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七色の毒 刑事犬養隼人
七色の毒 刑事犬養隼人
中山七里/KADOKAWA
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総合評価

148件)
3.7
21
57
51
4
2
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    2025/11/22 オーディブル 刑事犬養隼人シリーズ 7つの短編集です。タイトルを見て納得。 短編集だから、登場人物も少なく、テンポよく解決されていてダレる事なく1話が終わる。

    10
    投稿日: 2025.11.22
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    タイトルの通り人間の7つの毒が散りばめられていた。人間の汚さ・嘘・自己保身などを感じてゾクッとした。人間の中身なんて話してるだけじゃ分からないなぁと改めて感じた。相変わらず犬養は綾野剛としてイメージして読んでました。最初と最後が繋がると思わず驚いた。

    21
    投稿日: 2025.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オーディブルにて 私に息子がいるからか、子どもが犯人なのはしんどくなる。 バス会社の社長はほんとクソだな。

    1
    投稿日: 2025.09.22
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    昔俳優をやっていた事から、人の嘘を見抜く力がある刑事・犬養隼人が主人公のシリーズ第二作。 二作目から読んでも問題なく入れました。 赤い水・黒いハト・白い原稿・青い魚・緑園の主・黄色いリボン・紫の供花 と七篇の事件が収録されている。 それぞれに性質の違う、一筋縄ではいかない事件ばかりで、それぞれに仕掛けがあり面白い。 一話と七話が繋がりがあったりというお楽しみ要素も。 文学賞のやらせをテーマにした白い原稿が、物書きの怨念が籠もっているようで印象的。 人の嘘を見抜くが、女の嘘は見抜けない、という主人公の設定も面白い。 私も演劇の人ですが、嘘は見抜けないなぁ…。

    0
    投稿日: 2025.08.26
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     中山七里さんの作品は、「岬洋介」シリーズと「御子柴礼司」シリーズを読み進めていますが、「切り裂きジャックの告白」で登場した「犬養隼人刑事」を思い出し、とりあえずシリーズ2作目以降となる「七色の毒」、「ハーメルンの誘拐魔」、「ドクター・デスの遺産」の三冊を本棚に登録しました。  「七色の毒」はタイトル通り七つの色にまつわる七つの短編になっています。それぞれの物語は、過去にニュースとして報道された事故や社会問題が織り込まれていて、人間が持つ毒という形で表現しています。  中山作品といえば「大どんでん返し」ですが、短編でも遺憾なく発揮されています。さすがというか、中山七里さん自身が七つの毒を全て持っていて自由に調合できる天才なのでしょうね。  しかし、好きなシリーズがまた一つ増えてしまって、最新刊に全然追いつけていないのが益々遅れることになりそうです。世の中に面白い本が多すぎますね。

    5
    投稿日: 2025.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編でサクッと読める。 どの話もどんでん返しがあって読み応えあり。 短編だけあってもう少し重厚な話のほうが好みではある。

    0
    投稿日: 2025.07.23
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    そうか、こう来たか…という話が続くと、次もきっと…と違う角度から疑いながら読んでみたくなる、そんな面白い体験をさせてもらった。 あまり評価が高くないのが少し不思議!

    1
    投稿日: 2025.07.16
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    犬飼シリーズの短編集。 私はあまり短編集は好きではありませんが、どの作品も短編でありながらどんでん返しが最後にはあって、どれも密度の高く読み応えのある作品ばかりでした。

    7
    投稿日: 2025.06.28
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    短編集ではあるけど どの話もしっかりどんでん返しがあって面白い話ばかりだった! グロ苦手!長編苦手!の人にオススメできるミステリー

    0
    投稿日: 2025.06.13
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    “色”に関係したキーワードを持つ7つの事件を描いている。それぞれの事件は単独だが、最初と最後の事件にはつながりがあって、物語に一体感を持たせていた。 完全な善人もいなければ、完全な悪人もいない。その人の中に善い面・悪い面があるだけだというようなフレーズが印象に残った。高瀬は、相手の心を読み、読んだ心をうまく誘導して相手の行動を操ることに長けていた。相手の心を思いのままに操るという点では、「嗤う淑女」の美智留と共通する。高瀬の場合は、心を読み操る才を持ちながらも根は善人だった。 1人の人間の中に、善と悪が同居する。善を積めば徳となり、悪を積めば毒となる。なるほどねと手を打ちたくなるような言い回しだと思った。 一つずつの事件は短編的に読めるので、切り裂きジャックのときほどの深みはないなと思っていたが、善と悪、徳と毒という7つの事件への共通点に気づいて考えを改めた。

    0
    投稿日: 2025.06.11
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    短編集ね。サクサク読めるわりにちゃんとどんでん返し。どんな話にもはっとさせられる動機がひそむ。犬養シリーズ第二弾。

    1
    投稿日: 2025.06.07
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    短編集。面白かった。 一定の質で短編を連ねること、これがすごい。 最初と最後がつながっており、 犬養と娘の関係性などから時が経っていることも窺え、またそれが深みを増していると感じた。

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オーディブルにて。 今回は連作短編集? バス事故を起こした運転手、いじめで自殺した中学生、殺された小説家、新婚の中年、認知症のおばあちゃん、性同一性障害の男子、殺された老人。 法律は行動しか裁けず、殺意の立証は難しい とあり、なるほどなと。今回は殺人教唆とはいかなくても犯人の身近に殺意があり、それが焦点に。 面白かった。

    1
    投稿日: 2025.05.07
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    犬飼刑事のシリーズ2作目程よい長さの短編。今作の犬飼刑事は結構かっこいい。こういう作品でも、中山七里らしさを出せることがすごい。それぞれの作品に、犬飼刑事の鋭さと、優しさと、人間らしさが出ている。再読したい本。

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    犬飼刑事シリーズ第二弾 7章の短編集 内容は可でも不可でもない 何かこの作者の『中山七里』さんの文章が癖になってハマるわ^_^

    7
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025/4/15 犬養刑事シリーズ2。 1はどんなんだっけ… 中山七里が久しぶり。 どんでん返しをいっぱい仕込むのすごいな。

