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総合評価

50件)
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    商店街の変なプライドとお歴々笑の「今までも、そうだった」分かるわー! 街はよそ者・若者・馬鹿者が変えるなんて言葉があるけれど、正にそんな内容でした。 淡々と進むけれど、それがリアルに平凡な地域の日常だよなぁと、笑いが込み上げました。 えーと、、今更シリーズ物の最後の作品だと知り、やってしまった感。

    12
    投稿日: 2025.08.31
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    シリーズ第3弾、期待を裏切らないエンタメ具合で、楽しませてもらった。 すらすら読めて、エンタメ作品としてGOOD! シリーズを通じて、作品のキャラクターに親しみを覚えていく。 日和らず自分を貫く姿には憧れる。

    0
    投稿日: 2025.07.04
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    なんか地域の問題を楽しくだけど課題も伝えてくれて今の日本の小組合の実態かも。 個性がある登場人物で商店街の良さ、ン?と思うところなどをちゃんと書いてくれてた。 いいよね〜!

    0
    投稿日: 2024.08.08
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    商店街の活性化に取り組むユニバーサル広告社。僧侶の息子と牧師の娘の恋愛もあってなかなか面白かったが最後が不完全燃焼でした。

    9
    投稿日: 2024.05.31
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    ユニバーサル広告社シリーズ第三作、今回はさびれた商店街を盛り上げる話。ヘルキャーとジストマのライブを聴きながら揚げ大福を食べたい。今回も、早苗ちゃんが可愛いかった。

    14
    投稿日: 2023.12.13
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    いゃーよかったわ ユニバーサル広告社 どんどんよくなっていくって感じ 人情に弱くボランティアの仕事が多そうだけど つぶれないでほしいな

    0
    投稿日: 2023.02.28
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    一気読みしました! 寂れた商店街に零細広告制作会社が入り込み、商店街の活性化を計っていく。 商店街内の力学や人間模様もありそうと思いながら読んでいました。 他人に勧められる一冊だと思ってます。

    0
    投稿日: 2022.12.27
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    ユニバーサル広告社のシリーズです。主人公杉山の離れて暮らす早苗から届くハガキにせつなくなったり、寺の息子と教会の娘の淡い恋にキュンとなったり。。。 登場人物がそれぞれにいいキャラです。 楽しく読めるおすすめのシリーズです。

    0
    投稿日: 2022.12.15
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    荻原氏の本は3作目。「浩」繋がりで有川浩氏と混同して買ってしまう。 内容は読み始めてすぐに「神様から一言」を思い出した。アクの強い登場人物達が会社のために活躍する姿が、商店街に代わったように思う。このままで良いとする旧勢力に立ち向かう改革派。これをベースに純粋な男女の微笑ましい恋愛のやり取り、主人公と離婚した後の切ない娘との手紙のやり取りなど、見どころが詰まった楽しい小説となっている。 あとがきを見るとシリーズ3作目のようであり、他の本も読みたくなってしまう。

    35
    投稿日: 2022.07.19
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    ユニバーサル広告社シリーズ3作目。 商店街の活性化というメインストーリーだけでも十分面白かったが、一見ありがちなロミジュリ、ウエストサイドストーリー的なサイドストーリーのパンチも後から効いてくる。面白かった。

    0
    投稿日: 2022.02.02
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    シリーズ第3段。寂れていきそうな商店街の人々が、広告社の面々とともに商店街の再生に立ち向かう姿、日常と活躍が描かれる。余韻も残しつつ大団円で面白かった。

    1
    投稿日: 2020.05.31
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    これは少し私の好みとは異なって、読み進めるのに難儀した(^_^;) 何処が悪いっていうわけではないのにな、、、何でだろう。いつもみたいに調子良くページを捲ることが出来なかった(^_^;) 倒産寸前のユニバーサル広告社が、オフィスを都心から離れたさくら通り商店街へと移す。 そこはスーパーの進出などで寂れてしまったシャッター街だった。 コピーライターの杉山は、シャッター街に生き残り、商店街を変えたいと立ち上がる青年たちと共に商店街活性化の為に協力する。 古くからの商店街の重鎮たち、新しい商店街の若者、様々な障害を乗り越えて、商店街の住人が心を1つに繋いでいく、ほんわかストーリー。 長編大好きな私が冗長ではないかと感じでしまう厚みだったが、大衆に評価されている作品が悪い作品なわけもなく、最後はほわっとほっこりいい気持ちになる。そんな温かいストーリー。

