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ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子
ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子
内藤了/KADOKAWA
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総合評価

158件)
3.5
17
63
49
12
3
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    自分が犯した殺人と、同じ方法で自殺したと思われる遺体が連続して見つかる。ホラー文庫?と思ったけど、確かにホラーかも。方法に問題はあるとしても、罪を犯して、後悔も反省もせず、償うこともしていない人間は、報いを受けても仕方がないと、心のどこかで思ってしまう。主人公の藤堂比奈子は、抜群の記憶力があるものの、特殊能力者というわけではない、普通の刑事。どうしてドラマではあんなキャラになったんだろう。

    0
    投稿日: 2025.11.02
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    自分が犯した殺人と、同じ手口で自殺する事件が多発。自殺か殺人か… ホラーではない。刺激強めサスペンスといった感じ。新人の比奈子の刑事として未熟な感じが、一般人(読者)の目線と近い位置にあって入り込みやすい。 今後のシリーズでの彼女の成長が楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Netflixでドラマ化を見て、原作読みしました! 主人公藤堂比奈子。過去10年に都内で起きた性犯罪、未解決事件を記憶している。 凄惨な変死体で発見された宮原。 東京拘置所で死んだ鮫島。 母親を殺した大友。 友人の仁美が殺害される。 ドラマを見てから、読んだので キャストさんを思い浮かべながら読めました! ドラマと原作で少し内容が違う部分もあったけど、 ドラマはドラマで面白かったし、 小説は小説で面白かった!

    2
    投稿日: 2025.10.21
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    以前、図書館で借りて読んだ。そして最近Netflixでドラマ化されているのを見て、ふと読み直したくなり、買って読んだ。 人間のスイッチを操作することで、自身が起こした犯罪を再現し返ってくる。そのアプローチの仕方はやはり珍しく面白い。また、比奈子がドラマのは違いちゃんと人間味のある人であること。人一倍感情移入しやすく、刑事として前向きな判断をしていたことが良かった。内容もかなりグロいけど、一つ一つの事件がゆっくりと結ばれていく形は読みごたえがあった。

    0
    投稿日: 2025.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーを読もうと手に取ってみたらミステリー要素の方が強かったけど、面白かった。気付いたら胸が熱くなってて吃驚した。初めての体験。 グロい描写が平気だったので、この作家さんとは相性良いんだと思う。 脳内にポリープ作る方法が思ったより簡単で吃驚した。一瞬で出来るの怖いわ。死角からやられたら全く気付かないし、見ていたとしても、何をされたのか全く分からないし。スイッチが入らなければ大丈夫だから、まぁそこが救い…? 何人も自分の快楽の為に殺人犯してる奴を、自分がやった分だけ経験してから死なせたい、という気持ちは解る。まぁグロいけど、それはそもそもやったの本人だしなと思うし。実際問題この方法が使えるなら、刑法に入れる事に私は反対しないと思う。 主人公程、野比先生を非難する気にはならないな。 後、自分の傾向として、途中で肉体関係の描写が入ると若干熱が冷める、という事に気付いた。素に戻ると言うか、スン…とする。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラー文庫って当たり外れが大きいなって常々思ってて、久々に当たり✨ ホラーミステリを謳ってるけどサイコスリラーっぽくて、だけどキャラクターのパーソナリティも描写も清潔感あって文章も巧みなので一晩で読んじゃった。清潔感って表現が難しいんだけどユベール・コルバンとか読んでるだけで気分が鬱々としてくるんだけどそんなんとは違う感じ。映画だとどこにカメラのフォーカスを当てるか、みたいな。それもミスリード招きそうだな、難しいな。とにかくホラー大賞の読者賞とったそうなのでそれも納得。 タイトルにヒロインの名前は入ってるのと完全記憶の能力持ちなので千里眼シリーズみたいなの意識してた感じする

    0
    投稿日: 2025.09.24
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     TVドラマ化されたものを見ていました。藤堂比奈子役は波留さんでした。先日あらためて動画配信サービスで見直して、原作小説を借りてきた。  ドラマと大きく違うところは、比奈子がサイコパスではなく、普通の刑事であること。比奈子と中島が恋愛関係になること。ドラマでは、結構グロいシーンがあったのだが、小説の描写の方がグロいと感じた。小説の方が、ストーリーや設定をひねっていなくて、読みやすかった。このシーリーズをもう少し読んでみようと思った。

    41
    投稿日: 2025.09.20
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    描写が悍ましすぎてキツかったけど、 小説としてとても面白くて、読む手が止まらなかった。 性犯罪者なんていなくなれば良いのに。

    0
    投稿日: 2025.09.20
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     かれこれ9年前に購入したであろうこの本。 長年の積読状態を経て、読み始めたら止まらない止まらない。いやぁ面白かったです。  もともとドラマが好きで、原作本にあたるこちらを購入しましたが、ドラマの内容をすっかり忘れていたこともあり、楽しんで読めました。  もっと早く読めば良かった… と後悔はあるものの、今読めて良かったとも思えます。  書店で発見することが出来たら、次回作も購入検討したいです。

    23
    投稿日: 2025.08.09
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    2025.7.25 オーディブルにて読了 めちゃくちゃ面白かったよー!グロさも最高だし登場人物も魅力的。特に比奈子と死神女史が好きでした。のび先生には幸せになって欲しいです。

    1
    投稿日: 2025.07.25
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    ドラマ化されてるよね こんな事 実際にはありえんだろう〜 とは思うもののするする読み進められてしまう 血生臭さとか苦手な人は辛いかも… 文字通り『猟奇犯罪』過ぎる でも登場人物のキャラが濃くて いいバランスが取れてる 次巻行きまーす!

    0
    投稿日: 2025.06.22
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    なかなかエグかった。犯罪の描写がエグくてどうしようかと思ったけど、面白かった。 主人公の藤堂比奈子は新人刑事。抜群な記憶力があり、甘いものに唐辛子をかけて食べたり、頭をスッキリさせるために唐辛子を直接舐めたりと少し変わったところもある。(唐辛子は比奈子にとっては精神安定剤の役割もあるかな。)どこにでもいそうな若い女性なんだけど、そんな彼女に凄惨な殺人現場とか大丈夫なのかな?と心配しつつ読んでた。そんな心配は無用だった。なんとも逞しい。最初はやっぱりね、と思ってだけど、どんどん逞しくなってきた。比奈子の強みの記憶力で捜査の突破口を開いたりと大活躍。これからも楽しみだ。 比奈子は猟奇犯罪捜査班に所属している。だから犯人の心理などが出てくる。この作品を読んで、人が踏み込んではいけない領域がある、ということに気付かされる。我が物顔で他人の中に入ってはいけないし、まして操るなんてもってのほかだよね。自分が神にでもなったと勘違いしちゃうのかな? 精神の世界は奥が深い。そして怖い。 この作品を読んでたら、昔観た映画『サイミン』を思い出した。人間て操られるとここまでのことをしちゃうんだ、怖いとその時の感想を思い出しました。 そしてあの映画もエグかったな〜、とゾクっとしてしまいました。

    39
    投稿日: 2025.06.09
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    この方が書く主人公たちは、弱さや情けなさを持ちつつも、揺らがない芯があるタイプですね。 完璧ではないからこそ、感情移入しやすくてスルスル読めてしまいます。 次巻以降で藤堂比奈子がどう成長していくのか楽しみです!

