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酔って候
酔って候
司馬遼太郎/文藝春秋
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総合評価

87件)
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39
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    色んな小説にちょいちょい出てくる藩主を主役とした短編集。山内容堂、島津久光、鍋島閑叟。彼らの横顔が見れて面白い。伊達宗城の回は町民を主役としているが当時の身分制もよく分かりなかなか良かった。 巻末の芳賀徹の解説も興味深い。

    0
    投稿日: 2025.12.28
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    幕末は日本史の沸騰期という言葉を残しているけど、それが顕著に感じられる話。山内容堂の熱くなっている時と、小御所会議の諦めが伝わってきた。単純に鍋島直正が出てて嬉しかったし、結構評価高いのが嬉しかった。

    1
    投稿日: 2025.10.12
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    幕末、維新に関わる主要人物のなかで、山内容堂にフォーカスしている時点で読みたいと思った。 「龍馬が行く」と合わせて読むと、関ヶ原を起点に狂い始めた人々の人生が維新に繋がっていくという臨場感が伝わってくる。 高知県の方はお酒に強いとかよく飲むとか、ボスからしてこれなんだから仕方ないな(笑)と思いながら読んでいました。確かに高知ご出身の取引先の方の飲み方は半端ない。

    1
    投稿日: 2025.02.18
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    短編集。幕末の大名4人。山内容堂、島津久光、伊達宗城、鍋島直正。最初二人は面白かった。残り二人はそこまで。伊達宗城に関しては、伊達宗城がメインの話ではなく貧乏男が主人公。

    0
    投稿日: 2023.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    山内容堂、これまで呼んできた幕末史のイメージ通り、キレ者なのにロマンチストで酔狂で、かわいらしさを感じる。 当時、時勢を先読んで公武合体論の走りのような考えで先行していたはずの彼が、最終的には拗ねて山に籠り切って女と酒に耽溺していったこと、なんだか辛くなった。やるせない。 島津家ってだいぶクソな気がする。幕末史を読めば読むほど薩摩好きになれませんごめんなさい。 伊達宗城というよりは嘉蔵の話が中心だったが、これは泣けた。先に花神で蔵六目線を読んでいたからこそ、なおのこと蒸気船作りの難題とか身分制度の厳しさがより強いものだと認識できて、めげずに頑張る姿が心に沁みた。 鍋島閑叟は、浅い知識しかなかったけど、意外と本作で1番面白いパートだったかも。ミニェー銃しか知らなかったけどエンフィールド銃というさらなる小分類(?)があったのね。 龍馬目線も蔵六目線も、今回は鍋島閑叟目線も学んで、改めて長崎を訪れてみたくなった。

    0
    投稿日: 2023.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    audibleで視聴 伊達の黒船  これホント⁇と思うウソのような話。  見たこともない黒船を作れと言われた、長屋に住む、誰からもバカにされている貧乏な男。  ひとりプロジェクトで、上司も周りも誰も手伝わず、嫌がらせを受けながらも、なんとか黒船のエンジンを作っちゃう。  格が低すぎて発注者の殿様にも直接会うこともできずじまい…時代とはいえせつない  ストーリーは面白い

    0
    投稿日: 2022.08.26
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    幕末期の賢侯と呼ばれた異色の大名をモチーフにした4つの短編より構成されている本書だが、その中で、伊達宗城が治める宇和島で身分も低く渡世も苦手な一庶民である嘉蔵が、40代になってから自身に眠るクリエイティビティを目覚めさせ、見たこともない蒸気機関の製作に挑む『伊達の黒船』は特に心を揺さぶられて秀逸だった。

    1
    投稿日: 2022.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    p.199 親が子をおしあげて隠居させ、自分が相続者になるというはなしは、町人の社会にもあるまい。 p.313 人間の物の考え方というものは議論でやるべきものではない。眼で見、手で触れる物で表すべきだ。 藩主の視点で見ると幕末のイメージもまた変わってきます。いろんなフィルターを自分の中にもっていたいなーと思いました。

    1
    投稿日: 2022.04.04
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    面白かった。 幕末人気は高けれど、なかなか“主役”にはなりにくい四人の藩主を中心とした物語。 徳川幕府の最後を飾る藩主たちだが、彼らを知ると徳川270年の“罪”が分かり、維新は起こるべくして起こされたのだと感じずにはいられない。

    1
    投稿日: 2022.03.07
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    これを読んで龍馬伝などを観るとまた全然違って視点で楽しめる 同時代の賢人の半生も面白い これを読んだ後では高知の日本酒、酔鯨を飲んでかつおをたべたくなります

    0
    投稿日: 2022.02.11
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    【司馬遼太郎幕末短編再読月間③】 2019年に購入してから二度目の再読。 幕末四賢公や、幕末の藩主、彼らに 巻き込まれたり、人生を翻弄された人々。 〈あとがきより〉 著者はこの幕末という動乱の時期の 藩主=殿様たちの、巻き込まれ、息を潜め 取り残された姿に思いをはせ続けていた とのこと。

    1
    投稿日: 2022.02.05
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    幕末に賢候と呼ばれた四人の大名についての四編の短編が収められた短編集。それぞれの大名が皆別々の思いを抱いて幕末に臨んでいたことが詳しい人物描写を通して知れた作品でした。司馬遼太郎の歯切れの良いリズム感のある文章も相まって日本史のことを勉強したことのない私でも背景が分かりやすく理解できました。容堂の何かしたいがどうしようもなさ、大久保の時間をかけた策略や嘉蔵の不遇さが痛い程伝わってきて、当時の生活が手に取るように分かりました。読後の満足感もとても強く司馬遼太郎の他の作品へ興味が湧きました。 個人的に初めて読んだ歴史小説だったので新鮮でとても楽しめました。

    4
    投稿日: 2021.08.28
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    山内容堂が生理的に苦手なので読もうか読むまいか迷いましたが、食わず嫌いもダメだなと思って読みました。 山内容堂の「酔って候」、島津久光の「きつね馬」、伊達宗城の「伊達の黒船」、鍋島閑叟(かんそう)の「肥前の妖怪」、の4本を収めた短編集です。 司馬先生はあとがきで、風雲の主役は藩の家来たちが担当したが、そんな中殿様たちはなにを思い、どう行動し、時流にどのように反応したのだろうかということが長い間の関心事だったと書いており、本書を書くきっかけになったようです。 本書を読んだ感想はやはり幕末の殿様にはあまり興味をもてないなあと思いました。 風雲の主役たちに比べてインパクトが薄すぎて、なかなか厳しい。 「こういう人達だったんだな」という一応の知識は入ったので、読んで損はなかったが。

