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荊の城 上
荊の城 上
サラ・ウォーターズ、中村有希/東京創元社
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総合評価

53件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上のみ読了。snsで好きな子が本棚に置いててタイトル見て気になって図書館で勢いで借りて、分厚さと中身をはっきり見てなかったからか文字がすごく詰められててわたしは少し得意では無さそうだったけど頑張って勢いで読みました。 1章はスウ視点。2章はモード視点。 最初はあまり乗り気では無かった本も何だかんだ読んで展開が気になってペラペラ読めた。 スウの心情の変化はなぜだか心に来た。侍所と令嬢ではあるもののモードと仲良くなるうちに芽生える気持ち。モードは愛してなかったけど紳士に従われるままに従って、それを見てるモードは辛いだろうなあって。1章の最後の展開は意外だった。結構急だった。 2章はモード。幼少期からのお話でだいぶ壮絶だった。というか、よく耐えれたなあ……と。 リチャードが結構やばいことしてるし、スウと同じくモードは少しずつ心境が変化する。その中にある壮絶な状況。計画も。 下巻も読みたいとこだけどなんか元々最初からギリ読めるか程度の気持ちで読んでたせいか飽きた。続きは気がのったら読みます…

    12
    投稿日: 2025.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    徹夜本 1章の終わりでえ!?ってなってあとはずっと引き込まれました 私が百合好きなのもあると思うけどおもろかったです

    0
    投稿日: 2023.01.24
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    19世紀半ばのロンドン、17歳になる少女スウは、下町でスリを生業として暮らしていた。そんな彼女に知り合いの詐欺師がある計画を持ち掛ける。とある令嬢をたぶらかして結婚し、その財産を奪い取るために協力してほしい、というもの。スウの役割は令嬢の侍女。(表紙裏のあらすじより) というわけで、恐る恐る令嬢のいるお城に入り込み、着々と計画を進めていく。 この本は私のお気に入りに入っていた本で、約10年も前から入っていたもの。 当時どういうわけで、リストアップしたのやらすっかり忘れていたのですが、整理をする前に読んでみようと思ったのです。 あまり期待もせずに読んだのですが、登場人物も少なく大変読みやすく、古い時代の話にもかかわらず、情景がつかみやすく結構面白く読み終えました。 さすがお気に入りに入れただけあるなぁ、なんて思いながら。 そして最後の逆転劇!!思いもよらぬ方向に行きそうな展開。 下巻に続く。

    0
    投稿日: 2023.01.22
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    上巻読了。 時は19世紀半ば。ロンドンの下町で掏摸を生業として暮らしていた少女・スウ。 ある晩、知り合いの詐欺師〈紳士〉から、田舎の城に住む令嬢をたぶらかして巨額の財産を奪い取る計画を持ち掛けられます。 その話に乗る事になったスウは、件の令嬢・モードの新しい侍女としてブライア城へ向かいますが・・・。 第一部はスウの視点、第二部はモードの視点で物語は展開するのですが・・・いや、もう、第一部のラストが驚愕すぎて、思わず“お口あんぐり”になってしまいました。完全にやられましたね~。 そして、第一部では見えなかった裏側が、モード視点の第二部で明かされていくのですが、その事情がそれはもう残酷かつ淫靡で、読んでいて酸欠になりそうなほどでした。 スウやモードの心情の変化や心の揺れ動く様が手に取るように伝わってくるような、緻密な心理描写も見事ですね。 さて、これからどのように展開するのか、先を読むのが楽しみなような怖いような複雑な気持ちで、下巻に進もうと思います。

    3
    投稿日: 2022.12.25
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    すべてが終わった後に回想しているような描写がされている スウがお嬢様に添い寝するシーンの「睫毛が羽のように咽喉をなでる」て表現めちゃめちゃ良いな・・・ 初読なんですけど『お嬢さん』で大筋知ってるので実質2回目みたいなもんなので、これ初回と2回目で全然印象かわるだろうなってシーンばっかりでうわーうわ~おもしれ~~って読んでます(普段ミステリ小説を全然読まない人) 変態という名の紳士が少女の涙だけを集めて作ったインクがほしいですなみたいなこと言い出すの最高に気持ち悪い

