
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公一家が引っ越してきた新居はまさかの墓地に囲まれた家。怪談のシチュエーションとしてはもってこいのロケーション。何も起きるはずがない(笑)。 テッペイ(夫)はミサオ(妻)とタマオ(娘)との3人暮らし。それにクッキーという飼い犬。近所に住む仲良くなったママ友や管理人さん。しかし、幸せな新居生活はすぐに一変してしまう。 住むマンションには地下室があるがタマオがそこで遊んでいると膝をかまいたちに遭ったように怪我をしてしまう。それを機に怪奇現象が起き始める。止まるエレベーター、窓の手形。そして、家族が転居を試みる度に起きる不幸ごと。マンションは一家を手放す気などないのである。 最終的には家族以外の住人は全て転居してしまう。家族も何とか転居の目途をつけ、引っ越しの準備を弟夫婦とするが、怪奇現象に弟夫婦も巻き込まれてしまう。マンション内からは出られなくなり、次第に関係の悪化が見られてくる。弟と非常食を取りに地下室へ行った際に一つの穴を発見、それは地下道らしきものに繋がっていた。 地下道があったと弟は妻や義姉を呼び戻しに行くが…。最終的には姿なき亡霊の様なものにより弟夫婦は襲撃されてしまう!?テッペイたちは一度自室へ戻り、夫婦で愛を確かめ合おうとする矢先で、ぞろぞろと大勢の者がテッペイ宅を訪れる。果たして彼らは救助隊なのか、それともマンションに巣食う亡霊だったのか…!?
0投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ一気読みでした、特に後半から急展開で映画を観ている感じになります、ホラー&パニック映画のラストシーンみたいなのが後半ずっーと続きます。 ホラーの正体は明かさずじまいですが悍ましさは迫力があり中々読み応えありです。
21投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ2025.10.1読了 国産モダンホラーのマスターピースのひとつに讃えられる名作。(スティーヴン・キング以外の小説を読むのは久し振りだけど、奇しくも装画はキングでおなじみ藤田新策!) 話は分譲用マンションで怪異が住人たちを襲い、恐れ慄いた人々が次々に去っていき、最後に残った主人公一家が、、というシンプルな設定のホラー。 ホラージャンル区分は、一見【幽霊屋敷】ものにみえるが、『IT』(キング)や、『残穢』(小野不由美)と同じ【呪われた土地】ものの系譜に連なるのが物語が進むうちにわかる。 なのでその土地を超えて、無関係な人やものに危害を加える箇所は自分は減点とした。 怪異のバリエーションに筆が走りすぎているところがあり(人の蒸発とか)、そこで評価を下げる感想もみたが、本作は作者のオカルト系統ホラー処女作でもあるらしく、色々ためしたかったんだろうと思う。(主人公娘のかまいたち被害はさすがに唐突すぎだが) マンションを去る管理人夫妻を見送る亡霊?の群れをタクシー運転手に教えられるシーンが個人的な最怖箇所。 怪談話やドラマでみた記憶がある“手形ペタペタ”演出はこの作品が走りか? ラストはホラークリシェのエンディングできっちり締める。読みやすく、ちゃんと怖い王道ホラーの良品です。
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ蔵書を整理してたら未読が発覚。有名なだけにとっくに読んだ気でいた。初出は1988年らしい。 近頃の理詰めの怪異(どういう経緯で誰が誰をどうして呪って、だからこういう現象で、だから呪いを解くための行動は云々)と違って、怪異が純粋に怪異ってのが新鮮。やたらと解像度の高い昔話や、妄想じみた推理は(ほぼ)なし。冒頭、ペットの小鳥が変死するシーンから、夫婦の暗い過去の説明、どこか影のある住人たち登場と、ゆったり静かで不穏な空気感は嫌いじゃない。クライマックスのフィジカルっぷりにはちょっと笑っちゃったけど。 和ホラーを体系的に把握しているわけではないけど、本作の功績はおそらく分譲マンションというモダンな場にホラーを持ち込んで、後続作品の足がかりを作ったことにあるんだろうと予想。単体で語り継がれるような作品ではないけど、雰囲気は好きだし、数時間で読めたのでまあよしとする。
4投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ1988年書き下ろしの本作 国産“モダンホラー”の先駆けと言われているとか 現代社会のリアルな日常の中の恐怖を描く、という流れです。 1980年代後半、日本は分譲マンションが急速に普及していきます。 小説では、「都心から電車で20分、新築かつ格安」 という魅力的なセールスコピーが出てきます。 そんな住宅トレンドと現代的ホラーの融合です。 マンションを手に入れて得た幸福感を徐々に覆す恐怖。違和感が不安感となり、そして孤立。 古いマンションのホラーは何作もありますけど 新築マンションホラーは珍しいかな。 建物というより残穢的でした。
104投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ正体が分からなすぎて、ただただ怖い! 1988年には、文庫化されていて、そんなに長く読まれてるとは…とビックリした!
