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池上彰の「日本の教育」がよくわかる本
池上彰の「日本の教育」がよくわかる本
池上彰/PHP研究所
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総合評価

32件)
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    教育委員会や文科省の歴史など知らなかったので、戦後どのような過程を経て今に至るのか知ることができ、とても勉強になった。教育に投資することは国に投資することと同義である。

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    投稿日: 2025.07.04
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    教育の歴史。浅い。作り物感もある。考えること。システムを回すことでなく、目の前の子ども達がどう成長できるか。そんな大局観を感じさせてくれた一書。 数年前に読了。

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    投稿日: 2025.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本の教育の歴史や現状、改善点をわかりやすく説明してくれる良書。 社会の教科書にも出てくるような普遍的な話題もあり、そこからどんどん深く掘り詰めていく。 さらに、情報社会の落とし穴とともに、読者がこれから先どんな見方をして、情報とどう付き合っていけばいいのかまで導いてくれる。 ゆとり教育で本当に学力は低下したのか、が特に印象的。 メディアはこじつけや誇張を使い、「ゆとり教育のせいで子どもの未来が危うい」と報道する。 そんな情報を鵜呑みにしてしまうと制作側の思う壺。 疑う心を忘れず、あらゆる情報と照らし合わせることを心がけていきたい。

    11
    投稿日: 2024.11.15
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    教育について書かれた本はまさに教科書みたいな読む気が起きにくい雰囲気だったり、あんまり社会のことを知らなそうな教員や研究者の偏った視点で書かれたものが多い印象だが、この本はやはり池上さんだけあってわかりやすいし自分ごととして考えやすい内容だと感じた。 戦後、教育を司る権力が政府に集中しないようにというような意図でGHQにより教育委員会とか日教組が作られてから、徐々にまた文部省とか文科省に権力が戻ってきたという経緯が勉強になった。あとは、PTAの主旨を知れたことも収穫だった。ちゃんと教育に関する政治や行政とか、地域の学校運営にも関心を持っていなければならないと思った。 2014年時点の内容であり、そこから現在に至るまでまたいろいろ変わっているだろうから、最新状況も知りたいと思った。 また、この本はどちらかというと小学校や中学校にフォーカスした内容が多かったが、高校や大学の教育も知っていきたいと思った。

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    投稿日: 2023.04.15
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    この著者の最大の特徴、ごくごく一般的な、完璧に普通の、本当に常識的な、全く何の取り柄もない本。何の臭みも、味もない情報がきれいに並んでいる。しかし、だからそこ類書がなかったので教育関係者は全員が持っとくべき。

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    投稿日: 2021.10.03
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    少々古いものの、ざっと「日本の教育」について知見を得るには良い本でした。 6時間程で全て読み終え、「教育の歴史、教育委員会、日教組、PTA、文部科学省などの役割、教科書の作られ方、先生のなり方や学校での課題や今後の動き」などがざっくりと理解出来ました。 何となく聞いたことのある言葉も、本を手に取ったことで、わかった気にはなれますね。 気になるところは自分で調べれば良いので、一通りの「日本の教育」を知るには読みやすいと思います。

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    投稿日: 2021.04.13
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    政治学の軸に「人権の保障」というものがあり、 それを支えるのが「教育」と「労働」であるというのを以前政治学の書籍で学んだ。そこから派生して、日本の教育について学ぼうと思い本書を購入。 主に日本の現場レベルでの教育の話であり、期待したものでなかった。ミスった笑 でも最後の方の、日本と北欧の教育制度の違いに関するところは興味深く感じた。 財政赤字→教育にお金を回せない→教育費を家計の支出に頼る→教育格差、その他諸問題… という構図を知り、頭が整理された。 日本の教育の画一性、主体性の無さが 小学校では必ずウサギを飼い、アサガオを育てている というのに表れている という記述には納得。 海外、特に北欧との比較で日本の教育を見ていくのが面白そうなので、次はそれ関連の本読みます。

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    投稿日: 2020.05.11
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    読みながら思ったこと。 近頃の学校には、普通教室以外に多目的教室(スペース)がよくあるが、日本の先生はいわば「多目的人間」だ。フィンランドなど他国ではしなくてよい事務作業や部活指導までやらされている。何人分も働いて、給料はもちろん一人分。 いまやブラック職場といわれる学校で、教員の働き方改革は喫緊の課題。職場に魅力がなければ、優秀な人は集まってこないし、先生の質が下がれば、子どもたちがかわいそうだ。 神戸の教員間いじめ事件は、極端な例であってほしい。

