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催眠 完全版
催眠 完全版
松岡圭祐/KADOKAWA
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総合評価

40件)
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    ひと昔前は心療内科の疾病はまだまだだったのだなと思わされる作品だった。 特に解離性同一性障害(多重人格障害)について最近はいろいろな作品で取りあげられていて、かなり詳しく突っ込んだものとなっている。先駆け的な作品なんだなと思った。

    8
    投稿日: 2025.05.19
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    そんなに簡単に人格が入れ替わったら大変。どこまでが科学的でどこからがフィクションなのかしらね。自己同一性を欠いているのは確かなんでしょうが、して入絵由香の本当の人格はどこにあるのか知らん。

    0
    投稿日: 2025.04.16
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    催眠療法=カウンセリング を扱っている。複数の登場人物のキャラがたっていて、それぞれが絡まりながら行動する。3部作のはじめ。

    0
    投稿日: 2025.01.25
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    面白かったし、勉強になった。 精神障害、やっぱり差別的な目で見てしまうな…と嵯峨の最後の演説に納得はしつつも思ってしまう。 ドンデン返しと読む前に期待し過ぎたのがあまり驚けず。でも確認のため何箇所も読み直してしまった。 鹿内は店から出た女性と、職場で会ってる女性と最初2人を見分けられなかったのか、そこが疑問点。

    0
    投稿日: 2023.06.21
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    サイコパスが犯罪を犯していくというミステリーとは一線を画す、サイコパシーそのものの謎がミステリーになっている。科学的な知見に基づいて書かれていて、地味といえば地味なのに、面白く読ませるのはさすが千里眼シリーズの作者だなと思う。大幅改稿で変わったと呼ばれるラストのオチは、一瞬訳が分からなくなり、次の瞬間「え~!?」っとなるくらい予期できなかった。これを見抜いていた人がいたら凄いと思う。

    2
    投稿日: 2022.09.12
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    千里眼よりはこっちの方が好きだ。 ただ、作品柄どうしても説明文が多くなりがちで、読みにくさを感じる。

    0
    投稿日: 2022.08.27
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    大人しい女性が急に、自分は宇宙人だとか言い出したり、勝気な女性になったりとかするのをインチキ催眠術師が利用して金儲けをするが、銀行の金を着服したとの疑惑が持ち上がってくる。臨床心理士の嵯峨敏也は彼女を助けようと奮闘する。最初から、この女性は多重人格者ということはすぐ分かるのだが、一体どうやって彼女の精神疾患を治療するのか、着服の疑惑を晴らすのかと読み手の興味をぐいぐい引っ張っていく。最後にはどんでん返しがあって、結構面白いのだが、なんだろうなあ、文章がするすると読めてしまって、なんか空虚感が残る。松岡圭祐の小説はどれもそうなのだが、ときどき読んでしまう。シナリオ通りに話が進みすぎという感じも拭えない。

    32
    投稿日: 2021.01.11
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    殺人がないミステリー。練り込まれてるストーリーで後半は読んでいてスッキリの連続。最後のどんでん返しはお見事でした。大満足。

    6
    投稿日: 2020.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1997年に刊行された同タイトルのリメイク?修正版?と いうような位置付けらしい。 原著は読んでいないので、どう修正されたかはわからないが、2019年に読んでも違和感がないので、大幅に加筆修正されていることが伺える。(似たようなことを解説でも述べられているが) 本作はインチキ催眠術師の実相寺のもとへ入江と名乗る女性がやってくることから物語が始まる。 「猿にかけられた催眠術を解いてほしい」という荒唐無稽な依頼を金銭目当てで引き受けるが、入江には込み入った事情がありそうで…という話。 物語の主人公である嵯峨は非常に優秀なカウンセラーであり、物語の随所で現代で判明している科学や医学的な見地に基づいた心理学の理論を説明してくれる。 胡散臭いエンターテイメントとしての催眠術、心理学ではなく、学術的、医学的な心理学をミステリーとして取り込んでいる作品は珍しく興味深く読めた。