0投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読む前、レビューなどを読んで大変期待して読みましたが、期待はずれでした。 色々なことが起こりますが、最後はなにも回収されないまま終わります。 夫の前の妻の自○は、マンションの怪異とは特に関係なく、また過去に造られたという地下道について深く掘り下げもしていない。 マンションに閉じ込められたのが、なぜ主人公一家だったのかという説明もない。 かなり前の作品ということを考慮しても、全体的にチープな印象だった。
1投稿日: 2025.07.16
powered by ブクログ新築・格安、都心に位置するという抜群の条件の瀟洒なマンションに移り住んだ哲平一家。問題は何一つないはずだった。ただ一つ、そこが広大な墓地に囲まれていたことを除けば…。やがて、次々と不吉な出来事に襲われ始めた一家がついにむかえた、最悪の事態とは…。復刊が長く待ち望まれた、衝撃と戦慄の名作モダン・ホラー。(e-hon)
0投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
マンションの近辺は墓地、寺、火葬場…なんでこんな所にマンションを建てたのか。小さな怪異から始まり、住人も逃げるように引っ越していく。文章自体は面白かったが、期待していた怖さと違った。背筋が凍る心霊ものではなく、超常現象を怖がるパニックホラーだった。オチも良かったんだけどね。
1投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログマンションの中でも怪奇現象が頻発する物語、主人公がマンションから出るのを拒む霊のなす技、得体の知れない恐怖。怪奇現象を前に素直を怯える人と何がなんでも怪異の存在を認めるまいと抵抗する人、恐ろしや
0投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ最初からずっと不安な気持ちが続いていく。 些細な出来事も、連なると恐ろしい怪異の一端と思えてきて、ゾワゾワしながら読み進めていくと後半に決定的な事件が起こる。 結局、あれらはどこから来た何者なのか分からず、地下通路も特に展開をみせることもなくなのが少し残念だったけど、数の暴力にやられた感じ。
1投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログ個人的にはもう少し理由が欲しいなぁと思ったので、星少なめ。 衝撃度は少ないけど、ホラーとしては楽しめるかと思います。 鳥かわいそう。。
0投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログ犬と小さい子が可哀想で、あまり好みではなかった。なので評価は普通という意味の星3。小池真理子さん、短編ホラーの方が好みかなぁ。
0投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログこ、これは…!と唸らされる心霊系ホラー小説。 容赦がない!1988年というバブル期の作品だからなのか、男尊女卑だったり、恋愛に重きを置き過ぎていたり、主人公夫婦が最低な所業をしていたり、登場人物がいい人ばかりじゃなかったり。 逃げ場がない!いまなら、そんな超常現象起きるわけないとか、起きちゃったら大騒ぎになるよねという配慮(?)、理屈付けがなされそうなところを、そんなことしない。心霊に人間の理屈なんて関係ないと言わんばかり。 救いがない!途中でちょっと助けてくれそうな人が出てくるけれど、あっさり退場。連絡もとれないのね。物理的に干渉してくる系の心霊なので、パワーで対抗しようとするも歯が立たない! 怖いけど、最後まで読めないとか、一人でいられないとかいう類ではなかったです。お風呂では読まなかったけども。 なんか、とにかくすごかった〜!
0投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログこのマンション 立地も景色もお値段も好条件。 周りの墓地さえ気にしなければ、、 家族が引っ越す場面からすでに 暗雲が立ち込める。 終盤は怒涛に恐怖が押し寄せてきて、 読んでる最中、周りの物音が気になってしまう。 ザ・王道ホラーという感じ。
0投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログホラー小説をあまり読まないせいか、なかなかに楽しめました 海外B級ホラー映画的なノリで読める感じの作品ですね
13投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ東京の(おそらく)23区でこんな条件のいいマンションに何ヶ月も住民が引っ越してこないとか絶対ありえん 怪奇現象が起きるなら尚更それ目当てに野次馬や怖いもの知らずで引っ越してくるやつらが大量に出る 一番怖いのは人間ですよ あとこのマンションの構造が謎すぎる なんで地下室に階段ないねん そして内廊下なのか?外廊下なら後半のあのトラブル2階まで降りたらなんとか出来そうじゃないか??
2投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中盤までは得体の知れない怪奇現象に家族が蝕まれていく様子を細かく描写しており、読んでいて緊張感があった。地下へ行くにはエレベーターしか方法がないところも良い。ただ、後半は若干ヤケクソ感ある。
2投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やはり外部との断絶は怖いよね、と思った。 結局どうなったのかを読者の想像に任せるのではなく書き切って欲しかったです。
2投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログめちゃくちゃ怖かったです、これはジャパニーズホラーでさすが名作だなと思いました。 あらすじ 不倫の末に結ばれた美沙緒と哲平は、待望の娘玉緒を産み、都心のマンションへ引越しを決める。間取りも広く、日当たりも良いが気になるのはマンションの目の前が墓地ということだけ。マンション自体に住民も少ないが、美沙緒と玉緒は4階に住む井上一家と交流を深めていく。その過程で知った物置代わりの地下室、その不気味さに怯える美沙緒だったが異変が起こり始めて…。 ホラーを読み始める時いつも考えるのが自分がその立場であればいつになれば怖いものの存在を信じて、損切りをできるかということです。美沙緒の立場で見れば平穏な生活と素晴らしいマンション、お金をかけて得られたこの生活をいつ捨てる決心がつくのかと考えながら読んでいました。読者からすればやめておきなよ…と思いつつも当人になればうまく踏ん切りはつかないだろうなとも思わされます。 またこの本が他の本と違うのはわからない面が多すぎるところです。芦花公園さんや澤村伊智さんのホラーがめちゃくちゃ好きですが、あの本には明確な怪異の答えがあります。しかしこの本にはなぜ怪異が起きているのかもわからず、これが原因か…?と思う要素がいくつも散りばめられており、それもまた混乱させられます。怪異には何か原因があってほしい、そんな心理を突かれて怖かったです。 ゾクゾクしたい方にはおすすめです。
0投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログだんだんと絶望感が襲ってくる感じがたまらない 90年代の少し懐かしい雰囲気を感じるところも個人的に好きなポイント。 来年の夏また読み返したくなるであろう賞
1投稿日: 2024.12.06
powered by ブクログ墓地に囲まれたマンションに暮らし始めた哲平一家が次々に不吉な出来事に見舞われ、最悪の事態を迎えてしまう正統派ジャパニーズホラーで、徐々に怪異が近づいてくる描写が背筋が寒くなるほど不気味で良かったけど、ラストの展開はかなり強引だと感じた。
1投稿日: 2024.11.20
powered by ブクログ2024年11月14日読了。墓地・寺に囲まれた格安のマンションに引っ越した哲平・美沙緒の一家だが、次々に怪現象に襲われ…。前半~中盤までのいい知れぬ恐怖、異変を理性でやり過ごそうとする感じは非常に怖いが、後半の強引なパワープレーはどうなのか…これはこれでカタルシス、と考えるべきか。まあ自分だったら最初の方ですぐ引っ越しを考えると思うが…両親との不和、過去の出来事への罪悪感・再出発への気負いとか「引っ越せない理由」はちゃんと説明されていると思うが、キングだったらもっとそのあたりの描写にページを割くんじゃないかなあ…。
0投稿日: 2024.11.14
powered by ブクログ忌地に関わる得体の知れない不気味さとじわりじわりと迫ってくる恐怖。ラスト直前までの展開や表現は良かった。ただ、ラストに向かう展開はあまりにも現実離れしすぎて…まぁ、小説だからこうなるか、という感じ。 夫の亡くなった前妻の話がちょいちょい出てくるけど、結局それがどう影響しているのか?とかはわからなかった。前妻の死が夫婦2人の心をじわじわ侵食していて、その結果ラストにマンションから出られない家族として選ばれてしまったのかな?
