
総合評価
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アニメも良作に仕上がってます
試し読みからの既刊一気買いでした。 作中では、亜人が突然変異により誕生する、と説明されていますが、どちらかというと、超隔世遺伝なのではないかな?と思いました。 アニメ化されて、こちらも大変丁寧に制作されていて、とても良かったです。
0投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログ伝承上にいるような亜人たちと人間の教師の物語。 コミカルな物語。ですが種族と個人を切り離せるものではない、けれど別レイヤーとも見ていく真摯さと、悩みの寄り添う誠実さが読んでいて嬉しい。 そして世界の秘密にも迫る展開もSFとして最高。
0投稿日: 2023.01.28
powered by ブクログバンパイアやデュラハンなどが実在する世界での彼女たちの高校生活。 【亜人】→デミ 【日下部雪】初登場時1年A組の女生徒で雪女。暑さに弱くよく倒れる。ルックスはかわいいがデミである自分の性質に苦しんでいた。 【サキュバス】→佐藤早紀絵 【佐藤早紀絵】鉄男の同僚になった数学の女性教師でサキュバス。淫魔という他者を虜にする自分の特性に対して慎重になっており常にジャージ姿で地味にしているが眠ったりして自制がゆるむと周囲に影響を与えてしまうので野中の一軒家みたいなとこにしか住めない。偶然自分に触れても反応をしめさなかった鉄男に好感を抱く。 【小鳥遊浩二】ひかりの父で専業主夫。 【小鳥遊ひかり】初登場時1年B組の女生徒でバンパイア、いわゆる吸血鬼。明るい性格で成績はイマイチなもよう。セットに狂おしいほど時間を要する髪型をしている。やはり若干陽光に弱い。血が足りないと貧血っぽくなるがどうしても血を飲まなければならないわけではなくレバーとか食に気をつければなんとかなる。国から月イチで血が支給されるがそれも飲まずなんとかやってるバンパイアたちに対しては普通の人が菜食主義者に対する「すげーなー」っていう感じと同じ感覚を抱いている。ニンニクも好きだし十字架もファッションとして平気(ただし中学生までのファッションって感じ)。心臓に杭を打たれたら死ぬと思われるがそれは普通の人間も同じ。直接の吸血はある程度性を想起させる行為らしい。 【小鳥遊ひまり】ひかりの双子の妹だがバンパイアではない。1年C組。しっかりした性格で成績はよい。姉妹のケンカは絶えないが仲はいいもよう。 【高橋鉄男】学生の頃生理学を専攻し亜人について研究しようとしていたが許可が下りずくすぶったまま教師になり柴崎高校の生物を教えすでに4年目で続けざまに亜人たちと出会うことになって嬉しい。じつは天然のタラシなのでデミちゃんたちに好かれがち。 【デミ】サキュバス、バンパイア、デュラハン、雪女などファンタジーでおなじみな人たちの総称で少数だが確実に存在しているこの世界でかつて亜人たちは差別されていたがそれぞれ個性として社会的に存在を認められるようになっている。最近では「デミ」と呼ぶ。デミの性質は遺伝ではなく突然変異が多い。 【デュラハン】→町京子 【バンパイア】→小鳥遊ひかり 【町京子】初登場時1年B組の女生徒で今のところ世界に三人しかいないレアなデミであるデュラハンで頭と胴体が別々になっていていつも自分の頭を抱えている。胴体の首の部位からは焔状のなにかが出ており特に熱くはないらしいがそれに触られると神経が圧迫される感じがして本人は辛いらしい。頭と胴体は最長で東京と岡山間まで離れたことがあるが特に問題はなかったとのこと。頭を抱きしめてもらうのが好き。鉄男のことが好きになったようだ。 【八千草妙子】保健の先生。 【雪女】→日下部雪 【冷蔵庫】ひかり専用の冷蔵庫があって血液のパックをそこで保管している。頭を突っ込んだまま寝て風邪をひいたりしている。
