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すべて真夜中の恋人たち
すべて真夜中の恋人たち
川上未映子/講談社
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総合評価

782件)
3.5
124
219
247
83
20
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    表現がとても綺麗で、読み進めやすかった。 あれだけ悩んで考えていた事も、周りの人間関係も、完全では無いけど元通りの生活に戻っていくことで薄れていくのがリアルだった。 また、女性向けの実用書のコーナーのシーンで、昔自身も違和感を覚えたことを思い出した。私の人生は恋愛だけじゃないはずなのに、恋愛に支配されてる感覚がしたあの時、自分が何を考えていたのか思い出したい。

    0
    投稿日: 2026.02.14
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    私には合わなかったのか(性格が聖寄りだからか)前半読むのが苦痛ではあったけど、後半から冬子の心情の変化を見守りながら読み切った。抑揚なく続く文章やストーリーが好きな人にはいい作品だと思います。

    1
    投稿日: 2026.02.14
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    初めて読む川上未映子さんの作品。 川上さんの本が読んでみたくて書店へ。 装訂で好きで決めた。 言葉が美しい。 美しい言葉に触れたくて、私は本を読むんだなと認識させてくれた。 こういう日々の事を描く作品は好きなのだけど、これは読了まで時間がかかってしまった。 所々でモヤモヤしてしまうのは、冬子の気持ちが少し理解できるからなのか?それとも違う性格だからなのか… 三束さんに光の事を教えてもらう場面がとても好き。

    0
    投稿日: 2026.02.13
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    それなりの歳を重ねた男女の恋愛。 光の行方について話している時、やっとこの物語の意図的なものに気付いた気がしました。 枕元の光が窓から宇宙空間にすり抜ける 輝いているどんな光もいつか宇宙に吸収されて目には止まらなくなるけど、どこかで生き続けてる気がします。そうであってほしいですね。

    0
    投稿日: 2026.02.13
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    大人の恋なのに、初心な感情があって、相手への強烈な思いや、臆病から来る恐怖が、こちらにも伝染してくる。 どんな真夜中も、どんな大恋愛も、風化する。

    39
    投稿日: 2026.02.11
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    主人公の性格とわたしの性格か真逆で感情移入がしづらく、読み切るのに時間がかかった。 ただなんとも言えない冬子のような人を見つめていることにもどかしさを感じどんよりした。

    1
    投稿日: 2026.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと退屈。登場人物全員がどこか不気味。唯一聖だけは好きになれそうだけど、冬子には全く共感できなかった。美しい文章なんだろうけど、それが冬子と結びつかなくて、むしろ冬子の言葉だと思うと気持ち悪い。 高校の同級生が「入江くん」と読んでいたのはなぜ?見逃したかな。分かる人教えてください。

    0
    投稿日: 2026.02.09
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    初の川上さんの作品。 言葉とか、全体の雰囲気は文学的って感じた。お堅めな文学賞とかで好かれる系統と言ったらいいのかな。 大きな進展のない話だけど読みやすかったのは川上さんの力なんだろうな。 ただ個人的に主人公のことを好きになれなかった。 冬子は自分には自分がないと思っているんだろうけど、考えることを放棄しているだけというか、苦手って決めつけて自分からは動こうとしない。何をするにも緊張するのはまだわかるけど、それをお酒に頼ってなんとかするのは人としてどうなのかと思ってしまう、、。 よっぽど聖のほうが人間味があって好き。 まさに「自称サバサバ系女子」って感じだけど、人からどう思われるかよりも、自分がどう思っているかをはっきり言ってくれて、見ていて気持ちがいい。 ちょっとこねくり回しすぎな気もするけど笑

    19
    投稿日: 2026.02.08
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    2026.10 黄色い家が衝撃だったので 他の作品も読みたくて 前から気になっていた本 本屋で最初の一文を読んでこれだ、と思った 通勤途中にちびちび読み 最後は週末に一気に読んだ 脳内再生されて勝手に映画になるのすごい 川上未映子さんの登場人物の会話は 私の心をぐさぐさ突き刺してくるので かなりずしんとくる 人間を感じる 職場のアル中の人のことを考えながら読んでいた === P5 夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う。 それは、きっと、真夜中には世界が半分になるからですよと、いつか三束さんが言ったことを、わたしはこの真夜中を歩きながら思いだしている。 P161 「そんなのっていつか仕事で読んだり触れたりした文章の引用じゃないのかって思えるの。何かにたいして感情が動いたような気がしても、それってほんとうに自分が思っていることなのかどうかが、自分でもよくわからないのよ。〜とにかく他人のものを引用しているような気持ちになるの」 P183 「…家族も家も、親も、学校も、この町もさ、何ひとつ僕が選んだものじゃないんだよ。〜みんなそろいのお面でもつけてるみたいにぼうっとした顔してさ。ぞっとするんだよ。退屈と停滞を、平和とか安心なんかと取り違えてるんだよ。」 P261 ひとりきりなんだと、わたしは思った。もうずいぶん長いあいだ、わたしはいつもひとりきりだったのだから、これ以上はひとりきりになんてなれないことを知っているつもりでいたのに、わたしはそこで、ほんとうにひとりきりだった。 P291 わたしは自分の意思で何かを選んで、それを実現させたことがあっただろうか。何もなかった。だからわたしはいまこうして、ひとりで、ここにいるのだ。〜いまみたいに自分に言い訳をして、自分がこれまでの人生で何もやってこなかったことを、いつだってみないようにして、ごまかしてきたのだった。傷つくのがこわくて、何もしてこなかったことを。失敗するのがこわくて、傷つくのがこわくて、わたしは何も選んでこなかったし、何もしてこなかったのだ。 P341 わたしのことなんて何も知らないくせにっていうかもしれないけど、それはそうかもしれないけれど、でもわたしはあなたを友達だと思ってるの、と涙と鼻水がいっぱいに広がった顔を歪ませて声にならないような声で言った。わたしは肯いた。あなたのことをもっと知りたいと聖は言った。 P345 「色々あるけど、こっちの世界もまあ悪くないわよ。はやく生まれてこい」

    0
    投稿日: 2026.02.07
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    みんなが必ず心のどこかに感じている誰かといたいという気持ち、けれども人と関わることの難しさや大変さ、そんなものを感じさせる作品。 話に起伏はなく、淡々と過ぎていく冬子の日常に気づいたらのめり込んでいてスルスルと読み進めてしまう。 物語の終わりはどこかすっきりしないが多くの人にとってそうであるように物事にしっかりとしたオチはつかない。 だからこそ自分の他人との関わり方や今までを振り返りたい気持ちになる。

    0
    投稿日: 2026.02.06
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    SNSでよく見る、映画化も決まったとのことで 読んでみようかと手に取った本。 個人的にはもどかしいなあといった具合。 中盤から話の展開がゆるやかになってしまい、 なかなかページをめくることができなかった。 多分。自分の恋愛観と主人公も恋愛観。 人間性とかが大幅に違うからだろうな。 とかいいつつも。 聖のその後も見てみたいから、続編が出たらきっと読む。 なんだかんだ言いながらきっと買う(笑)

    0
    投稿日: 2026.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自己愛の物語で、わたしには刺さらなかった! 自分は綺麗な恋をした、というように主人公はまとめてたいのだろうが、主人公が1番欲を欲しているし、聖は逆に1番綺麗な恋をしたいのだろうなと思った。深く考えさせられる系ではない。ぼーっと観る映画ならとっても良さそう!