1投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ導入から中盤に掛けてありがちながら王道の展開で飽きさせない。 ジワジワと怪異が近づいて来てるのに常識が邪魔して大胆にな行動にでれず最悪の結果に至る。 文章も読みやすく臨場感もある書き方で安心して読めるけど最後の急展開はちょっと不満。 残穢とか好きな人なら合うのかなと思います。
1投稿日: 2024.10.25
powered by ブクログ広大な墓地と火葬場に囲まれた格安マンションに、家族で引っ越してきて...というどうしても期待してしまう設定のホラー作品。 “恐怖”の助走の取り方、シチュエーションの活かし方、ラストも悪く無いが、途中かなり意見が分かれであろう恐怖描写が幾つか。 個人的には無しと思いつつ、作品の作り出す雰囲気は良質だと感じた。
9投稿日: 2024.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
無駄が多いとは思うけど、普通に楽しめた 引っ越した人達は無事なのかな?とか 色々気になる部分はあるけど あまり深く考えないのが正解かな
3投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログはっきりと断言できるわけではないけれど、何か得体の知れないものが忍び寄ってくる恐怖。 というには、恐怖をもたらすものは中途半端に姿を見せてくるし、想像してゾッとするようなおどろおどろしさでもない。 不完全燃焼な感じです。
2投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学5年生の時に初めて買ったホラー小説がこの作品でした。当時小学生だった私は、純粋に『墓地マンション』の地下に潜む得体の知れない怪異に恐怖しましたが、大人になった今は得体の知れない怪異よりもどちらかと言うと、主人公夫婦の方が恐ろしいと思ってしまいます…。
1投稿日: 2024.09.12
powered by ブクログ主人公が人間的に最悪なので共感できず、なかなかページが進まなかったが、途中からなんとか娘は無事で終わってほしいと思い一気に読めた。面白かった!
0投稿日: 2024.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヒトコワ系かと思っていたが、オカルト系。 特段怖いとは思わなかったけど、身近に感じられるような怖さは良かった。 ただ自分の中でこういう建物内で起こる怖い話というと残穢のように謎を追っていき原因が明かされる方が好きなので、星は3かな。
1投稿日: 2024.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これぞホラーという感じがする。結局最後まで怪異の正体はわからないが、ただ悪意に満ちた存在であることだけは確かなのがいい。ひそひそ喋る声にしのび笑い、ひたひたと這う音。得体が知れず不気味で、嫌な怖さを存分に味わえる。 管理人夫妻が越していくときに、手を振っていた集団がいたという場面は特に怖く、鳥肌がしばらく収まらなかった。あとで思い返してもぞっとする。日本昔ばなしの「夜中のおとむらい」によく似た怖さだ。最後の終わり方も、不気味さと絶望感がぐっとくる。
1投稿日: 2024.08.01
powered by ブクログ「得体の知れない何か」が最後まで「得体の知れない何か」だったのが怖いし、物語の締め方も怖かった。結局やつらは何者だったのか?何故他の住人ではなく加納一家を狙ったのか?色々と謎を残したまま物語は終わってしまうが、それが怖さを増幅させている。 最後の入居者募集は誰が何の目的で出してるのか。「入居者募集」のためじゃないよね... 夫婦の過去が物語のキーになるのかなと思ってたけどそういうわけではなかったので、単純にこいつら(特に哲平)最低な夫婦だなとしか思えなかったwもうちょっと前妻のことを絡めてもよかった気もする。 昭和に書かれた作品とは思えないほど古さを感じさせなかった。 でももうちょっと和ホラーというか、背筋がゾッとするような作品が読みたかったなぁ。
1投稿日: 2024.07.26
powered by ブクログこ、怖い!モダン・ホラーの名作と言われている本作だけれど、ほんとに怖い!後味が悪いというかすっきりしないというか、いやどうなるんやこの人たち…という気持ちで終わる。おもしろいなーと思ったのが主人公たちの家族だけじゃなくて他にもホラーの被害というか、怖い体験をしたりする人たちがいてその人たちの視点からも描かれているところ。わりとホラーは視点が固定されがちなイメージがあるので複数の立場から事象の観測があることでまずまず怪奇現象の”ヤバさ”みたいなのが補完されていくのがめちゃくちゃに怖かった… 小池真理子さん、ミステリーとかサスペンスのイメージが強かったけど緻密に作り込まれたホラーってこんなに怖いんだな…。こう逃げ場がない感覚が余計に絶望するというか、誰か助けてくれえ…の気持ちになる。でもめちゃくちゃおもしろい
2投稿日: 2024.04.29
powered by ブクログホラー好きな友人が貸してくれました。 新築マンションに引っ越した直後から次々と家族に降りかかる怪現象…。墓地、火葬場、得体の知れない風が吹く地下倉庫。 何が怖いって、正体の分からないものが一番怖い。 映像化した方がもっと怖そう。
10投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夜に読み始めてしまい、怖すぎたので先が気になりつつもそろそろ読む手を止めなきゃと思っていた矢先、ビームが出るSFな展開で怖さが萎えた。そのおかげでラストまで一気に読み上げることができました。途中までは怖くていい作品だったのにな。
4投稿日: 2023.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シンプルながら面白かった。30年前の本なんだな。 あえて突っ込むとしたら、主人公夫婦のバックボーンはなんの意味があったのか。最後に繋がると思ったら全く関係なく、「この流れは玲子さんの呪いか?」と思いきや違う。 閉鎖空間の中でも、人間が狂気に走ることもない。 あと最後の方、トラウマのエレベーターに何回乗んねん!と言いたくなった。B1に運ばれると思うじゃん!毎回きっちり1階に運んでくれる優しさよ。
0投稿日: 2023.10.22
powered by ブクログ別の方も書いていますが、ストーリーと関係ない説明や語りが多く感じました。それが、恐怖につながればいいんですけど、私には無駄にしか感じず。また、コアになりそうな部分も、結局あんまり関係なかったり。読むのが辛かったです。