    1
    投稿日: 2019.03.11
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    今でこそ、催眠(術?)って言葉が、心のケアに効果的ってのがわかるけど、この本が最初にでた1990年後半は、なんかばかばかしいイメージが確かにあったなと。。。 で?愛子が?!!! 犯罪者にされそうな入江由香を嵯峨さんが助けることができるのか??(できるんだろうけど、どうやって?) いそいそと読み進めたら、なかなか衝撃的! いろんな結果がちゃんと書かれてないのが、いいんだろうけど ちょっとだけ、物足りないかも((+_+))

    2
    投稿日: 2019.03.08
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    インチキ催眠術師の前に現れた不気味な女性。突然大声で笑い出しては、自分は宇宙人だと叫ぶ彼女が見せる予知能力は話題となり、日本中のメディアが殺到した。その頃、二億円もの横領事件の捜査線上には、ある女性が浮かび上がっていた。臨床心理士・嵯峨敏也が、催眠療法を駆使して見抜いた真実とは?

    0
    投稿日: 2018.06.10
  • 結末には、驚かされました!

    最後の最後に、この本の面白さが凝縮されています。 最後の10ページが凄い! まさか、こういう展開になるとは! ぜひ一読してみて下さい。

    0
    投稿日: 2017.11.30
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    主人公である嵯峨敏也は、臨床心理士としての使命を強く持っているプロである。 テレビで見かけたチャネラーの様子が気になり、つい自分で出かけて行ってしまうところは若さゆえといったところだろう。 完全版しか読んでいないので、以前の物語とどこがどう違うのかはまったくわからない。 内容的に大きく変更があったことだけは、あとがきから察せられたけれども。 いくつもの名前を名乗り、それぞれの記憶は共有されることはない。 入江由香という女性にとって、向き合うことも辛いほどの現実から逃げるための「緊急避難」的な症状だったのだろう。 それでも、自分の知らない自分がいることはきっとものすごく怖いことだ。 記憶がない間、いったい自分はどこで何をしていたのか。 不安でたまらないに違いない。 誰が見ても怪しげな自称催眠術師の実相寺に助けを求めたのは、彼女にしてみれば必死の覚悟があってのことだったのかもしれない。 精神は目に見えるものではない。 傷があっても確かめることはなかなか出来ないし、一般的にそれほど理解のある分野でもないだろう。 普通の人と何かが違う。 そのことを認めたくない家族や周囲の無理解が、傷をさらに深くしていくこともあるのかもしれない。 何となくだけれど、精神医学というのはわかりにくい。 わからないから余計に敷居が高くなる。 相当に病状が進まなければ医療機関を頼ることは難しいだろう。 この分野についての知識は欠片もなかったけれど、とても読みやすかった。 残りのシリーズ2作品も続けて読んでみたい。

    1
    投稿日: 2017.03.05
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    ストーリーやキャラクターも充実しているが、催眠という側面から入った人間の心理と行動の勉強にもなり、面白かった。

    1
    投稿日: 2015.10.06
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    多重人格。 催眠て科学的なものなんだなぁ。 臨床心理士って、人によっては顔の筋肉のわずかな動かし方で嘘ついてるとか怒ってるとか動揺してるとか、人の心が読めるんだ…!? ていうことがわかったのは面白かった。 内容が専門的なのもあるけど、話し言葉が教科書読んでるみたいで不自然… 松岡さんの本はミッキーマウスの憂鬱も読んだけど、言葉の節々が格好つけてるみたいに感じられるところが気になってしまう。。 いろんな世界が開けるから読んで面白いなあ、と。

