気にしてしまうとか、本当に、大人になってからはもう全然思い出しもしないような、些細なことでも、当時はものすごく辛かったりとか、あるんだよねぇ。 「徳川が私を殺してくれる」とか、何かしらのことを支えに生きていくことって、あるよね。何でもいいから、依存するもの、支えになるものって、必要。 学校って、友達って、本当に大変。 大人も人間関係は苦労が多いけど、やっぱり中高生ほどじゃないと思う。 親との関係も、この頃はよく悩んだよなあ。 例の日が過ぎてからのことが、あっさりとしているので、その物足りなく思ってしまったが、引越しの日に徳川が来てくれて、ノートに絵を描いてくれていたのを見たシーンも、泣けた。あそこも好きだ。 今後の2人が明るい。 えっちゃんも、いい子だったなぁ。 情景描写もいっぱいあった。 どれも素敵だった。 癒してくれるものは、自然。 私も、新採用の頃、くたくたになってアパートに帰ってきて、はー、と車から降りて見上げた星空のきれいなこと。ここに来てよかった、とまでは思えなくとも、明日も頑張ろうと思えた。それを思い出した。
30投稿日: 2022.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった すごく雑に評価すると、中学生特有の中二病から来るいざこざな青春ってことな気がします。 だから読み終わってみると、なんてことはない、 まるで何も無かったかのような気持ちになりました。 本当は4月から12月までにおよぶ2人の物語なんだけど。 物語は基本的に薄暗い雰囲気のまま進みますが、テンポがよく、またところどころ、なんか経験したことあるわーって感じでリアルなのですんなり読めました。 タイトルからして、殺人事件が起きてそれを追う警察とオーダーされた子達の話と思ってたんで、「私を殺して」の時にすごくドキドキワクワクしました。 正直なところ本当に殺した場合の話も読み方ったです。たぶん殺されないだろうなと薄々分かるので、その分
1投稿日: 2022.01.01
powered by ブクログ『認めて、腹をくくって、諦めて。なるべく楽しく、精々、生きるのだ』 中学生のリアルな人間関係の描写が良かった。
1投稿日: 2021.12.23
powered by ブクログ読むのが辛くて、途中で挫折してしまいそうだったけど、何とか読了。最後までどうやって決着するのかとドキドキしましたが、最後は納得でした。何気ないことで良くなったり悪くなったりするのが現実なんだと思いました。
0投稿日: 2021.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
死ぬということを自分が評価されるための事件として捉えるというところの視点は非常に面白いと思う。物語が進んで死への緊張が高まる中、どうなるのかという期待と、死なないでほしいという願望と、胸糞悪い結末が待っているのではという危惧とが入り乱れる中でドキドキしながら読み進めていけました。
8投稿日: 2021.10.20
powered by ブクログタイトルは不穏だけど中身は中二病少年少女のツンデレ初恋物語。 相手のことを好きになってしまったことを受け入れられないがために、殺人計画という相手と関わっていける正当な理由を作ったのかもしれないな。 中学生のスクールカーストを描写したシーンはかなり胸が苦しくなる。リアルすぎて。 今だったらちっぽけなことだと思うかもしれないけど、中学生にとっては学校が世界の全て。必死になるのも無理はない
3投稿日: 2021.10.20
powered by ブクログ大人だったら自分が辛ければ仕事辞めたり、引っ越したりとか逃げる術があるけれど、中学生とか高校生って自分の意思を親とか誰かに伝えて理解してもらわないとまず逃げられない。誰にも理解されないと思うなら、死んで後悔させてやるという発想自分もしたなと懐かしく思った。
1投稿日: 2021.10.19
