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静おばあちゃんにおまかせ
静おばあちゃんにおまかせ
中山七里/文藝春秋
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総合評価

123件)
3.7
15
51
43
1
1
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    テミスの剣の登場人物の外伝的作品。 それぞれの短編が小気味良く進んでいき、主人公の葛城と円の関係性も温かみを感じる。 という感じで心地よく読み進めていったら、最後の最期で驚愕の展開!!

    10
    投稿日: 2025.09.19
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     この表紙はなんだか中山七里先生の作品じゃないみたいと思わせておいて、読後はあぁ~やっぱこの表紙はこの作品によく似合うと思わせてくれました。静おばあちゃんと孫娘の円、葛城刑事もこれまで読んできた作品に登場してきたので、そこも得した気分にさせてくれます。特に、4話「静おばあちゃんの醜聞」は「テミスの剣」のことだなぁ~と!そちらも読んでいたので、いい感じにデジャブ感を味わえました。そうそう、イケメン犬養刑事もちょこっと登場します(^-^)  前置きでちょっと触れましたが、静おばあちゃんは日本で20番目の女性判事を務めた経験があり、孫娘の円は自分も法曹界で働きたいと大学で法学を学んでいます。そして葛城刑事は、誰からも好印象をもたれる人の良さそうで聞き上手の刑事です(ちょっと葛城刑事もいいかも♡)。葛城刑事が遭遇した事件に、円がアドバイザーとして参画する(実は静おばあちゃんの助言を得て)5編の短編集となっています。  それぞれの短編は、まぁまぁ…そうなるよね!みたいな感じだったんだけれど、エンディングでやられました!あと円と葛城刑事の恋路もまた新鮮で面白く読めました。  静おばあちゃんが、乱れた円の部屋を目の当たりにして注意する場面…  「本棚はその人の知性を、部屋の状態はその人の精神状態を表すのよ。この部屋の住人は精神錯乱なの?そんな風だから、あなたは鈍感で人を見る目も洞察力も半人前で」  これ…私のことを言われてるんじゃないかと思っちゃいましたよ(^▽^;)

    93
    投稿日: 2025.09.04
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    タイトルの「静おばあちゃん」は『テミスの剣』の高円寺静裁判官。 ストーリーはともかく、『テミスの剣』を先に読んでいたからこそ、心に響いた静おばあちゃんの言葉。 「どんな行為にも言い訳がある。どんな人間にも正義がある。でも、それは本人以外の目で測ると歪んでいることがままあってね。しかも組織という枠組みの中にいるともっと頑迷に、もっと歪んでしまうの」 「正義というのはね、困っている人を助けること、飢えている人に自分のパンを分け与えること。定義なんてそれで充分」 「権力を握った人間は自分が正義だと思い込んで、その正義を揺るがすものを赦そうとしない」 「仕事の価値はね、組織の大きさや収入の多寡じゃなくて、自分以外の人をどれだけ幸せにできるかで決まるのよ」 退官して四半世紀以上、たいそうなお年のわりにしっかりしてらっしゃると思っていたら… さらっと軽く読みました。

    10
    投稿日: 2025.08.24
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    読書録「静おばあちゃんにおまかせ」3 著者 中山七里 出版 文藝春秋 p90より引用 “「本棚はその人の知性を、部屋の様子はそ の人の精神状態を表すのよ。この部屋の住人 は精神錯乱なの?そんな風だから、あなたは鈍 感で人を見る目も洞察力も半人前で」” 目次より抜粋引用 “静おばあちゃんの知恵  静おばあちゃんの童心  静おばあちゃんの不信  静おばあちゃんの醜聞  静おばあちゃんの秘密”  平凡な警察官と元裁判官とその孫を中心に、数々 の事件を解決する短編連作ミステリ小説。同社刊行 作文庫版。  同じ仕事仲間であるはずの警察官に怒鳴られて、 話を聞いていた部屋から飛び出した主人公の一人・ 葛城公彦。仕方なく別の相手から先に話を聞くこと にし…。  上記の引用は、とっ散らかった孫の部屋を見て 放った、主人公の一人・静おばあちゃんのセリフ。 物理的に片付けることで、見えない部分も片付いて 行くのかも知れませんね。  一つ一つの話が丁度よい長さで、気軽に読み進め られる一冊。ミステリ好きな人には良い一冊です。 静おばあちゃんが少々説教臭い気がするので、その 辺が好みの別れどころかと思われます。 ーーーーー

    1
    投稿日: 2025.03.19
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    毎度おなじみ、どんでん返しの帝王 「中山七里」大先生の小説でございます。 今回ももれなくあります。大どんでん返し。 ぼくが80代であれば間違いなくラストの展開に 驚きすぎて心臓発作おこして天空へ飛び立ちます

    1
    投稿日: 2024.12.17
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    読んでいて何度も赤川次郎さんの著作かと勘違いしそうになった。若い警察官とさらに若い一般人の女の子という組み合わせと、個性豊かでなぜか昭和を感じるキャラクター設定、割とぶっ飛んだ仕掛け、などが三毛猫ホームズシリーズを連想させるのかな…? 全体的に軽快な印象だけど、正義について、人を裁くということについて、などを深く考察できる一冊になっている。

    11
    投稿日: 2024.11.14
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    痛いところをついたミステリー。 冤罪、外国人労働者、宗教団体、独裁国家、隠蔽、暴力団、癒着…。 物語の形にしながらも、読者に現実世界の問題諸々を意識させることにも重きを置いているような気がした。10年前の作品ではあるが、一層この問題が色濃くなった今読むと、彼の眼にうつる日本はどう見えているのか気になるところではある。 それにしても中山七里のミステリーは盤石で隙がなくて面白い。ただ、登場人物の容姿に対する言及やら絶妙に色恋沙汰を含ませる感じ、その描き方が若干生理的に気持ちが悪い。どうしたものか。前までは感じなかったのに、今回はそれを露骨に喰らったような気がした。作者の暗い面がそこに投影されているのかな、とも邪推してしまう。逆にそれを感じる私にもコンプレックスがあったりして。 法曹界はよく分からないけど、法律を知ることは自分を守ることのような気がしたし、その中で己を律することも可能なのかもしれないと思った。だが、現実はそうではないんだろうし、もっともっと腐敗しているんだと思うと、一体私は何に守られ、何を守って生きないといけないのか分からなくなってきた。 静おばあちゃんのような人と暮らすのは息苦しいが、少し円が羨ましい感じもした。法律家といい、医師といい、世間で体裁の良い職業はどうしてこうも世襲制というか同じ職業に就こうとするんだろ。だからこそ、腐敗が進み、大事なところで大事なものを見落とすんだろうね。 憤りが判断によるものか感情によるものか 正義とは困っている人を助けること どんな高邁な精神を持っていても、自分の同族を冷徹に殺めてしまう人はいない。1人の個人になる。 小言がカチンとくるのは図星だから 理解されているという前提があるから最後には角を引っ込めて笑い合える。 全ての女性にはオオカミに誘われたいという願望がある、という嘘 宗教は麻薬と似ている 詐欺師というのは自分がついた嘘に酔っているから、その嘘を逆手に取る人間がいるなんて想像していない 明治6年までは仇討ちが許されていた 人が人を捌いていた 人は与えられた情報でしか物事を考えられない。類推できなきゃ。人は無意識のうちにその情報が本当だと信じようとする。相手の話を最初から嘘だという人はそういない。 権力を持った人間は自分が正義だと思い込んで、その正義を揺るがすものを赦そうとしない 叛乱は成功した暁には革命という名称に変わる