    0
    投稿日: 2025.04.26
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    ミステリーのショートストーリー集で、ひとりの主人公が登場し、色をテーマにした多彩な物語が展開されます。 特に「青」を扱った魚」にまつわる話は、個人的に背筋がぞっとするほど印象的でした。 短編でありながら、しっかりとどんでん返しがあり、さすがは中山先生だと感じました。 中山作品の主人公は、ある特定の能力には秀でている一方で、欠点も際立っています。 そのアンバランスさが、逆に人間味となって魅力を放っているのだと思います。

    1
    投稿日: 2025.04.25
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    犬飼隼人刑事シリーズ第2弾。 七つの色で1色ずつで事件を描いた短編小説集。第一話「赤い水」と最終話「紫の供花」がバス事故殺人で繋がっている。

    1
    投稿日: 2025.03.25
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    2025.03.15 それぞれの作品において最後まで流し読みを許さない「犯人当て」の醍醐味を味わえる一冊。それぞれの動機が人間の哀しさを思い知らせる。

    1
    投稿日: 2025.03.21
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    「刑事犬飼隼人」シリーズの短編集。 短い中では登場人物も限られ、自然と真犯人のアタリもついてしまうのは仕方ないとして、その短さでテキパキ話を進めながらいつもの社会的事象を織り込んだ事件の設定と意外な展開は各話にちゃんと揃っていて、よくできてるなあと感心しました。

    1
    投稿日: 2025.03.14
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    色に合わせた、ミステリーとなっている。 犬飼刑事の紳士像が頭に浮かんだ。 初めて読んだ作家さんだったが、面白く読めた。

    2
    投稿日: 2025.02.01
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    刑事犬養隼人シリーズ第二弾。 今回は短編集。 どれも展開早くて読みやすく、あっという間に読了。 犬養さんが出てくるのは出てくるけれど、ほんの少しのもあり物足りないですが、とても面白かった。 次も期待大!

    17
    投稿日: 2025.01.18
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    七色の毒 刑事犬養隼人 「刑事犬養隼人」シリーズ 中山 七里 (著) ### あらすじ 中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席に座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり……。(「赤い水」) 人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ7編! ### 感想 本作は「刑事犬養隼人」シリーズの第2弾であり、7編からなる短編集です。中山七里さんらしいどんでん返しが7連発で楽しめるため、スリリングな展開をコンパクトに味わうことができます。シリーズ初読の方にも、ライトな読み口で入りやすい作品ではないでしょうか。 個人的には、やはり長編の方がより没入感があって好みですが、本作も飽きることなく最後まで楽しめました。特に印象に残ったのは、4編目「青い魚」に登場する釣具屋の店主の言葉です。 > 「1日幸せになりたければ酒を飲め、3日幸せになりたければ結婚しろ。一生幸せでいたければ釣りをしろ」 この言葉を読んで、思わず釣りに行きたくなりました。短編集ならではの多彩なテーマと、それぞれに隠された人間の業が見事に描かれており、どの話も読後に余韻を残します。シリーズファンはもちろん、初めての方にもおすすめの一冊です。

    18
    投稿日: 2025.01.18
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    オーディブルで聴きました。 「切り裂きジャックの告白」はいまいちだったけど、犬養刑事が良かったので選びました。中山七里氏には珍しい(?)7つの短編集です。 短くても最初からぐいぐい面白い。さすがだなー。文学賞に応募する人の話は中山氏のリアルな意見なのだと思う。犬養刑事はテレビドラマにするなら沢村一樹かな、でもそれじゃ安直すぎるな、と思ったら、本当に沢村一樹だった。。玉木宏とか向井理がいいんじゃないのかな。

    0
    投稿日: 2024.12.21
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    久しぶりに読んだ中山七里作品。 かつて夢中になった岬洋介や御子柴シリーズ。 『切り裂きジャックの告白』はまだ。 犬養隼人刑事って? 端正な顔立ち。 動作から人の嘘を見抜く技を持つ。 初めましてのような、何かの作品で名前を見かけたような。 別シリーズの人物をスルッと登場させるのがお好きな作家さんだから…。 七つの短編集。 犬養刑事の勘と技が光る物語。 「え?」と思わせるどんでん返しの数々。 そして、最初のエピソードのその後があとでわかる粋な構成。 ただ、続けて読むと「毒」にやられそう。 底にあるのは、人の心の闇ばかりだから。 いよいよ冬本番。 次はほっこりする物語がいいかな。

    41
    投稿日: 2024.12.17
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    表だけ見ていると何も感じない物語も 裏を見てみれば味方がガラッと変わる。 流石中山七里、そうくるか!の連続でした。 どれも短く読みやすい話なんだけど どれもガッツリ社会派ですごく入りやすいと思う。 ゾワリ…

    1
    投稿日: 2024.11.29
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    刑事犬養隼人 2 色に絡めた短編集 各種社会派テーマを掲げ  一色づつテイストを変えて ラストにしっかり返してくる 一 赤い水 高速バスの事故 死者1名 運転手はすぐに罪を認めてひたすら謝罪するが ニ 黒いハト イジメによる学校での飛び降り自殺 保身的な学校に警察が介入して 真実を追求 三 白い原稿 自称小説家が公園で死体となって発見される 犯人はお互い売れないライバル的小説家なのか 四 青い魚 釣具店店主に訪れた結婚のチャンス そんな上手い話があるわけはなく 五 緑園の主 ホームレス男性への暴行 近隣で中学生男子の毒物被害 認知症の妻を支える老夫 繋がりがすごい 六 黄色いリボン 性同一性障害へ踏み込むのか?と思いきや 一挙にミステリーへ BL書けるんじゃないかしら、と期待してみる 七 紫の供花 一の赤い水の被害者の一人は 将来あるスプリンターだった しかし補償は少なく リハビリは思うように進まない  そんな彼女に届けられたもの さすがに上手いなあと思います 現実であった事件事故から展開して事件解決となる直前 犬養がもう一息踏み込む しかも悪いやつはしっかり悪い