    4
    投稿日: 2025.05.31
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    「猟奇犯罪」という世界についに踏み込んだ! ただこの作品にはかなり医療ものの要素も多いので(第1巻だけかもしれませんが)、意外なほどページが進みました。 (鷲尾さんのおかげかも) 一読をお勧めします。

    14
    投稿日: 2025.05.30
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    シリーズ1作目。ちょいグロな感じでなかなか面白かった。 殺人事件だしミステリーなのは分かるけど、ホラーなのか?どんな結末になるのかと思ってたけど…どの辺りがホラー?現実味がないという意味でならホラーなのか? 女刑事さんが個性的で良かった。まだ続きもあるみたいだし読んでみようかな〜

    15
    投稿日: 2025.05.22
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    2025/02/19 読了。 途中登場人物の描写が少なく、この人誰?って思うことが。 でも、読みやすい。するする読めてしまう。 主人公の能力は小説にしやすいもののように感じてしまった。

    0
    投稿日: 2025.02.20
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    ウルトラマンさんと、おびのりさんにおすすめ頂いたので、正月セールのブックオフで仕入れてきました(^^) 本当だ、、 最初の最初っから殺人事件が((((;゚Д゚))))))) しかしこれはプロローグに過ぎず、本編に入ると過去の事件と合わせ、死ぬわ、死ぬわ。 主人公は藤堂比奈子。長野出身。善光寺本堂と唐辛子の絵が描かれた缶入りの唐辛子がお守りだ。比奈子の特徴は、暗記が得意で、操作メモは独自のイラストで描いていくこと。 記憶したことはコンピュータ並みの正確さでアウトプットできたり、メモのイラストからその当時の状況を思い出すことができる。 彼女の初めての事件だった。 犯罪者たちが、かつて自分が行った殺人と同じ手口で命を絶っていく。これは他殺なのか?自殺なのか? 新人刑事の比奈子が事件を追う。 話の展開が早いし、最高に読みやすい。 凄惨な事件現場だが、私が目を逸らしてしまう程は描写が気持ち悪くはない。ギリセーフ(笑) ただ、犯人が、、、 登場した時から、絶対コイツじゃん。 間違いなくコイツだよー って思っていた人が犯人で、比奈子がその犯人に近づくシーンは、もう怖くて、怖くて、離れてくれーー!と願ってしまった(笑) あと、トリックというか、殺害方法が、、、 何か無理ないかなぁ?? 無理だったとしても、もうちょっと説得力があったらもっと面白かったかも?と思いました。 比奈子ちゃんは嫌いではないし、展開は早くて飽きないし、面白くないわけじゃないけれど、犯人探しという意味ではもう一つパンチが欲しかったです。 2冊目も買ってあるので、次作に期待!(^^)

    91
    投稿日: 2025.01.05
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    積読からやっと出してきました藤堂比奈子シリーズ 殺人犯が殺した手口で自殺していくそれはどういうことなのか……? 犯罪者は同じ方法で裁かれればいい…。 いや〜面白かった! 比奈子の成長も目が離せないし、登場キャラたちも個性豊かで飽きない。 ‪買ったのがだいぶ前なので忘れてたけど角川ホラー文庫でした。‬ ‪警察小説だと思い込んで読み始めて、あれ?これサイコホラー?SFホラー系?ってなって装丁見直して、だよねってなりました‬〜 ‪面白かったので問題ありませんが‬笑

    0
    投稿日: 2025.01.02
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    猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子1 2014年第21回日本ホラー小説大賞読者賞 藤堂比奈子シリーズを読み始めていたのですが  このシリーズは1巻で1事件解決をみるのですが 犯人系登場人物が このあとのシリーズでも 関係してくるので No.1から読み直し 読み始めて 主人公ひなちゃんが持つ 七味唐辛子で思い出しました テレビドラマ化された猟奇犯罪モノ 新人刑事 比奈子 特技はメモ代わりのイラストを使い その時の状況、会話を記憶できる 謎の猟奇的連続自殺事件に同僚の女性殺害事件まで加わり 事件解決のため新人ながら 現場に飛び込むひなちゃん 犯人の深層心理に潜入を試みる中島医師 これから始まるシリーズの重要な出会い 殺人方法等々なかなかの猟奇ぶり だけど ひなちゃんの周囲の警察仲間たちの 会話がラフな感じで そのギャップが良いです 藤堂比奈子 八王子西署刑事組織犯罪対策課新人       刑事 長野出身 厚田巌夫  ひなちゃんの上司 警部補  東海林   ひなちゃんの先輩 体育会系 三木    オタク鑑識官 石上妙子  東大法医学部教授 検死官 中島保   天才プロファイラー 心療内科医 倉島    巡査部長 バイクが恋人

    74
    投稿日: 2024.12.15
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    猟奇犯罪で気になっていた藤堂比奈子シリーズをついに読みました。もう10年前の作品。まさに猟奇的です。グロ、怖いモノ見たさってありますよね。オチは未来的、非現実的でしたが、面白かったです。

    33
    投稿日: 2024.08.30
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    面白かった。シリーズ突入決定です。 犯罪の描写もリアルだし、登場人物のキャラもしっかりと立ってます。これは続きが気になりますね。

    2
    投稿日: 2024.07.30
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    自分の中にも、自分も知らないスイッチがあり、トリガーを引くと暴走してしまう可能性があるのかもしれないなと思いました。 同僚と残酷な形で別れとなったとき、私はその仕事を続けられる自信はないと思いました。

    18
    投稿日: 2024.06.17
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    初めて内藤了作品を読みました 作品もホラー尽くしの著者ですから興味深々で読んでいく中、最初はかなりのエグさからスタートした本作ですが新米女性刑事出現で雰囲気が丸くなりましたが結構SFちっくな物語は楽しめた。

    7
    投稿日: 2024.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    酷い。グロいのや悲惨な死に様など 割と平気な方だけど 読んでて吐き気がしてくるような本 子供が犠牲になる部分は辛い 精神的に余裕がある時に読む本 気分が下がるので星3 人を殺したりしたら、その人も全く同じ目に遭って、同じ回数死ねばいい という考えには大いに賛成。

    3
    投稿日: 2024.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物はみんな個性的だけどいい人で、ストーリーも面白いし読みやすい。脳に腫瘍?を作るっていうのがなかなか理解しがたくもあるけど。 人の気持ちがわからない人を治すことができるのか…そもそも治すって言うのか…むずかしい。