    2
    投稿日: 2024.10.18
  • 一捻り

    引退した裁判官の老婆が謎解きをする話。 老婆の昔話で作者の『テミスの剣』に登場した裁判官であることに気付く。 この辺は作者のファンとしては嬉しいところ。 真相を暴いた老婆が孫娘を通して真面目な刑事に話していくつもの事件を解決するというのが面白いし、孫娘の両親のひき逃げ事件の謎も明らかになっていくので飽きさせない。 そして、ある程度予想したラストと思ったら、もう一捻りしてあって、やられたね。

    0
    投稿日: 2024.09.22
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    安楽椅子探偵になるんかな? 中山七里さんの小説で、ちょこちょこ出てた女性裁判官。 引退して、孫と一緒に暮らしてる。 このお孫さんが、ちょっと捜査一課の刑事さんと知り合いで、たまにアドバイスする。 その刑事 葛城さん、まるで刑事に見えない。 犬養さんも、時々登場と。 短編集5つ! 事件解決は、  静おばあちゃん    ↕︎  円ちゃん    ↕︎  葛城刑事 のリレーで、解決! やはり、お年寄りの知恵は大切! 更に、元裁判官ともなれば! 安楽椅子探偵って、現場に行かず、話などを聞いて事件を解決に導くんやけど、確かに、出来事を整理した上で、俯瞰できるかも? 現実には、そうあっさりいかんやろうけどね! あれ? 得意の大どんでん返しないやん! … あったわ〜! 最後の最後に! 凄いのが! それが、安楽椅子の真の意味か… (*˘-˘人)゚.:。+゚

    101
    投稿日: 2024.09.19
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    静おばあちゃんシリーズ?な短編集。 静おばあちゃんはあまり出ませんが、最後にバシッと決めてくれます。 さすがです! どの話も面白く、そして最後の静おばあちゃんの秘密には驚きでした。

    20
    投稿日: 2024.09.10
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    ヒポクラテスシリーズの合間に軽めそうなこちらを…とチョイスしましたが、侮るなかれ。 新興宗教、外国人労働者、冤罪逮捕、独裁国家etc.とバリバリ社会派中山節炸裂です。 静おばあちゃんが職を辞するきっかけの事件が語られていたり(詳細はテミスの剣)。 葛城刑事と円の恋の行方が書かれていたり。 オチには少し驚いてしまいましたが、大満足大満腹の一冊です。

    4
    投稿日: 2024.07.31
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    これは、表紙から騙された。もう少しほんわかした事件をイメージしていたんだが…良い意味で裏切られた。高円寺静という名前に聞き覚えがあって、調べたらテミスの剣の裁判官とわかり鳥肌。そういえば冤罪の話で、おばあちゃんが後悔している判決がこれのことか。と繋がった。テミスの剣の再読をすることにする。

    3
    投稿日: 2024.05.12
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    元裁判官である静おばあちゃんが、五つの事件の謎を解く、安楽椅子探偵ものの連作短編集です。 タイトルと装画のイメージで、日常の謎を扱ったものなのかなと思ったのですが、内容は不可能犯罪を取り上げたものが多く、本格ミステリの雰囲気が感じられます。 設定は緩めながら、他人だけじゃなく自分にも厳しい静おばあちゃんのキャラクターは、中山さんのこれまでの作品に通じるものがありました。 最後に見られる趣向には驚きましたが、個人的にはサプライズなしのエンディングでも良かったような気がします。

    1
    投稿日: 2024.04.27
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    タイトルや表紙、短編ものというスタイルからなんとなく「スピンオフ」のイメージを持っていましたが…。 おばあちゃんの孫を愛する心に涙

    0
    投稿日: 2024.03.17
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    タイトルと装丁からゆるい物語なのかな?って 思っていたけど、しっかりがっつり事件が起きて 満足のいく作品でした。   連作短篇集でラストには安定の驚きが。 マイルドな作品だなぁって読んでいたらちゃんと(?) 中山ワールドになっていたので良かった。   静おばあちゃんの鋭い言葉や、ぶれない芯の強い考え方、 だけどおばあちゃんらしい物事の考え方もするから面白い。   孫の円と葛城の恋路は必要だったのか?とちょっと思うけど…   静おばあちゃんは他の中山作品にガッツリでてくるのでそちらも要チェック。

    1
    投稿日: 2024.03.09
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    おもしろかった。読みやすい。 噂話を聞くだけで謎解きできちゃうような系でトントン拍子でどんどん展開していくから飽きない。 最後の最後にあんなおばあちゃんの秘密があるとは思ってなかったのでいい意味で裏切ってもらえた。 もっと読みたい。

    0
    投稿日: 2024.01.27
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    すごく読みやすかった。 タイトルと装丁からは想像しないくらい しっかり事件が起きる感じが驚きもありました。 最後は切なくなったけれどそれがなんとも言えない。

    34
    投稿日: 2024.01.24
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    タイトルのライトな感じから打って変わって、起こる事件はヘビーで多彩。 静おばあちゃんの鮮やかな謎解きも然ることながら、その言葉が心に響く。 現実世界で本当に起きた事件や事故などもストーリーの中に散りばめられていて、いろんなことを感じ考えさせられる。 文庫版の帯のキャッチそのままに、“暮らし系社会派ミステリ”、そして“驚愕のどんでん返し”だった。 はじめましての中山七里さん作品だったけれど、面白かった!他の作品も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2023.11.19
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    靜おばあちゃん、カッコイイね。 法律家志望の円さんは、靜おばあちゃんの様なぶれない芯と考え方の柔軟さを受け継いで成長して欲しい。 最後のどんでん返しは、必要なの? 何かと繋がっているのか知らん。

    1
    投稿日: 2023.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他の中山七里作品でも活躍する、高円寺静判事が登場。孫のまどかが中心になって活躍。静さん好きなので登場するのは嬉しかったし、ご高説はカッコよくて好きなのだが… 葛城さんとまどかの恋愛はいらん…25歳警察官が大学2年生に手を出すな…。偉そうに正義がなんだ言ってるけど、その前に一歩間違えたらそれ犯罪だからなって余計なこと考えてしまって良くなかったわら(笑)にしても、葛城さんは成長したな。最近の祝祭のハングマンでも登場していたが、相応に頑張ってた印象。でも時系列どうなってるんだ? そして最後に明かされる、まさかの静さん死んでいた事案…。他作であんなに活躍してるのに?!中山七里作品の中で言えば、相対的に時系列は未来なのかな。確かに表紙の静さん、脚が描かれてない!気づいてそんなところに伏線が?!とびっくり!