    1
    投稿日: 2021.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    山内容堂、島津久光、前原嘉市、鍋島閑叟の4人にスポットを当てた、幕末短編集。それぞれ個性が強烈である。容堂は明君ゆえ朝幕二重政権は愚と認識しながらも、徳川への恩が忘れられずに公武合体論を唱えた。しかし革命は時として理不尽であり、血を欲するところがある。小御所会議で公卿岩倉に揚げ足を取られたのが致命傷となり、ついには薩長土連合政権が誕生するにいたるのであった。その他にも、自らのお家騒動の副産物として煙硝蔵と化した幕末の火種を作った久光、技術のみで提灯貼りから造船技師に化けた嘉市、勤王・倒幕など幕末の風雲に飲まれず超然と自藩の洋式化のみに注力した閑叟など、興味深いドラマが史実とともにドラマチックに蘇る。

    0
    投稿日: 2021.04.16
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    山内容堂、島津久光、伊達宗城、鍋島閑叟の伝記短編集。「養子大名」の観点は新鮮。宇和島から人工衛星を打ち上げるという発想も面白い。

    0
    投稿日: 2020.08.16
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    山内容堂、島津久光などの賢候について掘り下げたストーリー。竜馬がゆくでは彼等は脇役だったが、この本を通じて、彼等の人柄や考え方・嗜好などに接することができ、幕末歴史の理解と関心が一層深まった。

    1
    投稿日: 2020.05.31
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    幕末の賢候たちの話。 それぞれ主人公は、土佐の山内容堂、薩摩の島津久光、伊予宇和島の伊達宗城、肥前の鍋島閑叟。 維新志士でも新選組でもない、ちょっと変わった視点の幕末を。

    0
    投稿日: 2020.05.12
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    司馬遼太郎さんの幕末短編集 収録作品 ①酔って候  土佐藩の山内豊信を主人公 ②きつね馬 薩摩藩島津久光が主人公で、倒幕論者でなかったにもかかわらず、下級藩士の急進的な運動により討幕維新に向かわらざるを得なかった。「酔って候」と同じく『翔ぶが如く』原作の一部になった。 ③伊達の黒船 宇和島藩の伊達宗城と、彼に命じられて蒸気船を開発した前原巧山(嘉蔵)を描いた。1977年の大河ドラマ『花神』の原作のひとつ。 ④肥前の妖怪 近代化に邁進する肥前藩の鍋島直正を描く。

    1
    投稿日: 2020.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幕末の雄藩・薩長土肥のうちの長州を除く薩土肥の藩主、山内容堂・島津久光・鍋島閑叟を取り上げた司馬遼太郎の三作品。幕末ものは名維持維新後に活躍した志士達を主人公にしたものが多いので異色だが、視点を変えれば見える風景も違うことが分かる。真ん中に挟まれた島津久光のバカっぷりが際立つのが面白い。

    0
    投稿日: 2020.04.26
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    土佐藩独特の階級制度、それは関ケ原の戦いでの(微妙な)武勲による土佐領地のやり取りまで遡るわけだから、歴史の長い遺恨になるのも当然で、そりゃちょっとやそっとでは解決しないよなぁ、と。武市半平太や坂本龍馬のような郷士出身の志士を最後まで全く相手にしなかったという容堂候の、お殿様としてはちょっと変わった男気に溢れ義士的で徳川幕府に対する忠信を持ち続け、当時の諸国大名の中では珍しい才覚をもった豪快なひとりの男の人生、という意味で非常に面白かった。 とにかく土佐の男はいごっそうで酒豪なんだわなぁ。

    3
    投稿日: 2020.04.20
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    幕末のお殿様の生活を垣間見ることができる。特に、山内容堂と島津久光について、幕末の志士達との行動を照らし合わせると、よく整合されており面白かった。

    0
    投稿日: 2020.03.08
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    長編だけでない短編も面白い。国民的作家の司馬遼太郎が幕末の賢公たちを描いた短編集。 表題作は土佐の山内容堂。他に薩摩の島津久光、宇和島の伊達宗城(主役は嘉蔵だが)、肥前の鍋島閑叟の4名。 宇和島藩の話だけ異色。黒船来航を知った藩主の気まぐれから手先の器用な提灯貼り職人の嘉蔵が蒸気機関の制作を命じられる話。江戸時代の藩の身分差別がなんとも切なくなる。 いずれも少しだけ日本史に現れる人物ではあるものの、良く考えるとほとんど歴史の流れに影響を与えていないという壮大な皮肉。短編ならではのあっさりした結末。 司馬遼太郎というと「竜馬がゆく」「坂の上の雲」のような長編の方が有名であろうが短編集もまた面白い。

    0
    投稿日: 2020.03.05
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    江戸から明治という日本にとっては時代をジャンプする転換点にあり、その時代の荒波の中で改革をリードした薩摩、土佐、肥前の藩の藩主が主人公である本書は、志士が主人公となった時代にあって、どんな想いを持って、この一大構造改革に相対したか、旧体制の権力側の藩主が描かれることが少ないのて興味を持ったのだが、やはり時代の主人公になるには胆力、見識ともに欠けていたように思えた。一番酷いのは島津久光であり、早逝した斉彬の卓越した見識や人望に到底追いつけない愚昧さで薩摩を潰してしまわなかったことを喜ぶべきかもしれない。土佐の山内容堂は所詮豪腕を鳴らすタイプの藩主であり、歴史の表舞台に飛び出たのは大政奉還の詔を直言したこの一点につきる。草案した志士を褒めるべきであろう。一人、評価に値するのは鍋島藩主閑叟であり、外に開けた感覚を持ち軍の近代化に努め実績を残したが、やはりリーダーとしての資質がなかった。身内を固める一手で国家を論じ率いていく器ではなかった。 結論として一大構造転換を動かして行ったのは下級武士を中心とする名もない人々だったということであり、改めてこれを確認する結果となった。

    0
    投稿日: 2020.01.03
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    明治維新に活躍した西郷隆盛や坂本龍馬などの志士たち。彼らは低階級の武士身分に属し、そのコンプレックスをモチベーションにして、社会変革を成しとげた。では、彼らの上司である藩主は、維新や志士たちにどのように関わり、どんな考えを持って行動したのか。 多くの志士たちを排出した薩長土肥の4藩主を主人公にした短編小説集で、司馬遼太郎がそんな疑問に答える。 表題作は、土佐藩主の山内容堂が主人公。彼は武芸にたしなみ、知識欲も旺盛、自ら行動しないと気がすまず、そして大酒豪。大名ではなく、藩士として生まれていれば、歴史に名を残す志士になったかもしれない。 そんな彼は時代の変化を感じながらも、大名として、徳川家に忠義を尽くすことを最善と考える。そして、徳川家を残す最高の一手として、大政奉還という奇抜なアイデアを発表。さらに大久保や岩倉との議論にも勝利目前。が、その安心感と美味い酒は一瞬だった。 この山内容堂をはじめ、維新の藩主たちは時代に翻弄されるだけだった。命ずべき武士たちは勝手に藩を離れて、志士となったり、切腹したり。そのうえ、廃藩置県で領地も大名としての身分も没収。この時代の藩主というのは才能があろうとなかろうと、同じ運命だった。酒でも飲まなきゃ、やってられない。

