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フリークス
フリークス
綾辻行人/KADOKAWA
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総合評価

146件)
3.4
14
44
61
11
2
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    短編集はあんまり好きじゃないけれど、これは面白かった。3話ともに共通するところがあって短編を読んでいる感じがしなかった。 するする読めたし、続きをもっと読みたいなと思いました。

    0
    投稿日: 2012.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに読むのを断念してしまった。とりあえず、???という感じ。短編を全部読むと、全部お話がつながっている。それはよく分かるんだけど、でも、よく分からない。ネタ晴らし読んでも、なんだかよく分からない。私には高度でした(笑)

    0
    投稿日: 2012.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    anotherを読んで綾辻作品に手を出そうかと思い、読んだのがコレ。想像以上に重かった。話の構成は面白かった3話目は読み進めるのがつらかった。

    0
    投稿日: 2012.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーなのかミステリなのかはっきりしないけど、精神の病というテーマは、描ききれないとものすごくお粗末な感じになってしまうと思う。歴史ものに魔法少女がでてくるような反則技は、それはそれでアリ!って思わせる筆力がないときびしいな

    0
    投稿日: 2012.04.20
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    精神病院が舞台のサイコミステリー、 夢なのか現実なのか・・同じ所をぐるぐる 回らされているような感じは独特でした。 精神病者の世界は異常という言葉で くくってしまってもいいものか・・と 分からなくなってしまいます 私たちの普通は正常? 視点の置き方によって形はいくらでも 変わってしまう・・・。 答えを求めて次々にページをめくりました。

    0
    投稿日: 2012.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーな雰囲気のミステリ短編集。そう、あくまで構成はミステリ。最後の話は筋が凝っていて面白かったけれど、それ以外は普通かなぁ・・・

    0
    投稿日: 2012.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「J・Mを殺したのは誰か?」 ____巨大な才能と劣等感を抱えたマッドサイエンティストは、五人の子供に人体改造術を施し、”怪物”と読んで責め苛む。ある日、惨殺死体となって発見されたJ・Mは、いったいどの子供に殺されたのか? 表題の「フリークス」は読後すっきりしたが、他収録の2編の物語と語り部である小説家の「私」と相談相手の探偵の「彼」との関係がいまいちすっきりしてないので時間を見つけて再読したいと思う。

    0
    投稿日: 2012.04.08
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    読了。『殺人鬼』を表紙買いし、またまた表紙買いした作品。言い知れぬ魅力があります。内容については「すごい」の一言。特に表題『フリークス』がお気に入り。伏線の回収が鮮やかです。読み手が結論を見いだしたと思ったとき、ふと伏線に気付き悔しがってしまうような作品だと思います。

    0
    投稿日: 2012.03.16
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    三つの話に「主人公」が一人ずつ あわせて三人の「主人公」が物語をみせつけていく。 が、 彼らは「探偵」ではありません 真相が歪められていくからです 彼らは「被害者」ではありません 何を害されたのか判らないからです 彼らは「聞き手」でもありません 人の話を聞いているようで聞いていないのです 彼らは、実は、「犯人」でもありません なぜなら・・・ それが判るのは、本当の謎を探す「読者」だけ、だからです

    0
    投稿日: 2012.03.14
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    身体あるいは精神が異形の人が主人公となる短編集。 真実なのか想像の産物なのか、わからないままエンディング。 趣向が面白い。

    0
    投稿日: 2012.03.12
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    読者の予想を裏切るというか、上手いこと手玉に取っているなと思った  読み終わりましたが靄がかかっていて釈然としていません。

    0
    投稿日: 2012.03.10
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    表紙の絵に惹かれて読んでみました。 面白かった。が、このすっきりしない感じは何なんだろう。 ラストのどんでん返しには驚いたけれど、こじつけすぎる気が…。 3つある短編の中で一番面白かったのは2つ目の話。「四〇九号室の患者」です。大切な人を失った苦しみからあんな思い込みをしているだなんて思いもしませんでした。狂ってます。 怖かったけれど、ホラーではないです。

    0
    投稿日: 2012.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とある病院の精神科病棟を舞台にした、ちょっと風変わりなミステリの連作集。狂気。異形。どの話もそれなりにミステリーしてるけど、体調の良いときに読まないと引きずり込まれてしまいそうなぐらい電波全開。ものすごく好き嫌いが分かれそうな作品ですね。

    0
    投稿日: 2012.02.17
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    短編を3つ収録。 見事に騙されました。 まさかの結末です。 グロが無理な自分でも読める作品でした。