    0
    投稿日: 2023.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    旅のお供として。5編の連作短編集。若い刑事が女子大生に事件を相談して、女子大生が情報をおばあちゃんに伝え、おばあちゃんが安楽椅子探偵として推理し、事件を解決、というもの。民間人をそんなに現場に連れてっていいのかというのはあるけど、まぁフィクションですから。最後幽霊だしね。でも元裁判官のおばあちゃんがまたいいこと言うんだわ。ほんと円は厳しくも優しく育てられて良かったよ。静おばあちゃんは他の作品にも出てるそうだ。読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2023.10.01
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    この作品は所謂「安楽椅子探偵」ものだが、そこは流石の中山七里。普通の安楽椅子探偵ではない。 別のシリーズで主役になっている犬養隼人がちょこっと出たりしながら、こちらの主役は割とほんわかキャラクターで話が進んでいく。 作品全体としては普通の出来だが、最後の最後にファンタジー要素が飛び出してきたのは驚いた。 この作品は第二弾が刊行されているようだが、どうやって次作に繋がることやら…。それも楽しみに次作も読んでみたい。

    8
    投稿日: 2023.06.20
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    中山七里の作品を複数読んでる人なら、どこかで出会ってるかもしれない、 高円寺静とその孫の高円寺円が事件を解決へと導く、5編の連作短編集。 主人公は警視庁の若手 葛城公彦。 事件を捜査するもうまくいかず、困ったときに高円寺円に意見を求める ことになり、そこから事件解決へ向かう。 安楽椅子探偵と刑事もののミックスと言った感じ。 別作品が思い浮かんだものを紹介します。 この作品を読んでいて、2話は新興宗教に入信してしまった上司の娘を棄教 させるために、葛城が頼まれて遂行するも教祖の謎の出来事により、 高円寺円を頼ることになります。 この話は、ドラマがヒットしたトリックを彷彿とさせる内容で、 読んでいるとトリックをご存じの方は似てるのでオマージュかなって思うでしょう。 次に、4話ですが、冤罪がテーマになってます。 冤罪と言うキーワードでは、どうしても、スティーヴン・キングの名作で、 グリーンマイルと言う作品を思い出します。この作品は、1932年の大恐慌時代の アメリカの死刑囚収容所とそれを語る現代の老人ホームが舞台となってます。 収容所にデカくて屈強そうな黒人が収容されるのだが、実は気弱で優しく、 謎を秘めていた・・・。と言った作品で感動と不思議なホラー系ファンタジー小説。 ところで4話はどういう内容なのってのは、読んでくみてださい(笑)。 全体的には、中山七里さんと言えば、どんでん返しの帝王ですから、 その通りの展開になると思ってください。さらに○○トリックがありますので、 そこもびっくりするし、最後は泣けるかもしれません。

    0
    投稿日: 2023.05.14
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     中山さんこういうのも書けるのか。面白くて一気に読めた。ラストは予想外でちょっと驚いたけど。どの話もあとちょっとで解けそうな所までしかわからず。おばあちゃんのお説教は毎話自分も教えを請うように読んだ。そういえば裁判官が主人公の話って読んだことないかも。どういう思いで判決を言い渡しているのか知らず、新鮮だった。警察官の主人公・葛城も真面目で不器用だが憎めない良いキャラだし、続編も読まねば。

    1
    投稿日: 2023.05.01
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    若手警察庁一課所属の葛城は事件を通して知り合い惹かれあい女子大生円と付き合う様になる。 彼女の洞察力で事件を解決していくのだが実は本当の名探偵は彼女と暮らす元裁判官のおばあちゃん。 最後にどんでん返しもあり楽しく読めた一冊。 続編が出ることを期待してます。

    1
    投稿日: 2023.04.20
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    中山七里の作品としては割と軽いタッチだった。それでも、知らなかった法曹界の事情など初めて知る事も多く楽しく読めた

    1
    投稿日: 2023.04.08
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    正義感が強いけど、外見とその優しさから、冴えない警視庁刑事の葛城公彦。 その側で、手がかりを基に事件を解決に導く女子大生の円(まどか)と、その祖母静。 警察に手の余る難事件を、緻密な推理で解決していく爽快感と、2人の恋愛事情も入ってきて、とっても面白かった。 最後の出来事は、さすが中山七里さん~のどんでん返し~

    1
    投稿日: 2023.03.10
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    面白かった 5編からなる短編連作ミステリー 一点だけ、最後の最後が自分としては気に入らないオチでした。 法律家を目指す静あばあちゃんの孫娘の円と葛城刑事が次々の難題を解決していきます。 ■静おばあちゃんの知恵 組織犯罪対策課長が射殺体で発見。被害者の体内に残されていた弾丸は組対課長補佐の拳銃から発射されたもの。 犯人は課長補佐なのか? ■静おばあちゃんの童心 派手な服装をしている資産家の老婆が殺害。動機ある身内はみなアリバイがある。 そのアリバイは崩せるのか? ■静おばあちゃんの不信 新興宗教団体の教祖が死亡しながらも、死体が消失 教祖が蘇るとのこと。 密室からの死体消失の謎を解きます。 新興宗教にのめりこむ上司の娘を救い出すことができるのか? ■静おばあちゃんの醜聞 クレーン操縦者がその運転室で殺害。実質密室な状態でどのように殺害されたのか? ここでは、冤罪について語られ、「テミスの剣」での自身の判決についてのエピソードが語られます。 ■静おばあちゃんの秘密 独裁国家の元首が厳重な警備のホテルの部屋で銃殺 これまた実質密室状態の中で、どのように殺害されたのか? 全編を通して、静おばあちゃんの法律に対する想いが伝わる物語となっています。 さらに、円の両親の交通事故の真相にも迫ります。 いわゆる謎解き系なので、謎解き好きな方にはお勧め しかし、残念なのが最後のオチ このオチは嫌いです。 「テミスの剣」を読んでから、本書を読むのがお勧めです

    42
    投稿日: 2022.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の第五話に静おばあちゃんの秘密が明らかになります。完全に油断していたので、衝撃でした。意外性という点では、同著者による「人面瘡探偵」に通じるものがあります。それぞれの短編もよくできており、オススメです。

    1
    投稿日: 2022.11.19
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    え、えー、うっそおぉん。。。という結末   私の知っている中山七里さんの作品とはまた違って、それはそれで面白いかな

    3
    投稿日: 2022.09.10
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    表紙からして軽いタッチのコージー ミステリーかと思いきや結構シリアスな事件だったりして予想外。テンポよく謎解きされていくからすぐに読める。連続ドラマ化されそうな感じ。最後の最後にファンタジー要素もあったのかとまた驚き。著者の幅広い作風にも驚いた。