0投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログ普通の人間とは異なる性質を持った「亜人」と呼ばれる存在が居て、それは特殊であるがゆえに倫理的問題を孕み簡単に扱うことを良しとしない。だから亜人に興味があった鉄男も簡単な研究すらすることが出来なかった ……のだけど、そんな亜人が普通に高校に何人も居るという不思議。特殊な存在なんだから保護しろなんて言うつもりはないけど、こんなあっさり何人もの亜人に出会えてしまうとはちょっと都合の良すぎる展開と思わなくもない。 けれど、この作品で描こうとしているのは「特殊な存在である亜人」ではなく、「日常の中にいる亜人」なんだろうなと思う だから、あれだけ会いたがっていた亜人に会えた鉄男がすることは日常を脱しない程度の会話だし、時には教師として生徒に向き合うように亜人に向き合う 亜人の方も自分が特殊な性質を抱えている自覚は有っても、同時に自分は普通の人間でありたいという感情は有るだろうね。でも、やっぱり自分と他人に違いの原因が有るとすればそれはやっぱり「亜人」であることに求めてしまいそうになる そういうことが現れたのが第7話で描かれた雪への陰口であり、それを受け止めての雪の涙だったのだろうね 雪を庇い陰口への文句は言いつつも、雪には雪の行動を促したひかり。文句を言う際のひかりは「亜人」であることを理由にしない。単純に一人の人間として陰口を言っていた生徒に文句を言う。 だからこそ、雪も「亜人」であることよりも、それによって生じてしまった態度を謝る ここで誰も「特殊な亜人」であることも「普通の人間」であることも理由にしないから、性質の差は壁にならず和解を求めることが出来る。 本作の方向性をよく表しているシーンであるように思えた ただ、それでも亜人ならではの大変さや苦しみは有るわけで 鉄男がひかり達三人に助け合う関係性を用意し、同時に自分は教師として三人を見守る立場である宣言する流れは良いなぁ ……その後のハグ大会になる流れについても思わず良いなぁ、と呟きたくなるけど
2投稿日: 2019.07.21
powered by ブクログ登場人物たちがとても魅力的。この作品の最も優れているところはまずそこ。社会的マイノリティな存在である彼女たちはそれぞれの方法でマジョリティとのギャップを埋めようとする。ギャップを乗り越えた者、乗り越えようとする者、乗り越えるのを諦めようとする者、乗り越える事に畏れを抱く者。それぞれの立場の者がどうやって日常生活を営んでいくことができるのか。舞台はすべて学校と家のみに絞り、登場人物たちの最低限の社会で話は進んでいく。なんにせよ良作である事に間違いは無さそうです。そしてみんな自分の存在に悩んでいる。 物語の主軸に置かれる高橋先生は皆をしっかりと受け入れてくれる存在で、大層頼りになる風ではあるけども、よくあるフォーマットの「亜人を偏見なく受け入れる」存在ではなく、「亜人は亜人。人間は人間。」ある程度の偏見を持ち、ある意味野次馬的な興味も持つ。実際それが普通であり、この物語に聖人君子は必要ない。吸血に性的要素を見出し、デュラハンのおっぱいに戸惑い、サキュバスに触れて欲情する。そんな人間臭さが素晴らしいと思う。
1投稿日: 2017.04.27アニメも原作もいいですね
アニメ観てから原作が気になって読んでみました。 アニメと変わらない面白さで、自分と同じくアニメからって人も凄く楽しめますよ。 亜人ちゃんの悩み相談、日常のやり取りが自分は普通に引き込まれて、すぐにハマりました。ストーリーがいいですね。 気になってるなら、是非とも読んでみて下さいね。
2投稿日: 2017.03.23アニメ いい感じです
原作のニュアンスや想いを大事にアニメ化してくれてるようで、中二の娘と時に涙ぐみながら見てます。なんと言っても、原作が素晴らしい。キャラクターも可愛い。 デミも個性と扱ってあげることの本質 それぞれの個性をお互いに尊重し合うことの大切さを改めて感じさせてくれる作品。遅ればせながら、改めて一巻の感想でした。
6投稿日: 2017.02.17可愛い女の子たちがキャッキャする日常物かと思いきや