    1
    投稿日: 2021.05.18
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    登場人物がみんな豪胆で臆病、大胆不敵で小心翼翼なイギリス文学。小説が上手い!翻訳が上手い!すごい、なんなんだこの話。どうやって思いついたの?若い女ってこういう突拍子も無いこと出来ちゃうかもねとゾッとしたり、あんたそんな面を今まで隠し持っていたの?と感心したり、話が始まったらもうその後は愁眉を開く間なんてありません。とんでもないぐるんぐるんの怒涛の展開。なのに急ぐでも駆け足でもなく、終始丁寧で美しい日本語の中にそっと忍び込ませてるヒントがまた美しい。何故か読んでて「騙された!」とは思わず「くー!そうだったのかよー!そうだいけいけー!やったれー!」と爽快な気分になれる緩急が不思議。登場人物達が皆蠱惑的で理解の範囲を超えた気狂い達だからかな。 こんなに展開がコロコロ変わるのについていけなくなることも無く、終始読みやすい文章なのも素敵。 スウのセリフが下町べらんめぇ調で子気味よくていいのよね、気取った言葉だけが美文では無いという当たり前の事を思い出しました。

    0
    投稿日: 2021.04.22
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    あたしたちはみんな秘密を抱いていた。本物の秘密と企みを。 サラ・ウォーターズ初体験です。 第一部はある策略のために侍女として城に遣わされた娘の視点で話は進みます。城の暮らしに戸惑いながらも女主人と心を通わせ、策略の実現に葛藤する娘の心情が丁寧に描かれ読ませます。 第一部の最後に切れ味の良いサプライズがあるのですが、第二部が第一部のお話を別の視点から語り直すだけになっており、求心力が弱まったのが残念に思いました。 これでまだ上巻ですが、下巻はどのように話を引っ張っていくのか、気になります。

    0
    投稿日: 2020.07.24
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    ホラー風味のミステリというよりミステリ仕立てのホラーものといった趣で あいかわらずミステリ読者のミステリ認定幅の広いことよということと ヴィクトリアンに限らずこういう旧家の因習的な素材はなぜイギリスなのか フランスとかアメリカとかイタリアとかドイツとかロシアとかアラビアとかでないのは やはり各国の文化なのか というか英語のせいか 日本人の好みか巧みな描写を大量に畳みかけてで読み続けさせる ディケンズ以来のの娯楽小説作法の定番か と思ったが下巻に続く

    0
    投稿日: 2019.01.10
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    うわあ…… 息を呑む展開と濃密なエロスにくらくらする。 これは凄い小説だ……! 映画もいいけど、舞台でも観てみたい。 結末は果たしてどうなる? 下巻、ハラハラする……

    0
    投稿日: 2018.03.13
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    映画『お嬢さん』が見れなかった分原作を読む。スゥの生い立ちからロンドンランド街の生活描写は面白い。モードの視点になってからは少し冗長な気がする。下巻に期待。

    0
    投稿日: 2017.06.03
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    「お嬢さん」の原作ときき、映画の方が見られなかったので原作を手に取りました。スウかブライア城に行ってからの展開に惹きつけられました。一部から二部への転換が見事で、えぇ!って感じです。下巻が楽しみ。映画は日本占領下の韓国が舞台で、モード役は日本人設定のようですが、このおどろおどろしさはイギリス19世紀でないと出せないのでは。暗くてジメジメした雰囲気が立ち上り、ゴシックホラーの要素も感じられて満足です。