    1
    投稿日: 2015.10.04
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    万能鑑定士、特等添乗員、探偵の探偵と松岡圭祐さんのファンになり催眠も読んでみようと思った次第。 面白い。突拍子もない始まり方だっただけにかなり面食らったが、その後に理路整然とした内容で物事に説明付けていくのを見て、妙な安堵感を覚える。 万能鑑定士ではほとんど名前だけで大した出番はなかったが 嵯峨先生の活躍が見れてよかった。 無償で人を助ける、というのは松岡圭祐作品に共通した内容なのだろうか。 それが思うようにいかず歯がゆい場面もあるが、最後はスッキリと〆てくれる。それがいい。

    1
    投稿日: 2015.05.28
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    一介の心理士がたまたまTVで見かけた人の症例が気になり、善意で家まで尾行し実家にまで押し掛け、キャリアを棒に振る覚悟で警察捜査に介入する。これが、本気で人を助けようと思う正義感を持つ心理士の姿である…と、世間の人々に本気で信じられたら、職業心理士の皆さんはたいへんだ。オチオチTVなんて見てられない。心理臨床をめぐる偏見がリアルに描かれている分、説得力が高く、余計やっかいである。といいつつ、読了してしまう。心理臨床支持者だからに他ならない。

    1
    投稿日: 2014.10.10
  • 誰かのために努力する喜び

    主人公である臨床心理士の嵯峨敏也。自分の患者でも依頼者でもないのに、最新の心理学の知識と技能をもって、心に悩みをもつ人を助けようと奔走します。ラストの 小説ならではのどんでん返しにはジ~ンときました。 松岡圭祐氏の小説には、凛田莉子や岬 美由紀など、他者のために後先考えずに突っ走る、熱きハートをもった主人公が多いですね。私は好きです。 心理学って、他者よりも有利な状況を作りだすためとか、他者を出し抜き、優位な立場に立つためとか、何かこう、自分のために学ぶってことが前提にあるような気がします。私も大学で発達臨床心理学を専攻しましたが、「誰かのために」って少しは思っていたかもしれませんが、優先順位は、はるかに「自分のため」だったような気がします。読後、もう一度心理学を学びなおしたくなりました。 「千里眼」シリーズにも同様の名前の臨床心理士が登場するが、性格や年齢の違いから、別設定の物語とされる。・・・『催眠 完全版』(角川文庫)の一作品のみが、かろうじてQシリーズと接点があるとみなせる。(『万能鑑定士Qの攻略本』より抜粋) ―――と、公式ファンブックには記載されていますが、「東京晴海医科大付属病院の友里佐知子」「緑色の猿」などのキーワードや、岬 美由紀の存在をほのめかす文章があることから、Qシリーズと「千里眼」シリーズの嵯峨敏也は、同一人物だって自分は思い込みたいです。

    7
    投稿日: 2014.10.04
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    宇宙人だと名乗るある精神的な病を持つ女性がみせる予知能力が話題となる一方で、2億円の横領事件の捜査線上にある一人の女性が上がる。臨床心理士・嵯峨敏也が、催眠療法を駆使して見抜く真実とは❗️松岡圭祐さんの原点となった本が完全版となって登場。最後まで目が離せない作品。最後に語られる感動的な クライマックスを見逃すな❗️