    0
    投稿日: 2024.04.04
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    ドラマから。 比奈子はドラマ同様記憶力は凄まじいが、性格はドラマとは全く異なる。新米刑事らしく、初現場では遺体を見て吐いた。その後食べ物は喉を通らないほど。 被害者や被害者家族への感情移入も凄く、また女性への配慮は勿論被害者へ寄り添う心が滲み出ているからか捜査の聞き込みも上手い。また仁美が亡くなった際にはしっかり戸惑い、怒り、涙を流している。 一方、ドラマではかなりぶっきらぼうで比奈子への当たりも強い東海林先輩はかーなーり性格がマイルドになって存在している。要潤が演じたキャラが存在していないので、あの性格は原作の東海林が元か、とわかった。 ONのドラマが放送された時、事件現場の過激差が話題になったが、原作ではもう少しグロい。 そしてドラマ1話の犯人にたどり着くまでドラマでは描かれていない様々な殺人事件が登場する。 死神女史はほぼほぼドラマと一緒(笑) また、中島保は林遣都の演技に脱帽するほど忠実に再現出来ているのではないかと思った。 新米刑事の比奈子が想いを寄せるのがドラマでは分かりにくいが、原作ではしっかりと書かれている。 ラスト、幾つもの点が次々に繋がっていって、そのスピードのまま駆け抜けて行く。真相も、殺人も、衝動も、すべて。 この後のシリーズが楽しみになる終わりでした。 ドラマが好きだった方はぜひ読んで欲しい。 ドラマをもっと煮詰めて煮詰めてこれでもかって味を濃くしたのが原作。ドラマも当たりだと思ったが、原作は大当たりだ。

    2
    投稿日: 2024.02.14
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    記憶力がよくてココアに唐辛子を入れて飲む新人刑事の比奈子が謎の連続殺人に挑む 過去に卑劣な事件を起こした犯人があり得ない方法で自殺し死んでいく どこかで聞いたことあるストーリーだなぁ、、と思ってたらドラマ化されていたんですね! 8年も前のドラマなので見ていたのにスッカリ忘れていました うっすらとしか覚えてないですが、ドラマ版より比奈子はふわっとしたイメージで、ショウジはもっとチャラい感じだなと、ドラマと小説のちがいも含め楽しみました!

    9
    投稿日: 2023.11.15
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    食後の読書にはあまりおすすめは出来ないですね。 藤堂比奈子さんが引っかかってたこと全部繋がりましたよね。すごい。 死神女史とガンさんが夫婦だった事がなかなかな衝撃。 ガンさんが死神女史の名前先に出て苗字が出てこないの気になってたけどそういう事ですか。ほあ〜ってなる。

    0
    投稿日: 2023.11.12
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    個人的・夏のホラー月間。ブックオフオンラインの特集から。こういうシリーズものがあまり得意じゃなくて、これまではスルーしてきていたもの。多重人格モノがその代表だと思うけど、脳の機能に纏わる部分にコトの本質を求められると、途端に胡散臭く感じてしまう。と、今書きながら『なるほど』と思ったんだけど、自分が多重人格モノが苦手な大きな理由はそれだったんだな。

    0
    投稿日: 2023.09.26
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    犯罪者をどう更生に導くかは大切な課題だが、ロボトミー的な手術や行動を外部から操ったり、記憶をすり替えていくなどかなり危ないテーマ、マッド・サイエンティストな切り口、善意からの犯罪と歪んだ愛憎から生まれた犯罪、悲しい結末。  但し今後も登場して活躍しそうな気もする終わり方。

    0
    投稿日: 2023.08.02
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    テレビドラマ版が好きだったのを思い出して読みたくなりました。遠い記憶だが比奈子と東海林先輩のキャラクターが全然違う。ドラマはサイコパス風ヒロインと、影のあるイケメン東海林との独特なコンビっぷりが好みだったが、まっとうな比奈ちゃんも純粋に感情移入できて良かったです。 痛そうな描写にウッとなるも、展開が早いため一気に読んでしまった。面白かった。 人の狂気に触れ続けるとメンタルやられちゃうのも仕方ない。だって殺人までいかずとも、例えば他人の意地悪な部分とか、「なんでこんなことするんだろう」と「理解できない」と考えるだけで傷つくもの…。

    1
    投稿日: 2023.07.21
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    読了・・・後味が悪い猟奇殺人の本を読んでしまった 基本的に自殺だが、その方法たるや・・・生み出した 怪物が怪物の顔をしていないので頭がバグる(´・ω・`) 死神女史のキャラが秀逸すぎ・・・シリーズ物だ!

    3
    投稿日: 2023.05.29
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    ホラーミステリーといった感じで残忍なシーンもあり、読む人を選ぶと思います。 こういった研究が倫理面をクリアし、良い方向に進めば良いです。 「急げ藤堂、都内の渋滞なめんなよ!」

    9
    投稿日: 2023.04.02
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    凄惨な場面が多く、人によっては合わない方もいるかと思います。でも、ホラー文庫ですから。 今回読むのは2回目。のび先生との関係性がわかって読むとまた違うものです。

    2
    投稿日: 2023.03.31
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    犯罪者の人を殺す心のスイッチは何か。犯罪者の不可解な自殺が続く。犯罪者が被害者と同じ苦しみを味わうのは当然だが,脳に疑似体験を与えるのは難しいと思う。読み易い。ノビ先生良い人だ。

    17
    投稿日: 2023.03.20
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    一作目! 「東京駅うらおもて交番 堀北恵平」シリーズがとっても面白かったので、順序が逆になりましたが本作を読み始めました。 だいぶ胃が重たくなる凄惨な事件が描かれており、読む人を選ぶかもしれませんが (タイトルからして猟奇犯罪と書いてあるから、そりゃそうなんですけど笑) 恵平シリーズで、著者の内藤了さんが描くキャラクターの良さがやみつきになったので、この先長く続く物語が楽しみです! 健やかに日常生活を送っていた人々が、ある日突然命を奪われる理不尽。 例え犯人が裁かれても、被害者、その周囲の人々の痛みや辛さは解消されるものではない。 何より被害者は帰ってこない。 また、その犯人が凶行に至る経緯、その人もまた理不尽の被害者であったら… そんなやり場のない気持ちから展開していくお話が、考えさせられる第1巻でした。

    6
    投稿日: 2023.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    内藤了さんのお話はずっと気になってて。オーディオブックにてやっと。ドラマは既に観てます。それもあり脳内で波瑠さんが動き回ってました。 サイコホラー?警察小説?なんかどれもしっくり来ない不思議な感覚の小説です。 ちょこちょこグロい描写などがありましたが、そこまで気になりません( 苦手な方は苦手だと思います ) 猟奇的というより嫌悪感を抱くような嫌な事件の描写も多く、途中で中断しては戻り…を繰り返してしまいました。 真相は知っていましたが、やっぱり原作はいいな。 犯人側の気持ちが分からなくもないと思ってしまうので、何となくやるせない気持ちの読後感でした。 テンポもよくとても面白かったです。