    3
    投稿日: 2019.12.11
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    【読了メモ】幕末の藩主層のお話がぎゅっと詰まった一冊。山内容堂、島津久光、鍋島閑叟と、伊達宗城(の元で蒸気船を造った御雇嘉藏こと前原嘉市)の短編集。

    1
    投稿日: 2019.09.07
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    久しぶりの司馬遼太郎。幕末の4賢候にまつわるエピソードを集めた、歴史の本流を知ったうえで読めると違った側面を楽しめる感じの1冊でした。ちょうど、八重の桜をDVDで見ていたり、会津若松や京都を訪ねたりしていたので、そういう意味で本の中で展開される物語と並行した物語や会話が交錯したりしておもしろかったです。そして、やはり文章がうまい。一場面の補足を概観でしてみたり後日談としての意味付けをしたり、現代の読み手が、あまり知識を持ち合わせていなくても読みやすく楽しめる文章という点で、こういうレベルを目指したいと思えた文章で楽しめました。

    0
    投稿日: 2019.06.23
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    四賢侯のお話。各一話 X 4。 佐賀出身のせいもあってか、鍋島閑叟の話が一番おもしろい。 山内容堂が徳川を朝敵とする会議で加えた反論は、短刀一本で封じられたとは言え、熱い。関ヶ原以来の恩義に応えたもの、という本人の整理は、まさに歴史主義でおもしろかった。

    1
    投稿日: 2019.06.22
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    酔って候 きつね馬 伊達の黒船 肥前の妖怪 著者:司馬遼太郎(1923-1996、大阪市浪速区、小説家) 解説:芳賀徹(1931-、東京都、日本文学)

    0
    投稿日: 2019.01.04
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    幕末の四賢候と呼ばれた、山内容堂、鍋島閑叟、島津久光、伊達宗城を綴った短編集。幕末は役者が多いが大名視点で語られる本小説は、漫画のように楽しめる。これを読めば、鍋島閑叟が好きになる。

    0
    投稿日: 2018.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幕末の動乱の中で偶然にも出現した賢候たち。実際賢かったとは思うが、それ以上に各国の頭という立場故に誇張された噂が時代を変転させた原因となる、言い換えれば実力以上の影響力を残した賢候達の物語といえます。 土佐の山内容堂は豪傑で酒飲みという印象だが、歴史の大きな立役者たる坂本龍馬の存在を知らず、志士である武市半平太を死に追いやるなどで佐幕に固執したために視野が狭くなり残念な末路に。 島津久光についても同じようなものを感じるが自己に驕りすぎる気質があり、大成を成したとは言えない存在に。 伊達宗城、鍋島閑叟についてはあまり知らなかったが今回の短編で興味がもてた。 司馬作品は長編こそやはり楽しく、短編は読み応えの点で物足りないが、ほかの作品と照らし合わせながら主幹の相違を楽しむうえで貴重な作品ともいえますね。

    0
    投稿日: 2018.03.14
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    幕末の4大名(土佐の山内容堂・薩摩の島津久光・肥前の鍋島閑叟、そして、宇和島の伊達宗城)をとりあげているが、一番面白かった大名は科学かぶれで傑出した頭脳を持つ肥前の妖怪でした(明治維新後数年で亡くなったのはほんと勿体ない)。伊達の黒船の主役は下賤の平民嘉蔵ですが、司馬遼太郎の作品は平民を描かせた方が史実の拘束を受けないぶん自由度が高く面白いです。  他方、きつね馬は島津久光の無能ぶりを書いているので、今後、西郷隆盛と大久保利通は大河ドラマでえらい苦労させられるんだろうなあと思い溜息ひとつ。酔って候は以前大河ドラマの龍馬伝を見てたので新発見もなく特に普通な感じ

    0
    投稿日: 2018.02.09
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    久しぶりに司馬遼太郎。 しかも短編集。 舞台は幕末、新選組や江戸幕府直結関係かと思いきや 全然また違う当時200以上いた藩主の話。 土佐藩の山内容堂・薩摩藩の島津久光・宇和島藩の伊達宗城・肥前佐賀藩の鍋島閑叟 山内容堂はもう説明なしで有名すぎるから特にw 表紙の瓢箪の絵(お酒が入った)然り、まぁとにかく終始お酒が好きで気性が激しすぎ。 島津久光は自分が一番!って思いこみすぎてほかの人の意見聞いたり聞かなかったり(自分でなんとなくしか考えずに)ふと気が付けば倒幕なう。みたいな。 伊達宗城は思い付きがすごいというか何で黒船を 提灯職人に任せるのか謎だったけど結局は出来ちゃったのがすごい。 しかしこの職人がとてもかわいそうだった… して、最後に鍋島閑叟。 この人が個人的には一番面白い。 富国強兵が趣味だもの…趣味にすんごいお金使ったおかげでまぁ強くなったんだけど。 パッとしないのは、脱藩者ほぼいないので佐賀藩独自という感じ。 こうゆうのドラマにしてほしいんだけど。

    2
    投稿日: 2017.07.07
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    当時の世界にあたかも自分が存在しているかのような感覚が楽しめる。 担がれている者のつらさ、勘違い、わかっているのに会えtの行動。それがまた楽しい。 決して幕末期のメジャーどころでない登場人物なのにこんなに面白いなんて。。 やはり、幕末は面白い。

    0
    投稿日: 2017.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幕末、山内容堂、島津久光、伊達宗城、鍋島閑叟、この4人にまつわるエピソードを描いた短編集。 幕末ではもっと有名な御仁が多くいるが、もっと凄い面白い人たちが居たんだということを改めて実感。 山内容堂、島津久光のエピソードももちろん面白いが、それ以上に特に伊達宗城と蒸気船製造を命令される前原嘉市の話、鍋島閑叟を中心に語られる鍋島佐賀藩の二重鎖国状態だった実状の話などかなり面白い。 個人的には大河はマイナー系の話の方が好きなので、ぜひ大河のネタとして扱ってくれないものか。 司馬遼太郎はこういうマイナーな人たちも緻密に取材し自分の考えも織り交ぜながら伝えてくれるのでやっぱり凄い人だったんだよなぁ。

    0
    投稿日: 2016.09.14
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    幕末史というと、とかく血なまぐさい印象ばかりが強いが、それを払しょくしてくれるぐらい喜怒哀楽入り混じった楽しい人間模様を描いている。大政奉還の陰に容堂あり。革命前夜に陥れたA級戦犯は島津家のろくでなし?宇和島の嘉蔵は幕末版太閤記さながらの成り上がり。閑叟は幕末人の中で最も人生を楽しんだ?とにかくびっくり仰天、ぶっとんだ偉人たちの人生模様が面白くてはまる。