4投稿日: 2023.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全体に漂う日本の現代ホラーの雰囲気と、得体の知れない恐怖を描きたい、という事は伝わりました。 でも恐怖シーン以外の部分が多く、登場人物それぞれの設定の説明や、心理描写が中途半端で、後々効いてくるのかな?と思いきや、特に意味を成す事もなく終わった印象です。 そして肝心の恐怖シーンは少なく、やったと思ったらやり過ぎで、興醒めする箇所がいくつもありました。 前半を恐怖シーンほぼゼロで通過し、 後半は安易な心霊描写で興醒め。 そしてラストは夫婦のSEXとゾンビで最悪のオチ。
2投稿日: 2023.10.12
powered by ブクログ図書館。 なかなかの怖さの中に、小池真理子氏らしさがあって読みやすかった。古い作品なので、現代ならああすればいいのにこうすればいいのに、というのが出てくるけど、クライマックスは逆に現代なら地獄かも…と思えた話。 住む場所って難しい。残穢にも通ずるような作品。
0投稿日: 2023.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後には謎が明かされると思ったが謎のままだった。それがまた怖さを倍増させていて良いですね。最後に値下げされたのは事故物件になってしまったからかなと考えるとゾクゾクしました。
0投稿日: 2023.09.11
powered by ブクログ終始スッキリ感は全く与えてくれない、それが怖い!という感じでした。 怪異に巻き込まれていく家族の生活譚を「聞かされた」というような。 ラストは怒涛の展開で え、そんな事に!?まさかそこまで…まじかよ…そんな…嘘でしょ…これが正直な感想でした笑 主人公夫婦には薄暗い過去があって、どんな目に遭ってもこの人達に同情なんてできないぜ!最低だ!って思うのですが、読み進めていくとその過去を一緒に背負わされているような怠さと後ろめたさを感じてしまう不思議。 でもその過去が夫婦の結束を深めているというのがまたクソ腹立つんだが、リアルな感じがして… あり得ないだろって話なのになんか妙な生々しさがすんごい後味悪いんですよ…(いい意味で) 呪いをかけられたような陰鬱な気持ちになる良いホラーでした… (((何故か炊飯器だけ使えるのは解せん!笑)))
8投稿日: 2023.08.24
powered by ブクログ伏線らしきもの張りまくってて気になるから一気に読めたけど、全部未回収じゃん。 私が勝手に伏線と思い込んだだけ? 先に引っ越していった人達は無事だったのか、なんでこの一家だけが残されてしまったのか、前妻の死はそれに関わってきているのか、もうなんにもわからないまんま終わってしまったよ?
4投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログ面白かった。一気読み。 後半は幽霊(?)に、そこまでパワーあるんか…とびっくりする。マンション住民のラス1になってしまった主人公家族、不運である。 正直派手でもなく怖くもなかったがとにかく先が気になり、するする読んだ。人物造形や文章が上手いからなのかなあ…。
1投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログこんなマンションには住みたくないな!都内ではこういった墓地の近くにあるマンションなんてざらにありそうだが…。こんなことも起きるのかもと、想像するのも悪くない。
1投稿日: 2023.04.28
powered by ブクログとても映像化しやすそうなホラー小説といった印象。 リングとか呪怨みたいな感じでやれば人気出そう。 面白かったけど、自分はあんまり怖がりじゃないんだと分かった。なのにホラー小説ば嫌いじゃないんだよね。
0投稿日: 2023.04.16
powered by ブクログ原因は示唆されるものの、明確に何者かが描かれないのがじわり怖い。クライマックスにかかってからは少し長く感じたが、怪異に勢いが付く激しい展開は、雰囲気が変わって読み応えがある。
6投稿日: 2023.01.16
powered by ブクログKindle Unlimited1冊目(’23〜) とりあえず意味分かんないけど、 ホラーを読みたい人はどうぞ。 なんで他のお宅は逃げられたのかわかんない。 階段使えない地下は行きたくない笑 タワマンも逃げ場が無さそうで怖くていや。
0投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恐怖すぎた。 続きが気になって2日間で読み終わってしまった。 火曜日の午前3時半。 ラストは、あの後、ハッピーエンドだったと思うことにする!
0投稿日: 2022.12.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。 初読時にはあんまり印象に残らなかった作品。 今回はたっぷり堪能。 怪異現象が徐々にエスカレートしていくのがたまりません。 マンション出入り口の怪異がMAX! その先のはちょっと行き過ぎてしまったような、物理的にも視覚的にも人や物が消える現象が起きてしまうと冷めてしまいました。 その後の地下室での出来事で挽回、それから結末までは楽しめました。 因果関係が一切明かされないのも実話怪談的で好感触。 ちょっと懐かしい感じのするホラーでした。
1投稿日: 2022.12.06
powered by ブクログ格安で購入したマンションに 移り住んだが 不思議な出来事が次々と起こり 住人が減っていく 3500万のマンションが 2800万に値下げされた理由は 涼しい風が吹く地下室で起きた事は 小池作品の中でも抜群に怖い 涼しくなりたい人は、ぜひ
0投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
怖かったです 謎のソーラービームの所で冷静になっちゃったけど、逆にソーラービームが無ければ怖すぎて漏らしてたね ありがとうソーラービーム
3投稿日: 2022.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シャイニング感があって、時が経つたびパワーアップする怪異がいい。引っ越していった住人の安否が気になるし、最初から色々勘ぐってしまったけど、特にその辺は描かれなかった。 あのマンションに戻らず、ホテルとかで暮せばよかったのに、、詰めが甘いと思った。 登場人物みんないい印象だったし、多くの謎は残ったけど面白かったです。
0投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログ図書館で借りて読みました。 怖がりの私ですが、そんなに怖がらずに最後まで読めました。だったら、おもしろくなかったのか?というとそういうことではなく。読みやすい丁寧な文章で、昭和の終わりの空気感を感じることができて、個人的には好きでした。昭和の小説って、今とは違う独特な空気感があるなーってあらためて感じました。このかたの書いた、他の作品も読んでみたいです!