    12
    投稿日: 2019.08.20
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    ある寂れた商店街に引越しをせざるを得なかった広告制作会社が、商店街の人たちと一緒に商店街を活性化させていく話。 初めは受け入れられなかったが交流を重ねることでお互いに理解を深め合い、若手が一丸となってラスボスと言うべく長老たちを撃破する。 現状に不満ばかり言っていても変わらない、変えようとしなければ変わらないというメッセージ。 深く考えずにサクッと読める。

    0
    投稿日: 2019.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *倒産寸前のユニバーサル広告社。コピーライターの杉山を始め個性豊かな面々で乗り切ってきたが、ついにオフィスを都心から、“さくら通り商店街”に移転。ここは、少子化やスーパー進出で寂れたシャッター通りだ。「さくら祭り」のチラシを頼まれた杉山たちは、商店街活性化に力を注ぐが…。年代も事情も違う店主たちを相手に奮闘する涙と笑いのまちづくり&お仕事小説。ユニバーサル広告社シリーズ第3弾* スピード感があって、面白くて、ハラハラして、ホロリと来て。荻原氏の魅力がぎっしり詰まった1冊です。 寂れた地方商店街の新旧勢力のいざこざを中心に、放火騒動、寺の跡取りと牧師の娘の恋、主人公と別れた娘との葛藤や文通、などが織り交ざってお話が進んでいきます。 温かい目線で書かれた展開に、読む手が止まりません。諦めないで頑張ろう、と思えるお仕事小説でもあります。そこに光照と初音ちゃんの恋の進行が華を添え、読後もほんわかと幸せな気分に。第3弾とのことでしたが、前作を知らずとも楽しめ、すぐにでも続きが読みたくなります。

    0
    投稿日: 2019.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    42 相変わらず面白い!!! ユニバーサル広告社の中で私はこの話が一番好き。読んでてすっきりするし、一致団結していく姿、長老たちに立ち向かう姿、みんなで知恵を絞ってシャッター商店街を活性化しようと努力する姿が大好きだから! 魅力溢れるキャラクターばかりでとてもいい。 ユニバーサル広告社のみんなはもちろん、商店街の人たちのくせのあるキャラもだいすき。 杉山の下の名前初めて知った笑 早苗との手紙のやり取り、杉山の早苗への愛が溢れててそれを見るたび感動する。 地の文すら面白い。 分厚かったけど夢中で読んだ! 昔ながらのよくわからない伝統を言い張り、新参者は追い出して新しいものを徹底的に排除する考えに立ち向かう若者と変わろうとしている人たちの姿に心打たれる。 村崎とアキの名字が一緒なのはなんでやろ? 石井のいざとなったら頼りになるところがめちゃすき。 弁が立つ人ってかっこいい! 続編をワクワクしてまってる! 20190601

    0
    投稿日: 2019.06.01
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    ユニバーサル広告社シリーズ第3弾。 545ページの長編でしたが、今回も最高に心温まる一冊でした。 シャッター街商店会における、昔からの慣習、利権、損得、自分たちの威厳を守りたい、変化を求めない頭の固い古参を相手に、「商店街の活性化」のために奮闘する個性あふれるユニバーサル広告社の面々と「さくら通りリニューアル協議会メンバー」の涙と笑いあふれる街づくりの奮闘ぶりと異なる宗教の家に生まれた可愛いカップルの話が心をほんのり温めてくれます。 主役の杉山さんが今回も「悪知恵」を働かせて爽快な快進撃を見せてくれるのに加えて、前作、見事なテキ屋術を披露して「たこ焼き」を売りまくったユニバーサル広告社社長の石井さんが今回も大活躍で、村崎さんも猪熊さんもますますいい味を出していて、キャラへの愛着がますます高まりました。 ぜひとも第4弾が出てほしいです!