    0
    投稿日: 2016.08.07
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    司馬遼太郎の小説を読むのは20年ぶり?かな。 今年は没後20年なので、書籍やTVでいろんな企画があり、楽しい年になりそうです。 この本は、幕末の以下の4つの短編集からなっている。 「酔って候」:土佐藩主 山内容堂 「きつね馬」:薩摩藩主後見人(実質藩主) 島津久光 「伊達の黒船」:宇和島藩主 伊達宗城 「肥前の妖怪」:肥前佐賀藩主 鍋島閑叟 江戸幕府は中央集権のような形に一見見えるが、実質は地方分権なのがよく分かる。そして関ヶ原以降二百数十年も経つと、戦国の気風はなくなり、生まれながらにしての殿さま(山内容堂のような「棚ぼた」の例外もあるが)が、この幕末の時代をどう乗り切るか、あるいはどう対応したかがよく分かる。 そして討幕を実行したのは、藩主とは直接お目見えさえ出来ない下級武士が多いのであるが、彼らと藩主や藩全体の関係がこれまでよく分からなかったが、この本を読んで氷解した。 山内容堂は、最後まで坂本龍馬とは会っていないし、大久保は藩主・島津久光に取り入る為に、久光の趣味であった囲碁を学び数年かけてやっと会えるようになり、その後流罪の西郷を呼び寄せ、二人で実質的に藩を乗っ取った。 肥前の鍋島閑叟以外は藩のマネジメントも出来ず、下級武士が暴走するなかで、世間からは賢侯などとおだてられ、この時代の喜劇の主役を演じて行く。 また鍋島閑叟も藩から脱藩者を殆ど出さず、いち早く西洋化した軍隊を揃えるのであるが、本人自身は時代的には、やはり喜劇役者の役割しか与えられていない。 幕末の裏面史として面白い小説であった。

    0
    投稿日: 2016.03.03
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    山内容堂、島津久光、伊達宗城、鍋島閑叟のお話。 幕末動乱期のお殿様のお話。動乱期に何を思い、どのように行動したがが記されている。 やっぱり工業って大事なんだなあ。 鍋島閑叟の話は、もっと読んでみたいなあ。

    0
    投稿日: 2015.09.21
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    幕末の4人の賢侯・藩主を主役にした4つの短編。 いわゆる幕末物の舞台裏を見てるよう。 彼らは、それより150年前に生まれていたら、名君と呼ばれていただろうし、それよりもっと前なら、ご先祖様と同様、戦国大名として、名を轟かせたのかも知れない。 際立った個性、そして、知性とエネルギーの持ち主・・・。でも、血筋のみを理由に、多くの家臣を従える立場であるが故に、時代の流れは、彼らを通り過ぎていったのだろうか。 後藤象二郎が、主君としての山内容堂を見る眼。 大久保利通が、主君としての島津久光を見る眼。 それは、既に、絶対的に忠誠を誓う主君に対する眼ではないはず。 そして、佐賀藩で鍋島閑叟が導入した教育・試験制度について、「人物をことごとく同じ模型にいれるようなもので、度外れた気象を失わしめるもの」と猛反発した大隈重信の思いは、その後、早稲田大学の精神につながっていったのだろうか。 ・・・。 あとがきによると、今から50年前に書かれた作品だけど、全く古さを感じない。 主人公たちが生きた時代は、せいぜい150年前だけど。

    0
    投稿日: 2015.04.07
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    幕末になると300諸侯の中で統治能力が高い大名はかなり少なかったようです。その中で今回の四人はまともだったのだろう。山内容堂、島津久光、伊達宗城、鍋島閑叟はそれぞれキャラが立っていて面白い。特に伊達の黒船に登場する嘉蔵は凄い。。

    0
    投稿日: 2015.03.29
  • 酔って候

    幕末の藩主達を主人公にした短編集。呑兵衛殿様の山内容堂(土佐藩)、どちらかと言うとバカ殿様の島津久光(薩摩藩 )、マニアックな武器ヲタ殿様の鍋島閑臾(肥前藩)と、キャラの濃い藩主達の物語は面白い。人格者だったらしい伊達宗城(伊予宇和島藩)編のみ、軍艦のエンジニアを命ぜられた町人が主人公で、頭の古い侍達に苦しめられるが苦難が実を結ぶ結末が爽やか。

    3
    投稿日: 2015.01.07
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    酔って候 その時代の制約がある。 その制約を 打ち破ることができず 自己矛盾に陥っていく。 自分の才能を 時代の中で どう客観的に見つめるのか。 『殿様』は、やはり バカ殿様 である。 才能があり、剣のたしなみあり、詩人である 山内容堂。 殿様になれないはずが 急死がつづき、 殿様になることで 悲劇と喜劇が始まる。 身分 というものを 肯定して 人が 平等であるとは つゆとも思わなかった。 バカ殿が 周りの殿を バカ殿と思うのが面白い。 歴史の本を読むことで 自ら 信長と呼ばれたいとおもう。 自分を英雄化することが、好きで、その立場にいた。 そして、自分の中にあるのは 『果断』 だとおもう。 その『果断』が、暴走する。 安政の大獄で 隠居させられるが、復活 そして 武市半平太グループを 弾圧する。 公武合体。 徳川家の恩を感じる。それが200年前のことであるが。 そして、天皇を敬ったりする。 どちらが正しいのか よくわからないほどだ。 『酔えば勤皇、覚めれば佐幕』と言われた。 韓非子の言葉に準ずる。 『仁を持って衆を撫する、というのは嘘でござる。法を用い、刑をもうけ、恐怖を持って統制する以外に治国の道はござりませね。』と吉田東洋は説いた。 佐幕で 英雄にもなれず 倒幕で 英雄にもなれず 酒と美女に囲まれて 45歳で 死す。 きつね馬 島津久光 という 薩摩藩の殿様の話。 斉彬と言う殿様が 偉大すぎて、ある意味では 損な役割である。 出生も 江戸の大工の娘 が母親 というのも 何となくうさんくさく、その上で 斉彬の子供たちを 殺してしまうと言う 執念にも恐れがいる。 久光は 鹿児島から 外を出たことがない 田舎殿様。 あくまでも、自分中心主義で 周りがよく見えない。 また、西郷とは 徹底して そりが合わない。 小松帯刀、大久保利通の 言うがママに動いていく。 大久保利通は じつに 政治家であり、陰謀に満ちている。 江戸の薩摩屋敷を 焼いてしまうと言うのが すごい。 久光は、大久保利通に担がれるままにいても、 本人は気がつかず 自分の藩士を殺し、生麦事件で イギリス人を討ち、 それだけで、薩摩が 時代を作るような 雰囲気を醸し出したのは 時代のなせる技だった と思う。 伊達の黒船 伊達宗城は 宇和島藩 10万石の 殿様。 ラッキーに 殿様になれた 経緯がある。 土佐、薩摩藩に 恩を売ることで 幕末のすぐれた殿様として登場。 黒船をつくる というアイデアが 原動力だった。 それを 提灯はりの 嘉蔵に 任せちゃうのが すごい。 この話は 花神の 大村益次郎と 交差する。 嘉蔵は とにかく、蒸気船を作ってしまうのだから、さらにすごい。 嘉蔵のおかれた立場を通じて その時代の矛盾が浮き彫りとなっている。 サムライとは、上前をはねるだけの存在であることが、 なぜか、中国の高官の姿によく似ていて 笑える。 肥前の妖怪 佐賀藩は 長崎を管理していた。 鍋島は長崎で持つとも言われていた。 閑叟は 磯浜に育てられた。 潔癖性で 手をしっかり洗う。 佐賀藩は 葉隠れ で有名であった。 その葉隠れの精神を 大隈重信は嫌った。 鍋島閑叟は 金が全くない藩であることを知り、 金が すべてである。金を稼ぐことで 藩を強くしようとした。 そして、兵器を最新式のものとした。 そのことが 薩摩 長州 土佐 肥前 という  明治維新の中心的な役割を果たした。 それにしても この4人の殿様  じつに 喜劇的な存在である。

