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大好きが虫はタダシくんの 阿部共実作品集
大好きが虫はタダシくんの 阿部共実作品集
阿部共実/秋田書店
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総合評価

28件)
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    これもまた少年漫画にはそぐわないブラックな要素を含んだ作品集ですねぇ…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、空が灰色だから、で充分この著者の作品の傾向は把握しましたから、こういった作品集が出版されてもおかしくはないのでしょう…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 表題作は切ないというか…悲しいというか…何とも言えない感情を味わいましたね! 「吃音」とかそういうのが…テーマなんでしょうかね? 緊張してしまうと自分が何をしゃべっているのか、自分でも分からなくなってしまう…みたいな感じをうまい具合に表現していると思いました! そんなわけで、読むとやや気持ちが落ち込む短編集ではありますが、個人的には堪能しました! さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー

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    投稿日: 2018.03.16
  • このシュール感

    以前から、ジャケットとタイトルが気になっていました。 今回読んで・・・すごいですね。 面白いとかそうでないとかを、突き抜けています。 アズマニア後期の壊れっぷりがわかる人にお勧めです。

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    投稿日: 2017.09.26
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    日常モノから徐々に増していく狂気。 「デタジル人間カラメ」が不気味すぎる…。ラストの一コマはいつみても鳥肌が立つ。

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    投稿日: 2016.08.20
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    最初の方にキャッチーな漫画を入れてから最後の方にブラックな漫画を入れてくるところが凄いなと感じました。あつい冬なんてただのホラーだしね表題作の大好きが虫はタダシ君のはどんよりしましたがとても楽しかったです

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    投稿日: 2015.12.07
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    ・「灰色」「乙女心」 ・「ドラゴンスワロウ」 ・「破壊症候群」 ・「あつい冬」 ・「デタジル少年カラメ」 ・「大好きが虫はタダシくんの」 後半になるにつれて凄まじくなっていく。

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    投稿日: 2015.09.06
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    大好きが~ これは一読して「?」となり、狂気を書こうとしているのかな?といったんは処理してしまったけれど、これを「コミュ障の人(=私)」と読むと破壊力がえげつない。笑いのポイントがわからない。声が小さい。吃ってしまう。喋った内容が理解されない。相手は最初は頑張って合わせてくれようとするけれど、自分よりもコミュニケーションが潤滑にとれる人へと流れていく。エグい、しかも志織ちゃんは人の心があるしコミュ障(=私)も上手く話せたら嬉しいし上手く話さなかったり空回りしたりすると焦る。メタフィジカル、で、エグい。

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    投稿日: 2014.12.20
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    モノの弾みで『ちーちゃんはちょっと足りない』と共に 購入する羽目に(笑)。 描かれているのは、 カワイイけれど少しズレている女の子たちの日常だったり、 コミュニケーション不全だったり。 漫才の練習中、 仲良し女子高生コンビを襲った異変「あつい冬」が怖くて悲しい。

    0
    投稿日: 2014.11.23
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    空が灰色だから程のインパクトは無い物の、それでもやっぱりこの人の漫画は面白い。やはり表題作が白眉か。

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    投稿日: 2014.04.20
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    伏線とかがあれば、何も解決されずに終わる感じは腹立つけど、これはいきなり終わらされてもそれが心地よい。読者を突き放してびっくりさせる。

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    投稿日: 2013.12.01
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    連載『空が灰色だから』のただ明るい部分とひたすらに狂気な部分をはっきり分離させた作品が並ぶ。 表題作、これといったオチもなくただひたすらに悲しくなる。明るい作品も入ってはいるけれど、残りの作品から放出されるワケがわからない狂気の印象がただただ強く残る。

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    投稿日: 2013.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

     話の軸が多種多様で、とても満足度が高い短編集でした。   ・ベースが灰色なのがらしさな「灰色」「乙女心」 ・豪快な台詞量が異様に楽しい「ドラゴンスワロウ」 ・大義名分に喜ぶ主人公が清々しい「破壊症候群」 ・責任取ってくれと言いたくなる「あつい冬」 ・デタジルという形容詞を八ページで説明した「デタジル少年カラメ」 ・最後、歩き出したページが記憶に残る「大好きが虫はタダシくんの」  特に「ドラゴンスワロウ」と「あつい冬」が好き。表題作も素晴らしいのですが、途中参入の二人組が邪魔に感じました。こいつらがいると、そりゃ奈緒は志織を拒絶するしかないわけで。なんかもったいないな、と。  とはいえ、です。

