
総合評価
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powered by ブクログカラスの親指の後に道尾作品を読んだから、推理系かと思ったらちがった。 一番印象に残ってのは逸夫が全部嫌になって哀しくなってしまったシーン。 そこからの自分の行動で変われるようにしてきたこと。 人生やったモン勝ちってのは、ふんとにそうなのかもしれない
0投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ現実の辛さをどう消化するかのヒントをくれた本です。 大きな展開はないですが、一人一人の心情の描写が美しく、心に迫るものがあります。日常への膿んだ気持ち、いじめと家庭環境から生じる苦しさ、希望にすがってつき続けた嘘。 水の柩、というタイトルの秀逸さが最後によくわかります。そして、沈んでいた村が姿を見せたことで生じる心の変化。 私にも苦しさを埋める柩が欲しいと思いました。でも、柩を目的とする限り、登場人物たちのような強さは手に入れられないのでしょうね。 じっくりと読める本でした。
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログあらすじを読んでミステリーだと思ったら違った、残念 ただ情景描写がとても美しいので映画化したら綺麗なものが出来上がりそう
0投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ道尾さんはこんな本も書かれるですね カラス…と似た感じ 人生やり直しはできるんです 誰と出会うか…で変わるんです 逸夫くんは最初から普通じゃない大人だ こんな子…なかなかいない
0投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ映像化するのがあんまり好きじゃない私の滅多に出ない映画化してほしいと思う作品。 しかも全国ロードショーとかじゃなくて、小さい映画館から少しずつ話題になって満を持して全国公開!みたいな形で忖度なしに作ってほしい。 あのね、最後外で読んでて号泣してしまった。 だってさ、350ページ超あるのにだよ? 最後の30ページくらいまでずーーーーっと辛いのよ。 もうこれ読んでた2、3日夢見が悪くなるくらい辛いの。 今朝も変な夢みて目が覚めた… 読むのやめたいのに、こんなところで読むのやめたら辛すぎて辛いからやめられなかったの。 なんで読んだのかって? 図書館の新刊コーナーにあったからよ。 後ろのあらすじが面白そうだったからよ。 まさかこんな話だなんて1ミリも思ってなかったの。 こんなの、簡単に感想なんて書けないわー。 あらすじですら上手く言い表せないもん。 なんかねー、もうねー、良かったなんて言えないし、感動したなんていう言葉は似合わないし、仮に言葉にしてもそれはそれで薄っぺらくて鼻息だけで飛んでいっちゃいそうだし。 読み終えてからちゃんと息してなかったことを思い出したのよ。 ちゃんと息して現実に戻ってこい私!
61投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ再読。 ダムが出てきます。作品の中にダムが出てくるのが好きなので個人的にとても嬉しいです。冬の冷たい水に満ちた静かで凍てつくダムと、季節を越えて、夏の焼けるようなアスファルトと干ばつしたダム…。それぞれがその場面展開に効果的で、ダムが舞台じゃなかったらこうはいかなかったよなぁと思います。ダムを褒めちぎってるだけの感想みたいですが本当にダムがあって良かった。 あと、「水の柩」というタイトルが回収されるあのシーンも好きです。
3投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
笑子さんの「とにかく全部忘れて、今日が一日目って気持ちでやり直すの」という言葉が印象に残りました。 私情ですが、最近仕事で嫌なことが続いたので、もし次にそのようなことがあっても、この言葉を思い出してリセットしていきたいです。 また、絹田さんの「十を三で割ったあと、三をかけても元に戻らない。機械がやる計算なんて信用できない」というお話も興味深かったです。 もし次に機械は信用できないって、人に諭すことがあれば参考にしたいです(あるかなぁ…)。 ストーリー自体は面白かったです。敦子が自殺していなくて本当によかった…! 個人的にどんでん返しを期待してしまっていたけれど、それが無いまま終わったため、☆5ではなく☆4になりました。
1投稿日: 2024.09.27
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道尾秀介先生の作品といえばどんでん返しミステリーという認識が自分の中であったがこの作品はミステリーとかではない。 読み終わって初めてタイトルの意味が理解できた。 ダムに自分と模した人形をを埋葬することで過去の自分と決別することができた。 旅館の跡取り息子の"普通の"少年 逸夫 旅館のおばあちゃん いく いじられてる少女 敦子
1投稿日: 2024.07.31
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終章で、物語はずっと未来に向かって進んでいたんだな、ということがわかった。 読んでいて思い出したのは、私は学生の頃、加害者の立場だったな、ということ。ここまで酷い行為ではなかったし、陰口程度のものだったけど。 忘れていた。 いくは謝ることで、過去と決別できた。 敦子は赦すことで、前に進むことができた。 逸夫が人形に何を託してダムに落としたのかは語られないけれど、たぶん「普通がつまらない」と思っていた過去の自分なのではないかと思う。 自分の日常が「普通」で平凡だと思うとき、考えは自分に向かっていて、他者には思いが至らない。 ほんとうは、蓑虫の蓑みたいに、自分が見ているのは蓑だけで、その中身がどんなであるかに目を向けない。 逸夫は、いつも気づくのは後になってからだと、あのとき気づいていたらと、後悔をして思いを巡らせる。 それは誰にでもあることだと思う。 長年一緒にいてよく知っていると思っている身近な人でも、本当のところはわからないし、自分の周りで何が起こっているのかを、俯瞰的に把握することは難しい。 思い込みで決めつけることはできない。 物語の最後が希望に溢れていて良かった。
1投稿日: 2024.04.27
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ラストの情景が美しい。天泣降り頻り、それぞれの過去を弔う。 思春期の少年の心情描写に強い作家だな、と改めて思う。少しずつ変わりゆく周囲との関係性の中で、無邪気だったあの頃に戻りたくても戻れない葛藤、または戸惑い。 『月と蟹』とはまた別のアプローチって感じ。
2投稿日: 2023.05.10
powered by ブクログ旅館を経営をしている家の逸夫 母と小さい妹と暮らす敦子 小学生の時に埋めたタイムカプセルの未来への自分への手紙の差し換えの協力を敦子は逸夫にする 一方で逸夫は祖母の過去を知ってしまう 敦子の手紙の差し換えの意図 祖母の過去 傷ついた過去をどう未来に繋げていくのか 痛々しい心の動きと描写 美しい景色の描写 道尾秀介さんの描写の仕方が好きだ
4投稿日: 2023.04.06
powered by ブクログ久しぶりにミステリー以外の小説を読んだので新鮮でした。 自然の描写がとてもキレイで、中学生の主人公の心情がみずみずしく描かれ、読後に爽やかな清涼感! いじめっ子以外はみんな幸せになってほしいわ〜
1投稿日: 2023.01.26
powered by ブクログ直木賞受賞後に出版された作品で、当時から評価の高かった少年少女の心理描写が深く描かれている作品だった。哀しい物語のなかにも救いを見出させる描き方は道尾作品の特徴で、ミステリだけではなくあくまでもヒューマンものの位置づけになるような印象だった。どんでん返し等が好きな方には物足りないので他の道尾作品を。本作は本作で十分に面白い。