    1
    投稿日: 2026.02.04
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    言葉のひとつひとつがきれいでうっとりしてしまうような文章ばかり。装丁も好き。 人と話すことが苦手で、自信の持てない冬子、殻に閉じこもってしまって、どんどん鬱々としていくシーンは読んでいて苦しかったけど、誰しもこういう繊細さや脆さを持ち合わせていると思う。 でも、そんな冬子だからこそ、三束さんとのひとつひとつの対話が、本当に大切で、光みたいに感じられたんだろうな。 学生のころに一度読んだことがあって、その時は冬子にすごく共感できた記憶があるんだけど、今回はもう少しこうすればいいのに!ってもどかしさを感じるシーンも多かった。 再読して自分の価値観が変わっていることに気づけるのも読書の醍醐味だなと思った。

    0
    投稿日: 2026.02.02
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    はじめての川上未映子さん。 内容は苦しくて心がぎゅっと掴まれる感じだったけど、言葉選びや文章が美してくて読んでいて心地よかった。人と関わるのもしんどいけれど、誰とも関わらない空気のような存在であることも寂しい、人と関われたとしてもどこか孤独だったりうまく表現できない、そんな人間の生きづらさを感じる本だった。

    13
    投稿日: 2026.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私にとっては言葉や人物像がすんなり入ってこず、何度も何度も読み返してようやく読了した。好きな表現がいくつかあった。 好きな人と会った時のふとしたことや景色、相手の特徴をなぜかはっきりと覚えている描写が多く出てくるが、共感できる。特に私は言葉は覚えていないが、景色をはっきり覚えている時がある。 内気で積極的に他者と関わることのない冬子が、これまで成り行きにして、自分できちんと人生の選択をしてこなかった、責任を持たなかった自分を変えようとして、意を決して冬子なりのアプローチをするところ、だけどうまくいかなかった結末。現実でよくあるよなと思う。特に恋愛において消極的な人に一歩踏み出す勇気を与えてくれる小説。

    0
    投稿日: 2026.01.30
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    映画化決定とのことで読みました。 主人公の入江冬子は、人付き合いが苦手で勤めていた会社を辞め、フリーランスの校閲者に。 日々の生活は、自宅で仕事をし、どこへ出かけることもない、いわゆる陰キャ。 仕事をふってくれる大手出版社社員の石川聖との関わりから少しずつ冬子の心境の変化が生じていく物語。 読んだ最初の印象は、人はみんな不器用なんだなってことです。 それは恋愛においても、仕事においても、生活すべてにおいてです。 もっと素直になればいいのに。 プライド、慢心、自己否定、引っ込み思案などその他いろんな感情が自分自身を苦しめる。 まさに恋愛の心境が描かれているものだなぁと感じました。 三束さんとの会話のテンポ感が(会話が続く時のリズム良い相槌や合間合間に生じる沈黙など)うまく表現されていると思いました。 川上さんの文章は、あえてひらがなを使ったり、句点をあまり使わずに一文を長くするなど、少し独特なところがあります。 そういう文章も作品に一風変わった持ち味を出しているのでしょう。 (好みが分かれると思いました。)

    46
    投稿日: 2026.01.29
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    毎晩、眠りにつくそのベッドのなかで思い出す彼の匂いや声、直接触れたことはないけれどこの肌に残る体温。いつもその存在がわたしのそばにあって、けれどその距離はいつまでも縮まらないまま、わたしたちは互いの日々を、同じ地球上の違う場所で生きている。そのことだけで、このちっぽけで何にもないわたしの日々にささやかな温もりと光が灯る。それでいい、それだけでいいと言う思いを超えて、触れたい、思い出して欲しい、いつも。そうやって相手に求めてしまう自分をどこかに隠してしまいたくなる。わたしは確かにここにいる。放っておかないで。そうやって真っ直ぐ彼に伝えられたなら。これまでずっと誰かに決められたレールを歩いてきた人生を終えて、やっと、自分で選んだ今日を生きることができる。たとえ実ることのない恋だとしても、目いっぱい、隠れることなく伝えた、わたしの本当の想い。その不器用ながら強い光はわたしの中に灯り続け、その光を受けて現れた彼の瞳が、わたしに生きる力を与えてくれる。これでいい、これでいいのだ、と。もう誰かの言葉を引用するだけの人生ではなくなった彼女が、自分の言葉を見つけるまでのストーリー。これはたしかに、わたし自身のストーリーでもある。

    0
    投稿日: 2026.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    34歳自分で何も決められないし人と関わることも苦手な主人公の冬子。お酒の力を借りて意中の人に会ったりする度胸には驚かされた。 特に話が急展開するとかではないが、徐々に冬子の仕事仲間兼友人の聖や片思い中の三束さんとの関係性が主人公の冬子の変化によって感じられた。 終盤の失恋のシーンは共感できる部分が多くあったが、そこに辿り着くまでに少し退屈してしまった部分と題名からのイメージと違った。

    7
    投稿日: 2026.01.27
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    冬子の恋の仕方が切なすぎた。 初めて好きになった人、本気で好きになった人。まだ片思い中だとしたらなかなか言いたい事も言えないのはわかる。冬子の性格上だと尚更。 驚いた発言もあったり、間にイラっとする事や、ん?って思う部分があったけど、少しだけ自分と重なる部分があって思わず一気読みしてしまった。

    0
    投稿日: 2026.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    聖は目の端をかく癖があって、三束さんは瞼に傷があって、目に関する共通した特徴が面白いなと思った。冬子に「目をかけている」ということなのかななんて思いつつ、冬子もまた三束さんと最後に会った日、目に「跡」をつけているのはそれだけ三束さんを思っていたということなのか。 冬子を「モノ」のように見る水野くんや典子のような存在がいたりもして、人の視線がすごくテーマになってる作品だなと思った。 恋をして傷ついて、時々思い出しながら時々泣いて、ゆっくり忘れていく失恋の痛みを冬子と一緒に思い出して切なくなった。三束さんが嘘をついていたとしても、それを向き合って冬子に伝えれば冬子は受け入れたんじゃないかと思う。三束さんもまた冬子にどう見られるかに臆病になっていたんだなと思う。

    0
    投稿日: 2026.01.26
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    いや〜、めっっっちゃ良かった。2時間弱で一気読みしちゃった。この特になにか起こるわけでもなく、淡々と物語が進んでいく感じ、良い。エッセイもだったけど、本当に文章が綺麗で読みやすい。これこそ文体が好みなのかもしれない。それかこの本が読みやすいから?冬子には幸せになってもらいたいわ。三束さんとのやりとりに静謐さがあって良かった。