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    投稿日: 2013.03.25
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    阿部節デビュー作。 まさかあんなコメディーも描いてると思ってなかった、狂気やそれに類する所ばっかだと…、すまぬ。 個人的には「乙女心」が、カラーをらしく使ってるなぁと思ったので好き。 灰色:★★★*☆ 乙女心:★★★★☆ ドラゴンスワロウ:★★★*☆ 破壊症候群:★★☆☆☆ あつい冬:★★★★☆ デタジル人間カラメ:★★★☆☆ 大好きが虫はタダシ君の:★★★★* 全体:★★★★☆ ※*は星半分

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    投稿日: 2013.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私は表題作を以前にネットで読んでいて、それこそ”心がざわつ”いた記憶があったので衝動的に購入。 漫画の傾向というか作風が前半と後半で大きく異なっている。 前半(~破壊症候群)はどちらかと言うとほのぼの系で、表題作を好む人では多少評価はばらつくと思われる。 後半(あつい冬~)が表題作に見られる、言ってしまえば、気が触れた作品である。 私は前半後半共にイケる口ではあったが。 「灰色」 カラー作品。ほのぼの……ではあるが哀愁ただよう作品。視点が視点だけに読む人によっては共感できる部分も多くあるのではないか。 「乙女心」 「灰色」と同様にカラー作品。どちらも色をテーマにした作品である。感情によって髪の色が変わる少女の話。いわゆる高校デビューというヤツを狙っていた自分としてはこちらの方は共感できる部分も多く、懐かしさからか自嘲からか読み終わりにちょっと笑ってしまった。 「ドラゴンスロウ」 百合。ちょっと(かなり)ずれた先輩とその先輩に心底惚れている後輩の話。とりたてて印象に残るような作品ではなかったが、盛り込まれているギャグの所々に作者らしさを感じる。 「破壊症候群」 前半と後半の境目。モノの急所がわかる怪力少女の話。前半多少鬱な話のようであったが、後半は一転してタイトルとおりに破壊しまくる。何も考えずに読めばわりと爽快な話であるが、前半の状況やその後のことを考えると何も解決していないということに気づいてなんとも言えない気持ちになる。 「あつい冬」 ほのぼの系かと思わせて急展開。どうしてああなったのか、これからどうなるのか、わからない。異常な状況に通常の人間が居るというアンバランスさに読了後も不安になる。 「デタジル人間カラメ」 この単行本内でもっとも意味がわからない作品。私は三回ぐらい読みなおしたのだが今だに納得のいく解釈が出来ない。「あつい冬」のように話が完結していないようにすら感じられて、考えることをやめることすらできなくなっている。作者は狙って意味不明に描いたのか、思うところがあって描いたのかですら今だに分かりかねる。 「大好きが虫はタダシくんの」 表題作。最初に読んだ時の衝撃は忘れられない。今でもこの作品を読むと志織の心情を想像して胸がざわつく。虐められて、親友にも裏切られる、そんな気持ちは想像するだけで胸が張り裂けそうになる。 この作者の作品は短篇集全体を見ても面白かったので、「空が灰色だから」も読んでみようと思う。

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    投稿日: 2013.03.10
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    全1巻。ネットでさんざん出回っていた「大好きが虫はタダシくんの」がとうとう単行本化。表題作はネットで読んでしまっていたので、買うのに躊躇ったが、数ページしかない短編なのに、「あつい冬」が読めただけでも、買った甲斐があったと満足した。笑いと悲しさと気味の悪さを兼ね備えている秀逸な作品。「デタジル人間カラメ」は難解。わかるようでわからない、読むだけで不幸なことが起こりそうなくらい、イヤな胸騒ぎがする気味悪い作品だった。こう表現するかぁ~・・と衝撃。

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    投稿日: 2013.03.06
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    コマ割りと絵が好き。 ドラゴンスワロウの第10話の1コマ目の木とか堪らない。 短編でもきちんと物語が作られているので、漫画の厚さ以上の満足感が得られる。

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    投稿日: 2013.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題作「大好きが虫はタダシくんの」は、インターネットに発表された、聞いた内容を復唱して理解する女子高生が主人公の作品です。 とあるSNSである漫画家さんがお勧めしているのを聞いて初めて読んだ時に受けた物凄い衝撃は落涙を禁じえないほどでした。 いじめがきっかけでそうなってしまったのか、それがきっかけでいじめにあっているのかは作品中では明らかにされませんが、復唱しないと聞いた内容を理解できないという障害を持ってしまった主人公が、その障害が周囲に与える影響を自覚していながら、聞いた内容を理解するために復唱せざるを得ないというジレンマと向き合っている姿がその作品のテーマとおよそ似つかわしくない絵で描かれています。 障害やいじめをテーマにした作品はいろいろありますが、特にこの表題作はそのテーマも絵柄もその組み合わせも異色の出来であると感じました。