    0
    投稿日: 2012.02.15
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    タイトルが「フリークス」なので、文章で視覚に訴えるぐらいグロテスクなものが読めるのかと思って変に期待を抱いていただけに、ガッカリ感はぬぐえない。 しかも、私は結局J・Mを殺したのは誰だったのかいまいちよくわかってない。

    0
    投稿日: 2012.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2012年1月29日読了 ホラーはあまり得意ではないけれど、綾辻作品にハマってしまった私は当然のようにこちらにも手を出してしまいました。 まずはフリークスから、と読み始めたわけですが。 なんというか、語り手が当然のように語っているので本当に見抜けないんだよね。ミステリーなどは謎解きとかしながらではなく、完璧に騙される側の人間なので、今回もそんな風に最後の最後で驚かされた。途中「ん?」と考えることはあってもそのまま読み進めちゃうのが悪いんだろうか?← 3作の中から言うと、個人的に印象に残ったのは409号。内容的に面白かったのは、最後の564号かな。 しかし、90年代に書かれているのに、今読んでもまったく色褪せないのはすごいよなぁ。それが閉鎖され、限定された空間だとしてもすごいと思う。

    0
    投稿日: 2012.01.30
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    おもしろいです。玄人の筆って感じで丁寧に書いてあるし。最後のエピソードの仕掛けが、かなり始めのほうでわかってしまったので、☆-1

    0
    投稿日: 2012.01.26
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    Anotherを読んで、綾辻作品が気になり、表紙買い。 短編集なんで、あっさりと読み終わりました。 綾辻さんの作品は気をつけないと引っ張られる感がありますね…この作品も然り。 実際には90年代に書かれた作品にもかかわらず、それを感じさせないのは、精神病棟という設定だからかな。 館シリーズも大好きだけど、こっち系のも大好きです。

    2
    投稿日: 2012.01.22
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    新しい本かと思って買ったら、初刊が1996年だったので驚きました。 どの話も、ミステリーとホラーの中間みたいな感じでおもしろかったです。ノーマルか、フリークか、さて私はどちら。

    0
    投稿日: 2012.01.03
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    暗黒館の殺人を読んだ後だっただけに、似たようなキーワードが多数見受けられました。 オチもすぐに分かってしまい、ページ数が少ないせいか内容に厚みがない感じがしてしまいました…。

    0
    投稿日: 2011.12.25
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    精神病棟が舞台の奇妙な3篇。母を見舞った青年が知った事実とは!事故で記憶を喪失した患者の正体とは!自分を小説家と思い込んでいる患者が書いたミステリーの犯人は!な3重に美味しい作品集。

    0
    投稿日: 2011.12.17
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    『眼球綺譚』(漫画版を立ち読みした)で私にトラウマを飢え付けた作者の短編集。精神病棟の患者の話。…こういう設定好みです(笑)最後の話が一番好き。

    0
    投稿日: 2011.12.04
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    初めて綾辻さんの作品を読みました。 もう、どんでん返しと言うかなんと言うか・・・3話とも全く先が読めませんでした。読み始めて2日で読破。 面白かったですね!また他の作品もぜひ読んでみたいと思いました。

    0
    投稿日: 2011.11.16
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    たしかにこの物語に出てくる人物たちは狂っている だが、もしかして狂っているのは自分なのではないのか

    1
    投稿日: 2011.11.09
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    畸形(フリーク)。 3つの短編集。 それぞれ、○○号室の患者、という題名がついている。 ミステリー?ホラー? 館よりかはAnotherに近い感じ。 視点の変化で、表裏や内外なんて一瞬で変化してしまう。 自分から見れば、周りがおかしくても 周りから見れば、自分がおかしい。

    0
    投稿日: 2011.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    綾辻さんの作品は長編も短編も面白いです。 「フリークス」は三話が詰まった短編集。 二話目の「四〇九号室の患者」が一番好みでした。

    0
    投稿日: 2011.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    精神病ってずるいなぁ ミステリ読むの好きなのは意外性のある答えを作者が用意してくれているから。 自分の想像を超えるものを与えてもらえるとすごく、感動する。

    0
    投稿日: 2011.10.09
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    フム これはおもしろかった。 三部作。 十角館~を読んだ時は本格王道ミステリ作家だと思うとったけど、こういうのもあるのか こっちのタイプの方が好みだな ちょっとホラー要素入ってる感じです。