    0
    投稿日: 2017.03.29
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    一緒に令嬢を騙して莫大な遺産を手にしないか? ロンドンでスリを生業にしていた少女スウは、ある日男から結婚詐欺の手伝いを頼まれる。 それは侍女となって令嬢に接近し、彼女と二人きりに慣れるよう便宜をはかってくれというものだった。 スウはおいしい話に食いつき、男が用意した偽の肩書と推薦により、まんまと令嬢の侍女となることに成功した。 しかし、美しく世間知らずな彼女に徐々に惹かれていき、スウは騙す事への罪悪感に苛まれる。 そして計画は動き出した… 舞台はロンドンから汽車で遠く離れた田舎にある陰鬱な城。 まさかの展開が面白いです。 読んでてずーっと胸が痛い苦しい場面が続くのですが、最後まで見ずには終われない。 人って怖いなー。

    0
    投稿日: 2016.08.05
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    顔見知りの詐欺師「紳士」から、貴族令嬢であるモードを騙して結婚する計画の協力を求められたスウは、報酬に惹かれて引き受ける。19世紀半ばのイギリスの生活の描写が丁寧で、陰鬱な貴族の館の情景が目に浮かぶよう。スウと紳士が城館に入ってからは物語が動き出し、目が離せなくなりました。スウとモードの2人の間に友情とは言えない感情が芽生えてからの文章が、なまめかしく、色っぽい。そして、驚きの展開で……下巻に続く。

    1
    投稿日: 2016.05.09
  • 全く先が読めないストーリー

    うーん、これは何だ?ミステリーなのかサスペンスなのか?それとも犯罪小説?そう思わせておいて単なる官能小説なのか?と言って官能というほどのどぎつい描写はないし。軽いどんでん返しがあってせっかく面白くなってきた所で、話が振り出しに戻ってしまったのがツラい。二人の少女のザッピングになっているため、同じ話をもう一度なぞっていく感じがちょっと鬱陶しいかな。いっそのことそれぞれの少女視点で別冊にしてしまえばいいのに。とりあえず下巻を読まないと何とも言えないなぁ。

    0
    投稿日: 2016.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読だが、後味が悪かったというぼんやりした印象があった。 ヴィクトリア朝時代を舞台にしたミステリー。 結婚詐欺の片棒を担ぐために侍女になった女スリと、大富豪の娘。騙しているのに、ほのかに友情が芽生えて。 泥棒家業ファミリーの前振りがあまりに長くていらいらするが、だんだん話が進んで目が離せなくなる。

    0
    投稿日: 2015.06.05
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    第1部の終わりを読んだ瞬間、 こ、これはっ。。。!!ってな感じで そっから先はノンストップ。 主人公スウのキャラが入りやすいので ミステリ初心者にはとっても良いと思う。 でも、初心者でコレ読んだらハードル高くなっちゃうなぁ。 んで、何がいいって、やらしいの。 エロいんじゃないよ、やらしいんだよ。

    0
    投稿日: 2013.10.15
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    第一部の終わりでの展開に目が出た。 私はミステリはさほど読まないから、元々予想は出来ない読者とはいえ、全く思いもかけない方向から頭を殴られたような感じだった。とにかく続きを買ってきて読まないことには何とも先が気になる。 全体の雰囲気として、薄暗くて湿度が高い。そして(良い意味での)生理的嫌悪感みたいなものを読みながらずっと感じていた。

    0
    投稿日: 2013.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ペテン紳士と元掏摸の侍女とお嬢さま。 この三人の間で陰謀が渦巻き、ふたりの揺れる感情が迷いを生む。 一部と二部で視点が変わり、スウとモードのお互いの心境の変化が見れて良かった。 愛ゆえに欺く決心って切ない。 長いけどあっという間だったので下巻も期待。

    1
    投稿日: 2012.10.06
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    一大詐欺によって出会ったスウとモードは、互いに惹かれはじめていきます。けれど、着々と計画は進行していくのです。2人の友情を越えた想いがどこまで続くのか、この小説のひとつの見所です。読んでいくうちに、濃厚な濁流の渦にねっとりと巻き込まれていき、何が真実なのか分からなくなってきます。誰が味方なのか、裏切りものなのか。片時も目を離すことができません!

