
総合評価
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いあ!いあ!はすたあ!
私のクトゥルフ神話原体験は、栗本薫の「魔界水滸伝」、菊地秀行の「妖神グルメ」、そして本書の三冊。そこから創元社のラブクラフト全集や風見潤の「クトゥルー・オペラ」などなどを読み漁りましたがまさかあのクトゥルフ神話が世間でこんなにも流行ろうとは夢にも思いませんでした。話と同じでスケール感はデカイけど誰にも知られず世界の片隅でひっそりと侵略してる感が好きだったんですけどね。 さて本書、「ラプラスの魔」ですがもともと安田均さんがコンピューターRPG用に作った原案をスニーカー文庫が創刊されるのでノベライスしてみないかと山本弘さんに持ちかけ、メジャーデビューした作品。大体の内容は覚えていたのですが本作に登場する古きものは「ハスター」さんだったですね、すっかり忘れていました。昔の作品なので今の山本弘作品を求めては行けません、話は捻りなしのどストレート。でもホラーから異世界モノそして戦闘アクションと緩急織り交ぜた展開にサクサク読めるリーダビリティは流石です。あと他のクトゥルフ神話の登場人物も何気に出てくるのでマニアの方はいろいろとニヤリとするハズ。
1投稿日: 2015.01.12
powered by ブクログ評価★★★:そのジャンル(ゴーストハンターや、ホラー系TRPGや、クトゥルフやら)が好きなら手を出してみてもいいかも ---------- 電源ゲームはやったことはない。 TRPGでゴーストハンターシリーズは遊んだことがある。 以上の状態で、実は「ラプラスの魔」を読むのは初めて。 TRPGのリプレイなどで登場人物の何人かは把握できていたし、クトゥルフ系ネタも少しは理解できたので、読むのがラクチンだった。 傾向はホラー、SF。 ついでに1920年代に興味があるとなお読みやすい。 導入はいわゆる幽霊屋敷探検だが、後半は一転して舞台が広がる。 恐怖の規模も大きくなるのだが、逆に大きすぎて読者がゾッとした気分を味わいにくい。 (これは「コズミック・ホラーをどう表現するか」の難しく面白いところだと常に思うのだけど) 後半はSF色をぞんぶんに楽しむ形ということかな~。
0投稿日: 2014.10.12
