
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の話の主人公の行動結果が意外だったので 彼の現在の地位、犠牲に対しての 「パラダイス・ロスト」だと思ったら 2話目タイトルが「失楽園」だった。 一番印象薄かったのだが…。 追跡が やられた、という感じ。 孤高の存在だなぁ、もはや。 そして実際頭のよい人、先見の明があった人は 日本の無茶な戦争動向をどう捉えていたのだろう。。
0投稿日: 2015.06.26
powered by ブクログスパイシリーズ。ジョーカーゲームの続き。 これは。 面白いよ。本当。 出来過ぎる完璧スパイたちの裏の裏の裏の裏あたりで行動しているスパイたちのそこもそこもそこも読んでましたから。的な、先手先手で事件を解き明かしていくのは、毎度毎度爽快。 たまんない。 そこもかい!!!!! っていうツッコミ入れたいくらい完璧なスパイっす!!!!!!
0投稿日: 2015.06.06
powered by ブクログ第1章である誤算はページが進まなかったが、ストーリーの背景が分かると読みやすく楽しめた。 スパイ物はヒーローになりすぎる傾向が強いが、能力が逸脱しているもののストーリーに影響しない分読みやすい。
0投稿日: 2015.06.02
powered by ブクログシリーズ3作目 5編収録 国内外で暗躍するD 機関のメンバー。巧みにスマートに、ミッションをこなす。 スパイ物ってなんでこんなにワクワクするんでしょう。どんなピンチでも鮮やかに乗りきっちゃう手腕に惚れ惚れします。 結城中佐の過去を暴く「追跡」ナチス・ドイツ占領下のフランスが舞台の「誤算」かりそめの平和にしがみつく「失楽園」が好み。 続編出てますよね。読むのが楽しみです。 長編が読んでみたいけど、難しいのかな。
0投稿日: 2015.05.26
powered by ブクログ長編読んでみたいけど、さてどうだろうか。 あと、このシリーズは一流のパズラーものとしてとても面白いのだけれども、その舞台となる情勢が時系列で動かないのもどうかな、と思ってしまう。 D機関が何年に出来て、何年まで活躍しているのか、というような。 今のままだと、D機関が無敵すぎて歴史矛盾を生じそうな予感がしてしまう。 ああ、でも作者の中ではきちんと年表が出来ていて、最終話で何もかもが明らかになるのかもしれないなー。最終話までがつんと読みたい。
0投稿日: 2015.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジョーカーシリーズ第3弾。 スパイの記憶喪失や、結城中佐の過去?などちょっと変化球でますますおもしろい。異常に優秀な人材が演じる一幕はそれだけでエンタテイメントフルだけど、完全無欠で無敵なようでいて、どこまでも人間である。暑苦しくなくサイボーグすぎないバランスが絶妙。
0投稿日: 2015.04.06
powered by ブクログ前2作に比べるとインパクトがなく感じられたのは、マンネリ化しつつあるのか、私が飽きてきたのか。 しかし読みやすく面白いのは、シリーズを通して間違いない。 ラプラスの悪魔という言葉が頭に浮かぶ。 しかし、マシーンのようでありながら、人間味を垣間見せる超人たちが魅力的すぎるなあ。
0投稿日: 2015.03.21
powered by ブクログ短編で、スパイが誰なのか何が起こるのか、読者には状況ががわからないので、話の核心が気になって引き込まれます。この人の長編読んでみたいな〜。短編なので満足度という意味で評価は下げてしまいましたが、面白いです。
0投稿日: 2015.03.14
powered by ブクログジョーカーゲームシリーズの3巻目ですが、この作品もD機関の卒業生の活躍を描いた短編集で、どの短編もスリリングな展開で面白かったです! 非常に読みやすいですし、D機関のスパイの有能さが凄すぎます。それを統括する結城中佐の先読みする力など凄すぎますがね。 もう1巻しかまだリリースされていないのが残念ですが、残り1冊の次巻をいきます!