    95
    投稿日: 2024.11.07
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    刑事犬養隼人シリーズ第2弾。 事件の事実とさらにその先の真実を追う犬養刑事。 その真実に、そうきたかぁ!と驚かされ、実際の事件も報道されたこと以外にも様々な真実があるのだろうな、と思わされる。 それぞれが色にまつわるタイトルになっているのも良い。

    0
    投稿日: 2024.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    7話とも表面的な加害者の裏に彼らをコントロールしていたと思われる人物が出てきて、中山氏らしいどんで返し的要素ではあり、あらすじにあるように人間の悪意をえぐりだした作品であった。 2話目の中学生は中々のサイコパスぶりで意表をつかれ、5話目の老老介護の夫婦は切ない展開であった。1話目と7話目の繋がりは秀逸であり、確かに事故に巻き込まれた人のその後を書いたのは良かったと思う。

    2
    投稿日: 2024.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犬養刑事の短編集。 1番最初の「赤い水」と最後の「紫の供花」が繋がっていた! 確かに人間の悪意をえぐり出した話ばかりだった。

    0
    投稿日: 2024.07.28
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    刑事犬養隼人シリーズ 第2作目 色にまつわる7つの短編集 短編ではあるが、最後に必ずサプライズが準備されている ストーリーも複雑でないので 読みやすい作品

    0
    投稿日: 2024.07.10
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    実際に起こった事件を思い出してニュースでは知れないことも多々あるんだろうな、と感じた。小説を読むことで自分がそういう思いになれるだけで読書の楽しみがまた広がる。

    1
    投稿日: 2024.06.17
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    連続短編の為読みやすい作品でした。 中山先生の作品は相変わらず社会的メッセージは強め。しかしながら、長編の物と比べるとどうしても内容が分かりやすくなってしまうのかな?というところ。 これまでの作品と比べると裏となるところまで丸わかり感はありました。やっぱりミステリーは長編が好きかな。

    0
    投稿日: 2024.05.06
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    短編のミステリーがあまり好きではないのですが、これは秀逸でした。短編集ながら一つのエンタメになっているなー、すごいな七里作品。

    0
    投稿日: 2024.04.06
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    これも犬養シリーズだったのか、 短編でさくっと、でもぞわっと読めます。 お互いが加害者、そして始まりは 終わりに。

    5
    投稿日: 2024.03.23
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    何だかバタバタ慌ただしい日が続いてしまって全く本が読めない時期が続いていたのですが、やっと読めたー!やったー! やっぱり活字はいいものです。 前回初めて犬養刑事の長編を読んだのですが、今回は七つの事件が収録された短編集。とはいえ一つ一つの話の内容がとても濃いのでこんなに沢山読ませてもらっていいんですか!?贅沢すぎでは!?と思いつつ一気読みしてしまいました。 犬養刑事が俳優養成所に通ってた、とかとにかくめちゃくちゃにイケメン、とかの設定はこの頃から生き始めた感じなんですかね? あと話が七つなのは虹色だけじゃなくて七つの大罪もかけてるのかなぁとか思ったり。 私は犬養刑事の話はイヤミスものだと勝手に思っているのですが(定義に当てはまってるかは分からない)、今回の話も何と言うか……人間の悪意めちゃくちゃに煮詰めた感じの話が多くてうわぁ、となるものもかなりありまして。 個人的に「黒いハト」、「青い魚」、「緑園の主」あたりはちょっときつかったですね……短編でよかったこれ長編だったら途中で挫折してたかもしれないと思う。 犬養刑事の話、とはなっているけれどほんの少しだけしか登場しなかったりとか別の刑事との絡みなんかもあったりするので話が一辺倒という訳でもなく、やっぱり中山七里さんは話の組み立てが上手いなぁと思いました。

    7
    投稿日: 2024.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集なのにどんでん返しもあってサクサク読めた ただ、急に犯人の過去の出来事が話に出てきてその出来事が動機になっている もっと丁寧に書いてほしかった 短編集だからしょうがないのかな

    3
    投稿日: 2024.01.05
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    赤色の回で伏線を張り巡らして、紫色の回でキッチリ伏線回収かい。 お見事、もう達人としか言いようが無い。 これからもずっとついて行きます笑

    14
    投稿日: 2023.12.31
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    色彩を意識させることで、その事件の解像度をあげ、より真相の理解が進んだ気がする。 毒島でも思ったが、七里さんは作家を志している人に警鐘を鳴らしてくれているのかもしれない。もしくは、自分が特権階級で恵まれた才があるから、これほどまでの作品を残していることを主張したいのかもしれない。 赤、黄では、特に時事的な事象と絡めてあり、実際に社会の影となっている人物、苦悩を炙り出していた。

    0
    投稿日: 2023.12.18
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    「切り裂きジャックの告白」を読み、「ドクター・デスの遺産」を見ていたけど犬養刑事のシリーズがあることを知らなかった。笑 シリーズあるなら読むよ!楽しみが出来た~わーい!(アホであるがゆえに小さな幸せ見つかりがち) 珍しく短編集。きれいにどんでん返しするのでそれが面白くてサクサク読める。同じパターンだから先読める部分もあるけど、それで終わらないよだって中山七里だもん。 短編だけど実は繋がりがある話もあり、どんでん返しがさらにどんでん返る。 人間の二面性とか、善人・悪人とは?みたいなミステリーを最近ちょくちょく見かけるけど、本作はそれをシンプルにまとめている。 善人・悪人というか、復讐をした後の本当の終わりっていう感じかな? ある1篇だけそこまで描かれているけど、それを読んでから他の短編を思い出すとまた違ったエンディングが見えてくる、味わい深い作品。 犬養刑事って、こんなにイケメンキャラだったっけ??(映画は綾野剛だけど)私ずっと50代くらいのゴリゴリのおじさんだと思って読んでたな…今まで読んでた作品と時間軸が違うのかな。何でこんな勘違いしてたんだろう。