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    投稿日: 2014.07.01
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    藩主の視点で描かれる幕末も面白い。 山内容堂、島津久光、伊達宗城、鍋島閑叟。幕末の殿様4人にまつわる短編集。

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    投稿日: 2014.05.10
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    脇役が好きなので読んでみた。賢いと自分で思ってはいるがやっぱりちょっとお馬鹿な大名たちの小説。現代の世襲の政治家もやっぱりこんな感じで身分差別的な思考はどこかにあるんだと思う。

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    投稿日: 2013.07.31
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    ☆☆2013年6月レビュー☆☆ 幕末動乱期、明治維新を主導したのは それぞれの藩の藩主ではなく、主に下級藩士であり、脱藩浪人であった。江戸300年の間に、多くの藩主はいわゆる飾り雛のような存在になっていたのだ。 しかしそんな中でも、英明な藩主もいた。 この短編集ではそれらの藩主を中心に取り上げている。 土佐藩主 山内容堂 薩摩藩主後見人(実質藩主) 島津久光 宇和島藩主 伊達宗城 肥前佐賀藩主 鍋島閑叟 皆それぞれに個性があって面白い。 宇和島藩主の伊達さんは、黒船造りを市井のちょうちん張の職人に任せるような人物で、そうしてそんな発想が生まれるだろうと驚かされた。 鍋島さんは肥前の妖怪と呼ばれ、佐賀藩の軍を洋式に一新。戊辰戦争では最強の軍事力を持つに至った。その先見の明には恐れ入る。 満足のいく一冊だった。 ☆☆2017年4月レビュー☆☆ 『伊達の黒船』 常識にとらわれない事の大切さ。 「異人が作れるものを、宇和島の提灯屋がつくれぬはずがあるまい」という発想が大事。何事も「できない」と決めつけてしまえば進歩はない。 『きつね馬』 志を果たすためなら、利用するものは利用する。大久保は島津久光を徹底的に利用した。命がけで。 「おのれの志を世に実現しようとすれば、権力者に取り入らねばならぬ」と大久保は語る。 だが、どうだろう。 仮に島津の殿様が『酔って候』の山内容堂のような自信満々の独裁者だったら。それでも大久保は取り入ることができたか。

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    投稿日: 2013.06.23
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    幕末四賢侯の四部作、以前若い時に何回も読んだ、山内 容堂の部を読み終えて一休み、面白い人と言う気がする 後の三部はいずれ読もう。 容堂の事を色々云うが色んな見方が有るんだろう、突然 世に出てあっという間に消えた人なんだなと言う感じ。

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    投稿日: 2013.06.20
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    ドラマ化して欲しいです。マジに。日本の役者さんには詳しくないですが、出来る方がいるのかどうか…特に春嶽さま…www

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    投稿日: 2013.06.16
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    江戸時代の賢候についての短編集。 ものを成す人と成さない人の違いの一つとして、自利的と他利的な信念の違いがあると思う。自利はやはり自分が最も得をするように計らうため、どこかで歪みが生じ、認可されず、頓挫してしまう。他利と自利のバランスを考えることが自己実現に大切なのではと思った。

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    投稿日: 2013.05.05
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    この小説を読み幕末の土佐藩主、山内容堂の生涯が少し分かった気がする。天才的な機略、聡明さを備え持つ容堂は関ヶ原以来の徳川に対する恩顧が根底にあり薩摩や長州とは立場が違うと考えていた。容堂の考え方と凄まじい弁脚には誰もかなわないが時代に負けたという事だろうか。二升入の瓢箪で酒を飲む、鯨海酔侯は凄い。

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    投稿日: 2013.03.22
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    ボリビア、ラパスで「蛍坂」と交換してもらった。東京で読み終える。 歴史小説をあまり読んだことがないせいか時間がかかった。他の作品も読みたい。

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    投稿日: 2013.02.19
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     どの時代であっても、ほとんどの人間が時の流れに飲み込まれている。何人も世に参加しているが、その影響力の小ささに人は嘆く。

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    投稿日: 2013.01.25
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    幕末の動乱期、土佐、薩摩、伊予、肥前の藩主たちの物語。 志士たちの物語に出てくる藩主は、存在ばかりが大きくて、ここまで藩主の個性にスポットを当てたものは読んだことがなかったので、興味深かった。 時勢が読めている人、流される人、頑なな人、いろいろ。

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    投稿日: 2013.01.10
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    山内容堂いいキャラしてるね。 実際にいたら嫌な親分なんだとは思いますが、わたしもその教養と歴史を愛する姿に惚れてしまいました(^ ^)読んでいてとても面白かったです。223-163さんの意見に賛同します。

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    投稿日: 2012.11.16
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    幕末の土佐・薩摩・伊予・肥前の殿様の話。 肥前の鍋島閑叟の物語はなかなか見かけないので(というか、大名では幕末の四賢候ぐらいしか取りあげられないから)、新鮮で知らないことも結構あったので面白かった。 やっぱり幕末はアガルな。

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    投稿日: 2012.10.12
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    幕末維新で描かれる雄藩の四賢侯それぞれを描く短編集。 なんといっても、「酔って候」土州の山内容堂。口をきけばやくざ、態度は粗暴、歴史と教養と酒に溺れるばかやろうです。最初は嫌な男と思っていたのに、程なくして惚れてしまった。 安政の大獄、大政奉還後の情勢、何度も浮き沈みがあり、自分が田舎にいることに地団駄踏み、大舞台では吠える。鯨海酔侯、いい男です。 公卿の家に二升のひょうたんを持って乗り込み、主人が居留守の間ごくごく飲み干します。空になったひょうたんにまた二升注げと言って、また飲み、最後に現れた主人に政論を説こうとするが、 「酔った。(公卿に向かって)運がいい」 と言って帰るエピソードが一番好きです。表紙の意味がやっとわかりました。 「痛快淋漓たる豪傑におわす。」と評される通りの人で、気持ちが良かったです。 「きつね馬」の島津久光は、つまんない男というのが如実に描かれていて、本当に魅力のないつまんない話でした。 「伊達の黒船」は人斬り以蔵に似ている。歴史に残らない身分の低い町人の話でした。戻りますが、武市と以蔵を捉え、吐かせて殺したのは容堂だと「酔って候」を読んで初めて知りました。宗城の名君ぶりも気持ちいい。 「肥前の妖怪」は、見事な妖怪ぶりでした。実業的、スマートで軍国主義、まさか当時の佐賀がそこまで軍事的に優れ、ヨーロッパ諸国の技術を取り入れているとは露ほどもしりませんでした。ただ、藩主の名前が難しくて最後まで頭に読み仮名が残らなかった…なんだっけ…。 四国九州いいですね!旅に出たいです!特に、土州。山内繋がりで功名が辻も読みたくなりました。