    0
    投稿日: 2023.02.21
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    猟奇的なようだし、主人公が「建物因縁帖」の春菜のような鼻持ちならない女性だとおもいこんでたので、敬遠していたシリーズ。 しかし、石上女史が出てるし、気になって5作目まで一気買い。 主人公はどちらかというか恵平ちゃんのような素直な女性で読みやすい。 一作目から石上女史が出てくるのは嬉しい限り。 クールでカッコいい。 事件はえげつないし、人道的に許されることではないけど心理的に犯人に下った天罰と思えてよし。 どーいった状況で被害者があんな自死を図るのかと思ったけど、なるほどね。 保さんはもー出てこないのだろうか。

    2
    投稿日: 2023.02.17
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     八幡屋礒五郎の七味は、知っている人にとっては味と風味に安心感を感じるパッケージですな。そんな変わったキーアイテムを持った風変わりな女性刑事がテラーの物語ながら、猟奇犯罪とは読み手の興味を煽る。  既にシリーズものと知って読み始めたので、これからずっと登場するであろう仲良しに襲いかかる悲劇はインパクトが合った。恋心の描写も加味するところもまた嬉しいです。この後の、事件も楽しみに次巻を手に取ります。

    5
    投稿日: 2022.12.31
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    シリーズ第1弾。 記憶力抜群新米女刑事が前のめりに事件を捜査していくお話。 血みどろグロテスクな表現ありの為苦手な方は注意。 記憶力抜群という部分以外はごく普通の女性といった設定の為、簡単に容疑者に恋をする。 サイコパスは見た目が魅力的な人物が多いとされているのでこの調子ではこの先どうなることやら・・・・。 本作中に夢のような装置が紹介されます。 可能ならばぜひ現実化を希望する。 次作が楽しみなシリーズ。

    0
    投稿日: 2022.12.09
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    角川ホラー文庫だが、ホラー?そしてミステリー?ラブストーリーではない。猟奇犯罪捜査班という題名から、異常犯罪が取り上げられるのだろう。 新しいタイプの警察小説の誕生! ホラー大賞読者賞受賞!と紹介があるが、どちらかというと緩いオカルト・ファンタジーだと思う。ジャンル分けはさほど重要ではないが、手に取るかどうかの目安にはなる。 この作品は、主要キャラは少し異常さを兼ね備えている。主人公の新人刑事の藤堂比奈子は、何でも七味をかける、それとやや特異なのは何でも絵に描いて記憶する力。死神女史こと石上検屍官は高い検死技術を持っていて、医学的に根拠付けしていく。ガンさんこと厚田巌夫と死神女史の関係は最後にわかる。ガンさんの班から比奈子が編成替えとなった班長の東海林、鑑別技官を目指す野比のび太先生こと中嶋保あたりが主要な登場人物といったところだ。 比奈子の母香織は、比奈子が警察に入った時に膵臓癌で亡くなったが、明るい生き方が好感が持てる。痩せていくのをチャンスと言い、綾波レイやメーテルのコスプレをして周りも笑顔にする。母がくれた七味缶に「進め!比奈ちゃん」と書かれている。これも素敵なアイテムだった。 殺人犯がその殺人の手口で自殺していく。それを究明していくところは面白い。物理的な力で犯していく犯罪に対して、心理的な力で対抗する作品はこれまでも眼にしてきた。この作品は少し趣向が異なる点は目新しさはある。

    5
    投稿日: 2022.11.17
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    異様な自殺、連続殺人事件…全く関係のなさそうな事件が少しずつ繋がっていく過程が上手い。 捜査陣、特にヒロインのキャラが良くできているし、謎の解明過程も緻密で楽しめた。 ただし、必要以上に残酷な事件描写は後味が悪くて残念。

    0
    投稿日: 2022.10.04
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    初、内藤了作品。 ホラーというよりグロいミステリーでした。 好きな人は好きな作品なのだろうという印象ですが、残念ながら個人的には事件の突飛な内容にあまりついて行けずでした。 シリーズものとして沢山ある作品みたいなので、今後も読み続ければ内藤了ワールド&藤堂比奈子シリーズにどっぷりとハマってしまう危険性はあるかもしれない。

    15
    投稿日: 2022.07.15
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    2022.5.30読了 2.5 ストーリー展開が強引に感じられて、今ひとつはいりこめなかった。 比奈子の認識能力の高さと、記憶力のよさがもう少し活かされていたら良かったのにな、と思いました。

    2
    投稿日: 2022.07.05
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    '22年7月5日、Amazon audibleで。内藤了さん、三作目。 いやあ、面白かった!ズッシリとした読み応えでした。内藤了さんの、1番(なのかな?たくさん出てるから、多分そうですよね?)人気のシリーズ、さすが! でも、ちょっと重いかな…あと、グロさもあります。その点で、苦手な方もいるかも。 ホラーちっくで、ミステリーとしても、僕は充分楽しめました。第二作も、行ってみます!

    6
    投稿日: 2022.07.05
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    よろず建物因縁帳シリーズからこのシリーズ読み始め 新人刑事とはいえちょっと行動が浅はかな気がして 若干イライラした 他の登場人物たちは(仲間)中々の曲者で面白い ホラーではなくサイコ kindleで合本版を買ったがちょっと間開けて次作は 読もうかな…

    0
    投稿日: 2022.03.19
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    藤堂比奈子シリーズ1作品目。 ドラマ化されて、先にそっちを見ました。 人間の脳って不思議。 脳内スイッチは面白かった。 最初は善のためにやっていたことでも、 行き過ぎると悪になってしまうこともある。 確かに反省しているふりをして、 何も感じていない犯罪者は多数いると思う。 反省しているか犯した罪が軽くなるのも制度としてどうかとも思う。 面白かったです。

    8
    投稿日: 2021.12.07
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    11月-03。3.0点。 新人女刑事、過去に犯した罪の通りに自分を痛めつける犯罪者たち。死刑囚も同様に自殺を。。 ホラーというが、猟奇的なだけで普通の警察小説。二重に絡み合わせ、なかなか面白かった。次作も期待。

    1
    投稿日: 2021.11.04
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    なるほど確かに、ホラーでした…。 ちょっと納得しづらい部分もありましたが、滞りなく進む物語とすらすら読める文章、なかなか面白かったです。

    1
    投稿日: 2021.09.08
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    ドラマを思い出しました。東海林はだいぶ違っていた気がしましたが、他のキャラはキャストがイメージに残っています。 内容としては盛りだくさんであっという間に読んでしまいました。奇妙で凄惨な自死事件、画像のネット流出、未解決の幼女惨殺事件、、、。謎が深まりながら繋がっていく過程は読み応えがありました。

    15
    投稿日: 2021.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやあ、なんとも凄い小説でした。 角川ホラー文庫かあ、なるほどって感じ。 野比先生が犯人じゃなくて良かった。

    2
    投稿日: 2021.08.22
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    最初からいきなりどぎついシーンながら、イッキに持って行かれた。 ひらめきではなく、特殊能力と言っても良いような記憶力を武器に捜査に参加する主人公。 まだ刑事に染まりきっていない、今後の成長に期待。 話はすごく面白いがスイッチなどの仕組みはいいけど、ホントにそこまで、自分を殺し続けられるだろうかってのが疑問。 でも、ひどい奴はひどい目に遭うってのは賛成かな。