    0
    投稿日: 2011.09.07
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     今度は新書版の綾辻作品。精神病棟を舞台とした3連作だ。いずれもなかなか面白い。登場人物も少なく、どんでん返しもぴりっと決まる感じ。  ベッドサイドであっという間に読んでしまったから、なかなか楽しめたのだろう。下手に医学用語を使わず、すんなりと読めてしまうので、あっけなく終わった感じを加速させてしまうけれど・・・。  綾辻作品はところどころにあまり好みではない文体が出てくる。オカルトっぽく感じる文体のことだ。今回はあまりそれが目につかなかったのが幸いかな。

    0
    投稿日: 2011.09.03
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    表紙の絵に惹かれて、初めて綾辻行人本を購入。ミステリーも初めてだったのだが、物語が伏線で絡みあっているというより、怖さはあるがシンプルなんだなーと思った。

    0
    投稿日: 2011.08.27
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    表紙が良いです。ちょっと怖いんだけど、目に入った瞬間から気になって仕方なかった。 タイトルと表紙の雰囲気、あらすじからダレン・シャンに出てくるようなフリークス達の話かと思ってた。 実際は精神病棟を舞台にした話だったので少しがっかり。 でもよく考えると綾辻さんの本ですもんね。この人はダークファンタジーっぽい話は書かないと思う。ホラーでも「限りなくミステリーに近いホラー」を書く人じゃないかな。極端に現実離れしてない感じの。 期待していた内容ではなかったというのを差し引けば面白かった。とくに最後の表題作は「そうきたか!」と。 レビューで評判が良かった2作目は早々にオチが解ってしまったよ・・・

    0
    投稿日: 2011.08.10
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    久々の綾辻。 何となくホラーが読みたくなったので。 でも、思ったほど全然ホラーでも猟奇的でもなくてちょっと残念。 うまく構成されているけど、個人的にはイマイチ・・・。 眼球綺譚みたいな雰囲気かと思ったんだけどなー。

    0
    投稿日: 2011.08.01
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    K**総合病院の精神科病棟の三一三号室、四○九号室、五六四号室に収容された、3人の患者に関する連作。 どれも精神病のお話ではよく見るありがちな終わり方で、どうしようもなく暗い展開なのですが、論理的な妄想の組み立て方がとても興味深かったです。ミスリードといってしまえばそれまでですが、読み手を妄想の中に引き込んで、その妄想を解体していく怒涛の展開は、こういう話の醍醐味だと思いました。 読むのに体力が要ったので、このぐらいの薄さがちょうどよかったです。初めて綾辻行人さんの本を読みましたが、情緒不安定な文調が素敵でした。

    0
    投稿日: 2011.07.30
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    とある精神病院での事件を記した短編集。 患者なり家族なりが独白とかして・・実は異常なのは一体誰なのか?みたいなわりと古典的なものですよね、精神病院ものってのも。 まあそれもそのはずで、収録されているのは作者綾辻行人の昔書いた小説のお蔵出し的な側面もあるようです。 最後の一編だけは最近書かれたようで、これだけなんか雰囲気違うなあとは思いました。 読んでいて「そういうものなのか?」「こじつけくさくないか?」と感じる部分はありましたが、なかなかに楽しめました。もっと今のちょっと脂がのってる時にあらためて書いたこの手の小説が読んでみたい。昔の話を下敷きにしているせいか、一つ一つの話はぶつ切りで折角同じ舞台なんだからもうちょっと連作短編な色合いが濃い方が自分は好みです。

    0
    投稿日: 2011.07.29
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    短編集。ラストにどんでん返し系。丁度良い不気味さと、不思議な感じがヒットした。読みながら「どこでどんでん返しが?」と身構えすぎたけど、良い意味で裏切られる事もあり好きな作品。

    0
    投稿日: 2011.07.24
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    タイトルと装丁に惹かれて購入。 こういう買い方ができるのが文庫のよいところだと思います。 K**綜合病院の精神科病棟での出来事についてのお話。 ミステリとホラーの中間のような、装丁の絵とよくあったお話でした。 3編のうち、一番目の悪魔の手が好みです。 何が本当か、どこにいるのかわからない、目眩ましにあったような話で、この不安定感が良いですね。 夢野久作に似ているといえばよいのでしょうか。 他の作品も読んでみたくなりました。

    0
    投稿日: 2011.07.17
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    あとがきを読んで、気がついた事。それは、数々の畸形は、筆者の筆により読み手近寄る事なく、ただそこにあるだけであった事。愛か、なるほど。個人的には表題作が好き。

    0
    投稿日: 2011.07.13
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    再読。 ホラー、どんでん返し、本格とバラエティを出しつつ、統一感を持たせる力がすごい。 道尾秀介の解説にもあるように、『深泥丘奇談』にも通じる一人称のあやうさが好き。