    0
    投稿日: 2012.05.01
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    『半身』もそうだったけど、この人の作品は前ふりが長い。途中で盛大などんでん返しがありそうな気配に、それまでのじわじわとしか進まない展開を読者は辛抱強く待たなければいけない。その辛抱がつまりスリルであり、サスペンスであり、ミステリーなのだけれども。 舞台は英国。ロンドンっ娘の気性がなんとも愛らしくて惹かれる。登場人物の誰もが一癖二癖ありそうで、一気に読んでしまう。

    1
    投稿日: 2011.12.20
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    舞台は19世紀半ばのイングランド。主人公はスリの少女ととある令嬢。 その二人が運命の波に翻弄され二転三転しまくりますが、決して屈することはないのです。 その奔放なストーリー展開に引き込まれしまいました。いったい誰が黒幕なのか?とか。 二人の少女の心理描写や、舞台の薄暗く不潔で猥雑なところも、よく描かれていると思いました。 最終的にこの恋愛観には好みが分かれるところだとは思いますが、文学作品としてみれば、まぁ有りかな~というところ。

    0
    投稿日: 2011.05.26
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    主人公のスウはロンドンの下町で育った掏りの娘。育ての母親、サクスビー夫人に大切に育てられる。 スウが十七になったある日。顔馴染みの詐欺師がスウのところに一つの儲け話を持ってくる。詐欺師が金持ちの令嬢を騙して結婚する手伝いをスウにして欲しい、というのだ。 スウの役目は令嬢の侍女。令嬢の傍で詐欺師のサポートをする役どころだ。躊躇いながら、不安に苛まれながら、スウは田舎の城館、ブライア(荊)城へと向かう。 原題の Fingersmith は スリ の意。なるほど。幾重にも意味があるような気がする。 ただし、邦題の「荊の城」も作品にぴったりの題名。メインの舞台であるブライア(荊)城。その暗い荒んだ雰囲気と、そこで繰り広げられる人物模様。ブライア城はスウの上にも令嬢モードの上にも大きな影を落としている。 スピード感がある語り口ながら、物語の前半はゆっくりと進行する。もどかしさや歯痒さを堪えて後半に進めば、二転三転する筋立てとともに、今まで読んできた前半にまったく違う意味が存在したことに驚かされる。 読み応え満点。驚愕度も大きく、さすがに評価の高い作品だなと思わせる。 あ、でも、スウとモードのあれこれでちょっとだけ「あれ?そういう話だったの…?」と思ったりも。(2005-02-24) Fingersmith ( by Sarah Waters ) / 邦訳 : 中村有希

    0
    投稿日: 2011.03.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2011.3.7~4.9読了 途中まではイイ感じで新しい「王子と乞食」かな、と期待を持ったけれど結末は平凡というか意外性がなかったなぁ。ほんとに”このミス1位”?ブライアが荊の意味と知り邦題はマンマと納得。原題の Fingersmith ってのは「掏摸」の意味だがスリ場面はあまりなかったが・・・Smith はヒロインの娘が名乗る変名でもあり身分を掏ったという意味も含んでいるのかな。

    0
    投稿日: 2011.03.09
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    下巻まで読了。 おまるに用を足したり、一人では服を着られなかったり、けして優雅でも快適でもない英国ビクトリア朝時代の庶民の生活、貴婦人の生活をイキイキと描いている。まず最初に第一部のラストで「ええーっ」と卒倒しそうになり、第二部でも何度もどんでん返しをくらい・・・冒険活劇さながらの後半はドキドキしっぱなしで息苦しく、でも早く先が読みたいし、睡眠不足に・・・。あっけないラストにちょっとがっかりしたけれど、どういう結末を望んでいたか、といわれれば、良い幕引きが思い描けず。あれはあれで良かったのかなぁ。