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    投稿日: 2012.09.29
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    山内容堂を描いた表題作など幕末の四賢候を主題にした短編集。伊達宗城の宇和島藩でひょんなことから蒸気機関作りを命じられた町人嘉蔵を描く「伊達の黒船」が面白い。世襲の藩役人に嫌がらせされながらもそれを見事に成し遂げ、名字帯刀を許された一町人の物語。

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    投稿日: 2012.09.05
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    幕末の藩主4人の短編集。司馬さん相変わらず容赦ないな! 実像との比較に焦点を置くならば、物議をかもしそうな人物解釈。 「人生訓」としてこれを読むならば、司馬さんの鋭すぎるほど鋭い観察眼に色々考えさせられる……。(解説にも似たようなこと書いてあったかも) 私は司馬&吉川から歴史小説を読み始めたので、司馬作品は好きです。

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    投稿日: 2012.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    司馬遼太郎さんの作品を連続で読み、これでもかという程幕末を繰り返し読んでいます。 同じ作者だからこそ同じ時期を様々な切り口で描いているのがとても面白い。 人間は本当に色々な人がいるのだということがよく分かり面白いと思います!!

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    投稿日: 2012.05.08
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    幕末四賢侯しばりの短編集かな〜と思いきや、春嶽はずしの閑叟が入っていた!。まあ、細かい言を言えば、斉彬ではなく久光やったし。でも、どの話も面白い。

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    投稿日: 2012.04.27
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    久し振りに司馬遼太郎を読みました。 いままで随分と司馬作品を読みましたが、今回は幕末の賢侯にスポットをあてた短編4作品。 それぞれの藩主のダイナミックな人生に迫力を感じます。 やはり、広く緻密な調査と鋭い解釈が司馬作品の魅力なんだなぁと改めて思いました。 幕末好きの方(こんなジャンルもアリ?)、おススメです!

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    投稿日: 2012.04.17
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    激動の幕末。四賢侯といわれた4人の藩主を取り上げた作品。時代の奔流の中で改革や前進をはかる人たちの情熱が伝わる。

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    投稿日: 2012.04.17
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    幕末の混乱期。三百諸侯のほとんどがなす術を知らない中で、名君と呼ばれ、世間の期待を集めた『賢候』の話。公武合体思想が如何なるものかがわかった。

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    投稿日: 2012.04.07
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    幕末の藩主たちは何を考えあの時代変化を受け入れたのか。最後は版籍奉還、失う側であったはず。四人の藩主の物語で司馬さんが考える。 四賢侯、松平春嶽、島津斉彬、伊達宗城、山内容堂。果たして本当に時代の賢人たり得たのか。 本作題材は上記四賢侯のままでない。 山内容堂 酔って候 島津久光 きつね馬 伊達宗城 伊達の黒船 鍋島閑叟 肥前の妖怪 閑叟を除き、連枝分家の厄介者、藩を揺るがす混乱(お由良騒動)の元となる妾腹の子、はたまた養子からと、藩主になるまでの経緯も初めて知る。幕末の主な小説ではすべて藩主として存在、または隠居している状況から始まるため、彼らの生い立ちは新しかった。 本当の時代の英傑として、斉彬、閑叟は特異点であった。閑叟については今回良く知れた。(歳月も読んではいたが) 芳賀徹氏の後書き素晴らしい。 Sakamoto Ryouma and Meiji Restoration ( Marius B. Jansen) いつか原文読みしたい。

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    投稿日: 2012.02.28
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    最後のお殿様達が何を考えて生きていたかに焦点をあてた、素晴らしい切り口の本だった。 晩年には、自分は一体何だったのかと思ってしまうのが悲しい。

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    投稿日: 2012.01.20
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    容堂さんの話だけ読んだ。土佐の上士と郷士の関係はやっぱり複雑なのねー。容堂さんいろんな意味ですごい人だなー。

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    投稿日: 2011.12.15
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    これは短編X4で読みやすく、かつ微妙に有名どころが主人公でなかなか良策でした。 ・山内容堂(竜馬が行くの脇役だけど大名) ・島津久光(翔ぶが如くの脇役だけど大名(代理)) ・伊達宋城(花神の脇役だけど大名) ・鍋島閑叟(うーん。短編「アームストロング砲」の関係者?花神にもアームストロング砲でてきますよね) という、幕末を彩る4人の大名方が主人公という異作。 個人的にはお勧めです、。

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    投稿日: 2011.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    容堂公の話が目当てだったが、結局全部良かった。 特に、後半二つの伊勢の黒船と、肥前の妖怪は良かった。 伊達の黒船は、42才の冴えない提灯職人が、突然蒸気機関を作れと言われて苦労して作ってしまう話。右も左もわからない状況から、最終的に結果を出すにまで至るのは尊敬する。僕には絶対できない。しかも42才。 エンジニアとして周囲の無能な上司等に悩まされながらも貫徹した意思、技術がとてもかっこよかった。 肥前の妖怪は、幕末の激動期に、もくもくと自藩の近代化を進め、強化し続けた肥前藩主の話。超然とした鍋島閑叟の振る舞いがかっこいい。シミュレーションゲームをやるが如く大局を見て、手を打っていく姿が、維新の立役者である薩摩や長州藩士が小さく見えてしまう。

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    投稿日: 2011.06.23
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    幕末といえば志士を連想するけど じゃー藩主たちは?ってことで 土佐藩主 山内容堂 薩摩藩主 島津久光 宇和島藩 裏借家人 嘉蔵 (and 宇和島藩主 伊達宗城) 佐賀藩主 鍋島閑叟 に それぞれ焦点をあてた短編集。 みんなすごい。 仙巌園もっかい行きたくなったー!