    0
    投稿日: 2020.04.14
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    教育知識のまとめとして、網羅されている。この一冊を繰り返し読めば、教育の基本知識はまんべんなく得られる、良書。

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    投稿日: 2019.11.25
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    ーー メモ ーー 通知表は、小学三年生から3段階評価 教育について考えることは、日本の未来を考えること。 PISA(生徒の学習到達度調査) 科学的リテラシー、数学的リテラシー、読解力 2012年度 科学4位、数学7位、読解4位 親殺しや子殺し、虐待は実は戦前の方が多かった。戦前は修身教育に力を入れなければならないほど、道徳心の低さが問題になっていた。 レイマン・コントロール 素人が支配し、専門家がそれを補佐する 学校で教える内容を決めている「学習指導要領」 教師が授業中に、生徒が何回手をあげたかを数えて、挙手ポイントとして成績につける。 関心、意欲、態度 知識の海から釣ってきた知識という魚を、ただ待っていて受け取る子どもたちから、学校で魚の釣り方を教わって、「知識の大海」に自ら釣りに行く子どもにしようという考え方。 極端にいえば、子どものためよりも、先生のための教科書になってしまう面がある。 偏差値は教育評論家の桑田昭三さんによって導入された。もともと偏差値は、教え子の受験校選びに適切なアドバイスをしたいという中学校教師の熱意が発見させたものだった。 教育という形で人に投資したことで、研究開発が活発になり、情報通信という新たな産業が育ち、たくさんの雇用が生まれました。 私たちの道徳に登場する主な人物と狙い ーーー 二宮金次郎 ‖ 勉強や仕事をしっかりと 思想家、改革 日野原重明 ‖ 温かい心、新設 生涯現役医師 ファーブル ‖ 動植物な優しい心 昆虫記 澤穂希 ‖ 粘り強くやり遂げる リンカーン ‖ 正直に明るい心で 石川啄木 ‖ 愛郷心 古泉八雲 ‖ 日本の伝統と文化を尊重 内村航平 ‖ 努力 吉田松陰 ‖ 誠実 松下幸之助 ‖ 感謝 マザーテレサ ‖ 公正、公平な態度 松井秀喜 ‖ 強い意志 山中伸弥 ‖ 自己の向上 孔子 ‖ 寛容 嘉納治五郎 ‖ 国際的視野 柔道の創始者 3つの義務 1. 教育の義務 2. 勤労の義務 3. 納税の義務 ーー 目次 ーー 0.日本の教育について誤解していませんか? * 日本の教育は死んでいる? * ゆとり教育で学力低下とはいえない * 学力が向上していることを示す事実も * いじめ件数が増えるのは、認知件数だから * 昔なら体罰はニュースにならなかった * 昔は良かったは本当か? * 道徳教育で人々の道徳心は高まらなかった * 日本の教育政策は識者の思い込みで決められている? 1.学校では教えてくれない教育の戦後史① 〜 文部省vs日教組 〜 * 戦後、GHQ主導で教育が一変 * 東京教育大学が存在しない理由 * 教育委員会が民主化の目玉 * 日教組は何のための組織だった? * 文部省と日教組が主導権争い * 教育委員会も文部省の傘下に * 先生の通信簿をめぐって対立が激化 * 混乱を招いただけの全国学力テスト * 30年以上、裁判で争った教科書検定 * 日の丸と君が代をめぐる対立の歴史 * 日教組が大きく方針転換した理由 2.学校では教えてくれない教育の戦後史② 〜 ゆとり教育vs詰め込み教育 〜 * 今の40代も実はゆとり教育世代? * 学習指導要領が全てを決定した * およそ10年に一度改訂される * アメリカ式の教育理念でスタート * 先進国に追いつけと詰め込み教育に * 落ちこぼれ続出でゆとり教育に転換 * 小学校に生活科が誕生 * 中学校は新しい学力観で混乱 * 週休2日制で運動会が中止? * 教える内容が3割削減された * 開始前に学力低下不安があおられた * 自分で魚を釣れる子に * 総合的な学習が誕生 * 相対評価から絶対評価へ * PISAショックで学力テストが復活 * 学校別の成績公表には賛否両論あり * 脱ゆとりで授業時間が今度は増加 * 土曜授業が復活する? * 小学校5,6年生で英語が必修化 * 近い将来、英語は小学校3年生からになる? * 武道の素人が武道を教える怖さ * ゆとりと詰め込みを行ったり来たり * 国の教育方式は世論が決めている 3.教科書 〜 なぜ完成までに6年もかかるの? 〜 * 学習指導要領の解説て何? * 尖閣諸島が教科書に登場する * 脱ゆとりで教科書も25%増量 * 日本の出版物の1割は教科書 * 内容は文部科学省がチェック * どの教科書を使うか誰が決める? * 新しい歴史教科書が大きな話題に * 教科書ができるまでには6年もかかる * 教科書会社が減っていく * 税金から毎年400億円払っている * 裸のメロスに遠慮した? * 教科書はみんなカラフルに * 教科書「を」教えるのか?