powered by ブクログ厨二病に真っ向から挑んだ小説! 中学生が主人公ですが、さわやかさとは対極なお話です。思春期特有の息苦しさ、生きづらさ、友人との距離感を書いています。本当に辻村深月さんってティーンの屈折部分を描くのがお上手です。 どこにもいけない狭い世界で生きる中学生の悩みを存分に書いてくれています。学校と家が世界のすべてで、その世界のなかで何者かになろうともがいたり、特別な存在になれなくて絶望したり。 カースト上位のアンと下位の徳川の交流が描かれているのですが、中学生らしく斜に構えて接しながらもちらっと見える本心はいたって純粋で際立ちます。 物語のラストにかけてもそうで、それまで素直になって本心を見せたら死ぬぐらいの勢いで書かれているのですが、その鉄壁の武装に隠されたありのままの心はすばらしくきれいで、胸を打ちます。 そのせいか読後感はいいもの読んだなあという思いでいっぱいでした。難しい年頃のドロドロを書いた物語だったのに、いい意味で裏切られました。 中学生をさわやかに美化してなくてよかったなあ。青春ものとくくっていいのかわかりませんが、中学生の限られた短い期間をリアルに書いた貴重な物語でした。
1投稿日: 2021.09.24
powered by ブクログ厨二病といってしまえばそれまでなんですが、誰にでも身に覚えのある感情なのではないでしょうか。 徳川は異常ではあるんですが、それを忘れてしまうほどに読後愛着が湧いている自分がいました。
0投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログ中学生の頃ってこんな感じだったなぁって思いながら読んだ。大人になって思い返してみたら狭い世界でくだらないことで悩んだり自分の世界に入り込んじゃって周りが見えなくなってたりして「あーあの頃は幼かったなぁ」なんて思ったりするんだけどその真っ只中にいる14歳にとっては一つ一つが重要なことだったりするんだよね。 あの頃のことを思い出しつつ爽やかな気持ちで読み終わりました。
3投稿日: 2021.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ラストが良かった!さすが辻村さんって感じ。 ただ序盤からラストまでにかけては中二病全開でババアにはついて行けなかったー!
1投稿日: 2021.08.09
powered by ブクログ最初の方読んでる途中は、主人公の中2レベルについていけない感じとか、不気味な描写が多く、合わないかもと思ったが、終わってみれば多幸感があって不思議な小説だった。
1投稿日: 2021.07.21
powered by ブクログ後半一気に楽しくなりますね 名付けるなら、黒歴史もの!笑 これも一つの青春の形。 生きることで、幸せに出会えるさ。
18投稿日: 2021.07.11
powered by ブクログ大好きな辻村さん。主人公「小林アン」の自己実現の価値観がなんか独特で感想が難しい作品。だけど、とても面白かった。ここまで病むかと思うくらいの厨二病全開にはついていけないけど、真剣に思い悩んだ自分のスクールカースト底辺の中学時代を思い出す。そう自分も徳川勝利と同じ。学校という狭い世界でもがいていたなぁ。今では笑っちゃうような痛すぎる恥の記憶だけど、生きてきてほんとよかった。二人の未来にも幸あれ。
1投稿日: 2021.07.01
powered by ブクログオーダーメイド殺人クラブ 辻村深月 2020/12/1〜2020/12/3 この世界が一つの物語であるなら、自分は”名有り”の登場人物なんだろう。 こう考えたことがある人は多いんじゃないだろうか。 思春期特有の自己肯定、陶酔、自惚れ。中二病。そういう言葉で片付けるのは容易い。 けれど、僕らは成長するに連れて自分が何者でもない事を知る。 この世界に、僕は僕しかいないけれど、僕の上位互換はたくさんいる。 彼ら/彼女らの上辺を切り取って、それまでの過程を考えることもなく、「自分とは違う世界の住人だ」と濁った言葉で自分に折り合いをつける。 そして、「これはこれで素敵じゃないか」と自分の背中を押しながら”名無し”の人生を歩く。 ”名無し”になる事を怖れ、徳川に殺されることで”名有り”であろうとするアン。 