
総合評価
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powered by ブクログ・アム川以北の地をマーワラーアンナフルという。 ・イラン系のクシャンはBC141~BC130年頃にバクトリアを蹂躙し、マウリア朝を滅ぼしてアム川から北インドにわたるクシャン帝国を築いた。 ・クシャンの膨張に伴って仏教もタリム盆地を越え、中国に入ってやがては朝鮮・日本まで伝わった。 ・クシャンは3c半ばにはササン朝の圧力でその附庸国のようになり、5cにエフタルによって滅んだ。 ・エフタルもまた6cにはササン朝によって崩壊。 ・遊牧社会の経済は定住社会との交流がないと成り立たない。そのため、遊牧社会は(1)畜産物を農産物や手工業品と交換する(2)武力による略奪を行う(3)定住社会を征服・支配して組織的な略奪を行うの3つの手段から選んだ。 ・パルティアやクシャンは(3)を選んだ遊牧国家である。 ・6c半ば頃の北ユーラシアは東から蠕蠕(ぜんぜん)・エフタル・フンの3大勢力が支配。蠕蠕の下に突厥。552年に突厥が蠕蠕を破り、東突厥の起源。 ・751年にタラス河畔の戦い。唐vsアラブ軍。勝利したアラブ側にとって、この戦いは東トルキスタン進出の端緒となる。 ・突厥に従属していたウイグルは7c初めに自立。840年、キルギスに敗れる。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ中央アジア通史。ソビエト連邦から独立してアジアに入ったカザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタンの辺り。宗教も民族も入り乱れ、北にはロシア、南にはインド、西にはペルシア、東には中国にモンゴルがあり、古くはギリシアもやってきた。知らないことばかりだったけれど、わかったようなわからないような気分。遊牧民の生活をしたらなにかわかるのかなあ。
0投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ中央アジアの歴史というと、シルクロードのオアシス都市をすぐに連想する。 中国史において西域との関係として史書に登場するほか、時代降ってチンギス汗のホラズム征服、あるいは近世ロシアの南下政策における関係などで対象となることはあるものの、ティムール帝国の勃興といったトピックを除いては、世界史における取り上げ方として従来は、周縁的な位置付けだったように思われる。 最近でこそ中央ユーラシア史として捉える見方も増えてきたが、本書は中央アジアに焦点を当てて、その先史時代から現代(親本刊行時の1970年代)までの歴史を叙述したもので、取り上げる時代について精粗はあるものの、一般読者にとっては基礎的な知識を得るに適当だと思われる。 一口に中央アジアと言っても、パミール高原から天山山脈にかけての地理的な障壁や環境の違いによって、東トルキスタンと西トルキスタンに大別され、その歴史にも大きな相違が生じた。その辺りが丁寧に説明されている。 著者は、その戦い方や後世に残した影響などからチンギスに厳しくティムールの評価が高いが、この点についてはモンゴル帝国評価の時代的なものもあるのかなあと感じた。 地図も載せられているのだが、広大な中央アジアが対象なので、もう少し分かりやすい地図が欲しかった。
2投稿日: 2021.06.09
powered by ブクログ古代から東西南北あらゆる方向から民族が侵入し、滅んでいくか、何処かにいくか、定着した。日本人には想像がしにくい世界を、古代から1970年代まで丁寧に紹介している。書かれた年代には、新石器時代辺りの歴史がほぼ不明だったが、最近の学術成果を取り入れた興亡の世界史で確認したい。
0投稿日: 2019.12.14オリエントの風を感じたくて
西アジアに興味を持ったのは、井上靖、司馬遼太郎のエッセイに惹かれたのと、NHKのシルクロード、世界史の授業での混沌として切貼りだった内容を整理したい欲求に駆られてである。東西のトルキスタンとペルシャ(イラン)、モンゴルに伸びる広大な大地に跡形もなく消滅した文明にはロマンが漂い、映画や冒険小説の舞台としても華がある。しかしながら、ここの歴史を語る文字が無かったために、細部は良く分からない世界であることは間違い無い。なので、一度読んだだけでは、全体像が分からない。特に、人や町の名称が複雑過ぎる、中国名、ペルシャ名、トルコ名、モウコ語、それらの亜流が輻輳するので同じ町の名前がいくつも存在し、いったいどこのことかと地図を片手に読み進むのには苦労した。 入門書としては、ちょっと難しいと思われるので、もう少しコナれた本を読んでから、読むことをお勧めする。久保田早紀や庄野真代の世界観を感じることは出来なかったが、ロシアが南下してきた背景や歴史については、よく理解出来た。
1投稿日: 2017.02.15
powered by ブクログ2014/4/18 砂漠とオアシスの未知の国、中央アジア。侵略と興亡でさまざまな民族が、人の往来を阻む砂漠や急峻な山脈を越えて通り過ぎる。ロマンチックである。考古学が強い著者なのか、古い時代は詳しく、新しい時代は駆け足のようだ。モンゴルから分裂したハン国のその後を詳しく知りたかったのに、あまり書かれていなかった。
0投稿日: 2016.12.15
powered by ブクログこれを読んでさらに分からなくなりました。(笑 中央アジアの歴史の変遷というものは本当に激しく、ヨーロッパや中国などの比ではない。地元の勢力はあるものの、それより強大な帝国が時期ごとに東西南北すべての方向から波のように押し寄せてくる。これでは確かに安定的な政治体制の確立自体が難しい。 それでなくても、定住できるオアシスが限られているので遊牧民が多く、都市的な発展をしにくかったという事情もある。読めば読むほど、今も燃えている火種がいかに消しがたいものかということはわかる。 叙事詩のように淡々と各時代各帝国の英雄たちが現れ死んでいくので、テンポはいいが頭に入りきらないところもある。このような落ちこぼれのために最後に年表もあるのはちょっと嬉しい。
0投稿日: 2016.05.12
powered by ブクログ1977年刊行 中央アジアの歴史についての教科書という感じの本書。 筆者が「歴史というものは、個々の事象を詳細に調べるということだけに止まるものではない。相当の期間にわたる変化の過程を一つのまとまったイメージとして理解することも必要である」というように、本書では中央アジアについて、その歴史全体の中で考えることができる。さらに、中央アジアは、中国やロシア、アフガニスタンなど、周辺国の歴史との関連からも考えることが非常に大切だと感じた。
0投稿日: 2014.07.01
