
総合評価
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powered by ブクログ伊坂幸太郎では珍しいエッセイ集。伊坂さんって不思議な人なんだな〜っていうのが伝わってきて面白い。もちろん普通の人の感性も持ってるんだけど、小説家になる人が持ち合わせるであろう独特の感性も人一倍持ち合わせているなと感じた。 震災については、伊坂さんなりに考えることもあるみたいで色々興味深かった。仙台に少しでもゆかりがある人はサラッと読んでみてほしい一冊。
0投稿日: 2026.01.26
powered by ブクログエッセイは苦手と言いつつもすごく伊坂ワールドらしいエッセイだった。見知らぬ知人が多すぎるIIIもとっても好きだし、見知らぬ知人が多すぎるIIの顎を触らせてくるおじさんのところはすごく好き。
0投稿日: 2026.01.21
powered by ブクログやっぱり伊坂さんの書き方や文体が好きだと改めて思いました(語弊のないように補足をつけるところや、心配性なところ)。日々を送っていると、嫌になることにも大変なことにも遭遇するけれど、好きな作家さんの本を手に取れることが、日々の支え・潤い・彩りになる。
0投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログあんなに物騒なお話を書く方なのにやたらと心配性な一面にほっこりしたり、震災の時の話にちょっと泣いちゃったり、同じ東北の地で暮らす生活者としての伊坂さんにぐっと親近感が湧きました。伊坂さんの書く文章とその雰囲気が好きだなぁと改めて再認識◎
0投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ「3652」よりも著者の心配性が目立っていたのと、著者による注釈がない分、こっちのほうが幾分「固い」感じがした。 いつものユーモアは至る所にあるし、仙台での暮らしにフォーカスされているものだから新鮮だった。 震災の様子や当時の生活のことが書かれていて、小説家として震災とどう向き合っていくのかなどの苦悩が吐露されていて、伊坂さんの内面をより深く知ることができた気がする。
10投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんのエッセイ。 仙台ぐらしという題名だけど、 仙台という県を大きく取り上げるよりも 伊坂さんの内面的な感情を少し触れることが できる本だとおもいました。 そして、伊坂さんの飾らない人柄にも すごく魅力を感じました。 最近エッセイを読んで感じるのは、 そんなに面白い人に話せるような日常、 そうそうないよ〜です。 もっとアンテナ高く生きていたら普段の日常に 面白いことを見つけられるのかな〜
0投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんの初エッセイ。 作者の人となりがよくわかるよか面白かった。 峩々温泉のところで、自分以外の上位の存在を思うからこそ、謙虚でいられる、みないな言葉が大好きになった。 最近自分自身が傲慢になっていないか、すぐイライラしている気がするので心に留めたい。
1投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ苦手とおっしゃるけど、なんのなんの、エッセイもやっぱり十分面白いのであった。東日本大震災前のエッセイはちょっとドキッとするけど、心配性の著者ならでは、ってことかな。
1投稿日: 2025.07.24
powered by ブクログお風呂本。 エッセイが苦手という伊坂さんが書く、エッセイのようなフィクションのようなエッセイ、らしい。 結構過剰な心配症なエピソードがあったが、わかるなぁ〜と思いながら楽しく読みました。 震災の時のお話や、それを題材にした短編小説もあり、伊坂さんらしさを感じることが出来た。
1投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログ『砂漠』が良すぎて、伊坂幸太郎と仙台の話ということで飛びついた。おもしろエッセイです。こんなおもしろエッセイストになりたい。 ミルクコーラ 峩々温泉
1投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仙台での日常を楽しくまとめた1冊。 著者が心配性な事もあって、そんな事まで気にしなくていいのでは……?みたいな話がいくつも出てきてとてもおもしろい。 私は仙台という街には縁もゆかりも無く(強いて言うなら小学生の頃仙台から転校してきた友達がいた事くらい)、普段暮らしている中であまり意識した事はなかったのだが、このエッセイに出てくる仙台とそこに住む人々がとても魅力的で次にどこか旅行に行くなら仙台もいいな〜と思い始めている。 後半には東日本大震災の話も出てくるのだが、著者自信が「この本を震災関連本にしたくない。」と言っているように、震災の本だとはあまり感じなかった。 いつか仙台に行ってみたい。
0投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ伊坂幸太郎ってこうやって考える人なんだなあというのを少しだけ知れて、なんだか塔の上の人のように思っていたのが身近な人に感じられた。
6投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ仙台の街、を全体の題材に、言葉遊びやこれフィクションじゃなくて本当にあったのか、と思うような周りの人の行動を綴るエッセイ。仙台は勿論実在する街で地名も色々出てきて、当たり前だけどエッセイだから生活の中の一コマ的な話題が多いのに、小説での世界観に通じるような独特の浮遊感のような、フッとSFか何かを読んでいる気分になる感覚がある。
0投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
エッセイと小説、対談と色々楽しめた。 最初は伊坂幸太郎を通して現代の仙台の姿を知ることが出来るのでは?と思ったけど、タクシーが多いことくらいしか分からなかった。 まあ「仙台で暮らしている“伊坂幸太郎のくらし”」だと思えばそうなるだろうけど。 少しのことでも心配性な伊坂さん。こんな人があんなに死体がゴロゴロ出てくる話を書くんだな、と思うと少し意外だった。 震災の話は読んでるこちらも辛かったけど、あんなに些細なことにでも心配せずにいられない伊坂さんが、1000年に一度の大災害なんてとうなってしまうんだ、と思ったけど、色々大変そうでも頑張って日常を過ごしている伊坂さんの姿が読めて、何か泣けてしまった。 このエッセイは2005年が一番古くて、もう20年前の話になってしまったのが残念。 もう少しこの本を早く手に取っていれば、少しはリアルタイム感?を味わえたのかな。 小説「ブックモビール」で渡邉さんのセリフ「光景を見に来るんじゃなくて、人の心を見に来いよ」わ名台詞だと思った。 しかし、実在の人物をスリにするとか大丈夫だったんだろうか。
0投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんの小説が好きでエッセイも結構前から読んでみたかった。仙台市民だったらカフェで執筆中の伊坂さんに会ってみたかった。ソンソン弁当箱さん気になる。
0投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログそっかー、東日本大地震の時に書いたものもあるのか。 いつも小説ばかり読んでるけど、エッセイも面白かった
1投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ全てエッセイだとおもってた。 半分くらいはエッセイ風小説。 読みすすめるうちに小説になってた(笑) 好きな作家さん、伊坂幸太郎さんのことが知れて良かった。
22投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログ口を付け、飲んでみる。コーラの味が少し、マイルドになり、美味しい。 うん、美味しい、と内心で呟きながらも、やはりどこか、昔飲んだものとは異なっているようにも感じる。記憶というものは、常に変化し、誇張や嘘が混じるものなのだ。 今回、このエッセイの序盤に、「仙台という街の大きな流れのようなものが観測できるかもしれない」と大きいことを書いたにもかかわらず、最終的には、小さな喫茶店の、ミルクコーラなどという、強末な話題になってしまい、少々、ばつが悪い気分ではある。 ただ、様々な物が新しくなり、消えゆく中で、ミルクコーラが残ってたよ、というのもそんなに悪い話ではない。