0投稿日: 2022.07.10
powered by ブクログ面白い でも、結末が、、、え?これで終わりか って感じかしました。 謎が解けない それがまた面白かったです。
0投稿日: 2022.04.01
powered by ブクログ期待してただけに超期待外れ。 途中までは怖かったけど終盤はやり過ぎて呆れ笑いが。 ただ終わり方は嫌いではない。
0投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログ中々ジワジワと恐怖を煽る展開だった。 古典的な幽霊屋敷と言う内容を 現代的にして幽霊マンションに移り住んだ 幸福な家族が、飼っていた小鳥がそのマンション に引っ越しできた矢先亡くなってしまう。 子供や飼い犬が、何かを大人よりも先に 感じるが大人は中々その現実を受け入れないが 徐々に怪奇現象が続き、寺や墓、火葬場に囲まれ たこのマンションに不信感を抱く。 そして最後はと言う展開に! このマンションの得体の知れない恐ろしい 者たちの正体がハッキリ分からない所が 日本のホラーの心理的な恐怖である。
0投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログ怪奇の正体や原因が何も分からないまま、主人公たちがじわじわと追い詰められていく…救いのない話。 目の前に墓地がある家にだけは住みたくないと思った。
1投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログ起きる怪異自体はわりとありそうな話だが、登場人物の心理描写が丁寧に描かれており面白い。後半からラストの展開がちょっとぶっ飛んでる感じ。
0投稿日: 2021.08.08
powered by ブクログ1988年刊行の小説。これもネットでおすすめホラー小説に挙げられていたことから読んでみた。なるほど、日本のこのジャンルの作品として古典的なものかもしれない。 文章は上手くはない。人物の心理描写も特に光るものはなく、小説としては凡庸である。しかし、読み進めていくと物語内容に次第に引き込まれていく。真ん中辺りからは確かに「怖い」ような感覚を味わいながら一気に読んだ。典型的なゴーストハウスものであるが、確かに名作といってよいほどの際立ちがあるのは、ひとえにストーリーにある。小説は読者の想像力の領域内でイメージを生成させるおものだから、生半可なハリウッドのホラー映画より怖いと言えるかもしれない。 この作品の面白いところは、最後まで、悪霊たちの「由来」が分からないことだ。多くのホラー物語では、霊的な者たちが虐げられて死んだ、とかいった「解き明かし」が最後の方で展開されるのだが、私はホラー小説の場合それは必ずしも必要な要素ではないだろうと考えている。そのことを証す作品をまた一つ、見いだした。
0投稿日: 2021.04.07
powered by ブクログなかなか古臭いなーって思って読んでいたら、実際に、随分と前の作品でした。 なんというか、最近のホラー本では、ここまで「霊的存在」に特化したホラーって少ないと思うので、エンターテインメントとして楽しめると思います。 伏線を回収していないというところも、リアルとも言えますね。小説だから、すべての伏線を回収しろ!とは思わないです。 何しろ、心霊現象ですからァー! たくさんの不可解があってもいい。 それが霊ってもんですたい。 あらゆる意味で、この小説はエンタメ作品です。
1投稿日: 2021.02.15
powered by ブクログ終盤の流れが無ければ面白かったです。 本当に…最後の無茶苦茶怪奇現象ドタバタコメディに入る前迄は「一体何が起こるんだ…一体どうなるんだ」 という楽しみや怖さを抱えながら読み進めることが出来る。
1投稿日: 2021.01.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初刊が1988年なので、「リング」や「呪怨」よりも古いホラー小説です。物語としては非常にシンプルでとても読みやすかったのですが、世界観に入り込んでしまうタイプの私としては、行き詰まった状況の中で落ち着きを失う登場人物たちと、リーダーシップを発揮できる人間が1人もいないもどかしさに「もっとこうした方がいいのに!!」という気持ちで、ちょっと物語に置いてけぼりにされていく感覚がありました。
0投稿日: 2020.12.02
powered by ブクログ肌にまとわりつくようなおぞましさ。 真綿で首を絞められたように じわじわと精神的に追い詰められていく恐怖… 今でさえ「リング」や「呪怨」を筆頭とする 数多くのジャパニーズホラー作品が世に出されており、 この手のたぐいの怖がらせ方に受け手も慣れてしまって むしろ古典的な程だと思ってしまうくらいだけど、 この作品が刊行されたのは1988年7月。 今から約31年前に発表されたことを鑑みると、 当時まだジャパニーズホラーというものが 確立されていない時に出された本作は、 めちゃくちゃ斬新で読者に衝撃を与えたのでないかと思います。 過去に夫婦の間に起こった出来事や地下開発の件。 そしてマンションの他の住民のことも少し書かれているので、 それが後々物語に関係してくるのかと思いきや、 伏線が全く回収されないまま幕を閉じます。 しかし、その全く説明の無いまま終わるところが不気味であり、 怖さが更に増す良いスパイスになっていると私は思います。 後半の怒濤の展開に賛否両論はあるけれど、 全体的なストーリーは今でも古さを感じさせない程面白いです。
0投稿日: 2020.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすく雰囲気のいい怖さでした。 読書に対し敬遠的な自分でも読了できたので、おそらく読みやすい本なのかとは思います。 ですが、後半の展開が海外B級ホラーみたいだな、と思った途端恐怖感がすべて冷めてしまいました。 マンションに閉じ込められ、リアル感のあるサバイバルが始まるあたりから安っぽくなってしまった印象です。 中盤までちゃんと怖くていいホラーだな、と思っていたのですが。