    2
    投稿日: 2022.08.30
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    文庫初刷を積んでてやっと読めました。 中山七里ワールドではもはや普通となっている他作品の登場人物や事件がリンクしている部分も楽しめます。 ただこの作品は本当に予備知識ゼロで読むべきで、そうすることで得られる読後感を体感していただきたいな。 #中山七里 #静おばあちゃんにおまかせ

    1
    投稿日: 2022.08.28
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    一つひとつの話が面白いのは言わずもがななのですが、最後にまいったと思わせてもらえるのが、もうすごい。 静おばあちゃんは、この後他の作品にもたくさん出てくるので楽しいですしね。

    1
    投稿日: 2022.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結末がまさかの…。ちょっとショックなのか、えーなのか、少しもやもやする何とも言えない気持ちになってしまった。

    2
    投稿日: 2022.05.10
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    まさかの結末に感涙!ほのぼのミステリーかと思わせての本格派な事件の数々、だけどほのぼの!面白かった‼︎

    2
    投稿日: 2022.04.29
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    刑事の葛城、女友達の円、円の祖母・静。 各人同士のコミカルなやり取りが微笑ましい社会派ミステリー。 正義、親と子、宗教団体、外国人労働者、独裁国家。 扱う題材には考えさせられるが、意外な真相と盲点を突く推理は面白い。 某神父を彷彿とさせる各話のタイトルも良い。

    1
    投稿日: 2022.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他の刑事に比べて突出した技量は何も持ち合わせていなかった。洞察力が優れている訳でも犯罪捜査に広範な知識を有している訳でもなく、また恫喝や交渉術に長けている訳でもなかった。ただ、およそ刑事には似つかわしくない愛想の良さとセールスマン顔負けの粘り強さだけは自信があった。 世の中で起きている紛争や犯罪が正義と正義の衝突ということなの。おカネを盗んだり騙し取る行為だって、今日一日の日銭を稼がないと生活していけないからという正義。人を殺めるのも、この人間を生かしておいたら自分や誰かの不利益になるからという正義。 殺されて然るべき人間なんかどこにもいない。本当なら あの時に告げられた言葉をそのまま返したかったが、やめておいた。どんなに真摯な言葉でも、聞く者の耳が濁っていたら荒唐無稽にしか響かない。 「どんな人にも正義はあるけど組織の中にいると歪んでしまう」 「大人ってのは全体の正義のために罪を犯すことがあるんだ」 「戦争は大義名分のある大量殺戮。全体のために行われる殺人も存在する。でも、それは大抵が男どもの理屈でねえ。正義やら大義やらのために、お腹を痛めて生んだ子を殺されなきゃならない女にしてみたら堪ったもんじゃないわ。」 「行為は法が裁く。でも心を裁くのは神様に任せる。そう割り切るしかないんだってね」 震災、放射能漏れ、度重なる台風被害、そして欧州を起点とした経済機器。この国は千五かつてないほどの局面に立たされている。そんな中で世界一の電波塔を建てる意味は、やはり復興の旗印だ。どんな国難に襲われても何度でも立ち上がる。そういう国の象徴としてのタワーを造ることが建築屋の使命だと、土岐は思っていた。 土岐は、差別勘定は誰にでもあるものと考えている。しかし、それを言動に表すことは間違っている。 「仕事の価値はね、組織の大きさや収入の多寡じゃなくて、自分以外の人をどれだけ幸せにできるかで決まるのよ。」 新生パラグニアの国是は「軍事強盛大国」だった。税金の大部分は軍事予算といて大統領府と軍部が吸い上げ、経済も医療も教育も後回しとなった。ほどなくてして国民の中から不満が噴出いたが、大統領はこれに対し税金アップと国民皆徴兵制で応えた。逆らう者は政治犯の烙印を押され、漏れなく収容所送りにされた。うだるような熱気と伝染性疾病の万円する収容所は現世の地獄そのもので、収容された人間の半数以上が一年を待たずして野垂れ死んだ。 「決して自身の権力を己のために行使しないこと。公務員と名のつく人は皆そうね。既得権益、人事権、予算・・・。そうしたものに毛先ほどでも私欲を絡めたら、直ちにその職を辞さなければ駄目。そのためには絶えず身を律し続けること。それが人の上に立つ者に課せられた最低条件なの」

    1
    投稿日: 2022.03.16
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    どんでん返しは当然のことだけど、こう来たか…とびっくり。 5つの事件もそれぞれミニどんでん返し付きだけど、大筋がこうなるの…?っていう、ほんとびっくり結末。 とても面白かった。 解説にもあったけど、登場人物がほかの作品にも登場するこのリンクがすごく興味深く、さらに中山作品にのめりこむことになるのを中山さんは織り込み済みかもしれない。

    1
    投稿日: 2022.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    元上司の同僚を殺した罪の潔白を晴らすために奮闘する葛城刑事が相談したのは、法の勉強をする大学生の円だった。 葛城刑事は円のひらめきによって事件を解決する裏にいたのは、元裁判官の静おばあちゃんだった。 資産家の女性の殺人事件で、生前の彼女が夫や子供たちによってお金に苦労したことによって、一緒に暮らすようになった孫にすら口うるさくなってしまったことで起きた悲劇。 新興宗教に熱を入れてしまった上司の娘を取り戻すために、葛城刑事と円は潜入捜査をすることになった。 そこで見た教祖の復活と死体遺棄のカラクリの真相。 450mの工事中のスーパータワーで起きたクレーンの中での殺人事件。 犯人にされた外国人労働者の潔白を晴らすために一酸化中毒と真犯人を見つけた刑事と円だったが、 円がそこで再会したのは、彼女が中学生だった当時に起きた飲酒運転での犯人の刑事だった。 両親を失ったその事故の本当の犯人はその人ではないと直感で気づいたこと。 日本に来ていた外国の独裁指導者の暗殺に関わっていたのは、全員アリバイがある独裁指導者と一緒に来ていた人たちが国や自分達のためにと関わっていたこと。 円の両親を奪った飲酒運転の事故の裏に隠されていた警察の隠蔽と、静おばあちゃんの真実。 静おばあちゃんのまさかの姿に、そうか、そうだったのかーと。 葛城刑事と円の出会いは要介護探偵2で書かれているのかな? そっちはまだ読んでないけど、でもこっちが先に発売されてる。

    1
    投稿日: 2022.02.09
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    中山作品にもラブストーリーがあるんだ(^^) 葛城さんのキャラがあまりにも薄い!?(笑)けど、その普通さが高円寺円を呼んだわけだね。もちろん静おばあちゃんも。 ラストにはただただびっくりした!! でもやっぱり人間の嫌な部分が事件のカギになるんだね。

    1
    投稿日: 2022.01.15
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    葛城刑事が抱える事件を大学生の円に相談すると元裁判官の静おばあちゃんが安楽椅子探偵で 短編5話で5つの事件と全体を通して明らかになる過去の事件 さくさく読めて面白かったです 事件追ってない犬養さんは印象が違うな ラストは予想外でびっくり