0投稿日: 2015.03.12
powered by ブクログ今回も色んな視点からスパイを見られた。 プライドが高く自負心が強い、D機関のスパイらしい島野に対して、任務遂行途中で真相を突き止めることに執着し、恐らくD機関を退くことになるであろう内海。 「追跡」では、結城中佐の予知能力がずば抜けている。謎に包まれた過去が明らかになるかと思いきや、煙に巻かれた。「D」の謎も分からぬまま。 一番印象的なのが「失楽園」。南国の雰囲気が感じられるのと、スパイは目立たないが事件の行方が気になった。日本に有利になるように仕組まれた、遠回しな罠。それを知りつつも楽園を手放せなかった軍人の若者が、人間らしい。 「暗号名ケルベロス」では、冒頭が悲惨だったので気になっていたが、中身はそれほどでもなかった。 この巻は少しマンネリ感がある感じた。私は『ダブル・ジョーカー』が好き。しかし全部好き。 (20150221)
0投稿日: 2015.03.11
powered by ブクログジョーカー・ゲーム http://booklog.jp/users/radishmorisaki/archives/1/404382906X ダブル・ジョーカー http://booklog.jp/users/radishmorisaki/archives/1/4041003288 に続く、3冊目の短編集。第二次世界大戦前後の年代でのスパイ活動を、思わぬ展開が駆け抜ける。 映画も見に行きたくなってきた。 http://www.jokergame-movie.com/index.html
0投稿日: 2015.03.08
powered by ブクログジョーカーシリーズ第3弾。 若干失速気味? パズル的なネタはともかく、ロサンゼルス、シンガポールのラッフルズホテル、ハワイ沖 太平洋航路上の豪華客船と舞台が派手になるのと反比例して、ストーリー展開が普通になったような。 次回作に期待。
0投稿日: 2015.02.24
powered by ブクログ可もなく不可もなくといったところではあるが、読みやすく、安定し、飽きのこない内容。 全体的に薄く、ミステリィらしさが減ったかな。
0投稿日: 2015.02.20
powered by ブクログジョーカーゲームの3巻目。さすがに3巻目となるとパターンが見えてくる。ちょっと飽きてきたかな。 舞台は違うのでまあ、飽きさせないところはあるが大枠が同じなので、どれも同じに見えてしまうのは自分だけか。 まあ、これぐらいにしておこうかな。 4巻目も出ているようだが、短編集であれば、ゆっくり待って文庫になってからでも良いかも。
0投稿日: 2015.02.19
powered by ブクログブックオフで見つけたので。『ジョーカーゲーム』シリーズの第3弾ですが安定してますね。内容が。特別な驚きもないですが、ところどころ出てくる「D機関スパイの凄さ」の描写が上手いことアクセントになっている気がします。個人的には『ケルベロス』は面白かったです。これはドラマ化しないのかな?
0投稿日: 2015.02.18
powered by ブクログ再読。 「誤算」の島野が好き。まぁこれは誤算であって誤算ではないと思う。 むしろ「暗号名ケルベロス」の内海の方が結末的には誤算だったのではないか。自分で選択きたとは言え。うむ、恰好良い。 「失楽園」はちょっと滑稽。 「追跡」は初めて結城中佐の過去に迫る、のか迫らないのか。 ストーリーでは「誤算」が一番好きだけど、「暗号名ケルベロス」のエニグマという題材自体はものすごくそそられる。エニグマ暗号、紫暗号をもっと生かしてほしかった。 三作目からはもう時系列混在で歴史オンチは混乱を極めましたごめんなさい。
0投稿日: 2015.02.15
powered by ブクログD機関3作目。 3作通して機関の説明が紋切りなのでやや飽きが来るが相変わらずスピード感があって一気に読めた。
0投稿日: 2015.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全体的な印象は前2作に比べると弱いというか、面白さに欠ける気がしました。 「ケルベロス」は面白いけど、ダラダラしている気もした。結城中佐の過去を追う「追跡」がよかった。
0投稿日: 2015.02.01
powered by ブクログ面白い。どんどん面白くなっていきます。 中心人物が毎回違うのも良いです。 スパイのさまざまなドラマが描かれます。 このシリーズ、文句なく面白いです。
0投稿日: 2015.02.01
powered by ブクログまず間違いなく面白いシリーズ。ネタバレになりそうなので、あらすじは書けないのですが。 このシリーズ、スパイ全員が出るまで続くのか、それとも戦争が終わるまで続くのか。次回作も読まなくては…。
0投稿日: 2015.01.31
powered by ブクログD機関シリーズ第三弾。収録された四つの物語すべて面白かった。しいてあげるなら、表題作の『失楽園』、結城中佐の過去に迫る『追跡』辺りでしょうか。全体的に良くできてると思いました。
0投稿日: 2015.01.18
powered by ブクログ戦争中の話とは思えないライトな話。 超人的な頭脳を持つスパイが活躍するストーリーは爽快。人を殺さないところも良い。 ただ短編なので、シリーズ作品通して記憶には残らない。
0投稿日: 2015.01.10
powered by ブクログケロベロスの話がおもしろい。2話に及ぶ謎解き感がドキドキ。 結城中佐が何者なのか、正体が呈示されたようでされていない。ここはやっぱり気になるポイント。 世界大戦が史実通りに負けるのか、D機関がどう暗躍するのか、今後が楽しみ。
0投稿日: 2014.12.29
powered by ブクログ相変わらず面白いです。読みやすいので、するすると読めました。個人的には「誤算」が好きです。最後の、報告を聞いた後の結城中佐が好きです。全体的にどんでん返しは少ないかなと思いますが、また読んでみたいです。
0投稿日: 2014.12.23
powered by ブクログ面白かった。 相変わらず登場しないのに圧倒的な存在感をみせる結城中佐。 全く飽きない面白さでした。 それぞれのストーリーの中のD機関のからみかたもとてもうまいですね。敵であったり、味方であったり。 とてもクールな展開で雰囲気が、とても心地よいです。 「誤算」「追跡」がよかったですね。
0投稿日: 2014.12.09