    1
    投稿日: 2021.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人の演出が特殊すぎて出てきてすぐに分かってしまった。 あとは主人公が純粋を狙いすぎというかいまいち好感を持てないなと思った。 ただ殺害方法が面白かったのでそこは良かった。

    0
    投稿日: 2021.05.25
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    ドラマの記憶と引き比べながら読むの楽しかったけど、死体のグロさは変わらないのでつらい。 原作の比奈子の人間味も結構いいな。 でもドラマ版のアレンジも良かったので二度美味しいパターンでホッとした。

    1
    投稿日: 2021.05.12
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    読む人を選ぶな?というより、作者が読む人選んでる?タイトルに「猟奇犯罪」入ってて、出版が角川ホラー文庫。 それだけで、敬遠する人おるやん。 ちなみに私は、あらすじだけで、ワクワク^^; こんなん読み過ぎか(ーー;) まぁ、ホラーというよりは、ミステリーやな。 グロいけど、それほどでもないかな?それとも自身に免疫が付いてしまってるのか… 猟奇殺人発生!でも死に方が妙な…何か自分で首絞めてるとか…難事件か… (少し原因は、あり得ん感じでチープ) そこに、現場お初の藤堂比奈子さん登場。でも、いきなりの現場でゲロゲロ… 抜群の記憶力で事件解決なるか? サブキャラもキャラ立ちしてる。特に死神女史こと石上妙子さん。ウキウキしながら、変死体を解剖してる。 結構、シリーズ化してて、10冊以上出てるんで、今後どうするかの判断材料に、積読本を押しのけて読んだ! 結果、続編も読むことに決定! 他の本が泣くので徐々に読む!

    15
    投稿日: 2021.02.24
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    ホラーというほどでなない。この位の猟奇犯罪は最近の警察小説では結構ある。うーん、私がそういうのに侵されすぎているかも。自己防衛反応を越えて自己を痛めつけて命を絶ってしまったとしか思えない変死体が発見され、それまで内勤だった藤堂比奈子が現場に出る。藤堂は異常に優れた記憶力を持ち、それを生かして他の変死事件との関連を見つけ出していく。この藤堂は結構純粋な感じで好感が持てるし、周りの刑事たちや事件の関係者たちと、なかなかいい関係を築いていく。その辺がなかなか面白い。事件の真相だが、こういうことが医学的に本当にあるのかな。ちょっと無理な感じはあるが。

    37
    投稿日: 2021.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Kindle Unlimitedにて。 にわかには信じられないが、人間の脳を操って自死に至らせる。 卑劣な殺人は起こるし、親友同期も殺されてしまうし、怖かった。

    1
    投稿日: 2020.12.27
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    読書録「ON猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」3 著者 内藤了 出版 角川ホラー文庫 p20より引用 “ 故郷を出るとき母がくれた七味缶は比奈 子のお守りで、蓋の部分に『進め!比奈ちゃん』 と文字がある。善行寺本堂と唐辛子の絵が描 かれた小さな缶は、上蓋をぐるりと回すと、 ちょうど唐辛子のへたの部分に七味を振り出 す穴があく。比奈子はこの缶を握りしめると、 どんな時にも不思議と心が落ち着くのだった。 ” 目次より抜粋引用 “凄惨な変死体  独房内の殺人者  パブロフの犬  モンスター”  記憶力が極めて高い女性刑事を主人公とし た、長編連作ホラーミステリ。  安い物件を求めて不動産屋と共に内見へと 赴く大学院生、目当ての物件の扉の異変に気 付き、開けて中へ入ったところ…。  上記の引用は、主人公・藤堂比奈子の心の 支えとなっているお守りについての一節。 自分の心を支える何かが一つでもあれば、こ こぞという時に踏ん張りが効くものなのかも しれません。そのための何かは、あまり外に は持たないようにした方が、失う危険性が少 なくて良さそうに思います。  最初から最後まで、血生臭い話となってい て、読み手によって評価が大きく分かれそう な作品です。人死にの描写など、グロテスク な話に耐性が少ないと思う人は、読まない方 がいいかもしれません。 ーーーーー

    4
    投稿日: 2020.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感想とは関係ないが、仕方ないとはいえ角川ホラー文庫のホラー括りは大雑把だな、と毎度思う。 条件付け状況下とはいえ主人公の記憶力がやや盛り過ぎではと思わざるを得ない場面がチラチラするが、しかしそれによって謂わゆる刑事モノで不可避な操作状況説明パートを省きつつ限られた人間だけした文中に現れず、物語の進行にページをめくる指が遅れをとらない点では非常に良いエンタメだった。 その分、地の文に犠牲者のグロテスク成分がこれでもかと込められているのだが

    1
    投稿日: 2020.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自死していく殺人犯が犯した殺人の方法がえぐいので、それと同じ方法で死んでいく彼らの描写がえぐいえぐい。 久々にホラーらしいホラーを読んだ気がする。 心霊系で怖いのではなく、スプラッタ系と言うか。 映像化してはいけない奴だ。 そうなると、一度見たものは忘れない瞬間記憶能力(と思われる)持ちの藤堂女史は大変だろう。 彼女のお蔭で捜査が進んだ部分もあるが、それ以上に乗り越えなければならない場面が多すぎた。 それにしても、事務職だった彼女もいつの間にやら立派(?)な刑事に。 情報は蓄えられるけど、すぐには推理に結びつかないので、途中はもどかしい思いもした。 万能ではないのだ、この主人公は。 何にでも唐辛子かける変わった子ではあるし、メモの取り方も独特だが、先述の能力以外は至って普通の女子である。 そんな女子に今回の事件は本当にえげつない展開だった。 そんな中、一人活き活きしていた死神女史が個人的にはお気に入りである。 彼女のお蔭で血みどろ現場でも暗くなりすぎずに読めた。 犯人は多分彼だろうなと思っていたら、やはりの人物。 ただ主犯か共犯かで悩んでいたが、成程なと。 それにしても、自動的に発動するスイッチは恐ろしい……しかも、猟奇的であればあるほどより強い方向で発動するのが怖い。 あまりに現実離れした現場だったため、最後までSFとかファンタジーの世界軸かなと悩む羽目にもなった。 最終的には現実的にはないと思いたいが、(技術力が進めば)できなくはないのではといういい塩梅だった。 現実には起きて欲しくないが…… 何人殺しても、死刑は一回で終わり。 殺した分だけの罰を犯人に負わせようとするとどうなるのか、ここにある一つの答えがあった。 一回死んでも許されない罪……自業自得とはいえ、恐ろしいものである。

    1
    投稿日: 2020.09.05
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    主人公のゆるさで内容のエグさが丁度よく中和されているが描写はベリベリハードだ。 シリーズ1作目、これからが楽しみです。

    16
    投稿日: 2020.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラー文庫だけどミステリーですね。 文章もノリもライトで読みやすい。 以下ネタバレ?? ネタバレというか、あ~これシリーズものなんや~、完結してるのね~、ってブクログを流し見してたら、本作に出てくる人物名があって、ちょっとネタバレ的な感じになってしまいました。この注記をどこに書くべきか…

    0
    投稿日: 2020.03.23
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    面白かった! 警察者で女性刑事が主人公ということで姫川シリーズと似ているけれどもこっちの藤堂比奈子のほうが性格的に好きになれそう。 ドラマは見てなくて残念だけどその分楽しめた。 シリーズみたいなので今後楽しみが増えた!

