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刑事たちの四十八時間
刑事たちの四十八時間
アレックス・グレシアン、谷泰子/東京創元社
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総合評価

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  • 胸打つ物語

    主人公たちが余りに善人で捜査にひたむきに打ち込む姿が、非人間的に思えるかもしれませんが、古い時代を描いているのであまり違和感を感じません。むしろ物語という虚構の世界では、他の小説に良く出てくる「過失から同僚(もしくは妻、目撃者など)を死なせた心の傷をもった刑事の再生物語」よりも、ストレートに物語りに没頭させてくれると思います。 物語自体は、複数の事件が平行して起きるモジュラー形の構造で、雪の降り積もる炭鉱町を舞台に刑事たちの奮闘する姿を描き、飽きさせずに読ませてくれます。 特に物語終盤の大惨事の中、犯人を追い、人々の命を救うため奮闘する主人公たちの姿は、理想化されすぎ、非人間的という批判もあるかもしれませんが、他のお涙頂戴の盆百のストーリーに比べて、遥かに胸を打つと思います。

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    投稿日: 2015.04.27
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    後半から、グイグイ引き込まれて一気に読んだ!寝る前に読むと、寝不足になります(笑)前作の刑事たちの三日間を読んでなくても、話は繋がってないので楽しめます。私がそうなので。にしても、ハマースミスくんは頑張り過ぎ!でもそのキャラが良いなぁ(笑)

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    投稿日: 2014.09.25