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金色の文字使い  ―勇者四人に巻き込まれたユニークチート―
金色の文字使い ―勇者四人に巻き込まれたユニークチート―
十本スイ、すまき俊悟/KADOKAWA
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総合評価

6件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サブタイトルにもあるように、勇者召喚に巻き込まれて固有魔法のチートをもらったぼっち高校生ヒイロが主人公です。 ヒイロの興味のあることは、本と食事のみ。基本的にタダ働きはせず、有償で人助けを行います。人助けじゃなくて、時々略奪ついでに人助けに行こうとしますが。 クラスメイト4人とともに召喚されたものの、勇者ではなく、特にクラスメイトと交流も無かったため、勇者たちとは分かれて冒険者ギルドに登録して、金策しながらレベルと魔法の腕を上げていきます。 たまたま立ち寄った村で暴れていた冒険者を討伐した後に、今後パーティメンバーとなるおっさんアーノルドと少女ミュアの二人と合流。以降、この二人と行動をともにします。 が、少女は獣人族であるために、獣人を人ではないので何をしてもいいという思想の組織「獣の檻」に狙われ誘拐されてしまうのですが、おっさんと主人公でその部隊を殲滅し、少女以外にも誘拐されていた獣人族を救出するところで1巻は終了です。 村でも、誘拐事件でも、ミュアを含めた子どもたちにモテるのですが、本人は自覚なしどころか、若干めんどくさいという態度。基本的にぼっちで人間関係を築こうという気も無いので仕方がないのでしょうね。 設定的には概ねド定番。巻き込まれ召喚、一人で行動、チート持ち、実はいいヤツというある種テンプレートですね。自分が大好きな作品で「異世界魔法は遅れている!」という作品も同じタイプのテンプレートですね。あっちのチートは現代で手に入れたものですが。 ド定番だからこそ、妙な心配や設定の違和感とか気にすることも無く安心して読むことができます。すごく嫌なキャラクターも特に出てこないのが良いです。コミック版を先行して読んでいるので、後にはろくでも無いのが出てくるのは知ってるんですがね。「獣の檻」の幹部連中とか思想はろくでもないですが、毛嫌いするタイプではなく、主人公や勇者に討伐される定番の敵なのが、安心です。 ヒイロは物静かな人間嫌い(まで行かないかな?)で、アーノルドが熱血タイプでツッコミ役、ミュアは可愛いという感じでしょうか。 文字魔法はどっかで見たことある気もしますが(魔法ではないけど、パプワくんの生き字引の筆みたいな感じ)、これが成長して、応用して使うことができるようになるのが良いです。 文章は読みやすいので、読むのに時間もかからないんじゃないかなとは思います。 面白いので、サクサク読めるというのもあるかと思いますけどね。 コミック版である程度先を知っているのですが、原作ではどうなっているのか楽しみです。

    0
    投稿日: 2023.08.29
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    まずは絵に惹かれて(すまきさんの絵、大好きです)。あとはここの感想等をみて購入。実にRPGっぽい物語でした。ダンまちみたいに能力が数値化されると文字媒体でより分かりやすいからかな。サブタイどおり“勇者に巻き込まれた”側の主人公がチートと呼ぶべき能力を駆使して冒険をしていくお話。能力はチート級でも使うだけじゃなくそれをちゃんと生かす智慧がないと無用の長物になるってのも面白く感じました。ヒイロの性格は自分の興味以外はすごく淡白に見えるけど、そういう主人公も私的にはあまり読まない気がするので問題なし。

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    投稿日: 2015.02.14
  • 投稿サイトにて累計ランキング19位の作品です(*´∀`)

    投稿サイト「小説家になろう」にて累計ランキング19位(10万pt超)の異世界召喚モノの作品です。 2014年9月現在は472話まで投稿されています。 1巻では1話~15話までのエピソードと新規エピソードを加筆修正してあります。後半部分は全くの書き下ろしですので、今後サイトとは違った展開になるのでしょうか? クラスメイトたちが勇者として召喚されたのに巻き込まれた主人公が、自分の興味(美味しい食べ物と珍しい書物)の赴くままに 異世界を旅するストーリーです。 主人公は召喚された際に珍しい能力を身に付けていますが、その能力をいかしてどんどん強くなっていきます。性格は自己中心的で非社交的なものでしたが、旅路で出会った人達と触れ合うことで徐々に良いところが見えてきたようです。ただ、キャラ同士の会話でのボケ突っ込みはお約束過ぎてイマイチな感じです(((^_^;)

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    投稿日: 2014.09.27
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    勇者に巻き込まれて異世界に連れてこられてしまった日色。 自分は巻き込まれたのだから関係ない。勝手にさせてもらう。というのは自分勝手にも見える。 でも、人のせいにせずに自分の決めたことを進めていくのは尊敬できると思った。 今後、どうなっていくのか気になる本だった。

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    投稿日: 2014.09.06
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    勇者に巻き込まれて召喚された岡村日色は、読書と食べることに執着するユニークな文字使いという魔法で、異世界を自分勝手に闊歩する。

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    投稿日: 2014.08.29
  • 異世界召喚の話

    学生が異世界に召喚されて活躍する話はよくあるが、この本は、勇者として召喚された四人と偶然同じ教室にいたために巻き込まれた学生が主人公です。 しかし、主人公にはユニークかつチートな魔法を身に付けており、その魔法を使って活躍して行きます。1巻では四人の勇者とはオープニング以外絡まないので、次巻からは勇者として成長した四 人とヒーローとして活躍している主人公との絡みを期待しています。 料理(グルメ)や人種問題(1巻では深くは掘り下げてはいない)を通して主人公や他の登場人物の性格を位置付けているので、読んでいる側としては登場人物の性格が分かりやすくて良いと思う。

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    投稿日: 2014.07.09