でも彼女はやっぱりスクールカーストの枠組みの中で生きているし、高揚感の例えに恋愛を持ち出すような、俗な価値観を持つ”普通”の女の子だ。 その矛盾が妙にリアルで、自分の恥ずかしい過去をほじくられているようで、でも目が離せなくて。 だけど、そうやって”名有り”でありたいともがくのって、とっても大事じゃない? 心に残った一文 今日から余生だ、と思った。(P445,9行目) 「悲劇」を起こせなかったことが、あなたの悲劇だ。気づかなかったことが、あなたの、悲劇だ。(P457,16~17行目) 読む人によってはラブストーリーになるし、コメディになるし、青春小説になる一冊。
0投稿日: 2021.06.14
powered by ブクログ昆虫系男子徳川に自分を殺してと頼む中二病真っ只中リア充女子アン。もうまさに中学生。あの頃特有のあのぐちゃぐちゃな感情やそれを自覚してしまってるのに抜け出せない閉塞感がすごくリアル。よくぞここまで表現してくれたと、ストーリーよりもそちらに感心してしまった。アンと同じバスケ部だったからなおさら生々しくて。読んでて苦しくなるほどだった。結末はとても爽やかで読後感はよかった。
1投稿日: 2021.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
強烈な題名すぎて、読むのを躊躇してしまっていた本です。図書館で辻村さんの作品を漁っていたら、この本を見つけて何となく借りました。 同じ中2として、共感できる部分がありすぎて、読んでいて止まららなかったです。女子の怖い部分とかをあそこまで細かく表現できる辻村さんは流石だなって思います。 中学生になって、友達とのLINE、お喋り、立ち振る舞いにとっても気を使うようになって、それでも上手くいかない時も沢山あって、アンの気持ちが痛い程分かる。 徳川のように自分と同じ価値観を持つものと出会えてアンは幸せだと思ってしまう。
1投稿日: 2021.06.07
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ややグロ表現ありで読み進めるのがかなりつらい部分もあったけど、その分ハッピーエンドで安心。最後まで読んで良かった。 徳川はどんな気持ちでノートに彼女のイラストを描いていたのかな。 ラストで徳川にとても惹かれてしまった私としては、どうか徳川は本当はあの猫を殺したりしていませんように…と願うばかりです。。 それにしても厨二病の黒歴史って誰にでもあると思うけど(私の場合は当時こっそり描いてたクラスメートが登場人物の自作漫画…)、「悲劇の記憶ノート」はなかなかレベル高い笑
0投稿日: 2021.05.23
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最近は大人の世界でもいじめは問題になっているが、中高生の狭い世界においてはすべてを支配する重大な問題。しかも「何故?」と首を傾げるようなたわいの無いことが原因ということがよくある。大人になった今の自分からみたらくだらないですませられるが、それができないのが学校だけにしか存在意義を見いだせない感受性豊かなティーンエイジャーだ。 この小説でもそんな姿が如実に表現されていて、委託殺人という極端な方法へと突き進む。さらに大学進学で東京へ行く、大人に片足を突っ込み始めた主人公達は新たな生き方に気づき始める。 大変面白い小説でした。
33投稿日: 2021.05.16
powered by ブクログまさに厨二病。 14歳でこの本を手に取った 当時の私は半分くらいアンだった。 特殊な設定で描かれる青春小説は心に突き刺さったし、当時の衝撃は永遠に忘れないと思う。
1投稿日: 2021.05.13
powered by ブクログアンの気持ちに共感してしまいました。 徳川が案外良いやつで、泣きました! インキャが好きな人にもおすすめです‼︎ 中学校生活が暇な人にも良い刺激になると思うので、ぜひ読んでほしいです‼︎ 少し長いですが、一気読み確実です‼︎ チャレンジしてみてください!