2投稿日: 2022.11.07
powered by ブクログ個人的に期待外れ作品。ふさぎ込むぐらい重い話かと思ったがそんなこともなく、人形のくだりも意味不明で終了。
0投稿日: 2022.11.02
powered by ブクログ数年前に読んだため内容は覚えていないが、重いテーマの中最後はスッキリとした気持ちで読み終えた記憶。 作者の他作品も読んでみたいと思った。
0投稿日: 2022.10.31
powered by ブクログ「道尾秀介」の長篇作品『水の柩』を読みました。 『鬼の跫音』、『龍神の雨』、『球体の蛇』、『光媒の花』、『月の恋人―Moon Lovers』、『月と蟹』、『カササギたちの四季』に続き「道尾秀介」作品です。 -----story------------- いま最も眩しい作家が描く、成長と再生の物語。 タイムカプセルに託した未来と、水没した村が封印した過去。 時計の針を動かす、彼女の「嘘」。 平凡な毎日を憂う「逸夫」は文化祭をきっかけに同級生の「敦子」と言葉を交わすようになる。 タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。 同じ頃、「逸夫」は祖母が五十年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。 それぞれの「嘘」が、祖母と「敦子」の過去と未来を繋いでいく。 「今」彼女が手紙を取り替えなくてはならない理由。 あの二つの出来事がもし、同じ時期に起こらなかったら--。 「暗闇」から射し込む「光」は、救いなのか、それとも。 「道尾秀介」しか描けない、絶望と、それを繋ぐ希望。 (解説)河瀬直美 ----------------------- 老舗旅館の長男で中学校二年生の「吉川逸夫」は、自分が“普通”で退屈なことを嘆いていた… 同級生の「木内敦子」は両親が離婚、級友からいじめを受け、誰より“普通”を欲していた、、、 文化祭をきっかけに、二人は言葉を交わすように… 「タイムカプセルの手紙、いっしょに取り替えない?」 「敦子」の頼みが、「逸夫」の世界を“普通”から抜け出すきっかけとなります。 「敦子」の秘めた決意とは… 「逸夫」の祖母「いく」が抱えるダム湖に50年前に沈めた罪とは… 大切な人たちの中で、「逸夫」には何ができるのか、、、 あの人たちに殺されるのが厭だったと呟いた「敦子」、本当のことが言えず50年間ずっと嘘を吐き続けていた「いく」、そして大切な人たちのために何かをしたい思う「逸夫」… そんな三人がダムの上から投げ捨てた物は、忌まわしい過去だったんですかね。 みんな、生きていくため、必死に「嘘」をついているんですよね… 少年と少女の成長と再生の物語でしたね、、、 「逸夫」に感情移入して、どうにかしたいけど、どうにもならない… というもどかしさを感じながら読み進めました。 ミステリではないのですが、現在と近い過去、遠い過去が交錯しながら物語が進む中で微妙に読者にはわかり辛い部分があり、そこで、うまーくミスリードさせられて、緊迫感が最初から最後まで継続する感じで、ずっと集中して読めました… どんどん先が読みたくなるような展開で愉しめたなぁ。 過去を乗り越えて、明るい未来が予感できる終盤の展開も良かったな。 読んでいると、普段は忘れている自分の少年時代とシンクロする部分… 学校が荒れていて虐めもあり、楽しいことばかりではなかった中学時代… 固く蓋をして思い出さないように心の奥に仕舞い込んでいた記憶が引っ張り出されたような感覚がありました、、、 それだけ心理描写が見事なんでしょうね… これが「道尾秀介」作品の魅力なのかもしれませんね。
0投稿日: 2022.10.19
powered by ブクログ子供も大人も色々あるけれど 話を聞いてくれて 力になってくれる そーいう信頼出来る人が いるのといないとでは 違うんだろうと思います 青春… いじめ、家族、老い 少し重かったかな…
0投稿日: 2022.10.04
powered by ブクログ忘れることと、乗り越えること。 どう違うのかな。 過去を見ること、未来を見ること。 後者のほうが、より人間的に成長するイメージ。
0投稿日: 2022.08.08
powered by ブクログ過去と未来、嘘と事実、悲しみや喜びは全て主観であり、他人には絶対に知ることができない。 本当は自分の中にだけある。 色んなことが思い出されて、これからのことも考えさせられました。 幸せが少しでも感じられれば、救われるのかな。 皆、足掻いて生きています。
0投稿日: 2022.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
級友のいじめによる自殺志願やいくの過去など、目をそらしたくなるような状況の中で、周りの言葉などもあり新しい1日目を始める。 途中はずっともどかしさなど感じつつも、最後はスッキリと終われて良かった
0投稿日: 2022.05.08
powered by ブクログかなり序盤から、ある程度結末の想像がつく。それなのに引き込まれてしまう。 読み終えて解説を見て、読んでいた時の違和感を思い出し、ハッとさせられる。また読み返してしまう。 内容も書き方も素晴らしい上に、作りも、とても練られている。
0投稿日: 2021.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の作品は7冊目の読了となりました。 本作の主人公は中学2年生の吉川逸夫。 14歳の中学生が主人公とくればいわゆる青春物が大通ですが、本作は違います。 かと言っていわゆるミステリーでもありません。 「絶望」と「希望」、まさにそれがテーマであり、生きる為に「嘘」をついた同級生の敦子と50年もの長きに渡り「嘘」をついてきた祖母のいくを救おうとする物語。 それぞれの辛い過去がダムでクロスし、「天泣」の輝きが未来の希望を感じさせる。 ※天泣・・・晴れている時に降る雨(狐の嫁入り?) 「今」「昔」「ちょっと昔」の3つの時間軸がある為、少し読み辛いと感じたのはまだまだ私自身が未熟だから。 個人的には敦子の「未来」が希望に満ち溢れていてくれることを祈らずにはいられませんでした。 説明 内容紹介 タイムカプセルに託した未来と、水没した村が封印した過去。時計の針を動かす、彼女の「嘘」。平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに同級生の敦子と言葉を交わすようになる。タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。同じ頃、逸夫は祖母が五十年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。それぞれの「嘘」が、祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。 タイムカプセルに託した未来と、 水没した村が封印した過去。 時計の針を動かす、彼女の「嘘」。 平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに同級生の敦子と言葉を交わすようになる。タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。同じ頃、逸夫は祖母が五十年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。それぞれの「嘘」が、祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。 「今」彼女が手紙を取り替えなくてはならない理由。 あの二つの出来事がもし、同じ時期に起こらなかったら--。 「暗闇」から射し込む「光」は、救いなのか、それとも。 