    1
    投稿日: 2026.01.24
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    きっかけ  みきちゃんが貸してくれて  「大人の恋の話が読みたくて」  「でも途中で止まっちゃってます」  って 不器用に生きる校閲の仕事をしている冬子と、物理教師の三束さんの話 感想  作中に  絵に描いたような公演の網のゴミ箱  とか  停めてある自転車のカゴに誰かが  空き缶を投げ入れていく  描写があるけど それが まるで  誰かに呼び出されて言いたいことを  一方的に言われ続ける冬子と 被った  聖(ヒジリ)とか高校の同級生とか  以前の職場の先輩とか  文章は 一文がやたら長くて  冬子の頭の中がこんがらがってて  こーゆーの嫌いじゃない  アタシ、読むの大好きだけど  校閲って仕事は作中に引き込まれては  ダメなんだね 無理だな!と思った 個人的に  自分 目を患って読むのがしんどいと  思っているけど  手元に本があるとやっぱ  一気読みしちゃう ┐(´д`)┌

    6
    投稿日: 2026.01.13
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    この作品が令和の今ならわかるような気がするけど、かなり前に書かれていたのに驚きです。 途中違和感を感じながらも戻ることなく読み進めていきました。非常に人によって評価が分かれる作品でしょうね。少なくとも単純な恋愛小説ではなかったです。 (自分的には期待し過ぎた感ありでした。)

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    すべて真夜中の恋人たち 仕事、人間関係、恋愛。自分とはなんなのか、自分の殻に閉じこもってるように見えるけれど、そんなことすらも自らでは分からない冬子。ただ真夜中の光を求めていたことは確か。そんな冬子にとって三束こそが光だった。三束という存在が冬子の中に長い時間をかけて吸収される。 暗闇が広がる真夜中こそ、より強烈な光を感じられる。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    ●2026年1月11日、深夜2:54。YouTubeでこたけ正義感さんが出てる動画見てたら、この本をおすすめされてた。 YouTube動画:(18:00あたり) 《#412 【こたけ正義感「袴田事件」を笑いで伝える理由とは】 BOOKSTAND.TV│BS12》 https://youtu.be/uagetSUHzX0?si=UIdZr8Fr7AAg2BEI

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ものすごく良かった。 光をひとつテーマとする上で、冬子にしか見えない景色の美しさが見事に文章化されている。ほんとうに美しい文章に浸り続ける体験ができた。 感覚を描くのがうますぎる。全身の刺激が、自分の体に感じられるように読める。 でも、どうしてもこの物語を手放しに礼賛する気にはなれない。 悲恋がもたらすカタルシスによって物語が矮小化されているような気がどうしてもしてしまうのだが、これはぼくが若すぎるのか。青すぎるのか。 最後の方で、聖が悪者として描かれてすぎているように感じたのも正直すこしいやだった。登場人物がみな、嫌に描かれすぎている気がする。まあ、完全に悪者には描かれてはいないのだが。 最後については、ぼくはそこまで感動しなかった。この言葉(すべて真夜中の恋人たち)って、すこし客体的というか、当の本人が発する言葉にはぼくにはどうしても感じられない。時間が経って振り返っているからなのかもしれないけれど。 総じてめちゃめちゃ好きな小説ではある。 199 そのときは意識していなかったはずのものが、存在していないように思えたものが、記憶に残っていると思いもしなかったものがまるで無音のまま高速で成長を遂げる花の種のようにみるみるうちに育ちはじめて、夜は、わたしの目と耳と胸を、いっぱいにした。

    1
    投稿日: 2026.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一人の女性が自分を見つける物語だった。 仕事、恋愛、人間関係、色々な環境の中で自分の外殻に触れて形作っていくような 人は良くも悪くも外の世界と関わることで、自己を確立させる。主人公も三束さんやその他の人と関わることで初めて自分の想いに気づくことができたのかな 吸収されず反射したものが色として届く。想いとして発したものが相手に届き、自分になる? この物語において光、色が差すものが何か、いろんな人の意見を聞いてみたい

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    言葉や描写が繊細で美しい。よってよりリアルな日々を描いている。 「あなたが自分の本当の気持ちを吹き受けて、自分で行動を起こしてそれで断られて玉砕してそんなドロドロの顔して帰ってきたって言うなら、私すごいと思うわよ。すごく頑張ったと思うもの。でも結局傷つくのが怖いのか何なのか知らないけど、安全なところからは出ないでおいて相手に気持ちを汲んでもらって、それで小学生みたいなセンチメンタルにどっぷり浸って自分の欲望を美化して、気持ちよくなってるのが端から見ててすごく嫌なんだよね。きれいごとってそんなにいい何がいいの?軽く見られるのが嫌なの?何か大事なものを守ってるように男に見られたいの?誰に見られたいの?そういう自分が好きなの?いっとくけど、それってただのグロテスクだよ。 生きることにこつというものがもしあるとするなら、それはやっぱり全面的には深刻にならないことよね。」 「知ってるとは思うけど、そういう人たちが傷つかないで安全な場所でひっそりと生きてられるのは、ほかのところで傷つくのを引き うけて動いている誰かがいるからなのよ」 「たとえばあの葉っぱがみえるのは、葉っぱに光が当たっているからですけど、それであれが緑にみえるのはですね、これも簡単に言ってしまうと、葉っぱが無数にある太陽の光の色のなかから緑以外の色を吸収してしまって、それで緑色の光だけを反射しているからなんですよ。もちろん精確にいうと一色だけを反射しているわけではないんですけれど、まあそれが人の目には緑にみえるというわけなんですね」

    7
    投稿日: 2026.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    言葉がとても繊細で美しく、ひとつひとつを大切に味わいながら読み進めました。 光や真夜中の描写が儚くて切なく、静かな物語なのに感情の揺れが繊細に伝わってきました。 主人公の冬子は、人との関わりが苦手で、傷つくことや失敗を恐れ、淡々と日々を生きていて。 自分の意思や言葉が曖昧で、時に危うく感じる部分もあったけれど「何も選ばずにやり過ごしてきた」という感覚には共感するところが多かったです。 聖との口論の場面はぐさぐさと刺さり、自分の感情は誰かの引用なのではないか、という問いも強く心に残りました。 三束さんと出会ってから、冬子は自分の感情に気づき、連絡をしたり、おしゃれをしたり、告白したりと、静かに行動を起こしていく。結果がどうであれ、「自分の意思で何かを選んだ」という経験は、冬子にとって大きな一歩だったと思います。二人のぎこちない会話や、光について語る場面もとても繊細で印象的でした。 人生は孤独で、人と関わることは煩わしい。それでも誰かとつながりたいという気持ちは消えない。登場人物たちの不器用さや葛藤を通して、恋愛や生き方に正解はなく、それぞれの在り方があるのだと感じました。

