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蒼茫の大地、滅ぶ (上)
蒼茫の大地、滅ぶ (上)
西村寿行/KADOKAWA
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総合評価

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  • エンタメはこうあるべき

    西村寿行氏のパニック系小説としては、迫りくる鼠群の恐怖を描いた「滅びの笛」「滅びの宴」と並ぶ名作である。 作者らしさ、という部分では鼠群シリーズの描写のほうが迫力があり、一方で、覇者の力学が有する脆弱さを見事に突いた意味深さでは本作が相当勝る。甲乙つけ難い。 読破するまで夢中になれるエンタメの秀作である。

    3
    投稿日: 2016.08.02
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    予定調和的な展開と徹底して盤面のコマに過ぎない人物だが、壮大な設定で読ませる。地方自治の事情が興味深い。

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    投稿日: 2011.05.15