    0
    投稿日: 2010.10.20
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    新作が本屋に並んでいたので昔の作品を読んでみようかなあと図書館で借りてみました。最初はディケンズの頃のイギリスが舞台だし、世界観に入り込めるまで大変かなあ、と思ったのですがすんなり物語に入っていくことが出来ました。 それにしても掏摸でスリって読むんですね…勉強になりました。 第一部では話の展開としてどうなっていくんだろうと思っていたのですがまさかこう来るとは!と言う展開からひっくり返っていく設定だらけでしたね。そして最後の最後そうなるか…!とちょっと、いや、大分驚きました。 驚かされる展開が多くて面白かったです。結構あっという間に読み切ってしまいました。

    0
    投稿日: 2010.10.13
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    内容 19世紀半ばのロンドン。17歳になる少女スウは、下町で掏摸を生業として暮らしていた。 そんな彼女に顔見知りの詐欺師がある計画を持ちかける。 とある令嬢をたぶらかして結婚し、その財産をそっくり奪い取ろうというのだ。 スウの役割は令嬢の新しい侍女。スウは迷いながらも、話にのることにするのだが…。 CWAのヒストリカル・ダガー賞を受賞。

    0
    投稿日: 2010.06.20
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    図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 19世紀半ばのロンドン。17歳になる少女スウは、下町で掏摸を生業として暮らしていた。そんな彼女に顔見知りの詐欺師がある計画を持ちかける。とある令嬢をたぶらかして結婚し、その財産をそっくり奪い取ろうというのだ。スウの役割は令嬢の新しい侍女。スウは迷いながらも、話にのることにするのだが…。CWAのヒストリカル・ダガーを受賞した、ウォーターズ待望の第2弾。 サラ・ウォーターズは「半身」を最初に読んで面白いと思い、「夜愁」を読んだんですが、これはいまいち。 やっぱりイギリスのこの時代が得意な作家さんなんだなと改めて認識した作品。 意外なえ?がやはり織り込まれていて、そこかしこにレズチックな描写もある。 スウが見ているモードとモードが見ているスウの差がすごい。 春画、ねぇ。 紳士がこのままっていやなんだけど下巻が楽しみです。 Fingersmith by Sarah Waters

    0
    投稿日: 2010.04.23
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    「半身」が面白かったので読んでみた本作。雰囲気は似てるなあ。この「ブライア城」も「荊の城」……「監獄」に似たイメージがあるし。でもって耽美。前作「半身」を楽しめた人ならお薦め。 これはネタ割っちゃいそうなので多くは語れないけれど、かなりスリリングな物語。二転三転、騙し騙され、いったいどれが本当の「計画」だったのか。スウとモードそれぞれの苦悩も痛々しい。どっちみち〈紳士〉は気に喰わないけれど(笑)、キャラクターも魅力的なんだよねえ。ラストはけっこう感動かな?

    0
    投稿日: 2010.01.31
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    ロンドンで詐欺師の一家に育てられたスーザンと、世間から隔絶された城で育ったモードの二人を巡る小説。勢いがあるスキャンダラスな展開がシドニー・シェルダンを思わせます。ミステリーとはちょっと違う気はするけど…。スーザンの育ての親の気持ちがちょっとはっきりしないのが消化不良。お金のためだったのか、スーザンを本当に娘のように思ってたのか。古いイギリスの雰囲気は楽しめました。

    0
    投稿日: 2009.12.30
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     「半身」のウォーターズの2作目。19世紀末、侍女として城にもぐりこんだ主人公の目的は、そこの令嬢が受け継ぐ財産だった。話は、2転3転として、目まぐるしい感じ。それが、へんな陶酔感を呼ぶんだけどね。  非常に面白かったけど、半身でもちょっとあったことが、今回はもっとあって、ウォーターズはこれからもそういう作風でいくのかちょっと心配。そういうのあると、ものすごく毛嫌いする人もでてくるからね。

    0
    投稿日: 2009.11.22
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    映像が頭の中にぼんやりと浮かぶのに、 知識と想像力が及ばなくて嘆いた作品。 見事に騙されました。 騙してるつもりで騙されました。 面白い!

