
総合評価
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powered by ブクログ19世紀ロンドン。 ある事件に巻き込まれ逃亡生活中の兄妹。 身分を隠しながら貸本屋をやっています。 なんでもできる優秀で見目麗しい兄アルフレッドと、控えめであたたかい人柄のかわいい妹サラ、兄の忠犬ことファグボーイのヴィクター、この3人を中心に展開される物語。 貸本屋なだけあって、事件を解決するきっかけや会話の中に有名な物語が多く出てきます。 若草物語、ホームズシリーズ、新アラビア夜話などなど、再読したくなってきた。 かわいい恋の予感とか感じつつ、ほのぼのした貸本屋謎解き系で終わるのかと思いきや、兄妹が逃亡するきっかけになった事件が思ったより大きな闇を覗かせて終わる……続きが気になる!
4投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ安楽椅子探偵的なほのぼのした話なのかと思ってたら 最後割とがっつり重い殺人事件が・・ 兄妹がずっと幸せに本屋さんを続けられるといいな。
0投稿日: 2021.03.10
powered by ブクログ両親を殺され、犯人と思われる叔父から逃れるため身を隠し貸本屋を営んでいるアルフレッドとサラ兄妹。そこにたまたま訪れたヴィクターはアルフレッドの寄宿学校時代のファグボーイだった。彼が持ち込む謎を解く兄妹。19世紀末の貴族社会に触れることができる。シャーロックホームズや若草物語懐かしい。続編では叔父との対決はあるのかしら。
0投稿日: 2020.03.10
powered by ブクログあーなかなか面白かった。 19世紀末の倫敦を舞台にした書籍に纏わるライトミステリー。 その頃のイギリスと言えばジュールベルヌやコナンドイルが魅力的な物語を生み出していた頃だけど、まさにその様なお話を題材にしてミステリーが展開する。 本に関するミステリーと言えば、例えば「ビブリオ古書堂の事件簿」などが浮かぶけど、物語のストーリーが重要なカギを握るという点ではむしろ「文学少女」シリーズと似ているかな。 配役的にはホームズだけど^^ とは言え、いつも通り謎解きにはあまり興味がないので(笑)やっぱり物語の部分に関心が向く。 そう言う意味で寄宿学校だったり、貴族と乳母だったりと、時代の雰囲気が感じられて読んでて心地よかった。 大きな伏線を残したまま一巻は終わったので続きも読んでみたい。
0投稿日: 2020.01.11
powered by ブクログ様々なビブリオミステリが出ていますが、これは19世紀末のロンドン郊外の貸本屋を舞台にしたもの。当時の小説を謎に絡めているのも楽しいです。謎の解明自体はかなり思い切ってますけどね。
0投稿日: 2019.11.19
powered by ブクログ舞台は19世紀のイギリスで身分を隠した兄妹が営む貸本屋。日常の謎(殺人もありますが)に関わるミステリです。有名な本に絡めて謎が解決に向かいますが本の中身にかなり深く触れているのでネタバレではないのかとちょっと心配になりながらの読み進めでした。キャラは割としっかりしていますが謎解き部分含めかなり軽くてあっさりさらさら読めてしまいます。現時点では貸本屋じゃなく図書館とかで普通に学園ミステリでもいい感じでした。まだ二人が身分を隠すきっかけになった事件の方がそのままで気になるので続きもでたら読んでみたいです。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ『英国マザーグース物語』と同じ時代舞台で同じようなミステリ配分 ホームズとワトソンが入れ替わっているのは少女小説としてどうかなと思わないでもないが あんまり同じ過ぎてもこまるし そもそも少女小説ではないものがコバルト文庫でない意義なのかもしれない この作品はまったく変わっていないけれども 敢えて新レーベルで出すならもっと雰囲気変えるべきだったのでは 『贅沢な身の上』とかを見るとそのままではコバルトでも困るのかもしれないが いかんせん引きが良いが少なく登場人物が揃ってこないと訴求が弱いかも
0投稿日: 2018.10.25
powered by ブクログ十九世紀末、ロンドン郊外で伯爵家の生まれという身分を隠し貸本屋を営む兄妹と、寄宿舎時代の兄の元ファグな後輩青年と小さな二人の弟達がそわそわする微笑ましさ。三話目では殺人が関わるけれどそれよりもドイル現役中に読むホームズや若草物語、外国的料理やお菓子の然り気無くクラシカルな趣が良くすぐに引き込まれた。
0投稿日: 2018.10.13ポウやドイルをお好きな方に
可愛い絵と書籍説明にひかれて購入。 ほんわかとした雰囲気の中で、貸本のお客が持ち込む謎を、広い知識で主人公の兄妹と知人が解いていくお話し。 続き物で、1巻目の本書は可愛いお客様が借りたい本のタイトルを探す事からある謎がほどけていきます。 ネタバレになるので書けませんが、兄妹と行動を共にするようになるある貴族の青年との会話が面白くて、 青年を涼しい顔してイジル兄の辛辣な言葉にニマニマしながら、頑張れ青年と応援しながら読みました。 短編が3本で、必ず1話めから読んでくださいね。 ネタバレ注意ですから。 何気無いように思われる謎から始まり3話めは殺人事件の可能性がある謎が持ち込まれ、シャーロックホームズのような展開が待っています。 兄妹は実は大きな困難に立ち向かっている最中なので今後の展開が楽しみです。
5投稿日: 2016.09.19