    1
    投稿日: 2014.06.21
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    誤解と理解の間・・・ 【内容】 主人公は臨床心理士。多重人格の女を護ろうとする。 見世物的な催眠術と催眠療法の違い。 カウンセリング心理センターの面々。 不登校女児と見習いカウンセラー。 有名な女医とその元夫でカウンセリング心理センターの室長。 【感想】 「不完全版」?は読んでません。 この作者は「万能鑑定士」シリーズしか読んでませんでした。あっちにゲスト出演してた嵯峨先生の話も読んでみようかと。 最終章、軽い驚きが。 なんとなく「葉桜の季節に君を想うということ」を思い出しました。 (2013年09月26日読了) 簡単なリスト 【入江由香】色白の美人。いきなり「ワレワレハウチュウジンダ」と叫び出して実相寺を驚かせた。その後チャネラーときて占い師的なものになる。 【岡江粧子】東京カウンセリング心理センターの所長。臨床心理士を国家資格にするため(医師に並ぶステータスにするため)邁進している。頑固で強気。笑顔を見せない。 【気功】効果のある健康法だが倉石によると自己催眠の手法のひとつ。 【倉石勝正】東京カウンセリング心理センター室長。厳格だが冷静な人。 【小宮愛子】嵯峨の部下。童顔で引き締まった身体つきの29歳女性。 【嵯峨敏也】主人公。臨床心理士。東京カウンセリング心理センター催眠療法科科長。ルックスはとてもよい。ゲスト出演する「万能鑑定士」シリーズでわりとかっこいいことになってる小笠原クンが嫉妬するくらい。金持ちそうだが古〜いカローラが愛車。 【鹿内明夫/しかない】臨床心理士。東京カウンセリング心理センター箱庭療法科科長。 【実相寺則之】催眠術師。 【下元祐樹】倉石の大学の後輩。精神科医として高い評価を受けているが「相手の話に充分に耳を傾けず、理論武装でやりこめてしまう」(倉石評)。 【竹下みき】緘黙症の小学生。愛子が担当している。母香織、父篤志。 【近松尚行&多恵子】入江由香の両親。人気のおでん屋をずっと営んでいたが数年前店を閉めた。純朴な夫婦。 【根岸知可子】赤戸(せきど)病院脳神経外科医長。アメリカで実績を上げた腕の立つ医師。倉石の元妻。 【浜名典子】知可子の患者。23歳の女性。パチンコをするために息子大輔を車に長時間置き去りにした。それを責められ自殺未遂し脳に損傷を受ける。 【宗方克次郎】倉石の剣道と碁の師匠。男女関係の師匠でもあるかな?倉石に女心を説いて聞かせる。70代後半から80歳で身長150センチくらいの細くて小柄な老人だがとても元気。うまくいけばなんでも気功のおかげ。 【友里佐知子/ゆうり・さちこ】東京晴海医科大付属病院の医師?岡江はなぜか彼女を胡散臭く感じている。いずれこの病院がメインで登場してくることありそう。

    0
    投稿日: 2013.09.26
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    万能鑑定士シリーズの作者が、そのシリーズよりも先に書いた本。万能鑑定士にも少し登場して気になっていた。 嵯峨先生、人物への洞察力が怖いほど。途中、解釈が長くてやや辟易気味だったが、最後のどんでん返しにしてやられました。

    0
    投稿日: 2013.03.04
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    最初は宇宙人に憑依されたと言う人が出たときは、私の嫌いなパターンかなと思いましたが、心理的なものがあり、中々面白かったです。

    0
    投稿日: 2013.02.11
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    凄く入り込んでしまう作品。 最後のどんでん返しを考えると、 こちらが催眠にかけられていたかのような感覚に。 一気に読みきるのが良いかと思います。 だらだら読む作品ではないと思います、私は。

    0
    投稿日: 2012.09.10
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    多少説明的ではあったけれど、テーマはすごく面白く、一気に読み進めてしまった。最後にびっくり展開な本。

    0
    投稿日: 2012.07.26
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    松岡圭祐デビュー作の「催眠」の完全版ですよ. 催眠術師としてテレビに出ていた男の元に 「緑色の巨大な猿に催眠術にかけられた」という女性が現れた. その猿にかけられた催眠術をといてほしい,ということらしい. しかしその男はインチキ催眠術師. 催眠術に掛かるかどうかはかけられる役の芸能人次第. と,その時突然女性が「ワレワレハ宇宙人ダ」と言い出して…. という話. このエセ催眠術師がクズ過ぎます. でも面白かった.