、教科書「で」教えるのか? * 3校に1校は、すでにデジタル教科書がある? 4.通知表と偏差値 〜 五段階相対評価は過去のもの? 〜 * 通知表に記載ミスが続発 * 5段階評価ではなくなった小学校の通知表 * 2002年度からは完全な絶対評価に * 通知表、指導要録、調査書(内申書) * 指導要録をめぐって裁判が起きたことも * 観点別に評価する * 通知表のつけ方知っていますか? * 絶対評価のデメリット * 偏差値を進路指導に使うようになった意外な理由 * 偏差値はいかにして計算されるか * そして偏差値至上主義へ * 私立高校が偏差値を要求 * 埼玉県教育長の爆弾発言 * 中学校内から追放されたが * 高校入試は多様化を経て一本化へ * そもそも学力とはなんだろう? 5.先生 〜 少子化なのに教員不足? 〜 * 先生たちに広がる心の病 * フィンランドの先生の仕事は授業のみ * 先生人気に陰りなし * 大学の教育学部には2種類ある * 教育学部でなくても教員免許はとれる * 教育実習という試練 * 介護の経験が必要に * 教員免許は10年ごとの更新制に * 採用者に占める新卒者の割合はわずか3割 * 文系科目の方が競争倍率が高い * 首都圏では教員が不足。年代では50代が多い * 以前は新人研修なしでいきなり実践だった * 先生の給料はほかの公務員より高め? * 教員免許がなくても校長にはなれる! * 夏休みだからといって休めない * 進む先生の組合離れ * 雪がとけたら何になる? 6.いじめと道徳 * いじめは道徳で防止できるのか * 校内暴力を抑え込むために徹底的な管理教育に * いじめ第2波から新しい荒れへ * 新しい荒れに悩む中学校 * ストレスが荒れの原因? * そして小学校は学級崩壊 * 低学年と高学年でちがう崩壊パターン * 不登校も社会問題化 * 荒れも学級崩壊もなくなっていない * 第3波でいじめの定義が変更に * 発生件数から認知件数へ * いじめ問題は先進国共通の悩み * フランスは人権問題として対処 * 先生がもっとがんばれでは解決しない 7.教育委員会と文部科学省 〜 いったい何をしているの? 〜 * 大津いじめ自殺事件で、教育委員会に批判が集まる * 教育委員会制度の見直しを求める声が高まる * 教育委員はジジババ世代 * 教育委員会にはどんな力がある? * 事務局がすべてお膳立てし、教育委員はそれを追認するだけ * あなたの町の教育委員の名前を知っていますか? * 挫折した中野区の試み * 安倍政権は教育委員会の何を変えようとしている? * 政治的中立性と継続性が失われる? * 文部科学省という役所 * 総務部に当たる大臣官房 * 形の上のトップ、生涯学習政策局 * 文部省の柱の初等中等教育局 * 大学を担当する高等教育局 * スポーツ・青少年局 * 文部科学省の方針の決まり方 * 文部科学省と教育委員会との関係 * 教育を自らの手に取り戻そう 8.PTA 〜 そもそも何のためにあるの? 〜 * PTA会費が先生の報酬になっていた * 4月最初の保護者会は戦々恐々 * PTAと保護者会は別もの * アメリカ主導で導入された * PTA参加・不参加は自由? * PTAには各種の委員会がある * 各学校から全国組織まで * 先生抜きのPTA * PTAは学校に寄付してもいいの? * 開かれた学校への取り組み * 子どもがいなくても地域の教育を支える 9.給食 〜 教育の一環だって知っていましたか? 〜 * 給食費未納問題はどうなった? * 子どもたちの肥満防止のために、カロリー量を削減 * 食糧難の時代に始まった学校給食 * 学校給食は教育の一環に * 小麦と脱脂粉乳、米、輸入牛肉は中央から * 主食はパンからご飯へ * 学校で調理するか給食センターか * 学校給食廃止論で大論争に * 横浜市、堺市の公立学校には給食がない * コンビニの弁当をもっていかせる親も * 食物アレルギー対策も大きな課題に * 放射能汚染問題が給食にも波及 * いつか食育が教科になる? 10.学校制度の新潮流 〜 公立も中高一貫校が人気 〜 * ピカピカの1年生は35人学級 * 何故30人学級にできないか * 1つの授業で2人以上の先生が指導 * 学級王国から学級共和国へ * チームを組んで教える * 幼少連携は小1プロブレム対策 * なぜ小中一貫校が増えている? * 中高一貫校には3つのタイプがある * 本当の狙いは公立離れの食い止め * 適性検査では何が問われる? * 人気の公立中高一貫校に入るために塾通い * 有名私立大学が中高一貫校をつくる理由 * 学校選択制導入で学校間格差が拡大? 11.教育費と格差 〜 子どもたちにもっと投資を! 〜 * 子ども手当は児童手当に逆戻り * 高校無償化も所得次第に * 高校の授業料は無料が世界の常識 * 家庭の支出に支えられる日本の教育 * 孫への教育資金の贈与非課税制度は誰のため? * 東大生の親はお金持ちばかり!?教育格差問題 * 日本の子どもの6人に1人が貧困状態にある * 授業無料+お金がもらえるデンマーク * フィンランドはなぜ教育に力を入れたのか? * 働きたくても働けない世界の若者 * 幸せな中高生が日本の希望