    0
    投稿日: 2011.07.07
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    精神病院での、3つの短編集を繋げた物語。 基本、叙述トリックのようなものがあり、読み直すことでそれぞれのミスリードに気づかされます。 内容としては、3つの作品の患者達が、日記を書き、その中身を読みながら物語を進んでいくといった内容です。 一応繋がりもありますが、基本別々の作品です。 トリックは2つ読むとわかってしまうようなものもありますが、作品の中でさらにミステリーがあるので、一度で二度楽しめるような作品です。

    0
    投稿日: 2011.07.07
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    すごくすごく興味深くて読み進めると怖いというのは、わかるんだけども、それでも読んでしまう。私の好きな感じですぐ読んでしまいました。 表紙の絵に惹かれて、初めて綾辻さんの本を購入しましたが、内容も私好みで嬉しかったです! 本を読みつつ、真実はこうなんだろうか、ああなんだろうかと予想しますが、それを上回って裏切られる感覚でした。(良い意味で) 綾辻さんの本、読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2011.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の患者は、自分の過去の日記を発見してから狂ってます。 まあ、最初から狂ってるんですけどね… ラストは「看護婦さん面倒くさそうだな~」と言う感じ(笑) 次の患者は、「自分は誰?」という感じです。 ラストは、「ま・さ・か・の第3の選択肢が答えでした…」 ちょっと予想してたけど、そっちか~ 園子と沙奈香の名前のくだりはおもしろかったです。 ただ、最後に2人のことにもう少し触れてほしかったです。 結局2人は別人なの!?同じ人なの!? 私的には、後者だとおもってます。 マヤとか知らね… フリークス これは、一番好きですね。登場人物全員がお気に入り♪ 途中の小説の部分も良かったです。 後半の探偵の推理が説得力があり、私にでも犯人の目星がつきました。 ただ、最後はもう少し、わかりやすくしてくれたらいいかな? 最後の意味は、再読してから考えます。 今の私には分からない… 余談ですが、私がこの本を買うきっかけになったのは表紙です。 一度はスルーしていたんですが、この表紙が頭から離れず買ってしまいました。 本当にこの本に出合えてよかったと思いますね。 この本をよんでから、ミステリーにはまってしまいそうです^^

    0
    投稿日: 2011.06.18
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    「夢魔の手 ―三一三号室の患者―」と「四〇九号室の患者」は面白かった。最後でひっくり返された。表題作「フリークス ―五六四号室の患者―」はグロテスクな感じが楽しめたけど…。 表題作中の次の文が印象に残った。 「“正常”という概念のいかがわしさについて、僕たちは常に、もっともっと自覚的であらねばならない。そう思わないかい?云うまでもない話だが、この世界に厳密な意味でのノーマルなど存在しやしない。多かれ少なかれ、僕たちはみんな畸型なのさ。」

    1
    投稿日: 2011.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙からしてホラー系なのかと思えば、そうではなく。個人的には、最初の話で引っかかる部分が多かったり。じゃあ、あれは一体誰だったんだろう。

    0
    投稿日: 2011.05.18
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    館シリーズとはまた違う面白さがあった。個人的には3話目より1、2話目のほうが好きかな。ラストのドンデン返しが良いな。

    0
    投稿日: 2011.05.13
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    角川文庫の新装版が出たので、何度目かになる再読。 やはり「夢魔の手」の眩暈のしそうな雰囲気がたまりません。あの世界が崩れていく感覚がなんとも恐ろしく、美しくて。何度も読み返しているのに、どっぷりと浸りこんでしまいました。 もちろんあとの二編も素敵なことは、いうまでもないことです。

    0
    投稿日: 2011.05.05
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     なんでもかつて光文社から出た本の再版ものらしい。ということで、先月発売されたばかりの本だけれど、その初出は「四〇九号室の患者」ならば1989年にまで遡ることになるようです。  さて、そんな背景は抜きにしても、どうも新鮮味に欠けるミステリという感じがするなあ。もちろん、一編一編はさすが、ちょー面白いんだけど、でも「うわ、スゲー」感がなかった。綾辻さんの作品は本作と『十角館の殺人』しか読んだことがないんですが、そっちにあった衝撃ほどのものはない感じ。 【目次】 夢魔の手 ――三一三号室の患者―― 四〇九号室の患者 フリークス ――五六四号室の患者―― 角川文庫版あとがき 解説 道尾秀介

    0
    投稿日: 2011.05.02