道尾秀介しか描けない、絶望と、それを繋ぐ希望。 内容(「BOOK」データベースより) 平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに同級生の敦子と言葉を交わすようになる。タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。同じ頃、逸夫は祖母が五十年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。それぞれの「嘘」が、祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 道尾/秀介 1975年生まれ。2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。’07年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞、’09年『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞、’10年『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞、同年『光媒の花』で第23回山本周五郎賞、’11年『月と蟹』で第144回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
6投稿日: 2021.06.26
powered by ブクログ3人それぞれの解放に向かう物語。 読みにくく感じた。 ミステリー要素は少ないものの、心情の描き方は惹き込まれる。 忘れること。忘れないで乗り越えること。 結局どっちの道にしろ、その人がいいならそれでいい。 それは当事者にしか分からない。
1投稿日: 2021.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジメジメした湿地帯のような雰囲気がすごく良かった。 事実から目を背けず、乗り越える。 頭の中から忘れる。 全部リセットして、1からやり直す。 どれが正解なのかは、自分にはわからないけど、どの方法も選択できるから人間なんだろうな。
0投稿日: 2021.03.24
powered by ブクログ平凡な日常を送る片田舎の旅館の小学生の息子。 卒業の記念にタイムカプセルを校庭の片隅に埋める。20年後の自分へというありがちなタイトルの手紙が書かれる。 卒業して数年。ある同級生の女の子と言葉を交わす様になる。が、この女の子は壮絶ないじめを受けていた。それも小学生の頃から。小学校から持ち上がりのため、メンツは変わらず。しかしながら、主人公の彼はその事実は全く知らなかった。 言葉を交わす様になり、敦子はタイムカプセルを掘り返して中身を入れ替えたいと申し出る。 その内容は、自分をいじめた子達を実名で出し、誰が何をしたかを詳細に記したものであった。そして、自殺をする。 32歳になった当時の子供達が、そんな事実を忘れ大人になりウキウキしながら掘り起こした時に復讐するために... その自殺決行の場所は主人公の祖母の曰く付きの場所であった。半世紀以上、嘘を重ね続けなければならなかった地。 子供達の冒険譚だと、重松清氏が涙を誘い読了感が爽やかだが、道尾秀介氏だと、含蓄が多いというか、思春期の子供達が主役ではあるが、人生の機微が散りばめられているな。
2投稿日: 2021.03.18
powered by ブクログ東野⇒伊坂⇒道尾の無限ループ? 老舗旅館の長男、中学校二年生の逸夫は、自分が“普通”で退屈なことを嘆いていた。 同級生の敦子は両親が離婚、級友からいじめを受け、誰より“普通”を欲していた。 文化祭をきっかけに、二人は言葉を交わすようになる。 「タイムカプセルの手紙、いっしょに取り替えない?」敦子の頼みが、逸夫の世界を急に色付け始める。 だが、少女には秘めた決意があった。逸夫の家族が抱える、湖に沈んだ秘密とは。大切な人たちの中で、少年には何ができるのか。。。 だんだんと道尾作品に求めているものと実際の作品が違ってきているのかもしれない。 デビュー当初(?)、道尾秀介の小説はとにかくミスディレクションと伏線と、ラスト近くの騙された感が満載だった。 そこが嫌だった部分もあったが、そこが最も突き抜けた魅力だった。 ただし、当時から少年少女を描くことが多く、そこは今も変わっていない模様。 …何が言いたいのかというと、道尾氏は「純文学」「文芸作品」方面に向かっていて 「ミステリ」を求めると残念なことになるという事。 で、この作品だが、凡そ「ミステリ」的要素は1点のみ。敢えて言えば祖母の いく の生い立ち辺りも含んでいいかもしれないが。 まぁ、その1点のみの「ミステリ」要素にまんまとやられた。 あの展開、あの書かれ方であれば、注意深い人でない限り絶対に敦子が自殺したものだと思うだろう。 見事にやられた。 ただ、そのおかげで終盤の展開がとても暖かく、明るい兆しのあるように思えた。 でも、やっぱり、道尾作品にはコメディ的な部分を求めてしまう。
0投稿日: 2021.03.14
powered by ブクログ5,6年程前、初めて読んだ道尾作品。 この本を読んでから、お弁当を包む布は 裏が外側にくるように、開いた時に布の 表を見ながら、食べられる包みかたにと 私も変えました。逸夫の祖母は、孫のお弁当箱をいつもそんな包み方にしていたのです。 旅館の女将を引退した祖母。子供時代には、つらい過去があった。そして・・・・ 子供時代を過ごした村は・・・・ダムの底に 沈んだ。村の貧乏な家の娘という身分を隠し偽り、旅館の女中として働いた。 そんな祖母は、主人に見初められる・・・・ 結婚するからにはと、祖母は貧乏な 家の出の娘だと打ちあける。主人は、 そのことを秘密にしていてくれる。 幸せな人生を送るわけだが、女将引退後 認知症になってしまう。 過去のことを、皆には秘密にして生きてきた。認知症になったしまった理由は、皆に隠して生きてきたことが、重荷になっていたのではないか・・・・・ 認知症の祖母に、今のダムの様子を 見せて良かったのだろうか? 祖母には、衝撃が強すぎたのではない だろうか。 「水の柩」という題名の意味を、考える 作品でした。
9投稿日: 2021.03.13
powered by ブクログ「タイムカプセルの手紙、いっしょに取り替えない?」。中二の逸夫が同級生から頼まれたこと。大切な人達へ、少年は何ができるのか。タイムカプセルに託した未来と、水没した村が封印した過去。時計の針を動かす、彼女の「嘘」。 平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに同級生の敦子と言葉を交わすようになる。タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。同じ頃、逸夫は祖母が五十年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。それぞれの「嘘」が、祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。 「今」彼女が手紙を取り替えなくてはならない理由。 あの二つの出来事がもし、同じ時期に起こらなかったら??。 「暗闇」から射し込む「光」は、救いなのか、それとも。 道尾秀介しか描けない、絶望と、それを繋ぐ希望。
0投稿日: 2021.02.06