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    投稿日: 2011.06.14
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    土佐の山内容堂、薩摩の島津久光、伊予宇和島の伊達宗城、肥前の鍋島閑叟を描いた短編集。純粋な歴史主義者でるにも関わらず勤王主義という矛盾した思想を持つ山内の狂態、生麦事件、寺田屋事件を意図せず引き起こした島津の未熟、ちょうちん屋に黒船を作らせた伊達の酔狂、葉隠を否定した鍋島の実務主義ぶりが面白い。個人的には島津久光の権力への執着ぶりを描いた「きつね馬」が一番気に入った。ちょうちん屋の前原嘉市はNHKの大河ドラマ「花神」で愛川欽也が演じていた。

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    投稿日: 2011.04.04
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    幕末期の4諸侯の話。山内容堂、島津久光、伊達宗城、鍋島閑叟。坂本龍馬や西郷隆盛等英雄伝が有名である陰で、当の藩主がいかに考え、いかに行動していたかが納得できた。司馬さんの作品の中でも特にお勧めの短編集である。11.3.31

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    投稿日: 2011.03.31
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    幕末期の諸侯を描いた短編集である。 彼らお殿様は幕末期の主役ではない。明治維新への開花は彼らの部下である下級武士主導で実施された。坂本龍馬しかり、西郷隆盛しかり…。幕末を舞台にした作品では、こうした主役にスポットがあたり、本書に登場するお殿様は脇役に添えられることが多い。そこを敢えてお殿様に光を当てたのが本書。司馬先生の誠に心憎い遊び心である。 本書は4人のお殿様が描かれている。 「酔って候」 土佐藩主:山内容堂の半生を描いたもの。「竜馬がゆく」では悪役として据えられている容堂。アルコール依存症のおっさんなのだが、やることなすことはちゃめちゃである。しかし私はこんな人が好きである。もっとも、上司にしたくないタイプではあるが…。あくまで小説で客観的に見る分に関しては良いだけである。坂本龍馬が随所で脇役として登場し、言わば「竜馬がゆく」のB面といった感じであった。 「きつね馬」 薩摩藩の島津久光が主人公。厳密に言えば久光は藩主ではない。名君:斉彬の弟として棚ぼた式に薩摩藩の主導権が転がり込んだ男であり、本書では異端と言って良いくらい才能や人徳がない。下級藩士の西郷隆盛に「ジゴロ(田舎者)め」と馬鹿にされたり、松平春嶽にあしらわれたり、山内容堂に襟首を捕まれるシーンは非常に笑えた。ヒーロー然とした歴史小説ばかりでなく、たまにはこんな馬鹿殿様を読むのも良い清涼剤である。 「伊達の黒船」 宇和島藩主:伊達宗城が命じた蒸気軍艦の造船事業に関わった提灯張替え職人の最下級町人:嘉蔵の苦労を描いたもの。他3編と違い、形式的な主人公をお殿様としつつも、実質は嘉蔵が主人公。印象的だったのは長崎留学中の惨めな生活である。余りに哀れで涙を誘われたほど。そうした辛苦を乗り越え、蒸気船はペリー来航7年目には完成。幕末四賢侯の中では最も影の薄い伊達宗城だが、こうした功績が有ったとは知らなかった。 「肥前の妖怪」 肥前藩主:鍋島閑叟の富国強兵を描いたもの。幕末から明治維新に活躍した藩として薩長土肥が挙げられるが、坂本龍馬関係、新撰組関係の作品を読んでも肥前藩士はほとんど出て来ないのが不思議だった。それもそのはず、一藩統制主義で個人プレイが許されず、脱藩者もほとんどいなかったからである。藩主の閑叟は勤王や佐幕のいずれも属せず、そのくせ動乱期最後に薩長土と手を結び幕府を滅ぼし俄に「薩長土肥」となったためである。このあたりの滑り込みは見事である。江藤新平、大隈重信、副島種臣ら肥前藩士が明治維新に活躍出来たのも閑叟の功績だろう。

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    投稿日: 2011.03.20
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    並外れた才能があり相次ぐ藩主の死により運良く土佐藩主となる所から始まる。強烈に自己中心的な人で、酒に酔うが如く左幕、尊王をフラフラする。個人的には四賢候の中では『肥前の妖怪』の話がおもしろい。

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    投稿日: 2011.03.18
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    とっても面白かった。龍馬伝の時に近藤正臣さんが演じていてとても惹かれていたので司馬さんで本があることを知って飛びつきました。是非読むべきです。あんな殿様いたら家臣は大変!でも小さくまとまってなくて凄い。

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    投稿日: 2011.03.03
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    藩主は、特徴がないものだけれども、幕末には特徴(自主性?)のある稀有な藩主がいた。山内容堂他、興味深い幕末の藩主の姿を知ることができる良書。 結局、維新には、誰も残らなかったことは、幕末維新が下級武士の革命、と捉えることが出来る根拠。

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    投稿日: 2011.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幕末期の4名の史実。土佐の山内容堂に始まり、島津久光、宇和島藩伊達宗城、肥前の鍋島閑ソウ。容堂の凄みと人生観はやくざ的なものを見た。伊達については蒸気機関船の建造に裏借家人の嘉蔵といわれるものを知らず知らず登用していった話し。一国の主、藩主は楽ではないだろうが、やはりそれぞれに人生観や特異な面や才能、一本の筋がないと風雲期は埋もれてしまうのだろうと感じた。

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    投稿日: 2011.01.02
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    幕末の革命期を描いた小説といえば、たいがいは志士を主人公に、一介の藩士や浪人の視点から描かれることが多いけれども、この「酔って候」はそれとは逆に、藩主を主人公にして、大名の視点から維新を見た短編集になっているという構成が面白い。 収録された4編の主人公は、四賢侯の中から土佐藩山内容堂、薩摩藩島津斉彬(と久光)、伊予宇和島藩伊達宗城と、もう一人は松平春嶽の代わりに肥前藩主の鍋島閑叟。 表題作の「酔って候」は、土佐藩主山内容堂の一代記で、この短編が半分くらいの割合を占める。 同じ土佐藩の中でも、身分制度の厳しさのために、郷士として活動した坂本龍馬とはまったく交わることも、顔を合わせることすらなく、容堂の視点からは、龍馬の姿はまったく見えることがない。 同じ藩から同時代の革命を眺めていても、ここまで見え方が違うものかと思うけれども、司馬遼太郎の書き方からは、龍馬に対してだけではなく、龍馬とは別のベクトルに偏った一途さを持つ容堂に対しても、非常な愛着を持っているのが伝わってくる。 志士という立場でも、その所属する藩や身分によって、それぞれに固有の事情は生まれるけれども、大名という立場で在ることは、それとは比べものにならないくらいに特殊な条件をもって変動の時代に臨まなくてはいけないことを意味する。 ここで取り上げられている4人の藩主は、いずれも一編の主人公に成り得るだけの個性と、優れた資質を十分に持っていて、彼ら固有の物語の中での明治維新を感じることが出来る、面白い短編小説集だった。 容堂の心中、悲痛であった。 (いっそ大名にうまれておらずに、一介の士民に生まれておれば、おれはきっと天下を奔走して最も尖鋭激烈な勤王討幕の士になったかもしれない) とおもった。気質的にはおそらくそうであろう。 西郷は、容堂の勤王好きとその天才的な機略、聡明さをよく知っている。(山内容堂)(p.117) 「唯八、おれは酔っているか」 と、馬上から小笠原唯八に声をかけた。 (酔っているどころではない) と唯八はおもった。ぐらぐらと体がゆれている。差料は、二字国俊で蝋塗りの刻み鞘、丸鍔に銀の覆輪、黒柄に金目貫がきらりとかがやき、脇差は川井正宗で、こしらえは金無垢に転び獅子を彫りつけたこじり、鍔は金家作で垣に郭公の彫り、柄は黒。 どうみても豪華である。唯八は、この殿の酔態がすきであった。えもいえぬ気品があり、どうみても二十四万石の酔態というべきであった。(山内容堂)(p.129) いわゆる幕末の志士は多く倒幕以前にたおれたが、生き残った者も、しょせんは革命の志士で新しい行政機構の行政家としては不適格であった。ところが大久保ひとりは例外で、卓絶した行政能力をふるった。革命家の激情と権謀の才をもち、かつ治世の能吏でもあるという才能は稀有といっていい。(島津久光)(p.163) 「佐賀の学制は、幾多の俊英を凡庸たらしめた」と大隈はいっている。ただし、閑叟ののちの活躍にとっては、俊英などは無用有害であった。なぜなら、佐賀藩を動かす頭脳は、閑叟がもってうまれた頭脳一つでこと足りた。あとは犬のように従順な藩士がおればよい、というのが閑叟の帝王学であった。(鍋島閑叟)(p.281) 歴史の魅力は時をおいて評価できることだ。四賢侯といい、五賢侯といっても、その世界観、経綸の能力、藩士に対する統率力は、棋士でいえば素人と玄人の差ほどに、閑叟はかれらよりもまさっていた。山内容堂のごときは、その土佐藩の上部は佐幕、下部は長州的勤王派で、収拾つかぬ混乱のまま明治維新をむかえている。(鍋島閑叟)(p.304)