    1
    投稿日: 2025.12.30
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    久しぶりにこういった恋愛ものを読んだが、若い頃は憧れを感じたり切なさが身に沁みたが、年をとってから読むとどこかで「甘えるな」と思ってしまう。 仕事、家事、育児、介護など毎日の中では自分を殺してやらなくてはならないことが多々ある中で、センチメンタルに浸かっているだけの主人公に「甘えるな」と言いたくなってしまった。 聖に非常に近い感覚。でも読みやすく面白いと思う。 以下、好きなフレーズ あなたが自分の本当の気持ちを吹き受けて、自分で行動を起こしてそれで断られて玉砕してそんなドロドロの顔して帰ってきたって言うなら、私すごいと思うわよ。すごく頑張ったと思うもの。でも結局傷つくのが怖いのか何なのか知らないけど、安全なところからは出ないでおいて相手に気持ちを汲んでもらって、それで小学生みたいなセンチメンタルにどっぷり浸って自分の欲望を美化して、気持ちよくなってるのが端から見ててすごく嫌なんだよね。きれいごとってそんなにいい何がいいの?軽く見られるのが嫌なの?何か大事なものを守ってるように男に見られたいの?誰に見られたいの?そういう自分が好きなの?いっとくけど、それってただのグロテスクだよ。 生きることにこつというものがもしあるとするなら、それはやっぱり全面的には深刻にならないことよね。

    1
    投稿日: 2025.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    34歳女性、入江冬子。 会社を辞めてフリーの校正者で一人頑張っている。前の会社でのこととか、フリーになってからの生活などを背景に、年配の男性、三束さんとの出会いという出来事を中心としてストーリーが進む。 光りの物理学的な原理のお話が出てきて、 なんだか考えるけどそうかんたんには理解できそうになく、 同じ人間でも様々な側面があるだろうし、 関係の仕方で異なる人間に映るだろうし、 見えているものと実際はどこまで乖離しているのかは誰にもわからないだろうけれども、 自分という限界の中で生きているんだなーと思う。 ‥ 最後まで読んで、また最初のページに戻ってみる。 _昼間のおおきな光が去って、残された半分がありったけのちからで光ってみせるから、真夜中の光はとくべつなんですよ。

    2
    投稿日: 2025.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    納得いかない終わり方。 そして主人公冬子の行動、聖の言葉にとてもむずむずした。仕事上仲は良いが、根本的に合わない何かが2人の距離を近づけようとしていない感じ。 そして三束さんは誠実そうな人だったのに約束を破って嘘をついて姿を消したのも納得できない!!

    1
    投稿日: 2025.12.28
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    冬子の真っ直ぐな気持ちがあまりにも痛々しくて切なくて泣いてしまった。 聖、恭子など周りのキャラが意地悪でなんだか腹が立った。聖が冬子のデート終わりにかけた言葉が最悪すぎるて。 ガラケー、喫茶店での時間などなんだか懐かしい雰囲気が素敵。 人肌恋しいこの時期にこそ読むべき小説。空気が透き通って薄い冬の寂しさを感じさせてくれる。

    0
    投稿日: 2025.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっとどんよりしていた、、最後友情が壊れんかったことは意外で、まぁ良かった。その友達のことはずっと、なんやこいつ!と思いながら読んでたけど

    0
    投稿日: 2025.12.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物みんな、どこかおかしい。でもなぜか共感できる。最後に三束さんのプロフィールが、パズルのピースをはめるようにわかる。これまでの三束さんの言動に納得。三束さんの立場になると若い子に言い寄られて葛藤もあったと思うが、正直でいようとしてて、よかった。

    0
    投稿日: 2025.12.17
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    前半はそれでもまぁ読めたが、後半は主人公がアル中っぽくなるしなんか覇気が感じられなくておもしろくなかった。

    1
    投稿日: 2025.12.15
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    自分が少しだけいいものになったように感じるような、真夜中に浮かぶ町中の光。 ひっそりとした住宅街と、真っ白に輝く月。 静けさに漂う透明感と、心を襲う鈍い痛み。 彼らの中にあった確かな光は、今どのあたりに存在しているのだろうか。 相手に好きだと伝えたとして、それが彼に何を告げたことになるのか。 私たちの間に、一体何が起こりえるのか。 この苦しい気持ちは一体どうなっていくのか。 何も自分で選んでは来なかった人生の中で、今ようやく心震える存在と出会った彼女は、 傷つくこと、失敗することが怖くて、何も選んでこなかった。何もしてこなかった。 それでもあなたのことだけは違った。 自分の中で大切なことを忘れないために、その大切なことが薄まってしまわないために。 自分の中にある「本当」が色褪せないために。 目のくらむような静かな興奮と、安堵と腹立たしさ。 そのすべてが彼に向けられたものであるという現実に苦しくなった。 光は反射や透過を繰り返し、いずれすべて吸収される。最後まで残る光はない。 光に触れることはできるのか。 できているとも言えるし、できていないとも言える。でも触れているということは、これ以上は近づくことができないということでもある。 彼らの心は確かに触れ合えたはずなのに、次の瞬間にはもう何も見えなくなっていた。 二人でいる時のことを思い出しながら過ごす一人きりの真夜中は、相手を思い出すのにも、忘れるのにも都合がいい。 思い出には思い出せないことのほうが圧倒的に多いはずなのに、なぜこんなにも心を占めるのか。 あなたのことを考えたときにふと浮かんでくる言葉。 何のためでもない思いつくままを書き出し、それが何であるかを突き止めることもない。 光が去り、夜が真夜中になり、明日の朝また光がここを訪れる。 ただそれだけを感じながら少しずつ遠くなっていく胸の痛みを、生涯彼女が忘れることはないのだろう。

    6
    投稿日: 2025.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の行動があまり共感できなかった。でも、所々に綺麗な文章があってそれを読むのはとても楽しかった。 「すきな人がいたって、その人のとくべつになれるかどうかもわからないし、とくべつになることが果たしていいことなのかどうかもわからないし。妥協というとあれですけど、そこそこのすきで、そこそこの人間関係でもって生きるというのも悪いことじゃないんじゃないかってこと」 この文がとても印象に残ってる。

    2
    投稿日: 2025.12.14
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    読むタイミングを誤った 単語から文章、登場人物の会話全部タイプ この作者のこういう表現が好きっていうのが分かった気がする 解説まで読んでおもしろかったです

    0
    投稿日: 2025.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文章の感じはすごく好みだった、内容が肌に合わなかった… 三束さんの読み方が一生覚えられず今でもさんたばさんと読んでいる。考察を読めばまた変わるのかもしれないが、一旦… 最初の方はかなり好きで凛とした冬がいてよかった のに急に生々しくてこわかった。なんていうかあんまり救いがないというか 鬱々としている小説嫌いじゃないけど生々しさが勝ってしまった 素敵なお洋服を着て髪も顔も整えて、のあたりでふっとなったのにその後ボロクソでよくわからない…むずかしい………いちばん最後の1ページは好き

    0
    投稿日: 2025.12.08
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    こんなに不器用に生きている人がいるのだなと思う反面、 あ、なんか自分みたいだな、、とも思う。 作者の 言葉のチョイスがとてもよい。好き ふれているとは これ以上近づけないということでもある みたいな表現があって ああ、なにこの感じ!!とブックマークしたくなった。 もう一回戻ってみよう

    1
    投稿日: 2025.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    氷が張った湖のような透明感と静けさを感じる作品だった。光に感する描写が多くて綺麗。冬子の所在なさげな感じが読んでいてすごく共感できて、読みながら「頑張れ!」と心の中で応援している自分がいた。 とにかく冬子と三束さんがどうなるのか気になって、最後の方は一気に読み進めてしまいちょっと寝不足気味に笑 個人的には「そうかぁ…」と残念な結末ではあるけど、何も自分で選んでこなかった自覚のある冬子が初めて選んだものが、三束さんだったんだと思うと胸が熱くなる。きっと冬子にとっては忘れられない、意味のある出来事になるんだろう。 それにしても、聖さん好きだなぁ。