    1
    投稿日: 2020.02.23
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    安っぽいホラーなのかと思っていたが、どうしてどうして…。心というものを考えさせられる良作でした。あんまり考えすぎると鬱になりそうだけど。

    0
    投稿日: 2020.01.31
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    ホラーが苦手で余り読まないのだけど、このシリーズは興味があり読もうか読まないか・・・だいぶ考えて、手に取りました。 猟奇的殺人なんだけど、想像してたよりグロくなくて 大丈夫だった!! 会話のやり取りが軽く、また終わり方も嫌な感じでは無かったので読みやすかった。 これならシリーズ全部揃えたくなります。

    4
    投稿日: 2019.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    奇妙で凄惨な自死事件が続いた。被害者たちは、かつて自分が行った殺人と同じ手口で命を絶っていく。誰かが彼らを遠隔操作して、自殺に見せかけて殺しているのか?新人刑事の藤堂比奈子らは事件を追うが、捜査の途中でなぜか自死事件の画像がネットに流出してしまう。やがて浮かび上がる未解決の幼女惨殺事件。いったい犯人の目的とは? 猟奇的殺人を解決していく普通の女刑事が主人。犯人が誰かを推理しているときに、怪しげな心理カウンセラーが出てきてしまうのが残念だった。もう少し引っ張るか、ミスリードが欲しかった。電子書籍で読んでいたのでミステリーだと思っておりホラー文庫とは気づかなかったかことも要因ではあったが。 ただ、魅力的な人物がたくさん出てきたり、主人公の比奈子ちゃんが感情移入できるような良い子だから良かった。 次巻以降も読みたいと思う作品だった。

    2
    投稿日: 2019.12.22
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    「東京駅おもてうら交番堀川恵平」を読んでものすごく面白かったので、著者の第一弾をさっそく購入。 比奈子ちゃんが本当に好感持てるキャラで(川瀬七緒さんの赤堀准教授ばりに好き!)、他に出てくる捜査班のみなさんも一様に一癖あって、事件そのものも猟奇的だし、次々事件が起こって読み応えあったけど、何より捜査班の人たちの会話がすごく面白かった! この著者の本はこれから続きで読んでみたいです。

    2
    投稿日: 2019.12.11
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    読み始めると止まらない。目を覆いたくなるような事件なのに読むのが止まらない。ドラマでやっていたので、波瑠ちゃんで再生されていました。おもしろいので、続きを読みたいと思います。

    1
    投稿日: 2019.12.04
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    シリーズ1作目。角川ホラー文庫だけど、ホラーというよりミステリ寄りかな? 殺人事件の犯人が、自らが犯した事件と同じやり方で自らの命を絶つという不可解な事件。自殺か殺人か…?捜査に奔走する主人公の藤堂比奈子の、若い女の子がひたむきに頑張ってます!!!感がちょっと鼻についてしまった。死神女史やオタクの三木捜査官は個性的でよかったけど。特に死神女史の竹を割ったような性格は魅力的。 ミステリで色恋沙汰が絡んでくると萎えるタイプなので、次作を読むかどうかは、微妙。

    8
    投稿日: 2019.11.29
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    日本ホラー小説大賞読者賞を受賞したミステリー小説。 かつて自分が行なった殺人と同じ手口で命を絶つ、奇妙で凄惨な自死事件が連続して発生。この事件を追う抜群の記憶力を要する新人刑事藤堂比奈子、ベテラン刑事のガンさん他、魅力的な人物を配置していて読みやすかった。 ただし、個人的にはイマイチ。

    0
    投稿日: 2019.07.04
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    先に「CUT」を読んで「お~!その前に読むべきシリーズがあるじゃないの!」というので読んでみた。 連続殺人のようでいて「自殺」という奇妙な事件 その自殺はかつて自分が行った殺人と同じことを自分にして死ぬという事件だった… 新人刑事・藤堂比奈子が手掛けた最初の猟奇犯罪とは… あ~なんか途中まですごく面白かったんだけど… ちょっと突飛すぎてありゃま~な部分もあり… 個人的には「CUT」の方がリアルで好きかも…

    2
    投稿日: 2019.05.19
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    四分の一ほど読んだところでずるして 最後の1ページを読んだら、話が読めてしまうぐらいひねりがない。 だが、過去の因縁をアイテムによって抽象化させて繰り返し登場させる手法がいい。

    0
    投稿日: 2019.02.11
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    プロローグで引き込まれました。グロテスクな事件とその周りの暖かいストーリーで緩急つけられているようで、ホラーが苦手な私も読みやすいです。主人公の人柄と人間関係が素敵です。

    3
    投稿日: 2019.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーミステリとしてはとても面白く、心理学的な要素もあったのでとても興味深かった。 しかし、主人公の比奈子と保ラブシーンで萎えてしまった。あのシーンはこの物語に必要だったのだろうか?保の犯罪は犯せない人柄ならそれまでの作中で十分伝わっていたし、好きな相手だろうと警察の職務として逮捕しなければならないという覚悟がよく見えない。 内容は面白かったので続編も気になるがチャチな恋愛模様をまた見せられるのかと思うと手を出しにくい。 内容だけなら星5レベルだが、クライマックスで萎えてしまったので星2

    4
    投稿日: 2018.12.01
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    ほとんど機械的な記憶力を持った女性というか、女子って言う方が似合いそうな女刑事を主人公とした猟奇殺人もの。 もう、オープニングでぐっと引き込まれました。 かなり印象深く映像的な感じ。 脇を固める登場人物もなんというかいい人ばかりで、猟奇以外のノイズ(警察内での政治的あれこれ等)が少なく、扱っている題材の割には読後感が良かったと思います。 ミステリーと言うにもホラーと言うにもちょっとアレなところもありますが、どっちのファンも結構愉しめるんじゃないかな。 キャラクターがラノベっぽいのは賛否ありそうだけど。

    1
    投稿日: 2018.09.29
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    よろず建物因縁帳シリーズにすっかりハマり、同著者のこのシリーズも読んでみたくなりました。 主人公の比奈子は幼い頃から刑事になるのが夢だった。それが叶ったというのに内勤。日々書類を片付けるのに忙殺されていたところ、彼女の記憶力を買われて現場へ出られるように。 結構怖そうな表紙にビビりながら開けたら、事件自体は凄絶だけど、比奈子のキャラに和みます。彼女のメモは巧くもないイラストだらけ、お守りは七味缶。そんな彼女だから、人に気を許しやすくさせるのか、事件の鍵をいっぱい拾ってくるのです。TVドラマ版では波瑠が演じていたそうで、なるほど、合っていますね。 比奈子とよろずシリーズの春菜と出会ったら、意外といいコンビになるかも。どちらのシリーズも続けて読みます。