遺伝ではなく、突然変異で一般家庭に生まれてしまう『亜人』と言う圧倒的マイノリティな個性。 その個性とうまく折り合いをつけたり、つかなかったり… 笑いあり、悩みあり、衝突あり、萌えありの青春物です。 ただ、高橋先生については、少し違和感。 「少年誌なら許されるだろうけど…」と言うような行動や言動が、ちょいちょい目につきます。
0投稿日: 2016.09.25
powered by ブクログ亜人の性質を絶妙に生かしたエピソードが楽しい。ややお説教くさくなるのは主人公が先生だから狙っているのかそれとも。
0投稿日: 2016.07.03
powered by ブクログこちらの亜人ちゃんたちは可愛いし疎外されてないなぁなんて思って読んでたけど、やはり人と違うせいか悩みもあるのね。デュラハンが一番大変じゃない?サキュバス先生も地味にはしてるけど、漏れだす催淫効果(笑)高橋センセは無自覚でモテる気がする(笑)
0投稿日: 2016.03.27さじ加減が絶妙
亜人…ゲームで言う所の人型モンスターであるヴァンパイア、デュラハン、雪女、サキュバスなんかのことですが、これらが普通の人間が生まれながらにして突然変異した存在として数は少ないものの普通に生活している世界観です。 高校教師の男性である主人公が先生と研究者とカウンセラーのような立場で関わっていくお話で亜人ちゃんたちの悩みを聞いていきます。 ハーレム系の話ではなく先生と生徒の距離感が近いのだけれど近すぎず、可愛い絵柄だけれど可愛さだけを抽出した感じでもないです。 なんかうまく言えないけれど、笑い、シリアス、恋、人間関係、絵柄のさじ加減が絶妙ですごく次が読みたくなる漫画ですねw
4投稿日: 2016.03.21
powered by ブクログヴァンパイアやら雪女やらデュラハンなどなど空想上のいきもの(亜人)がちょっと珍しいけど実存する世界のお話 亜人ならではの人間との違いに葛藤する様を描いているようで結局は萌えハーレムマンガ。男の亜人が殆ど出ない。
0投稿日: 2016.01.27
powered by ブクログ亜人(デミ)という、普通のひととは少し違う性質を持った女の子たちと、その研究をする教師のおはなしです。 亜人の女の子たちは皆可愛らしく、テーマも面白いです。 しかし、生徒たちの望みであれど、主人公の男性教師がスキンシップ過剰なところに違和感を覚え、気持ちよく読めない部分もありました。 先生という立場でなければ楽しめたのですが……。「距離が近すぎる」「学校の先生の範疇を越えているのでは」と感じてしまいました。 続きは気になるのですが、以上の性質から読むのを悩んでいます。
0投稿日: 2015.12.04
powered by ブクログ萌え萌えな感じの亜人女の子がきゃぴきゃぴ出てくる作品かと思いきや、読んでみるとそうでもない ”亜人”の悩み事の様に描かれてるけど。周りとの折り合いがつかなかったり、自分自身の身体のことで悩んだり、そういうのってたぶん誰しもが経験する思春期の悩み。それを”亜人”という設定を通してわかりやすくちょっとボヤかして描いているだけなのだと思う。現実の人間だってみんな顔も性格も違うしみんな悩んでいるのだ。 とはいえ”亜人”の設定もちゃんと活かされていてデュラハン子が頭を抱きしめられるのが好きだったり、サキュバスがあえて地味な格好していたりとちょっとニッチな萌えが散りばめられている。 そんなわけでなかなか良作でした
1投稿日: 2015.11.23こんなもんか。
絵のタッチが荒く汚い。これだけで読む気が失せた。クーポンで買ったので痛くはないけど、自腹では買わないなあ。こんなもんが人気なの?しょうもな。
1投稿日: 2015.09.19
powered by ブクログ人と違う亜人というものでも人に交われば人と同じ生活をし人と同じ思考をする。そこに書かれているのはごく一般の少女たちであり、女性である。そんな彼女たちと主人公が人として学校という場所で生活が交差する。当たり前の物語なのになんだかほっこりする作品。