4投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログエッセイは苦手。だからフィクションを交えたエッセイもどきにすると豪語した作者がギブアップして、結局自分の身の回りのことを書くという、何周してるんだ?の一冊。 それにしても心配性で地震を恐れていたと思ったら・・・。 『クジラアタマの王様』でウィルスを書いたと思ったら・・・。 作者はこれからネガティブなことが書けなくなってしまうのではないか?予知能力が高過ぎて どうも読みながら朝井リョウが頭に浮かんでしまっていかんいかん。
2投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログちょっとボリュームが物足りなかったけれど、「◯◯が多すぎる」が続かなさそうだから仕方ないか笑 ササニシキアイス、めっちゃ気になるのにもう無いなんて! 面白いんだけど日付が2011年に近づくごとに胸がキュッとした。 私自身は愛知にいてちょっと揺れただけだけど、先生の言うように本当に大変だった人とは同じ気持ちにはなれないけれど、それでも3.11以前と以後では世界が違うように感じる。 ブックモービル読んでやっぱり伊坂先生は小説だなぁって再確認。 水野さんが髪を短く切ってたの、復興の小さな火がひとつ灯ったようで暖かかった。 読み終わって一番最初にしたこと→「ソンソン弁当箱」検索 CDをくれたボーカルさんが当時のことを振り返ったNoteがあって、この本が出た後にまた新しいCDを送ったら感想をいっぱい書いて送ってくれたって書いてあった。素敵だな おまけ 最初モビールって読み間違えて紙のゆらゆらしてるやつかと思った。 でも検索したらブックモービルは移動図書館だったし、モービルもモビールもつづりはMOBILEで同じだった。ひとつ学びになった
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログ宮城県民として共感する部分はありましたが伊坂氏はエッセイよりもやはり小説の方が光り輝くかなと感じます。
0投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ#13奈良県立図書情報館ビブリオバトル「the world(is ours again)」で紹介された本です。 2012.3.3 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-748.html?sp
0投稿日: 2024.09.25
powered by ブクログ私が仙台に住む前の仙台の話だったため、当時を想像しながら読むのを楽しめた ----- 僕の人生は永遠に、心配事が尽きないのだろうか?心配だ。 この地震でへこたれるために、今まで生きてきたわけではないのだ 人が、住み着いた場所を離れるのは、何か大事なものをぴりぴり引き裂くようなものじゃないか 丁寧にうまくやらないと、シールは綺麗に剥がれないんだ。慎重に。どれだけの覚悟がいると思ってるんだ
6投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログ仙台。僕は仙台市の、隣りの隣りのまちに住んでいます。仙台市の南の方です。震災があって、僕のまちにも海岸線があって、ということは沿岸の集落は当然のように津波の被害を受けました。僕の父親の父親、つまり祖父は、その集落の出身で、ということは縁をたどれば、遠い親戚も居たわけです。現在その集落は内陸部への集団移転の対象区域になり、縁者たちは、思い思いにそれぞれの地で生活を再建したと“思われます”。 “思われます”…ということは、すなわち現時点において、もはや彼らの消息すら定かではありません。いまどこに暮らしているのか、などまったく知る術がありません。それぞれの立場で、それぞれが遠慮し、互いに本心を明かさずに、そっとしておこう、などと手前に都合の良い言い訳などを用意して、集団移転を期に縁が切れたと言っても過言ではない現状に至りました。同じ被災地に居ながらも、被害の度合いはさまざまです。そのことについては、著者も悩んでおられますね。被災地の住民としては、有り余るほど共感します。僕も、何もできなかったし、言えなかった。僕よりも苦しい方々ばかりなのですから。僕だって苦労はしたけれど、僕より苦しまれた方々のことを思うと、かける言葉も見つかりませんでした。 仙台という地理のコンパクトさ加減については、僕も常々思っています。一方的な膨張を良しとしない、バランス感覚というか、潔さのような、東北の人の、まちの気質であるともいえるでしょう。 コンパクトな仙台だからこそ起こりうる日常の出来事が、愛おしく描かれておりました。仙台ならでは、どこか僕自身も思い当たる節が…? 著者の本を読むのは初めて。これから長い付き合いになりそうです。仙台のまちで、いつか僕も著者に出会うことはできるかな。多すぎる見知らぬ知人の一員になれるかな。その日を楽しみに!
1投稿日: 2024.02.03
powered by ブクログいつものコーヒーブレイクが100倍 楽しくなりました。 ミルクコーラ、どんな味なのか気になる。 いつか何処かで 「見知らぬ知人」の一人になれたらいいな。
0投稿日: 2023.12.06
powered by ブクログ大好きな作家、伊坂幸太郎さんのエッセイ。 あんなにハラハラ面白いストーリーを作る作家の普段の顔を見られる気がして、ワクワク読み始めた。 伊坂さんの作品に度々出てくる、心配性のキャラは伊坂さんがモデルなんだなと知った(笑) 今度仙台に行ったら、珈琲チェーン店に伊坂さんがいるかもしれない、と探してしまいそう。
0投稿日: 2023.11.07
powered by ブクログ『仙台で暮らすということのすべて』 仙台といえば・・・と聞かれたら、牛タンと萩の月と、七夕祭りくらいしか答えられなかった私。 この本を読んだあと、タクシーの数が日本一多い場所と伊坂幸太郎が住んでる街が追加された。
4投稿日: 2023.10.20
powered by ブクログほっこりする内容やクスッとする内容が多くて読んでいて楽しかった。 震災の話、映画化が多すぎるの話は特に心に響いた。
4投稿日: 2023.10.16
powered by ブクログもはや伊坂幸太郎が主人公。フィクションとノンフィクションの境目なんていらないですよね。本って読んでて面白ければそれで良いと思います。だって読書って究極娯楽ですもの。
42投稿日: 2023.10.06
powered by ブクログタクシーの話と、映画化の話が面白かった。 あと、久々に震災のことを思い出した。他の人の目線で震災を知ることが出来た。
3投稿日: 2023.09.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仙台に拠点をおく伊坂幸太郎氏のエッセイ。 震災をはさみ、足掛け8年の仙台にまつわる氏のエッセイ集。飄々としつつ、若干小心?考えすぎ?な性格がユーモラスに描かれています。 ・・・ 「〇〇が多すぎる」の定型タイトルが9つもあり、途中で強引?な印象も見え隠れ。自ら設定したマイルールに縛られ相当苦労された様子。 なかでも印象的なのは「見知らぬ人が多すぎる」で、声をかけてくる見覚えのない人と氏とのやり取りを描きます。ある時はファンであったり(当然伊坂氏は知らない)、またある時は単なる隣人が声をかけてきただけだったりします(これまた「有名人になったかも?」という自意識過剰感を恥ずかしく思う)。仙台というコンパクトな町を愛し、自らの立ち位置をユーモラスに描きます。 そんな仙台での最大のびっくりは、最後の「文庫版あとがき もしくは、見知らぬ知人が多すぎるIII」に表われています。偶然声をかけてくれたファンに手渡されたCD。その名も「ソンソン弁当箱」。さらに翌日、子供の手を引いて入った喫茶店で初老の店員から声を掛けられる。「昨日息子に会っていただいたようで」。なんと偶然にも「ソンソン弁当箱」メンバーのお父様がその店員。さらに、こうしたことを文庫版あとがきに載せたいと編集者に話すと、「あ、ソンソン弁当箱?知ってますよ」との返答。その理由については読んでからのお楽しみ。 ・・・ ということで伊坂氏のエッセイでした。 得意ではないということですが、どうしてなかなか、面白いですね(プロですからねえ)。スリラーのようにツイストを期待するわけでもないし、むしろ筆者の人となり、仙台愛が伝わってくる、ほのぼのエッセイであったと思います。 仙台に暮らしたことのある方、お仕事でご縁のある方、今後暮らしてみたい方、伊坂幸太郎氏のファン等々にはお勧めできると思います。
1投稿日: 2023.08.15
powered by ブクログ伊坂幸太郎の頭の中を垣間見た気になり面白かった 日常の出来事から楽しい?空想を膨らませて毎日が楽しそう 奥さんのツッコミも的確 震災で何もできないことに対する苦悩とkeep going,and keep doing what you'er doing ... going dancing には涙が出た メッセージを送った方の被災した人への寄り添う気持ちを感じた これからも楽しみにしてます♪