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    投稿日: 2010.11.10
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    幕末の賢候たちを描いた短編集。 土佐の山内容堂、薩摩の島津久光、伊予宇和島の伊達宗城、肥前の鍋島閑叟 幕末を齧った人なら一度は聞いたことがある藩主たち。 彼らは小説において、主役になることはなく 常に、主人公を覆う権力であるなど支配者として描かれるケースが多い。 そんな彼らの考えや苦悩を伺えたことは凄く楽しかった。

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    投稿日: 2010.07.12
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    大河ドラマ「龍馬伝」にあって、ひと際その怪演が光る近藤正臣の山内容堂。実際はあの時代、あんな年寄りじゃなかったはずなんだけど、「怪物」容堂の描き方としてそれほど間違いとも言えない演出かも。 本書は、幕末4賢候といわれた、山内、島津、伊達、鍋島の4藩主を描いた短編集。各人が幕末のあの時代にあって、かなり突出した個性であったことも事実だが、結果的に喜劇を演じさせられることになった時代のめぐり合わせの不幸も感じさせられる。それぞれ戦国時代に生まれるべきお殿様だったのね。 その中でもやはり山内容堂は突出してる。世が世なら、日本を変えてた一人(結果的に変えたともいえるかもしれないけど)。この酔っ払い一人のために、日本がどれだけ左右にぶれたことか。

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    投稿日: 2010.07.04
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    幕末の殿様達の生涯を描いた作品。殿様も大変なんだなと思ったけど、時代を作るには動き続けないととも思った。やっぱりこの時代の殿様には日本を作れなかったな。。

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    投稿日: 2010.06.13
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    「酔って候」→山内容堂 「きつね馬」→島津久光 「伊達の黒船」→伊達宗城 「肥前の妖怪」→鍋島閑叟 http://blog.livedoor.jp/maikolo/archives/51070407.html

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    投稿日: 2010.05.23
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    よーどー表題に、殿本。春嶽公… 町人に蒸気船を造らせる話は、大村益次郎との差を考えると胸にくるものがある。封建制の厳しい面がよく現わされたお話だった。 久光に関しては西郷側に非があると思うよ、うん。

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    投稿日: 2010.05.02
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    読み終わった 司馬遼太郎が山内容堂を描いたと聞いて。山内容堂は武田鉄矢・小山ゆうの「お~い!竜馬」の頃からの印象があったが、凡そその印象どおりだった。 他にも、幕末という激動の時代に「貴族」たちは何を考え、どう行動したか、面白い切り口の一冊。

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    投稿日: 2010.04.13
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    久しぶりに司馬遼太郎の本を読んだ。 幕末動乱の中で強い個性をもちながら、歴史の中心についに立つ事ができなかった、あるいはしなかった大名達のお話が四編纏められている。 最初の「酔って候」の主人公山内容堂はもちろん、「きつね馬」の島津久光、「伊達の黒船」の伊達宗城、「肥前の妖怪」の鍋島閑叟。彼らは皆なにがしかに酔い、中心に立つ事はなくとも、強烈な印象を読者に与える。 どれも、読むのに時間はかからないが、特に鍋島閑叟の人物は大名の中では異質に感じられ、一読の価値があると思う。

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    投稿日: 2009.09.18
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    「賢侯」と言えども、やはり殿様であり貴族のため、幕末、血を吐きながら駆けずり回った志士たちとは、思いや目指すところが違うのは仕方ありませんね。幕末、藩主たちが何を考えていたのか、それを知る上で面白い小説でした。個人的には、肥前の鍋島閑叟の考え方に共感しました。

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    投稿日: 2009.06.14
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    2007/02/12 幕末に活躍した四賢候(山内容堂、島津久光、伊達宗城、鍋島閑菅叟)をそれぞれの立場から、四編にまとまっている。どの編とも関わりがあって、時間が交差するので、一風変わった雰囲気の時代小説。

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    投稿日: 2007.02.15
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    幕末時代の素敵藩主の皆さんのお勉強が出来ます。 この一冊で土佐、薩摩、宇和島、肥前の幕末の重要藩主、重要藩をいっきに学習しちゃいましょう☆ 自分はこの本で斉彬様ラブになりましたvv

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    投稿日: 2006.12.06
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    読んだのはほんとは旧版だけど、画像がないのがなんとなくつまらないので新装版を♪ 幕末というのはほんとに面白い人たちを輩出した時代ですね。幕末の大名にあまり興味のない人は、まず「竜馬がゆく」を読んでからこちらを読むと楽しめるのでは、と思います。

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    投稿日: 2006.07.24
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    幕末の大名を中心にした短編集です。1冊きり。 部下に踊らされて気が付けば倒幕をしてしまった薩摩藩の藩主、酔ったように激しく生きつづけた土佐藩の藩主、維新の騒動を横目に自分の道楽の軍開発を進めた肥前藩の藩主、障子張りから蒸気船を作ることになった男等等。 さぁ、名前が浮かんできますか?これで君の歴史力がわかる・・・なんちゃって。 司馬先生の書く人物は、自分勝手で差別主義で情けなくてとてもかっこいいと言えない時もあるのに、とても魅力的です。

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    投稿日: 2005.11.17