    0
    投稿日: 2012.07.23
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    自分の仕事に情熱を持っている臨床心理士の先生が、テレビで見かけた女性を助ける為に奔走するお話。催眠療法の話が分かりやすく、ラストにとにかく驚いた!見終わった後に見返すと二度楽しめる。面白かったです。

    0
    投稿日: 2012.01.27
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    面白かった〜(^o^) なんで映像化しないのかなって思ってたけど…♪♪♪ 本(文字)だからこそ面白い話ってありますよね。

    0
    投稿日: 2011.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後まで全く気付いていなかったから、結末にはとても驚きました。 多重人格ならではの結末。え、あなたも・・・!?と、つい前の頁に戻って読み返してみた程です。 一部、描写に鳥肌が立つシーンもあるけど、結末を知った上でもう一度読み返してみたら違う一面が見えるかも?

    0
    投稿日: 2011.10.29
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    臨床心理学、精神医学をベースに持つミステリー。 解離性同一性障害がテーマになっているが、それよりもそれを取り巻くいろいろな人々の人間味にこの小説の面白さがある。 人物像が多少複雑さに欠けるが、人間臭さがまっすぐに描かれているので大変に読みやすい。ぜひ続編の二冊も読んでみたい。 あとミッキーマウスの憂鬱も読んでみたいね。

    0
    投稿日: 2011.07.11
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    4月-14。4.0点。 デビュー作の大幅な改稿。多重人格症の女性を救おうとする、臨床心理士。 面白い。読みやすいし。 ラストも、どんでん返しあり。

    2
    投稿日: 2011.04.21
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    1997年『催眠』発売。 1999年『催眠 完全版』発売。 2008年『催眠 完全版』(角川文庫版)発売。 催眠は松岡氏のデビュー作にて100万部突破のベストセラー。 そして、新しく版を変えるたびに 大幅加筆されているそうだ。 で、読んだのは角川文庫版。 『催眠』の最新版だ。 テレビに出演する催眠術師・実相寺から始まる。 この男が主役かと思いきや その男が笑う女の入絵由香と出会い さらにその女と主人公の一人となる嵯峨と出会う。 テーマとなるのは催眠。 嵯峨は東京カウンセリング心理センターの心理療法士であり その施術として催眠術を使う。 心理の問題を主たる素材として扱いながら 物語はいくつもの問題を抱えた人物を登場させる。 嵯峨が多重人格で今は宇宙人が乗り移る占い師をする 由香の問題を解決しようする。 上司である倉石が 子どもを車に置き去りにした女の問題を 解決しようとし、 元妻で医師の根岸が、 その女の自殺未遂の脳外科手術をして 術後の問題を抱える。 また、小宮愛子は東京カウンセリング心理センター出会った みきちゃんという女の子の問題を解決しようとする。 それぞれが抱えた問題を 心理療法で解いていく形をとる心理サスペンスである。 メインとなるのは笑う女の由香の問題。 彼女には銀行時代の横領の容疑がかけられる。 これが最後にあっと驚く仕掛けで解決していく。 人は悩みを抱えると心理的に変容していく。 その問題を解きほぐしていこうとする姿を 心理サスペンスで描いていくスタイルは 催眠術をいかがわしさから解き放ち 新たなステージへと導いた。 それぞれの問題の解決シーンが 納得できる。 心理療法士が人間心理の謎に挑む 探偵ものの趣もある。

    0
    投稿日: 2011.03.10
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    とっても面白かったと同時に、恐怖を覚えた。 物語の芯にあるのは「催眠」という手段だけれども、それ以外にも、精神疾患に対しての周囲無理解やら何やらから発生する「不信感」やら「差別」はとても怖いものだ。 もしも自分がその立場に置かれたことを考えると、誰かを信じることに恐怖を覚える。 そういった意味では、ホラー? 的な要素を持っているように思える。 いや、中身はあくまで科学なのだろうけれども。

    0
    投稿日: 2011.02.04
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    自分が今まで持っていた、催眠に対する間違った認識に、恥ずかしくなってしまいました…精神医学という専門的なことをうまくストーリーに組み込ませ、ミステリーとしてきちんと完成させる技量はさすがだなぁ、と思いました。 とても暖かい結末もよかったです。