2投稿日: 2023.04.08
powered by ブクログ同級生に借りて読みました。伊坂幸太郎さんの自分は売れて調子こいてるのでは?とちょっと自己嫌悪する感じに好感がもてました。読み終えて無性に仙台の街が見たくなり勢いで車で仙台まで行ってしまいました。片道700キロ(笑)いい街でした。
3投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログまたエッセイかぁ〜と思ったけど、3652よりはずっと「読み物」となっていて面白かった! 数年後に必ず起こるであろう地震を怖がり、数年後に本当に震災に見舞われた話は、読んでて鳥肌が立つようだった、、人ごとじゃないから余計怖くなって、でも何を準備したらいいか分からず、きっと私も怖がりながら「数年後」を迎えてしまうんだろうな、、 ブックモビールは、唐突に伊坂さん以外の人が主人公になって、実話かフィクションか最初戸惑った。 どれも短くまとめられてて、サラッと読めた。
1投稿日: 2023.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
多すぎるもの タクシー、見知らぬ知人、消える店、機械まかせ、ずうずしい猫、心配ごと、映画化 僕は良く、仙台の街中に出かけ、コーヒーショップやファーストフードの店を転々とするのだが、ここは仕事がやりやすいぞと思っているところばかりが閉店していくような、そんな気がしていた この地震で、へこたれるために、今まで生きてきたわけでは無いのだと、自分自身に言い聞かせている
0投稿日: 2023.01.30
powered by ブクログ「伊坂幸太郎」のエッセイ集『仙台ぐらし』を読みました。 『PK』に続き「伊坂幸太郎」作品… 今月初めに読んだ『ホワイトラビット』以来、7作連続で「伊坂幸太郎」作品ですね。 -----story------------- タクシーが、見知らぬ知人が、ずうずうしい猫が、多すぎる。 タクシー運転手が嘆く不景気の元凶は何か、喫茶店で執筆中にやたらと話しかけてくるおじさんは誰なのか、どうすれば自分の庭に猫が糞をしなくなるか。 仙台に暮らす心配性の著者が、身の回りで起きたちょっとおかしな出来事を綴る。 2005年から2015年までに書き溜められたエッセイ集。 短篇小説『ブックモビール』も収録。 ----------------------- 2005年(平成17年)に執筆された『タクシーが多すぎる』から、2015年(平成27年)に執筆された『文庫版あとがき もしくは、見知らぬ知人が多すぎるⅢ』まで、10年間に発表されたエッセイと書下ろしの短篇1作品で構成された作品です。 ■タクシーが多すぎる ■見知らぬ知人が多すぎるⅠ ■消えるお店が多すぎる ■機械まかせが多すぎる ■ずうずうしい猫が多すぎる ■見知らぬ知人が多すぎるⅡ ■心配事が多すぎるⅠ ■心配事が多すぎるⅡ ■映画化が多すぎる ■多すぎる、を振り返る ■峩々温泉で温泉仙人にあう ■いずれまた ■仙台文学館へのメッセージ ■震災のあと ■仙台のタウン誌へのコメント ■震災のこと ■ブックモビール a bookmobile ■あとがき ■文庫版あとがき もしくは、見知らぬ知人が多すぎるⅢ ■解説にかえて―対談『仙台ぐらし』の舞台裏 土方正志 共感できる部分が多く、愉しく読めたのですが、その中でも特に気持ちをシンクロして読めたのは『心配事が多すぎる』でしたね… 私も子どもの頃は心配性で、核戦争や第三次世界大戦等の戦争の恐怖に怯えたり、氷河期や日本沈没、大地震等の自然の脅威に怯えたり、鬼や吸血鬼等の謎の生物の存在に怯えたりと、怖いモノがたくさんあったんですよねぇ、、、 当時から色んな本を読んでいたから、中途半端な知識がたくさん詰まっていて、心配なことばかりが頭の中で強調されていたんでしょうね… 子どもの頃の気持ちを思い出しながら読めましたね。 あとは、震災体験を語ったエッセイや、震災後の被災地を巡る移動図書館車両を描いた物語『ブックモビール a bookmobile』が印象に残りました… 命を奪われるような被害には遭っていないものの、被災地の住民として苦しまれたのは事実、、、 多分、「伊坂幸太郎」のような経験をされた方の方が多いはずなんですよね… 淡々とした語り口なんですが、その文章から厳しい現実が感じられ、仙台に住む知人こと等を改めて考えるきっかけになりました。 そして、東北大学文系講義室のそばにある喫茶店で飲むことのできる人気メニュー『ミルクコーラ』… 一度、飲んでみたいですね。
0投稿日: 2023.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂幸太郎氏、初読みです。と言いますか、以前何か読んで相性の悪さを感じ、避けていました。年齢の半分近くを仙台で過ごされているとか。「仙台ぐらし」、2012.2刊行、2015.6文庫。中3から高卒迄4年間、4匹の猫と暮らしてたそうです。私は犬も猫も大好きですが、著者はそれほど好きでもないみたいな気がしました。相性はやはり良くないみたいですw。
0投稿日: 2022.11.21
powered by ブクログ伊坂さんのエッセイはとても新鮮だ。 それだけでなんだか嬉しい。 仙台の喫茶店にはよく伊坂さんが朝から小説を書いていたようだが、今はどうなんだろうか? 映画で前の席の人の帽子が邪魔で注意しようとしたらバックの中に「重力ピエロ」があってやめた、とか、 書店で並んでたら前の初老の方が「オーデュボンの祈り」を買おうとしていて何故?と思ったり。 さすがに今の伊坂さんは顔もよく知られているし、状況も違うんだろうな。 私も震災後は何の本も音楽も触れられなかった。 そんなパワーがなかった。 でも、伊坂さんの本なら読めたかもなぁと今なら思う。 伊坂さんはそんな優しい人だと思った。 震災本にはしたくなかったけど、仙台に住む小説家と編集者があの時こんなことを考えていた、それを読者に読んで欲しかった。 その考えはしっかり受け取りました。 一つお願いがあるとすれば,土方さんに、もう一度「エッセイ書きましょう!!」と伊坂さんを推して欲しい、喉から手が出るほどまた伊坂さんのエッセイを読みたいです。
4投稿日: 2022.09.18
powered by ブクログ大好きな伊坂さんのエッセイ。 何気ない日常を見つめる視点や感性がやっぱりユニークで、 なるほどこういう方だから、あんなに楽しい小説が書けるのだなと納得しました。 このエッセイも、伊坂ワールドが思いきり堪能できます。 伊坂さん、本当に魅力的な方だと思います。 2016年10冊目。
2投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仙台で暮らす伊坂さんの日常や映画化の話、震災の話、そして書き下ろし短編が収録されたエッセイ。このエッセイの当初の「目論み」もまた、伊坂さんらしくて良い。今月に『ペッパーズ・ゴースト』を読了したばかりだったので、心配性で悲観的なロシアンブルのモデル(おそらく)がわかったことは、思わぬ収穫だった。思わず顔がゆるむ。 短編小説の『ブックモビールa bookmobile』は、被災した小学校に移動図書館で巡回をするボランティアの青年たちのお話。テーマは震災だけれど、内容はしっかりいつもの伊坂さんの世界観に仕上がっている。 小説の中で、「市街地は無事だから、少しほっとするね」と言った東京から来た映画監督の男に対して、ボランティアの青年はこう言う。 「光景を見に来るんじゃなくて、人の心を見に来いよ」 この言葉がものすごく、ずしんと来た。 街自体は復興しているように見えても、そこに暮らしていた人たちの生活や心まで、元通りになっているとは限らない。そのことが、自分自身の頭からもすっぽりと抜け落ちていた気がして、情けなくなる。 今後も日本で暮らす限り、地震というものに付き合っていかなければならない。またいつか大きな地震は来る。伊坂さんはこの本を「震災の本」にしたくはないと書いていたけれど、この本は時を越えて、また誰かの心に寄り添ってくれると思う。 ついつい短編について書き連ねてしまったが、あくまでも伊坂さんの「仙台での暮らし」がメインのエッセイ。私も「見知らぬ知人」になってみたいなあ。
0投稿日: 2022.07.20
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんのエッセイ。地元仙台。わかる。わかるよ。仙台の程よい規模、日常のテンポ、伊坂さんの素直さが心地いい。震災の体験や短編小説「ブックモビール」も。あっさりさっぱりいいエッセイだった。
0投稿日: 2022.07.17
powered by ブクログ大好きな作家さんの日常がみられるのは、「すっごく面白い!」作品じゃなくても、楽しいし、うれしい。自分との類似点が見つかれば、そりゃ、よりうれし。