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    投稿日: 2019.09.17
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    「教科書を教える」ために優れたアメリカの教科書、一部をやってあとは自分で読んでおきなさいとなる。日本の教科書は、最低限学ばなければいけないことが書かれている。詳しい内容は、現場の先生の力量に委ねられている

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    投稿日: 2019.01.08
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    日本の学校制度の歴史と現状をまとめた本です。主に小学校と中学校の問題を取り上げています。 教育に対する問題の解決策は書かれていませんが、教育に対する議論をする前提となる知識を得るには最適な本です。 日教組vs文部省の歴史 教育委員会の歴史 「ゆとり教育で学力低下」とは言えない 偏差値を進路指導に使うようになった理由 いじめ問題ー第1波〜第4波まで 「東京教育大学」が存在しない理由 教員採用者に占める新卒者の割合はわずか3割

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    投稿日: 2018.12.30
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    2002年に講談社+α文庫で刊行された『子どもの教育の「大疑問」』を、2014年4月時点での新情報を踏まえ改訂したもの。改訂版であるが、書名ならず内容まで完全な別ものになっている辺り、教育問題とは生生流転・千変万化なテーマであるのだなぁと思ったり。

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    投稿日: 2018.01.08
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    ジャーナリズムの役割を良く果たしているなあと感心。教育学辞典のようなものを参考にするようりは、断然これを読むべし。教育改革もよくわかる。さすが取材をしておっていただけある。

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    投稿日: 2017.11.17
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    しょっぱなからグッとつかまれる。日本の教育のことがほんとによくわかる。そして「日本の教育の現状」が心配になる。このままでいいの?

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    投稿日: 2017.06.15
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    日本の教育の制度やしくみなどが詳しく分かる本。 日本の先生という職業は本当に大変だ。 日本の教育は先生に支えられている部分が多すぎる。 そろそろ分業にした方がいいかもしれない。 確かに日本の教育の方向は世間の何の根拠もない無責任な雰囲気に左右され過ぎだと思う。 もっと科学的な根拠を元に、方向性は決めるべきでは? 教育の効果などすぐに出るわけないのに一喜一憂し過ぎではないかと思う。 きちんと納税をする市民を育てることが教育の使命だと思う。

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    投稿日: 2017.03.12
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    日本の初等中等教育に関するこれまでの経緯と現状についてのサーベイ。鋭い指摘と筆者の思いが所々に見られる。