1投稿日: 2021.04.11
powered by ブクログ久々の刺さる作品。のめり込んだ。 描写もややグロなところあるが、少女を取り巻く環境と登場人物の感情表現がよりグロい。 女子中学生の世界ってほんとにこんななのかな。 男子でよかったー、かな? はじめて呼んだけど、この作者にハマりそうだ 結果、爽やかなだけじゃない、好みの青春物語だと思いました。
0投稿日: 2021.04.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルとは裏腹に爽やかな青春ストーリーだった。 もっとドロドロした人間の闇が書かれていると思ったから少し残念。無理矢理ハッピーエンドで終わらせた感じがして、終盤になるに連れて段々つまらなくなっていく。読み始めの期待が高い高いだけに読んでしまえば物足りなさを感じた。
0投稿日: 2021.04.02
powered by ブクログ題名とは裏腹に最後は爽やかな青春小説を読んだ感じ。 女子の噂話、ネチネチした時間、今思うと何てことない、大したことない話や時間があの頃は当たり前で、 ついていかないと、というような焦りとかもあって 尊いものだったなと本を読んで感じました。 学校という、ひとつの世界の中にいるには その輪に入らないといけなかったなと。 辻村深月さんらしい本の世界に引き込まれました。
0投稿日: 2021.03.30
powered by ブクログ読み終わった後、込み上げてくるものに任せて泣いた。これは二人の青春の物語だった。 とても歪な、しかしすごく単純な、青春の物語だ。 あの日々は尊く、懐かしさに溢れている。 辛く、苦しい現実から逃れようと必死なあの二人は、間違いなく特別な時間を過ごしていたし、間違いなく中学生の青春と呼ぶべきものであった。 大人になった僕たちが、部活などのあの輝かしい日々を思い出すような、青い空を見上げて懐かしむような、そんな気持ちになった。 とても懐かしく、青々しい物語であり、僕は感動した。
1投稿日: 2021.03.23
powered by ブクログ読んだ時期が中3というのもあったがとても面白かった。主人公の思いや男の子(名前は忘れてしまった)の思春期感がとてもよく書けてたと思う。 ただストーリーの物足りなさは確かにあるので星3に近い4
1投稿日: 2021.03.22
powered by ブクログ最後までハラハラドキドキだった。友達との関係がリアルで、中学校生活のめんどくささを思い出しつつ、でもそれが青春なんだろうなと思ったり。自分が異常だと思い込もうとしているアンはイマイチ理解できなかったな。学生の時に読んでいたら何か感じることがあったかも。
27投稿日: 2021.03.13
powered by ブクログねるちゃんがオススメしていた本。欅坂っぽいって言われた本らしい。 中学にどこにでも存在するカースト、中二病。 登場人物の考えに理解できない部分も多かったけど…でもどこか少しずつ共感できるところもあって…自分の学生時代を少し思い出して苦しくなった。 すごくドロドロとした、リアルな青春小説。学生時代に読んだらもっと多感な人になれたかな。 最初、「欅っぽい」って女子中学生のいざこざに対して、のことかなと思って、そんなことないのに…って思ってたけど、 読み進めると、それは大人や日常に対する反抗のことを指してたのかなと思うと納得できた。 久しぶりに本を読んだけど、読みやすくて夢中になって読めた☺️
1投稿日: 2021.03.04
powered by ブクログ私たちにしか出来ない殺人を作ろう 中学生の頃は一度は死にたいとか思ったり、人を殺すことを想像したりするものだろう。特に本を読むような人は。でも多くの人がそれを出来ず、若い頃の妄想と片をつけて、ここでいう余生を死ぬまで過ごしていく。 前半は思っていた方向と違うのもあり、そこまで盛り上がらなかったが、2人が本気になっていく様にXデーが近づく緊張がこちらまで伝わってきました。本気なのか? 事件はすすめる。2人は距離を詰めていきそうで中々そうはいかない。けど危ういことを進めていく。青春の甘酸っぱさとは違う、でもそれに近いなんとも不思議な味わいでした。 最後のオチとしては、綺麗なところかなと思います。異色な青春ものが王道で締める。 中々手が出せていなかった作品でしたが、見事でした。辻村さんに外れはないですね。
4投稿日: 2021.02.27