0投稿日: 2022.06.07
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんのエッセイ集。個人的には好きだが、万人受けするかという点で☆3。 どの作品か忘れたけど、大学を卒業した日や結婚記念日などのメモリアルな日も大切だが、記念に残らないそんな日々が大切なのだと、人生の充実だと。誰かが言っていた。気がする。 平凡だと思った日々も思い返すと大切な思い出だったなって、思う。ただ忘れてることもたくさんある。「仙台ぐらし」では伊坂幸太郎さんの人生の記念日ではなく、ちょっとした1日の出来事がたくさん詰まっている。 しかし、その内容も震災の話で一変する。 辛い日々の中、史上最大の復興に進む姿。 「僕は、楽しい話を書きたい。」 僕も、伊坂さんの、楽しい話を読みたいです。
6投稿日: 2022.05.20
powered by ブクログ読みやすい話を書く伊坂幸太郎先生がどんなエッセイかくのかとおもったら、すこし神経症チックで緊張感が伝わってきた。うーん期待ほどではなくてちょっと居心地悪いなと思ったらご本人も後書きで苦手とかかれてて、それがまたオチのようでほっとした。
0投稿日: 2022.03.01
powered by ブクログ仙台の喫茶店でPCで小説を書く日常 震災をはさんだエッセイ 日常は地続きだが、震災前と後では日常の意味が変化してしまった のの日常の変化を今コロナで感じている ブックモビール:
1投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログ天才も、日常で考えていることは私たちと何ら変わらないのか…と、良い意味でいろんなことに気付かせてくれました。 クスッと笑ってしまうところも多くあって、大変伊坂さんらしいエッセイ集です。
0投稿日: 2022.01.25
powered by ブクログ仙台在住の筆者がその暮らしをエッセイとして書いたものをまとめ、読み切りも追加している。 心配性なのに自意識過剰という伊坂さんにとても人間らしさを感じた。 地震のことを除くと、なんと平穏な街なのだろうと思う方が多いと思いますが、仙台ってそんな街なんです笑 最後のブックモービルはオチが正直よくわかりませんでした、、
0投稿日: 2021.11.26
powered by ブクログ今まで伊坂幸太郎の本を読んできたが、作者自身のことについて調べたりしたことはなかったので、どんな人物なのか少しだが知れて面白かった。
1投稿日: 2021.08.06
powered by ブクログ小説は好きなのですが、伊坂幸太郎さんのエッセイを初めて読みました。 「あの小説を書く人だ!」と勝手にらしさを感じながら、楽しく読みました。 仙台が近くに感じました。 最後の震災についての話は、私とは環境が全然違いましたが、なんだか思い出すものがありました。「すごく面白い!」とか「感動!」という文章ではないけど、気持ちを一緒に感じて、勝手に「そうだよなぁ」と思えました。よいものを、読ませてもらったな、と思います。
0投稿日: 2021.08.05
powered by ブクログ震災前の仙台での◯◯すぎる日常を書いたエッセイと、震災直後を書き留めた短い文章と、被災地を舞台にした短編小説で構成。 酷い災害の渦中では娯楽は価値の低いものかも知れないが、回復過程にはきっと必要な人がたくさんいると思う。 だから、単純な感想だけど、無力感に苛まれて伊坂幸太郎が小説家を辞めるなんてことがなくて良かった。
0投稿日: 2021.08.04
powered by ブクログブックモビール 『最近、スリの仕事に疑問を感じ始めた』ってか笑 どういう意味やねん✋ 未成年が『そろそろ酒を止めようと思ってる』て言うてるのと同じやん笑 いまさら罪悪感が芽生えたんか?? そもそも、スリは仕事でも職業でもない✋笑 ・エッセイ 『自分のこと』を書いている。 会話好きの心配性である。 よく分からない他人に、よく声を掛けられる「引き」みたいなのを持っている笑 猫の話は、筆者の育ってきた環境が垣間見えたし、 他人の日記を読んでるみたいで楽しい。 『映画化については、僕自身が映画化から距離を取ろうとしている。今までの映像化作品に不満はない。』 『映画を観れば小説を読まなくてもいいと思われるのではないか』 ↑ってホンマか??本音か?? あとがきでもさらに補足してたけど… おれはモダンタイムスの井坂好太郎の方のセリフが本音やと思うけどな笑 少しずつ前に進んでる復興をみて、未来は僕らの手の中にあると感じたんやろな。 僕らは泣くために生まれてきたわけじゃないよ― 僕らは負けるために生まれてきたわけじゃないよ― だから、 これからも楽しい話を書き続けて下さい。 2012年05月12日
0投稿日: 2021.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一人の人が生活の中で浮かんでくるよしなしごとを綴っている本。仙台ぐらしだから、ってわけでなくて、名古屋ぐらしでも沖縄ぐらしでもいい、とにかく一人の人間の心の中を見ている。(エッセイってそういうものか)震災に寄せての話もいくつか。すこしつらくなる。
0投稿日: 2021.07.11
powered by ブクログ相も変わらずエッセイは苦手なんですが。 最近どうも胃もたれするような物語ばかり読んでいたからここで落ち着かせたくて伊坂のエッセイ。 仙台旅行行く前に読んでおこうと決めていたけど対した仙台トークがなくて拍子抜け! でもやっぱり伊坂のくだらない心配性と軽く笑えるユーモアが心地よかった(笑) 私も仙台に行って都市伝説化している朝の伊坂を見つけたいものです。
0投稿日: 2021.06.02
powered by ブクログほっこりネタがいっぱい。伊坂幸太郎のエッセイ初めて読んだが、作風と人柄が何となく一致している感じがする。ユーモアの描写とか。
0投稿日: 2021.03.25
powered by ブクログ「人が、住み着いた場所を離れるのは、何か大事なものをぴりぴり引き裂くようなものじゃないのか」 転勤のため30年以上暮らしてきた街を離れ、仙台へやってきてからはや3年。 最初は苦痛でしかなかったが、今は仙台から離れたくない。このエッセイを読んでなんとなく、本当になんとなくその理由が分かった気がする。
0投稿日: 2021.03.14
powered by ブクログ研究室来るたびに、1章ずつ(5分くらい)読む 第1章 原付とタクシー、煽り煽られる煽られ煽る関係をやめようとおもう。第1章だけでも 第2章 知らない知人が多すぎる さすが伊坂幸太郎。俺も伊坂幸太郎を見つけられるように意識しよう 、、、 よみおわた。 ソンソン弁当箱と、東口ビルの喫茶店、一番町の喫茶店をメモ。仙台で伊坂幸太郎に会って知らない知人になりたい。
2投稿日: 2021.02.25
powered by ブクログ見る、感じる、考える、そして言葉にする。 言葉というより文章にする。 エッセイとはそんなものなのかな、と思う。 なかなか自分はできてない。 コレが生きているってことなのに。
0投稿日: 2020.12.15
powered by ブクログ「僕は、楽しい話が書きたい」 人生の半分以上を仙台で過ごす伊坂さんが、地元紙『仙台学』に寄稿したエッセイ集+α。 作家としての地位を確立しつつも、地元の時間の流れと人や猫とのディスタンスの取り方に緩~く悩む重度の心配性、伊坂さんにほのぼの。
4投稿日: 2020.11.17
powered by ブクログ懐かしいかと思って読んだけど、エッセイで描かれている期間が、すでに仙台を離れて以降の期間なので、どちらかというと新鮮な感じがしました。 伊坂の本はこれが初めてですが、最後に載っていた短編とかの雰囲気は好きかも。 震災についてはこのくらいがまだいいかな。
0投稿日: 2020.11.08
powered by ブクログ伊坂さんのエッセー集。カフェで原稿書いてたり、普通っぽい生活が面白い(気付いても仕事中だと声かけづらそう…)。奥さんとの会話を読んでると、実際小説に出てきてる奥さんっぽい方を想像。震災にあたり地元の冊子?などに寄せたメッセージや書き下ろしの短編も。でも、言葉にするのは簡単にできることではなく、今後も楽しい小説を書き続けるのが伊坂さんにできること、と。心配症な伊坂さんは今のこの時代何を考えて生きてるのか知りたくなる。
0投稿日: 2020.10.03
powered by ブクログ* 相変わらず、心配事が尽きない。今回も結局、心配事が多すぎる、という話になってしまった。 * . 伊坂幸太郎さんのエッセイを文庫本にしたもの。伊坂さんの考えてる事が伝わった。 . 怖がりで想像力豊かだなぁと思った。だからこそあのリアルな作品が生まれるのだと思う。考えすぎです!って何回もツッコミ入れながら見た。日常に面白い話がごろごろ転がっているように書ける文才素敵。 .