    0
    投稿日: 2008.11.16
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    イギリスでドラマ化されたこの作品。 スーとモードの感情が切ない。 最後のどんでん返しもビックリ。 必見です。

    0
    投稿日: 2008.06.16
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    時代は百合です。とか言っちゃうとそこまでなんですが。近年の女性向けホモなもの(みもふたもない)には失われつつあるものが、この畑で復活することを期待しつつ。 気持ちが近づいていく過程が、残酷な所も優しい所も丁寧に美しく書かれていて、緊張感と、解放された時のカタルシスにはまります。表面的なプライドというより、もっと内面的な自尊心を感じさせてくれる所が良い。設定の耽美っぷりもぶっちゃけ好みなんですが。 同じ作家の前作よりもこっちの方が好きなのは、ハッピーエンドだからかも。

    0
    投稿日: 2008.05.21
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    上下巻を一気に読み終えて、溜め息が出た。すごい。 重いけれど読後は爽快。 酷いことをする人も、冷酷なモンスターじゃない。(だから怖いのだけど) 筋も人物も魅力的。こんな解放もあるんだ!

    0
    投稿日: 2008.02.25
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    ヴィクトリア朝のイギリスを舞台に、幾重にも張られた謀略をめぐる物語。二人の少女の視点を交互に入れ替えて物語が紡がれていく。一部を読み終わったあと二部を読むと「あの時こんなことを考えていたのか!」という驚きがあって面白い。また、ロンドンの貧民街の猥雑な雰囲気やブライア城の閉塞感もよく描かれて、ちょっとした歴史物としても読める。 読後の感想としてはとにかく、濃厚で「お腹いっぱい」。同著者の「半身」よりは私は好きだ。それはこちらの方が読後感がいいからだが。あと、個人的には上巻の方が面白かった。陰謀の成就を目指すまでが盛り上がるためと、ブライア城の陰鬱な雰囲気がよかった。 とても面白かったが、人に薦めるか?といわれると……うーん。内容的にちょっと人を選ぶ部分があるからなあ。ただ、一気に読ませる力があることは確か。

    0
    投稿日: 2008.01.27
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    私には合わない本でした。 とっても面白いのだけど、私の趣味じゃない。 『半身』も面白かったけど、やっぱり私の趣味じゃなかったので、私はサラ・ウォーターズに手を出さない方がいいみたいです。 ひねりもあって面白い物語なんですけどね・・・

    0
    投稿日: 2007.11.09
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    ●サラ・ウォーターズの歴史ミステリ第二弾。 なんだかなあ、この作者、“惹かれあう二人”みたいなのが好きなのかな? ●今回は、『スリの少女スーは、とある田舎の城に住むお嬢様を騙して財産を奪うたくらみに加担するため、侍女を装ってその城に入るが、そこに待ち受けていたものは彼女の予想を超えた企みだった・・・!?』みたいなストーリー展開。 枚数が増えた分、エゲツなさも倍加? 設定が設定だけに、エロさ加減も増量しております(笑←途中で、フ×ンス書××庫を思い出したのはヒミツ・・・。) 現代でなく、50〜100年くらい前に書かれた作品だったら、国書刊行会あたりが出してそう。 そんな雰囲気なのでした。 ●読後、すっきりさっぱり明朗快活にはなれるタイプの小説だとは到底思えませんので、読む前にはお覚悟を。 ま、『半身』よりはマシだと思うけどね・・・。ふう・・・。

    0
    投稿日: 2007.08.17
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    読書完了日2007年06月04日。この作家さんの作品「半身」を挫折しているので、再チャレンジの気持ちで読み始めました。出だしは大変眠かったです…、途中からするする読めましたけれど忍耐力が途切れれば挫折しそうな勢いでした(苦笑)どうも外国作家のお話とは相性が悪い…(汗)苦手なのかな?