powered by ブクログとにかく暗かった。 なかなか入り込めず苦労した。 始まりは 20年後の自分へ」よくあるタイムカプセル。 だけどここにも深い意味があった。、 吉川逸夫と 木内敦子、そして逸夫の祖母いく。 祖母のいくも悲しすぎる〜 敦子は壮絶ないじめを受けていた こんな話をして申し訳ないのだけど〜 何故いじめを受けている者が 相手を告発し公にしてやつけることができないのだろうと能天気な私めは思う。 虐められてることを自分のプライドが許さない 許せない、そこには複雑な感情がある? 経験したことのないものか、簡単にいうことはないのだけど そこに歯痒さ、なんとかできないものかと 地団駄を踏む 根が深い、タチが悪い 部外者が偏見だけでいうのは憚られるが 決して敵として言ってない、何かできないかと心から思って言ってる。 本文より 敦子が最後の足掻きとして、虐められてる時に その者らを前にしてカッターで自分を「?」傷つける そして相手らを悪くいうことなく ふざけてたら、誤って 自分を傷つけた〜という。 あまりに悲しすぎる、壮絶すぎる。 本文よりー 何かが解決するのと、何かをすっかり忘れてしまうのと、どう違うのだろう。 忘れることと、忘れずに乗り越えることの違いはどこにあるのだろうー この文面にすごく惹かれた。 最近は見かけない 蓑虫が出てくる 本文より その蓑をいくらカラフルに着飾ったとしても、その蓑の中にいる芋虫はなんら変わらないという事実のようにー人間もいくら着飾っても その内側には見えない心を持つ生き物である。ー 最後には希望が見えた。
12投稿日: 2020.10.12
powered by ブクログいつもうまいと感心する。 小説でしか表現できないことを探しているような気がする。 蓑虫。中にいる黒い芋虫が本当の蓑虫。人間だってみんな、外に出てるところばっかりみられる。
3投稿日: 2020.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
過去現在が近過ぎて、どうにも分けられなくて、最初読むのに苦労しました。 最後、乗り越えたところがよかったです。
0投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログ中学生の逸夫と敦子。 逸夫の家は旅館を経営してて、女将を引退した祖母いくの過去には、嘘と罪が。 敦子は母子家庭で、まだ小さな妹がいる。 そして、学校では過酷ないじめにあっていたが、逸夫はそれに気付かずにいた。 ふたりは文化祭をきっかけに交流をもち、夜の小学校に忍び込んで、タイムカプセルを開け……。 いくと敦子、それぞれの嘘。 蓑虫。べっちゃんぐるま。たづちゃん。ダム湖。 生きてくうえで、辛い何かを、忘れるのか、乗り越えるのか。 呆けて、忘れてしまったようにみえたいくが、なお自分の罪の思いから開放されていなくて、涙して謝る姿が胸に痛い。 人の罪は、誰かに赦されないとならないのかもしれない。
0投稿日: 2019.08.20
powered by ブクログ祖母が隠したかったもの。 びっくりするような展開、というほどのことはないが、全体的に涼しい雰囲気の漂うお話です。
0投稿日: 2018.09.13
powered by ブクログどちらかと言うと文学・文芸作品。 ミステリーではないと思いますが、とりあえずミステリーに分類。 なぜなら、大きな叙述トリックが使われていたから.. 平凡な毎日を憂う主人公逸夫の成長物語。 苛められて自殺を考えている同級生の敦子。 過去に深い悲しみを持っていた祖母のいく。 この3人のある意味再生の物語です。 ある日逸夫は、敦子から小学校の時埋めたタイムカプセルの手紙を取り換えたいとお願いされます。 なぜ、手紙を取り換えたいのか? 手紙は敦子を苛めた人たちをさらす内容。 敦子が自殺した時にさらすためのものですが、それを取り換えるとのこと。 この苛めふくめて、敦子の家庭環境は辛い物です。 さらに祖母のいくも実は辛い過去があったことがわかります。 そんななか、主人公逸夫がとった行動とは? 本書のタイトル「水の柩」は、まさに、その意味通り語られていると思っていました。 しかし、実はそれが違っていたことが後半明らかに ここがすごい!! まんまと騙されました。 ここでストーリを語ってこの本の良さを伝えるのは難しい! お勧め!
0投稿日: 2018.07.08
powered by ブクログ静かで透明感のある描写が印象的。フラットでどこか他人ごとな逸夫ですが、胸に溜まったものを処理できず親に誤解され感情を爆発させてしまう瞬間がどうにもやるせない。祖母の隠された過去や同級生の敦子の悩みに触れ、逸夫か悩みながら少しずつ変わっていくのが読み進める原動力となり、最後は静かで穏やかな感動を与えてくれる。水の棺のタイトルは本当に秀逸。
0投稿日: 2018.05.02
powered by ブクログ外見ではなく中身を磨くことが本質。そんな事は分かっちゃいるが手っ取り早く着飾り、外面を磨いてしまう。それはまさに色とりどりの蓑虫のよう。ホントに大事なものは線香の箱に収まる程度の大きさ。これをしっかり磨いて行かなくちゃだな。いい本読んだ。素敵な一冊だった。
0投稿日: 2018.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最悪な展開も想像して読み進めましたが、ほっとする結末で少しがっかりしつつ、ほっとしました。描写が細かくて、思い描きながら読むことができました。
0投稿日: 2018.01.22
powered by ブクログ2018.1.21 暖かさの中にダークさもあって 中盤はどうなっちゃうのってハラハラもあってすごくよかった。 冬の晴れた日中の部屋で読んで気持ちよかった。
0投稿日: 2018.01.21
powered by ブクログいつもの仕掛けがあるだろうと、思ってその通りだったので、そこに驚きも魅力もない。 しかし、うまく持っていくなあ、という感心がある。
0投稿日: 2017.12.31
powered by ブクログいやぁ、道尾氏の作品は吸い込まれる? なぜ、家族でバスになり、それぞれのきっかけになるダムに行くのか?。最終章でその謎がわかる。ついつい最初に戻って読み直してみた。それでもわからない。巧妙に構成されていた。 「同級生のいじめ」「祖母の子供のころの苦い思い出」 忘れてしまいたい事と、忘れてはならないこと。 それが「乗り越えた思い出」と「忘れてはならないのだが、痴呆症で忘れてしまうこと」 主人公 逸夫が考え出した、2つ いや自分も含めた3つの過去からの脱却方法でそれぞれの新しい自分、「今日が一日目」として生きてゆく。 道尾氏の作品では「カラスの親指」の次に面白かった
0投稿日: 2017.11.25
powered by ブクログかなり暗い。 人は何かを忘れながら、乗り越えながら生きていく。乗り越えなければ忘れるし、忘れられなければ乗り越えるしかない。 当たり前だけれども、それにしても暗い。
0投稿日: 2017.06.22
powered by ブクログほぼすべて読んでいる道尾秀介作品ですが、『月の恋人』でズッコケてからご無沙汰していました。これはツボにハマるほどではないものの、やっぱりこの人うまいなぁと思わせる作品です。 ダムのある町。老舗温泉旅館の息子・逸夫が平々凡々な毎日に憂えていた折り、敦子が引っ越してくる。小さなこの町では、小学校から全員が同じ中学校へ上がるが、逸夫とおとなしい敦子は話したことがないまま。中学で文化祭の買い物係を一緒に担当することになったのをきっかけに言葉を交わすように。すると、小学校の卒業時に埋めたタイムカプセルの中の手紙を書き替えたい、ついてはタイムカプセルを掘り起こすのを手伝ってほしいと、逸夫は敦子から頼まれて……。 いじめや嘘といった、人間のさまざまな暗い思いが交錯します。時系列と話し手がたびたび変わるうえ、登場人物も意外に多いのでちょっとわかりにくい。それでも前の頁を確認しながら読みたくなってしまうのは、著者の巧さのせいでしょう。読者の想像にまかせると言わんばかりの部分もあるので、すっきりとはしません。けれども、生きていたくはないのに死ぬことも許されない、そんな子どもが歩き出すにはもしかしたら有効かもと思わせてくれるシーンがありました。
1投稿日: 2017.04.26
