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幻想探偵社
幻想探偵社
堀川アサコ/講談社
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総合評価

27件)
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    シリーズ物とは知らなかった。 幽霊限定の探偵社の不思議な話。 怪談、推理小説、青春もの。様々な要素が入ってるけど、まとまっている。 ラストは謎。 そして幽霊は実はその辺にウヨウヨいる。妙に納得。

    14
    投稿日: 2023.11.12
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    野球部をドロップアウトした中学生の海彦が拾った生徒手帳が好きな子のものだった、という導入から、なんか甘酸っぱい展開なんだが、最後は結構えぐいな。相思相愛の海彦とユカリの二人が幽霊になったヤンキーの大島の身体を探すのだが、ずるずると意外なことが分かってくるのが面白い。

    52
    投稿日: 2023.01.28
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    いつもの青木さん! 想像と違った最後に、結構、衝撃を受けました! すべてが繋がっていたとはね。。 毎回、ほどよく現実逃避できるので、このシリーズが好きです。 次も楽しみ!

    1
    投稿日: 2019.05.25
  • まぁいつもの感じで

    幻想シリーズです。 これらはシリーズといっても登場する主人公は違うんですが,すこーしずつ関連があるようになっています。ですが,今回の話しはそれほど関連性はなく,これから読んでも大丈夫そうです。 さて,探偵社と名がつくように,今回はちょっと謎解き要素が入っていて,ちょっと新鮮です。ですが,ベースは緊張感の低いゆるい感じで,ほほえましい高校生恋愛ものっていう面もあります。

    0
    投稿日: 2017.08.11
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    本屋さんで発見。 続きがでていたと知り、読み始める。 幽霊専門の依頼のみを受ける、たそがれ探偵社。 そこを訪れるのは、野球に打ち込むことを親に否定されて野球ができなくなってしまった少年、海彦。 そして、扉を開けた探偵社には同じ中学に通う女子がなぜかホラー映画をビデオで観ている。 奇妙な出会いをした二人は、たまたまやって来た依頼人、大島ちゃん(幽霊)の心残りを晴らすべく奮闘するが、いろんな事件に巻き込まれる。 テーマは、微ホラーと、自分の進路は自分で決めろ? 模範的な家庭に見える海彦の家も、グレた大島ちゃんの家庭も何かしら問題はある。見えないだけ。特に親は子供の事を認めるのが難しいらしい(自分が育てているから自分より上でいてほしくない心理ではないか、とか)。 親の心子知らず。子の心親は気付かず。 家族でも気が合う合わないはあると思うけど、自分の気持ちを父に話せるようになった海彦は、きっと成長したと思う。 海彦とユカリの二人の視点がたまに入れ替わり、主人公がどっちか判別つけられない。 ただ、深刻なスランプに陥っていて、かつ女性の前であがりやすい海彦を上手にリードしつつ隣の座をゲットするぜ!と中学生のあざとかわいい面をちょいちょい出すユカリのコンビは物語が進みやすくてサラッと読める。 ユカリがホラー好きだからか、ホラー映画の話や殺人シーンも多いけど全く怖くないので、京極さんや綾辻さんの本は苦手…という人でも大丈夫だと思う。

    2
    投稿日: 2017.04.22
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    今までのシリーズの中で一番好きだった。 次点が映画館だろうか。 登場人物も(青木さん2回目だけど)腹が立たない、憎めないやつキャラでイライラせず、最後の事件大詰めもスピード感あってよかった。 相変わらずこのほのぼのとしたファンタジーの話に、ネグレクト(っぽい)や猟奇殺人事件、家族問題などを突然織り交ぜてくるところが色んな意味で凄いと思う。 郵便局のレイプ未遂シーンも唖然としたけれど、なぜこんなにあっさりと出てくるんだろうなとも。 せっかく生死を描いてる小説なのだから、もっと大事にして欲しいような気もする。 とはいえこれで真面目にやったら重たいのだろうか。 スミレと有働さんも出てきたけれど、スミレってこんな頓珍漢だったろうか……。 既に知っていた子だから許容出来たけど身近にはいてほしくないタイプだと思う笑 有働さんは相変わらず有働さんで安心した。 毎度出てくるタマエお祖母様(伯母様)も、騒々しくてイラッとする時もあれど慣れてきた感じがある。

    2
    投稿日: 2016.11.26
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    幻想シリーズ第4弾 幽霊専門の探偵社の手伝いをするハメになった 中学生男女。 ちょっとおまぬけな幽霊たちも憎めない 「郵便局」の青井さん 「映画館」のスミレと有働 「日記店」の「大奥様」 過去のシリーズの人たちもからんで、ニヤッとなります

    1
    投稿日: 2016.11.13
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    今度は中学生が探偵社でアルバイト 幽霊が依頼人の探偵です。 幽霊が通り過ぎるとぞくっと冷たい感じがするらしいですが、ここの幽霊は、食事もするし、あつい感情もある。そして今度は、探偵に依頼するほどの悩みもある。よほど、現世に生きている人たちの方が冷たいような。。。 過去の事件の真相を知った中学生の二人は、これからも、幽霊に関わって生きていくのでしょうか?