    0
    投稿日: 2010.08.08
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    おもな登場人物 実相寺則之/入絵由佳/嵯峨敏也/鹿内明夫/倉石正勝/根岸知可子/小宮愛子/竹下みき・・・ この小説が、千里眼とリンクするらしいので、読んでみた。 古い小説だと思っていたら、Wiiが出てきたりして驚いたが、なるほどリメイクしたんだ。

    0
    投稿日: 2010.05.27
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    「催眠シリーズが面白い」と聞いて読んでみました。たくさん本が出ていて、迷って選んだのが『催眠 完全版』。読む順番としては正しいのかは不明・・・。内容はとても読みやすく面白かったです。さて、次は何を読んだらいいのかな?

    0
    投稿日: 2009.03.29
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    元の催眠とはまったく違った作品になっています。 こちらの方が展開もすっきりとしていて好きです 設定も現在になっているし、自分の作品をここまでリメイクする松岡さんの姿勢には関心してしまいます

    0
    投稿日: 2009.03.22
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    いや、ビックリした!!! もちろん、旧作の「催眠」は読んでいる。 けれど、「トラウマ」っていうのが、今では、間違った認識らしく そこを大幅に修正してある それと、千里眼の新シリーズのように、こちらも、余分がなくて とてもスピーディ。 売れない催眠術師、実相寺が、テレビに出て恥をかき、 その催眠術師のもとへと、突然やってきた、由香。 大きな音を耳にすると、なんと宇宙人へと豹変するのだ。 これを、売り物にしようと、インチキ催眠術師の実相寺。 口こみで、連日、長蛇の列を作るようになる、由香の部屋。 宇宙人のチャネラーなのか!と。。。 それを知った、嵯峨敏也、登場。 由香の症状は、精神的に普通ではないと見破っていた。。。 驚愕の結末。 ほんとだよ。 旧作を知らない人には、なるほどね!って思える展開かもしれないけど。 同じ内容を、違った結末へ持っていくとは、さすが松岡圭祐! しかも、全く不自然さがなくて、むしろ自然。 思わず、旧作を引っ張り出して、読み比べてしまいました。 すると、 へえええ〜〜!!!なるほど〜〜〜〜!!! もっと、感動しちゃった。 どうして、「完全版」に、こだわって、松岡圭祐は、旧作を書き続けるのか とても納得できた1冊だった。

    0
    投稿日: 2009.03.11
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    2008年10月4日 面白かった。 旧作は読んでないんだけど。 映画がどれくらいB級さだったのかが分かりました(笑)

    0
    投稿日: 2008.10.04
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    ある嵐の晩、ニセ催眠術師・実相寺則之の前に突然現れた色白の女。稲光が走り雷鳴がとどろく中、突如女は異様にかん高い声で笑い出し、自分は宇宙人だと叫び始めた──肝を潰す実相寺の前で、その女が見せた異常な能力とは? そして女の前に現れた東京カウンセリング心理センターの催眠療法科長・嵯峨敏也が見抜いた女の能力の秘密とは? 複雑な精神病理と医療カウンセリングの世界を一級の娯楽作品に仕立てた話題のベストセラー。

    0
    投稿日: 2008.06.14
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    二億円の横領事件の犯人として追われれる美人占い師は、解離性同一性障害、いわゆる多重人格障害の患者で、まずは保護して治療すべき存在であるとして、捜査陣の偏見(精神障害や催眠に関する世間一般の常識?)と戦う臨床心理士のお話。もちろん犯人は別にいて。。。ということになります。 旧作は10年くらい前の作品で、読了したのはまだ3年ほど前のことだったので、全体的なあらすじは印象に残っておりました。確かに「旧作とは異なる結末!」となっていたのも頷けましたが、余分な付け足しだったかのような印象もありました。 (2008/4/22)

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    投稿日: 2008.04.27