powered by ブクログ2017年、16冊目は、アベレージ高い道尾秀介の長編。 今回、あらすじは省略させていただきます。 ミステリーのフォーマットで描かれるのは、主人公、逸夫とその周りの人々のヒューマンドラマ。 道尾慣れしてしまったからか、ミステリー要素は最初から疑ってかかっていたからか、大きな驚きはなかった。それでも、どぅまとめるのか、着地させるのかで読ませる力は充分。 今作、登場人物、それぞれのキャラ、役割が秀逸(敦子の母の現在だけ、少し疑問残ったが……)。昭和の映画『男はつらいよ』シリーズや、ドラマ『寺内貫太郎一家』の自営業一家の空気感に、思春期の閉塞感や、イジメという現代的要素を盛り込んだ印象。 クライマックスは、あまり好みとは言えないが、エンディングは納得。全体的に、★★★★☆の価値あり。 『球体の蛇』のチーちゃんのイノセントさを裏切る、イヤな気分を、ふうちゃんに感じなかった(ふうちゃんにも感じさせなかった)のが、何より。
0投稿日: 2017.04.20
powered by ブクログ“普通”の日常に不満がある主人公と、“普通”の日常を願う同級生。 タイムカプセルに入れた手紙を書き換えるため、夜の学校に忍び込む。 嘘で未来は変えられるのか。 自営業の問題、自分の将来、家族の嘘、同級生の嘘…中学生が抱えるには大きすぎるものばかりだなぁと。 気づいてほしい思いと気づかれたくない思い。 大人でも難しい。
0投稿日: 2017.04.17佳作です
肝心なところが思わせぶりに伏せられていて、気になりつつ最後まで一気に読み進めてしまう。道尾秀介の描く小中学生くらいの子供の心理描写はしんみりくる。
0投稿日: 2016.09.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これはミステリー??? ミステリーとするなら、死んだと思って読み進めてるいる人間が生きていた設定なところなのか!? 青春人間ドラマとして読むなら何か弱いし、ミステリーなら驚くところがない感じ。 主人公の逸夫にその同級生の敦子が小学生の卒業で埋めたタイムカプセルを掘り返したいと相談し実行に移していき、敦子は自殺しようとする話。 逸夫の祖母の過去が明らかになり、祖母は元気を無くす。 祖母、敦子この二人を幸せにする為に逸夫はある考えを実行にうつす。 自殺した敦子の死に場所となったダムを訪れるバスの中の様子が描かれているため、敦子は自殺したと思いながら読み進めるが、自殺の寸前逸夫が助けていた設定。
0投稿日: 2016.08.08『水の柩』このタイトルに惹かれ、水の柩の真実の意味が。
逸夫くん、自分のことすごく退屈な人間で、あまりにも普通なんて思ってるけど、そんなことないと思ますよ。 2人を説得して、あんな事をやりとげるなんて、根性あります! 思ってもみなかった思いやら感情が、ひょっとして湧き出てくるかもしれない。だから逸夫くん、後悔なんかしないで下さい。 水の柩を目の当たりにした人々は、過去に起こったこと、今ここで起こっていることを、 ただただ粛々と受け止めようとしている。 この場面、詰めていた息をふうっと吐くような、穏やかな心地で、じんわりと優しさに浸っていました。
4投稿日: 2016.06.23
powered by ブクログ水の柩=ダムがすごく印象的な役割を果たしている。ミステリではないけれど、面白い青春の物語。小さな叙述トリックの演出がにくい。
0投稿日: 2016.05.08
powered by ブクログ70才のいくと、15才の敦子。年の差はあれど、二人とも偽りたい、記憶から無くしたい「じぶん」がいた。 二人をつなぐ敦子の同級生、逸夫。 彼もまた、何も変わらない日常に退屈し、モヤモヤとしたフィルターを通して世の中を漫然と見ていた。 何も変わらない日常がいかに大切だったかを思い出し、いくと敦子を連れ出して、ある行動に出る。 その、とある行動がタイトルとリンクしていたので、それに割と早く気がついてしまったのが残念。 「自殺」というキーワードをうまく使ったなぁという、好印象。
0投稿日: 2016.04.30
powered by ブクログ思春期の少年と少女、未来、過去、秘密の共有、罪、そして、嘘。 物語は、比較的ゆっくり進んでいく。 主人公・逸夫の告白にすっかり騙されながら読み進めていくうち、少しずつ明らかになる事実は、けして優しいものではなかったけれど、人というのはそういう生き物なのかな、どれだけ美しく着飾っても、誰もが嘘と秘密を抱えているのかなと思わせる。 それにしても。 終盤の、敦子が逸夫に投げた問いかけ(P.282)は、かなり意地悪だと思う。誰も即答できないし、熟考しても、わたしには答えなんて出て来ない。 道尾作品にしては、お得意のミスリードによるどんでん返しがないなぁ…と感じたけれど、今回もまたしっかり騙された。毎回、毎回、よくもこんなに騙されるもんだな、わたし!おもろかった!!
0投稿日: 2016.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
苦しい。 でも、最後が嬉しい方向に期待を裏切ってくれていたので爽やかな読了感。 カラフルな蓑虫、懐かしい。 ーーー 平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに同級生の敦子と言葉を交わすようになる。タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。同じ頃、逸夫は祖母が五十年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。それぞれの「嘘」が、祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。
0投稿日: 2016.04.08
powered by ブクログ普通の毎日に満足できない逸夫。 普通の日々を求める敦子。 二人は文化祭の係をきっかけに言葉を交わし、秘密を共有することになる。 逸夫の祖母も幼い頃に育った村での秘密を抱えていた。 誰もが抱えている暗い闇。 そんな、人間の姿を簑虫に例えた祖母の言葉が印象的だった。 2016.2.28
0投稿日: 2016.02.28
powered by ブクログイジメをテーマにした内容かと思い読み進めましたが、自殺やイジメを深く考えさせられるような内容ではありませんでした。おもしろくないことはないですが、道尾秀介さんの本にしては、少し物足りない感じがします。 テーマがテーマだけに物足りないくらいでちょうどよかったのかもしれませんが。
0投稿日: 2016.01.11
powered by ブクログ感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201511/article_4.html
0投稿日: 2015.11.13
powered by ブクログ天泣。 綺麗な日本語。 このとき天は嬉し泣きしているのかな。 敦子の「いじめられたから自殺したと思われたくない」「いじめた人に自分を殺されたくない」という気持ちはかなり理解できる。 それだけ強い子なら、きっとこれからも生きていける。
0投稿日: 2015.10.30
powered by ブクログ「まず思い込むことが大事なんだよ、何をするにしても。世の中のほとんどのことには、どうせ正解なんてないんだから。面白いとか正しいとか、何でも思い込んだもん勝ちだよ」
0投稿日: 2015.10.17
powered by ブクログ1回読んだことがあるのに誤って図書館へ行って再度借りてしまった。 死ぬのか?と思いきや そっちの方向なのですね... まぁうまくいってほっとしたというか。 家族と 友達と 人との接し方 などなど 最後に霧が晴れる感じでした。
0投稿日: 2015.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
以下ネタバレ ポイントとなる写真とスカートは、どちらもちょっと強引。特にスカートは?