    0
    投稿日: 2023.10.31
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    短編はあまり好きじゃないけど、犬養隼人というキャラクターもあってか、ストーリーが繋がってることもあってか読みやすく、短編ありがちな物足りなさはなかった。全体的に善人の中の悪がテーマなのかと思うほど、意外なところに真実があり、悪を身近に感じる作品だった。

    0
    投稿日: 2023.10.08
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    ラストが想像できた物語としてやられた物語と。 個人的には 「黄色いリボン」 が好き。 子供視点の話。 その後上手くいっててほしい。

    1
    投稿日: 2023.09.24
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    1作目のように、1作品まるっと1つの事件を扱うのも好きだけど、今作のような短編も読みやすくて面白かった。

    0
    投稿日: 2023.09.19
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    どの話も面白かった。個人的には翔くんとミチルちゃん良かったな。とんでもないサイコパスもいたけど。最初と最後の話がつながると、ぐっときた。 やっぱり面白い中山七里!

    0
    投稿日: 2023.09.10
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    人間はいろんな顔を持っている 男には騙されないという犬飼がどんどん事件を解決していくけれど、動機がおかしな犯人もいて、、

    2
    投稿日: 2023.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2023/5/17 読了 次男蔵書から 犬養刑事シリーズ第二弾 7つの事件を題材にした、短編集(?) 犬養刑事自体は、話しの後半に登場してくるので、前作とは話しの運び方が変わっています。 短編の後半に登場なので、「対男性検挙率No.1」などの設定が感じられなかったのが、残念でした。 話し自体は、さくさくと読み進めることができました

    2
    投稿日: 2023.05.17
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    刑事犬養隼人シリーズ第2弾 第1弾とは構成が異なり、今作は短編集となっている。 各話ごとに主人公と事件が異なり、いろいろと社会派な事件が 7話収録されている。 読み込めば、各話の良さが見えてくるのかもしれないですが、 1話の赤い水から始まってだんだんとうーん、 悪くないけど前作(切り裂きジャックの告白)と比べてどうなんだろうって、 思って読み進めました。 最後の7話を読み始めてもうーんな感じが拭えない、 そんな感じで読み進めると、そこは、どんでん返しの帝王こと、 中山七里さんですねって関係ないかもですが、 がっつりではないですが、うるっとしてしまいました。 3話の白い原稿と言う話を読んで思ったのは、 著者の刑事作家毒島シリーズを彷彿とさせ、 ここに出てくる新人賞がこの○○大賞のような感じを ブラックユーモアにしたようにも感じました(笑)。

    2
    投稿日: 2023.03.10
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    犬養刑事シリーズ第二弾、色をテーマとした社会ミステリー短編集。 現実味のある社会問題を7つのテーマとして、分類としては社会ミステリーなんだけど本格派ミステリーぽさのある作品。 中山七里さんらしいどんでん返し系のミステリーで個々の短編としても面白く単なる短編集ではなく最終的には横に繋がってくるお話でした。

    1
    投稿日: 2023.02.16
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    犬飼隼人シリーズ第二弾(短編集)。各ストーリーにに繋がりがなくつまんないなーと思いながら読んでましたが、途中でテーマに気付くとなかなか深いと思った。さすが。

    0
    投稿日: 2023.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    色にまつわる短編小説。 この事件の犯人たちに共通するのは、他者の目を欺くことに長けているということ。その犯人たちを捕まえると言うよりも狩るかの如く追い詰めていくのが主人公の刑事犬養隼人。 読み終えた後に何度も「ううむ」と唸らずにはいられない1作。

    3
    投稿日: 2023.02.04
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    中山七里さんの作品を再び刊行順に読み始め たー(^o^) イケメン犬養刑事シリーズ第2作目 7つの事件をそれぞれ色に例えて描いた短編集 最初と最後の事件は繋がりあり、7つのどの事件もやっぱりどんでん返しはいつもながらで、中山さんらしさが出ている 岬洋介シリーズや御子柴礼司シリーズの様な派手さはないのだけれど、短編集なのでサクッと気軽に読むのにはいいと思う 一見普通にその辺にいる人が、何かのきっかけで犯罪者になりうる そのあたりがちょっと怖い。。。

    10
    投稿日: 2023.01.04
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    犬養隼人シリーズ 今回は短編集 どちらかと言うと長編作品の方が好みなのでそこまで期待はしていなかったが、想像以上に面白かった その要因としてはどの短編もラスト2、3ページで「お前かい❗️」というどんでん返し要素が盛り込まれており驚きが多い また最後の作品があれと繋がっていたとは... このシリーズは読まなくては❗️

    1
    投稿日: 2022.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どれも短編なのにはっとさせられる展開が多く、読みやすくて満足感もあり 『黄色いリボン』は子ども視点で現実と非現実が入り交じり不思議、でも結末は…親の身勝手ひど過ぎやしませんか… ホームレスや介護問題を絡めた『緑園の主』、正すべき根源はどこか考えてしまう 長編の続編も読むのが楽しみ

    1
    投稿日: 2022.11.15
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    よくできた話だけど 7話もあると、飽きてくるというか 星新一のショートショートのような なぜ、飽きてくるんだろうと考えたら、人物描写が単純で、浅いからかと思い至った。 そういうものだから、批判ではなく、自分には合わないということです。

    0
    投稿日: 2022.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    "善人は、たちまち悪人になりえる。" よく、ミステリーで極悪人に見えた犯人が毎日野良犬に餌をあげていたり老いた隣人を気にかけていたりと善の部分にスポットが当てられることがある。 反対に普段品行方正で真面目に生きてているようにみえて裏の顔がある犯人の話もある。 この話は後者でどの犯人もサイコパスだった。。。 個人的に本で読むならこのパターン好き。 短編集だが、最初と最後の話がつながっていたのとどの話もタイトルに色が使われておりまとまりがあって読みやすかった。 犬飼刑事ってこんなに熱いっけ??そんな犬飼刑事も好きです笑