0投稿日: 2020.09.17
powered by ブクログ繁華街の国分町では夜になると コラテラル 「アーミーズ」のササニシキアイスに匹敵するものには出会えていない ミルクコーラが残ってたよ センサーに手を翳せ 狡猾さを滲ませた猫達の顔を眺めていれば がが峩々温泉 牡鹿半島おしかはんとう 格納容器には穴が開き、燃料棒は溶けていた。 あれは、単に、「今、こうだったらいいな、という願望の図」でしかなかった。 このほとんど結果オーライとしか言いようがない状況には ソンソン弁当箱 チャンネルがそのまま 赤のコスチュームのイラストを指差すので 荒蝦夷・土方正志
0投稿日: 2020.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
エッセイなので、もちろん殺し屋も喋るカカシも出ないけれど、伊坂さんのウィットに富んだ視点で描く日常はまさに伊坂ワールド。とくに猫の話はご本人は大変なんだろうけど何度も笑いました。 冷静でどこか飄々とした主人公たちは、伊坂さんの心配性ゆえに生まれたキャラクターなのだなと納得。 私も地元が被災地なので「仙台の人々にとって震災はあくまで日常のひとつ」という姿勢にすごくすごく共感しました。 エッセイはめったに読みませんが、読んでよかったです。きっともう出してくれないでしょうけど、小説にも伊坂さんの人柄が滲み出てるとわかったので、これからも小説を読むのが楽しみです。
1投稿日: 2020.07.23
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2020年6月、今更になって初読。 伊坂さんのコミカルな文体や物語、茶目っ気のあるキャラクターたち(たとえ物騒なテーマだったとしても)が大好きなので、エッセイを読むことに少し躊躇のようなものがあったのかも知れない。ずっと積読していた。 読んでみたら、伊坂さんの作品だけでなく、伊坂さん自身の人柄にとても好感が持てた。 あれだけセンスの良いユーモアを織り交ぜながら物語を描いているので、飄々と生きていらっしゃるのかと思ったら、大変な心配性で、謙虚で小心者な方だった。 特に、考えても仕方のないことを考えてしまう、そのことにとても共感した。私自身、最近自分のそんな性格を気にすることがあったので、自分だけではないのだ、こんなに才能があって、社会的にも評価されている方だって、同じように恐れるのだということに、良い言葉ではないが、安心したような感覚だった。 猫の話、実写化の話、震災の話... 全てに伊坂さんの誠実さやお人好しな印象を読み取れたし、小説を読んでいるように、「それで、それで?」と楽しく読むことができた。 きっと、これだけ繊細な方だからこそ、ご自身の心配や恐怖なんかを少し軽い言葉で茶化しながら、物語に落とし込むことで気持ちを落ち着けているのだろうな、と想像。
1投稿日: 2020.06.20
powered by ブクログ伊坂氏の自意識過剰ネタに笑い、心配症に親近感、震災後、「今が、公務員の頑張りどころだから」という友人をもつ、伊坂氏の人柄にもひかれ、あっという間に読了。エッセイだと思って読み進めていたら、小説になっていて、少々混乱。実は伊坂氏の作品は初めてなので、得したような。 年に数回、仙台を訪ねているので、見知らぬ知人として伊坂氏に声をかけたいという思いが馳せる。それまでに『ゴールデンスランバー』を読もう。
3投稿日: 2020.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3 05-15の仙台での生活エッセイ集。タクシー、猫、機械音痴など著者周りの出来事。市内の喫茶店でPC執筆してるらしい。よく声をかけられるようで、邪魔されなければ嬉しい様子。心配性、悲観的、気を使う感じ、真面目ながらも面白くする感じが伝わってくる。 震災での想いも。作家としての無力感や喪失感に苛まれる中、喫茶店で、また楽しいのを書いてくださいねと言われ、気づかされたと。僕は楽しい話を読みたいんだ。海外の知り合いからのメール。今やっていることをやり続けなさい。おろおろしながらもこういう結論が大事なのだろう。
0投稿日: 2020.05.03
powered by ブクログ人と成りがわかっておもしろかった。いい人。 「重力ピエロ」と「砂漠」はあまり好きではないけど、エッセイは好き。 苦手とは言わず、もっと書いてほしい。
0投稿日: 2020.02.12
powered by ブクログ震災前から連載の始まった震災前後のエッセイ集。タイトル通り仙台の暮らしをテーマに地元誌に寄稿したもの。 弱気で心配性の伊坂氏の人柄が好ましい。
0投稿日: 2019.09.20
powered by ブクログ2016/11/29エッセイで、大震災のことも出てくる。謙虚な人柄がよくわかる。「ずうずうしい猫」「見知らぬ知人」が面白かった。温かい本でした。★4
0投稿日: 2019.08.25
powered by ブクログ仙台出身なので、どんなことが書いているのか気になって購入。タクシーが多いってことだけ仙台っぽかったかな。 震災のことにも触れられていますので、避けたい方はご注意を。でも、あの日仙台にいて、大きな被害がなく、家族も無事だという自分に何ができるのか、何を言えるのか、と悩む伊坂さんに親近感がわきました。多分、そういう人は多いんじゃないでしょうか。あとは、伊坂さんのご友人の、「今が、公務員の頑張りどころだから」という言葉。人の役に立つようなことは何もできなかったけど、公務員として、あのとき震災関係の仕事を精一杯頑張った自分を、少し褒めてあげたくなりました。
0投稿日: 2019.08.20
powered by ブクログ自身初のエッセイ集。何となくですが、伊坂さんの人となりが分かります。東日本大震災の事にも触れられています。
1投稿日: 2019.07.14
powered by ブクログ伊坂さんはやっぱり優しい人なんだなぁと感じた。フィクションの世界からも滲み出てた人柄の良さがエッセイだとより如実に現れてる。一番好きなのは「見知らぬ知人が多すぎる」は1,2。どちらもクスッと来て幸せな気持ちにしてくれる。 震災の話は、当時の恐怖心や不安感が蘇ってきた。2011年4,5月頃のあの絶望感、末世感。気持ちが塞ぎそうになったけど、最後の「ブックモビール」で救われた。明るい希望に満ちた話。 最後のあとがきまで余さず楽しめる作品。
10投稿日: 2019.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂幸太郎さんは、やっぱり、好きだなあ、ということを再認識することができたエッセイでした。 まず、題名が好きですね。 「仙台ぐらし」 ぐらし、と、濁点を入れるところが好きです。実際に声に出して言葉にする感じが、好きです。「仙台暮らし」という題名にしたら「せんだいぐらし」とも「せんだいくらし」とも読むことができる。でも、口に発する言葉としては「せんだいくらし」は、無い筈。どうしても「ぐらし」って、濁ると思うのですよね。ですから、「仙台ぐらし」と表記した。だって、そのほうが、自然だもの。という思いが、あったのか否か。考え過ぎ?日本語の表現って、素敵だよなあ。そんな事を、勝手に、感じたのですよね。 内容としましては、やはり、東日本大震災、という未曾有の大災害を経験したあとの文章が、凄くこう、ああ、伊坂さんは誠実だなあ、と感じられました。あれほどの大災害を、どう、述べるべきか。語るべきか。語ることの意味はあるのか。資格はあるのか。そのことに言及していいのか。どうしたらいいのか。迷いと悩みと、それでも言葉にしてしまうことへの思いと、そうしたものを、感じました。 本当に僭越な言いかたで申し訳ないのですが、伊坂さんの語る言葉は、信用できる、信頼できる、と、思うのですよね。このエッセイを読んで、その思いを、更に強く思ったのです。この人の言葉は、信ずるに足る、気がする。そう思うことができたことが、なにしろ嬉しかったです。