0投稿日: 2015.07.02
powered by ブクログ道尾さんらしい作品かな。陰鬱で暗い感じだったけど最後に希望がもてるラストにほっとしました。いつものことながらすっかり騙されます
0投稿日: 2015.06.29
powered by ブクログ道尾さんらしい心の描写が綺麗な作品でありながら、 物語の情景が最後まで響かなかった。 ダムに沈んだ村、その村に大事なものを置いてきた祖母、家庭環境から執拗ないじめをもらうクラスメイトと、旅館の息子として平凡に過ごす主人公の想いを描いた作品。 ちょっと苦手は道尾作品でした。
0投稿日: 2015.06.22
powered by ブクログダムとイジメと冒険と ダムと、ダムに沈んだ街を縦糸に、寂れゆく温泉街、イジメ、などを織り込んだ秀作。 ミノムシの話がアクセントになっている。
0投稿日: 2015.06.15
powered by ブクログダムに沈める其々の想い。 平凡な登場人物達と普通に対して退屈を感じる主人公の葛藤。 物語を通じて逸夫は成長できたのだろうか? 何かに対し気持ちが頑張りすぎている人達に読んで欲しい一冊!
0投稿日: 2015.06.09
powered by ブクログ平凡な日常に飽々している逸夫。死によって執拗な虐めからの解放を望む敦子。自らの罪をダムの底に封じに行くいく。彼等に救いの光は射すのか。 寝不足覚悟で読了した本書は哀しくて優しい。 自分ではどうにもできない現実に悩み絶望し、逃げ場を、救いを探してもがく彼等の姿が痛々しい。 道尾さんの著書は丁寧な描写が素晴らしい。本書は細かいのに、無駄はない。やりきれないほど切ないのに、美しい。だから道尾秀介はやめられない。 そういえば、カラフル簑虫、昔母が幼稚園の弟と作ってました。懐かしくて泣きそうになっちゃった。
0投稿日: 2015.06.04
powered by ブクログ平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに同級生の敦子と言葉を交わすようになる。 タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。 同じ頃、逸夫には祖母が50年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。 それぞれの「嘘」が祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。
0投稿日: 2015.06.03
powered by ブクログいつも通り、人間描写・心理描写が(・∀・)イイ!! 特に思春期や少年期のどこか沈んだ気持ちを描かせると本当にウマいと思う。 機微に富んだ弱い心を丁寧にポイントを突いて描き上げていく。読んでいてこんな風に言葉を生み出したいなぁと思う。 物語はそんな弱さと前向きさを抱えた少年少女(だけじゃないけど)が成長していくストーリーで、描写されていない背景まで読み取れて深みがあり面白い。 どんでん返しがあるし、たぶんミステリにカテゴラズされると思うんだけど、この作品にはどんでん返しは要らなかったように思う。伏線が太く強すぎて目障りになってしまっている。 東野圭吾作品でもたまに思うけれど、ミステリ作家だからといって無理に衝撃の結末を用意しなくても良いのではないだろうか。人間描写に優れた作家なのだから、堂々と社会派ドラマでも良い気がするが、それでは本人がつまらないのかなー。
0投稿日: 2015.05.16
powered by ブクログ知らず知らずのうちにそうだと思い込まされてしまっていたようだ。 そういう風な記述があってため思い込まされてしまっていたようだ。 タイムカプセル、ダム、トンネル、いろいろなモノが舞台装置として(?)機能しているのですなぁ。 ラストは未来に向かって、清々しく晴れやかな気持ちになるステキな終わり方で心地よかった。
0投稿日: 2015.05.08
powered by ブクログうーん。 よかったのか、そうでないのか… 敦子のことは予想の範囲内であるけど、逸夫の成長は期待以上だったし、かと言って締め方は唐突感があるし、全体的にどっちつかずの印象でした。
0投稿日: 2015.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この人の描く少年像ってなんか好きなんですよね。 毒にも薬にもならないんだけど、嫌味のない真っ直ぐ具合が読んでいて気持ちいい。 確かに過去に踏ん切りをつける方法は何でもいいですよね。 墓を作るとかお供えするとか儀式的なものでも、 単純に考えないようにする、忘れるといった逃避的行為でも。 誰に迷惑かける訳でもなし、結局自分がそれで満足できるかどうかですから。信じ込む気持ちが大事だと。 敦子の自殺願望は、なるほどなぁと思ったよ。 現実においてイジメを苦に自殺した子が問題になった際、 学校が「イジメとの関連性が不明」なんて声明を出す度に『ちゃんと遺書に書いとけばいいのに』 みたいに思っていたけど、本人がそいつらに殺されたなんて思いたくない場合も確かにありそう。 自分の人生は自分のものだと主張する、最後の意地と言うか矜持なんだろうね。 物語は綺麗に完結してるんだけど、 できる事なら逸夫と敦子の今後も見届けたいような。 関係性がどう変わるのか、今回の出来事を受け止めてどう成長していくのか、とかね。 ついでに智樹と森崎にももうちょっと焦点当ててね。
0投稿日: 2015.04.17
powered by ブクログまんまと騙された感じはあったけれど、少し腑に落ちない騙され方。読者を騙すための描き方をしているので、素直に感嘆できなかった。読んでいて気付けそうで気付けないトリックが欲しいな、と感じてしまう。 ダムに向かって人形を投げるシーンは爽やかにも、切なくも感じられて綺麗だなと思った。「水の柩」という題はグッとくる。
0投稿日: 2015.04.03
powered by ブクログ道尾さんは人間描写が上手。 本作は、いつものどんでん返しにこだわらなくても良かったんじゃないかと思うくらいヒューマンドラマ的な作品だった。
1投稿日: 2015.03.31
powered by ブクログ老舗旅館の跡取り息子である逸夫。 その同級生の敦子の秘密。 逸夫の祖母の秘密。 道尾さんのミステリーはかなり好きなのですが、この本は感受移入できないまま…
1投稿日: 2015.03.21
powered by ブクログ平凡な毎日を憂う逸夫(いつお)は文化祭をきっかけに同級生の敦子(あつこ)と言葉を交わすようになる。タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。同じ頃、逸夫は祖母が五十年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。それぞれの「嘘」が、祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。
0投稿日: 2015.03.09