    1
    投稿日: 2025.12.07
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    暗くて静かな感じなんだけど、1つ1つの描写が細かく丁寧でそれこそ暗闇の中で光を見てるような感覚だった。 考察とか色々読んでなるほどなと納得。

    24
    投稿日: 2025.12.06
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    読み終わった時は正直ピンと来ておらず、綺麗な文章を編まれてるな、程度の感想しか残らなかった。 しかしそんな訳はないと思い、ネット上の考察を拝見して、点と点が繋がった感覚が強く残った。 人は選ぶ気はするが、メッセージ性が強く、良い本だなと思った。

    0
    投稿日: 2025.12.06
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    主人公の閉塞感と鬱屈感の強い作品だった。 伝えなくては分からない事はいくらでもあるけれどその1歩を踏み出せない踏み出そうとしない心の重さを感じて読んだ後も重い気持ちになりました。 主人公の気持ちを通じて外の世界との関わり方とはと考える方には向いていると思います。

    0
    投稿日: 2025.12.05
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    入江冬子にはあまり共感できなかったし周りにいないけど、描写が詳細でそういう人もいるんだなと思った。アル中はまじかと思った みつつかさんよく平然と嘘つけたな 怖い! 聖が真逆で気持ちよかった

    1
    投稿日: 2025.12.01
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    本当に人を好きになったことがある人の文章だなぁ、と。 いつかこんな気持ちになったこと、私もあったような、なかったような。 川上未映子特有の止めどなく濁流のように槍のような尖った文章が流れてきて心がしんどくなる箇所もあるけど、わたくし率よりは数倍読みやすかった。 結局真相はわからない部分多くてすっきりしない読了感かもだけど、現実世界もそんなもんですし。

    1
    投稿日: 2025.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    校閲を仕事にしている主人公は人とのコミュニケーションが苦手。一見華やかだけど嫌われがちな仕事仲間と、心惹かれる自称高校教師とのやり取りの中で、自分の気持ちやありかたに気がついていく。 言葉の紡ぎ方が素敵でした。

    1
    投稿日: 2025.11.24
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    心の中のモヤモヤしたもの、前向きになったかと思えば、すぐに萎んでしまうような、気持ちの揺れ等、冬子や聖の気持ちの迷いが、細やかに表現されている。

    1
    投稿日: 2025.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    聖の言葉が、特に終盤の私との会話の中の言葉が自分に刺さりまくった。安全圏を保とうとすることで、周りへしわ寄せが行く、とまでは思わないけど、自己完結型の人間は社会の中で害がないようである存在だと感じた。 最後の場面で、私が0から1にする行動を起こす。それは、自分から何も生み出そうとしない本人にとっては大きな変革である。その原動力は成就しなかった恋。 恋愛感情をこれからも持ち続けたいと思った

    1
    投稿日: 2025.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画化するの知らなかった() 主人公を応援するつもりはない(なんならお酒で失敗したことを思い出して辛くなる)けれど、一歩踏み出した人が感じる世界が確実に拓けていく様子(文中で「やらない後悔の方が大きいのはおかしい」旨まで言ってたのに……。)はただ綺麗なものだと思った。 踏み出した一歩目が上手く行かなかったけど、なんやかんやで踏み込んでくれる友人を得て、自分の好きなものを文字にして自分の外に出せているのから、ハッピーエンドだと思う。

    2
    投稿日: 2025.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はっきりと言葉に表せられない冬子、それにイライラするタイプの聖。冬子と三束さんとの会話のやり取りが気持ちよかった。なぜ最後うまくいかなかったのかなあとか考えるのも楽しかった。

    1
    投稿日: 2025.11.12
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    夏物語に次いで2冊目 やはり川上さんの文章が好き 不器用な主人公の心模様が、痛いくらいまっすぐな感情がささる 映画楽しみ 浅野さんはワイルドすぎないか?と思ってたけど光について話してるところ想像したらいいかも p245 好き

    1
    投稿日: 2025.11.09
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    こんなに入り込めない恋愛小説初めて。 女友達の会話もとても攻撃的だし、なぜ友達なのかわからんレベル。 主人公も奥手すぎて、共感できない。 静かに進んだり、なかなか表面に出ない愛だからといって究極の愛になるのかっていうのはまた全然違う話だと思う。 こんなにハマらない小説初めてで自分にとってはある意味斬新なストーリーだった。

    1
    投稿日: 2025.11.09
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    すごく不器用なのに、時々すごく大胆な事を言ったり行動したりする冬子さん。 辛そうな人生を歩んでいるように見えるけど、彼女なりの人生を歩んでいる。 基準とか価値観とか、私は私なりでいいのだと思えた。 冬子さんの37年間。この先も読んでみたい。

    6
    投稿日: 2025.11.08
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    一つのシーンを緻密に表現するのが特徴的だった。一読したけどあまり理解が追いつかず。。期待していたラストではなかったので驚き。ただ文のまま読んでいるだけだと、作者の意図を汲みきれてない気がした。誰かの解説記事を読んで「そういう事だったのか」と理解する事ができた。国語の問題文のようだ。 もう一度読み直して咀嚼したい。

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三束さんとのシーンの表現が美しかった でも結局嘘で作られた世界だから美しかったのかなとも思えた 本音でぶつかりあえた聖みたいに三束さんも一方的に告げるのではなく本音でぶつかってほしかったかな あと三束さんの仕事がなくなってから今までのことはどんなことが書かれていたのか気になる

    0
    投稿日: 2025.11.02
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    2025.10.25 読了 他人と少し距離を置いて、傷つかないようにしてる感じが自分に少し似てると思った。 でも、読み進めるうちにその感じが苦しくなるし自分ににてるからこそイラッとしてくる。 言葉や文章の静けさは美しいけど、なんとなく心がモヤモヤとする終わり方だった。

    1
    投稿日: 2025.10.25
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    心の些細な変化をこんなにも美しく丁寧に綴ることができるのかと感動した 恋をしている瞬間に映る情景は本当に綺麗なんだと改めて思ったし、自分が過去に体験してきた失恋の思い出も肯定することができた気がした

    1
    投稿日: 2025.10.23
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    とりあえず文章から連想できる情景がとても綺麗だった。雪や雨がとても似合うシーンが多く、主人公の感情が徐々に表現されていき、そこに切なさと愛おしさを覚えた。静かにスローに、大人の初恋がなされていく。相手もまたいい、好きだわ、哀れな彼。 (ただ、少しダラダラと長く集中できない所もある。特に仕事系とか、友人のところとか、あまり記憶にない。もっと恋愛部分を深掘って書いてほしかった気もする)

    0
    投稿日: 2025.10.20
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    ☆3.8くらい。 嫌いじゃないけど、高揚もしない。 静かな語り口。 共感したところはあったけど。