1投稿日: 2015.09.12
powered by ブクログ亜人が存在する現代社会での教師と生徒を描いた物語であり、彼女らが直面する差別や偏見が主題になるだろうことは窺われるところである。ちなみに、教諭にも亜人が居る。 この一巻では、まだ物語がどんな方向に進むのか確信を持って解することができないでいる。ハーレム物に進みそうなニュアンスも見られ、どういう文脈で作品を楽しめばいいのかは判然としない。 その意味で、まだ様子見段階であることは間違いない。予感も含めて、星四つ程度で様子見したい。勝負所は次の巻か、さらに次の巻辺りだろうか。
0投稿日: 2015.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
デミヒューマンが普通に要る世界の日常。 吸血鬼、雪女、デュラハン、サキュバス辺りを主軸に、 それに興味がある先生とのお話。 重そうなテーマが背景にはあるものの、 特にそれを主とする事がないのでまったりと読める感じ。 この先、どう展開してゆくか次第だけど、 このまま3巻ぐらいでゆるゆる完結とかそう言うのが良いなあと思います。
0投稿日: 2015.08.19
powered by ブクログ亜人(あじん)は、人間と似て非なる伝説の生物で、人間と違った特徴を持ちデミ・ヒューマンとも呼ばれる。物語の舞台は亜人が日常社会で普通の人間と共存している世界で亜人の女子高生らと教師のやり取りで綴る学園日常コメディー。しかし、ドタバタ劇の中にも人間と異なる人として亜人達の孤独や不安、差別に悩む姿は、現実に深刻化する苛めや、人との距離を取ることが複雑化する現代の人々に起こる心の問題も浮き彫りにしており、単に能天気なギャグ漫画に終始していない。しっかりした画風は好みで、ワリのテンポも良い。ひかりちゃんは可愛い♪
1投稿日: 2015.07.25日常系+亜人のスパイス
一言で評するならば、日常系に属する漫画です。 特に大きな事件が起こるでもなく、日常系の王道の1つである高校生活を舞台としていますが、そこに亜人というスパイスを加えた時、一風変わった味付けになりました。 また、一般的な亜人の設定はもちろん、作者さん独自の解釈を上手にミックスして、日々の生活に溶け込ませているところが面白いです。 このあたりは、「ダンジョン飯」に通じるものがあり、こちらが好きな方にもおススメです。 これから、どんな亜人が関わってくるのか楽しみなシリーズです。
4投稿日: 2015.07.17
powered by ブクログサキュバス、バンパイア、デュラハン、雪女など、 この世のどこかには必ずいると言われた 特別な性質を持つ人間を「亜人」と呼ぶ。 神話やおとぎ話のモチーフにもなっている亜人は かつては迫害の歴史もあったが、 近年では差別もなくなり 彼らが持つ特別な能力も 一つの個性として認められるようになった。 (日常生活を営む上で不利な点を持つ亜人に対する生活保証制度も存在する) そんな時代のお話…。 舞台はとある都市にある柴崎高等学校。 主人公はこの高校に来て4年目の生物教師、高橋鉄男。 彼は大学時代、亜人についての研究で卒業論文を執筆しようとしたが、当時はまだ世論がどうの倫理的にどうのという理由で許可が下りることはなかったという過去を持っている。 ある年の新学期、 いまでも亜人に興味津々な彼の前に 数学教師として亜人であるサキュバスの女性が赴任してきたからさぁ、大変! ついに念願の亜人と会えたと思った矢先、 新しく新一年生になった生徒の中にも 次々と亜人たちが現れて… というシュールでキュートな学園コメディ(笑) いやいや、コレはスゴい漫画発見! 斬新な発想と瑞々しい感性。 キャラ立ちしまくった個性豊かな登場人物たち。 2015年5月度の「このマンガがすごい!」ランキング オトコ編で1位を獲得した実績も頷ける、 新人が描いたとは思えない完成度の高さやと思います。 