    1
    投稿日: 2022.11.11
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    刑事犬養隼人シリーズ2 色に因んだ犯罪を犬養刑事が、解決していく七つの短編集。 犬養刑事は、どんな女性でも騙せそうな容姿を持ちながら、逆に騙されてばかりで「無駄に男前の犬養」と揶揄されているが、男の嘘は、俳優養成所仕込みの嘘を見抜く方法で、百発百中見逃さない。 《赤い水》 中央自動車道を、岐阜県可児市から、新宿に向かっていた高速バスが、防護壁に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となったが。 《黒いハト》 中学生の男子が、学校の屋上から、飛び降りた。 彼は、学校内でイジメに遭っていた。 校長は、不慮の事故として欲しいと、両親に申し入れたが。 《白い原稿》 新人文学賞を受賞した、ロック歌手が、殺された。 彼の受賞作の出来は、最悪で、受賞は、出来レースだったのではないかと、噂されていたが。 《青い魚》 釣具屋の男の自宅に、婚約者と、その兄が、転がり込んできた。 ある日、3人は、船釣りに出かけるが。 《緑園の主》 ホームレス狩りをしていた中学生グループのリーダー格の男子が、毒殺された。 《黄色いリボン》 性同一性障害の桑島翔は、誰にも見つからないように、ミチルに変身して、日に一度だけ、公園に出かける。 ある日、その架空の桑島ミチル宛に、ダイレクトメールが届いた。 《紫の供花》 中央自動車道で事故を起こした、高速バスの会社で勤めていた、男が、殺された。 全員が、彼を褒め、殺される原因は、見当たらないと思われたが。 短編とは言え、流石「どんでん返しの帝王」 意外な犯人に「えーっ」と思わされる。 が、 やっぱり、ワタシは、長編派なので、長いのが読みたい。

    31
    投稿日: 2022.10.23
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    刑事犬養隼人シリーズ第二弾 七色(七つ)の短編集。こんな短い話なのに二段構えなのが中山七里さんらしい。 短編だから登場人物が少ないので犯人も二段構えの方の伏線もわかるので刺激は弱めかもですが中山七里ファンとしては120%楽しめる一冊。 そしてこの辺りから犬養隼人の犯人に対しての良心の呵責を考えるようになったのかと。犬養隼人の強さも弱点も全て娘さんなんだと改めてわかる。

    6
    投稿日: 2022.10.16
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    重い本を読んだ後だったのでサクサク読める本を、と借りた一冊。 期待通り、サクサクと読み進められました。 中山氏の別の作品にも登場した犬養刑事が解き明かす、7つの色に因んだ7つの短編集。 中山氏はグロテスクな描写が多いのですがこちらはそういったタイプではありませんでした。 殺人教唆、自殺教唆というケースが比較的多く出てきますが、人の心を操ることって現実にどの程度可能なのかなと、ふと思いました。 総合的には可もなく不可もなく。 楽しんで読めました。 2014年11冊目。

    4
    投稿日: 2022.09.27
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    刑事犬養隼人シリーズ短編7話 物理的な毒から心理的な毒までたっぷり 犬養刑事が語るところがかっこいい(好き)

    1
    投稿日: 2022.09.13
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    短編集だけど、ストーリーに関連性があり、短編集というより刑事の日々の事件集、といった趣きがある。それでいて各編でまったく違う印象、色合いを描きだす筆者のうまさにただ脱帽です

    0
    投稿日: 2022.09.04
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    図書館で。 人の悪意が怖い短編集。 有名人の著書が大賞取って話題になったとか、攻めてるなぁと思いながら読みました。それにしてもそこまで人の行動を示唆出来るもんですかねぇ?という疑問はあったり。

    1
    投稿日: 2022.08.25
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    刑事犬養隼人 捻りの効いた短編集 白い原稿:暑い8月公園のベンチで凍死 青い魚:孤独な中年の遅すぎた春。 「黒」「緑」毒のある中学生が登場。 「黄色」小学生はお伽話の世界観。毒は周りの大人 「赤い水」「紫の供花」繋がりあり。

    18
    投稿日: 2022.08.19
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    「君らの齢ではまだ分からないだろうが、普通に生きるってのもこれはこれで大変だし立派なことだ。それに普通だからこそ、その他大勢の人間と喜怒哀楽を分かち合うことができる。飯を美味しく食べられる。夜は安心して熟睡できる。毎日が平穏だ。だが犯罪者はそうならない。絶えず自分のした過ちを思い出し決し、決して他人に気を許せず、そして不安で眠れない日々が続く。それでが更正できなかった者に与えられる神の刑罰なのさ」 「 毎日同じ時間に起き、同じ電車に乗って1日を終える。給料が少ないと愚痴をこぼしながら、それでも家に帰って家族とテーブルを囲む。普通でいること、普通を維持することはお前が考えている以上に大変で毎日が戦いの連続だ。」 「 たとえばさ、種を蒔いて花が咲いて、綺麗だなっていうのは趣味でも何でもない。単なる作業さ。趣味っていうのは何年何月にこういう色でこのくらいの大きさの花を咲かせようと、色々と知恵を絞り経験を活かすことだ」

    2
    投稿日: 2022.08.19
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    刑事犬養隼人シリーズ第二弾 前作同様の長編かとおもいきや、7つの短編 しかし、どれも単に謎解きというわけではなく、人間の闇を描いた秀逸な物語です。 ■赤い水 中央自動車道で発生した高速バスの事故。運転手の居眠り運転により、老人が死亡。しかし、この事故の裏側には.. ■黒いハト いじめで自殺した中学生。学校側はいじめを否定。自殺の引き金をなった事象は何か? これは、闇を感じる作品 ■白い原稿 芸能人が公園で死体となって発見。新人文学賞も受賞して、作家としてもデビューしながらも、やらせ疑惑。一方で、その文学賞を逃した小説家を目指す男の狂気もあり。 自殺か他殺か? 結局出てくる人、みんな悪意がある人たちでした。 ■青い魚 若い女性と同棲始めた釣具店の中年店主。その女性の兄と名乗る男も一緒に暮らします。そして、3人で海釣りへ。 そこで起きた事件の真相が面白い。 これまた、それぞれの腹の中にある悪意、心の闇が良いですね。 ■緑園の主 年老のホームレスを襲っていた中学生が毒殺。中学生には二つの顔が.. この事件の真相は奥深いです。 この物語は好きです。 ■黄色いリボン 女装癖のある少年は「ミチル」を演じていたが、その「ミチル」が実在?二重人格? 家族の闇がありました。 ■紫の供花 「赤い水」の高速バス会社の関係者が殺害。 さらに保険金の受取は意外な人物。 誰が殺したのか? その真相がこれまた深い この物語も好きです。 それぞれの作品で描かれる「毒」がジワリと効いてきます。人間の悪意や闇をえぐりだしている物語ばかり。 短編でしたが、とても楽しめました。 お勧めです