0投稿日: 2019.04.30
powered by ブクログ伊坂さんのエッセイを初めて読む気がします。普段、どういう思考回路で物事を考えていれば、あんなに可笑しく楽しい小説が出来るのか。少し理解できたかも
0投稿日: 2019.03.29
powered by ブクログ2019年1月、少し疲れてしまった頃に、寝る前に心の安定のために少しずつ読む。 非日常を感じることの重要性を改めて感じる。
0投稿日: 2019.02.16
powered by ブクログ雑誌「仙台学」に掲載された文書をまとめた 自意識過剰、心配性の伊坂氏のエッセイ集。 最後に「ブックモービル」なる短編を掲載。 P128 猫のフンを処理するくだりに ・・・ビニールと安いスコップを持ち・・・ とある。 ここで言う、スコップとは、小さい方のやつ? 小さいのがスコップ。 でかいのがシャベル。 私と一緒じゃん。
0投稿日: 2018.07.15
powered by ブクログとにかく地元が舞台のエッセイ集なんで、隅から隅まで実感をもって読めて楽しい( ´ ▽ ` )ノ 丸善(書店)、高校の教科書を買ったとこ( ´ ▽ ` )ノ トンペイ(東北大)生じゃなかったけど、敷地はよく通ったもんだ( ´ ▽ ` )ノ 学食のカレーはジャワカレーを使ってたなあ( ´ ▽ ` )ノ いささか先生原作の映画が続々公開されたり、楽天優勝や羽生結弦パレードとかもあったりして、仙台の町並みもすっかり全国的におなじみになった、かな?( ´ ▽ ` )ノ と、楽しい話だけじゃないのが、本書の特徴で…… 震災の話、こういうの読むと、やっぱり思い出しちゃうね…… 「いずれ宮城県沖地震がくる」といきなり発表されたときは驚いたし、その後数年間、やたら大きな地震が頻発して不安をつのらせたもの…… だけど、そのうち震度3~5くらいの地震じゃ慣れっこになってしまい、実際3月アタマに震度6があったときにも「またか」としか思わなくなってた…… 今からすれば、3・11にはずっと予兆があったのに、なんにも対処をしてこなかったことが、本当に悔やまれる…… 震度6と7とじゃ、揺れの程度がまったく違ってるんだよねえ…… ライフラインの完全途絶には本当にまいった…… 買い物も給水も毎回3~4時間の行列…… いつも通ってるスーパー、電灯が完全に消えBGMもない店内は異様だった(レジは電卓)。ほとんどの棚は倒壊し、床じゅうに商品が散乱…… パンダ見物みたいというかところてん方式というか、10人くらいずつ店内に入れられて、特設コーナーに並べられたワゴンからありあわせの商品を選んで買っていく、という方式だったけど、本当に欲しいもの(生鮮・パン・缶詰・インスタント食品など)は即座に売り切れ…… 昼は終始ヘリが飛び回りサイレンが鳴り渡り、夜は一転無音・無明…… 小雪ちらつくなか、数キロ先の仙台港から立ち上るキノコ雲状の黒煙を眺めながら、小学校の校庭で給水の行列に並んでいたときは、本当に「日本はもう終わりだな」と思ったものだ…… 化学工場の火災かなんかだったんだろうか? あの黒煙は数日間ずっと消えずにいたなあ……本来なら全国紙トップに載るような事故だったろうに、大混乱の中「その他もろもろ」のエピソードになっちゃったよう…… いささか先生も書いていたけど、そんななか日本中から駆けつけて復旧にあたってくださった技術者の方々には本当に頭が下がった…… 深夜まで電柱工事に取り組んでいた人たち、避難所で皆の世話をしていたボランティア、隊列を組んで海岸沿いの被災地に向かう自衛隊の車…… 一方で、一番だいじなそんな時期に「子ども手当か、子どものための手当か」なんてどうでもいいことを論戦していた国会議員については、「この人たち、狂っているんじゃないか?」と本心から思ったものだ…… ……まあ、長くなったからこのへんにしておくけど、本書のような「小中規模の被災経験」を描いた作品には、「大規模な被災経験」をとりあげた作品とはまた別の価値があると思う。 2018/05/28
0投稿日: 2018.05.28
powered by ブクログ2018/03/28 伊坂さんの日常。その中に震災があって、当然書かれているのだが、おそらく意識的にすごく淡々としたものだった。 でもだからこそ大事な日常が一度無くなって、悔しい思いをされただろう、悔しい思いをした人たちをたくさん見られただろうっていうことが伝わってきました。 地震を心配していた章では「人間ってそういうもんだよね」と思い、「多すぎる」パートでは出てくる人たちの言動に笑いました。 あとがきで文章が「軽薄に感じる」「書き換えた」と言っていますが、私はこの全体的に軽めの感じ、好きです。
0投稿日: 2018.03.28
powered by ブクログ実話あり、創作話あり、と思いきや、いきなり短編小説のような物語が始まる。ほのぼのした感じで読めて、伊坂幸太郎さんという人も少しだけ感じることができます。 震災を挟んでいるという店でも色々考えさせられる一冊です。すっかり報道されないが、現地の人々はどう思っているのだろうか。 被災地に来たある人に対して 「光景だけを見に来るんじゃなくて、人の心を見に来いよ」 という台詞。衝撃が走りました。
0投稿日: 2018.01.30
powered by ブクログ地元仙台で執筆活動を続けている伊坂さんなので親近感がありますし、小説も大方気に入っているので、このエッセイの内容も実感を伴って読むことができました。 あの震災になる前、つまり予想していず書いた内容と震災後に思ったことと比べて書いているので、そうですよねえと同調して読むことができました。 短編小説が1編だけ収録されているのですが、これも良かったです。 それにしても、伊坂さんも書いているように、仙台にあるお店はしょっちゅう変わりそれも、東京辺りの街並みと変わりなくなり、愛着のあるお店ほど無くなる…のでがっかりします。
0投稿日: 2018.01.14
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんのエッセイ。本人も言っているとおり、伊坂さんはエッセイ向きの作家じゃないなぁ、という印象を受けた。作者が心から楽しんで書いてないので、読者にも楽しさが伝わらないみたいな感覚がある。 ただ、文章は抜群に上手いので、サクサク読めてしまうのはさすが。ファンなら読んでも良いけど、ファン以外にはオススメしないかな。
0投稿日: 2018.01.12
powered by ブクログ驚くくらいしょーもなかった。 ぱらぱらっと中見出しを読んだ時に、その予感はあったけど。 この人って、自分の中に書きたいことがあって書いているんじゃなくて、今まで見たり読んだりした映画や小説を適当に切り張りして小器用に書いているような感じがある。前々からそういう印象だったけど、このエッセイはその最たるものって感じです。 見出しを先に作って、そこから無理やりひねり出しました感がとにかく漂っていて、薄っぺらくて創作くさい。ただ、震災後に書いた短い文章などは、本人が心の中を必死で探って取り出した気配があって好感が持てた。てことで、「これはひどい」カテゴリーに入れるほどではなかったけど。(でもけっこうひどい) スタバとかで会ったら、声かけちゃうかも、と今まで思ってたけど、彼はやはり「ファン」から声をかけられることを期待しているんだなぁ、と分かったので(当たり前か)、私は声はかけられないですな。
