Reader Store
空き家問題
空き家問題
牧野知弘/祥伝社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

22件)
3.4
2
5
8
2
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「家」を持つことの大変さ。「売れない」場合。マンションも古くなってくると難しい。でも、好きな家に住む事は毎日が快適。

    0
    投稿日: 2020.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今後、日本において空き家が増えていくことに警鐘を鳴らした一冊。 背景には人口減少と、それによる労働力不足がある。 そして空き家が増えるだけにとどまらず、病床不足などの様々な余波を引き起こすことに寒気を感じた。

    0
    投稿日: 2018.11.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【由来】 ・図書館の新書アラート 【期待したもの】 ・「なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか」が面白かったし、地に足の着いた視点だったので。ESRI的にも仕入れておいてよい知識かと。サラリと読むことを想定。 【要約】 ・「富の象徴」であった「家」が「余りもの」となる高齢化社会。税制や都市計画の法制との関係があるため、簡単に処分、手放すこともできない「空き家」は2020年には1000万個を数えるとみられる。この問題に代表される、高齢化、人口減少問題への対応は、待ったなしである。 【ノート】 ・今の減り方だと2020年に1000万戸の空き家(総務省データ)(P15) ・2030年の人口は1億1660万人(社人研) ・さら地にすると固定資産税6倍 ・シェアハウス ・空き家 空き自治体 アメリカ デトロイト  国交相 都市再生特措法 ・「数の論理」から「知恵の論理」(P229) ・「富の象徴」だった不動産が「余りもの」へ(P148) 【目次】

    0
    投稿日: 2018.10.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    建設費の高騰。職人だけでなく運転手もいない。資材が運べない。高値止まりしている建設費のしわ寄せは、土地代にやってくる。 将来、東京では高齢化のため病院のベッド数が足りない。東京では90%を超える。九州や四国は、50%。 空き家の税金を高くするのは本末転倒。筋違い。近隣住民には、壊せば解決でも、実際は解決していない。不動産の活用図式がない。

    0
    投稿日: 2017.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     空き家問題。義祖母の家が空き家化、その兄弟が病に倒れてまた空き家化。義両親が住む家も、その亡き後誰も住む予定なし。まさに空き家問題を肌で感じるようになって、新築住居を建てるなんて言ってていいのか。思考停止せずに、ちゃんとこの問題と向き合わねばと、書籍を読み漁る。  住宅建設が景気刺激に手っ取り早く効くからと、新築がバンバン建つ都心。一方で、高度経済成長期にどんどん建てられた不動産は、負の財産化が止まらない。様々な税金(固定資産税、都市計画税、相続税、譲渡税)がかかるだけでなく、人口減少に伴い売れない・貸せない、やっかいものに。自治体が撤去費用を補助したところで、空き家バンクを活用したところで、空き家化には追いつけない。さらには、人口減少に歯止めがきかず、「空き自治体」問題が今後全国に伝播していく恐れも。もうどうすんの、日本。  既存の権益に対する挑戦が必要だ、という著者の主張には大きく頷いてしまう。時代の変化は今までの価値観を否定する変化だ。が、2020年(たった3年後!)には、有権者の約60%が50歳以上。「問題先送り」待った無しか。。大阪都構想の落胆を思い返す。。みんながwin-win、高齢者も若い人も共存共栄できる道を拓かねば。  地方は都市圏のまねをするばかりではいけない。地方に住むなら、やっぱりその地方を元気にする活動をしたい。考えてみる。

    0
    投稿日: 2017.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者は三井不動産等勤務後、オラガ総研設立。2014年の本。最近よくある、将来的に空き家が増える、不動産の価値は下がる、特に東京オリンピック後が危ない、といった本。まあそうなんでしょうね。 マンションの建て替えの事例がこれまで全国で二百数十件しかない、というのはその少なさに驚きです。しかもそのほとんどは容積率に余裕があり、建て替えで余剰分を売却した場合とのこと。今後マンションの建て替え問題は大きな問題となりそうですね。

    0
    投稿日: 2017.05.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    空き家問題の現状・提言が載った本。 本書の特長としては、デベロッパー出身の著者独自の見解での提言が多く見られた。 例えば、減築やCCRCのビルでの展開。興味深く合理的な部分も見られが、現実性にかけるようなものも見受けられた。 空き家本に関して、現状・データに関しては似たり寄ったりだが、対策に関しては個々の見解が出ると思うが、こちらの本はありきたりの内容ではなく 読みごたえはあった。

    0
    投稿日: 2016.06.04
  • 日本大丈夫かな…

    2020年の東京オリンピックまで、建築界の需要は右肩上がりになると思われる。 高層マンションや交通インフラなどを含めた大規模建築がラッシュになるなか、 日本全国で空き家が問題になっているのをご存知だろうか。 毎年20万件増加し、20年には1000万戸を越え、うち空き家率は15%に上るとされている。 高齢化が起こり、出生率も増えず、人口が減少。 核家族化や単身者住まい、晩婚化、夫婦のみの生活等、様々な要因が重なり、 今までの住宅ストックではライフスタイルが合わず、新しい住宅がつくられ、 過去の物件は残され、空き家となっていく。 建てなおす費用もなければ、住まない物件は潰して更地にすればいいと思っても、 解体費用もかかれば、建物が建っていない土地には高い固定資産税がかかってしまう。 相続によって土地が分割されてしまうこともある。 空き家を残しておくことで使わない水道などのインフラは老朽化し、 そこから悪くなることでその地域一帯への影響が出ることもある。 さて、ではこうした問題はいったいどう考え、何をしていけばよいのか。 社会状況、法的な制限、これからの景気や資産状況など現状の知り、 まだまだ見えない2020年以降の日本を考えてみる必要がありそうだ。