    4
    投稿日: 2021.11.11
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    ミステリーというより物語として読む一冊だと感じた。困っている人を助ける事が正義という葛城刑事と円の祖母静、その2人の考え方に惹かれる円が静おばあちゃんの知恵から事件を紐解いていく。オムニバス形式での5話。かなり無理な設定もあるものの、物語的には「部下を見ると上司の器量が分かる」「その人なりの行動規範は自然にあり、自分の規範と世間の常識を擦り合わせていく作業を成長という」「仕事の価値は自分以外の人をどれだけ幸せにできるかで決まる」「巧遅は拙速に如かずではない」と静おばあちゃん、こうした言葉に生きる指針を感じる作品。

    1
    投稿日: 2021.08.20
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    表紙の絵が可愛らしい…なぜ? 読み終えて納得(^^) 葛城刑事は数ある作者の本の中でも一番現実味があると思う。 でもそれぞれの事件はトリックありの最後はあらっとなるファンタジー? その組み合わせの妙がちょっと好きかも? 今後の葛城刑事の登場が楽しみです♪

    5
    投稿日: 2021.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    トリックも面白い、読みやすいミステリーだった。けど最後はお婆ちゃんは幽霊だったっていうファンタジーなオチにちょっと苦笑。読み応えのある作品でした。

    1
    投稿日: 2021.08.06
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    中山七里は初めて読んだ。 ミステリというジャンルでありとあらゆるものを書きそれが後ろで繋がっている(海堂尊か)というタイプの作家という認識。それにしても途中で設定に齟齬とか発生しないのだろうか。現に海堂尊は齟齬を埋めるために新たな物語を生み出したわけだけど。 本作「静おばあちゃんにおまかせ」は安楽椅子探偵ものの連作短編集だが、起こる事件は全部重たい。これは静おばあちゃんと孫娘の円の会話に含蓄を持たせたいからなのか。 ひとつひとつの物語の筋立ては良いのだが、多作の作家だからかなんなのか、文体が読ませない…。小説は「筋の面白さ」と共にそれを語る「文の面白さ」が徹底的に必要だと思わされる。 特に、恐らく作者も本格推理志向じゃないので、題材は社会的で考えさせるのにとにかく読ませないというか、正直粗筋を読めれば物語本文なくてもいいのでは、と思わせるくらい文体が単調なのだ。面白いけど退屈。こういうことが起こり得るのか、と思ってしまった。 最後のどんでん返しも正直なところ必要がないと感じる。意味を感じないし機能していない。大体、調べたらすぐ分かるよね…。むしろなにも調べないで民間人をあんなガチの捜査に参加させるのかよ。 中山七里は職業作家として、求められているものを世に送り出しているという感覚があるのは分かる。ただ文章の緩急が単調すぎた。読みやすいのは確かだが、残るものがないというか。この短編集でもエンタメの中に色々な問題を織り込もうとしているのだが、いかんせん後に残らないのだ…。考えさせる余白が殆どないのだ。皆が喋っちゃうから。 でも難しい。そういう消費のされ方を認識して、敢えてやっているのだとしたらそれは圧倒的に正しいので。

    2
    投稿日: 2021.07.17
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    大好きな中山七里先生の本。 作者買いしたが、装丁が、六法全書を胸に抱いた可愛らしい女の子の横に、椅子に座るおばあさん。 あら、中山七里のいつもの雰囲気と全然違うわね、、、 読み始めると、あら?これは短編集ね!? しかし一編目からかなり重め(笑) 装丁と全然違うやん(笑) しっかり中山七里よ! 捜査一課、葛城刑事には天才的な閃きも洞察力も無い。 しかしガールフレンドの高遠寺円に助けられて難事件を解決する。 実は円にアドバイスしていたのは、元裁判官の円の祖母だった。 中山七里先生の作品は、作品は違えど、名前の知っている人がたくさん登場するのがたまらない!高遠寺さんもそうだが、犬飼さんも登場していた(*^^*) そしてただでは終わらない中山七里先生はこの本でも健在! 最後の落ちにはびっくり!ってかオチがあるんかい!!! いや、やられました。 さすがです!!

    34
    投稿日: 2021.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった!短編で一つ一つのミステリーがすぐに解決するのがいいね!その中で出てくるおばあちゃんの生き方や法などの考え方が素晴らしい。スッと腑に落ちる。勉強になるなあ。最後はまさか全然予想してなかったから、中山さんらしい最後だったかな。 続きが楽しみー♫ この本も何度も読み返したくなるなあ♫

    2
    投稿日: 2021.07.10
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    中山さんシリーズでお馴染みの葛城、円。 彼らに助言する立場の静おばあちゃん。 3人が難事件に対し解決に導く物語。 元判事の静おばあちゃんの視点は鋭く、盲点を突くトリックを見破っていく。 章を追う事に円の悲しい過去。その事件の真相。 そして「静おばあちゃんの秘密」 最後かなり驚かされました。 あの玄太郎との絡みも次作あるそうなので、これも読んでみたいと思います。

    13
    投稿日: 2021.05.24
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    ほっこり系の事件かと思いきや、普通に殺人事件で意表をつかれました。主人公の葛城が最初は頼りないなと思ったけど、ちゃんと良いところもあって、読み進めるほど好ましくなっていきました。円も静おばぁちゃんも知的で冷静で素敵でした。途中犬養が出てきて、おっ^ ^と思わず反応してしまった。

    2
    投稿日: 2021.03.09
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    今回はいつもの中山七里作品と違うどんでん返しが用意されていた。そのどんでん返しは涙も誘う仕上げになっている。 中山さんの数々の作品に登場する人物が何人も出てきて、それもまた楽しませてくれた。また、今回の作品では人生の教訓ともいえるものをたくさん提示してくれている。 またまた中山七里ファンになってしまった作品といえる。

    3
    投稿日: 2021.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何度も手にとって少し読んでまたしばらくたってまた少し読んで、何で一気に読まなかったんだろ? あぁぁ、まさかの結末。静おばあちゃんが登場する他の作品(玄太郎おじいちゃんとの名コンビ作品たち)は読了済みだったから、尚更堪えた。円ちゃんと一緒に『嫌だ』って声が出そうになっちゃったな。物語越しに背筋をしゃんと伸ばしてもらえるような、そんな存在の静おばあちゃん。-未熟さを憂う一方でそれを肯定してくれる- まさしくだな。 七里先生の今回のどんでん返しはこういうどんでん返しだったんだぁ。

    5
    投稿日: 2021.02.05
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    元女性裁判官の高遠寺静おばあちゃんと孫娘・円の事件簿。 第一話 静おばあちゃんの知恵 第二話 静おばあちゃんの童心 第三話 静おばあちゃんの不信 第四話 静おばあちゃんの醜聞 第五話 静おばあちゃんの秘密 事件をきっかけに円と知り合った警視庁捜査一課の刑事・葛城公彦は、ことあるごとに円と静おばあちゃんの推理に頼り、円とも親密に。 静おばあちゃんの推理鋭く、難事件を解決していく。 そして孫娘の身に起きた悲劇の真相が明らかになる。 ちょっとご都合主義的な所もありましたが、楽しく読了。