モンスターや妖怪、人外が出てくる漫画やアニメは昔から存在していて、 古くは「妖怪人間ベム」「デビルマン」「うる星やつら」「うしおととら」、 最近では一世を風靡した「妖怪ウォッチ」、ネクストブレイク漫画の筆頭に挙げられる「魔法使いの嫁」、ケンタウロスの奥さんが登場する「竜の学校は山の上」、 アニメ化も決定した 「モンスター娘のいる日常」などまだまだあるけど、 その系統と比べても またひと味違う斬新な個性が光ります。 キュートな女性キャラが沢山でてくるコメディでありながら キャピキャピし過ぎずドタバタに走り過ぎることもない、 どこか抑制された質感が クールで新しいし、僕個人にとってもそこがツボでした。 (扱っているテーマが異形の物である亜人なだけに、どこか哀しみを感じさせるのも一つの理由かも) ではでは、個性豊かな亜人ちゃんたちを紹介。 いつも元気なムードメーカーで友達思いのバンパイアの亜人、 1年B組の小鳥遊(たかなし)ひかり。 (表紙の女の子です) 甘えんぼう体質で抜群のプロポーションを誇るが 気が弱く奥手な性格な 頭と胴体が分離したデュラハンの亜人、 1年B組の町 京子。 男子にモテモテのアイドル的風貌だが熱射病でいつも倒れてしまう 雪女の亜人、 1年A組の日下部 雪(くさかべ・ゆき)。 あえて女を封印し地味な身なりで男を遠ざけることことに日々神経を使う(泣)、 そばにいる人を淫らな気持ちにさせてしまう サキュバス(淫魔)の亜人、 新任の数学教師、佐藤早紀絵。 などなど、傷つきやすく仲間思いで 恋に恋する亜人たちのキャラが ホント素晴らしい出来。 (亜人であるがゆえに恋に臆病なそれぞれの心情が切ないのです) 小鳥遊が言う 「亜人という呼び方は古い! 女子高生や若いコの間ではデミって言うの!」 というセリフに込められた彼女たち亜人の心情。 自分たちを卑下したり特別視することなく凛として生きる このセンスにしびれました(笑) バンパイアといっても基本的には 国から月一パックで血が支給されていて あとはトマトジュースとレバーを積極的に摂取すれば のべつまくなしに人を襲ったりはしないらしいし(笑) (でもたまに牙を刺して人の血を吸ってみたいと思うこともあるらしい笑) 遺伝ではなく突然変異で亜人となるため、 小鳥遊のように 同じ家族でも娘だけが亜人となる場合があって、 「家族用の冷蔵庫には血液パックを入れないで」と普通の人間である双子の妹に怒られたり(笑) いろいろ苦労があるのです。 (生まれた時から白髪の娘を気遣い、自分の髪もワザと白くしている小鳥遊のお父さんのさり気ない優しさにもグッとくる) 世界に3人しかいないデュラハンの町 京子は その性質上なにより孤独が嫌いなのだけど、 頭が本来あるべき場所から炎が吹き出し いつも頭を手で抱えている特異な容姿のため、 クラスメートが引いてしまって なかなか友達ができなかったり、 (そりゃ誰でも怖いわ!) そばにいる人をすべて催淫(さいいん)してしまうサキュバスの能力を持つ数学教師の佐藤早紀絵が一番悲惨で(笑)、 性を想起させないよう常にダサいジャージなどの地味な身なりやふるまいをし、 集合住宅にも住めず (人里離れた山奥に住んでます笑)、 通勤電車もラッシュ時は危険なので避け、終電や始発に乗らないといけなかったり、 (自制心の利かない睡眠時は他者にも淫靡な夢を見せてしまうので、どんなに疲れてても電車内での居眠りも厳禁!) 亜人たちが社会でまっとうに生きるのはホント大変なのです。 笑いの中に そんな亜人として生きる上での苦悩も見え隠れして少し切なくもなるし、 読んでいるうちに 可愛いくも健気に生きる亜人たちを応援していきたくもなるんですよね。 これから雪女である日下部 雪の秘密が明かされるだろうし、 彼女たち亜人の不器用な恋模様も絡んでくるだろうし、 彼女たちが密かに思いを寄せる高橋鉄男の行動も気になるところ。 まだ1巻しか出てないので キュンとして面白い漫画をお探しなら 絶対オススメです!
5投稿日: 2015.06.26面白かった!