powered by ブクログ第3作 前作までと比較すると若干パワーダウンかなぁ。 面白いんだけど… 結城中佐の姿が見え隠れするがなかなか実態がつかめない。 この後どう展開して行くのか。 常人離れした技術を持つ者を活用するD機関なる組織を作り上げ、情なんてものを持たずに仕事をこなすプロフェッショナル達。 すごいけど、なりたいとは思わない。
0投稿日: 2014.11.26
powered by ブクログ大日本帝国陸軍内に創設されたスパイ養成組織“D機関”の暗躍を描く「ジョーカー・ゲーム」シリーズ第3弾。異能の精鋭スパイたちと、彼らを統べる元締めである結城中佐を主人公としたクールなスパイ物の、今作は短編集となっております。全5篇は、結城中佐の生い立ちに迫ろうとする英国タイムズ紙極東特派員の物語や、ハワイ沖の豪華客船を舞台にした中編など。相変わらず超人的な駆け引きや頭脳戦が繰り広げられていてハラハラスイスイ楽しめるものの、そろそろ一本調子に飽きてきた感じが…。
1投稿日: 2014.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安定の面白さ。 ただ安定しすぎて新味はなかった。物語がマンネリ気味になってきた。 敗戦間際のD機関の話をぜひとも長編で読みたい。
0投稿日: 2014.11.02
powered by ブクログ「ないないない(笑)」とか呟きながら読んでしまいました。 無いけど、D機関の人間なら出来るんです。どや? と云う点が最早ファンタジーの域に達している気がしました。 でもカッコいいので構いません(笑)
0投稿日: 2014.10.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ第三作。 結城中佐の過去とシリーズ初の中編、というのがこの作品のポイント。 ただ、前二作品と比べると、コンセプト的に少し物足りない感じがしてしまった。 個人的には「誤算」が一番おもしろかったので、もう少し疾走感があると良かったのではないか、と感じた。 ただ、相変わらずトントン読ませてしまう表現力には唸ってしまった。 また続編が出れば読んでみたい。
0投稿日: 2014.08.16
powered by ブクログ大好きな結城中佐の出番がシリーズで一番少ないです。全体的に話が弱い気がしますが、やっぱりD機関は好きです。
0投稿日: 2014.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サクッと読み終わってしまった。シリーズを通じて流れる冷たい空気感がゾクゾクする。 個人的には、誤算が一番おもしろかった。 失楽園や追跡は、外国人側からみた不気味なD機関の模様。この手の小説は、きっとどこかにルブランのルパンや、大乱歩の少年探偵団のにおいを感じるから好きなんだろうなー。
0投稿日: 2014.08.12
powered by ブクログD機関シリーズ3作目で、1つ1つの短編のクオリティが 若干苦しくなっているように感じた。 「追跡」だけは抜群に面白かったが それ以外はちょっとピンとこなかった。
0投稿日: 2014.07.17
powered by ブクログスパイの小説という時点ですでにツボをつかれます。本来あまり短編集は得意ではないけれど、この本はすんなり読めました。スパイ達が事件を推理し解決していく様子が小気味好いです。
0投稿日: 2014.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズも巻を追う毎にマンネリ化してきた感はありますが、それでも背表紙の内容紹介文には否が応でも期待が高まります。結城中佐の知られざる過去が暴かれる…だと…?!(ザワ… 英国特派員が「外国人にして日本語に長けた彼だからこそ気付けた盲点」を契機に、一気に中佐の正体に肉薄していく短編【追跡】。今作を読んでいる最中は、 「中佐の正体とかめっちゃ知りたいけど知りたくないわ〜嫌だわ〜胸熱だわ〜←」 と悶えました、はい( ^ω^ )← しかし、そこは中佐ですね( ^ω^ ) 英国スパイがちょっと頑張った位では、簡単に尻尾を掴ませるわけがないのです、はい( ^ω^ ) ……でも、実は英国の彼はイイ線迫ってたんじゃないかしら。【彼の閃きの取っ掛かりになった部分に、中佐が事前に予防線を張っていた】と考えるよりも、【英国の彼が真実に迫りつつあるのを受けて、「結城中佐と目された人物」をでっち上げた】と考える方がありそうじゃないかしら〜!と邪推したのでした( ^ω^ )=3ムフー←満足 要するに、今回もやっぱり結城中佐は結城中佐で、素晴らしくかっこよかったのでした( ^ω^ )←←← 他の三編は、前作同様、中佐の教え子達の活躍譚です。 記憶喪失になっても、「記憶が無くて尚、自分が如何に立ち居振る舞うべきか」を理解している主人公の姿に、骨の髄までスパイ!なD機関の凄まじさを改めて思い知らされた【誤算】。 D機関、どこで関わってくるの?と首を傾げながら読んで行くと、後半で正体が明らかになる【失楽園】。(この作品が表題作になったことに、ちょっと違和感があります…) 目の前でターゲットを何者かに殺され、緊張関係にある英国軍人の監視下に置かれるという状況で、見事に事態を打開してみせたD機関スパイが、最後に意外すぎる決断をする【暗号名ケルベロス】。 今回も、大満足の一冊でございました〜(^人^)ご馳走様でした! ◎誤算…ドイツの占領下に置かれた、フランス・パリ郊外。過激な反ナチ発言で捕らえられた老婆を助けようとした日本人青年が、ドイツ兵から逃げようとした際に頭を打って記憶障害になってしまう。彼を助けたレジスタンス達は、一般人とは思えぬ機転を次々と見せる青年を怪しむが、誰よりも混乱しているのは記憶を無くした当の本人。やがて、ドイツ兵の追及の手が伸びようとするが…。 ◎失楽園…欧州の人間が極東に見出した楽園の地・シンガポール。彼の地に威風堂々と聳え立つ最高級ホテルで、事件は起こった。米海軍士官・マイケルが見初めた現地人の婚約者が、ホテルに滞在していた英国人殺害を認めたというのだ。彼女の無実を信じるマイケルは、独自の調査を開始するが…。 ◎追跡…謎に包まれたD機関の元締め・結城中佐。彼に興味を持った英国タイムズ紙の記者プライスは、やがて彼の幼少期を知る人物との接触に成功する。果たして彼は「魔王」の人物像に肉薄することができるのか? ◎暗号名ケルベロス…日米間を繋ぐ太平洋航路を航行中の豪華客船・朱鷺丸。多くの民間人に混じって乗船したドイツ軍関係者の存在に、船長以下船員達は不安を覚えていた。そして、彼等の不安は的中し、ドイツと交戦しているイギリスの軍艦が朱鷺丸の前に立ちはだかった!その頃、朱鷺丸船内では、一人のアメリカ人紳士が何者かに毒殺されていた!