    1
    投稿日: 2018.09.28
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    内藤了の初読み。 少し前に波瑠さん主演で連ドラ化されてたような…。 観てないけど。 裏表紙のあらすじ文は「ホラーミステリー」という単語で締めくくられ、出版レーベルは「角川ホラー文庫」。迷った末に、とりあえず、警察小説としてブクログ登録。 警察小説好きの一員としては少々ツッコミどころはあるものの・・・・ (同僚さんの殺人事件…あれだけの派手な殺人なのに捜査本部も立たたず、所轄だけで捜査…だとか、他 にもいくつか) ・・・・、それでも十二分に面白く読み進められた。 ヒロインの特殊能力をはじめ、上司や先輩、法医学のセンセ、鑑識のエースくん などなど・・・、キャラの立った登場人物がわんさか出てきて、続編にも期待大。 やっぱり自分、女性刑事ものが好きらしい。 ★4つ、8ポイント。 2018.09.19.新。 ※読後に知ったのだけど、本作は筆者のデビュー作だとか???? うん、やっぱり、今後に期待大だね、内藤了。 続編も遠からず読もう。 既巻を全て読み終えたら、連ドラ版もレンタルしてみようかしら。

    4
    投稿日: 2018.09.19
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    初めましての作家さん。 新人刑事で、異常なほどの記憶力を持つ藤堂比奈子と 脇を固めるわき役たちも魅力的です。 死神女史・・・いいねぇ~ 警察小説にしてしまうと、ちょっと違う だからホラーミステリってのが、落としどころとしては いいのかな。 早いテンポで一気に読みました。 続編も出ているので読まなくっちゃ。

    4
    投稿日: 2018.09.17
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    まさか1日で読んでしまうとは。。最後まで気になってしまって一気読みしてしまいました。。面白いしキャラもちゃんとしていて楽しめました。まさか、あの子が死んでしまうとは。。次回作はどのような展開なのか楽しみです

    2
    投稿日: 2018.08.21
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    未解決事件を頭の中に丸暗記している藤堂比奈子も凄いけど 死神女史こと検死官の石上妙子博士も個性が爆発していて凄い 比奈子の超人的な記憶力を駆使して単独で解決していくタイプのものかと思っていたけど、全然違った 死神女史のファンになりそう

    1
    投稿日: 2018.07.01
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    奇妙で凄惨な自死事件が続いた。被害者たちは、かつて自分が行った殺人と同じ手口で命を絶っていく。誰かが彼らを遠隔操作して、自殺に見せかけて殺しているのか?新人刑事の藤堂比奈子らは事件を追うが、捜査の途中でなぜか自死事件の画像がネットに流出してしまう。やがて浮かび上がる未解決の幼女惨殺事件。いったい犯人の目的とは?

    1
    投稿日: 2018.05.27
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    凄惨で奇妙な連続自殺事件に真相を女性刑事が追う…。シリーズに興味を惹かれて初読みの作家さん。残酷すぎる描写と奇想天外な真相にはついていけない。二冊目はないかなあ。

    1
    投稿日: 2018.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ネタバレなしで感想を書くのが難しい。 まず目次からして物騒で、それを裏切らず始まって5ページで凄惨極まりないことに。ここまで掴みが物凄い話は読んだことがない気がする。 初っ端にぶち上がったそのテンションが落ちずに、最後の最後まで事件の規模とか全容が掴めないまま楽しく読んだ。 続巻も迷わず購入。

    3
    投稿日: 2018.04.21
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    ドラマで観ました。現実に起きるとはとても考えられないような事件ですが、ストーリーとしてはとてもよく考えられていて、楽しめました。

    1
    投稿日: 2018.04.19
  • ドラマより面白い

    ドラマと比較して小説のほうがより深く登場人物を掘り下げており、納得感のある結末であった。ドラマはファンタジー感が強くてあまり現実感がない印象であったが、あまり明確に理解できなかった部分が理解でき、結末を知っていても楽しめた。また、小説のほうがより残酷描写が多く、主人公の恋愛も今後の展開が気になる状況で、続きが気になる。

    0
    投稿日: 2018.03.24
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    ドラマと比較して小説のほうがより深く登場人物を掘り下げており、納得感のある結末であった。ドラマはファンタジー感が強くてあまり現実感がない印象であったが、あまり明確に理解できなかった部分が理解でき、結末を知っていても楽しめた。また、小説のほうがより残酷描写が多く、主人公の恋愛も今後の展開が気になる状況で、続きが気になる。

    4
    投稿日: 2018.03.24
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    内藤了さん初! シリーズ1作目 ドラマも軽く見ていたけど 原作のこの作品も素敵でした。 藤堂刑事のキャラが好き。 私も八幡屋礒五郎七味使ってるし 応援したくなる可愛いキャラ。 そんな可愛い新米刑事が立ち向かうのが 猟奇的な事件。 殺人なのか自死なのか かなりSFちっくな展開。 罪だけど悪じゃない 読み進めながら 自分がどんどん怖くなりました。 人を4人殺しても死刑で死ぬのは1回。 罰を与えた分だけ受けるのは 当然なのでは?って考えが どんどんでてきてしまうくらい 犯罪者たちが酷い人間だった。 比奈子と一緒に葛藤していました。 2018.3.19 読了

    0
    投稿日: 2018.03.24
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    奇妙で凄惨な自死事件が続いた。被害者たちは、かつて自分が行った殺人と同じ手口で命を絶っていく。誰かが彼らを遠隔操作して、自殺に見せかけて殺しているのか?新人刑事の藤堂比奈子らは事件を追うが、捜査の途中でなぜか自死事件の画像がネットに流出してしまう。やがて浮かび上がる未解決の幼女惨殺事件。いったい犯人の目的とは?第21回日本ホラー小説大賞読者賞に輝く新しいタイプのホラーミステリ!

