
総合評価
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powered by ブクログ沖縄で生まれ、尼崎で育ち、尽誠学園、プロ野球入団、メジャーへ、、、華々しい実績とその複雑な生い立ちや、優れた能力があるがゆえ出る杭打たれたり。子どもたちに教える姿がとても優しく、報道される姿は演じられたヒール役だったことに気づく。もっと生きていて好好爺になった姿を見たかったです。私たちの兄貴分として。
4投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログ人はパズルのピースのように凸も凹もある。彼は、凸も凹も突出していて、それを受け取る凹も受け入れる凸も限られていた。まさに「球童」、野球界から離れ、童でもなくなったときに、残された道はあれしかなかったのかもしれない。
0投稿日: 2021.11.10
powered by ブクログ田崎さんの作品は、本当にどれもよく取材されていて、単に話を聞いた、関係者の話を集めた、というレベルを大きく超えています。 一人の人の生き方、生き様が、重みと厚みを込めて読み手に伝わってきます。なかなか、こんな描き方ができる書き手はほかにいません。 あまりにも特異な才能に、精神の強さがバランスできていないとどんなことがおきるのかがこれでもか、と描かれています。 読んでいて苦しくなりました。 もうちょっと気楽に、 もうちょっとほどほどに、 気持ちを落ち着けることができたら。 好きな野球、好きなピッチングを続けてくれたら、どんな名勝負がもっとみられただろう、と思わずにはいられません。 伊良部・清原の対決シーンは、ある程度の年齢層のひとには、忘れられない緊張感を今でも思い出させてくれます。 あの名勝負の主人公が、ほんの15年ほどの間に全く違う姿になってしまいました。 とても複雑に想う。 そんな読後感です。
0投稿日: 2019.04.16
powered by ブクログ私自身は実物を見たことがない。しかし、本書の登場人物(証言者)には馴染みのある人たちが多い。ここの証言者以外でも、接点が少しでもあった人たちと話せば、(プラス・マイナス入り混じった)それぞれの強烈な思い入れが感じられる。特異な野球人であったことは間違いない。「ブーブーな。こうやってちゃんと残る形にしてもらえたことは良かったんと違うかな」。証言者の一人となった元チームメートは、遠くを見るようにしてそう言っていた。本書は伊良部秀輝の真実を描くことを目的としたノンフィクションというよりも、伊良部秀輝に関わった人たちからのレクイエムだと思う。
0投稿日: 2017.07.16
powered by ブクログ高校時代に香川にいたので、うどんにうるさい。 投資活動もしていたみたい。 利にさとい 酒で身を滅ぼす? 対マスコミで軋轢も。
0投稿日: 2016.01.13
powered by ブクログ昔から伊良部の球は速くすごいピッチャーだと思っていた。なのになぜ球史に残るような記録・記憶がないのか不思議で・・・。彼を教えた指導者に問題があるのか・・。結局、彼は人と接する手段として野球をやっていたのかな~。
0投稿日: 2015.06.23愛すべき球童
伊良部の野球人生における伝記といっていいでしょう。吉井、前田、下柳、小宮山等、悪いイメージを持たれがちだった彼にも、良き理解者がいたんだな。強いやつには歯向かうけど、弱いものいじめはしない。ちょっと伊良部のことが好きになりました。
0投稿日: 2014.07.29野球を続けることで社会と会話していた男の評伝
「球童」というより「悪童」、もしくは躯は大人だが、精神は子どもという意味の「マンチャイルド」で、自分には甘く、他人に厳しい。 自分を認めてくれる人間としか付き合わないという性質は高校時代の甘やかしに端を発し、プロ入り時には注意事項として怒り方までアドバイスされ球団を唖然とさせる。 たまたまヤンキース時代に錚々たる面々と共にしたため投球術の知識は吸収したが、練習も自主的にはせず、マウントでは容易く冷静さを失い、飲酒で体を傷つける。 伝記も芯のないまま上滑りしたまま終わり、妻の証言や投資の実態などは書かれていない。
1投稿日: 2014.07.26