0投稿日: 2020.10.18
powered by ブクログ救いようのない恐怖というものは、こういうものなのかなと思ってしまうホラー作品。自然の成り行きで登場人物が一人ひとり消えていき、最後に残された者は絶望を味わうのみ…。 今から30年以上も前に書かれた作品だが、その恐怖感は色褪せることなく伝わってくる。真夏の夜に少し冷たい感触を味わいたければ、本書の内容は最適かもしれない。じわじわと恐怖が忍び寄ってくる読み始めると徹夜必至の作品。
0投稿日: 2020.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もう少し、ミステリー性があるのが好み。 霊たちの正体や、どうしてそれが起きるのか。 トンネルの謎。 寺の人物も出てきてほしかった。
1投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログホラー小説だとは途中まで気づかなかった。 たまたま駅近でいいと思ったマンションが、上から見たら実はこんなロケーションで驚いたばかりだったので、ちょっとリアルだった。
0投稿日: 2019.10.29
powered by ブクログ内容紹介 新築・格安、都心に位置するという抜群の条件の瀟洒なマンションに移り住んだ哲平一家。だがそこは広大な墓地に囲まれていた…。次々と襲いかかる恐怖。衝撃と戦慄の名作モダン・ホラー。
0投稿日: 2019.07.09
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ひさびさにホラーが読みたくなって、ネットでお勧めホラーに紹介されてたこちらを。 (ネタバレ) ただ単に怖いだけで物足りなかった。 伏線がはってあったりする論理的な(?)ホラーが好きなので、ちょっと好みと違ったのでした。
0投稿日: 2019.07.02
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あの家での体験は本当に恐ろしい出来事でした…ラストかとがっかりしながら読み捨ててたら、しっかり他人巻き込み子供も犬も容赦ない全滅エンドで、読後じーんと余韻に浸りました。
0投稿日: 2019.06.18
powered by ブクログラストに向かっていく中で、冷汗が止まらない展開。なんとも言えない恐怖感との戦いがスピードを上げて差し迫ってくる。 ホラーなんだけど、人間の内面をすごい見せられる感覚。
0投稿日: 2019.04.03
powered by ブクログしゅるしゅる 小池真理子は好きで何冊か 読んだことがあるけど ホラーの小池真理子は初めてで 途中で後悔するくらいこわかった 読んでるときに家のピンポン鳴って めっちゃびびった ホラーにこれ、求めちゃ ダメなんだろうけど 結局なんだったの
0投稿日: 2018.12.07
powered by ブクログ以外にも彼女の作品を読むのは始めて。しかもホラー小説。 墓地とお寺と火葬場に囲まれた立地に格安のマンションを購入した夫婦。子供とワンちゃんの四人暮らし。マンションの地下で不吉な出来事が起きて、マンションの住人たちもひとり、またひとりと離れていき。 時代が昭和の終わりと言うこともあり、携帯電話なんかが当たり前になかった時代。もちろん、インターネットもない。科学がこれだけ注目される時代だからこそ、それを超越した事象は怖いと思いました。 登場人物たちも、普通のひとたちであって、普通の考え方を持ったひとたちでないことが、話の奥行きを持たせている気がします。生きている人間が一番怖いはある部分当てはまる。もう少し判断が早ければ。
1投稿日: 2018.09.30
powered by ブクログもともと、恐い本は好きなのですが、 暑くなってくると、ますます読みたくなります。 背筋がゾクッ。。。とするのが、なんともいえぬ快感(笑) 墓地が見える新築マンションを、格安で購入した哲平一家。 しかし、次々と不吉な出来事が起こる。。。。 飼っていた文鳥が変死し、テレビには怪しい影が映り。。。 地下室には不穏な空気が漂い、エレベーターは突然止まり。。。 どれも、「気のせい」で済ませようと思えばすむことなのだけれど、 やっぱり、何かが変だ。。。と、 気づき始めた住民たちが引っ越していく。 そして、哲平たちも引越しの準備を始めたとき、 恐ろしい事態に陥るのだった。。。 じわじわと、恐ろしさが迫ってきます。 そして。。。最後の最後で「ひゃぁ~!」と絶叫してしまいそうでした。 蒸し暑い夜にどうぞ、ひんやりします。
1投稿日: 2018.08.31
powered by ブクログ地下室に階段がなく、エレベーターのみ。 この時点でおかしい欠陥マンションだろう。 そもそも、周りに墓地があるというのも無理だが。 時折、読んでいく途中鳥肌がたつ描写があった。 特に管理人夫婦が引っ越してタクシーに乗り、運転手から言われた言葉に。 「お客さんの人達じゃないのなら言うけど、陰鬱な顔をしていた人達でしたよ。黒っぽい服をしていたから葬式の帰りですかね」的な。 読んでてちょっとフリーズしたわ。 ラストもまさかの展開。 てっきり無事に引っ越せたのかと思ってたから。 あの終わり方だと助からなかったのかね。 にしても地下室って不気味だし異様な怖さがあるよね。地下は嫌だな。
0投稿日: 2018.04.30
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幽霊系は苦手で怖いってのが先立ってたけど…よくよく考えると、この主人公家族って不倫の末の…やよな。 幸せな普通の家族ではないよな。なので、自己解釈は玲子さんの復讐と思っています! そして、弟の考えはもっともだと思います!