    0
    投稿日: 2016.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    不動産市場の最前線で、活躍してきた著者だから見通せる日本の空き家問題。 まず、第1章で 増加し続ける日本の空き家 の実情をデータで示しながら、諸問題を列挙。 第2章で 空き家がもたらす社会問題 ということで、なぜ、空き家で放置されるのか、固定資産税、相続税などのコスト負担が明々白々ななかで、負の資産を持ちたくないという人々の行動原理をあぶりだしている。 次に第3章で 日本の不動産の構造改革 が求められるにもかかわらず、問題解決の先送り体質について書かれていた。 第4章 空き家問題解決への処方箋、第5章日本の骨組みを変える ということで、著者の問題解決の考え方、提案が粛々を書かれていた。 選挙、民主主義、誰もが責任をとらない体質、もう時間はない、まったなしのチャレンジが必要なのだが・・・

    0
    投稿日: 2015.12.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2040年には空き家率が40%台を超える!?土地付戸建や区分所有マンションといったわれわれ日本人の一億総マイホーム所有信仰終焉の警鐘を鳴らす一冊です。それはマイホーム所有の価値のすべてが終焉するということではなく、誰もがマイホームを所有することによって幸せな将来を描くことができた時代が終わりを告げていることだと本書を読んで感じました。

    0
    投稿日: 2015.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今後深刻化する空き家の問題について論じている。問題解決の処方箋も提示しているが、簡単ではなさそうだ。

    0
    投稿日: 2015.09.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    非常に興味深い内容でした。戸建に限らず、マンション、店舗などこれから深刻になるであろう空き家問題。データに基づいているので説得力もあり、空き家問題を認識しているかいないかで今後の「家」への接し方は全然違ってくると思います。面白かったです。おすすめです。

    0
    投稿日: 2015.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    結局将来的にも、地価は(一部を除いて)下がり続けるものだという仮説を持って本書を読み進めたが、読み終えた後もその考えは変わらなかった。 本書はそことはやや焦点が異なっていたように思うが、問題提起としては、重要なものではないか。

    0
    投稿日: 2015.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    空き家の増加・・・人口減、老人の単身者の増加、不動産に対する価値観の変化、団塊世代の第二のリタイアの影響。。などなどの考察は興味深かった。

    0
    投稿日: 2015.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    空き家問題から考える日本の未来の姿。 とても解りやすく読みやすい。もっと売れてもいいと思うなあこれ。

    0
    投稿日: 2015.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2020空き家1000万戸に 首都圏個人住宅の空き家増加 コンパクトシティー マンション建設費高騰人才不足 不動産のコモディティー化 空き家バンクの限界 多数決が正しくないという発想

    0
    投稿日: 2015.02.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    解決策は今一だが、建設費高騰=人件費が厳しいのは良くわかる。◆これからの時代は不動産保有はリスクなんだな。◆◆数年後に価値がなくなるものに莫大な投資をするのは日本ぐらいなもの。

    0
    投稿日: 2015.01.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    参考になった。 今まで、持ち家は憧れで、いつかは持ちたいと思っていたが、一考を要する時代になったと思わされた。 将来、家は、コストばかりかかる厄介モノになる可能性が高い。 自分が思っていたより深刻。人ごとではない、将来に向けていつかアクションを取らなければいけなそうだ。

    0
    投稿日: 2014.12.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最近,「親の家をどうするか」という問題がクローズアップされていますが,この本もそれに関連する問題を指摘した本です。 他方で,マンションを購入したとか,家を建てたとかは今でも周囲でよく聞く話ですし,不動産オーナーになって,資産を増やしましょうというのもお金儲けの話になれば必ずと言ってもよいぐらい出てきます。 この本はそんな幻想を打ち砕くには十分なぐらい,正直救いようのない未来が描かれています。 この本で提唱されている対処療法は個人のできる範囲を超えています。 しかし,これからの政治を考える上ではもちろんのこと,自分はどう生きていくかということに深く関わる問題であることは間違いありません。 著者の考えに賛同するかどうかともかく,こういう実態があるということを知っているのと知らないのでは大違いです。 その意味では,読んでおいて損はない一冊です。

    0
    投稿日: 2014.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前半は高齢化社会を背景にした不動産市況の分析から、空き家の今後の見通しが示されていて期待通り。しかし、後半は、空き家問題というより日本の不動産の構造改革の話になっていき、空き家問題から離れて行った。具体的事例も挙げられているが、一般的な応用の聞きにくい事例ではないだろうか。

    0
    投稿日: 2014.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本の住宅問題が深刻化していることを細かく解き明かす書。 昔は土地を持っていたことがステータスであったが、現在はそうとも言えないこと。 土地は車と違って、悪くなったら壊して捨てればいいものではなく、未来永劫そこに残っていくものなので、そこに価値がある以上、税金など払っていかなくてはならなくなる。 知らなかったことを知って衝撃を受けた。

    0
    投稿日: 2014.08.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「住めば?」「住めません。」 「売れば?」「売れません。」 「貸せば?」「借り手がいません。」 「建て直せば?」「膨大な費用が掛かります。」 「更地にすれば?」「固定資産税が6倍に跳ね上がります。」 空き家が増えている。個人所有住宅も、賃貸住宅も。 Here,there and everywhere... そして何が起こる? 予想は可能、予測は不可能。かなり根深い問題。じわじわと浸透中。 解決の糸口、手さぐり状態、安易に答えは出ない。 人口減少傾向の日本国、現状の問題提起として実に意義ある内容。

    0
    投稿日: 2014.08.02