4投稿日: 2014.06.10
powered by ブクログジョーカー・ゲームの続編。 D機関のトップ・結城中佐の過去編がある一冊。 他には機関員の短編集。 トリック・伏線が前作・前々作以上に手の込んでいるもののように思えた。 けどやっぱり読みやすい。
0投稿日: 2014.05.24
powered by ブクログ69/100 「暗号名ケルベロス」は結構好きだけど 真犯人(?)が全部真相喋っちゃうの?? 「どんな犠牲を払っても真相を突き止めたい」 だからハイどうぞ全部喋って! っていうのがなんだか。
0投稿日: 2014.05.07
powered by ブクログ相変わらず面白い。テンポ良く読める。どの話もどこにD機関が絡んでくるのか、どのように目的を達成するのか、考えるが、その上をいってしまう。優秀な集団。今回もオススメ。
0投稿日: 2014.04.10
powered by ブクログD機関シリーズ第三弾。正直物語のパターンはある程度読めてしまっているが、それでも充分楽しめた。ダブル・ジョーカーがあんな終わり方だったので続編はどうするんだろうと思っていたのだが、なるほど、これならまた新作出そうだなと思った。 それにしてもD機関の人間は本当に超人過ぎて、本物のスパイはこのくらい軽くできるのかなと不思議に思ってしまう。「スパイのためのハンドブック」でも読み直そうかな。
0投稿日: 2014.04.07
powered by ブクログ今回は結城中佐の過去に迫ったか? と思われたけど やっぱり謎のままで終了。 他の話も結城中佐の登場は少なく、 しかも後半2話はいつもとちょっと毛色の違う感じの話になっています。 巻を重ねるごとに、まったりした風になってきたかなぁという感じ。 次作があるならピリッと締めた話であって欲しいです。
0投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログ毎回違った目線、違った表現方法で楽しませてくれる同シリーズも、3作目ともなると、さすがに目新しさはあまり感じられなくなってきた感じ。でもクォリティが低いわけでは決してなくて、内容は十分に引き込まれるものだし、短編集でこれだけのスケール感を出せるのはさすがと思える。続刊希望。
0投稿日: 2014.02.25
powered by ブクログシリーズ3作目のこの本のなかで「追跡」という短編があるが、これがスパイマスターである結城中佐の過去にまつわる話で、一番面白い。 ネタばれしたくないので読んだ感想だけ。 ブクレポタイトルの「カイザー・ソゼ」とは「ユージュアル・サスペクツ」とい映画の中でラストのラストまで正体が不明の悪の首領だ。捜査官はカイザー・ソゼの特徴をあらゆる関係者から聴き取り捜査をするが、その正体は見えず謎は深まるばかり。果たしてカイザー・ソゼの正体とは・・・ この「追跡」のストーリーも結城の正体(悪の首領ではないけど)をあちこちから情報をひっぱりながら追求する人物がいるのだが、調べれば調べるほど謎は深まっていく。しかし、決定的な証拠をつかみ、ついに結城の過去が明らかになった! かと思いきや・・・ うあ、やっぱりねえ、そうじゃないとね。諜報機関の長だから、これくらいのことはね・・・ 映画化するときはこの短編を核にして欲しい。この短編で一気に結城という人物に実体感と深みが出た。 このシリーズはひとまずこれで区切りのようだ。でも続きが読みたくてしょうがない。 普段はコミックをほとんど読まないが、このシリーズを原作とした『Dの魔王』というコミック全3巻も読んでしまった。そちらも面白かった。
0投稿日: 2014.01.20
powered by ブクログジョーカーゲーム三作目。今回は過去二作ほどの頭脳戦、心理戦はなかったような気がする。少々トーンダウンは否めなかった。
0投稿日: 2014.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説は大好きだけど、読み疲れることがままある。でも物語もやはりいい。パズルのピースを埋めていく感覚で読むのも時にはいい。大局ばかりを見ていては些事は目に止めらない。スパイの仕事とは、あらゆる事に目を配る繊細さと、時に大胆な行動が必要なのだろう。眼前に広がる事象にバラダイスは訪れず、あるのは心中に写し出される結果と未来への布石。自らを支えるものは、そこにしかないんだろうな、多分…
0投稿日: 2014.01.11
powered by ブクログD機関安定のかっこよさ。そんな人間いないだろと思いつつ3作目までくるとこいつらそうだよ、すげーんだよ、となぜか誇らしげになる。最後の話は意外とほっこり。今までの中では異質な感じがした。
1投稿日: 2013.12.15
powered by ブクログ「ジョーカー・ゲーム」シリーズ第三弾。 結城中佐の過去を追う新聞記者。彼がつかんだものとは…。「追跡」を含む短編集。 安定した面白さ。
0投稿日: 2013.12.11