0投稿日: 2017.07.19
powered by ブクログ最初は読み進めるのが大変だったけど、怪奇現象が起こりだしてからはぐいぐい引き込まれ・・ しかし結局どうなったのか・・? これは墓地をごちゃごちゃにされた霊の何かなのか、前妻も絡んでくるのか? 分からないことだらけ でも、良い具合で背筋をぞくぞく
0投稿日: 2017.06.19
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再読。☆3.5くらい。 ホラー時代の小池真理子はホント、神経やられるんだよね。。結局何だったのよ!やっぱり幽霊なのかなあ。もうエレベーター一人で乗れないよ泣。 これを読むと、墓地の近くのマンションは避けようという偏見を持ってしまうようになるね。
0投稿日: 2017.03.14スチーブンキングの霧?の様な
最初はライトなホラーかと思いながら読み進めましたが、中盤から絶対に逃げられない罠?と言う環境。 主人公が女性なのですが、男性達が笑ってしまうほど頼りない。 追い詰められていく、と言うよりも行き場をなくしていく恐怖。ジワジワです。ワンコ、もっと頑張れ!!
1投稿日: 2016.12.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直、途中、墓地が横にある、かまいたちで娘が怪我をする、ガラス戸に人の手形がベタベタ現れる等のホラー描写に目新しさを感じず、中途半端なホラーで、残穢のリアリティにも及ばす、 フィクションの面白さとしても、キングの足元にも及ばないなと思ったが、 1988年の作品との事で,むしろこちらが日本のモダンホラーの元祖なんだなと納得。そう思うと、古さを感じさせない佳作。に昇華した。 エレベーターでしか行けない地下室の設定はとても良いですね。エレベーターが故障して閉じ込められたら、と想像するだけで怖いです。 引越し屋、電気工事屋が影だけに蒸発させられる描写は…どうかと思うが。 自殺した夫の前妻、墓地に眠っていた怨霊たちの因縁だったという描写をあえて排除している事に特徴があるのかもしれません。リアルホラーとして。
0投稿日: 2016.08.11
powered by ブクログ夏なのでホラーでもと思って読んでみました。 話の進み方はとてもテンポが良くてワクワクドキドキ読めました。 自分自身お化けとか心霊的なものを信じてはいないので怖いと言うより閉じ込められたマンションからどうやって脱出するのか、冒険活劇のような感じで楽しめました。 出来ればハッピーエンドで終わってほしかったかな。
0投稿日: 2016.07.28
powered by ブクログ夏だから、ホラー読もう企画。ネットで話題になっていたから読んでみた。 買ったマンションに住んでから次々と起こる怪事件。そんなことはありえないと、思っていても怪現象に次第に心が擦り切れていく。 王道な話だが、展開が知りたくてついつい読んでしまいたくなる一冊。
0投稿日: 2016.07.23
powered by ブクログ角川ホラー消化の季節がやってまいりました。9割以上の本が「怖くない」「面白くない」「文章がひどい」という3つの恐ろしさを持つ角川ホラー文庫。今回もその例にもれません。 東京の近郊、便利な駅近くのマンションを買ったら、周りは寺と墓地と火葬場だった。そこに住んでいると数々の不思議な事が起こり…。 作者の考えた「さいきょうに怖いシチュエーション」というところだろうが、結局作品1本を通して、それ以上のアイデアが出てこない。それにしても一番怖いのが「墓地と火葬場」ってのが、小学生レベルだ。 で、話が盛り上がるのは最後の1割位。そこまで、だらだらだらだらとどうでもいい描写が続きます。最後の1割も、「霊とゾンビ」という、もうちょっとひねってほしいもの。 SFにしてもホラーにしても、ある程度メカニズムがしっかり書かれていないと、単に嫌な感覚しか残らないわけだけど、本作もそれの類のものです。メカニズムのアイデアがないのなら、せめて緩急つけた波状攻撃的なものがほしい。 その波状攻撃のために、パニック作品のような作りにしたいのなら、大家まで逃げ出して1世帯しか残らないなんていう展開は最悪の部類で、沢山の人を描写したくなかっただけにしか思えなかった。 その人物の描写、特に名前などの個人を特定する部分は苦痛とも感じるほどの下手くそさで、いかんともしがたい。「女房は言った」の女房って誰? 全体に散漫。そもそも稚拙なアイデアが、それすら絞れていないし、そのもう1、2歩進んだアイデアがなければ、読者を引き込むことは出来ませんよ。
4投稿日: 2016.07.22
powered by ブクログ1988年の作品。 都心にあって新築・格安、ただし墓地を見おろす瀟洒なマンションに引っ越してきた一家は、次々と不吉な出来事に襲われる。 怖かった。 ラストが秀逸!!