powered by ブクログ身を隠している貴族だとか過剰な兄妹愛とか、ちょっとこっぱずかしい系かと思いきや、貸本屋で本にまつわる日常・非日常の謎を解く展開だったので楽しめた。
0投稿日: 2016.04.17
powered by ブクログ「ビブリア古書堂」の洋モノ…ということでしょうか。 が、いかんせんそれぞれの話にまつわる「事件」の推理に無理がある。無理やりこじつけた感が半端ない。 この物語の核になっている兄弟の話自体をメインにして、無理やりビブリアっぽくするのはやめたほうがいい気がする。 気になるのはセリフの言い回し。ところどころ不自然な感じ。 ラノベだとはいえ、「ビブリア…」の方がセリフの言い回しや謎解きや設定が丁寧だと思う。
0投稿日: 2015.09.09
powered by ブクログ倫敦南郊外の小さな町で貸本屋アルフ・ライラ・ワ・ライラ(千夜一夜)を営む兄妹。兄・アルフレッドは若いながらも本の知識も豊富で、ルリユールの仕事もこなし、料理も上手。ただし、いつも作業場にこもっている事が多い。妹・サラは兄と同じく美しい容貌で、読書好きではあるが、大人しい少女。カウンターに立ち、本を貸出したり、客人にお茶をふるまったりしている。 そこに、エリオット、ラウル、そしてヴィクターの3兄弟が訪れた。小さな弟2人の探す本を借りに、夏季休暇中の大学2年生のヴィクターが子守の役もになってやって来たのだ。ところが、弟2人の探す本はタイトルがわからない。サラは物語を聞いて、何の本のことなのかを考えるのだが、知っているモチーフのようでわからない。さて、その物語とは・・・ 訳ありの美形の兄妹に、兄のもと後輩でファグだったヴィクター。 もっと言うと、妹思いが過ぎるシスコンの兄と、兄思いが過ぎるブラコンの妹と、ファグとかいう制度で兄に仕えていた、きもちのいい若者。(サラに心惹かれながらも紳士的。時に男色?と疑われ、否定しながら兄妹の手助けをするいいとこの坊ちゃん) この関係がなんかいい。そして、ライトな謎を解きつつ、大きな謎(伯爵家の出身であり、両親を殺された事件)は次巻以降の展開に期待かな。
0投稿日: 2015.08.19
powered by ブクログ19世紀末という時代、大衆的な読み物の幅が広がった時代、貸本屋を営み身を隠す両親を殺された兄妹が、兄の後輩との再会をきっかけに、本を題材に謎解きをするというお話。 店の中でのこじんまりとした雰囲気で物語が進むので、ヴィクトリアらしい華やかさに欠るのが物足りなくもあるが、博学で鋭い兄・アルフレッドと、感性豊かで可愛らしい妹・サラの兄妹、そしてサラを気に入った兄のパブリック・スクール時代のファグであるヴィクターとの掛け合いは、クスっと笑えた。 私は気に入った。 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4469.html
2投稿日: 2015.05.21
powered by ブクログとある場所にある、兄妹が営む貸本屋さん。 そこに訪れた、弟達を連れた青年。 諸事情により、出歩く事がない兄妹なので 場所は店の中に固定されています。 最後だけ、少々事情が異なりますが。 今の話、昔の話、現在進行形の話。 色々な話が出てきて、兄弟の背後が うっすらと見えてきます。 かと思ったら、最後にまた謎が。 この兄妹、『目的』を果たせる時がくるのでしょうか? しかしレギュラー(?)の純朴そうな青年。 彼は先輩たる兄を倒せるのでしょうか?w その辺りも気になります。
1投稿日: 2015.04.30
powered by ブクログ倫敦で貸本屋を営む兄妹。本を手掛かりに謎を解いていくライトミステリ。 兄妹が抱えている過去の事件も気になります。 妹のサラも、兄も、少女小説特有のキャラクタの性格のように思えて、そこだけがちょっと残念。 ビブリア古書堂の事件手帖を好きな方は好きかもしれません。
2投稿日: 2015.04.24
powered by ブクログ貸本屋を営む兄妹と、その店を訪れる貴族の青年が不思議な事件の謎を解いていくヴィクトリア朝を舞台にしたミステリー。同じ作者さんの英国マザーグース物語と共通したモチーフがいろいろあるけど、こちらの兄は有能で腹黒くて、ヒロインの相棒役(?)の青年が振り回されている感じがあります。その辺でこれからの展開に違いが出てきそう! 雰囲気がとても好みで、主人公たちにまつわる謎もとても気になるので続きが楽しみです!
1投稿日: 2015.04.19
powered by ブクログ三連作で進みます、こういった作品にしては珍しく殺人事件まで扱います。 兄と妹の支えあっているところを邪魔したくないしできないと思い悩むヴィクター頑張れ(笑)
1投稿日: 2015.04.18
powered by ブクログおお、これは面白かった。ロンドンで貸し本屋を営む兄妹は実は侯爵家の跡取りなのだが訳ありで…、という大きなストーリーの謎めいた下地の上に本に纏わる様々なミステリーが絡んできて飽きませんでした。ミステリー自体スリリングな仕立てであるし、妹サラは可愛らしく好感が持てるうえに兄アルフレッドは知的でカッコイイ♪素敵♪ああ、はやく怪しい叔父様をやっつけちゃってください!
2投稿日: 2015.04.17
powered by ブクログおもしろかった! 仲睦まじい兄妹と、兄の後輩にあたる青年が織り成す物語。ヴィクターの恋を応援し隊www でも兄妹の仲も裂きたくないなあ。
1投稿日: 2015.04.02