powered by ブクログシンガポールの魅力を描きながら、工作機関 D機関の動きがスタイリッシュに描かれた、スパイシリーズ第三弾。 一作目から期待を裏切らないものだった
0投稿日: 2013.11.16
powered by ブクログ記憶喪失なのにこの冷静さ!(笑) http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-1005.html
0投稿日: 2013.11.08
powered by ブクログスパイ中のスパイ! そんじょそこらのスパイとは出来が違います! とことんプロのお手並みを堪能しました。 謎の結城中佐…、いつか彼の全てが分かる日がくるのでしょうか…。
0投稿日: 2013.11.08
powered by ブクログシリーズ3作目。 なんだかもう新鮮味がなくなってきた。 かといって別に全く何も悪くなく、普通に面白く読めましたが・・・。 色々読んで、読む本なくなった時にいいかなーって感じで、 次作を楽しみに待つってほどでもなくなってしまった(笑 (出れば読みそうですが・・・。) 最初にそれっぽい始まり方をしたので、 今回いよいよ結城中佐の秘密が明らかになるかと、 ちょっとどきどきしたけど、結局それもなく・・・。 ひっぱりすぎると今更感の方が強くなっちゃうので、 いずれ書くつもりなら、 今回書いとくべくだったかなと思いました。
0投稿日: 2013.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「死は隠しておけない」 「死ぬな、殺すな」 これまでは「とらわれる」ことがテーマだったけど、今刊はこれがテーマかな。 「死」が様々な波紋を広げていく様に唖然とする。 今回、結城中佐の出番があんまりないんだけど、D機関の精鋭たちがかっこいい。選ばれた人たちなんだよなあ。 結城中佐の過去がとうとう?と思ったらそうだよね、やっぱりね。 でも、この本が今までで一番好き。 いろんなドキドキがぎゅっと詰まってる。
1投稿日: 2013.10.23
powered by ブクログ人並み外れた恐るべき深謀遠慮。あらゆるケースを想定した二段構え、三段構え。最悪を想定した非情な決断。緻密な計算に基づく陥穽を張り巡らし、常に合理に従い冷静沈着に行動する。徹頭徹尾クールな理想の仕事師ぶりにはいつもながら魅せられる。何度も舌を巻かせられた。そんな彼らだが血も情も熱い。人間的一面が、ちょっとした場面でほんの一刹那垣間見える。今回も幾度となくじんと胸を震わせられた。デーモンでもデンジャラスでもダークでもなくデューク。ついにキター。ん?であったが、いずれの短編も鮮度は高く、相変わらず面白い。今後もまだまだ続きそうだ。であればこの程度の嬲りは許すといった感じか。
1投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
柳広司によるスパイ養成機関「D機関」シリーズ第3弾。 相変わらずとんでもない能力の持ち主がスパイとして活躍する姿が描かれる。「誤算」ではフランスのレジスタンスに対し、記憶を失った男が罠を仕掛ける。「追跡」では魔王・結城中佐の過去を暴こうとする「スパイvsスパイ」の駆け引きが見物。中編である「暗号名・ケルベロス」は冒頭の凄惨な描写が後々引き金となった事柄であることがあかされ、しかも、殺された男と犯人の因縁を描いていたことがわかる。 主に短編~中編であるにもかかわらず、しっかりと伏線を仕込み、短い物語の中できっちりと回収し、その上で物語世界を壊すことなく、連作が続いていることにまず驚嘆させられる。 もともと「D機関」は陸軍中野学校をモデルとし、実際そこで養成されたスパイたちはものすごい能力の持ち主であったという。フィクションとはいえ、そうした能力の持ち主が現実の世の中で活躍していたら、という妄想をかなえてくれるという意味でも、非常に興味深いシリーズである。
0投稿日: 2013.10.11
powered by ブクログまたまたどんでん返しの後の、どんでん返し。魔王の過去にわくわくしたけれど、やっぱり……。よいのです。謎めいた方がより素敵ですから。と強がり。D機関メンツの任務外の展開に対する「ま、いいか」という潔さかまた、心地よい。予定外なんてなんのその。見習いたいものです。到底無理ですが。
0投稿日: 2013.10.04
powered by ブクログもうなんでもありだ。 「失楽園」は、んなアホな。 「暗号名ケルベロス」はD機関のメンバーにしては意外な結末。
0投稿日: 2013.10.01
powered by ブクログ安定して読めるD機関シリーズの第3作。特に結城中佐の過去を追う作品はスパイ対スパイという感じが良く出てた。それに比べるとケルベロスは期待の反動か、やや物足りない。
0投稿日: 2013.09.22
powered by ブクログ面白い。。スパイ側から書かれた話は少ない、戦時中だけど、頭脳線な所が好きだ。短編形式なので読みやすいのも好きな理由
0投稿日: 2013.09.12