0投稿日: 2016.07.20
powered by ブクログじわじわやってくる不気味さが怖くて、何故?どうなるの?という気持ちがページをめくる手を早めさせた( ꒪⌓꒪)後半になると更に怖い!でも、謎が気になって気になって仕方のない終わりでしたwそして、霊の仕業なんだろうけれど、人を蒸発させるのはビックリした|ω´・;)2016.05.22読了。
0投稿日: 2016.05.21
powered by ブクログホラーにしては怖かった… 地下に閉じ込められるか漏しれないと思うとゾッとする。エレベーターに絶対乗れない。 ラストの終わり方も良かった。
0投稿日: 2015.07.25
powered by ブクログ途中までは、この本を買ったことを後悔していた。ただ終わり方で覆された。この物語は後半に一気に加速する。だから読むならば1日に一気に読むといい。
0投稿日: 2015.06.15
powered by ブクログ私は幽霊モノよりサイコホラーなんかの方が俄然好物なのです。 しかしコチラは典型的な幽霊モノなのにトイレ、お風呂に行けず眠れなくなる程度に怖かったです。
1投稿日: 2015.03.16
powered by ブクログ期待はずれなことに、超常現象系でした。「黒い家」が自分的に大好物だったから、同じ系統でよく似た物語を、と思って探して、で、これがそこかしこでオススメされていたから、それなら是非、ってことで手に取ったんだけど…霊的なものは要らないす。映画で観ると怖いのもあるけど、そういう場合たいてい、突然の大音量とかで怖くなる、っていうパターンだし。本だとそういう映像・音響表現が出来ない分、不利だとは思うけど、それにしてもこっち系に対する感度、すこぶる低いです、わたし。あらためてそれを実感した次第。まあそういう人に向けて、主人公には徹底的に現実主義の人間を設定したんだろうけど、たいして変わりありませんでした。もう、ガチの霊系は結構です。
2投稿日: 2015.01.21
powered by ブクログ考えすぎだよ。そう笑って話すはずだった おすすめのホラー小説でよく見かける作品なので読んでみたが、いまいち怖く感じられなかった。同じ土地に関するホラーなら、確実に小野不由美の「残穢」の方が怖いし、怖さの根拠もある。ただ読みやすさはあった。さくさく進む展開で、あっという間に読み終えられる一冊。
1投稿日: 2014.10.19
powered by ブクログ日本人にも、こんなホラーが書けるんだ、と思った。スティーブン・キングを思わせる作品。 一家が買った待望のマンションは、…。 小鳥の急死にはじまる怪異は、徐々にペースを上げて、人々を襲っていく。そもそも墓地に囲まれたいわくありげなマンション、いくら安くても買うもんじゃない。なぜこの一家を狙ったのか、最後の住人だったからなのか、やはり逃れることはできなかったのだろうか。結局怪異の正体は何にも明かされず、恐怖の結末を想像させるところで終わる。
3投稿日: 2014.10.12和風ホラー
これぞ日本のホラー作品。最近のありきたりな幽霊の出るホラー作品とは違った最後まで全く先の読めないじわじわとくる恐怖を味わえるそんな作品だと思います。
2投稿日: 2014.10.05寝る前厳禁です
本当に怖いです。いわゆる幽霊が出てきます。なんの罪もない家族がこんな怖い目に合わされるのは理不尽だと思い、救いを求めながら読み進めましたが、救いはありませんでした。 せっかく手に入れたマイホーム。なかなか出ることが出来ない気持ちはわかります。 私は寝る前に読んで怖くてしばらく寝れませんでした。お昼に読むことをお勧めします。 最後の1ページはある意味一番怖いかもしれません。
5投稿日: 2014.10.01
powered by ブクログ格安新築マンションを買った家族。だが墓地、お寺、火葬場の3点セットがすぐそばに。そこで巻き起こる不可解な現象。入居者はどんどん引越ししていなくなり最後は…地下室やエレベーターの恐怖もあり、さらっと読めたホラー。
1投稿日: 2014.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後まで真実は明らかにならなかったが、それはそれで不気味で良かったかな。と思う。 でも、引越業者など全く関係ない人達まで巻き添えにされ、燃やされて消えてしまう部分は、現実離れしすぎていると感じた。
2投稿日: 2014.09.05
powered by ブクログどうも最近ホラーづいてるな~。 夏だから? 三津田さんの本も怖かったけど、これもやっぱり怖くて夜は一人で読めなかった。 怖がりだけで怖い話好きです。 墓地を見下ろす物件って、私だったら安くて都内でも絶対に買わないな~。 一生住むってことを考えるとやっぱり購入しない。 毎日すがすがしい気持ちで落ち着いて過ごしたいものね~。 そういえば昔テレビで、呪われてる家が神社と墓地とお寺の三角地帯の中心に入ってた。というのを検証してる番組があったけど、こわかった。 この話はフィクションとは言え、やっぱりそういう呪いや祟りがあってもおかしくない同じような環境設定だからか、読んでてドキドキした。 でも、マンションの住人が次々と引っ越していって、最後に管理人さんもいなくなった。って、ホラーじゃなくても考えるだけで怖い。 最後の終わり方、映像にしたら怖いだろうな~。 しかし、なんで呪われてたんだ? 墓地やお寺や火葬場が回りにあったから? 昔、何が原因で地下街の建設が中止になったんだ? よーく考えると、結構何も真相は明らかにされてないんだけど、一気読みさせてもらった怖い本でした。
1投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログ恐怖とは何だろうか?得体の知れないもの、逃げられないもの、非現実的なもの、襲ってくるもの。俺がこの小説で最も怖いと感じたことは、大切なものを失っていく過程である。それも理不尽に。日本ホラーは古来より因果応報の流れを汲んでいたように思える。日本昔話では、大抵神様を祀らぬものや、狐、狸に無謀にも挑むもの(自然への畏れを欠いたもの?)が多い。そこには逆に、正しく生きていればこんな目にはあわない、という救いというか免罪符があった。しかし、最近のホラーにはそれが無いものが多い。だから怖い。どうしようもないから。本作品も謂れのない祟りに襲われ、幸せな生活を奪われていく家族の様子がメインだ。そこで子供という存在は肝になっていく。最も失いたくない宝である。しかも、それが失われる、つまり命を落とす描写は最後の最後までなされていない、なされていないが、そうなるであろうことは想像に難くない。それが怖い。否が応でも想像してしまうということだから。作品そのものとしてはそこまで力のあるものだとは思わない。しかし、恐怖とはえてして想像であり、想像するから人は恐怖するのだ。
1投稿日: 2014.07.19
powered by ブクログ面白かったし怖かったけど、もうちょっと「なぜ」の部分や「何が」の部分を明らかにしてくれてもよかったかなーと。
1投稿日: 2014.07.04
powered by ブクログ購入したマンションは墓地とお寺と火葬場に囲まれていた。その立地のせいで破格の値段で購入できたのだ。 その一家が引っ越してきたのは3月。それから2ヶ月経った頃には住んでいた住人が次々に転居し、残ったのは自分たちと、仲良くなった4階の住人と管理人だけとなった。 ついには4階の住人も、そして管理人さえも出ていき、その一家だけが残される。 転居を決めても、それを阻むような事態が次々と起こり物語はラストへと向かうのだが、そこで起こる消失事件は無理やりな気もする。 余韻を残したラストは好きかも。
1投稿日: 2014.07.01