    0
    投稿日: 2018.11.19
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    倒産寸前のユニバーサル広告社。コピーライターの杉山を始め個性豊かな面々で乗り切ってきたが、ついにオフィスを都心から、“さくら通り商店街”に移転。ここは、少子化やスーパー進出で寂れたシャッター通りだ。「さくら祭り」のチラシを頼まれた杉山たちは、商店街活性化に力を注ぐが…。年代も事情も違う店主たちを相手に奮闘する涙と笑いのまちづくり&お仕事小説。ユニバーサル広告社シリーズ第3弾。

    0
    投稿日: 2018.05.26
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    最高に笑えて最高に面白い。巻末のコンテを誰か映像化してくれないかしら。資金が足りないなら“さくら祭り”に出向き「揚げ大福」や「さくら担々麺」を大人買いしてもいい。そんなに食えないけど。そしてお土産も買って帰る。娘のためにキツネのお面を。

    0
    投稿日: 2018.02.16
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    ユニバーサル広告社というシリーズ物の三作目だそうです。 この本から読みましたが、問題なく面白かったです。 小さなさびれた商店街の商店会ですら、昔からの慣習や利権・損得そして威張りたい頭の固い化石のような人がいて、新しいことを始めるのはとても困難なことに(あるあるだなぁ…)と感じることしきりでした。異なる宗教の家に生まれた可愛いカップルの話と個性的なキャラクター満載で楽しく読めました。

    0
    投稿日: 2018.01.11
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    DVD登録が無いので、こちらで登録。 録画したドラマ「ユニバーサル広告社」見終わりました。寂れた商店街と、そこに移転してきた広告社の話。1話ごと、楽しく前向きになれる話が良かった。

    0
    投稿日: 2017.12.26
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    いいね。荻原浩は ユニバーサル広告社の第3作とは気が付かなかった。 確かに、1作目の「オロロ畑でつかまえて」も面白かったが、これもまたいい。 すっかり、彼のファンになってしまう。 シャッター街における、古参と若者の戦い。 変化を求めない、従来の商店街と、変化しなければならないと考える次世代を考える若者。 そこへ広告社のかかわり。 面白い。他人に勧めたい一冊です

    0
    投稿日: 2017.11.24
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    零細弱小のユニバーサル広告社シリーズ第3弾。シャッター化目前の寂れた商店街の復興計画の紆余曲折を描く、涙と笑いのまちづくり&お仕事小説。 商店街が元気だと街の雰囲気も明るくなる。私が住む街の商店街も、若手店主の皆さんが色々趣向を凝らして活性化を図っています。でもやっぱりネックは守旧派の年配の人たちのようで、なかなか思いきった改革は難しいようです。本作のさくら通り商店街のような夢あるまちづくりを期待します。

    0
    投稿日: 2017.08.06
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    ユニバーサル広告社第三作。一作目は「オロロ畑でつかまえて」二作目は「なかよし小鳩組」桜の木が殆んどない桜通りにある寂れた商店街に引っ越して来たユニバーサル広告社が古参が仕切っている商店会にイメージアップの戦略を企画する。和菓子屋の岡森守はサラリーマンだったがうまくやっていけなくなりやめ父が経営する店の後を継ぐために戻ってきた。寺の息子光照と牧師の娘初音との恋愛は光照が三年間の修行に行ったためまだ成就せず。主人公の杉崎が、離婚して離れ離れになった娘の早苗との手紙のやり取りから成長ぶりを嬉しく思う一方で、会いたいけれど会えない寂しい思いが、時々物語のアクセントになっている。