    26
    投稿日: 2022.08.06
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    善人が悪人に変わってしまう話で、なんだか後味悪かった。それがこのシリーズの特徴的だとは分かっているけど…

    1
    投稿日: 2022.08.02
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    短篇集だけど物足りないということもなく、七篇全て面白く読ませてもらった。 いつものことながら作者の用意する意外な真相には感心させられるし、隠れていた悪意があらわになった瞬間には「そうきたか」と思わず口角が上がってしまう。 こうやってすんなり終わらせないところが、また良いんだよねえ。

    1
    投稿日: 2022.08.01
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    犬養シリーズ第2弾。 タイトル通り、7つの毒のありそうな話の短編集。 どんでん返しなのは、ええけど、何か人の心を弄んで、殺人に至らすみたいな後味の凄く良い?話の連チャン。 裁けない悪みたいな感じなんやけど、そんな悪人でもない。 人は、ある瞬間に、善人から悪人に変わるって事かな? しかし、この短編集で、どんでん返しばかりは、小説作るの大変な気が… 犬養さんは、カッコ良いけど、それだけに女心は、分からんのか女性にはサッパリ。なのに、男性の嘘は、バッチリという個性的というか何というか…というキャラクター設定は面白い。 まだ、シリーズ既に手元にあるので、楽しませて下さい〜(^_^)v

    41
    投稿日: 2022.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    展開が分かってしまうお話ばかりでした…。。 黄色いリボンは面白かったです! 中山七里さんは他に好きな作品がありますので、別の作品に期待です!

    2
    投稿日: 2022.07.27
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    7つの短編集。どんでん返し満載とのふれ込みだったが、どんでん返しが唐突過ぎる気がした。短編故、仕方ないのかも。 「青い魚」の内容は想像がつくものの、3人の暮らしぶりが微笑ましくて、その分、事件後のやるせ無さが際立っていた。7篇の中で1番好き。 犬飼ってこんな感じだったっけ。アグレッシブな狂犬のイメージを持っていたが、飄々とした一匹狼の印象になった。

    3
    投稿日: 2022.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犬養隼人にまつわる短編集。 いまわたしは、 カエル男ふたたびに収録されていた、 全作品の人物相関図の順番にほぼ従って 作品を追いかけている。 だから、著者のどんでん返しの空気感は知ってる。 短編集に「どんでん返しの結末」を求めるのは とてもハードルが高いようにわたしは思う。 意外な犯人、なんてのは生ぬるくて、 事件そのものや世界がひっくり返るくらいの、 読み終えてタイトルをみてゾクっとする、 くらいの衝撃がほしくなっちゃう。 そういうわたしの好みの話でいうと、 今回はそこまでかな。。 短編ながら社会問題も絡みつつ 読み応えもあっておもしろくはあったけど。 長編の方が好みだ、ということかな。 ちょっと言うと、 モブ含めの発言の連発の感じがあまり好きではない。 生徒の文句連発とか、半狂乱の発言連発。 ちょっとしらける。 青い魚、の会話劇と正体見せたシーンは 寒すぎて読み飛ばしたかった。 今回はあんまりハマらなかった。

    1
    投稿日: 2022.06.05
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    著者の本は除いてこれが初めてって思って調べたら、さよならドビュッシーの人か! 名前も読み心地もてっきり女性かと思っていたので、こちらもびっくり。 どんでん返しの短編集といいながらも、犯人の目星はだいたいついちゃう。それでも目線が変わりながらテンポ良く話が進んでいくから楽しめた。 テレビの連続ドラマみたいだった。 善悪の二元論ではなくて、人には多面性があるんだよっていうお話。

    0
    投稿日: 2022.05.10
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    内容(「BOOK」データベースより) 中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席に座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり…。(「赤い水」)人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ集!

    0
    投稿日: 2022.05.02
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    長編と思ったらタイトル通りの7つの短編だった。 ドンデン返しの作者なので、犯人を捕まえたと思っても、最後の真犯人が出てくる。主人公の設定も面白い。俳優を目指していた程の優男。その演技の勉強で培った相手を見る目で嘘を吐く事を見破る。と言っても男性限定で、女性に騙されるのがイイ。 1作目と最後の7作目が繋がっていて、裁けない真犯人が殺される事件が発生。当然刺した犯人に辿り着くのだが、ここでまたドンデン返しが。 じっくりとした長編では無いが、この最初と最後で繋がりができて一つの作品に仕上がっている。

    30
    投稿日: 2022.03.07
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    犬養隼人シリーズの第2作。7篇からなる短編集である。 短いながらそれぞれ最後にどんでん返しを持ってくる手腕は流石である。高速バスの事故は運転手の居眠りによる事故だったのかという作品,中学校での同級生のイジメに端を発する自殺の最後の一歩はイジメの首謀者によるものだったのか,新人文学賞で大賞を取った落ち目のミュージシャンが公園で死んでるのが見つかった事件は事故だったのか殺人なのか,釣具店の店主が,同居していた兄妹と海釣りに出掛けた先で船から突き落とされた事件,普段は優等生だった中学生の少年が,ホームレス襲撃の首謀者だったが,その直後何者かに毒殺された事件,性同一性障害の少年が密かに演じていた架空の妹「ミチル」が実在している?という謎めいたお話。高速バス事故の後日談的な話,とバラエティに富んでいる。それぞれ短くまとめてしまったために深みを削がれているかんはあるが,コンパクトに中山七里氏の作品世界をあれこれ堪能するには良いかもしれない。