    1
    投稿日: 2016.09.19
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    今回は成仏お手伝いがコンセプトの探偵社。 相変わらず死者より人間が怖い事件だけどゲルマ電気館と登天郵便局も出てきてなかなかのハッピーエンドさ。 大島ちゃんが着任で良かった。

    1
    投稿日: 2016.09.11
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    ほんわか、のほほん、、のファンタジー・ミステリー・ホラー・バラエティ・ラヴコメ…第四弾。スミレちゃんが懐かしい!、大島ちゃんは過去作の真理子さんを彷彿させるなぁ♪。

    1
    投稿日: 2016.03.13
  • ゆる~く楽しめます。

    幻想郵便局、幻想映画館、幻想日記店に続いてのシリーズ第4弾。ちょっとゆる~い、肩の力を抜いて読める大好きなシリーズです。幽霊専門の探偵社。お久しぶりのキャラも出てきて、ファンにはちょっと嬉しい。ちょっぽり怖くて、ほろりとして。でもほんとに怖いのは幽霊よりも生きた人間の方なんじゃ…

    1
    投稿日: 2016.02.05
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    幻想シリーズなんですが、このシリーズの「シリーズなのかな?あぁ、シリーズなんだね」という緩いつながり方がとても好ましい。登場人物がそれぞれ素敵なキャラクターで、個性を発揮してるんだけれども、シリーズであることを強く主張しない。その分、「うん、そうだよね、そうそう」とにんまりさせられる感じが、これもまた、好ましいのです。 さすがに、探偵社。今までで、最も事件らしい事件となりました。ご都合主義かと思えるくらい、すべてのことが事件に集約されていくのは、幽霊が中心人物なのだから、仕方がないことで、それが文章にスピード感を与えているんですね。 一番意外だと驚いたのは、探偵社の新所長、へえ、あんたが所長になるのかい!とウキウキしました。 そういえば、探偵社なのに、所長なんですね。

    1
    投稿日: 2016.02.05
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    相変わらずの不思議な世界観。あの世とこの世の境界線が不確かで、時々不安になる。それがクセになる。 今回の主役は中学生で、甘酸っぱい恋愛模様も展開される。ちょっと都合の良い展開なのは少女マンガのよう。ただ、明確に殺人が出てくるのにちょっと軽く流されてしまって、こんなもので良いの?という感じもした。そういう空気もこの作品ならではかな… サラフィアとロザリア・ロンバルドの名前が出てきたのが、リアルと交わってちょっとした違和感。(主人公の容姿について言及されてしまったからかな…名前だけでその後の展開のネタバレ要素があったからかも) これまでのシリーズの登場人物もバンバン登場するので、懐かしさや嬉しさもあり。おばあちゃんの強いキャラクター、好きだなあ。

    1
    投稿日: 2016.01.04
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    唯一読めるホラー。 でも今回は怖くなかった。ホッとしたような少し残念なような(笑) あんな純情な少年がいたら会ってみたい♪ マリコさんが出てこなかったのが残念。 H27.11.15~11.22読了。

    1
    投稿日: 2015.11.15
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     堀川アサコさんが書かれた「幻想探偵社 (講談社文庫)」は、「幻想郵便局 (講談社文庫)」から続くシリーズ物の第4作目だ。今回は幽霊専門の探偵社が舞台の物語だが、怖くもなければ恐ろしくもなく、ほんわかとした心温まる物語だ。 《あらすじ》  中学校の野球部でエースをつとめる海彦は、チームを夏季大会で準優勝に導いた真面目な性格の生徒。そんな海彦は父親のちょっとした一言でスランプに陥ってしまい、やむなく野球部を休部してしまう。  周囲の理解を得られないまま、やるせない気持ちで街を歩く海彦の前に、同級生で密かに憧れていたユカリの生徒手帳が落ちていた。慌てて周囲を見渡すとユカリは古ぼけた雑居ビルに入っていくところで、慌てて追いかけた海彦は「たそがれ探偵社」という不思議な探偵社に紛れ込んでしまう。  エレベーターで一緒になったヤンキー姿の大島は、よくよく見ると影がない幽霊。「たそがれ探偵社」は幽霊専門の探偵社で、幽霊の悩みや頼みを解決するための探偵社だったのだ。  大島は海彦やユカリと同じ中学校の卒業生だったが、自分がどうして死んでしまったのかを忘れてしまった大島のために、海彦とユカリは中学校で起こった15年前の事件について調べ始める。その途中でも、様々な幽霊の頼みごとに遭遇し解決していくが、大島が死んでしまった謎に迫るにつれて、海彦とユカリにも徐々に危険が迫ってくる。  幽霊が専門の探偵社という設定ながら、海彦とユカリ、探偵社の青木や幽霊の大島など、関連する人物同士のやりとりが心温まる内容になっている。また、物語が進む中で登場してくる街の人々との会話や交流もほんわかと優しく、スイスイと読んでいくことのできる物語だった。  ちょっと不思議な設定ながら、登場するエピソードは心温まるものや心に響くものばかり。登場人物の設定も相まって、心温まる素敵な物語に仕上がっていた。  暑い夏にすんなりと読める清涼感のある物語だと思う。