    2
    投稿日: 2021.02.05
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    ラストが意外な点をのぞくと典型的な安楽椅子探偵ですね。 新米刑事と女子大生の捜査は少し無理があるかな。 でもラストよりは無理無いかな。

    2
    投稿日: 2021.02.04
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    安楽椅子探偵のおばあちゃん。とっても素敵でお茶目なおばあちゃんが好きです。 ライトミステリーの短編でどの話もサクッと読める為、ミステリーを読み慣れていない人にもおすすめしたい。

    2
    投稿日: 2021.01.28
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    五話あるけど全体を通しての設定&謎解きもあり、わかりやすく楽しめるライトミステリー。 静おばあちゃんの知恵/静おばあちゃんの童心/静おばあちゃんの不信/静おばあちゃんの醜聞/静おばあちゃんの秘密 主人公は静おばあちゃんの孫である高遠寺円(まどか)。とその彼氏である警察官の葛城公彦。事件がおきて、葛城が円に相談して、円がおばあちゃんに話して、おばあちゃんの推理で解決に導く、、みたいな安楽椅子探偵系。その おばあちゃん自体にも秘密があり。。まあちょっとファンタジー仕立てぎみ。事件もあまり身近には感じられないようなものばかりで、フィクション×ミステリーをさらっと楽しみたい方にオススメな1冊。

    2
    投稿日: 2021.01.04
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    短編集。犯人がいつも予想外で面白かった。 孫の話だけ聞いて簡単に謎を解いてしまう静おばあちゃんはすごい。他の話でも登場していたような気がする。最後の章には驚いた。

    2
    投稿日: 2020.12.29
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    11月-16。3.0点。 裁判官を退官した祖母と、法律勉強中の孫娘。 捜査一課の刑事を手伝う連作短編。 気軽に読める。一つ一つのストーリーは結構しっかりしている。ラストは意外。次作はどうするのだろう。

    2
    投稿日: 2020.11.16
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    安楽椅子探偵本と知り手に取った本 中山七里作品一作目。 第一話 静おばあちゃんの知恵 第二話 静おばあちゃんの童心 第三話 静おばあちゃんの不信 第四話 静おばあちゃんの醜聞 第五話 静おばあちゃんの秘密 元裁判官の静おばあちゃんの孫で法律家を目指している大学生の高遠寺円 ある事件をきっかけに知り合った警視庁一課の刑事で話しが進むうちに恋人になる♡葛城公彦と 難事件を解決していく。 一話一話一気に読み進めることができる 静おばあちゃんの秘密にはびっくりした!!

    2
    投稿日: 2020.08.13
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    「要介護探偵」の方を先に読んでたので、正直最後のオチはビックリ。目についたら読んでしまうけど、作品発表順で中山さんの作品読みたい… 静おばあちゃんと円の「正義とは何か」とか「法律とは」の談義の中で、葛城と円の甘酸っぱい恋愛模様は息抜き的要素で良いと思う。

    6
    投稿日: 2020.08.07
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    「テミスの剣」を読んで、この本もあることを知ったので買ってみた。 「テミスの剣」のスピンオフかと思っていたが、こっちが先と知って少し驚く。 この本の第4話に「テミスの剣」で扱った事件の顛末が書かれているが、そうすると、この本を読んでから「テミスの剣」を読むと或るところまでは完全にネタバレってことになるのかな? あっちを先に読んでこっちを読んだので、まあ、いいけど。 警視庁の刑事・葛城が担当する難事件を、法曹界を目指す学生の円が元裁判官の祖母・静の助けを借りて解決していくというお話し。 いわゆる安楽椅子探偵形式の話で、扱う事件も古典的な密室やアリバイ崩しといった正統派の題材だが、葛城と円のコンビが微笑ましく軽い感じで読み進められる。 一方、途中で挟まる円と静おばあちゃんの法や正義についての話は結構ハードで、ここにはいつもの通りの作者の思いがあり。 5つの短編の解決とは別に、全編を通じて、最初はただの知り合いだった葛城と円が親密になっていき、葛城が円の両親の交通事故の真相にが少しずつ近づいていく話が並行して進む構成だったが、最後にこれまた驚かされた。 この作者、よくよく最後でビックリさせるのが好きみたいね。

    4
    投稿日: 2020.06.27
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    あんなにも読むことを避けていた中山センセにすっかりハマってしまい、次から次へと読みたくなる。いろんな作家を万遍なく読むという私のポリシーに反してしまう(笑)。 静おばあちゃんのポリシーは、困っている人を助けること。裁判官だったおばあちゃんの孫娘・円が根っからの善人刑事・葛城とコンビで活躍する様子はのんびりしているだけに、事件解決に向けて佳境に入ったときの緊迫感がクセになる。ただ、私が純粋に楽しめたのは3話まで。政治色が強くなってくると、担当はこのコンビでなくてもいいかもと思ってしまう。そしていつも絶妙のアドバイスをくれたおばあちゃんが。マジか。ほんまに目が点になったやんか。 いかなる真摯な言葉も、聞く側の耳が濁っていれば荒唐無稽なものになる。濁らない耳を持っていたいですねぇ。

    2
    投稿日: 2020.06.09
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    個人的な意見だが、今まで読んだ作者の中でワーストワンかも。 そもそも安楽椅子探偵ものが余り好きではないのだ。 作中での恋愛も必要あるのか?と思ってしまったし、 最後のどんでん返しも序盤で予想出来てしまった。 私としてはパンチ力に欠ける1冊だった。

    2
    投稿日: 2020.03.20
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    それぞれの事件を バックに、高円寺静「元裁判長」のアドバイスを受けながら 孫の高円寺円が葛城公彦と、解決していく。 気持ちいいくらい、スパッといく しかし、最後の章で? いつものどんでん? 静さん、好きだわ。今回は葛城公彦 犬飼も少し出てくる。 本文よりー 葛城公彦、あなたにとって正義ってなんですか? 「困っている人を助けること」

    6
    投稿日: 2020.03.10
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    疾走感はやはりさすが中山七里。 そして今回はのほほん系かと思いきや事件はしっかりとした構成。そして最後の展開もあっぱれです。

    1
    投稿日: 2020.02.19
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    さすが、中山七里の一言。タイトルを読むと静おばあちゃんが主人公かと思いきやさにあらず。いろんなミステリーが鏤められていて、飽きずに完読。あとがきにシリーズものがあるとのこと。そちらも読まねば。

    3
    投稿日: 2019.10.31
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    軽めのアームチェアディテクティブものかと思えば、さすが中山七里、謎解きもしっかりしていて面白く読めた。

    4
    投稿日: 2019.09.28
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    久々に気持ちの良い騙され方をしました 全体的に読みやすいのと、主人公をはじめ 気持ちの良い人物が多いですね