    0
    投稿日: 2017.07.13
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    できれば季節に応じた本を読みたいから、桜の季節の話に今ごろ手を出す気なんてなかったのですが、大好きな荻原浩をどうしても読みたくなり。抱腹絶倒かつ泣かせるユニバーサル広告社シリーズ、『オロロ畑でつかまえて』と『なかよし小鳩組』に続く第3弾。閑古鳥の鳴くさくら通り商店街にオフィスを移転せざるを得なくなった同社が、祭りのチラシ作成を頼まれたことから、商店街の活性化に力を注ぐことに。ところどころに挟まれる、主人公の娘から届く手紙がワラかすわ泣かせるわで、最後は涙でかすみそうになったほど。お寺の息子と教会の娘の純な恋からも目が離せず。冬桜も咲きました。やっぱり大好き、荻原浩。

    0
    投稿日: 2017.04.25
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    久々、荻原作品ですが…やっぱ荻原氏は長編ですね~。キャラがそれぞれ立ってて面白いし、さらっと軽めのタッチで描かれているのでとても読みやすい。個々のキャラの顛末が見たい!と思わせるところはさすがだと思う。希望にあふれたラストではあるけれど、実際のところ小売業はキビシイんだろうなぁ…。前作「小鳩組」は読んだけど、「オロロ畑」は未読なので読んでみようと思った。実写ドラマで見てみたいと思わせる作品。

    0
    投稿日: 2017.03.03
  • まぁいまひとつかな

    書きたい設定とかは良くわかるし,良いなと思うところもなくはないんだけれど,やはり寂れた商店街というテーマとしてありがちであるし,いまひとつではないでしょうか。

    2
    投稿日: 2016.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いーねー。いーねー。ユニバーサル広告社 杉山さん。いーねー。 『人が集まるとややこしいことばかり起こるが、人が集まるからできることがある。』うん。うん。

    0
    投稿日: 2016.11.09
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    ユニバーサル広告社シリーズ三作目です。 今回は多様な登場人物の群像劇としての側面もあり実に読み応えがありました。 結末も含め三部作では一番好きです。

    0
    投稿日: 2016.11.07
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    読みやすかったです。シリーズものだったとは全然知らなかったですが、まったく問題なく読み進めることができました。ミステリーばかり読んでいるので物足りなく感じましたが、こういう日常を描いた、人と人とのやり取りを温かく描かれている小説というのもいいものですね!

    0
    投稿日: 2016.10.30
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    ユニバーサル広告社シリーズ第3段。 閑古鳥が鳴いているさくら通り商店街の活性化に立ち上がる。 お祭りのチラシから始まり最終的には商店街のCM作成まで、一癖も二癖もある商店街の面々と杉山とのやりとりが面白い。 所々で社長、猪熊、村瀬が良い味出してくれています。 最後は本内容とは関係ない1作目から続いている杉山と早苗親子の関わり。少し寂しい感じになっております。 このシリーズはこれで終わりなのかなぁ 次回作も出れば是非読みたいです。

    0
    投稿日: 2016.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ユニバーサル広告社シリーズ3作目 突然事務所を移転したユニバーサル、転居先は桜通り商店街の和菓子屋の二階。 和菓子屋二代目で、妻・尚子を病気で亡くした守との関係を通じてシャッター通りになりつつある商店街の活性化に取り組む。 行覚寺の跡取り・光照と教会の娘・初音の恋は光照の修行の為三年間の空白に・・ ラーメン屋のオヤジ、蕎麦屋のオヤジ、 伝説の美容室の寿美子先生、スイーツショップの経営者・紫苑は初音の異父姉。 徐々に意識が変化して行く商店主達。 お馴染み、石井のテキ屋凄テク、村崎のデザインセンス全開、そして音楽的才能も・ 猪熊も健在。最後は、幸子と早苗の転居。 3作の中で一番面白かった。