powered by ブクログD機関の暗躍を描く第三弾。 Dの方々は今回も超人的技能を発揮しているが、さらりと描かれる。もうすでに、Dの方々なら、それくらいできるのだろうと妙に納得。ビジュアルイメージは椎名桔平。
0投稿日: 2013.09.05
powered by ブクログ安定感♪な、シリーズ第3作 ^^ 当然のごとく一気読み♪ 安心して読み進められるし連作短編だから区切りがつけやすい。もっと読みたい、と思わせるところで読了するのがまた何とも言えず、続編への期待が高まる♪ 戦時中に本当に“D機関”と結城中佐が実在していたら、歴史は変わっていたのかも知れない とすら思わせるスゴ腕の諜報員たちが跳梁跋扈、暗躍する。 ちょっとDの連中が超人すぎて「オイオイ いくらなんでも…」と感じる部分もなきにしも、ではあるけれど、それにもまして結城中佐はズバ抜けすぎているw
0投稿日: 2013.08.28
powered by ブクログ通勤電車の中で読むのにちょうどいい短編小説。結城大佐の過去に近づいたと思ったけど、やっぱり… 何か結末をそろそろ期待したい。
0投稿日: 2013.08.13
powered by ブクログジョーカゲームからの連作。 残念ながら、最初読んだ程の衝撃が無くなってしまった。 戦時中にシンガポールで、日本人がスパイとして働いたなんて? リアリティが有って面白かった。
0投稿日: 2013.08.10
powered by ブクログ第三作も安定の面白さ。 各話の異なるシチュエーション、隊員異なるミッションが「D機関」という縛りがあるなかでも、マンネリ化を感じさせない。 テンポ良く話が進むので、グイグイと引き込まれ一気に読んでしまった。
0投稿日: 2013.08.10
powered by ブクログこのシリーズは面白い。戦時中、異能のスパイたちが活躍する。頭カチカチの軍人を出し抜いていく様は痛快。「失楽園」と中編の「暗号名ケルベロス」が好きだ。
0投稿日: 2013.08.10
powered by ブクログ単行本(http://booklog.jp/item/1/4041101387)で読んでいた。 最初の一行を読んで思い出した。
0投稿日: 2013.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ジョーカー・ゲーム」「ダブル・ジョーカー」に続くD機関シリーズ第三弾 「誤算」 D機関所属のスパイが記憶喪失してしてまうがどうなる?どうする! 「失楽園」 D機関のスパイが人を完全管理下に置いたらどうなる?どうする! 「追跡」 D機関の創設者、結城とは一体何者なのか?その秘密を追うイギリス人記者はどうなる?どうする! 「暗号名ケルベロス 前編」「暗号名ケルベロス 後編」 サンフランシスコ、横浜間を運行する豪華客船朱鷺丸船上での暗号戦 の四編 「誤算」はイングロリアス・バスターズを思い出して(舞台がドイツ統治のフランスってだけ)、「失楽園」は怖かった 「追跡」はまさかの結末、「暗号名ケルベロス」はミステリー仕立て ずっしりとした長さのこのシリーズモノを読みたいな
0投稿日: 2013.08.09
powered by ブクログ期待していた分、ちょっとがっかりだった。 ストーリーが、裏またその裏をかこうとして、状況説明だけが延々と続いたり、「スパイすごい」が、エピソードではなく、後付けの説明で語られることが多く、初刊で感じた格好良さがほとんどなかった。こんな話なら続けない方がいい。
0投稿日: 2013.08.03
powered by ブクログ「誤算」 用意周到なスパイの仕事 誤算と思われたことにも臨機応変に対応する能力は流石というか怖ろしいというか…… 記憶を失った状態にあっても任務を「無意識に」遂行するとは、日頃どれほど凄まじい訓練を行っているのかがうかがえる 冷めている島野と、レジスタンスたちとの対比が良い 「甘美な響きを持った見事な宣伝文句」に一瞬惹かれてしまうという、「普通」な一面 「失楽園」 キャンベルが漫画に出てくるようなアメリカ人で笑った 私は「楽園」を日本軍から守るためにパーカーを逮捕させたくないジュリアが自ら罪を被ったところまで想像したけど、どうやら違ったようだった キャンベルに勘付かれていいのか……という突っ込みはなしですか 「追跡」 途中からプライスがはまり込んでいくのが良くわかって、正直読んでられなかった(笑) そして結城中佐の正体は結局わからず…… いくらなんでも用意周到すぎる しかしスパイが己の出自を隠すために「やりすぎ」は無いのかもしれない 「暗号名ケルベロス」 推奨されるやり方を逸脱した結果得られたラストがとてもいい
0投稿日: 2013.07.31
powered by ブクログ自分の過去を探られる時… 時折ゴルゴ13を思い出すけど「死ぬな、殺すな」というこの原則が違う。結城はこう対処するのか。ゴルゴ13よりこちらが一枚上手ですね。
0投稿日: 2013.07.29