    1
    投稿日: 2022.03.06
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    短編集かぁ。。。好みじゃないんだよね。。。 バスの自損事故。どっかで聞いたことある??学校の隠蔽体質に小説新人賞の出来レース。あいかわらず辛辣だわねぇ。。。でも、これ、犬養啓二事案にする必要ある?? そうして四話目の青。絶対こうなるよね~。。。やっぱり!からの大どんでん返し!なるほど、これは周到に嘘を見抜ける刑事犬養案件だわと納得。 さらに続く老老介護にホームレス襲撃!性同一性障害の話かと思えば、まさかの展開。 ラストは最初の事件からの流れでって。。。 はぁ。中山さん、イロイロ情報多すぎますよ(^^;

    0
    投稿日: 2022.02.15
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    短編集である、この一冊。何がすごいってこのタイトルがすごい。 まさに「七色の毒」のような短編集だった。 人の持つ毒。途中、あまりの毒々しさに中毒症状を起こしかけたけれど、最後ふっと中和された感じ。 それもまたあっぱれな構成だったな。

    2
    投稿日: 2022.02.08
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    伏線を張って読者を驚かす仕掛けを7編入れてる。やっぱこの作者頭いい。 赤い水 →高速バスの運転手が事故って一人死なせる。しかし即効謝罪、罪を認めるんだけどじーつーはー、的な。 工業排水の混じったのが赤い水。 黒い鳩 →中学生が自殺。自殺した友達視点で物語が始まる。えぐいことこの上なし。 白い原稿 →ミュージシャンで小説家に転向して賞とって有名になった人が同じ賞レースで落選してた無職に刺される話。 んで、実は賞は出来レースっぽくて被害者がボロクソに叩かれる 青い魚 →42歳、釣具店の店主と20代の若妻の話。いやあ、独身にはささるなあ 緑園の主 →サッカーやってた好青年が毒盛られて死ぬ話。どこで毒とったんでしょーかね?ホームレスが出たり、認知賞のおばあちゃんが出たり… 黄色いリボン →LGBT的な説明から始まる。そして主人公も女装が趣味。ただ、心が女というよりそれになりきってると言った感じ。そしたら変態らしき男に付け回されたり、女キャラの時の名前で郵便物が送られてきたりカオスになってく 紫の供花 →最初の話の事故を起こしたバス会社で働いていた人が殺される。 そしてその事故で足に障害をおってしまったマラソン選手も登場。

    1
    投稿日: 2022.01.31
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    犬養シリーズ第二作目の短編集。 どんでん返しを二重に仕掛けるところは、さすがといったところ。 ただし、この作家は、じっくり考えさせ、かつ、やられた感を味わうことのできる長編で読みたい。 一つ一つの短編はそれぞれ感情移入できるし、良いのだが、やはり重厚なもののほうがしっくりくる。

    1
    投稿日: 2022.01.23
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    短編集でサクサクと読みやすい。 特に1作目の赤い水はインパクトが強かった。 家族を失った悲しみや 原因となった人への憎しみは計り知れないなと。 短編集もいいけど 中山七里の作品は1冊分かけてじっくりと考えたいな〜とも感じた。

    1
    投稿日: 2021.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画版『ドクター・デスの遺産』を観たあとにそっちの原作を先に読み、続けてシリーズ1作目を読み終わってから早1年経ってしまいました。犬養のキャラも忘れかけていたところ、綾野剛を想像して思い出す、男には絶対騙されないのに女にはいとも簡単に騙される奴。 短編ゆえに読みやすいけれど、さすがの七里センセもこの短さでドンデン返しを繰り返すのは大変とお見受けします。しかしここには裁けない悪が詰まっていて、気分はなかなかに重たい。 2つめの物語は東野圭吾の『白鳥とコウモリ』と同様の動機。現実にこんな動機が増えるのは怖すぎる。

    1
    投稿日: 2021.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集のような ぐるっとまわって繋がったところもあり。 流石に全部は繋がらないか。 短編より、長編が好きかな。

    2
    投稿日: 2021.12.01
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    1話40ページ程度の短編集。気持ちいいくらい最後にどんでん返し。わかりやすく、あっという間に読み進められた。

    1
    投稿日: 2021.11.15
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    大好きな作家さん、中山七里全然の短編集。 こちらは、犬飼刑事の短編集ですな。 俳優のような見てくれの犬飼刑事。 男の嘘を見抜けるが、女の嘘は見抜けない(笑) この本も犬飼刑事がばっさばっさと見事に斬っていく(笑) 短編集だが、一話一話にしっかりとどんでん返しを用意しているところが、さすがの中山七里先生。 なかなか短編集でここまでのクオリティーって無いのではないかな? 隙間時間に一話一話読むのがオススメ。 親友が自殺した、、、 って話は、おーそーくるんかい!ってびっくり。 何冊もミステリ読んでるんだから、そういう展開も慣れてる筈なのに、毎回しっかりひっかかる、読書としても都合のいい私(笑)

    36
    投稿日: 2021.11.05
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    比較的犯人の目星が付いてしまう展開が多く、短編集ならではの物足りなさを感じた。犬養と娘さんの距離が縮まったことにちょっとホッとした笑

    1
    投稿日: 2021.09.08
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    先にドラマ化されたのをみた。面白かったので読んでみた。やっぱり本の方がいい。 うっすらゾッとする感じが独特。

    1
    投稿日: 2021.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あーこれ全部同じ設定なんやろなって分かって 犯人わかってしまったのと やっぱり短編は個人的に好きくないなーと実感 その中でも個人的には六番目のお話がすき