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    投稿日: 2017.01.14
  • 分かり易く日本の教育制度を分析した本

    一人一人の親が教育の事を考える時に必要な事は何か? それを考える時に、必要なデータのありかと池上さんの見解を教えてくれる。 自分の子供にどんな教育を受けさせたいか?を考えた時に、今の日本の教育制度の歴史を振り返り、今までどんな考え方の元、教育制度が設計されてきたのかを知れたのはよかった。 世界と日本の教育の対比、過去の教育と現在の教育の対比、それらを通して今の教育の問題点が良く分かる。 こんなに面白く、教育に関するデータを分析している本は無いと思った。 特に、世界の中で教育機関への公的支出が国内総生産に占める割合が比較可能な30カ国中最下位というのは衝撃的な内容で、対策が必要だと強く感じる。

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    投稿日: 2016.06.07
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    教員は誰がどのような方法で採用するのか?教科書はどのように作られ各学校に採用されるのか?通知表はどのようにつけられるのか?PTAとは何か?といった、子供を持つ親として知っておいておかなければならないけれど意外と知らないこれらの疑問を解決してくれる、これまた池上さんの良書でした。面白かったのは、学校教育について随所に出てくる日本とフィンランドとの違いでした。例えば、両国は共にPISA(生徒の学習到達度調査)では常に上位に入る優秀国ではあるけれど、そうなるまでのプロセスに大きく差があるという点です。日本では、学校以外に課外授業(要するに塾)を受けている15歳以上の生徒の割合は75%である一方、フィンランドでは10%強しかいないという事で、確かにどちらの国の子供も優秀なんだけど、優秀になるために掛かる教育費の自己負担額(要するに塾の月謝など)が、日本の方が圧倒的に多いという点でした。どうしてフィンランドでは塾などに行かず学校の勉強だけで子供の学習が満たされるのか?というのは、国や自治体の教育に対する施策やそれに掛ける予算の差ももちろんあるのでしょうけど、それよりは、親が子供の教育にどれだけ熱心で自分達で責任を持って取り組んでいるか、というところにあると僕は思いました。例えば、自分の子供がどれだけ学校の授業に興味を持って真剣に取り組めるかというのは、果たしてクラスの担任の先生の責任なのか、親の責任なのか、ということだったり。池上さんは、クラスの担任の先生が抱える授業以外の雑務(親との面談、子供の問題への対応、クラブ活動の顧問など)が多すぎて一番大切な授業の質の向上に時間を割けなくなっている点を、今の教育の問題のひとつとして指摘していました。また、モンスターペアレントについての記載もありましたね、未だに給食費を払わない親がいるとか。給食についての日本とフィンランドの違いにも言及されていて、フィンランドは給食費は無料だそうです。でも、無料という言葉にただ魅力を感じるのは危険で、フィンランドの給食メニューはと言うと、パンとスープと簡単なおかず一品で毎日代わり映えのしないものだそうです。一方日本はと言うと、5,000円弱の給食費を払うだけで、ナトリウムや糖分や食物繊維やビタミンなど各栄養素の必要摂取量と摂取カロリーが完璧にコントロールされた上に毎日かぶる事のない多彩なメニューの給食が毎日食べられるという、他の国ではまず考えられない夢のような環境があるわけです。まさに食育ですね。こういう事を知らないままにただ給食費について文句だけ言ってしまうとモンスターペアレントと呼ばれてしまう上に先生の雑務を増やしてしまうことになるので、僕も本当に気をつけないといけないなと思いました。他にも、教育について他国との比較データがたくさん載っていましたが、単純に他国の真似をすればいいという訳ではないと書かれていて、僕も大いに賛成でした。結局のところ、子供には自分で考える力を身につけてもらう必要があるし、その為には、そもそもまず子供の教育の責任者である親が自分で学んで考えて主体的に行動する必要があると強く感じました。自分で考えて行動する、この事は、先に読んだ厚切りジェイソンさんの本からも学んだ事でした。

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    投稿日: 2016.02.23
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    日本の学校や教育制度の変遷が分かりやすく書かれている。学校の様々な制度は戦後のGHQが大元となっており、時代とともに行ったり来たりしている。知っているようで知らない話が多かった。

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    投稿日: 2015.11.11
  • 日本の「教育史」・・・みたいな?