powered by ブクログシリーズ3作目、この世界観にはどうにも惹かれます。 荒唐無稽なわけではなく、あるかもしれない、いやこうあったら面白いという所に見事に落としてくれます。諜報とは未来をも御するかもしれない、その危うさと凄みを描いてくれます。
0投稿日: 2013.07.29
powered by ブクログシリーズ3作目ながら、勢いと質感は衰えることなく、やっぱり柳広司氏は"D機関"シリーズだな、としみじみ思う。 スパイたちの超人的な能力を表す描写がいささかヴァリエーションが限られていて、そこらへんにちょっとだけ飽きの要因があるのが気になるが、その分、各編のプロットは工夫が凝らされている。 ジャーナリストが結城中佐のルーツを辿る「追跡」を読むと、やっぱり「ゴルゴ13」を重ね合わせてしまうんだなあ。
0投稿日: 2013.07.29
powered by ブクログジョーカー・ゲームシリーズ3冊目文庫版。 主にはまた短篇集だけれど、結城中佐の過去があったり、一応中篇括りのものが1本あったりの全5篇。 毎度幾重にも仮の姿を纏っているスパイ達なので、何が本当かはわからないけれど、結城中佐の過去話は、ろくに明かされてないのにドキドキする中佐の魅力がまた一層増す素敵少年期話。 中篇扱いの『暗号名ケルベロス』はちょっと犯人探しの謎解きミステリ風な雰囲気もあり。 シリーズ物も3冊目となってくると、ちょっと惰性っぽくなりがちだけれど、スパイ達がそれぞれの話の中では個性を持っているけれど、それが「誰」と特定出来ないので、常に新鮮な気持ちで読めていて良い。
0投稿日: 2013.07.29
powered by ブクログ大日本帝国陸軍内にスパイ養成組織“D機関”を作り上げ、異能の精鋭たちを統べる元締め、結城中佐。その正体を暴こうとする男が現れた。英国タイムズ紙極東特派員アーロン・プライス。結城の隠された生い立ちに迫るが…(「追跡」より)。シリーズ第3弾。 2013年7月26日読了。 そろそろ魔王こと結城のバックグラウンドが明らかになるのかと、期待したのですが、見事に裏切られました。もちろんいい意味で、です。 予想の出来ない展開も相変わらずで、スパイ小説としても、ミステリーとしても楽しめます。
0投稿日: 2013.07.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
感想を書くのを忘れてて話の内容も忘れている。なんてこった! その割にネタバレてますので、ご注意ください。 ■誤算 パリ? の話。 ええっとなんか友達の一人が反ナチでー、わ、わすれた(笑) ■失楽園 シンガポールの話。 D機関のスパイは思考まで操る! 恐るべし。 ■追跡 結城中佐の過去が明らかになりそうでならない話。 ミイラ取りがミイラになる話ともいうか。 やっぱり、そう簡単に尻尾はつかませてもらえませんでした。 ■暗号名ケルベロス(前・後編) シリーズ初の中編。エニグマ暗号機? とか出てきた。 クロスワードにこだわっちゃう暗号の専門家ってどうなんや。
0投稿日: 2013.07.24
powered by ブクログこのシリーズの何が好きかって、本来なら前面に出てきそうな結城中佐がほとんど出てこないところ。 今回はD機関再度でなく操られる側の視点で書かれた一遍「失楽園」がお気に入り。 反対に中編は今まで読んできて、個人的にD機関らしからぬような気がした。 あの時代に生え抜きの軍人でなく、死ぬな殺すなを掲げた、そして陸軍と真っ向から対立する思想を掲げたこの組織、いつ読んでも面白い。
0投稿日: 2013.07.22
powered by ブクログはじめのうちは、「どこでスパイにつながるのか?」というような話なんだけど、最後にはちゃんとスパイの影が浮かび上がってくる。 本編とは関係ないが、このシリーズの表紙を見るとつい「魔神・加藤」を思い出すなあ・・・(古い?)
0投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログ今回、魔王の影が薄かったせいか、ちょっと自分の中で失速...。はらはら、そわそわ、ドキドキ感も薄れてしまったのは、D機関の人なら大丈夫っていうのが底辺にあるからだけど、逆に作用してしまったんだな。
0投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログやっぱり格好いいD機関の方々。 文章としては読みやすくていいが、軽すぎて物足りない感もある。 それでもスピーディーな展開と考え込まれた構成は圧巻。本当に楽しい小説でした。 「ジョーカー・ゲーム」「ダブル・ジョーカー」と読んできたが、今回も信頼のクオリティ。
0投稿日: 2013.07.19
powered by ブクログせめてその記憶力だけでも欲しい!(笑) 結城中佐率いるスパイ養成学校、その入学試験とは・・・ ええー!?そそそんなのいくら勉強ができたって絶対ムリだ・・・ 今回も彼らの暗躍は健在。潜在意識に働きかけて煽動しちゃってる(笑) しかも、今回はファンなら見逃せない結城中佐の子供時代(?)が載ってるぞ!