powered by ブクログ完全にあの子は死ぬと思ってた。 どうすればわからない、普通の男の子なりに出した答えが正しいのかどうかわからないけど、乗り越えるには十分のアクションだったんだなぁと。 いい終わり方だったと思う。
0投稿日: 2015.03.01
powered by ブクログんー、なんか私には難しかった。 最後の爽快感を期待して読みすぎたのかも。 設定はすごく面白くて前半はわくわくしてた。 ダムに人形を落としたことで、 おばあちゃんや敦子は結局救われたのか救われてないのか、、、 一気に読めば良かったのに、ちょこちょこ読んでたから、余計に ? が残ってしまったのかも。 でも、この作者さんの他の作品も読んでみたい。
0投稿日: 2015.02.17
powered by ブクログ『ーーつまらない。 何がつまらないのかといえば、自分自身だった。』 『新しいクラスメイトたちが自分を攻撃しはじめたのも、そんな理由だったのかもしれない。好きとか嫌いとかではなく、違う、という、曖昧だが本能的な感覚が、退屈さと相俟って彼女たちのあいだに広がっていったのかもしれない。』 『ーー初めて、真っ暗だってわかったんだ。 ーー懐中電灯の光が、一箇所を照らすだろ。そうなってみて初めて、あたりが真っ暗で何も見えないってことに気づいた。ぜんぶ真っ暗なうちは、暗さに気づかなかったんだな。』 『しかし敦子には、戻るべき場所などどこにもなかった。 だから、死ぬことを決めた。 真っ暗から抜け出せないのなら。光が灯ることで、余計に世界が真っ暗になるのなら。』 「三で割って三を掛けたのに、もとに戻らない」 「あそうか、ほんとだ」 「機械がやる計算なんて、信用できないんだよ。」 「まず思い込むことが大事なんだよ、何をするにしても。世の中のほとんどのことには、どうせ正解なんてないんだから。面白いとか正しいとか、何でも思い込んだもん勝ちだよ」 『死に場所はあのダムにしようと、決めている。 湖の水が、とても綺麗だったからだ。』 「タイムカプセルの手紙、いっしょに取り替えない?」 『ーー欲しいときは、欲しいって言うんだよ。 ーー自分がいくら欲しがっててもね、誰にもそれを教えなかったら、絶対もらえないんだよ。』 「じゃあどうすればいいの? ー 生きてくことができないのに、死ぬのも駄目ならどうすればいいの?」 『もちろん確信などなかった。自分のやろうとしていることが、どんなに馬鹿馬鹿しくても、どんなに子供じみていても構わない。やらないよりは、ずっといい。そんな気持ちがあっただけだ。』
1投稿日: 2015.02.07
powered by ブクログ2014年夏購入。2015.01.31読了。 理不尽なことやりきれないことをどう飲み下すか。主人公たちにとっては救いだったけど、ある意味逃避でもあるのかな。でもそうしないと生きていけないっていうの、誰でもあるんじゃないでしょうか。
0投稿日: 2015.01.28
powered by ブクログ相変わらず吸い込まれる道尾ワールド 主人公の祖母、同級生の女子の過去と現在の葛藤を。。 タイトルの意味は収束だけでなく、色々な想いが詰まっています。
2投稿日: 2015.01.19
powered by ブクログ基本的に小説は単行本化してから購入するようにしているので、新作が発表されてからしばらくは我慢の日々です。 というわけで、単行本化したので早速購入。 吉川逸夫はひとりで平凡な毎日を憂いていた。 文化祭の準備をきっかけに、同級生の木内敦子との距離を縮めることになる。 そんなある日、敦子は逸夫に言う。 「タイムカプセルの手紙、いっしょに取り替えない?」 彼女のきまぐれみたいな頼みの裏には、隠された真意があった。 同じ頃、祖母 いくの秘密を逸夫は立ち聞きしてしまう。 それぞれのついた『嘘』が交錯するとき、村を沈めたダムの上で過去と未来が今収縮する。 なんだか教科書に載っていそうな小説だな、という感想を持ちました。 中学生の主人公が、クラスメイトの女の子や両親、祖母との日常を通して、目の前に現れた壁に自分なりの答えを出すまでの過程が仔細に書かれています。 ――ぜんぶ忘れて、今日が一日目って気持ちでやり直すの。 『水の柩』というタイトルが非常に秀逸です。
0投稿日: 2014.12.23
powered by ブクログ最後のどんでん返しが期待しすぎた。。。 誰も死なない、生き抜くための前向きな姿勢に気持ちが暖かくなった。
0投稿日: 2014.12.01
powered by ブクログ知り合いが自死したばかりの自分なので、途中で読むのをやめようかと思った。 ネタバレ 物語の中の彼女は助けられたが、現実の彼女を助けることができなかった自分には素直にハッピーエンドとは思えない。まぁ婆ちゃんの件があるので物語も別にハッピーエンドではないか。
0投稿日: 2014.11.25
powered by ブクログうーん、上手い、まんまと作者にだまされてしまった。 (ネタばれにならないように注意して) 人はだれしも心の中に、人には見せられない暗闇を持つのだろう。ある者は遠く過去の記憶を心深く閉じ込めて、またある者は現実の苦痛から逃れるために死を選択する。 外観がどれだけ華やかで、幸福そうに見えていても、心の中の葛藤、真の姿を決して理解することはできない。 読み進めるうち、話の辛さに本を閉じ先に進まない時もあった。しかし、作者は最後に前に進む道を残していた。あれ?と気づいて最初の章に戻ると、あるべきものがそこには描かれていなかった。 なるほど!騙されてたと初めて気づきました。 映画監督 川瀬直美の解説も面白い。「映画ではこのストーリは描写できない」なるほど、さもありなん。
8投稿日: 2014.11.21
powered by ブクログ難しい。 簑虫とタイムカプセルとダムと。 繋がりがよくわからない。 カラフルな簑虫と、金色の天泣と、色彩のキレイなお話だった。 救われたのか、救われなかったのか。 心にモヤモヤしたものが残る。
0投稿日: 2014.11.19
powered by ブクログラストでびっくりして読み返したら確かに書き方としてはフェアだった。叙述ミステリとしてはまあまあの出来。 しかし内容はどんどんウェットになっていくね。 あんまり暗いのって好きじゃないんだよなあ。
0投稿日: 2014.11.13
powered by ブクログ情熱大陸で作者が特集された時のこと。 ちょうど、この本の原稿を書いているシーンが映ったのです。 興味そそられ、発売されるや否や購入しました。 ダムに沈みく村に住む少年をめぐる話…だったと記憶していますが またもや道尾さん、すまん! なんか私には深すぎた! 個人的には、道尾さんはミステリー作品でこそ真の力が発揮てきるのかな?と思ったり。 本作や直木賞受賞作「月の蟹」などなど ミステリーからはずれると、ちょっと違う気がしたり。 あくまで個人的意見なのでアレですけど。
0投稿日: 2014.11.10
powered by ブクログタイムカプセルに託した未来と,水没した村が封印した過去,時計の針を動かす彼女の嘘.同級生の敦子に学校に埋めたタイムカプセルの手紙を取り換えたいと懇願される逸夫. 彼女の秘めた真意とは.すっかり騙された.道尾作品なのだから当然と言えば当然かな.ちょっと切なく物悲しいミステリ.面白かった!!