    2
    投稿日: 2021.08.16
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    七つの短編集。こいつと思わせておいてこいつが犯人でしょ←違った。だったらこいつと思わせてこいつってパターンと見せかけて実はこっち←あってたけど黒幕が。みたいなのばっかりで、すごいな犬養さん!っていうか中山七里が怖い。人間の闇っていうか、こういうの若い頃にたくさん読んでたらあれやこれに騙されなかったかもしれないなぁ…ひとを信じすぎたらいかん。

    3
    投稿日: 2021.08.06
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    タイトルに色が付いた短編集 黒の話はタイトル通りブラックでした 白の話は本好きなら面白いネタがいくつか 緑の話は哀しいけれど愛がある 黄色の話は雰囲気が違ってガンバレ!と 紫の話は贖罪 短編なのに裏があるそんな話のオンパレードで面白かった

    3
    投稿日: 2021.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    刑事犬養隼人、シリーズ第2弾。色がテーマの短編集。 「赤い水」高速バスの事件とその後を描いた「紫の供花」が繋がっている。 それも切ない事件だけど、簡潔にまとまっていて楽しめた。 ただ、「黄色いリボン」の翔くんの心理がイマイチ納得できなかったけども。

    2
    投稿日: 2021.06.03
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    刑事犬養が七つの色と毒にまつわる事件を解決してあく連作短編集。 あくまで私の所感だが、ミステリにおける連作短編は、物語の展開が強引で、どんでん返し感が薄い印象だが、著者の視点や張り巡らせる伏線の回収には、奥行きがあって呆気に取られる。 当面、著者の積読書を引っ張り出して読み漁る日々が続きそうな予感。

    62
    投稿日: 2021.05.09
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    色を冠した7つのタイトルの短編集。様々なテーマが取り上げられていて、作家というのは大変な仕事だなと。しかも短編であっても長編作品に劣らない面白さ。中山七里とはすごい人だなと。楽しめるだけでなく感心させられる1冊です。

    3
    投稿日: 2021.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席に座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり…。(「赤い水」)人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ集! * さすが中山ワールド! 癖になる毒がじわじわ回ってきます。小題の付け方もセンス抜群。 犬養刑事シリーズですが、他の作品が未読でも全く影響なし。 むしろ長編よりも読みやすく、こちらの方が好きかも。

    1
    投稿日: 2021.05.06
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    刑事・犬養が事件を追う短編集。 主役は事件を起こした犯人か周辺の人物。 犬養と娘の関係が少し近づく。 トリックはよく出来ている。長編にしたらいいのにもったいないと思ってしまう。

    2
    投稿日: 2021.03.05
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    短編集。。。 しかも、ほんとに短いネタ集って感じで ミステリーと言えばミステリーなのかね、人為的な『世にも奇妙な』的な、見本市みたいなね。 一本一本、中編くらいにしても良かったのでは?という気がしたにだけれど。

    0
    投稿日: 2021.02.25
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     一般に七色とは、赤・橙・黄・緑・青・藍 ・菫(紫)で太陽光をスペクトルで分けたときに見られる色、要は虹色のことを言います。 でも、題名と目次は違います。  目次は以下の通り。一 赤い水、二 黒いハト、三 白い原稿、四 青い魚、五 緑園の主、六 黄色いリボン、七 紫の供花、本来の七色とは無関係で、七つの短編です。  中山さんの著書は、社会派ミステリー作品が多く、主人公の刑事犬養隼人を通して、この世の闇に葬られ今の法律では裁けない事件の真相にスポットを当て、その狭間を浮き彫りにし苦悩懊悩する刑事の姿が書かれているのです。目次の一赤い水と、七紫の供花は絶妙に繋がっています。基本的には短篇ですが、犬養が「赤い水」では、事件の真相を知っているにもかかわらず逮捕できなかった事件の関係者の一人は、「法律では殺意を裁けない」と逮捕を残念せざるを得なかった人物がいた。しかし、彼はその後ある行動に出たのです。それが「紫の供花」に記されている。(多少の無茶振りはありますが)  小説には「まさか…それが動機なんですか」と書いていたが“殺された犯人”は誠実だが善人かどうかわかりません。ん?“殺された犯人”とは?と供花の謎が分かります。  実におもしろい!

    17
    投稿日: 2021.02.17
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    七色をタイトルに織り込んだ7話の短編集。 それぞれに社会問題を含んだ、ドロリとした『毒』の色。 毒は直接的に手を下す種類のものと、じわじわと蝕んで知らず知らずのうちに自ずから真っ黒な穴に落とし込まれていくものがある。 直接的に手を下すものには世間的な量刑が与えられるが、そうでないものは断罪できない。 どす黒い毒が胸に残る作品集。

    3
    投稿日: 2021.02.10
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    好き! なかなか短編で「え⁈この人が⁈」という展開にはならなそうなのにしっかりどんでん返しがどの話にもある一冊。 切ない話が多かったけど,なんとなくこの人が⁈と自分なりに考えられるものもいくつかあって,どんどん引き込まれていった。 相変わらず刑事としては魅力満載の犬飼隼人。しれっと登場してスマートに解決してくのもカッコ良い。

    1
    投稿日: 2021.02.08
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    犬養隼人シリーズの2作目。 7編からなる短編。 特に印象に残った「赤い水」の後の「紫の供花」 更に思いが深くなりました。 人の心の闇、奥深さ。各々終盤でのまさかの展開。 どんでん返しはやはり中山作品。 面白い1冊でした。

    15
    投稿日: 2021.02.06
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    七色の毒=七つの短編作品、というような構成になっている。今まで読んできた中山七里作品と違うところは、七色のスリルを味わえるところ、つまりどんでん返しの凝縮ともいえるような一冊になっている。 ただし、単なる短編の切り離し作品ではなく、最終的に話がつながるので、非常にスリリングで濃厚な一冊に仕上げられている。

    2
    投稿日: 2021.01.27
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    短編集だけど、それぞれに意外性のある展開で二転三転逆回転する。 しかし7話もあると途中からそれに順応してきちゃうのがあれですよね。 未必の故意だったり因果応報だったりするなか、最終的にはちょっと切ない感じ。

    2
    投稿日: 2021.01.13