    1
    投稿日: 2015.11.09
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    今回も男性が主人公なのかぁ~ と思い読み始めたら 幻想シリーズおなじみ あの家系の人が! なんであの人がここに! なかなか楽しく読めましたよ。 探偵社の話しでしたが このシリーズ毎回探偵のような 謎解きしてるんだよね。 この本のようななんか楽しそうな 死後の世界があればいいなぁ~ って感じたね

    1
    投稿日: 2015.10.19
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    幻想シリーズ。幻想郵便局以来、ひさしぶりにこの著者の本を読みました。自然に幽霊が存在するような描写が面白く、特に幽霊と生者の掛け合いがよかった。他のシリーズも読んでみたい。

    1
    投稿日: 2015.10.09
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    中学生の二人が、ヤンキー幽霊の頼みで見つかっていない彼の身体を探すとともに、死んだ理由を突き止めるという話。     キャラ、台詞、展開など全てにおいて90年代ライトノベルの香りがする・・・。主人公たちがとても今時の中学生とは思えないし、犯人もひと昔前の昼ドラに出てきそうな感じ。あとの登場人物もオネエの所長や天然系女子高生などかなり濃ゆい。しかも全体的にテンション高めなので、ちょっと置いていかれ気味でした;    ただ、キャラは立ってるし、良くも悪くもセオリーに乗っとった展開なので、うまく漫画かドラマ化したらおもしろいかもしれません。脇役の幽霊たちの方がおもしろくて好きです。古本屋のおじいちゃんの幽霊がすっとぼけててかわいかった。

    2
    投稿日: 2015.10.06
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201509/article_7.html

    0
    投稿日: 2015.09.30
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    2015-97 いくつかの話が最後にひとつに繋がっていく。 15年の謎は結構ひどい話なのに、それぞれのキャラクターが個性的でコミカル。

    1
    投稿日: 2015.09.01
  • 自分の心を取り戻すとき

    このシリーズは、私にとって、仕事の緊張感・勤務時間中常に張り詰めていなければならない気持ちをほぐしてくれる、大事な物語です。大アクション・スペクタクルはありませんが、読後の、穏やかな自分を取り戻したという気持ちは代えがたいものがあります。もちろん、どの本から読み始めてもよいのですが、出来れば「幻想郵便局」から読み始めることをお勧めします。

    0
    投稿日: 2015.08.29
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    野球を止めた海彦と、探偵社に縁があった楠本さんが主体となって動きまくる話。 ほのぼのした話かなーと思いきや、 海彦たちが解決していく問題群が密接に繋がって、 大きな本筋になっていくところがニクい。 一つのまとまった話だったんだなと実感させられた。 一種のミステリー。 いつか消えるとわかっていながらも、 ずっと前からの知り合いのように、 和気藹々と盛り上がる大島ちゃんと海彦たちの関係が 微笑ましくもあり。やりきれなくもあり。 既存の幻想シリーズとリンクしているから、その前のシリーズ分を読んでおくと、 登場人物が重なって、世界観がより広がるかも?

    0
    投稿日: 2015.08.21
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    安定した軽快さと面白さの癒し系小説。 シリーズ第一作を読んでからずいぶん経つが、新しい展開のストーリーに懐かしいキャラクターが登場するのも嬉しい。 雰囲気もキャラクターも「幻想映画館」の続編的だが、設定は現在風。事件は大分血なまぐさいものの、ほのぼのキャラクター達がグロテスクさを中和してくれている。 とにかく、登場人物がみんな個性的で愉快で愛らしく(若干2名を除く)、それでいて脱力感が何とも言えず癒される。

    0
    投稿日: 2015.08.18
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    幽霊の無念を晴らすための専門?! に巻き込まれた高校生の青春+探偵。 勿論、幻想シリーズならではの仕掛けも。

    0
    投稿日: 2015.08.15
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    幽霊問題専門の探偵社。どこぞの怪異を調べてほしい人や、巷でウロウロしている幽霊さん達のために活動する。探偵長はあの人で‥‥ いやぁ参りました。

    0
    投稿日: 2015.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    記憶喪失の幽霊、大島の死の謎をふたりの中学生探偵の海彦とユカリが追いかける。 幻想郵便局に続いての一冊でしたが、独特のユルい世界観が好きです。登場するブラウン管テレビなどのアナログ的な世界観も手伝っているのかもしれない。 海彦とユカリの恋愛観も、初々しくて良いです。大人になると素直さがなくなって来るからなと思ったりしました。

    0
    投稿日: 2015.08.12
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    野球部を休部中の中学二年生、海彦(うみひこ)は落とし物をした同級生のユカリを追いかけて「たそがれ探偵社」にたどりつく。そこは幽霊専門の探偵社で、海彦とユカリは、ヤンキー姿の幽霊、大島の頼みを解決することに。ふたりの通う中学校に伝わる不思議な話も気になりはじめ――。大人気「幻想シリーズ」4作目。

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    投稿日: 2015.07.16