0投稿日: 2014.11.10
powered by ブクログ情景を文字にて美しく描く"道尾節"はあまり感じられなかった。わたしの好きでない"過去の解読""殺人"というジャンルを取り扱っているせいか他作品よりはあまり引き込まれなかった。少々、話が長いようにも感じる。 一方で、結末はなるほどなという共感を得た。
0投稿日: 2014.11.08
powered by ブクログ2014.10.26読了 ネタバレ注意です。 --- 幼い頃に親友を殺してしまった祖母と、現在、いじめを受けている友人。この二人をつなぐ、主人公。 一度死ぬ気になってやれば、何でも出来る。それを儀式として行い、乗り越えた二人。 --- 小説の中で、景色の、綺麗な描写が印象的でした。雨が、川面をキラキラと反射する様子。目も開けられないほど、眩しい様子。 祖母が見たという景色と、主人公が見たという景色。 もし本当に同じものを見ていたとしても、その時の本人の感情によって、見え方は絶対違ってくると思います。 主人公がいつも祖母の景色の描写を聞いてから実物を見て、拍子抜けしてしまうのは、それだけ祖母の人生において色んな出来事があり、複雑な感情を持っているからではないかと思いました。 --- 現代と、過去を行ったり来たりする文章構成になっているのですが、 現代における敦子の妹、史ちゃんがホンワカする雰囲気を出していて、全体的に暗い印象の文の中での癒しでした。 --- 最後に…まんまと、騙されてしまいました。 写真のトリック。 全く気づきませんでしたので、 敦子は死んだものと思ってしまいました。 でも生きてて、良かったです。 ---
0投稿日: 2014.10.27
powered by ブクログラストがいい。小説は簡単に死なせがちだけど、それをしないことがいい。そして、タイトル秀逸。棺じゃなくて柩を選ぶ道尾秀介。この間、テレビに辻村深月と一緒に出てて興奮した。でも作家の顔出しは好きじゃないので、微妙な気持ち。
0投稿日: 2014.10.17
powered by ブクログ道尾秀介さんお得意の大どんでん返しのある小説ではなく、どちらかと言うと「月と蟹」に近い直木賞的路線を取った作品である。最初にタイムカプセルに入れた手紙2枚が描写されており、最後にとんでもないどんでん返しが起こるのでは…とワクワクしたが、そういうタイプの小説ではなく、淡々としたリズムで話は進んでいく。代わり映えのない日々を過ごしている主人公逸夫と、過去を隠して生きてきた祖母いく、いじめを受け自殺を考えている敦子を軸として話が進展していく。小説の途中に出てくるダムやみのむしなど、何げない描写が、各登場人物の心情や状況を比喩している。軽めの描写を行い、比喩を用いてサラッと登場人物の状況をフォローするあたりに、道尾さんらしさがにじみ出ている作品である。また、“天泣”も、小説のキーとなる部分でうまく描かれており、計算されて構築された理系的な小説という印象を受ける。P340に出てくる「何かが解決するのと、何かをすっかり忘れてしまうのと、どう違うのだろう」という一説は、この小説で扱われているテーマの1つだが、答えは一意にされないまま、フワッとした形でストーリーは幕が下りる。
0投稿日: 2014.09.26
powered by ブクログ文庫版は表紙が爽やかですね。個人的にはダムに沈んだ村の感じが出てるハードカバーの表紙の方が好きです。 とにかくタイトルが良いです。棺じゃなくて柩なのが道尾作品っぽいなと思いました。水の柩の中に入っているのはダムに沈んだ村だけじゃなくて、その村に住んでた人の思いや時間も含まれてるんでしょうね。 そして逸夫も敦子も中学生とは思えない行動力と思考回路。彼らの成長ともとれますが、あまり子供らしくない。それに中学生の女の子っていじめをするのに直接暴力をあんなに振るうのかな。女の子のいじめってもっとえげつない気がします。人間ってわりに肉体的苦痛には耐えれるけど、精神的苦痛にはとても弱いと思うんです。子供とはいえ女の子同士ならそのあたりを狙ってもいいような気がしますが…。 ラストは何となくほろ苦い気分でした。
0投稿日: 2014.09.23
powered by ブクログ辛い生活の渦中にいながら隠している敦子。辛い過去を隠し通して生きてきたいく。逸夫が取った行動の波紋にドキドキする。逸夫が考えたことに同意する時もあれば疑問を感じることもあったけれど、最後の場面ではあぁ良かったと思えてほっとした。
0投稿日: 2014.09.21
powered by ブクログミステリーにしておいたけど、 思春期成長もの。 なになにどうなんのよ、 と、ドンドン伏線をはりつつ巧みに引き寄せる、 さすがな出来栄え。
0投稿日: 2014.09.20
powered by ブクログ傷ついた人たちの癒しの物語です。 少しづつでも希望の光が見えてくるのが良いです。 この作家さんは、透明なのにドロドロしたものがみえる文章で、独特で好き。
0投稿日: 2014.09.13
powered by ブクログ最初の20年後の自分に宛てた手紙の内容から、どんなミステリーなのかと、思って読み進んだけど、、、、 普通が、嫌な人間と、普通の生活をしたいと願う人間と、普通の生活を、夢見て嘘をついて、長い間生きてきた人間の物語。
0投稿日: 2014.09.08
powered by ブクログ道尾秀介で少年が主人公なので、てっきりミステリだと思っていたのだが、切ない青春小説だった。 ある程度、ミステリ的な構造を持ってはいるが、登場人物の過去や心の動きがメイン。
0投稿日: 2014.09.08
powered by ブクログ今回のトリックは直ぐわかってしまったのでいまいち驚きにかけてしまって少し残念。 個人的にはそろそろ真備シリーズの新作が読みたかったり。
0投稿日: 2014.09.07
powered by ブクログ相変わらず秀逸な題名を用意する作家だと、読んでいる最中に何度も頷いてしまった。言葉に出来ないもどかしさが言葉で表現されていることにも驚いてしまう。蓑虫と人間の共通点。何の意味もないかもしれない、けれど必要だった儀式。乗り越えるため、そして忘れるためには。
0投稿日: 2014.09.07
powered by ブクログ光があることで闇がある。闇があることで光がある。闇の中の一筋の光は、かえって人を不安にさせる。この光が消えれば再び完全な暗闇が訪れてしまうから。 この作者らしい、大どんでん返しはなかったけど、最後には希望を見出せるいい終わりだった。 忘れたいことに限って忘れられない。「忘れるってことは乗り越えるってこと。」っていう言葉は共感しました。
0投稿日: 2014.09.03
powered by ブクログミステリーだと思い込み読んでしまったので、どんでん返しがなかったのは少し物足りない様な・・・。道尾さんのこんな感じの作品は初めてです。穏やかなラストでした。
0投稿日: 2014.09.03
powered by ブクログどこかに大どんでん返しがあるのかなと思いながら読み始めましたが、そういう感じの作品ではなかったんですね。どこかノスタルジックで感傷的な作品でした。
0投稿日: 2014.09.01