    3
    投稿日: 2019.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    意外な最後でしたが、面白かったです。 葛城さんと円ちゃんの初々しい恋愛をはさみながらの事件解決だったので、ほっこりする感じもあり読みやすかったです。

    4
    投稿日: 2019.08.11
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    ひょうひょうとして刑事と言うより旅行会社の添乗員みたいな主人公、落ち着いてるけど鋭い女子大生の円、それにいつも冷静な静おばあちゃん。 ほっこりする3人のキャラに相反して結構難解な事件。最後のどんでん返し、今回はちょっと?でしたが、面白かった。

    3
    投稿日: 2019.07.28
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    刑事の葛城公彦とガールフレンドの高円寺円の恋愛模様が話を進めていく要素になっているので、なんとなくほんわかしていて、気楽に読んでいける。しかし、次から次へと殺人事件が起こるのではある。解決の裏に静おばあちゃんがいるのだが、このおばあちゃんにも秘密があって、それは最後まで読んでのお楽しみ。

    12
    投稿日: 2019.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価は4. 内容(BOOKデーターベース) 元裁判官の祖母と孫娘が難事件を次々解決! 警視庁の新米刑事・葛城は女子大生・円に難事件解決のヒントをもらう。円のブレーンは元裁判官の静おばあちゃん。イッキ読み必至。 警視庁一課の刑事、葛城公彦は平凡な青年。天才的な閃きにも鋭い洞察にも無縁だが、ガールフレンドの高遠寺円に助けられ今日も難事件に立ち向かう。法律家を志望する円のブレーンは元裁判官の静おばあちゃん。最後まで予断を許さないストーリー展開で一気に読ませる痛快アームチェア・ディテクティブ連作。 静おばあちゃ~ん(T_T)。といいながらコレってシリーズ化されているって事は再会できるか?

    2
    投稿日: 2019.07.11
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    ドラマを見た後で積んであったのを読みました。ヒロインの円役は岡田結実ちゃんでピッタリだと思いましたが葛城さんが要潤さんだとちょっと年上かなぁと思いました。うんちくが多くてそこは飛ばしちゃいました。テレビはあっさり描いてあったけどやっぱり本は中身が濃かったですねえ。しかし最後は飛ばし読み。トリック自体はなんとなく予想できた感じでした。

    2
    投稿日: 2019.06.14
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    事件推理もそれぞれ面白く、全体を通じて伏線から繋がっていく、短編小説、最後の意外性も非常に面白い。恋愛模様もあり。凡人若手刑事という設定も、御子柴シリーズと異なり微笑ましい。 宗教家、スカイツリー的な工事現場、警察内殺人疑惑、

    2
    投稿日: 2019.05.03
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    【収録作品】第一話 静おばあちゃんの知恵/第二話 静おばあちゃんの童心/第三話 静おばあちゃんの不信/第四話 静おばあちゃんの醜聞/第五話 静おばあちゃんの秘密 

    1
    投稿日: 2019.03.24
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    元裁判官の祖母、その孫娘と恋人の刑事を中心にした連作短編集。タイトルからライトノベルかと思いきや、それぞれの話の伏線、謎解き、犯行の動機もしっかり描かれており面白かった。最後も意表をつく終わり方。

    2
    投稿日: 2019.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「さよならドビュッシー」の作者だったので。 おばあさんが主人公のほのぼのコージーミステリーかと思いきや、 いきなり警官殺人。 しかも容疑者も警察官。 まあミステリーとしては面白かったけど。 ただ、いくら事件解決した功績があるとはいえ、 女子大学生を事件現場に連れだしたりするのは、 ちょっと非現実的。 それに、たしかにスカイツリーが建築中という時代に、 随分古い話をする静さんだなーとは思ってたけど、 幽霊にする必要性はあったのだろうか。 少々疑問。

    2
    投稿日: 2019.03.05
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    元裁判官の静おばあちゃんの言葉が、厳しさと正しさと愛情に満ちている。 そして、真犯人とその犯行を推理する手法は見事です。起こる事件は悲しいけれど(そもそも捜査一課が手がけるのがそういう事件なので致し方ない)冤罪を防ぎ罪のない人たちを守ることができているので、良しとしましょう。 警視庁捜査一課の葛城公彦と高円寺円(まどか)の恋愛要素はなくても良かったかなぁ、と思うのと、最後のどんでん返しは腑に落ちないところがあるので、☆4です。 でも、続きがあるなら読みたいです。

    2
    投稿日: 2019.02.13
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    「テミスの剣」で登場した女性裁判官、高円寺静の登場する物語。孫娘の円と刑事の名コンビによる事件解決&恋愛ストーリー。テンポよく進む短編集で、最後は一つの大きな事件を締めるちょっぴりオカルトミステリー。

    2
    投稿日: 2018.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったんですが、最後に明かされる静おばあちゃんの設定は個人的に頭にすんなり入らないというか、うーんって感じでした。SFとかファンタジーが苦手なだけかもしれませんが。

    2
    投稿日: 2018.09.13
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    警視庁捜査一課の刑事、葛城 公彦。 閃きや洞察力には疎いものの、正義感だけは人一倍強い警察官。 ひょんなことから、女子大生 高円寺 円(まどか)と知り合い、様々な場面で助けられることに。 実は、彼女のブレーンは、祖母の高円寺 静(しずか)。 以前は、優秀な裁判官で、今は引退し、孫と二人の生活を過ごす。 いわゆる安楽椅子探偵の形で、孫から聞く事件の内容から、鋭い真実を見い出す。 カルト教団あり、外国人労働者の問題あり、社会的なテーマも含めて、良質のミステリーを5編収録。 中でも、第4話では、静が裁判官を辞めるきっかけとなった冤罪事件についての話もあり、「テミスの剣(つるぎ)」との見事なリンクが... そして、最後の最後に、あっと驚くどんでん返しがあり、まさに、中山七里さんの真骨頂でしょうか。 (そう来たか...) 最後のページに、胸が熱くなりつつ、円と葛城の二人に、幸多かれと願います。 【追記】 ・静おばあちゃんにおまかせの放送日はいつ?キャストを紹介! http://lanakila-web.com/shizukaobaatyan-housoubi-2780 今年3月に、ドラマ化されたんですね。 知りませんでした...(残念)

    6
    投稿日: 2018.07.12
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    刑事と女子大生、そして女子大生の祖母が事件を解決していく本格ミステリー短編集。でも、解決するのは祖母。安楽椅子探偵という扱いだ。 昔ながらの本格ミステリーっぽさと、恋愛要素を交えながら軽快に進んでいく。楽しく読ませてもらった。 そうきたか!という仕掛けが最後に待っており、すっかり油断していた自分はかなり驚かされた。円が次の作品に出るのか…。読まずにはいられないな。

    2
    投稿日: 2018.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中山七里さん、以前短編集を読んで長編の方が面白いと思っていたけど、これは良かった。 静おばあちゃんが正論をぶちかましてくれるから気持ちいい! 司法や警察や政治家に、こんなまっとうな人がいたらいいなぁ、なんて。 ただの女子大生が操作に参加できるなんて設定はむちゃくちゃだけど、そこもまた中山七里さんらしいなと(^^;; 最後は泣いてしまった。