この作品の亜人ちゃんは何かしらのファンタジーで聞いたことのある妖怪や怪物等の特徴を持った人間という設定です。 結構メジャーな元ネタなので読者側も亜人の特徴を知っていると思います。日常の中ではこうなるのかと面白おかしく読めます。 亜人ちゃんと学校生活が癖なくマッチしていて読みやすく、楽しませていただきました!
10投稿日: 2015.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
てっきり異種族ハーレムコメディかと思ってたら、思いの外ドラマでした。 バンパイアやデュラハンといった、いわゆるファンタジー世界のモンスターが現代の日本にいたら― という話。 とはいえ、モンスターと銘打ったものの、人間社会に馴染める程度の特異性(物理法則は無視しているけど)を持つ異種に過ぎません。だからこそ、「差別や軋轢は過去のもの」として扱う事ができる世界観となっております。 で。 そんな世界で"ちょっとだけ人間と違う"「亜人」の女性達はどんな嗜好をもち、どんな生活をし、どんな事を考えているのか…を語るのが本作の流れ。 バンパイアは血を吸うのか、吸わなくても平気なのか。デュラハンは首が離れちゃってるけど感覚はどうなっているのか。サキュバスはエロエロな生活送ってるの…?とか。 それらを実に興味深く、かつ人間社会に受け入れられるように解釈・描写しているのが面白いです。 特にバンパイアのひかりはまさにバンパイアというイメージからは遠い、天真爛漫で元気っ娘。恋に恋してみたり、友達の恋愛に協力したりからかったり。実に楽しい。 そんなひかりをはじめとした亜人の女の子に囲まれる主人公の高校教師・鉄男はホントに羨ましい…と思いつつも、しっかり先生として彼女らの話を聞き、相談に乗り、フォローをしています。正直、ラブコメの主人公とは思えないほどしっかりしている。好感度高い。 全体的にラブコメしすぎず、それでいてシリアスにも徹しない、中々良いバランスのコメディになっていると思います。 続きが気になる1冊。 それにしても早紀絵先生のエロさ・残念さは凄いなぁ…。サキュバスの能力以前にこれはたまらないものがありますねw
0投稿日: 2015.05.30
powered by ブクログファンタジーな亜人間が実在する、と言う世界。 それもあんまりメジャーとはいえず、結構稀、のようだけど、実は明かしてないだけ、というのもそれなりにいるのかな。 サキュバス先生が不憫すぎる。
0投稿日: 2015.05.23
powered by ブクログ高校の生物教師・高橋鉄夫は、柴崎高校4年目のある日、長年の願いであった亜人と出会う。本作品は主人公の鉄夫と亜人との日常系ラブコメディである。人との違いを認め合うことの大切さを感じられる作品。2巻にもぜひ期待したい。
0投稿日: 2015.05.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
書店で試し読み用の小冊子を読み、おもしろかったので購入した。 こうした魔物や妖怪(本作では「亜人(あじん、デミ)」と呼ばれる)が出てくる日常系の話は好きなので、いくつか読んだことがあるが、落とし込む際にネックとなるのが魔物の性質だろう。 例えば、バンパイアは血を飲まなくても平気なのか。この問題を解決するために、大抵「輸血パック」か、そうでもなければ色の似ている「トマトジュース」なんかを使ってお茶を濁す場合が多い。 本作でも輸血パックやトマトジュースのくだりは登場するが、血を飲まなくても平気な理由の説明が非常に分かりやすくて感心した。 ただ、冒頭で当然のようにその存在が語られている「亜人」が、遺伝ではなく「突然変異」に近い形で生まれてくるという設定は少々理解に窮した。 冒頭では「古来から魔物や妖怪は存在していて、時には伝説の基になり、時には迫害も受けていたが、今では人間界に馴染んで共生するようになりました」と語られ、ここまではありがちだし、容易に理解できる。 