    0
    投稿日: 2025.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかく大人の恋愛小説が読みたくて読み始めた。 まず、比喩用言がとても好み。名前のない、文章では見た事のない感情や風景がちゃんと文字になって思い浮かべられた。 内容について 最後、聖の言葉をかき消そうとした(嫌だと思った)のは冬子が社会に溶け込み始めていたからなのか。でも、化粧を自分でできないことや貰い物でおしゃれをするのは10代。結局は最後のデートの時はまだ自分の闇の中だったんだろう。 自分も過去の恋愛を引きずっているけど、思い出す頻度が極端に減っている事、少しずつ思い出せる事が減っている事、いつかこのまま忘れられる気がした。 またこの本の内容を忘れかけた時に読み直したい。

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    すごく丁寧に書かれているような気がして、長い物語ではないんだけど、読み応えがある。 というか、しっかり感動できた。 じんわりと、良い話だなぁ・・・と

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『すべての真夜中の恋人たち』を読んで、正直なところ主人公にはあまり共感できなかった。けれど、世の中にはこういう人もいるのだろうと思った。自分はどちらかというと聖のように、仕事でも恋愛でも自分から動くタイプだ。素敵な人と付き合いたいなら、まずは自分を磨くべきだと思っている。 一方で、冬子のようにすべてに対して受け身な人も確かに存在するのだと気づかされた。そうした人の繊細な心の動きを、著者はとても丁寧に描いている。主人公にイライラしながらも、文章の表現はどこか温かく、特に空間の描写が美しく印象に残った。共感はできなくても、静かに心に残る作品だった。

    0
    投稿日: 2025.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    光について 本人でさえ自覚がないまま、ぼんやりと暗いところにずっといた入江冬子を、照らして、冬子は選択をできるようになって、そして、どこかへ吸収されてしまった冬子の光、三束さん 私生活は荒れども美人で仕事熱心でマッチョメンタルな聖は色々周りに言われていて割かし外れてもいないのだけど、それでも嫌いになれない弱さを持っている 冬子が三束へ電話越しに、私と寝たいと思ったことがあるか聞いて、はい と言われたシーンは、自分までが冬子になったように気持ちがいっぱいになってしまった 三束さんはどんな気持ちでその返事をしたのだろう

    0
    投稿日: 2025.10.14
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    それなりに面白かった。 ストーリーは大きな展開などはないが、主人公の心情などがとても繊細に細かく描写されていて、それに共感する部分が多かったので読みやすかった。 あまりにもピュアで繊細で、なんだか懐かしい気持ちになった。 ある人にとってはなんとでもないようなことも、その人にとっては難しく、大きな出来事で。 光の話が所々に引用されていたが、それもこの物語の儚さを助長していて、綺麗に感じた。 主人公やその他の人物のその後をなんとなく想像して、幸せに暮らしていたらいいなって思わされるような物語だった。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    冬子の感情の動き方が、デジャヴというか、昔私もなったことあるなぁ、と思って一緒に苦しくなりました。でも冬子の真っ直ぐな気持ちに触れて、心の汚いものが洗い流されたような気持ちです。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    色んな種類の、いい人ぶった嫌な人が出てきた! そして、その嫌な人はどこにでもいるのめっちゃわかる。 家族、友達、職場など、そしてその嫌な言葉を投げかけてくるのは異性とは限らず両方っていうのもめっちゃわかる。 結婚して子供を産まない女は人として欠損があるように見られたり、籍を入れずに子供を産むのは親世代からしたら絶縁するほどの罪だったり。 恋愛が本テーマなのかなと思い読み始めたのだが、こういう周りにいる地味に嫌な人達によって生きづらい世界を作られている感じにめちゃくちゃ共感した。 34歳にして初恋をして、仕事1日2時間しかできなくなるぐらい苦しくなって部屋に閉じ籠る主人公、、、(^∇^)笑 この著者さんの小説は、特別に何かが起こる事はないけど、人間関係のモヤモヤを言語化するのが上手ですね。あーわかるわかるって何回もなりました! どっぷり恋愛小説読みたい人には物足りないと思います! 物足りなかった反動で、めちゃくちゃドロドロ泥沼恋愛小説読みたくなりました!笑

    5
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    聖の最後の独白に100共感してしまった。 自分で自分の人生をコントロールしようとしない人にはイライラする。いやまあ、しょうがないんだろうけどね。 主人公側に自己投影できた人の感想が知りてえ。

    1
    投稿日: 2025.10.13
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    都会の真夜中、校閲者の冬子が出会う三束さん。静かな描写の中で揺れる心や孤独感、淡い期待と不安が丁寧に綴られ、日常の何気ない瞬間が“光”となって響きます。川上未映子ならではの繊細な文体は読後に深い余韻を残し、恋愛小説を超えた群像劇としても楽しめる一方、派手な展開を求める人にはやや物足りなさも。キャラクター同士の距離感や内面の葛藤がリアルに描かれ、大人の共感を誘う名作です。静かな夜に寄り添いたい時にぜひ。

    37
    投稿日: 2025.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルの語感と装丁が好みで、ずっと読んでみたいと思っていた。 終盤で聖と対話するシーンが個人的に印象に残った。人付き合いが苦手っていうのを、こういう思考で責めるのか、と驚きつつも勝手に悲しくなった。身につまされすぎて。自分のことを責められてる気になって、否定したいけど、どうしても否定しきれない。誰かが代わりに引き受けてるのか…もしかしてこの前ある人に言われた「強く生きてください」ってこの思考に基づく皮肉だったのかも…楽をしてるつもりではないんだけどなぁ。 三束さんとの関係のところも含めて、小説全体がどこか現実離れしてるような気がしつつも、どこか自分の感じている、生きている日常と地続きのような、不思議な感覚だった。

    1
    投稿日: 2025.10.10
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    外に出る色が吸収されなかった光の色みたいに、私たちが外に出して皆に見せているのは自分には適合しない異分子みたいなものなのかもしれない。 本当はこんなこと言いたくないし。やりたくない。 そう思えば思うほど色は濃く出てしまう。 主人公の冬子は全部を吸収しているせいか本当に透明で色がなかった。そんな冬子をみてイライラする聖たちの気持ちは少し分かる。 光の分子はいつか吸収されて無くなってしまう。あんなにそこにあったはずの体温や音もいつかは思い出せなくなってしまう。 それでも、真夜中の光は絶対にそこにあって、キラキラと漂っている。

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    人は誰しも自分の中に弱さを持っている。それを隠すために洋服で着飾ったり、化粧で自分を強く見せたりする人もいる。しかしそれは、その弱さを克服したことにはならない。その弱さと共存する自分だけの生き方を見つけることが重要なのだと思う。

    1
    投稿日: 2025.10.09
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    こたけ正義感のお薦めで読了 成瀬シリーズ直後のせいか キャラも文章も対照的で最初は戸惑った 言いたいことが定まらないまま 疑問を口にする主人公 それに対する周囲の反応 肯きながら後半は号泣 自分の望みと違うラストに淋しさはあるが タイトルの余韻が心に沁みた