    1
    投稿日: 2018.02.15
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    初めての作家さん。ドラマを先に観ていたので、なんとなくストーリーはわかっていたけれど、映像で観るのと文章で読むのはだいぶ違う。描写が怖かった。 比奈子のキャラが原作とドラマでだいぶ違って驚いた。原作のキャラの方が人間らしくて身近に感じられる。 比奈子とのび先生の関係が今後気になる。

    1
    投稿日: 2018.01.12
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    敢えて数式で表すのならば・・。中山七里+誉田哲也=私好みの一作ってところでしょうか。 何れにしても一気読み。楽しませてくれる作品でした。シリーズ物なので他も物色してみたいと思います。

    1
    投稿日: 2017.12.31
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    現実が舞台だけれどフィクション感が強くにじむ作品だった。軽く読み通せたけれど微妙なフィクションという感じがした。

    0
    投稿日: 2017.12.18
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    表紙の感じからして、何となく暗いイメージを持っていたのですが、以外にも主人公の比奈子は明るく温かみを感じる女性。内容はグロいが、そこが救い。 ネグレクトや虐待を受けていた子供の脳が、受けていない子供の脳と比べて小さいと言う記事を新聞かなにかで見た記憶があり、 虐待は心を傷付けるだけじゃなく、体までにも影響を与えてしまうものだなぁと、本当に遣る瀬無い気持ちでいっぱいになる。 犯罪者の脳へピピピは私は賛成。 本当にこんな事が出来るようになったら大騒ぎなんだろうけど。 ドラマでやっていたと知り、グロいシーンはどうしたのだろうと気になるとところ。

    1
    投稿日: 2017.11.11
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    シリーズ1作目。ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の原作。 ◇ドラマより良かった点 ・ドラマでは、比奈子と中島先生はプラトニックな関係だが、原作はそうではない。心の壊れかけた二人が互いの体温を求めるシーンには陶酔感がある。 ・中島先生・死神女史・仁美・比奈子の母が、より魅力的に描かれている。 ◇ドラマより劣る点 ・刑事の世界も異常者の心理も、一般人が想像して書いた感じが否めない。 ・猟奇殺人の描写が克明で後味が悪い。 ・原作の比奈子は、頑張り屋で正義感のある普通の女の子。読者が好感をもち、共感しやすいのは間違いないが、帯の「好きな女性キャラ第一位」は言いすぎでは。 ドラマの方が、キャラクターの作り方・見せ方、ストーリー展開に長けている印象。 本作の比奈子は、殺人者を裁く真犯人を嫌悪するが、そこはあまり共感しなかった。「目には目を」と考えるのは、そんなにおぞましい狂気だろうか…? 比奈子と中島先生の関係が気になるので、続編も読んでみたい。

    1
    投稿日: 2017.09.24
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    新人刑事の藤堂比奈子が追うことになったのは、自らが行った殺人と同じ方法で自死したとされる犯罪者たちの死だった。 しかし、そんなことが可能なのか? 次々と繋がる糸に衝撃の結末。 かなりグロテスクな描写と展開ではあるが、シリーズ化されるのもわかる作品ではあった。 2017.9.24

    2
    投稿日: 2017.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017/09/13 過去に犯した方法で自分を犯して自殺。目には目を、の極地では? 一巻目で大切な友人と好きになった人を失ったら、今後は誰を失うのか。こういう系のストーリーは展望が気になる。 殺していない殺人鬼になるのかな。殺し方がフィクションフィクションだからどのように?よりは誰がどうして?寄り。ホラーですね。

    0
    投稿日: 2017.09.13
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    藤堂比奈子との出会いは、TVドラマのほうが先だった。 今回、原作を読んで、ドラマでは藤堂比奈子のキャラにかなり手が加えられていたことに驚いた。 原作の比奈子は、猟奇的犯罪現場の写真から目をそらし、 犯罪を憎み、被害者に寄り添い、親友の死に号泣する。 実に生き生きと描かれている。 ワタシ個人としては、原作の比奈子のほうに共感できるなぁ。

    1
    投稿日: 2017.09.03
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    再読ですし内容もほとんど覚えていましたが、それでも夢中になってぐいぐい読みました。面白かったです。殺人犯が、自分の犯した殺害方法と同じ方法で自殺するという事件はショックですが、殺人を何度も犯しても死ぬ時は1度というのが本編で語られて、そうだなと思います。保先生のことも罪は罪なんですが、保先生寄りになってしまいます。夢中になって読んだので、ちょっと落ち着きました。この作品で落ち着くというのも変な話ですが。警察側の登場人物たちが正しくあるのがいいのかもしれません。比奈子の捜査方法もいいと思います。続きも順に再読します。

    2
    投稿日: 2017.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価は4。 内容(BOOKデーターベース) 奇妙で凄惨な自死事件が続いた。被害者たちは、かつて自分が行った殺人と同じ手口で命を絶っていく。誰かが彼らを遠隔操作して、自殺に見せかけて殺しているのか?新人刑事の藤堂比奈子らは事件を追うが、捜査の途中でなぜか自死事件の画像がネットに流出してしまう。やがて浮かび上がる未解決の幼女惨殺事件。いったい犯人の目的とは?第21回日本ホラー小説大賞読者賞に輝く新しいタイプのホラーミステリ! ホラーミステリーなので死体の表現は・・・グロイ。 ただ、成長していく比奈子や成長させようと見守るがんさんや妙子さんなど周囲を固める人に好感が持てる。 シリーズなので手元にあれば次々読んでしまう。

    0
    投稿日: 2017.06.27
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    発想力に感銘! 「心の闇」より「空っぽの心」の方が恐怖!? ドラマを先に見てしまっていたけれど、後半に行くにつれページを捲る手が止まらず。 登場人物たちのキャラがドラマとは多少違っていたけれど、小説は小説でいいなと思った。 凄惨過ぎる描写、重くなりがちなテーマも殺害手口(アプローチ?)が「ありそうだけどないでしょ」という非現実感のおかげか完全なるエンターテイメント作品として楽しめた。 昨今の警察小説は重すぎないから好き。

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    投稿日: 2017.05.08
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    この物語を原作にしたドラマの放送が始まった。 もしも先にドラマを見てしまったとしたら、この物語を読むことをためらう人もいるだろう。 何故なら主人公である藤堂比奈子をはじめ、登場する人物がみなドラマでは強烈な個性…不気味な一面を隠し持っているいるのではないか…という描写になっているからだ。 比奈子はいつも精神安定剤のように肌身離さず持ち歩いているものがある。 余命いくばくもない母が直接プレゼントしてくれた品だ。 郷里では有名な八幡屋磯五郎の唐辛子入りの缶。 蓋には「進め!比奈ちゃん」も文字が書かれている。 彼女にとっては大切な宝物だ。 抜群の記憶力を持つ比奈子も、警察官としてはまだまだ新人だ。 個性的な上司や先輩に囲まれ、仲の良い同期とおしゃべりを楽しむごく普通の警察官だった。 親友ともよべる仲間を失い、悲嘆にくれるところもある。 突然亡くなってしまった友の死によって出来た心の中の空虚な穴を埋められずに、苦しむところも年相応の反応だ。 だが、苦しい状況の中での捜査は、気づかないうちに徐々に比奈子の心を疲弊させていく。 孤独に押し潰されそうで、無自覚のまま誰かの救いの手を必要としていた。 運命的な出会いは、そんなときにこそ訪れるのかもしれない。 人の命が理不尽に奪われていく現実。 目の当たりにしながらも「犯人を逮捕する」という一念をまっとうしようとする警察官たち。 赴任早々に猟奇事件に遭遇し、辛い出会いと別れがあり、あらためて犯罪と向き合うことになった比奈子。 彼女はこれからどんな警察官になっていくのだろうか。 現実味のあまりない夢物語のような事件のからくりも、その背景にはしっかりとした論理的根拠(本当のことだと錯覚させるようなもの)が書かれている。 事件の根幹にかかわる部分が曖昧に誤魔化されていないのは良い。

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    投稿日: 2017.04.22