    40代主婦です。 子供が二人おります。 公立の小学校、中学校にお世話になり、自分もPTA役員等を経験しております。 子供が小学校に入学した当時、自分の記憶の中にあった学校のイメージと、現在の学校というものの違いに驚きました。 学校も世の中の変化に対応して、どんどん変わっていくのだな~、と妙に納得したものです。 さて、本書についてです。 戦後から現在まで、日本国は、「教育」というものに対して、どのような考えを持ち、どのような取り組みをしてきたのか、ということが書き表されています。 血の通った人間の営みです。 池上さんは、取材で得た情報を、資料を提示し、時間軸で書き表しています。 淡々と事実を伝えながらも、端々に「日本を良くしたい」という、静かなる情熱みたいなものを、私は感じました。 私の中の、「教育というもの」という考察に、必要な一冊です。

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    投稿日: 2015.09.05
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    ◆OECD加盟国との比較 ・高校の授業料は34カ国中、31カ国で無料 ・日本の15歳の生徒の75%以上が課外授業に参加している(韓国についで2位) ・GDPに占める公的教育機関への支出(2010年)  ・日本・・・3.6%  ・OECD平均・・・5.4%

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    投稿日: 2015.04.25
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    日本の教育を広く概観。戦後の歴史、教科書、評価、先生、いじめと道徳、教育委員会と文部科学省、PTA、給食、新潮流、教育費と格差。 個別批判や否定は聞いたり読んだりしていましたが、とにかく幅広く概観すると、あまり語られて来なかったところの方がむしろ多くて、結構がんばってるんじゃないの、と思えてきました。それと、ゆとりって、生徒じゃなく先生の問題だったのね。

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    投稿日: 2015.03.08
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    なんと自分自身もゆとり教育を受けてきた世代だった?(定義次第だけど)とか、教育委員会、PTA、日教組の現在に至る経緯など、色々と認識不足であった。どんどん状況が変わっていくので、賞味期限は短いかもしれないけど、良い本だと思います。

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    投稿日: 2015.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    教育機関への公的支出がGDPに占める割合 2010年日本が3.6% OECD平均5.4% 比較可能な30カ国中最下位(4年連続)

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    投稿日: 2014.12.24
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    鈴木寛さん来訪前に、日本の教育事情について、概要を把握しておきたいと思い購入。色々な論点が良くまとまっていた。あんまり教育関係の論点を網羅的にまとめてる本って多くはないのかも。

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    投稿日: 2014.10.24
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    学校の実態、教育委員会の組織、文部科学省の内部事情、PTA、給食、フィンランドの教育など「教育」と名のつくことは何でも網羅。わかりやすい。

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    投稿日: 2014.10.13
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    文科省は虎の門にあるから、通常官庁は霞が関だが、教育関係者から文科省は虎の門と呼ばれている。 私立大学が付属高校を作るのは、学生を確保するため。現在、私立大学の4割が入学定員割れしているから。

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    投稿日: 2014.09.16
  • 「お父さんの若い時」と「今の教育」は、ホントに違うのが、よくわかりました!

    教育の事を考える時、自分の経験を基に考えがちです。 この本は、今どうなっているかが解り易く書いてあるので、一度リセットして考えてみるのに最適だと思います。 また、今の制度ができた背景を知ると、制度設計した方の思いも判り、単純に否定すれば改善する物では無い事が良く解ります。 PTAや教育委員会の話は、私には目からウロコでした。 良かれと思ってやったことが、いつの間にか押し付けになってしまうことも、よくある事だと思います。 なるべく中立的な見方をする上で、本書は大変多くの示唆を与えてくれます。

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    投稿日: 2014.08.04
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    教育(主に行政)の動きが概観できた。 教員をしていても,国の動きについて知らないことも結構あったので反省。

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    投稿日: 2014.06.23
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    池上さんが教育について語ってくれております。 5年前まで6年間塾講をやっていたし、将来は自分の子供を教育しなきゃいけないわけなんでね。 ただ、自分の頃と変わってるし、これからも変わっていくんだろうし。 ついていくのが大変そうだな…たまにこーゆー本読まなきゃダメだな。

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    投稿日: 2014.06.22
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    教育制度の変遷が分かりやすく書かれている。 審議されている「教育改革」の視点が、理解できるようになった。さすが、池上さん。

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    投稿日: 2014.06.20