    0
    投稿日: 2025.10.06
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    内気で消極的(とは表現されてないけど)な主人公·入江冬子に 中々共感できず、 寧ろ、冬子の言動ひとつひとつに [え、なんで今それ?] と思ってしまって 読み進めるのに苦戦した。 物語はごくごく静かに進んでいく。 その静かさはたぶん、冬子に内在する静かさ。 だから基本的には 彼女自身が持つ、 冬の夜みたいな空気の静かさ。 だけど過去の回想や 後半に向かうにつれ、 静かさの中に 感情を感じる…といった印象の本だった。 タイトル回収ストーリーを望んでるわけではないけど、 わたしには このタイトルの意図するところ?が 全然読めなかった。

    1
    投稿日: 2025.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「生きることの対価を払ってないじゃない」 そんな聖の言葉にびくっとした。 物語を取り巻くどんよりとした重たさに 若干辟易しつつどうにか読了。 やっぱりこの人の書く文章は読みやすい。 主人公のまどろっこしさやネガティブさは あまりにも極端で 共感できる人は少ない気がするけれど、 誰もが持ち合わせている部分な気もしたり。 内向きな思考ばかり積み上がって 人と対面したときほど言葉が出てこない。 そんな主人公の特性は自分と重なる部分もあり。 だからこそちょっと苦しかったなあ。 「光」に救われることがある。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    シチュエーションと心理描写が非常に綺麗に思えた。 実際には理解しがたい登場人物が多く登場するが、結局人から見た自分もこんなものかもしれないと思った。

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔からよく平積みされていて気になっていたことと、最近YouTubeでこたけ正義感が好きな本としてあげていたので、ついに読んだ。「川上未映子さんの書く文章が心地いい」というふうに言われていたけれど、私にはそれが感じとれず。 物語は35歳の女性が主人公で、人との関わり方の悩みや葛藤がテーマの物語だと感じた。昔からあまり話すことが得意ではなく、職場での居心地の悪さを感じる点など、初めは近しいものを感じていたけど、その後、とてもはつらつとした女の友達と親しくなるところやお酒をたくさん飲んでカルチャーセンターへ行き、結局気持ち悪くなって吐いてしまうところなど、あまり近しくないと感じる部分もあった。 偶然出会った20歳以上年上の人に対して、主人公が恋愛感情を次第に抱き、男性側も抱くのだけど、その年齢差の恋愛が気持ち悪いと感じてしまった。この恋愛は主人公視点だから、綺麗な物語だけれど、三束さん視点を勝手に考えてしまって気持ち悪くなっているのかも。 登場人物がどの人もいい面もあれば、あまり好きではない面もあるところが、現実的で、そうだよねとなりながら、心がシオシオした。 あまり話さない主人公に対して、「見ているとイライラする」というような言葉を投げかける高校時代の彼、聖、恭子さん。それまではそこが好きだと思っていたじゃない…好きなところが嫌いなところになるんだね…などと思いながら、悲しい気持ちになっていた。 高校時代の声の掠れている女友達も年齢を重ね、結婚、子供を産み、夫婦生活のどうしようもならないような悩みを話した。そして、「これを打ち明けた理由は、あなたがもう私の人生の登場人物ではないから」という言葉。それは、言わなくてもいいし他の言い方がなかったのかい…という悲しさがあった。 そして、女子のことを「くん」で呼ぶ人だったっけ、そんな設定あったっけと困惑した。(読めてなかったのかも) 思っていたより恋愛というよりは、人生、女性の生き方、というようなお話だった。 この小説を読んで、アルコールを摂取したくなり、お酒を飲みました。心がシオシオとするので、あんまり落ち込んでいる時には不向きかも。

    1
    投稿日: 2025.09.25
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    情景や心情の描写が柔らかい表現でされていて、穏やかな気持ちで最後まで読み進めることができました。反面、ひらがな表記が多いので、慣れるまでは読みにくかったです。 恋愛経験がないまま大人になった冬子が、偶然出会った三束さんに惹かれながら、自身の生い立ちや課題に触れていくのですが、結末は釈然としないように感じました。

    0
    投稿日: 2025.09.22
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    背表紙、最初の数ページを見て購入しました。 ですが、最初の1文目で期待したような世界観では無かったです。 主人公は昔からずっと優柔不断な性格でした。 そんな自分で選択できなかった主人公が、自分の道を自分で選択できるようになるまでのお話です。 途中、印象づけるための出来事でしょうが、それいる?と思うような出来事もあり、急に病み始めるし、最後まで読んでも全然スッキリしなかったので、私にとっては低評価でした。

    1
    投稿日: 2025.09.21
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    ぐずぐずな冬子のすごいぐずぐずさ加減を超ハキハキな聖と対比したり、三束さんも極端にゆっくり側で、どちらもよくこの冬子に付き合っているな、と思うが、それでもそれなりに退屈させずに進む。「自分もさすがに冬子ほどではない」と内気な読者を元気づけるのがテーマ?。校閲者への感謝?。少し村上春樹的な「意外な比喩」があるが、世界は現実的。冬子の幸せを願う読者の期待に低空飛行から上げておいて最後に落としてどうするのかと思ったら、ちょっと意外な。。タイトルの意味が分かる瞬間をずっと期待していたが、、、残念。

    0
    投稿日: 2025.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の読み始めすぐに、読み終わるのに時間かかりそうだな…と思ったが 淡々と進んでいく話で気づいたら読み終わっていた。 ミツツカさんはなぜあんな嘘をついたのか。 なぜもう冬子と会わないのか。 (個人的にはミツツカさんは冬子のこと好きだと思うんだけどな。。。) 読了後、切ない気持ちになる。 美しい文章がたくさんあった。 真夜中の冷たい空気を思い切り吸い込みたくなった!

    2
    投稿日: 2025.09.17
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    開始40ページで合わないと気付いてしまったけど気合いで読了。作者の言葉選びは好きだけど登場人物全員理解できなかった。主人公があまりに突飛で共感が難しかった。

    1
    投稿日: 2025.09.16
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    読むのに時間がかかった。主人公はアル中なのかって笑いそうになった。 光の描写とかはすごく嫌いに描かれていて、真夜中の儚さや寂しさが浮かんできた。恋ってこんな感じだよねって優しく暖かく苦しく表現してあって良かった。

    7
    投稿日: 2025.09.15
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    主人公の心情を表現する文章が、とても練られていて美しいと思った。恋が始まって思いが深まって行く描写も良い。そういった心の機微の表現を楽しみたい人の為の小説と思う。 物語の起伏や展開をもっと楽しみたい自分には、エッセイ読んでる感が強くて物足りなかった。 川上さんの他の小説も読んでみたい。

    9
    投稿日: 2025.09.14
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    恋をする描写がとても綺麗 ショパンの子守唄を聞いたら、光だった 聞きながら読むと、光に包まれるみたいでふわふわ浮いていく冬子になれた

    1
    投稿日: 2025.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一言で恋愛小説と片付けるのは勿体ないぐらい素敵な物語 ‎文章が余りにも綺麗でいい意味で恐怖心を覚えた 冬子がなくしたバックは結局見つかったのか 聖と冬子は今後も友達関係を続けていくのか 三束さんのもう会わないにはどんな意味が込められていたのか、なぜ嘘をついたのか、全て真意は分からないけどきっとそれでいいのかもしれない 一つだけ確かなことは、冬子にとって三束さんは暗い夜道を歩いていても気づいたら足元を照らしてくれる「光」のような存在であり続けるのだということ ‎私も誕生日に真夜中を歩いてみたくなった