0投稿日: 2013.07.14
powered by ブクログなかなか楽しめたんだけれど、読む方が慣れちゃったのかな。 D機関のスパイに他国の強力なスパイと丁々発止の騙し合いをするとかなら、面白いと思うんだが。その意味で「ケルベロス」は物足りない。 3つの頭って何?。 「追跡」がまあ、楽しめたかな。
0投稿日: 2013.07.09
powered by ブクログタイトルと装丁がいつもツボなこのシリーズ。 表紙の結城中佐がかっこいいよね。 中身はサクッと読めるし、そんな人間いねーよとつっこみたくなることもあるけどD機関の教えを貫くスパイ達がかっこいいんですよね。 中佐はなんとなく伊勢谷さんをイメージして読んでいる。 暗号名ケルベロスはS・シンの暗号解読を読んでからのほうが楽しさが倍増すると思います。エニグマ暗号についてやブレッチレーパークの話なんかも出てくるので、マクラウドに関してもイメージつきやすくなるかも。
0投稿日: 2013.07.08
powered by ブクログこのシリーズは何か気になって読んでしまうが、読み終わった感想は いつも同じ、、、、、面白いが物足らない。 でもまた続きが出れば読むだろうな。
0投稿日: 2013.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「誤算」 スパイとして、活動するためには、誤算を計算にいれて活しなければならない。その誤算をどこまで計算できるのか、が優秀か否かが決まる要因となると読めた。これは、小説に出てくるスパイだけでなく、実生活においても、どこまで計算・考慮して物事を遂行できるか、が成功するか失敗するかの分かれ目なのであろう。 「失楽園」 巧みな言動で、相手の行動パターンを制約してしまうスパイ。無意識のうちに、相手の言葉が自分の行動原理にされてしまうというのは、考えただけでも恐ろしかった。 「追跡」 結城中佐の過去を追っているはずが、いつの間にか、結城中佐に追われるようになってしまう話。結城中佐は、師匠の言ったことを素直に実践するだけなのに、ここまでの成果を上げるのはすごい! 「暗号名ケルベロス」 スパイがたくさん出てくる中編。なんか、今まで読んだ中で、一番イマイチであったかもしれない。主人公が真相を突き止める際に、どんな未来であっても受け止める、というのは格好いいと思った。ストーリーはほんと微妙。
2投稿日: 2013.07.06
powered by ブクログやっぱりかっこいいD機関の人々。 結城中佐はあまり出てこない。 長編も読んでみたい気はするが、短編だからこその味わいでもある気がする。 個人的には外さないシリーズ。
0投稿日: 2013.07.05
powered by ブクログ「ジョーカー・ゲーム」の続々編。 そう言えば去年の今頃は急病で入院してて、前作は病室のベッドの上で読んだよなって思い出した。このシリーズ、なかなか切れ味鋭く面白いよねぇ。 本作も、“D機関”の彼らのような能力の持ち主がそんなにいると思えないのが何なのだけど、作中の相手を惑わせつつ、読んでいるこちらも眩ませる、短いお話の中で二転三転のストーリー展開。よく考えているよな~って、グイグイ惹き込まれた。 最後に置かれたシリーズ初の中篇は、ペーソス溢れたラストで、いつものテイストとはまた違った余韻あり。
1投稿日: 2013.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
異能のスパイが世界を騙す。 ジューカーゲームシリーズ、待望の第3弾。 評判の高いシリーズであるが、個人的には3冊目にして ようやく満足のいく作品になったと思う。 以下の4作品を収録 ・誤算 ・失楽園 ・追跡 ・暗号名ケルベロス(前・後) 目新しさはないものの小説としては面白く楽しめた。
0投稿日: 2013.07.01
powered by ブクログ流し読みしちゃったからかもしれないけど、1,2巻のほうがおもしろかったかな。 結局結城中佐が何者なのかはわからない。 最後の話の結末が平和なハワイというのがなんとも印象的。
0投稿日: 2013.06.30
powered by ブクログやっぱりかっこいい。 ミステリとして読むと物足りないところはあるんだけど、 スパイミステリだからそんなの全然気にならない! 1作目の誤算が一番好きかなー。 魔王の正体に迫る話もあって、すっごくお得な1冊でした。 このシリーズまだ続くんカナー。
1投稿日: 2013.06.29
powered by ブクログ今回は短編と中編。 でも、短編だからこそ面白いのかも。これだけ沢山の強者を育成して統率しているという結城中佐が気になってくるし(本人はゲスト出演程も出てこないのに(笑))、D機関は007と違って、ちゃんと隠密行動ですから(笑) 一編丸々結城中佐の話だったのに、結局ご本人は全く出てこなかった辺り、読者もD機関の謎を追うものの気分になれます。主人公がここまで徹底して出てこない小説も珍しいをんじゃなかろうか(笑)
0投稿日: 2013.06.26
powered by ブクログ一気に読まずにはいられない。今回は中編もあるのが嬉しい。強烈な自尊心を持って任務を遂行していくD機関の面々も魅力的だし、結城中佐とは何者なのかもっと知りたくなってしまう。
0投稿日: 2013.06.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ3作目。 D機関に関わる人々がさまざまな形で謎に挑む様子にワクワクする。 「暗号名ケルベロス」の結末に驚いた。さわやか。 『暗号解読』を読んでてよかった。エニグマにまつわる攻防はいつ読んでも引き込まれる。
0投稿日: 2013.06.25