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    投稿日: 2013.01.25
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    「空は灰色だから」の表紙を見た時にどこかで見た事あるなと思ったのが表題作だった。 この漫画の書評を調べると喋るのが苦手な女の子がどうのこうのという意見がよく出てくるが 実際のところは主人公が学校のことを喋り出す辺りが肝だと思う。 それはいいとして「デタジル人間カラメ」だ。 よく分からないことが多々あるこの漫画家の漫画の中でもとりわけよく分からない。 最後の4コマで分かったような気もするが読み返してみるとやっぱりよく分からない。 P128の2コマ目なんて漫画の内容ではなく漫画としてよく分からない。 もしかしたら「空が灰色だから」の第36話「ただ、ひとりでも仲間がほしい」の中にあるように 普通の人が精一杯サイコぶって作った漫画なのかもしれない。 タイトルを省略すると出てくるデタラメなのかもしれない。よく分からない。

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    投稿日: 2013.01.23
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    ネットを震撼させた表題作「大好きが虫はタダシくんの」を含む阿部共実の作品集。絵のタイプが好みな上にギャップありありなストーリーたちが至極。

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    投稿日: 2013.01.19
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    たとえば65ページのように、ときどき現れる「特に面白みもない、どことなくさびれた風景」に惹かれる。何をするでもなくヒマをつぶしていた中高生時代にそういった場所を歩くことがあったのを思い出す。コミュニケーションが噛み合っていない、というモチーフの作品が多い。山田花子に似てるが、また違う空気。

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    投稿日: 2013.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    異彩だらけのチャンピオンの中でなお、異様なセンスを放ち続ける阿部共実の短篇集。こういう人を鬼才と呼ぶのだと思う。 ずっと読み返したいと思っていたデビュー作『破壊症候群』が収録されているだけで、十分に買う価値はあるかと。 この収録順は意図的なんだろうなぁ。 『空が灰色だから』を知らないまま読むと、前半でほっこりして、後半に連続する理不尽な狂気に心を折られることうけあい。 というか、『ドラゴンスワロウ』が初読みだったので、どこかで容赦の無い何かをしかけてこないかと、途中まで思い切り身構えてました。 『大好きが虫はタダシくんの』は以前に読んでいたけど、やはりくるものがあります。この作者のオーソドックスな狂気をそのまま煮詰めたような一撃。 描きおろしの『デタジル人間カラメ』の狂いっぷりがおかしい。絵の不安定さやこの意味不明な吸引力が計算されたものだとヤバいし、天然のセンスだとしたらもっとヤバい。 チャンピオンの『空が灰色だから』の休載が、これを描くためのチャージ期間だったとしたらと思うとゾッとしますね……。

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    投稿日: 2013.01.15
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    久しぶりに天才肌のマンガ家を見つけた感じ。 デジタル人間カラメの後味の悪さは計算されて 作ったものなのだろうか。だとしたらやはり天才

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    投稿日: 2013.01.13
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    カラーの「乙女心」がシンプルかつとても綺麗に心に残りました 感心するような深い灰色の世界を描くなか色を少し混ぜるだけで魅せてくれるなーと

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    投稿日: 2013.01.13
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    阿部共実の短篇集。衝撃のデビュー作「破壊症候群」、webチャンピオン連載の「ドラゴンスワロウ」、読み切り「あつい冬」、各所で話題になった表題作、そして書き下ろし「デタジル人間カラメ」を収録。阿部共実の要素が余すことなく詰め込まれていて、阿部共実デビューには最適。「デタジル〜」は難解だが、2chに書き込みのあった、「デタジル人間カラメ、略して『デタラメ』」との指摘が最も正しい解釈なのかと思う。

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    投稿日: 2013.01.13
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    かの有名なタダシくんの話を含む短篇集。 作者の世界観が好きな人にはたまらないですね! 可愛い話が多かったですが、作者の描く女の子ってなんかかわいいですね。 いいと思います。

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    投稿日: 2013.01.11
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     話題になってた大好きが虫はタダシくんのは初見でしたけど、心にくるものありますねーやっぱ。他人の言ってることって本当に理解できないときは自分も復唱する癖が少しあるんですけどこうなると異常ですよねぇ、他人にこれやられるとイライラするけど、これからは待つことも大事と心のスミに置いとこう。

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    投稿日: 2013.01.10
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    こんな短い話で奇妙でえぐく哀しい物語の表題作。軽快で愉快な漫才の中にも無性に甘ずっぺえ「ドラゴンスワロウ」。やっぱ天才的だこの人。

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    投稿日: 2013.01.10
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    いわゆる初期作集で、ほぼ期待通りの仕上がりかと。「ドラゴンスワロウ」だけやや長編。割とキマシなので悶々とすると良い。

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    投稿日: 2013.01.10
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    何かきゅんきゅんする系の「カラー短編2本」「ドラゴンスワロウ」「破壊症候群」で手堅くランナーを溜めておいてからの、バース・掛布・真弓的ダーク3連アーチ。

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    投稿日: 2013.01.10