    1
    投稿日: 2025.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんとなす会社で周囲に馴染めなかった冬子、ご縁があり個人で校正の仕事をこなす中で聖と出会う。 (この時点で強い主体性がある訳では無いと示唆されてるなと思い返した。) 三束さんとの出会いはドラマ的ではなかった。カルチャーセンターにいく勇気を得るためお酒を飲んだ冬子。ここから少しアルコールで得られる感覚の鈍りに頼りがちになる。 喫茶店で頻度は少ないが三束さんと会うようになる。 物理の本、光の不思議な話、ピアノ子守唄が入っているCDなど三束さんから頂いたものも沢山あるにもかかわらず、冬子の胸に残るのは話している時に見ていたであろう三束の手や目の皺などばかり。この時点で既に冬子は三束に惹かれていたのだろう。 お互いに何をするわけでも特別な関係でもなかったがある時冬子の一言で関係が変化した。 私とそういったことをしたいと思ったことがありますか?そんな聞き方するか?とも思ったが冬子なのだから仕方ない 三束の誕生日に聖から贈られた彼女の不要な服、靴、鞄、下着を身につけ出かける。 あんな素敵な女性だったら隣に立てると錯覚したのだろう。ありのままの冬子で良かっただろうに。 帰宅する道中に心配してかけつけた聖とばったり会い、思ったことをそのまま口に出され口論?一方的なとっつきにあった。 三束の嘘は何のためにあったのか。それだけが不思議。 今回は主人公に共感することができなかった為か少し話にとっつきにくさを感じた。 言葉を紡ぐのに何度も頭の中で校正し、考えているうちに時間が経ってしまう。そういう彼女は言葉の重みを知っているのだ。

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ビターエンド……真夜中の時間帯に読んだため余計に沁みる。自分は冬子側の人間なので聖の言葉が後半グサグサ刺さって読むのに時間がかかった。この本の登場人物はみんな置かれた立場や環境は違えどみんな一人で寂しい切ない感じがずっと物語に一貫して漂っていたのがタイトルとマッチしていて個人的にはとても好みだった。

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    この本を読み始めてから 意味があってもなくても より生活の意味を考えて生活をするようになった 初めて川上未映子さんの本を読んだ 他の本も読もうと思った

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    主人公みたいなタイプの友達がいて、私はどちらかというと聖みたいなタイプの人間だから、読み進めるのに苦労しなかった。恭子みたいに聖を疎み嫌う人もいれば、終盤の聖みたいに冬子にイラついてしまう人もいるだろうなと思いながら、やっぱり人間同じ人なんていないからこそ軋轢は無くならないなと思った。三束さんはどうして冬子とこうなる結末を選んだんだろう。

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    未映子節。恋愛は儚いものといいたいのはわかった。そのうえで、いいものだといいたいのか怖いものだといいたいのか。多量飲酒が見せた夢とでもいいたいのか。なんか解釈にモヤモヤする。お友だちの存在の意味も私にはようわからず。

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ジメジメと、鬱々とした気分で読んでいた。 私から見れば主人公はさぞ生き辛いだろうな、と思うが、その逆もまた然り。という感じなのかも。 みんなそれぞれの生き辛さを抱え、他人と比較し、ちょっとだけ見栄を張る、人を見下す。そういう嫌な部分を持つことで己を保っている。そうやって暗闇の中、残った光を放って生きている。 そんな現実を、情景が鮮明に浮かぶ程、あるがままに、詳細に描かれた本だった。

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    こんなに読んでて心地いいんや、恥ずかしながら川上未映子さん初心者だったけど、一気にファンになりました

    1
    投稿日: 2025.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初はお酒を飲まなかった冬子が出かける前に飲んだり日本酒を持ち歩いたりすることがショックだった。嘔吐描写も地雷なので途中で読むのをやめようかとも思った。 なかなか感情が動かない冬子にイライラしつつ、正反対の聖も苦手な女だ...と思いながらどこにも感情移入できずに読みましたが、後半三束さんとのしあわせな時間の数ページだけは心穏やかに読めました。 冬子と三束さん、歳の差はあれどうまくいってほしかったなぁと思います。 私には苦手な表現が多かったけど読後全体を思い返すとすきな雰囲気でした。評価がむずかしいですが文章はとても読みやすかったです。

    0
    投稿日: 2025.08.18
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    間違いなく、良い本。いま22歳だが、とても響いた。この年齢の人には刺さると思う。人を好きになるということの、つらさと甘やかさが描かれている。何も手につかなくなり、その人のすべての動作を思い出してしまうほどの暇と孤独に苛まれる感覚も、とてもわかる。それほどに好きになってしまうのだよね。 好きって感情について生々しく描かれていて、すごく描写が丁寧で好きだった。 私は主人公のような種類の恋をしていて、好きな人がいて、それを関係性に名前をつけないような、うじうじした恋愛をしているのだ。聖は強い。そんな風になりたいし、私も安住して綺麗な子ぶってるのではなくて関係を前進させるようなリスクを負うべきなのかな、と思った。何ページも写真を撮っている。 主人公の曲がった性体験がかわいそう。私と寝たいと思ったことはありますか、と三束さんに聞けてしまったこと。誕生日の夜中に1人で散歩をすること。来てくれなかったことと、嘘をついていた三束(みつつか)さん。愛おしい。 強いようで弱かった聖。すごい良い服着てそうなバリキャリの女性で海外にもめっちゃ行ってそうって感じが文章だけでした。大人になると関係性が曖昧になって、その方が寛容になれるというのもすごくわかってしまう。なにもかもが腑に落ちる作品だった。

    3
    投稿日: 2025.08.17
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    大人の恋愛小説って感じ。「好き」を簡単には伝えられないこと、臆病になってしまうこと、、。 大人になってたくさんのことを考慮して動けなくなってしまう。 特に感情移入はしなかったけどスラスラ読みすすめました。

    1
    投稿日: 2025.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    聖さんと仲良くなった経緯まで読んだ。聖さんは主人公をいじめていた人たちと似たような人種なのに、主人公が彼女に憧れているところが謎だった。聖さんが主人公を面白い人だと評価していることにもちょっといらいらした。いらいらしたのは聖さんに主人公をいじめてほしいと思っているから。このあと主人公は痛い目を見ると聞いたから、それを楽しみに頑張って読んでみる。文章がとても美しい!

    0
    投稿日: 2025.08.16
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    ん~あんまり来なかったかな? 特に主人公に共感ポイントないし他に登場人物が好きというところもなく…話も淡々とアル中な女性の話をしていて… 面白いポイントはよくわからず終わってた…

    0
    投稿日: 2025.08.15
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    静かでほのか。 可愛らしいけど大人な恋愛小説。 ?なところは正直あるけど、プロットを楽しむというよりは世界観や雰囲気、登場人物の愛おしいまでの純朴さを愛でる作品。 若い頃は「大人になったら恋愛ってもっと簡単になるのかなー」なんて思ってたなー

    0
    投稿日: 2025.08.12