    0
    投稿日: 2016.09.23
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    零細広告会社「ユニバーサル広告社」シリーズ第3弾。いよいよ都心のオフィスの家賃払いが厳しくなり、郊外のうらびれたとある商店街へ都落ち。新オフィスの入るビルは「ヒル・フォレストビル」。実は和菓子屋の2階。とうに桜の散った梅雨時期の行われる「さくら祭り」のチラシを請け負ったことからシャッター通り商店街と縁ができ、町おこしへと没入していくコピーライター杉山を筆頭に4名の広告マン・・・。 長年、商店街を担当していることもあって「商店街あるある」にクスクスの連続。商店街ゆえ、登場する面々は商売も年代も商店街に対する思いもバラバラ。彼らの悲喜こもごもなドラマを随所にちりばめた、所謂「グランドホテル形式(群像劇)」の構成となっている。著者はきっとナチュラルハイ状態になって、この小説を執筆したにちがいない。「執筆の途中から登場人物が自在に動き、それを書いたままに過ぎない!」とよく作家が言うが、その感じが伝わってくるぐらい細部の人物まで描き切っている。550頁もの長大な小説を遠近法を用い絶妙に照明を当て、あたかもジオラマを眺めているような感じさえした、ほのぼの感とスカッと感を同時に満喫できるエンタメ小説、オススメ!

    0
    投稿日: 2016.09.13
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    20160907 比較的、短編が多い萩原さんの長篇作品。 500ページを超える長篇で、このところなかなか時間が取れず、約2週間も掛かって読了。 広告代理店に勤めていた作者だけあって、広告代理店の表も裏も知り尽くした内容。 そこに、あらゆる登場人物たちの人生が関わってくるが、細かすぎす、深刻になりすぎず、さらっと読めてしまう。 さらに時にくすっとさせるところもさすが。 ユニバーサルシリーズの第三段が本作で、第一段はかなり前に読んだので、順番は前後してしまうが、今度は第ニ段を読んでみよう。

    0
    投稿日: 2016.09.07
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    荻原節全開〜!あまりにも久しぶりすぎてユニバーサル広告社なんてすっかり忘れてた。それでも読み進むうちに記憶はよみがえる。懐かしくて、今回も楽しくて、ページが進むのがもったいないくらい。あの頃、荻原さんを知って、文庫で出ている本を一気に全部読んだ。あれから10年以上過ぎて、こんな本が出ていたなんて知らなかった。またまとめて読んでみようっと♪

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    投稿日: 2016.04.29
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    ユニバーサル広告社がさくら通り商店街に移転し、シャッター通りの商店街を活性化するべく尽力する。 コピーライターの杉山や団子屋の守をはじめ、なかなか個性的な人物が多くて、登場人物が多い割にはすんなり読めた。 商店会の頭が堅い方々にはイライラしたなぁ。堅い考えは、うまく世代交代が出来ないだけじゃなくて、可能性まで潰してしまう。 いつまでも主役でおりたい人は周りにとって毒。

    0
    投稿日: 2016.03.17
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    登場人物が多くて最初は読みづらかったが、キャラが個性的ではっきりしているので慣れればいい味を出してきた。 全体的なまとまりはあるが、個々のエピソードの締まりが悪い気がする…そこがすこしモヤっと。

    0
    投稿日: 2016.03.04
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    人間の底力を存分に楽しめたお話でした。 途中途中でくすってなるしぐさや思いが出てきてそれも楽しかった。

    0
    投稿日: 2016.03.03
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    ユニバーサル広告社シリーズ、前二作も読みました(内容は案の定ほとんど覚えてないけど)。 過疎の村、ヤクザときて今度はシャッター商店街。 みんなで盛り上げようと奮闘する中でいろんなことがあり、まあ楽しく読めるのですがいかんせん長い気が……。 長いなあと、読んでは寝、読んでは寝していたのでかなり時間がかかりました。 昔から商店街で商売してる人と新参者の間の溝はやっぱり深いんだなあ。

    0
    投稿日: 2016.02.19
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    なんだか続きが知りたくなる終わり方。(いくつかの)恋の行方、賞の行方、商店街の行方……もやもや~んとしてしまうが、それがいいのかな?若くてもそうでなくても、必死になることで未来が生まれる。そんな話でした。

