
総合評価
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powered by ブクログ12:ガチ物理でかなり難しかったけど、読み進めるとタイトルの意味がわかって、おおっ、と。キャラクターも層が厚いし、続編が出ると嬉しいな。トリノホシで鳥の声を録音して使う、っていうシステムを連想して懐かしくなった……。
0投稿日: 2018.10.08日常から宇宙までを扱った音響SFの傑作
音を題材にした小説と言うと一番に思い浮かぶのが音楽ミステリーなのですが本作は音楽というよりは「音」にこだわった音響小説で早川SFにカテゴライズされているのでSFか!と思って読むとそうでもない。構成は3短編と1中編の計4編の連作シリーズになっており、短編群は謎の現象を調査して謎を解くというミステリーで二作目、三作目は若干ホラー風味の味付けがされています。そして最終話は今までの登場人物が総出演しての中編SFでなかなかの力作。特に最後の二段オチは見事です。とにかく今まで丸々一冊音響小説というのは読んだ事がなく、非常に新鮮でこう言うのもアリなのねと改めて作者の着眼点と独自性に感銘を受けました。 オーディオ好きなので結構いろいろと知っているつもりでしたが、音の位相、バイノーラル録音、フーリエ変換、エコーローケーション、音の非線形性などなど次々と登場する音響用語に圧倒されますがわかりやすく説明されているので大変勉強になります。また本作を読むと如何に人が音に頼って生きているか、沢山の情報を拾っているかがよく分かります。人にとっての有意無意はあるものの世界がどれだけ無数の音に囲まれている事か! とにかく日常から宇宙までを扱った音響SFの傑作、ぜひ読んでみて下さい。
9投稿日: 2016.08.30
powered by ブクログSF/ミステリ/音/連作中短編集 二話目までは楽しく読んだが、そこから少し飽きてしまった。 「音」というテーマが、自分には合わなかったみたい。
0投稿日: 2016.03.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全然期待してなかったのに,しっかりと面白いじゃないか. 民間の音響専門家,聞くと聴覚を損なう歌,とてもまっとうにSFしてる. もっと書けそうなのでこの題材もうちょっと読みたいな.
0投稿日: 2015.10.09
powered by ブクログ【収録作品】エコーの中でもう一度/亡霊と天使のビート/サイレンの呪文/波の手紙が響くとき *技術的な話にも天文学的な話にもさっぱりついていけなかったが、ミステリ部分は興味深く読めた。
0投稿日: 2015.08.19
