
総合評価
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powered by ブクログ内容に新しさはないけどまあ分かりやすい。家電と車の分かれ道が、複雑性と販売チャネルというのは見落としてた。逆にいえば、トヨタ危ういな…
1投稿日: 2021.07.10潰れない会社はない。しかし、長く続いている会社があることも事実。それを分けているものは?
「潰れない会社はない」 この本のはじめは、そんな話から始まります。 ただ、近い事業内容の企業でも、長く続く企業とそうでない企業がある。 それを分けるものとは何か。そこに一つの解、多くのヒントをくれる内容です。 戦略とは目的達成の手段を明らかにすること。また、タテの戦略(歴史と未来)と横の戦略(現在)に分け、 その会社の特徴や、差異を明確にすることで、明暗を分けた部分を示していきます。 中にもありますが、事例研究は、登場人物の人生を追体験すること。ここを社長や経営層の視点でイメージしながら読むと、すごく感慨深い本です。 また、最後に持続的成功に向けた要素を5つに分け、まとめられています。詳細は本書を読んでみて下さい。 個人的に印象に残った箇所としては、資生堂の名誉会長である福原さんの 「経営者は知識人である必要はない」 という言葉と、そこからの流れで成功している経営者に関して述べている箇所がすごく考えさせられる内容でした。 経営戦略関連の本が好きな方はもちろん、読み物として読んでも、様々なストーリーがあり楽しめる本だと思います。
2投稿日: 2016.09.10企業の持続的成功のための5つの原則
本書は、企業戦略の原則を解説した本です。 これから、企業戦略を立案してくビジネスマンには是非オススメしたい本です。 著者の松田久一氏は、「戦略経営」を次のように定義し、 『戦略経営とは、時代変化による危機を戦略で乗り越え、会社を持続的成功に導こうとする組織行動であり、経営スタイルである』 企業の持続的成功のための原則を、次の5つに整理しています。 1. 顧客:変わる顧客を基軸とする 2. 差異:シーズを生かして差異づくりをする 3. 競争:現場の競争で少しでも競り勝つ 4. 集中:限られた社内資源を集中させる 5. 組織:人づくりに力を注ぐ 本書の特徴は、この5つの原則の視点から、国内外15社の有名企業の戦略を具体的に読み解いている点です。 誰もが知る企業の例であることと、エビデンスに基づいた定性的、定量的な説明であり、非常にわかりやすい本です。 私が印象に残ったのは、集中の原則で読み解かれたシャープとフィリップスの戦略です。 シャープは自社の経営資源を液晶に集中させましたが、サムスン電子などの台湾、韓国メーカーとの競争に負けました。しかし、その遠因には、彼らを顧客としたフィリップスの撤退戦略にあった、というのは印象的でした。 仕事で戦略立案を考えるときには、何度でも読み返したくなる、本書はそんな本です。
2投稿日: 2015.10.04
powered by ブクログ経営分析を一時点ではなく、時系列でとらえて、どうしてそういう戦略を採用したのか、ということをとらえているのが面白い視点。ただ、第三者として入手できる情報からの推測にすぎない部分もあり、まあ手法としては限界があるんだろう。静的ではなく、動的に経営戦略をとらえるべき、という提唱にはアグリー。
0投稿日: 2015.04.05