    2
    投稿日: 2018.04.11
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    この表紙! ユーモアがあって! 社会派!というすごさ 「テミスの剣」との繋がりも あるので合わせて読むと良い。

    4
    投稿日: 2018.03.17
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    結構、謎解きでもちょっと設定が面白い。最後に大どんでん返しと、昔の犯人が見つかってしまうというおまけ付き。 でも読んだ後はすっきりで非常にさわやか。良かった。

    5
    投稿日: 2018.03.11
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    最後…寂しくて泣いてしまった… ミステリーとしては軽いので、さらっと読めてしまったけれど、普通に楽しめた。

    4
    投稿日: 2018.03.02
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    中山さんにどんでん返される快感はくせになります。『テミスの剣』を読んだのでこれも読んでみた。表紙がかわいいから軽い安楽椅子探偵ものかと思ったら、しっかり社会派でもある読み応えのある短編集でした。テミスの他にも円さんや葛城さんが出る作品もあるのだろうか。ひょっとしてもう読了済みかも。 とても面白かったです。

    2
    投稿日: 2018.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    連作短編集。面白かったです。 元裁判官の静おばあちゃんとその孫の女子大生の円、そして円に好意を寄せる刑事葛城。静おばあちゃんが語る正義には、なるほどと思いました。それにしても最後の思いがけない展開は、やっぱり中山七里さんだなぁ。それに一番驚きました。そして、これもシリーズ化は無いのだと思うと玄太郎じいさん同様残念に思います。

    2
    投稿日: 2017.12.28
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    警視庁一課の刑事、葛城公彦は平凡な青年。天才的な閃きにも鋭い洞察にも無縁だが、ガールフレンドの高遠寺円に助けられ今日も難事件に立ち向かう。法律家を志望する円のブレーンは元裁判官の静おばあちゃん。最後まで予断を許さないストーリー展開で一気に読ませる痛快アームチェア・ディテクティブ連作。 「テミスの剣」を読む前に読んでおけばよかった。

    2
    投稿日: 2017.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017年36冊目。 大好きな中山七里作品ではあるものの、タイトルや表紙のイラストからあまり期待していなかった。 でも読み始めてみると、静が語る言葉はあたし自身もつい姿勢を正して聞きたくなるような内容だったから、まぁ幽霊オチは賛否両論あると思うけどそこそこ楽しめたかな。 それに、ヒートに出てきてた宏龍会の山崎さんとか捜査一課の犬養さんまで出てきてなんか嬉しくなった。 葛城と円もほっこりさせてくれたのでまた別の作品でも登場してほしいな。 ちょうど「テミスの剣」も買ったばかりなので、このまま続けて読もうと思います。現役時代の静と渡瀬さん・・。うーん、ワクワクする!!

    2
    投稿日: 2017.07.23
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    図書館で。 口は出すけど手を動かさないばあちゃんだなぁと思ってたらまさかの展開。ちょっとびっくりしました。 警察がそんなに簡単に外部の、しかも民間人のアドバイスをホイホイ聞くかなぁ…とは思いますが楽しく読みました。組織というのは腐敗するよねぇ…と言うのが半ば当然のように語られているのはそういうものなのかな、というのか…

    2
    投稿日: 2016.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で借りた本。 20年以上前に引退した、女性裁判官高円寺静の孫娘、円に葛城が事件の解決のヒントをもらいながら、お互いにひかれていく話。最終的に静おばあちゃんがそんなことになっているとは・・・。

    2
    投稿日: 2016.12.07
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    人の話からだけでスルスルと謎解きができるなんてすごいよ、静おばあちゃん。 出かけていかないのには理由があったのね……。 円も両親のことでスッキリできたみたい。 自分が納得しないとね〜。

    2
    投稿日: 2016.11.21
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    事件を一般人にかんたんに話してしまうこと(周りの警察官までその一般人を頼りにしていることも含め)や、急な恋愛模様に戸惑いつつもそこそこ楽しんで読んだが最後のオチにガッカリ。

    1
    投稿日: 2016.10.03
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    (収録作品)静おばあちゃんの知恵/静おばあちゃんの童心/静おばあちゃんの不信/静おばあちゃんの醜聞/静おばあちゃんの秘密

    1
    投稿日: 2016.05.25
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    難しいトリックや伏線のないシンプルな展開でした。いつものように最後で「やられた」的などんでん返しもなくスッキリ読めました。ラストの1章はクリスティの「オリエント急行」的に犯人不祥でいって欲しかったかなっという感じでしょうか・・・

    2
    投稿日: 2016.03.28
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    これはほのぼの感もあって良かった。続編も期待と思ったけど、これは無理っぽい。でも、現役時代の続編はあるようだ。 しかしなぁ、刑事との恋の続きも気になるよね。静おばぁちんじゃないけど。

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    投稿日: 2016.01.09
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    葛城が円の力を借りながら、事件を解決していく。事件を解決していく中で、円の両親の死の真相も徐々にわかってくる。 静おばちゃんが円に、話す内容が本当に良い。 最後まで読むと、え?っていう驚き。でも、思い返すと、あそこはそういうこまでだったのかと、結びつき、納得。 葛城と円の恋愛も、ちょっとキュンとする。

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    投稿日: 2015.11.21
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    解説にあるとおり、表紙イメージ詐欺w ほのぼの日常系と思いきやガッツリハードなのに、ラストがちとずるい 恋愛絡んでるはずなのに甘くなく、法と罪と正義の上での事件解決とそれに伴う人の行いの話

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    投稿日: 2015.11.04
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    警視庁捜査一課の葛城公彦は、かつての上司が同僚を殺害した容疑で逮捕された事件を解決する。 しかし、事件の謎を解いていたのは過去に事件で関わった女子大生の円とその祖母・静だった。 ふたりの恋が進展する中、葛城は円の両親が亡くなった交通事故を洗い直して真相を解明していく。 軽めの謎を解決していくミステリ連作短編集なのですが、元裁判官のおばあちゃんが語る組織論や正義論がいちいちまっとうなので読んでいて大いに頷き、スカッとしました。 捜査状況を素人の女子大生に喋りすぎとか、急展開な恋模様にびっくり、とかいろいろ思うところはありますが、エンタメ小説としての魅力を損なうことなく、社会派としての面白さも兼ね備えたお話でした。

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    投稿日: 2015.09.26
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    音楽界と司法という全く関連がない2つの舞台を使い分ける中山作品の中で、本書は後者にあたる。 人を裁く者としての心構えを経験を元に厳しく優しい眼で孫に教える安楽椅子探偵のおばあちゃん。読み易い軽めの文体の中に真摯な信念が含まれており、ふと考えさせられる作品でした。 ただ、最後のオチは賛否両論あると思いますが、自分としてはいただけませんでした。

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    投稿日: 2015.09.22