    0
    投稿日: 2007.05.12
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    第一部の最後のどんでん返しにはビックリさせられたが、如何せん全体的に展開が遅い。それだからこそ、より物語の世界に深く浸れる・・・とも言えるが、リーダビリティの欠如を感じる。

    0
    投稿日: 2007.04.21
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    2004年の「このミス」「週刊文春ミステリベストテン」で堂々第一位となった人気作。本国ではCWAのヒストリカル・ダガーを受賞。一読おくあたわずとはこの本のことでありましょう。こんなに面白い本は暫く出ないかな、というくらいの傑作。原題は「fingersmith」、スリのことです。下町娘でスリのスウは歳かっこうが似ている令嬢をだましてその財産をだましとるたくらみにひきずりこまれます。箱入り娘でおとなしいけれど知的で冷静な令嬢モードはスウの知らないタイプの人間で、スウは初恋にも似た感情を抱くのですが、計画はどんどん進行します。さてさて。途中で物語の語り手がスウから令嬢モードに変わるのですが、ここからがこの本のキモ。驚愕の真実、疾風怒濤のどんでん返しがこれでもかと。

    0
    投稿日: 2007.01.15
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    上下続けて読む。長かったし、辛かった。裏切りに次ぐ裏切り。誰も信用できない。もう一回は読まないだろうな。疲れちゃうから。結末分かっちゃったし。

    0
    投稿日: 2006.11.16
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    うーん、もっとミステリな味わいを期待して読んだんだけど・・・。この人の作品は、仕掛けの底意地が悪いというか、あんまり好きじゃないなぁ。最近のミステリ、肌が合わなくなってきてるのかも。

    0
    投稿日: 2006.11.05
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    線路ならぬミステリーは続くよどこまでも。いや、でもこれをミステリーとして読んじゃ間違ってもダメよ!これはれっきとしたファンタジーなんだよなぁ。だからこのミスとかそんな賞とっちゃってるばかりにバッシングの憂き目にあう。完璧なプロットがなんぼのもんじゃい。惑わせるって意味では最高ですよ。江戸川乱歩ファンにはオススメ?いわゆる耽美派?あ、違うのか。

    0
    投稿日: 2006.10.18
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    立場も外見も性格も全く正反対である二人の女の子が主人公のミステリです。いわゆる百合小説ではあるんですが……違和感なく読めます。同性である彼女を好きになる過程も、その心理描写も、ミステリとしてのパズルも、見事としか言いようがありません。久しぶりに出会った面白いミステリ小説でした。

    0
    投稿日: 2006.08.27
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    サラ・ウォーターズのは怖いって判ってたはずなのについ手にとってしまって・・ドロドロ(泣)。 ホラね予想通りの展開〜と思っても、それで終わってくれない。いろんな意味で(?)ドキドキさせられたよ。 『半身』よりも読後感が良くてホッとした。

    0
    投稿日: 2006.08.21
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    指さばきの巧妙さに酔いしれる極上ミステリー。 レズビアン風味の驚異的な描写はサラ・ウォーターズならでは。背景としてのヴィクトリア朝ロンドンもまた楽しみどころのひとつ。

    0
    投稿日: 2006.02.08
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    サラの二冊目。 今回は上下巻。 今度はロンドンの下町と古城が舞台。 いびつに捻じ曲がった運命に翻弄される少女二人。 とりあえず上巻のラストに悶えまくろう。 今回も、圧巻。