1投稿日: 2018.01.10
powered by ブクログ伊坂幸太郎『仙台ぐらし』集英社文庫。 仙台在住の作家ということもあり、東北人としては応援の意味で何冊か小説は読んでみたのだが、今一つ波長が合わず、その何冊かで止めていた。本書はエッセイ集である。小説とは異なり、波長が合う感じで面白く読めた… と思ったら、映画化された著者の小説『ゴールデンスランバー』の連発されるや興醒め。伊坂幸太郎、お前もか…その後の震災に関するエッセイなどは陳腐にしか感じなかった。 やはり、自分には伊坂幸太郎は合わない。
1投稿日: 2017.12.27
powered by ブクログ伊坂幸太郎の仙台での暮らしの中でのいろいろがわかりました。なじみの場所も多く出てきて、親近感がわく。仙台へ行くことも多いので、なかなか楽しめました。仙台愛を感じます。
0投稿日: 2017.12.23
powered by ブクログ私は学生時代仙台に住んでいたので(伊坂さんの後輩になりますね)懐かしさもあり、読んでみました。エッセイは小説とは少し印象が違って、すごく良い人らしくて好感が持てました。別に小説で悪人の感じがするという意味ではありませんが。特に東日本大震災に対する態度は誠実だと感じました。あとがきのインディーズバンドとの話が面白いです。人の縁てあるんですね。
0投稿日: 2017.09.23
powered by ブクログ伊坂幸太郎の頭の中を垣間見ることのできる1冊。 エッセイが苦手と言っているのがなんとなく伝わるけれど, こういう思考回路であぁいったお話を紡ぎ出せるのか, と感じることができるという意味で伊坂エッセイも好き。 私自身, 夫の転勤で仙台に来て, 仙台という街の魅力を知った。コンパクトでちょうど良い, なるほどその通り。 そして震災のこと。仙台の人と話すと切り離すことができない話題だし, その爪痕は人々の心にはもちろん, 街のあらゆるところに残っていて, こちらに来たばかりの頃は『すっかり復旧してる』なんて思っていた自分を過去に戻って殴ってやりたいと思う。 仙台生活もあと半年。 読むべき時に読めたな, と我ながら思う。 この素敵な街を舞台にこれからも, あっと驚く小説が生まれ続けることを楽しみにしている。
0投稿日: 2017.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂さんが心配性なのは知ってたけど、まさかここまでとは!と思わせてくれる内容でした。人が殺される話を書く人とは思えない(笑) あんなにいろんなこと心配してたら疲れるだろうなと思う反面、その繊細さがあるからこそ、緻密な小説が書けるんだろうなとも思います。 震災については、伊坂さんのリアルな気持ちが分かって良かったです。震災を跨いで連載されたエッセイと言うのは、とても貴重ですね。 いつも現実と非現実の境目のような、本当にあってもおかしくなさそうな話を書く伊坂さんだけど、ブックモービルは半分実話だけあって、いつも以上に世界に入り込んでしまった気がします。 エッセイは人柄が分かるので好きでしたが、もう書かないのは残念です。 いつか仙台に行く機会があったら、喫茶店巡って伊坂さんに出会いたい。
0投稿日: 2017.09.03
powered by ブクログカバーを見た時、トイカメラ風の映像処理はされているが地面を覆っているのは泡立つ海水なのではないかと思え、仙台=東日本大震災と想像が膨らんだ。後に本書は、著者と編集者は仙台に暮らすがために震災関連本であることを主題とはしなかったと判った。著作が映画化されるくらい売れっ子となった著者は初読みで、どうせならエッセイから入り著者の人となりを知りたかった。そして、それは正解だったと思う。著者の作品の何冊かは積読なので、これからが楽しみだ。
0投稿日: 2017.08.24
powered by ブクログ著者があまりに心配性なのと、自意識過剰?なのが面白くて読みながら笑ってしまった。 「ブックモビール」のオチはどうなったの?知りたくて仕方がない。どうか続きを(笑) あとがきと解説から推測する著者の震災に対する心境はとてもよくわかる気がする。 被災地の住人だが沿岸の被害に比べてしまうと被害はまだましなほうなので、被災地代表というのもなんか……でも、被災地の人間でない者から仙台は大丈夫、と言われるのもそれは違う気がする、というこの微妙な感覚を持っている人はとても多いのではなかろうか、と。
0投稿日: 2017.06.30
powered by ブクログエッセイ+短編小説。 伊坂さんのエッセイ初めて読んだので、こんなこと考えてるひとだったんだ…と新鮮だった。 当時、震災関連の発言がなかったことにこの本を読んで納得。
0投稿日: 2017.05.18
powered by ブクログ仙台の出版社、荒蝦夷が発行する地域誌『仙台学』での連載を中心とした伊坂幸太郎のエッセイに、書き下ろし短編「ブックモビール a bookmobile」を収録した作品。 震災について口を開くことがなかった伊坂さんですが、初めてここで語られるとのことで話題に。 単行本に関して、書店は買い切り仕入れだったとのこと。書店も注文に魂がこもったことでしょう。内容もさることながら、流通方針にもグッとくるものがあります。 仙台で伊坂さんが過ごしている日常、住民との触れ合いを、淡々と書き綴っている本作。 彼の小説と同様に飄々とした登場人物が多く、エッセイというより新たな短編集を読んでいるかのよう。 そして後半は震災後の話へ。日常の一コマ、平穏な日々の続きとして綴られる震災後の「仙台ぐらし」。 被災地とは別の場所で生きていた者からすれば、どんなに身近に感じようとしても、当事者とは同じ気持ちを共有できない。 (ましてや当時大阪ぐらしだった私は、今周囲にいる関東の面々とも違う感覚を持ってしまっている。) 今回伊坂さんの視点で震災後の日々を覗き見て、震災後の彼らの日々の暮らし、やらなければならないこと、目まぐるしい心の変化を文章で感じました。 「今やっていることをやり続けなさい。今踊っているダンスを踊り続けなさい。」 伊坂さんが行き着いたこの言葉はきっと災害に限らず、どうすればいいか迷ったときの私たちの道標になる。 所謂「震災本」ではなく、日常の一コマとしての描写を徹底した本作だからこそ、読者の心に伝わるものがあるのでしょう。
0投稿日: 2017.05.08