しかし「遺伝ではなく突然変異」ということは、単純に亜人の夫婦から亜人の子が生まれるわけではなく、先天性の「特異な体質」として、人間同士の夫婦から突如「亜人」の性質を持った子供が生まれてくる世界なのだろうか。 作中に登場する小鳥遊姉妹も、姉はバンパイアだが妹は人間だし、両親のどちらかあるいは両方がバンパイアであるという説明も(少なくともこの巻には)見られなかった。 この設定が今後どう掘り下げられていくのか、あるいは一種のタブーとしてあまり触れられないようにしながら話が進むのか、少し気になる。 さて、1巻に登場する「亜人」は、家族の中でたった一人のバンパイアの少女。世界に3人しかいないデュラハンの少女。周囲と打ち解けず陰口に悩む雪女の少女。そして体質故に恋愛も出来ないサキュバスの女性教諭だ。 ともすれば量産型ハーレムラブコメの一つに成り下がってしまいそうだが、主人公の冴えない生物教師と亜人の女性たちがただいちゃつくだけではない。そこには亜人ならではの悩みと葛藤、そしてそれに対する主人公なりの「返答」も描かれる。 自らがマイナーであることに悩んでいる人々と、その他大多数の人々はどう付き合えばよいのだろうか? 現実の社会が抱えるそうしたテーマを、「人間」と「亜人」のやり取りを通じて、このマンガは我々に問いかけているのかもしれない。 ……なんちって。もっともらしく持ち上げてみましたが、単純におもしろいですよ。次巻は新キャラも登場するようなので期待しています。
0投稿日: 2015.04.17第1話の運び・構成が上手すぎる
扱いによっては強すぎるフックとなりそうな4人の亜人さんたちのお披露目を、ここまでサラリと流れるようにやってのけるとは。 亜人ちゃんたちはただそこにいて、生活しているだけの自然感。すごいことだと思う。食パン咥えた女子高生のほうが不自然に感じるレベル。 そこからの「亜人(デミ)っていうの!」見開きドドン。 あまりのスマートさに 心 が 震 え た。 その時の主人公と同じく、ここから始まる物語に期待せずにはいられませんでした。 主人公は亜人ちゃんたちにモテていきますが、そこにハーレム感などは感じない。 比較参考として、『モンスター娘のいる日常』とはまったく異なるもん娘モノ。 九井諒子イズムもそこはかとなく感じます。あの独特なファンタジー日常感。 思っていたのとだいぶ違う読後感でしたが、これは良いものでした。素晴らしい。 あと、ちょいちょい巧いこと言うのもニクイ。お前さん、やるね!
13投稿日: 2015.04.09
powered by ブクログ一話目のあまりの面白さに、あえて、リアルタイムで連載を追い読みするのを止め、単行本になる日を待った その甲斐があった、よく我慢できた、私っっ、そう忍耐力の値がとんでもなく跳ね上がった自分を褒めてやりたくなるほど、グッと来た内容だった 『小林さんちのメイドラゴン』と同じく、殿堂入りである!! 内容はファンタジー寄りの、学園モノ、になるのかな、これは? 『ヒトミ先生の保健室』が好きな人は、この『亜人(デミ)ちゃんは語りたい』も好きになれるだろう、きっと 人でないヒロインらを、悪魔(モンスター)でなく、亜人(デミヒューマン)ってカテゴリに入れているのもまた、新しさを感じて好感触を持てる 加えて、単に男性教師が亜人(デミ)の美少女らにモテるだけの話でなく、彼女達が人にはなれず、人の作る輪にも上手く溶け込めない、人外独特の辛さを抱え、それを亜人に興味を持ち、理解もしっかりと持っている高橋が、人間や男としてでなく、一教師として、その悩みを真正面から受け止め、彼女らの視線を合わせ、その生活スタイルに合わせた解決策を導き出そうとする、真摯な姿勢がとても胸に響くのだ シンプルなファンタジーものとしてだけでなく、真面目な教育モノとしても楽しめるのだ 亜人(デミ)だからと言って、彼女らの感じる疎外感はあからさまに特別なモノではない。極論、小鳥遊(ヴァンパイア)の吸血鬼らしい弱点、町(デュラハン)の首と胴の分離、日下部(雪女)の虚弱性、佐藤先生(サキュバス)の催淫体質は単純な個性の一つに過ぎない。