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    投稿日: 2005.10.06
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    ▼ゆっ、百合小説でした……!▼もとい、このミス2004年海外ミステリ一位の「荊の城」です。タイトルからもわかる通り、『眠り姫』のモチーフを使っています。▼これは萌えます。世間知らずのお姫様と元スリの侍女との関係がひっくり返るところが面白いです。嗚呼驚いた、琥珀さんかと思ったよ私ゃ。▼まだ上巻だけしか読んでいないのですが、先が気になって仕方ありません。今までの前提が根底からひっくり返されていくのが爽快で堪りません。(05/01/05 読了)

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    投稿日: 2005.09.14
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    19世紀のロンドン、ごみごみとした場末の、掏摸・泥棒・詐欺師の集まる故買屋でスーザンは暮らしていた。「紳士」と呼ばれる詐欺師の計画に乗って、郊外の荒れ果てた城に住む令嬢の侍女として働く事になる。 「紳士」とスーザンの企みは成功するかと思えたが。。。 騙し、騙され裏切られ、数奇な運命をたどる、二人の少女。 公開処刑で盛り上がり、詐欺師が跋扈する当時の市井の暮らしや本に埋もれた老貴族の優雅な(?)趣味も興味深い。

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    投稿日: 2005.05.27
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    素晴らしい!の一言です。 独特の文体には、多少慣れが必要ですが、後からそれほど気にならなくなります。この巻の最後は、久々「やられた!」と感じました。それが何かは、読んでからのお楽しみです。

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    投稿日: 2005.02.20
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    同じ作者の前作「半身」と同じく、19世紀ビクトリア朝のロンドンを舞台にしているが、物語は速いテンポで展開する。 ロンドンの監獄に近い怪しげな下町で育った掏りのスウは17歳。故買屋の親方の家に住み、赤ちゃん斡旋を生業にする「母ちゃん」に育てられたにしては、愛されていて幸せな毎日だった。 ある日、詐欺師の「紳士」がスウに仕事を持ちかける。田舎のお城に住む世間知らずの17歳の少女を騙してその財産をそっくりいただこうと言うのだ。誘いに乗って貴婦人の付き添いとなるべくプライア城(荊城)に赴いたスウは、荒れたお城の囚われ人のような令嬢モードと出会う。スウの隠された目的は、紳士とモードを駆け落ちさせること。スウの奮闘が始まって・・・・ 三部からなるこの物語、各部ごとに語り手がスウ→モード→スウと変わり、そのたびごとにまるで物語はまるで違う側面を見せ、別のお話を読んでいるよう。 威勢のよい掏りのスウと、偏屈な伯父の手伝いをさせられているモードの感情の交流が、謎を複雑にし、物語は二転三転する。展開の速さといい、謎の入り組み方といい、読んでて飽きなかった。 濃密な時代の雰囲気が立ち込める中、スウやモードの心のひだが精密に描かれながら、物語は快調に展開していって、思わず引き込まれてしまった。 しかし「半身」とはまるで違う、と読んでいるときは思われたこの作品だが、読後感はどこか共通する。それに、こちらの方が「半身」って言うタイトルがぴったりなんじゃないかしら。 そして最後に残った疑問は、これって、「そして二人は幸せに暮らしました」って言うお話なのかしら?と言うことでした。

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    投稿日: 2004.10.10
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    同じ作者の『半身』よりこちらの方が読みやすい。 途中でええっ!また途中でええっ! 最後にええええっ! 長い外国文学だがあっという間に最後までダッシュ。

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    投稿日: 2004.10.02
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    ミステリーチャンネル3人衆お勧め本。前にこの作者の『半身』(2003.6読)を読んでミステリー的要素だけでなく文体にも興味を持ってしまったものだから、図書館で見つけたときに、即予約をいれてしまった。やはりかなりの人気らしく予約をいれてから手もとにくるのに2か月近くかかった。で、読んだらやっぱり面白い。下巻もいっしょに予約すればよかったー。

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    投稿日: 2004.09.23