    0
    投稿日: 2016.01.26
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     読みながら気分が明るくなって元気がでるのが、萩原 浩さんが書かれた「花のさくら通り」という一冊。桜色の表紙と優しいタッチの表紙絵が、書店の平台で目を引く一冊だ。  倒産寸前のユニバーサル広告社は、都心のオフィスを追い出されるように引っ越すことになった。社長の石井とコピーライターの杉山、アートディレクターの村崎と紅一点のバイト猪熊の4人は、中型トラック一台での寂しい引っ越しとなった。  環境の良いオフィスに移転すると思っていた社長以外の三人だったが、コンビニもカフェもない地方の駅前商店街に到着し、和菓子屋の二階にある新しいオフィスを見上げてため息をつくことになった。  ユニバーサル広告社が新たにオフィスとした建物は、少子化やスーパー進出で寂れた”さくら通り商店街”というシャッター通りの一角。”さくら通り”とは名ばかりで桜の木はずいぶん前に伐採され、商店街の面々も過去の栄光を引きずって商店街の活性化には前向きではない様子だ。  毎年行われている「さくら祭り」のチラシを頼まれたことをきっかけに、杉山は少しずつ商店街の面々と付き合い始めることになる。その縁で商店街に出没する放火魔を追いかけることになったり、さくら祭りを盛り上げることになったりするが、根本的な商店街の活性化には程遠い内容だった。  それでも、さくら祭りが思いがけず成功したことや、高齢化が進む団地での販路を見出だし始めたことで徐々に商店街の面々が活性化に動き始めていく。しかし、そこに立ちはだかったのは、商店街独特のヒエラルキーと古い体質の古参達だった。  この物語は「商店街の活性化」という縦軸に沿って、商店街に住み商売を営んでいる人々の悩み、若者の恋が横軸となって絡みながら進んで行く。また、主人公である杉山のプライベートなやりとりについても、じんわりと心を温かくしてくれる。  なによりも、一生懸命に愚直に頑張る人々の努力が、少しずつだが実っていくという過程には読んでいて勇気付けられる。それも単純にスイスイと物事が運ぶのではなく、時には挫折したり時には思わぬ妨害にぶつかったりと読んでいてハラハラする。  しかし、読み終わった時に心の中に流れるのは「努力は報われる」ということであり、「大切なのは人の縁だ」ということを感じることができるだろう。  545ページとなかなかの長編なので気軽に読むという訳にはいかないが、秋の夜長にじっくりと読みには最適の一冊だ。

    2
    投稿日: 2016.01.24
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    約10年ぶりの荻原作品。 ユニバーサル広告社のシリーズは3作目のようだが、知らずにこれを買ってしまったけど全く問題ない。 寂れた東京のはしっこの商店街が所謂「他所者」と「馬鹿者」と「若者」の力によって少しずつ再生していく話。 6つの章が商店街の季節の移ろいとともに描かれているが、章の中でもメインの杉山、守、光照、初音の4人を主人公にした、10前後の小さなセクションに分かれていてとても読みやすい。しおり要らず。 最後は抱えていたもやもやも全部片付いて、スカッとして、スッキリして、ほっこりして気持ちよく読み終わった。

    0
    投稿日: 2015.12.16
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    大好きな荻原 浩さんの作品、今回も最高でした。 読み終わってからシリーズものの第三作目ということに気付いたのですが、全く気にならず読めました。気づかなかったし。 閑散とした商店街に曲者ぞろいの「ユニバーサル広告社」が引っ越してくるのですが、この商店街の寂れ具合の描写が細かくて、砂煙の舞う通りが目の前に浮かんでくるほど。 そんな街を見かねて、主人公の杉山が立ち上がるわけなのですが…。 荻原さんを好きな理由に、登場人物が「敗北」を知っているということがあります。 「失敗」と言い換えてもいいですが。 そこに人生の苦みというか、突っ走るに突っ走れない、人間臭さがあります。 杉山はまさにそんな男で、大手の広告会社を退職し、奥さんとは離婚。一人娘とは離れ離れ。さらに転職先の会社も前述のとおり寂れた商店街に引っ越さなければならないほど。 商店街の面々も協力どころか邪魔者扱いする始末で四面楚歌。 そんなところからどう事態を切り抜けるか。どう人々の心が変わっていくかが見所です。 一番最後の映像のシーンが、さくら通りが一つになっていく様を象徴的に表しています。 よそ者、若者、馬鹿者が地域を変える、なんていいますが、本当にそんな感じなんだなぁと思います。 一生懸命日々を生きる方々にお勧めです。