人間であっても、他人からしたら長所に思える、自分のコンプレックスに苦しむのだから 高橋の容姿はまぁ、そこまでイケメンじゃない。けれど、教師として自分に出来るコト、やるべきコト、手を出すべきじゃないトコを真面目に、人間らしく考えているので、カッコよく見えるのだ。天然タラシ、そんな褒め言葉が似合う男である、と言っていいだろう、高橋はw 今後、どんな、亜人(デミ)である自分と人間であるクラストメイトの違いに折り合いを付けられない亜人(デミ)ちゃんが登場し、そんな彼女らに高橋が向き合っていくか、楽しみだ。個人的には、少し早く動くだけでも周囲の物を壊してしまうくらいの、人間どころか亜人としても桁外れの自分の強さに苦しめられているドラゴン娘か、鬼っ娘に出て来てほしいな、と思っている この台詞を引用に選んだのは、こう、上手く言えないが、私自身が気付かない内に捨てていた、小鳥遊の若さっつーか、青さが滲む、真っ直ぐすぎるコレが痛いくらいに突き刺さった、心に。ヒトは弱いからなぁ、どうしても、自分の言葉の責任を不特定多数の他人に押し付けて、自分勝手に安心したくなっちゃうんだわ・・・今、思い返すと、高校生だった時、私はこんな自分にもダメージが返って来るような、友情に篤い台詞を他人に面と向かって言える強さを持ててなかった。しかも、今更になると、絶対に持てない、までは行かないが、持つのが難しい類の強さなんだよなぁ、これは
0投稿日: 2015.03.29
powered by ブクログhttp://natalie.mu/comic/pp/demichan 上記の記事や、連載開始のタイミングから考えて 新創刊の雑誌にちょっと流行のジャンルを取り入れるために 同人作家から釣り上げてみた程度の作品なんだろうなと解釈して あまり期待せずに買ってみたのだが、これはこれでなかなか。 以下思いついたままに。 ・あえてキャラを絞っている事で、作品とキャラの個性を立たせることに成功している。 ・今後もメインキャラの掘り下げに期待できるという点では既存作品より優位に立てるだろう。 ・作品内では、亜人は種族として存在するのではなく、人間の突然変異という設定なので、それに起因する悩み、トラブルを中心とした話が展開されていくのだろうか。
0投稿日: 2015.03.14ただの日常系漫画ではない!
あらすじにもある様に亜人と呼ばれる少女達の日常を描いたものです。 しかし、亜人というのは突然変異のようなもので数も少なく認知はされど馴染みはないと言う存在です。 それ故にイジメられた過去があったり、彼女たちには様々な亜人特有の悩みがあります。 その亜人ちゃんと主人公である高校教師が会話していくと言うのが大まかな流れになります。 このように書きましたが基本は日常コメディなのであまり構えすぎなくても大丈夫です!(* ̄ー ̄)
14投稿日: 2015.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙の可愛さと、亜人という設定で購入しました。 ひょっとしたら、バトルものなのかなぁ?とかも思いましたが、背表紙は見てませんでした笑 中は日常ほのぼのギャグ漫画。 思春期にありがちな、ちょっとだけ性っぽいことが描かれてたりしていますが、それは恋愛延長線。 きっと、みんは甘えたいだけ年頃で、少し大人な先生に憧れてる感じなのでしょう。あ、佐藤先生は違いますが、残念ぶりが可愛いです。 話は、人間と亜人が共存する世界で、亜人が好きであり関わりたいと思っていた先生が、生徒と教師一名の四人に出会います。 そこからどたばたしながらもちゃんと生徒と向き合い、学校での悩みを解決していきます。 そのなかで、思春期の女の子を娘のように接しているところが、ある意味でいやらしさがなく面白いです。 実際にいたら、ほぼセクハラかなんかでしょうが笑 あと、キャラも割とみんな個性が強く確立しているので可愛く、楽しく読めました。 デュラハンの、体のパーツはちょっと違和感あるような? 一巻だけ読むと、ヴァンパイアの、彼女が一番寂しい思いをしてそうですね。 読んで癒される漫画でした。
0投稿日: 2015.03.07