powered by ブクログまだ読めていなかった、伊坂さんのエッセイ集。 東関東大震災の時期に書かれていた筆者のエッセイ+書き下ろしの小説から構成されている。 随所に筆者の「優しさ」が感じられる一冊だと思う。 ただ、個人的には「3652」の方が伊坂さんの小説に対する考え方が書かれていて面白かった。 本人も書いている通り、あまりエッセイは得意ではないのかも… 印象に残った言葉として書かれている「災害現場を見にきて、これはひどいと言いたいだけ…」という部分。 何となく言いたいことは分かる気がした。 結局、「本当の気持ち」は経験した者にしか分かるはずがないのだと思う。 <印象に残った言葉> ・ ブルハーツの歌詞に倣うわけではないけれど、「この地震でへこたれるために、今まで生きてきたわけではないのだ」と自分自身に言い聞かせている。(P157) ・「大きな災害に遭ったりした人は、その影響で、急に泣き出したり、怒りっぽくなったり、虚脱状態になったり、塞ぎ込んだりする」らしかった。「それは生き物の防御本能のようなものだから、そういう状態に自分はいる、と自覚しておくことが大事なのだ」と。(P170) ・それに人ってのは、その土地で生きているんだよ。まわりの人間とコミュニティの中で。だから、簡単には移動なんてできねえよ。ほら、シールと同じだ。(P202 渡邊さん) ・あなたは、ただ、大きな自然災害の現場を見にきて、ああこれはひどい、言葉を失うね、と言いたいだけなんだ。砂漠に隕石が落下したのを見に来るのと同じなんじゃないですか。それに、ここに来るなら、台風や地割れの被害に遭った土地には、なぜ行かないんだ。(P210 渡邊さん)
0投稿日: 2017.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東日本大震災後に出た最初の本です。 エッセイで作者の顔が垣間見える内容がとても良かったです。 押し付けたり堅苦しかったりしない内容で 伊坂先生だからこそ書ける東日本大震災についての章も 素直に読めるものでした。 "これから仙台が、東北が、社会がどうなっていくのかはまったく分かりません。が、どうせ分からないのであれば、明るい未来を想像したいな、と最近ようやく思うようになりました。それはとても難しいですけれど、想像するくらいであれば、そしてそれを少し信じることくらいであれば、やってやれないことらないような気もしています。" など、沁みる感じがしました。 震源地から離れた東京に住んでいた自分でも、あの時は ずっと途方にくれ、無力な自分に落胆しましたし、 先生が、仙台市民だけど沿岸の人のように壊滅的な被害を受けた訳でもない そんな自分がなにを発信すれば良いのか、 被災者の代表みたいになるのは違う と考えられた件にとても共感します。 真剣に考えるからこそ、安易に言及はできないと思うのです。 気がつくと涙が出てしまうような情緒不安定になってしまい 小説が読めず音楽も聴けず 暗澹とした気持ちに自分もなりました。 娯楽は不安な生活の中ではまったく意味をなさず もう小説を書くこともできない と思ったときに、喫茶店でまた楽しいのを書いてくださいね と言われたというのが刺さります。 被災地の作家と出版社だからこそ淡々と出そうという決断に 私はエールを送りたいと思いました。 まったり読める作品です。 2016.1.28東日本大震災後に出た最初の本です。 エッセイで作者の顔が垣間見える内容がとても良かったです。 押し付けたり堅苦しかったりしない内容で 伊坂先生だからこそ書ける東日本大震災についての章も 素直に読めるものでした。 "これから仙台が、東北が、社会がどうなっていくのかはまったく分かりません。が、どうせ分からないのであれば、明るい未来を想像したいな、と最近ようやく思うようになりました。それはとても難しいですけれど、想像するくらいであれば、そしてそれを少し信じることくらいであれば、やってやれないことらないような気もしています。" など、沁みる感じがしました。 震源地から離れた東京に住んでいた自分でも、あの時は ずっと途方にくれ、無力な自分に落胆しましたし、 先生が、仙台市民だけど沿岸の人のように壊滅的な被害を受けた訳でもない そんな自分がなにを発信すれば良いのか、 被災者の代表みたいになるのは違う と考えられた件にとても共感します。 真剣に考えるからこそ、安易に言及はできないと思うのです。 気がつくと涙が出てしまうような情緒不安定になってしまい 小説が読めず音楽も聴けず 暗澹とした気持ちに自分もなりました。 娯楽は不安な生活の中ではまったく意味をなさず もう小説を書くこともできない と思ったときに、喫茶店でまた楽しいのを書いてくださいね と言われたというのが刺さります。 被災地の作家と出版社だからこそ淡々と出そうという決断に 私はエールを送りたいと思いました。 まったり読める作品です。
0投稿日: 2017.02.10
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんのエッセイ ちょうど仙台に行く機会があったので、新幹線の中で読みました。 〇〇が多すぎる、シリーズは、小説のトーンをそのままに、仙台の平和なんだけど笑える珍事が描かれていてほっこり。 後半の震災にまつわるエピソードは、仙台に住んでいる方のリアルな声が描かれていました。 「仙台は無事でいいね」の言葉が、いかに仙台の方を苦しめているのか、「被災者にしかわからない気持ちがある」など、とても率直な気持ちが書かれていて、伊坂さんが仙台を代表して、仙台のために声を上げるという気持ちを感じました。
0投稿日: 2017.01.30
powered by ブクログ丸善、アーミーズ、フォーラスなど、昔懐かしの店名が出てきて、軽い郷愁の気持ちになった。できれば、川内キャンパス近くのラーメン屋さわきについても語ってほしい。 あとがきの「震災があった都市ってことだけがクローズアップされるのは、違うじゃないですか。」に共感。著者のいろいろな想いが詰まっている本だった。
0投稿日: 2016.11.03
powered by ブクログ仙台に暮らす著者が、身の回りで起きたことや普段感じていることを綴ったエッセイ集。 2005年から2015年に書かれたものなので、未曾有の被害が発生した東日本大震災の時期も含まれる。明るい内容から一転して、著者が途方に暮れる日々が伝わってくる。作家として何ができるのかという苦悩は、今後の作品に大きな影響を及ぼすと思う。
0投稿日: 2016.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂さんがエッセイが苦手っていうのは本人が言ってるけど、本当にしんどそうなのが文書から伝わってきた(笑) 仙台のタクシー事情とか、あーたしかに、とは思うけど、そんなにタクシーの人だったり、喫茶店で見知らぬ人に声をかけられるのは伊坂さんならではじゃないかな。 仙台では有名人だし。 心配性な部分が文から伝わってきて、冷静な奥さんによる指摘でハッとなるやり取りとかがほほえましかった。
1投稿日: 2016.05.13
powered by ブクログエッセイは面白かった。 伊坂さんの人間らしさがよくわかる内容で、謙虚なところや心配性のところが好きだなと思う。 人の心を見に来いよ。印象的でした。 震災前と後の本が読めて良かったです。
0投稿日: 2016.04.05
powered by ブクログ20160330読了 伊坂幸太郎のエッセイ。 ところどころに震災に関する内容が盛り込まれているものの、震災前の日常的震災後の日常がたしかに繋がっているということを意識させられた。 もちろん、それ以外のエッセイは楽しく読むことができる。
0投稿日: 2016.03.30
powered by ブクログ本人が「エッセイ書くの苦手」と言っているのだが、それにそぐわぬ(?)内容。 團伊玖磨さんや椎名誠さんのような面白い!って感じのエッセイではなかったな。 本当に一般人のブログを読んでるかのよう。 しかし小説にあるような、ところどころクスリとさせてくれる文章は健在で、自分の映画を話している人の横にい合わせて「なんか暗い」って会話に謝っていたりするところなどは、結構笑えた。
0投稿日: 2016.03.20