    2
    投稿日: 2015.11.28
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    ユニバーサル広告会社シリーズ第三段。 10年以上間を空けての続編なのだが、今回の話の起承と平行して、シリーズとしての「これまで」を読ませるのがとても上手く、大変スムーズに続き物を楽しんでいる感覚にさせられる。 テンポのよいコント的なシーンと、お仕事小説としての熱っぽい場面を、複数人の視点から交互に展開していく構造は、この手のウォーミングな娯楽小説のお手本のようだと思った。 4

    0
    投稿日: 2015.11.23
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    ユニバーサル広告社シリーズ第3弾。 少子化や大きなスーパーの進出で寂れた「さくら通り商店街」を活性化させ蘇らせることが出来るのか? 涙と笑いのまちずくり。

    0
    投稿日: 2015.11.19
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    都落ち?してきたユニバーサル広告社。頭の固いおじさんもまだまだ柔らかい若者も、気持ちを寄せ合う事ができればこんなことにもなる。笑ったり怒ったりガックリしたり、それでもいつかはニッコリしあえる人でいたい。

    0
    投稿日: 2015.10.14
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    自分でない誰かがこの世に存在すること。 自分と同じ世界にいること。 同じ時間を生きていること。 人の心は変わるもの。 人の心は変えるもの。

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    投稿日: 2015.10.03
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    『明日の記憶』ですっかりシリアスandハートフルな物語の作家として定着した荻原さんですが、デビュー作は『オロロ畑でつかまえて』次作が『なかよし小鳩組』のユニバーサル広告社シリーズ。 このシリーズから入り込んだ私としては久しぶりの第三作(なんと14年ぶり)となれば、これは読むしかなく。 余りに前作から時間がたったせいで、すっかり設定を忘れてました。というか、山本幸久さんの『凸凹デイズ』の凹組クロニクルが頭に浮かび(こっちはシリーズではないけど山本さんの本にちょこちょこ顔を出す広告会社)ちょっと戸惑ってしまいました。 最初の2作ほどのスラップスティック感は弱く、ハートフルな要素の比率が増えましたが、それが成熟なんでしょうね。十分に楽しめました。 若い頃からトニー・ケンリック(と言っても知ってる人は僅かでしょうが)のスラップスティックユーモアが大好きな私には、荻原さんのユーモア作品にもケンリックにつながるものを感じます。章末に近づくと「来るぞ。来るぞ」と思わせて、期待を裏切らず見事に落としてくれる。落とし方も様々で「そう来たか」と。 これからもこの手の作品を書き続けて頂きたいものです。やはりこちらが荻原さんの本領だと思うのです。

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    投稿日: 2015.09.25
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    やっぱり、荻原さんの群像劇が好き。 出てくる人が、みんなどこにでも居そうなのにアクが強い。 人数は多いけど、個々のキャラクターがきちんと立ってるから、バラバラにならない。 かっこ悪い大人達をシニカルに描きつつ、誰一人として投げ出さずに温かい目で見守るような空気感は、作家さんが人間好きなんだろうなぁ…というのをこちらに感じさせてくれる。

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    投稿日: 2015.09.24
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    気持ちよくすいすい読めた 感動の名作ってわけではないけど 気楽に読めていいよね、こういうの 登場人物がそれぞれ悩みをかかえながら いきいきと動いていたし ≪ さくらなく シャッター不安 はねのけろ ≫

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    投稿日: 2015.09.23
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    ユニバーサル広告社の、へこたれないマジメさが、感動的!? 商店街の町内会って、確かにこんな感じですかね。世代が違うと話にならない。

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    投稿日: 2015.09.19